イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

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2017年 04月 24日

   ・・・ オアジ・チェルヴァーラ ・ シーレ河の自然公園 ・・・

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       先日出かけて来たオアジ・チェルヴァーラ・Oasi Cervara
       シーレ河・Sile沿いにある自然公園ですが、
   
       古くからの水車小屋も残り、水辺や沼地に住む動物たちの保護地でもあり、
       コウノトリ・Cicogna達の休憩繁殖地を目指すプロジェクトも進んでおり、       
       フクロウたちの飛ぶのも見せてもらえる、というので嬉しく見物に!

       上は入り口前にある大きな写真で、「コウノトリのための巣」と。





       「オアジ」というのは、「オアシス」の意ですが、
       ここでは日本で言う「野鳥の楽園」的な意味も含まれており、

       今回出かけたのはトゥレヴィーゾの西にある、クイント・ディ・トゥレヴィーゾ・Quinto di Trevizo
       のコムーネに含まれるサンタ・クリスティーナ・Santa Cristinaにあり、
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       シーレ河にピオヴェーガ・Piovegaという流れが合流する場所
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       地図の中にたくさんの水車の図が見えますが、かってはたくさん稼働していた様子で、
       上記したように、このオアジの中にも残っています。
       
       水車小屋については、絵のブログの方でご案内を。

   
       所でシーレ河は、ここから西に遡っていくと地図上から消えます、というよりも、
       ずっと山から流れてくる川ではなく、一旦地下水となり、
       それが湧き出す地点がシーレ河の水源で、
       カステル・フランコ・ヴェネトとトゥレヴィーゾの中間点位に。

       シーレ河はトゥレヴィーゾの街中を通り抜け最後はヴェネツィアの東で海に注ぐ、
       湧き水自体の流れも、沿岸風景も大変美しい事で良く知られていますが、
       とりわけこのシーレ河上流部分は農村風景が広がる美しい所。





       入口を入ってきた所にある建物2つ、左が水車小屋で、右が母屋
       現在はバールにもなっている建物。
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       水車小屋の前から見る流れ。 あいにくの曇り空で残念。
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       仲間の一人が、ほら、小鳥がいるよ!と。
       小鳥というより雛で、皆が入れ替わり立ち代わり見に近寄るので、
       そのうちに隠れてしまい・・!
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       ジョヴァンニにディスプレイを見せると、多分セキレイの子で、
       巣から落ちたんだろうと・・。
       




       沼沢地というのか、水の流れの中に水草もたくさん生えていて、
       河骨も咲き始め。
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       白鳥も悠々と。 岸をつつき、何か口に入れては、水の中でちゃちゃっと
       すすいでは口に入れるのですね、ミミズか何かかな?
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       少し先の、流れ越しにコウノトリの島となっている離れ地があり、
       まず目に入ったのは、その奥の高い送電線の上!!
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       手前には仲間たちが高い棒の上に設えられた台の上に巣を作っているのに、
       遠く高~い離れた場所を選ぶのもいるのですねぇ、ははは。





       コウノトリ・イタリア語ではチコーニャ・cicognaは、16世紀にイタリアでは絶滅し、
       1985年から様々な再導入策がとられているのだそう。
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       このオアジでは、まず大鳥舎の中に居住するコウノトリの一群を育て
       それにつられて野生のコウノトリがアフリカと北ヨーロッパへの移動中に
       ここで休憩、繁殖することを願ったプロジェクトを立ち上げ、活動中なのだと。

       白コウノトリは沼地、または乾いた土地にいる小さな脊椎動物を食すので、
       コウノトリが自由に生殖しているというのは、その土地環境が良い事を示すわけで、
       将来に向けての良い自然環境になるためへのシンボルとしての
       プロジェクトでもあると。

       ほら、西洋では赤ちゃん誕生を、コウノトリが赤ちゃんを運んでくる、と
       祝う、おめでたい絵柄もありますね。

       家の建設条件も違って来て、農薬も化学薬品を使うようになり、
       いったんはイタリアで途絶えたコウノトリの姿ですが、
       ぼちぼちと各地でコウノトリの巣、繁殖が見られている報告も。
       




       あの高い送電線の上のカップルの他に、3、4組ほど大鳥舎の外の
       棒杭の上の巣で抱卵中のや、巣作りが済んでカップリング中のがおり、

       ここのはすでに抱卵中で、もう一つの巣の上でも抱卵中でしたが、
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       ここのは左がオスで、フラッタリングと呼ぶ嘴をカタカタと鳴らす求愛をして見せ、
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       と思ううちに、そのお隣ではカップリングをして見せてくれ、ははは、
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       先程のカップルも負けじと始め、ははは、今日はサン・ヴァレンティーノの日だぁ!

