2016年 12月 23日

   ・・・ 新装なった元ドイツ商館からの眺め ・ ヴェネツィア ・・・

d0097427_23391449.jpg
       先回のヴェネツィアの高潮に続き今回ご覧頂くのは、リアルト橋南脇にある
       かってのドイツ商館・フォンダコ・デイ・テデスキ・Fondaco dei Tedeschi.

       長らくヴェネツィア郵便局だったのですが、ベネトンが買い取り修復し、
       新しくショッピング・センターとして生まれ変わっています。
       
       そして、屋上のテラスがこの秋から一般に公開されていて、
       しかも無料で!というニュースを知っていましたので、
       リアルト橋に向いながら、そうだ、ちょっと寄って見よう!と。

       郵便局がまだ入っていた時の様子がこちらに。

       入り口には黒いスーツのドア・マンがいて、ドアを開けてくれ・・!
       
       トップの写真が入り口を入って見えた正面で



       こちらが右側
       11月半ばでしたが、すっかりクリスマスの飾り付けがされていて、
       スッキリと美しくなりましたが、右上の時計も元のままですし、
       大きな目に見える改装は天井と床でしょうか?
d0097427_23392402.jpg



       かっては郵便物が運び込まれ、運び出されているのがリアルト橋からも見えた
       大運河に向かっている北の扉内から見る外の様子。
       現在修復中のリアルト橋はすっかり覆われていて・・。
d0097427_23393563.jpg



       エレベーターは無く、右手(左手にも)中央にある階段を上りますが、
       途中の踊り場にあった、かってのヴェネツィアの姿
d0097427_23394288.jpg

       フォンダコ・商館と呼ばれたかってのこの建物は、ドイツ語圏からの商人達が
       ヴェネツィア共和国に運び込む商品の貯蔵所でもあり、
       商人達自身の宿泊所でもあったようで、200を超える部屋があったといいます。

       ヴェネツィア共和国は警察制度が厳しく、商人達は夜は外出禁止、
       ヴェネツィア人達も入れず、しっかり管理されていた様子ですが、

       こういう商館は現在残っているのにはトルコ商館がありますが、
       他は消滅していて、そんな歴史的見地からも大きな改装はされなかったのでしょうね。





       ここが下から見た天井の上、屋根の下、という部分ですが、
d0097427_23401343.jpg
d0097427_23402280.jpg
       床の素材は、ヴェネツィアの大運河に掛けられた第4の橋、駅前からローマ広場に
       渡る橋に使われた光線を通す素材、橋は濡れると滑る、と不評のあの素材かな?

       壁には黄金モザイクのモチーフの映像があり、波に揺れる感じで揺らぎます。



       テラスに出るのは無料ですが、この部屋の南側の廊下受付で呉れる、
       指定時間を書いた丸い札が必要で、それを持ってこの部屋で並んで待ちます。

       ガードマンらしきこれも黒スーツの男性がテラス前にいて、札を調べ通してくれますが
       15分毎の入れ替えで、私は30分以上待ったと思いますが、
       でもその価値はあります!!

       中には子供がいるから、とか急ぐから、と先に入れてくれと粘る人々もいますが、
       男性は柔らかく、でもきっぱり、残念ですがと。 
       

       で、テラスに出ての最初の眺めが、正面のこれ!
       リアルト橋北側と大運河で、正面の白い建物には確か国の会計検査院が入っていて、
       奥が裁判所の建物。 3角形の岸の広場にはいつもだと、カフェのテラス席が並びます。
d0097427_23402902.jpg

       リアルト橋からいつもこの屋根の飾りを見ていたのが、今は逆に中からだもんね!
       曇り空なのが残念!!

       ヴェネツィアで高い所に上ってパノラマを見れる、というのはサン・マルコの鐘楼か、
       大運河の向こうのサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂の鐘楼くらいかな、
       カ・ドーロの大運河側のテラスの眺めもありますが、少し低いし・・、
       と場所が少ないので、ここは街の北側のパノラマを眺められる重要拠点になりますね。




       広場はすっかり濡れていますが、今は水が岸辺迄で人も出ているので、
       高潮が少し引き始めたのかも。
d0097427_23403936.jpg
     



       このフォンダコ・デイ・テデスキに並んで続く、大運河東岸の眺め
       奥に見える教会と鐘楼は位置から見て、サンティッシミ・アポストリと。
d0097427_23404739.jpg



       上の写真に続いて、奥、カ・ドーロが見えます。
d0097427_23405465.jpg
       カ・ドーロのご案内  その1と2




       テラスからは南東方面に当たるサンティッシミ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂
d0097427_23410282.jpg



       テラスに一緒に上がったグループの中にいたワン君
       ちょっとピンぼけですが、何となしに不安そうな顔をしていて・・! ははは。
d0097427_23411069.jpg



       屋根の上に来ているカモメたち
       何かを待っている顔をしていて、細かいカスをつまんだりで、
d0097427_23411891.jpg
d0097427_23412509.jpg
       テラスの上にいるガードマン氏によると、過日考えなしの誰かが餌をやったらしいのですね。
       そんな事して、いっぱいカモメ達が集まってきたらどうするつもりだったんだろ?!

