イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

italiashio.exblog.jp
ブログトップ
2009年 05月 27日

・・・ ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ ワイナリー訪問 その2・・・

      引き続き、ヴァルドッビアーデネのソレッレ・ブロンカ
      ・Sorelle Bronca のワイナリー訪問をどうぞ!


d0097427_0275378.jpg

      ◆ソレッレ・ブロンカ  8

       これは、エリーザさんには叔母さんに当たる
       アントネッラ・Antonella さんのご主人
       ピエロ・Piero さんの掌

       凄いでしょう?!
       現場で働く方の手なのです。
       アントネッラさんが「誰もが皆、驚く」と。



d0097427_0283832.jpg

      ◆ソレッレ・ブロンカ  9

       こちらが、パルティチェッラ68
       が、申し訳ないです、
       他に何を試飲したのかも、覚えていないのですよ!
       美味しかった事だけは、しっかりと。

       坂本氏はお仕事で詳しくメモを取られていましたし、
       ヴィノテーク というワインの専門誌7月号
       今回の取材報告が載るそうですから、
       (彼は12.3軒ワイナリーを取材された筈)
       詳細な試飲報告は、そちらでどうぞ!
       ヴィノテークのサイトは、
       http://www.vinotheque.co.jp/



d0097427_0303997.jpg

      ◆ソレッレ・ブロンカ  10

       ワイナリーの中庭で、
       左から、アントネッラさん、
       彼女と、エリーザさんのお母さんエルジリアーナ
       Erdilianaさんが、このワイナリーの創立者という訳で、
       エリーザさんのお父さんは、ワイン醸造には関係のない
       家具関係のお仕事だったとか。
       そのせいか、後ろのドアも素敵なデザインでしょう?

       真ん中が、アントネッラさんのご主人、
       厚い掌の持ち主、ピエロさん。



d0097427_0312766.jpg

      ◆ソレッレ・ブロンカ  11

       そして、お昼を食べに。
       トゥレヴィーゾの土地の料理を食べさす所、と
       説明され、連れて行かれたのですが、
       あれ、これは?!
       先日、近くのチソンのお城で、G8の農業大臣の会合があり、
       そのTVニュースで見た所なのですね。
       その昼食会に、ソレッレ・ブロンカの赤ワイン
       セル・ベーレ・SER BELE が供されたそうで、
       我々もここで頂きました。

       が、慣れぬ試飲が重なり、食前酒どころか
       胃が心地よく睡眠に入っていたようで、
       日頃よりも食べられず、・・本当に残念!!
      
       いつも、お皿の写真は撮らないのですが、
       あまりにも美しい彩の前菜なので。
       リコッタチーズを、フライパンでさっと炒め、
       その上に、トマトと、黒オリーヴ。
       黄色いお皿は、パルミッジャーノをフォルノでパリッと。



d0097427_0322558.jpg

      ◆ソレッレ・ブロンカ  12

       レストランの内部装飾を1枚。
       ピエロさんのお話では、この銅の鍋は
       かって電動ポンプがまだ無かった時代、
       葡萄酒を運ぶのに使っていた、バケツだそうです。

       天井から所狭しと下げられ、銅の柄杓などもあり、
       土地の歴史を物語り、圧巻。

       ロカンダ・ダ・リーノ・Locanda da Lino
       こちらのサイトで、様子を。
       http://www.locandadalino.it



d0097427_0333915.jpg

   ◆ソレッレ・ブロンカ  13

       コネリアーノにほど近い ルーア・Rua まで、
       赤ワイン、セル・ベールDOC の畑を見に。

       この周辺の赤ワインになる葡萄は、
       しばらく干して後、絞ると読んでいましたが、
       尋ねましたら、やはり、その様子です。
       
       丘の傾斜に沿って、葡萄畑が広がりますが、
       畑が新しいので、トラクターも入るとの事。



d0097427_0343452.jpg

      ◆ソレッレ・ブロンカ  14

       土地柄が良いのか、既にかなり大きくなった
       葡萄の赤ちゃん。

       「もうこんなに育っている」とアントネッラさんが
       嬉しそうに、見せてくれたのですが、
       いかにも葡萄、ワインへの愛情が感じられた声でした。



d0097427_0355310.jpg

      ◆ソレッレ・ブロンカ  15

       そしてすぐ近くの、
       1か月前に植えたばかり、という葡萄畑も見学に。
       支柱が見事に並んだ畑を見慣れた目には、
       なんとも可愛い畑です。

       葡萄の木は、植えて3年後から収穫できるそう。
       とすると、4.5年後には、この畑のワインも
       味見できるのかも!