       だって、イタリアではサン・ヴァレンティーノの日は、チョコレートの日ではなく、
       愛の日なんですもん!





       これが上で説明のあった大鳥舎の中で、ほら、子供のコウノトリも見えますね。
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       白に黒い羽根は、ちょっと見には、鶴を思い出させるのですが、

       羽根を広げたのを後ろから見ると、段だら縞!
       おお、おぬし、新選組にゆかりのお方かや?! ははは、アホが!
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       これは、うまく飛べない子がいた時にはここに連れてきて
       ちゃんと飛べるようになるまで、飼育するのだそう。
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       サイトには、以前親に飼育拒否された子供を育てた、というのも
       記されておりました。

       サイトはこちら。 http://www.oasicervara.it/





       こちらがオアジ・チェルヴァーラの地図で、全体の広さは25平米。
       左下に見えるPの向かい側が入り口で、1が母屋、2に水車、
       その斜め上の島の3が、コウノトリの島。
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       我らはそこから引き返し、2から見える左側の黄色のコースをたどり、
       野鳥の監視小屋や、亀達の囲いを見たり、寒い日だったので誰も出ておらず!
       ぐるっと囲った7で、猛禽類の飛行を見て戻った、という行程。

       地図に水溜まりみたいに見えるのは、湧き水のある所だそうで、

       このオアジ自体の設備などは地元の銀行財団の資金で作られたものの、
       運営は自営になっているそうで、なかなか大変なんだそう。

       今回我々が行ったのは、我が写真仲間のジョヴァンニ・Giovanniの紹介で、
       彼は以前から何度もここに来て知っており、素晴らしいので皆にも、と
       いう事でしたが、
       子供たちだけでなく、大人も楽しめる場所であったのは間違いないです!





       これはオアジを通り流れていく一部で、この後まだ4か所ほど合流し、
       滔々と流れていくシーレ河
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       上の地図にも見えるクイント・ディ・トゥレヴィーゾでは、
       まるで湖の様に広くなったシーレ河を見ることも出来るのですよ。





       沼地の中を通る道は、こんな風に板が組まれており
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       通り道の脇に咲いていた花々
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       脇の流れに、乗り出す木々
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       オオバンもいて
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       奥には向こう岸寄りに巣を作り、抱卵中のオオバンの奥方
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       一見野原に見えるのですが、地面が柔らかく
       上で少し飛び上がると、揺れるのです!!      
       やはり湿気が多く、とても寒い、との事でした。
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       向こう岸に固まって咲いている黄色い花、 
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       こんなに太い幹! ちょっと恐ろしい雰囲気で・・。
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       この表示の横に、夜行性猛禽類の飛行場
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       木製のベンチが階段状に設えられ、ぐるっと囲われており、
       立ち上がらない事、袋から食物を取り出さない、大きな声で喋らない、
       を注意され、 もちろんワン君はダメ!
       
       当日ジョヴァンニから少し離れて座っていたshinkaiにまで、
       彼の新しいカメラの連続シャッター音がパシャパシャパシャパシャと聞こえていたので、
       うまく撮れた?
       ブログに載せても良かったら、一番良く撮れたのを(一枚)送ってくれない?
       と書きましたら、軽~くOK! と7枚送ってくれましたので、ははは、

       ここからは鳥ごとに、ジョヴァンニの写真を最初にご覧頂きますね





       ジョヴァンニ・Giovanniの写真で、まずはメンフクロウを2枚
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       下の写真に写っているのが、ステファーニア・Stefaniaで、
       彼女と夫のジャンフランコ・Gianfrancoがこのオアジの責任者。

