2011年 02月 02日

   ・・・ サン・ボルド峠 ・ 難所の峠越えは、  ・・・

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       今日ご覧頂くのは、サン・ボルド峠・パッソ・サン・ボルド・
       Passo S.Boldo の様子ですが、
       写真は最初の8枚がレナート・Renato
       先日巴里の写真をご覧頂いたルイーザ・Luisa のご主人の写したもの。

       1月の上旬にこのサン・ボルド峠を通った時に雲海を見た、と
       見せてくれたのがとても美しく、拝借したのです。
       Grazie Renato!

       上は、谷から雲が湧きたつ様子



       サン・ボルド峠はどこにあるか、地図をどうぞ
       もっと広くすると、細かい地名が消えるのでこれでご勘弁を。
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       右下にヴィットリオ・ヴェネト・Vittorio Veneto が見えますが、
       一旦北に行き西に続く道、
       これは白ワインの道とも繋がる素晴らしい景観の道ですが、
       ここの中程トーヴェナ・Tovena から
       屏風の様に北に繋がる山越えの
       海抜706mがサン・ボルド峠です。

       一度一昨年の冬息子セルジョの車で、山の家に行くのに
       挑戦しましたが、ふたつほどカーヴを過ぎた所で、
       山崩れのため通行禁止、とあり引き返す羽目に。
       何で坂道にかかる前に表示しないの?!
       という事で、まだ私は通った事がありません。

       古代からの道で、トーヴェナから峠の難所を越えて行くと、
       地図の右上の先にあるべッルーノ・Belluno から、
       西の先にあるフェルトゥレ・Feltre を繋ぐ道の
       トゥリキアーナ・Trichiana に出ます。

       フェルトゥレは、ローマ期の主要道クラウディア・アウグスタ街道・
       Via Claudia Augusta
       ヴェネツィアの本土側アルティーノ・Altino から始まり、
       アルプスを越えて、オーストリアのアウスブルグまで続く街道
       通っていましたから、
       それに繋がる重要な峠の道だったのですね。

       と書きながら、改めてローマ人の偉大さに感嘆するshinkai !

       サン・ボルド峠の西にプレデラデーゴ・Prederadego という
       舌を咬みそうな峠もあるのですが、
       こちらの方は1358mと高く、古代には使われたようですが、
       サン・ボルド峠が整備された今は
       こちらが主要道となっている様子です。

       ついでにご説明しますと、
       地図に印を入れたメル・Melの下の四角い赤、
       ここに7,8世紀に作られた古いズメッレ・Zumelle の城があり、
       その写真を今回一緒に、と思って用意しましたが、
       
       峠の事を調べているうちに、面白い写真があれこれ見つかり、
       急遽予定変更、サン・ボルドの峠越え、で今回どうぞ!



       上の写真に繋がる、谷の眺め
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       谷を埋める雲海
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       ルイーザ、レナートに言ってよぉ、
       構図のど真ん中に電柱なんぞ入れるな! 
       少しどっちかにずらしてくれ! って。



       白い雪山、ドロミーティ山系はすぐ北に
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       で、これからはサイトのあれこれから見つけた写真です。
       レナートの写真では、緩やかな峠道に思われたでしょう?
       何の、何の、今からが本番!!
       彼は、大きな素晴らしい車に乗っている飛ばし屋で
       走っている時は到底停まって写真を撮るなどしないでしょうからね。

       こちらはトーヴェナの峠へのさしかかり
       18 tornanti
       そう、九十九折りのカーヴが18続くのです!!
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       どうやらこのトンネル部分が最大の難所のよう!
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       如何?! 
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       で、ここを羊ちゃん達が移動して行くのです!!
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       なんと、凄い数ですねぇ!
       ちゃっかりと、途中で道草を食っているのも。
       それにしても、凄いシャッター・チャンスです!!

       春と秋、北のトレントから南の平野にと、
       約6万頭の羊がこの峠を越えるのだそう!

       先頭の羊飼いが抱えているのは、生まれたばかりの子羊。
       これは春、山に戻る行列で



       こちらは秋に、平野にやって来る姿
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       この羊の移動の写真を見つけて嬉しく、是非ご覧頂きたく、
       サン・ボルド峠のご紹介に絞ったのでした。

       羊の群れの移動は、ちょいちょいヴェネトでは見るのですが、
       我がスコミーゴ村を通った時の様子はこちらに。
       http://italiashio.exblog.jp/7530578
       http://italiashio.exblog.jp/5532297

       皆さんのご好評と、ゆんぴょさんのコメントにお応えして、ははは、
       トンネルの中を歩く羊ちゃん達の写真もどうぞ!
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       羊の写真、下の2枚はCorriere del Venetoの2010.9.6の記事からです。
       http://zoelagatta.corrieredelveneto.corriere.it/



       勿論サン・ボルド峠を通るのは羊ちゃん達だけではありませんで、ははは、
       こんなサイクリング・メンバーとか、
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       バイクの連中とか、
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       サイトで見つけたサン・ボルド峠の殆どの写真は、
       バイクのクラブのサイトとか、バイク愛用者のブログで、
       一般の車通行以外に、スポーツ愛好者達に大いに愛されている峠の様子。



       古い写真をどうぞ
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       この峠道が整備されたのは1918年、
       当時北イタリアを治めていたオーストリアの軍に拠ります。
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       女性たちは、トーヴェナの人々とか。
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       当時としては、大変な工事だった事でしょうが、
       僅か100年前の、姿形の違いに驚きます!