       アントネッラさん、ピエロさんご夫婦は
       日本に行かれた事があり、大変な親密感を持たれていて、
       きちんと整った、親切な日本と
       何度もお褒めを頂き、
       少しこそばいながらも、嬉しく聞きました。

       全体の中では中位の大きさのワイナリー、とは
       エリーザさんの言葉でしたが、
       細やかな彼女たちのワインへの愛情を
       ピエロさんや、フェデリコ氏がしっかり支えている様子で、
       大変心地よい印象が残りました。

       サイトはこちら
       http://www.sorellebronca.com/



d0097427_0364261.jpg

      ◆ビゾール  1

       最後の訪問は、サント ステーファノ近くの
       ビゾール・Bisol というワイナリー。

       サイトはこちら、もちろん英語版、そしてドイツ語版も。
       http://www.bisol.it/



d0097427_0374985.jpg

      ◆ビゾール  2

       ここはまた、一味違うワイナリーというか、
       16世紀からの歴史も持つ、
       企業精神旺盛な、大変活気に満ちた
       研究熱心なワイナリー、の印象です。

       まず、この写真でご覧いただけるように、
       持っている土地が、あちこち地質の違う土地に広がり、
       生産するワインも種類が多い、様です。
       サンプルで、土地の色、質の違いが良く分かりますね。



d0097427_0383711.jpg

      ◆ビゾール  3

       これは社のパンフレットから取りましたが、
       地質についての説明図です。

       右の上、水色から順に、
       Ghiaie calcaree   砂礫の石灰岩
       Arnaie fossilifere  化石を含む砂岩
       Marne        泥灰土 
       Marne Argillose   粘土質の泥灰土 
       Arenarie e conglomerati  砂岩と礫岩

       これで、カルティッツェ辺りは、化石を含む砂岩地帯
       だと分かりますね。



d0097427_0392629.jpg

      ◆ビゾール  4

       こちらの真ん中、アルミを巻いた瓶がありますが、
       これが、酸化防止剤を加えていないプロセッコ
       ノーゾードゥエ・noSO2
       SO2 というのが、酸化防止剤の事で、
       つまりそれが含まれていない、no SO2 と。

       究極というか、大げさな程、とは、このワイナリー一家の
       ジャンルーカ氏・sig.Gianluca の言葉。
       が、一見謙遜風ながら、確固たる自信が感じられました。

       最後、この noSO2を、素晴らしい場所で
       試飲させて頂きましたが、後ほど。
    
       その左横に見える小さな瓶は、
       ドゥーカ・ディ・ドッレ・DUCA DI DOLLE
       これはプロセッコの葡萄を干して、それで作ったもの。
       エキゾチックな香りが濃厚な、切れ味のよいプロセッコ、   
       と、説明にあります。

       家が近いからと、お土産に頂いて戻りましたが、
       今回の3軒のワイナリー訪問で
       品質にかける情熱の凄さ、大変さを垣間見ると
       単なるワイン1本とは思えなくなり・・、
       お正月に開けようか、などと。



d0097427_0403588.jpg

      ◆ビゾール  5

       用意されていた、試飲のテーブル。
       このグラスの数を見て、我々の前の訪問客は、
       これだけの種類を試飲するのかと、ひるんだとか!

       真ん中の籠に入っている、おかきの様なもの、
       これも、ビゾールの企業がヴェネトの美味を求め、
       野菜からチーズ、サラーミ類に至る高級食品を作り出している、
       その一つの、プロセッキーニ・I PROSECCHINI。
       ジャーダ・JADA という企業名ですが、
       美味しそうなサイトは、こちらに。
       http://www.jada.it 

       



d0097427_041272.jpg

      ◆ビゾール  6

       こうして試飲を重ね、・・、
       その時々に受ける印象を坂本氏と話し、
       ジャンルーカ氏にも話すと、間違いない様なのですが、・・

       いかんせん、積み重ねがききません。
       ソムリエになりたい希望を持たずに、幸いでしたぁ!



d0097427_0431656.jpg

      ◆ビゾール  7

       プロセッコ全体の印象は、軽やかで、フルーツの香りがし
       飲みやすく、後を引かない、というのが定評で、
       一般のワインの様に、何年も熟成させない、
       と、言います。

       が、このビゾールでは、伝統的なシャンパン式の
       何年も寝かせる、という方式も取っており、
       その地下の古い蔵も見せて頂きました。

       そして、まさに圧巻!
       薄暗い、古い蔵に、びっしりと瓶が並び、続きます。
       そして付いている札には、2000年の日付も!

