イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

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カテゴリ:・ナポリ・アマルフィ Napoli e( 33 )


2014年 04月 24日

   ・・・ ポジターノ その2 ・ 重なる家々、要塞、海の色 ・・・

       こちらイタリアは20日21日と復活祭のお休みもすみ、
       次は25日の開放記念日(第2次大戦、ドイツからの)
       そしてヴェネツィアでは守護聖人サン・マルコの祝日と重なり、
       27日の日曜日、5月1日メーデーと、
       日本のゴールデン・ウィークには到底敵いませんが、
       イタリアには珍しく飛び石連休が続いています。

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       という事で先回に引き続き、・・かなり強引ね、ははは、
       ソッレント半島の南側、アマルフィから西に約20kほど、
       他に類を見ない素晴らしい景観の町、
       ポジターノ・Positano その2 をご覧くださいね。

       浜の西端から細い道を伝い、かっての海賊船見張りの塔
       ソッレント半島の突き出した岩場にいくつもある塔の一つ、
       こうしてみても2つ見えますが、
       手前の円形の方にまず近寄ってみる事に



       細い道の脇から、またまた細い階段が上の家に続き
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       崖道の傍らには、びっしりと南国の植物が茂り
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       春の気配を早くも感じて咲く、野生の可愛い花々
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       浜からこんな風に遠ざかり
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       円形の塔に近づいた所
       石造りの頑丈な物で、現在は改装して人が住んでいて、
       屋上に上がる為の階段も新しいですね。
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       崖側から大きな木が伸び茂り、
       実際はかなり陰の濃い場所。



       回り込んだ所に、入り口の扉
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       道側から見ると2階分と屋上ですが、
       海側の崖に張り出した部分はもう1階分下があり、
       中は円形のかなり広い住居になっていると思われます。

       遠くから見ると屋上部分には白いペンキが塗られ、
       テーブル、椅子も見えましたから、
       お天気の良い日は、素晴らしい眺めをお楽しみと。



       脇から覗き込む崖の下は、こんな色の海
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       奥の四角い塔との間に、小さな浜が見え
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       塔とその並びはこんな様子
       かなり大きく、きちんと改装され、
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       ホテルになっているのか、と思いましたが、
       地図で調べた限りは名前が出ないので、
       むむ、やはり個人の住宅なのか・・?!

       何ぞと思いつつ調べてみましたら、色々と分りましたので、
       例のごと付け刃式に、これらの塔についてあれこれを、ははは。

       こういった突き出した岩場ごとに見える見張りの塔
       ソッレント半島の南側、本土のサレルノ・Salernoに近い
       ヴィエトゥリ・Vietriからポジターノにかけ
       30ほどもの要塞・塔があったそうで、
       現在もまだ、数えてみましたら20を越える塔が存在します。

       形には2種類あり、上でご覧の様に古いタイプは円形で、
       これは13~14世紀にかけて作られ、
       壁の厚みも薄いのだとか。
       この塔から海賊船が見えると、住民達に襲撃を知らせ、
       避難するよう呼びかける役目だったそう。

       町の奥、崖の上に点在する小さな村々は、
       元々はこうした海賊の襲撃から逃れる為にあったのだそう。
       
       その後16世紀の半ばになり、重なる海賊船の襲撃略奪に対し、
       スペイン王国ナポリ副王から、この一帯の海岸線をカバーすべく、
       4~5000歩ごとに塔の設置、という命が出たそうで・・!
       頑丈な、とりわけ外側の壁の厚い四角形の塔が造られたのだと

       勿論この変化は重火器の到来という時代変化にも対応し、
       襲撃からの単なる避難のみでなく、要塞上からも船に攻撃できる、
       という利点をも兼ねた物。

       9世紀から17世紀の約800年間にこのソッレント半島一帯は
       何度ものイスラムの襲撃略奪船の被害に遭い、
       16世紀には歴史に残る程の惨劇が3度もあり
       ポジターノも2度襲撃されているのですね。

       こうしてみると、私が傍で見た円形の塔は
       古いタイプの物だった事が分りますが、

       現在ポジターノには3つ塔が残っているそうで、
       この円筒形は、どうやらトッレ・ディ・コッツィ・Torre di Cozzi
       といい、それ以前にあったトッレ・トゥラシータ・Torre Trasita
       が破壊された後に、再建されたものの様子。

       奥に見える四角の塔は1532-33年に造られた物で、
       トッレ・フォルニッロ・Torre Fornillo
       現在はカステレット・Castelletto・小さな城と呼ばれている様子。

       もう一つは、多分これではないかというのを
       撮っておりますので、後ほど。

       色々サイトを探しておりましたら、
       塔をめぐる個人ツァーというのもあり、はは、
       二人以上、個人ガイド運転手、個人ボート、軽食付き、
       一日100エウロから、というのもありました!
       ご希望の方は、
       http://www.travelamalfi.com/tours/827-827?lang=it