       サン・ボルド峠の写真あれこれは、こちらに。
       http://www.google.it/images?hl=it&source=imghp&biw=1419&bih=681&q=passo+san+boldo&btnG=Cerca+immagini&gbv=2&aq=f&aqi=g1&aql=&oq=       



       最後はまたの予告編として、今回はずれました
       メルのズメッレの要塞を一枚どうぞ!
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       古代の通商道の要の位置にあった、という言葉が
       まさに!と納得できる山上の要塞でした。
       次のチャンスに!


      ◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       あっという間に2月となりましたねぇ。
       今日午後は、皮膚科の検診に行って来ますが、
       蕁麻疹も今の所しっかり治まっており
       まぁ、元気で春を迎えられそうで良かったです。
       というのも、
       既に、春から初夏への旅の予定が詰まっていまして・・!
       へへへ。

       北イタリアのヴェネトは、今日は快晴で、
       少し虫が動きだしそう。
       はは、まさに啓蟄ですね。

       という事で、ではではまたまた
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by italiashiho2 | 2011-02-02 00:16 | ・ヴェネト Veneto | Comments(14)
Commented by fresco1939 at 2011-02-02 00:58
こんばんは〜、ははは、またまた笑わせてもらいました。
あの羊たち、すごい数ですねぇ・・・トンネルもすごくて想像外でした。
Commented by shinisimo at 2011-02-02 04:44 x
Shinkaiさん、こんにちは!

今回の記事の中での私のツボ。それはクラウディア・アウグスタ街道!!ちょうど塩野七生のローマ人の物語 第10巻「すべての道はローマに通ず」を読んでいて、この本だけは通史ではなく、ローマ人の築き上げたインフラについて欠かれているのです。個人的にタイムリーな記事でした。

こういう峠まで道を通してしまうんですね~。いろは坂ならぬトーヴェナ峠。羊の群れの大移動は圧巻ですね。夢にでてきそうです。貴重な写真を見つけて、シェアしてくださってありがとうございます
Commented by nakayama noriko at 2011-02-02 09:43 x
shinnkaisamaこんにちわ。
峠の難所での羊の大移動おもしろかった!いつもありがとうございます。
BSのイタリアの小さな村の物語という番組で、よく羊飼い(先週はなんとロバ使いが登場)が登場します。羊飼いを観る度、あ~あ、ご先祖様は昔サラセン人の海賊に頻繁に拉致されたんだな~。その末裔がまだ現役でいっらしゃるんだな~と思うと感慨深いものがあります。イタリアでは、少なくはなったものの本当に現役なんでね。
まだまだ寒い日が続きますが、プリマベーラの画像を楽しみにしております。
Commented by italiashiho2 at 2011-02-02 19:58
★frescoさん、こんにちは! コメント有難うございます。

ははは、ね、あの羊は凄いでしょう?! 空き地の畑を埋めるとか、道を歩いて行く、というのはちょいちょい見かけるのですけど、あの九十九折りのトンネルの上にも下にも見える数、というのはねぇ。 でもあれは本当に驚きのあまり、笑えますね。
Commented by italiashiho2 at 2011-02-02 20:03
★shinisimoさん、こんにちは! コメント有難うございます。

そうなのですよね、古い町の歴史を読んでいると、必ずローマ期の街道沿いにあった事が分かりますし、ローマの街道の本を持っているのですが、まさに凄いものです、あのヨーロッパの隅々にまで続いていた、というのがね。 
そして、その時の街道が殆どそのルートで整備されて残り、その名も今もちゃんと残って使われているのですよね、あれにも驚きます。

はい、上手く見つけられて、私も嬉しかったです。 有難うございます!
Commented by italiashiho2 at 2011-02-02 20:11
★nakayamaさん、こんにちは! コメント有難うございます。

はい、まだまだ少ないとはいえちゃんとこんな風に生き残っていますよ。 我が家の辺りでも見かけますから。
今回これに因んであれこれ読みましたが、ヴェネトの州知事の肝いりで、伝統のこの羊飼いの移動に関しても、残していけるように法律も変え、団体も建ちあがったとか、です。

ロバに関しても、数が少なくなってきたので、このヴェネトのどこだったかしら、小学校の送り迎えにロバで、というのがTVニュースに出ましたし、各地のお祭りでは「ロバの競走」「ロバの馬車競争」なども見かけますよ。
ええ、まだまだイタリアはこういった家畜達が身近ですね。