       

d0097427_0442270.jpg

      ◆ビゾール  8

       細長く続く古いカンティーナの突き当たり、
       まさに舞台装置満点!

       壁が光っていますが、
       これは水が染み出し、苔がびっしりと
       壁を覆っているのですね。
       この蔵を見る事が出来ただけでも、大満足!



d0097427_0451857.jpg

      ◆ビゾール  9

       この地下蔵で試飲したうちの1本、
       2001年の エリゼオ・ビゾール・ELISEO BISOL
       これは、創始者の名前だそうですが、
       今気がつくと、下にナンバーも入っていますね。
       
       口に含んだ瞬間は、大変柔らかく、
       そしてすっきり、きりっと消える、
       の強い印象を残したのは、これでしたっけ?
       申し訳ない!



d0097427_0462610.jpg

      ◆ビゾール  10

       最後に、ビゾールが持っている離れた土地、
       ロッレ・Rolle という、チソンの近くにある
       先にご紹介したドゥーカ・ディ・ロッレの葡萄の産地、
       そしてアグリトゥリズモもある場所に案内されました。

       ご覧のように、小さな丘が重なり、
       素晴らしい場所、谷の林も深く、いくつも続き、
       いかにも、柔らかい空気です。



d0097427_0471360.jpg

      ◆ビゾール  11
 
       ドゥーカ・ディ・ロッレ・Duca di Rolle とは、
       ロッレ公爵を表しますが、
       入り口の鉄柵から入り込んだ農家風母屋の軒下には、
       こんな馬車も見られ、お庭にはプールも。

       入り口の鉄柵のスイッチが利かずに開かず、
       ゆっくりと開けに来てくれた、如何にも農夫風年配男性、
       半ズボンのベルトの後ろには、大きな鉈が下がり・・!



d0097427_0481492.jpg

      ◆ビゾール  12 

       これは、母屋からかなり下がった位置にある、
       アグリトゥリズモの宿。
       部屋ではなく、アパートですね。 
       台所が付いていて、一泊一人70エウロ位とか。



d0097427_0492378.jpg

      ◆ビゾール  13

       2階のテラスからの眺め。
       なんともゆったりとした、素晴らしい眺め。
       写真真ん中に水色に見えるのは、小さな池です。

       案内のミケーラさんが、車の中で興味ある話を。
       何世紀か前まで、ヴェネツィアのラグーナ一帯で栽培されていた
       葡萄の品種ドローナ・Doronaを、歴史家たちと探し出し、
       ブラーノ島のお隣、マッゾルボ島の塀(壁)に囲まれた土地に
       100株程を植えたのだそう。
       そして、2011年をめどに、
       かってのヴェネツィアの白ワインの味 
       ヴェニッサ・Venissa を予約制で売り出し、
       ヴェネツィアの味のレストランも、というプロジェクトが
       進行中だそうです。
       彼女は、インディ・ジョーンズみたいな探検をした、
       と表現しましたが、聞く方も少しワクワクしましたね。
       こちらのサイトで、冒険の一端を
       http://www.tesoridivenezia.it/pages/ita.html
 


d0097427_0501850.jpg

      ◆ビゾール  14

       こちらは、内部2階部分。
       
       さて、我々日本人はこういう場所、
       このお部屋で寛げるでしょうか?!
       皆さんは、どう思われます?



d0097427_0513842.jpg

      ◆ビゾール  15

       このテーブルを用意して下さり、
       (ちなみに、生ガキ、手長エビの刺身、そしてマグロ)
       酸化防止剤抜きの、ノーゾードゥエ・noSO2を
       頂きましたのです、はい。

       瓶を手にしているのは、ミケーラさん・sig,ra Michela
       彼女が本社でも達者な英語で説明し、
       車で案内もして下さったのですが、
       頂いた名刺には、ドットレッサ・博士の称号が。

       酸化防止剤抜きのワインは、30年ほど前にはこの一帯で
       結構造られていたのだとか。
       それが条例の関係と思うのですが、再度復興させるには
       それなりの研究が必要だったようです。
       酵母との関係、出来上がりの味の質、ecc
       他にも酸化防止剤抜きのワインを造っているワイナリーが
       あるそうですが、味の点で格が落ち、
       その点、このノーゾードゥエは、かなりのヒットの様です。
       かなり、というのは、ミケーラさんの言葉です、ご想像を。
       
       味は、大変軽やか繊細で、爽やか!
       