       こうしてみると、屋根の修復で瓦が大幅に取り替えられた事が良く分かる
       新しい瓦で、古びて良い色になるのに、だいぶ掛かりそうですね。




       ヴェネツィア本島の真ん中を逆Sの字に流れる大運河のちょうど真ん中に掛かる
       リアルト橋。  早く修復が済んでくれないと・・!
d0097427_23413380.jpg



       フォンダコから西にかけての建物の屋根上
       小さな屋根の上のテラスが、結構あちこちの建物の上に作られているのが見えます。
d0097427_23414227.jpg
       蒸し暑い夏の夜は上に出て涼んだり、はたまた、帽子の縁だけ残してその上に髪の毛を広げ、
       日に焼いて金髪にするという、ヴェネツィアの金髪、というのもこんな所でやったのかも・・!




       細長いテラスの一番西側に寄って覗く大運河
d0097427_23414975.jpg
d0097427_23415710.jpg



       そしてその先、ヴァポレットの停留所の濃い緑色の先の白い建物、
       2階に旗が出ている建物がイタリア銀行
       
d0097427_23420693.jpg



       リアルト橋から西の大運河の眺め、正面奥に見えるのが現在はヴェネツィア大学のある
       カ・フォスカリ・Ca’Foscari. 
       ここで運河は左に曲がり、アッカデミア美術館、サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ聖堂の方に。
d0097427_23421386.jpg
d0097427_23431158.jpg



       改修されたフォンダコ・デイ・テデスキの新しい屋根の上部分。
d0097427_23432026.jpg



       南西から南にかけての眺め
d0097427_23432840.jpg



       少し南に向いて、サン・マルコ聖堂が見えます。
d0097427_23433612.jpg
d0097427_23434578.jpg



       大運河の北、ゴンドラをもう一度眺め
d0097427_23435297.jpg



       ・・時間となってテラスから降り、
       上階から下の中庭部分を眺めた様子。
       赤茶と白の縞模様がモダンでもあり、クラシックでもあり・・。
d0097427_23435971.jpg



       下の階まで降りて、これは南西の角の方。
d0097427_23440786.jpg



       以前もあった井戸ですが、以前は中庭の真ん中にありました。
d0097427_23441503.jpg
       といっても当時も井桁だけだったらしい、と写真を見直して思ったのも、
       屋根も塞がれていましたから、中庭の天水利用の井戸の意味が無いわけですね。
       で今度は入り口の直ぐ傍に移されており、やはりこれも変遷ですね。


       それにしても、あの一等地の眺めを無料で!
       しかも何人ものガードマンを割り当てての、大盤振る舞い!!
       ヴェネツィアに行かれてお時間があったら、是非どうぞ!!


     *****

       さて今日は12月22日、日本はすでに23日で、クリスマスももうすぐ!!

       皆様、よいクリスマスをお迎え下さいね! ブオン・ナターレ!!
d0097427_23445358.jpg
       「サンタがやって来る!」をマイケル・ブブレでどうぞ。
       



     *****

       水彩+色鉛筆画ブログには、修道院の壁 描き初め と、 ブオン・ナターレ! を
       アップしています。    
       見てやってくださ~い!    


     *****        
       
       いつもブログご訪問、有難うございます!     

       励まし応援クリックも、どうぞよろしくお願いいたしま~~す!!

         
   
       
          にほんブログ村 写真ブログ 海外風景写真へ


          
  
   
       
       

 

       
       
      


by italiashiho2 | 2016-12-23 00:08 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(6)
Commented by pescecrudo at 2016-12-23 11:52 x
shinkai さん、こんにちは di nuovo、
ドイツ人商館の屋上から、大運河を無料で見ることが出来るようにした、ヴェネットーンの処置は最高ですよね。次回のヴェネツィア行の時は、必見です。郵便局時代はよく利用しましたが、空間の利用が余りにも無駄って、感じがしました。直ぐ近くのヴェネットーンはどうなったのでしょうか。
屋上は高所恐怖症の私には15分も耐えれるか? 屋上下の憲法橋の材質を使った部屋は私には無理です。あの材質の橋はもう8カ所も取り替えなければならないと、造ったばかりで補修費用が掛かり過ぎると新聞にありました。この不評の橋と駅の間にヴェネットーンが売り場を作りたくて賄賂が動いたという悪口を言っているヴェネツィア人の話も聞きました。ドイツ人商館で良かった、と思ったことでした。
Commented by italiashiho2 at 2016-12-23 20:01
★pescecrudo様、こんにちは! 再度のコメント有難うございます。

はい、ここが一大ショッピング・センターとなる、と聞いた時は余り嬉しくない気がしたのでしたが、今回のテラスの公開といい、新しく見事に生まれ変わっているのを見ると、良かったと思いました。