       メンフクロウはイタリア語でバルバジャンニ・barbagianniと呼びますが、
       一度ジャンバルジャンと間違えましたっけ、ははは。





       そしてshinkaiの。  ネーヴェ・雪ちゃん、とステファーニアは呼んでいましたが、
       一番従順そうで、何度もあちこち飛んで見せてくれたので、写真が多く、

       正面
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       横面、 ほら、嘴の上の羽は上向きなんですね!
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       背中の、小紋柄のような美しい模様!
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       2人が観客の間を移動しながら、距離を取ったり縮めたり、
       一度飛ぶと食べ物を貰え、それで飛ぶのだそうですが、ははは、

       だからと言って食べた後、名前を呼ばれたからと言って即飛ぶのではなく、
       周囲を見回し確認しながら、自分の意思で飛びます。
       重量を尋ねましたら250gくらいと。
       夜行性と言いますが、昼間もちゃんと見えるのですねぇ。

       肉を貰っているのは分かるのですが、何の肉かと思っていましたら、
     
       あっちゃぁ、さすが猛禽類! この顔で、こんな小さな足付きのお肉をね!
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       飛び立つ姿
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       お次はトラフズク。 ジョヴァンニの写真を1枚・una foto di Giovanni.
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       この子はかなり神経質で、あっちを見こっちを見で、なかなか!
       shinkaiのは飛んでいるのは良いのがなく、羽根色も地味加減で2枚だけ。
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       そしてフクロウの中でも大型の、王様フクロウという種。
       迫力あるジョヴァンニの写真を! 4foto bellissime di Giovanni.
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       とりわけ最初の2枚、凄いでしょう?!
       こんな目つきで、この大きさ、羽を広げると1,5mほどのが
       自分の方に飛んで来たら、それだけでビビりそう!!
              
       観客の間を移動しながら飛ばせるのは、羽音やその空気を
       感じさせるためなのでしょうが、この大きさで、この爪だとね、
       大丈夫と分かっていても、ね、ははは。





       ではshinkaiのを。
       この耳みたいにピッと飛び出しているのは、眉毛なんだそうで!
       耳は羽根の中に隠れているんですよね。
       こういう艶やかな羽根を見ると触ってみたくてたまりません!

       前からと後姿
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       ブレ加減ながら、飛んでいる姿を。 綺麗ですねぇ!!
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       ここのオアジには現在7羽ほどいるそうですが、皆オスなんだそうで、
       というのも、メスが混じるとどうしても繁殖期の問題が出てきて、そうそう、ははは、
       大変神経質になるし争い事も起り、こういうショウは出来なくなると。
       
       ですが、メスはオスよりも1,5倍ほども体が大きいそうですから、
       飛ぶ姿はもっと見事でしょうねぇ!





       どう、みんなぁ、俺の飛ぶ姿を見てくれたかい?!
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       という、オアジ・チェルヴァーラの訪問記でした




     *****

       いつもブログご訪問、有難うございます!

       先回のブログアップに関しては、あれこれ見難い記事面で失礼いたしました。
       
       そして2度の削除と書き換えに際し、その都度「いいね!」を押して下さった方、
       中には都合3度も押して下さった方もおられ、皆様に本当に感謝です!!

       エキサイトの方から、24日の今朝になって、
       ひょっとしてスパム・メールに返事が届いていませんかとの事で、

       見ましたら、やはり今の私のPC、ウインドウズ10の変革に関係し、
       あれこれのソフトの動きが勝手に変化する事にも関わる問題の様で、

       多分それではないかと、2度目の削除書き換えを行ったのが正解だったようです。
       やれやれ、これでまた一つ学んだ事にはなりますが、

       
       いやぁ、まったくウインドウズ10のあれこれには不満がありまして、
       勝手にあれこれ改定してくるたびに、あちこちソフトが動かなくなったり!!
       おまけに前のヴィスタに比べ、本当に動作が鈍い、遅い!!!
       お使いの皆さん、そう思われませんか?!

       
       まぁ、これを書きだすと止まりませんので・・、ははは。

 
       皆さま、当ブログを、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げま~す!!