       ビゾールのサイトは、
       http://www.bisol.it/



d0097427_0523629.jpg

      ◆感謝 il Ringraziamento

       なんとも素晴らしい体験をさせて頂いた一日でした!

       何度も葡萄畑の道を通り、通りすがりのワイナリーで
       味見をして買い込んだ事もありますが、
       こうして、ワイナリーの中を見学し
       実際に作っている方の話を聞くのは
       まさに一味違う、素晴らしい経験でした。

       この地方のワイナリーの活気、熱気
       直接に感じ取り、
       こうしてお伝えできるチャンスを得た事が
       大変嬉しいです!

       私のブログを見て、連絡を取ってくださり、
       思いがけないチャンスを下さった坂本氏に感謝!
       そして、飛び込みの素人と知りながら、
       温かく、親切に対応して下さった各ワイナリーに感謝!

       ヴェネトのプロセッコが
       はるばると日本のテーブルに届き、
       それを飲まれる皆さんに、
       どんな土地で、どんな人々の手で
       どういう風に造られているのかを
       少しでもお伝えできたら、
       今回の私の感謝に代わるものと思います。

       Grazie a tutti, Vi ringrazio di cuore !! 

      *◆*
 
       今回ワイナリー訪問をご一緒しました
       坂本雄一氏は、飛騨高山の坂本酒店の息子さんで、
       今回のこのご縁を幸いに、
       お店のサイトと相互リンクをさせて頂く事になりました。
       ワインを売るだけでなく、各地でワイン会も開き、
       今回の様に取材も、と幅広く活躍されている様子。
       サイトを、ご訪問くださいね。
       http://waiwai-wine.com/index.html


d0097427_0534591.jpg      
    
      
       
 

by italiashiho2 | 2009-05-27 00:17 | ・ヴェネト Veneto | Comments(4)
Commented by BB at 2012-07-06 15:01 x
イタリアでも、日本でも、ワインを買う時に いつも迷うのですが、
高いワイン=美味しい!  とは限らないですよね?
でも、15ユーロから20ユーロくらいまででしたら、 おいしいのかしら? 呑んでみるしかないでしょうかね。 
ワインが好きなくせに,よく分からんチンなのです。
Commented by italiashiho2 at 2012-07-06 18:04
★BBさん、そうですねぇ、日本はワインが高いでしょう? イタリアのが日本に入ると倍以上の値段になりますよね。
ですが、まぁ、一般に値段の高いのは、好みはありますが、まぁ、やはり美味しい、と。
と、レストランで飲むのと、店で買って飲むのとの値段の違いもあると思います。

今頃はいつも瓶の始末の問題もあって、家では量り売りのワインを買ってくるのですが、5Lの白で、大体7~7,5エウロ、先日買った赤で8,5エウロ位ですが、美味しいです。  瓶代、ラベル、手間賃等が中小メーカーだととても高くつくので、それが無いととても安くなるのだそうです。
本当にこちらでは、値段の幅が大きいですよ。
Commented by BB at 2012-07-06 19:03 x
ぎょえ〜〜!
5ℓで7〜7.5ユーロ。
って、あぁ〜〜た。先日 フランスのワインを3ℓ買って、¥3.700でしたよ。紙パックのワインだったのだけれど、しかも美味しくなかった==! 日本のワインを試したとしても、まだまだ日本のワインも、お高いっす!><

我が家は木曜日が瓶缶の回収日。 
集積場に出すのはジジの仕事。
毎回言います『呑まないオレが,何故にこのビールとワインの瓶を出さないといけんのかのぉ〜〜!』。ウフフ…。
Commented by italiashiho2 at 2012-07-07 00:56
★BBさん、それは高いですねぇ! 紙パック入りで?! こちらのスーパーで売っている1Lの紙パック入りだと大体1エウロ前後だったと。 1エウロしないのからありますよ。
特別美味しくはありませんけど、控えに買って置いて料理にも使ったりします。
日本製のワインね、行った時に飲んだのですけど、こちらのに慣れた口には、美味しくなかったですね、正直言って。 そのくせ結構なお値段でね。
それに辛口と書いてあるのに、飲むと凄く甘くてね、日本の基準がかなり甘口なのかと思ったです。

ははは、ご主人の愚痴、可愛いなぁ! 飲めると、世の中変わりますって、お勧めして!


<< ・・・ ヴァルドッビアーデネ・...         ・・・ モンタルチーノ ... >>