2006年 01月 30日

・・・ チヴィダーレ・デル・フリウリ ・ ローマ、ロンゴバルド期の都 ・・・

      イタリア北東の国境に近い場所にある、この歴史古く
      珠玉の町 の言葉がぴったりの、チヴィダーレ をご紹介します。
      メルマガでもいずれきちんとご紹介しますが、
      来月この辺りをご旅行されるという方がおられるので、まずはざっと。
      何回も行き、写真も多くありすぎて、さっとご紹介するには纏まりがつかず、
      今回はまず、絵葉書と町の紹介パンフレットからの、ご案内です。

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      ◆ナティゾーネ川に架かる悪魔橋

       これは町のパンフレットから。 
       この様に、町中を流れるナティゾーネ河の水は、
       本当に透明で、エメラルド色をしています。 
       川床に降りることも出来ます。 

       悪魔橋 の名の由来は、一晩で悪魔が橋をかけたから、
       という事に由来するそう。
       
       左上に見える鐘楼が、ドゥオモの鐘楼で、
       一番右端に見える鐘楼の川の側に、
       有名な、ロンゴバルドの小寺院があります。 
       (この内部写真は1番最後に)



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      ◆橋からの眺め

       先程の右端の鐘楼が、この中では左に切れています。 
       ロンゴバルドの小寺院に行くには、
       ドゥオモの横の道をずーっと下り、
       いったん、真ん中に見える教会と鐘楼前の広場に出ます。
       そこから川沿いについている道を、
       戻ってくる形でたどり着きます。



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      ◆絵葉書 1

       中段左に見える門が、駅から行くと最初に出会う市の門、
       アルセナーレ・ヴェネト・兵器庫 です。
       他は、川からの眺め、
       サンフランチェスコ教会(ここは多分閉まっています)など。



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      ◆絵葉書 2 冬

       上段の左端、これは13世紀からの家で、 
       ドゥオモ横からの道を行くと、左側にあります。
       現在は、ロンゴバルドのデザインを模した
       アクセサリーの店になっていますが、
       町には、他に14世紀の家も残っています。

       上段右端、ドゥオモから、ロンゴバルドの小寺院に行く時に、
       いったん外の広場に出るのに、潜り抜けるアーチ。
       上段の真ん中は、ディアーコノ広場



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      ◆ドゥオモ内にある博物館 

       ドゥオモの中に、キリスト教博物館が設置され、 
       写真奥に見える洗礼用の、石造東屋風大たらい!や、
       困った、どう表現しますか?!
       
       いかにも、稚拙な浮き彫りの施された石棺など、
       ロンゴバルドの文様がたくさん見られます。
       
       お昼には閉まりますから、ご注意を。
       それからも一つ、私は見損ないましたが、
       古いオルガンも、教会地下にあるようです。



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      ◆パラッツォ・コムナーレ

       絵葉書に載っていなかった場所の写真を、2枚追加です。  
       これは、ドゥオモの前にある建物で、 
       1月6日のエピファニーアの日には、
       ここで伝統の行事が繰り広げられるそうです。
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       注目して頂きたいのは、前に建つ銅像で、  
       誰か分りますか?
       ジュリオ・チェーザレ、またの名は、
       ジュリアス・シーザー。 
       彼が紀元前50年頃に、この町を開き、
       この周辺の首都としました。
       
       TVでクレオパトラの映画を見、翌日この町で
       彼の像を見た時は
       「こんな所で何してるの?!」と、吹き出しました。



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      ◆ロンゴバルド寺院の内部

       この素晴らしい小寺院を見るだけでも、
       この町を訪れる価値があろうというもの。

       8世紀ごろの物で、石膏と石の粉を混ぜて作った女人像と、
       その下のアーチ、葡萄を形どった飾りが見事です。

       私は、ここの受付の女性と話をしていて、
       立ち入り禁止の内側から、
       壁画を見せて貰いました。

      ***
       
       今回写真がなくご紹介できませんでしたが、
       この町には ケルト人が使っていた地下室 も。
       ナティゾーネの河床と同じ高さで、
       町からは地下となるもので、 
       地下埋葬室 とも 軍の駐屯地 とも言われています。
       