     *****

       アップしています。    
       見てやってくださ~い!    




     *****        
       
       いつもブログご訪問、有難うございます!     

       励まし応援クリックも、どうぞよろしくお願いいたしま~~す!!

        


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by italiashiho2 | 2017-04-24 21:42 | Comments(4)
Commented by 月子 at 2017-04-25 20:51 x
こんばんは。とても魅力ある鳥たちの姿を見せて頂き楽しませていただきました。中でも印象深かったのが王様フクロウのあの迫力満点の目つき!実は先日、卯辰山公園にてお花見の際に私たちの頭上を低く飛び交う鳶たちに遭遇しまして、数回バッチリ目が合い、野生の鋭い視線を体験したばかりでしたので。王様フクロウの目とそっくりでした。一見のん気に大空を泳いでいるかに見える彼らですが・・・
そしてもうひとつ、飛び上がると揺れる地面?! すごく興味深いですね!
Commented by italiashiho2 at 2017-04-26 04:42
★月子さん、こんにちは! コメント有難うございます。

はい、王様フクロウのあの目! ジョヴァンニの写真でとりわけ飛んでいる時の目が鋭いですよね。
鳶もかなり大きな鳥ですから、目があったらやはり一瞬、おっ!と思われたでしょうね、分かります。
というのも、私はカモメと何度か経験があって、鋭い、怖いほどの目なんですよ、やはり。

「卯辰山」と書かれているのが何処だろうと思って調べましたら、金沢なんですね!
懐かしいです、学生の頃一度金沢に行った事はあるのですが、兼六公園に行ったのを覚えているだけでして・・。

土地が揺れる、というのか、波打つという感じなんです。 
こちらの石造りの古い建物だと基本構造が木で、床なども梁の上に石が乗っているので、
有名な所ではフィレンツェのウッフィッツィ美術館なども歩くと揺れを感じる所があるのですが、あれを思い出しました。
  
Commented by ミ~タ at 2017-04-26 23:15 x
ご無沙汰しております。

トレヴィーゾの近くにこんな自然が豊かなところがあったのですね。
鳥たちのエサになる小動物が豊富にいる環境を保つのは大変でしょう。
コウノトリはアルザス地方で何羽か見かけましたが、高い教会の屋根の上とかで、何とか存在が確認できた程度です。
イタリアのコウノトリは絶滅していたのですか。
一度失われたものは回復させるのは大変です。
日本ではトキがそうですね。
そういえば、昔と比べてスズメを見かけなくなったような気がします。
(Wikipediaで調べても1990年頃に比べて半減から1/5になっていると)
オアジの様な活動が日本にも広がれば良いのですが、経済的に成り立たせるのは難しいですよね。

話は変わりまして、トスカーナ地方のバスの夏の時刻表が発表され、私の旅程も煮詰まってきました。
アッシジはさすがに取りやめましたが、代わりにカスティリオーネ・デル・ラーゴやコルトーナに行こうかと、結局詰め込み過ぎてしまいます。





Commented by italiashiho2 at 2017-04-27 04:27
★ミ~タさん、こんにちは! コメント有難うございます。
ああ、こちらこそです。

はい、イタリアはまだ日本よりは自然が豊かですが、一番の問題はやはり経済、資本の問題だと思います。
ここも何とか基盤は出来たものの、それの運営となるとほぼ個人経営みたいな感じで、情熱をもって取り組んでくれる人々がいるから何とか続いているのでしょうが、これが難しい問題ですよね。
日本の場合はまず土地の確保、これが問題なのでしょうね。 

はぁい、日程がうまく決まったかな、と思っていた所でしたぁ!
コルトーナは良いですよ、小さな町ですけど、私が行った時は修復中だった辺りも、もう綺麗になっているでしょう。
ただし、かなりの観光客と思います。
カスティリオーネ・デル・ラーゴは行ったのですが、駐車場が見つからずで、狭い町で、それにちょっと目にはあまり大したことが無さそうで、通り過ぎました。
クリスさんは行かれたみたいですから、様子を聞かれて、コルトーナだけに絞っても、と思いますが・・。
それにしても楽しみが近づきますね!!


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