はい、日本もこの冬は寒いとか、もうしばらくの辛抱ですね!
Commented by ゆんぴょ at 2011-02-03 00:23 x
こんばんは!
雲海の写真に「ほー!」と見入っていたら、次はトンネルが。
そして・・・羊ちゃんの群れが!?  この写真、大受けです~。
すごい光景ですねぇ。羊ちゃんたちは羊飼いとワンちゃんに誘導されて、なんとなくトンネルからトンネルへ(笑) トンネルの長さってどれくらいなんでしょうねぇ。いやー、面白いです。この光景に出くわしたら、群れが通過する間、延々眺めてしまいそう。古い写真も興味深いですね。

にゃーこのことでご心配かけてすみません! お陰様で少し食欲が戻ってきてホッとしています。引き続き、治療します~。
イタ犬、イタ猫ちゃんも拝見しました。猫は長毛さんが多いですね。
きりっとして良いお顔♪
Commented by italiashiho2 at 2011-02-03 01:26
★ゆんぴょさん、こんばんは! コメント有難うございます。

にゃ~この食欲が戻ったとの事、良かった!! 大変でしょうけど、お大事に!! 今年はそちら寒そうですけど、(今日のお昼のTVニュースに、日本の大雪が映りましたよ! 政治のニュースなんてなんにも出ないですけど、これと火山の噴火と・・)猫ちゃんにも寒さはこたえるでしょうね。 ゆんぴょさんも気をつけて!!

でしょう?! あの羊の写真を見つけた時は笑いましたよ。 あのトンネルは、両側が山で、山の中でカーヴして出て来て、また反対側の山の中に入る、という感じの様で、とにかく凄いですねぇ! トンネルの中をいっぱいになって歩いているのもあったので、今からまた追加アップしましょう! ははは。
Commented by littlealps4383 at 2011-02-03 11:48
こんにちわぁ。
わぁ、すごいですね・・圧巻です。
ドロミーテ山系の主峰は標高どのくらいなんですか?
日本のアルプスにはない猛々しい雰囲気がいいです。
それと、ヒツジくんたちの行列・・笑
モコモコがいっぱいいるようで、ん~なんともいえません(笑)
オームの群れみたい・・(あ、ご存知なければ)
いつも異国から温かい励ましのコメントを頂いてありがとうございます。
Commented by italiashiho2 at 2011-02-03 20:03
★littlealpsさん、こんにちは! コメント有難うございます。

ドロミーティーの最高峰がどれほど高いのか、また調べてお知らせしますね。 でも3200m以上というのはあちこちにあるのは知っていますから、やはり凄いですよね。
そうそう、コルティナ・ダンペッツォに向かっていると、突然に岩山が目の前に切りたって聳えるのです、あの印象はやはり強烈ですね。 
長野の小学校時代、周囲の山の向こうにちょこっと覗いていた高山の先しか知らず、日本アルプスも殆ど知らない者には、あの岩山の連山はやはり凄いです。
羊の大群は可笑しいでしょう?! 結構歩くのが早いのですよ、何せ倍の足ですからね。 オームの群れ? 後ほど検索をかけに行きますね。
こちらこそ、いつも素晴らしい写真を楽しませて頂いています!
Commented by ゆんぴょ at 2011-02-06 23:50 x
うひゃひゃ!
写真が追加されてますね!
こんなにトンネルにみっちり・・・た、楽しい♪
羊だけでなくロバ君みたいなのもいるし。トンネルの中で鳴き声なんかもエコーしてるかも。

こちら、少し暖かくなりましたよ。ありがとうございます。気をつけます!
Commented by italiashiho2 at 2011-02-07 05:52
★ゆんぴょさん、こんばんは! 再度のコメント有難うございます。

ね、トンネルの中いっぱいでしょう?! そして驚いたのは、このトンネルが結構長そうですね?   入って、出て、また入って・・って、大変そうですが、トンネルの中で鳴き声がエコーする、って、笑いました! 本当にそうですよね、 めぇええええええぇぇぇェェェェェ・・、ははは。
そうなのですよ。 ロバとか馬も一緒の群れもいるし、車だったりも、ね。 
今年ももう少ししたら、この辺りに姿を見せるかもです!
 
Commented by BB at 2012-09-14 22:28 x
おぉ==!
すごいシャッターチャンスでしたね。
トンネルだけの写真でも、おっ!と 思いましたのに。
この沢山の羊ちゃん達。 感動ものだわ〜〜!

今夜は,眠くなるまで、この写真に羊ちゃん達が何匹居るかを
数えながらねましょうかねっ。
『何言ってんだか。すぐ寝るくせに!』BY shinakai
ウッソ==。知ってるのぉ〜〜@p@!
Commented by italiashiho2 at 2012-09-14 23:36
★BBさん、これすごい写真でしょう?! 羊の移動の写真をサイトで見つけた時は、やったぁ~!と思いましたよ、本当に。

この峠をこの後、レナートが親切にも通ってくれたのですけど、上下に信号があって片道づつの通過、昔はこの信号も無かったのだそうですが、ははは、それにしても素晴らしく恐ろしい狭いUピンカーヴで、レナートの大きな車の鼻先がこすれないかと思う程で、自分の車で行ってみる勇気はないです!!

寝つきの良い子はよく育つ!!


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