ショッピング・センターと言っても、普通の大型スーパーのようなものではなく、ちょっと高級品店がたくさん入っている、という感じに見えましたし、ベネトンだけではないのです、と、バールがありましたが、私には縁がない店ばかりで、店の方はあまり良くも見ていないのです、ははは。

あ、pescecrudoさんも高所恐怖症ですか?! いや、大丈夫でしょう。 鐘楼のような塔と違って屋根の上のテラスですし、特別高いわけではないですから。

あの憲法橋は本当に物入りの橋ですねぇ! でも屋内ですし、きっと大丈夫ですよ、違和感はなかったです。

駅と橋との間には、ご存知でしょうが、無印良品の小さな店が出来ていて、一度見ましたがやはり店が小さい分商品の種類が少ないです。 でも結構流行っている感じを受けました。
Commented by 小父さん at 2016-12-26 23:16 x
ブオン・ナターレ!!

悲鳴を上げるほどのクリスマスをお過ごしのようで何よりですね。

Michael Bubléいいですね~。
今、曲はWhite Christmas に変わりました。

なんでも母方の祖父がイタリア出身のため、イタリアの市民権も持っているとか。
彼の曲をこれで3曲聞きました~♪

元ドイツ商館からの眺めは、日本に立たれる前の光景なんですね。

かってのヴェネツィアの姿もとても興味深いです。

>ここが下から見た天井の上、屋根の下、という部分ですが、

この部屋面白いです!

>波に揺れる感じで揺らぎます

珍しい造形です。

>リアルト橋からいつもこの屋根の飾りを見ていたのが

いやー、楽しいでしょうね。

>広場はすっかり濡れていますが、

ここが、上の3角形の岸の広場ですね。

>このフォンダコ・デイ・テデスキに並んで続く、大運河東岸の眺め

この角度から眺めるヴェネツィアの光景って珍しいですね。

ワン君にカモメたち、可愛らしいですね。

えっ、餌をやった?うわ、こちらの近辺のカラスや鳩みたいにちょっと厄介ものなんですかね(笑)

>リアルト橋  早く修復が済んでくれないと・・!

艶消しですね~(笑)

いやー、空から見下ろす大運河のアングルとBublé のクリスマスソングを有難うございました。

今、曲はFrosty the Snowman です(笑)
Commented by かど at 2016-12-27 11:03 x
新開さん、BUON NATALE、遅れてご挨拶。ヴェネツイアのまた新しい情報をありがとう。ここからのアングル珍しいですね。ぜひ見たい!!
何度訪れても、ぼーつとそこに身を置くだけでいやされ、楽しめるヴェネツイア。

新開さん、イタリアに帰国後、すぐに意欲的に描いていらして次の個展が楽しみ。毎回ブログの沢山の写真を楽しみにしています。
良い新年をお迎えください。
Commented by italiashiho2 at 2016-12-27 16:03
★小父さん、こんにちは! コメント有難うございます。

はい、会食を昨日で2回こなしまして、ははは、お腹が丸くなり、家の台所にある食品やすでに作ったものが全然手付かずで残っています! 

マイケル・ブブレはそうなんですってね、イタリア系の血が入っていると別の方も書いておられましたね。
いい声で、上手いでしょう?! 彼のスイングを聞いていると、かってのシナトラを思い出します。


フォンダコの中庭の上に、勿論明かりもついているのですが、光を通す素材で全体に天井をかけ、屋根裏の部分が広い部屋になっているのですよね、アイディアだと思います。

リアルト橋すぐ脇の、本当に一等地の上からの眺めですし、今までは到底見れない眺めがこうして公開された、というのが嬉しいですよね。

いや、建物の中にワン君もついて入ってきて、そのまま地上にも上がってくるということ自体が、ちょっと私には軽い驚きでもあったのでした。

カモメも鳩も餌をやるとすぐ集まってくる習性があるので、そして一度味をしめると何度でもですので、それでやはりああいう場所には困るでしょうね。

ヴェネツィアの建物は本当に順番に修復が続いていて、何年か掛かるので、観光でやって来られる方はがっかりでしょうね。
それにあの宣伝の看板が、本当に目障りですよね。

こちらこそ、有難うございました!
Commented by italiashiho2 at 2016-12-27 16:13
★かどさん、こんにちは! コメント有難うございます。

はぁい、遅ればせながら、  ブオン・ナターレ!!  です。

ね、ここなかなか良いでしょう?! ちょっとしたゔぇねジアの新名所ですよね?!
次回は必ずお寄り下さいね。 そうそう、コネリアーノ方面にもですよ!

ヴェネツィアはそうなんですよね、海に面して開けているせいか、開放感がありますし、車がいないことがあんなに良いものかと、日頃お世話になっている車ですけど、そう思います。


有難うございます! 広島での個展で得た感想や想いもありますので、やはりとにかく描かないと、という感じで頑張りま~す!

ブログの方も、まだ未整理のままほってある写真の整理をし、載せてご案内しようかと思っているのです。
見てやって下さいね!

かどさんも、良いお年をお迎え下さ~い!!


<<    ・・・ デブ猫ちゃん、名...         ・・・ ヴェネツィア  ... >>