       私はまだ見ておりませんが、町の案内所の
       すぐ近くのバールで申し出ると、見学出来るようです。


       ロンゴバルド文化について、日本では余り有名ではありませんが、
       6世紀頃にドイツからやって来たこの民族に、
       イタリアは、かなりの影響を受けたようです。

       実際このチヴィダーレは、最初のロンゴバルドの中心拠点となり、
       今もこの文化の宝庫の町として有名で、
       ドゥオモの横に、国立考古学博物館 があります。

       ロンゴバルドは、文字による記録を残さなかった民族
       との事ですが、この町のあちこちに残る独特の文様には、
       日本の縄文式文様にも通じる、稚拙な力強さを感じ、
       私は大変惹かれます。

       我がコネリアーノにも、フィレンツェには
       ルネッサンスの風が吹き始めた と同時代作の、
       稚拙な顔が建物の壁に残っていますし、

       アーゾロには、ロンゴバルドの家 と呼ばれる、
       何とも摩訶不思議な彫刻で、埋め尽くされた家があります。
       実際のロンゴバルドではないとの事ですが、
       感じとして納得できる、熱中感、宇宙観がある
       彫刻を施された家です。

       ガイドブックにあったチヴィダーレの説明に、
       実際に行って見るまで、どれほどこの町が素晴らしいか
       想像出来なかったとありました。 

       折角の訪問ですから、ご旅行の時は是非お天気に
       恵まれて欲しいものです。 
       ナティゾーネの河が、どんなに透明でエメラルド色か、
       町の人々がどれほど自分の町を誇りにしているか、
       それを見て頂きたいと、私も願っています。

      ◆行き方 
       国鉄でまずウーディネ・UDINE まで。 
       そして乗り換えて(1時間ごとに連絡)15分で到着。
       駅に着いたら、真っ直ぐ駅前の道を行き、突き当りを左に。 
       間違える恐れはありません!


    ***

by italiashiho2 | 2006-01-30 22:19 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(2)
Commented by BB at 2012-05-04 21:14 x
今夜も、お邪魔します。
時間がありますと、ここに来てしまいます。
そして、今夜も片手にワインです。うぃ〜〜〜。てへぇ!

さて、この街も行きました。私達が行くと、東洋人の観光客が珍しいのか、ジロジロ見られましたが、一言「ここの駐車場に停めてもいいですか?」とか質問しますと、とても親切ですね。
ロンゴバルド寺院の立ち入り禁止区域から壁画をみた@P@!
ぐ、ぐ、ぐやじ==でちゅ。

さて、この街で秋田犬2頭に会いました。勿論ナデナデさせて頂きました。ウフ。
そして、プルシューテリア(こんな言い方するでしょうか?)でサンダニエーレと白ワインで昼食。そのとき既に出来上がっていたおじ様達のお膝でBBはパチリとツーショット。
おまけにブッチュとされました><: 
とても楽しかった思い出です。 生ハムも美味しかったです。
Commented by italiashiho2 at 2012-05-05 01:48
★BBさん、こんにちは、いらっしゃいませ!! コメント有難うございます。

あ、チヴィダーレまで! 良かったでしょう、この町?! あそこまではなかなかまだ日本人観光客も未開発なのかもですね。

そうなのですよ、受付の彼女が暇だったせいか、あれこれ話を聞かせてくれて、逆向きで普通は見れない壁まで、中に入れて見せてくれたのでした。

そうそう、秋田君はイタリアでもちょいちょい見かけますね。犬を見て褒めると、もう飼い主はデレデレになりますね、どこでも。 ははは。

大体デグスタツリオーネ(お味見所)というみたいですけど、・・いやはや、お膝の上で? プチュ? って、BBさんがお味見されているではないですかぁ!! ははは。

あの町は、というかフリウリのお菓子に既になっているのですが、グバーナという、クルミや干しブドウを巻き込んだパネットーネに似た味の丸い焼きパンでも有名で、橋の近くに何軒も店があるのですけど、食べられましたか?


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