       道はこんな風に続き
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       覗き見る下の海はこんな感じ!
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       で、まぁ良かろう、と早仕舞いとし、ははは、恐れのshinkai、
       人家に近い、元の広い浜に戻ります。
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       今度は教会の下側の道を通り抜け
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       細い道、すぐ脇から上の家に続く階段
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       いくつもの鉢植えが満杯!
       ここの気候では、鉢の土に差し込めばOKなのかも、ははは。
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       いかにも南の、爽やかな雰囲気が漂うでしょう?!
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       八百屋さんの店先も、重なる家の隙間に
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       ぼちぼちと上に向かって歩き
       教会の丸屋根の高さがこう見える位置まで・・。
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       でも上を振り向くとまだまだ・・!
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       多分浜から見て、町の奥に向かって歩いたようで
       少し開けて道が通り、地元の人達が住まう感じの場所に出て、
       こんな陶器のお土産屋さんが何軒か
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       ここの建物の並びの向こう側を道が通り、
       つまりここに見えるのは店と家の裏側なのですが、
       土地の段差の都合なのでしょう、
       横幅が小さく、床位置が皆違います。
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       見かけた垣根に開きかけの大きな花
       最初の町への道脇でも見かけましたが、なんという花?
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       ほんの少しの風に、ひらひらと揺れていた散りかけの桜
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       テラスの鉢にも、たわわなレモン
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       こうして町の入り口の広場に戻ってくると、
       朝植え替え中だった三色の花壇も出来上がり
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       カプリ島でも盛んに見かけた、小さい運搬車
       そう、少なくともこれが無いとねぇ・・!
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       細い道を抜け
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       バス停への上り道の店も、陶器店か衣類店
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       これが多分ポジターノに今も残る、
       かっての見張りの塔の一つではないかと・・?
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       町からの道と国道との合流点にあった標識
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       ポジターノの町の中心まで2kは良いですが、
       病院・ospedale・オスペダーレまで19k!
       上のソッレント・Sorrentoまでと同じ距離ですから、
       この一帯の病院は、山越えしてのソッレントのみなのかも! 



       町の西側の崖の家々と浜が、再び覗き見る高さとなり
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       西の海にこぼれる陽射しが面白い効果を・・
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       傾き始める陽が、建物群に少し差し込み
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       山越しに、町の一番高い家並みにも
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       再び強くなった陽射しの下、浜で楽しむ人々
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       あの塔も、光る海に霞みそう!
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       何ぞとポジターノの想い出を胸に入れつつ、
       たどり着いた狭い国道のバス停では、来た時同様、
       ははは、車のすれ違い妙技が待っておりましたぁ!
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     *****

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by italiashiho2 | 2014-04-24 01:35 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(12)
2014年 04月 19日

   ・・・ 海に面し、美しい特異な景観の町 ・ ポジターノ その1 ・・・

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       ソッレントに引き続きご覧いただくポジターノ・Positanoの町。
       ソッレントから山越えのアマルフィ側、
       半島の南側に位置する町で、
       切り立った崖にへばりつくような家々と、前に広がる青い海

       狭い海岸べりに次々と展開する町の多いアマルフィ沿岸でも、
       これほど密にびっしりと、というのは他になく、
       その特異さと美しさには驚かされますが、
       アマルフィから一日出かけた様子をご覧くださいね。

       アマルフィの夕暮れ
       http://italiashio.exblog.jp/15382581/
    
       トップの写真は、アマルフィから約20kmの距離、
       バスで30分ちょっとだったと思いますが、
       町の東の停留所で下り歩き出し、見えてくる町の眺め
       ね、美しいでしょう?! 

       今いる位置の目の高さが、対岸の家並みの中程より少し上ですね、
       大体この高さを国道がぐっと迂回し、バスや町を通り過ぎる車も通り、
       町の中心には斜めにだらだらと坂道を、ここはまだ階段ではなく、
       ははは、を下っていきます。



       地図をどうぞ。
       まずソッレント半島での位置と、
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       少し見難いですが衛星からの町の地図で、
       切り立った崖を国道SS163が迂回カーヴしながら通る様子、
       そして見える他の道は地元の人達が車の乗り入れ出来る道。
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       町の東端の突き出しカーヴする所でバスを降り、
       斜めにだらだらと下り、突き当たる手前辺りから海に向かい、
       つまりヘアピンカーヴ式に曲がってくると浜に出る、という訳です。
       


       道脇にこんなベンチもあり
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       覗き込むと、下のお家のテラスと青い海!
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       出かけた日は、朝のうち少し曇り気味だったのですが、
       徐々に晴れ午後は快晴。 海がとても鮮やかな色でした。



       下り道はこんな感じで、
       町が徐々に近づくのを正面に見ながら行くのは、
       とても良い気持ち! 期待が高まります。 
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       ほらね、道が狭いでしょう?
       多分この道を車で通るには、居住者であるとか、
       仕事の為とかの許可が要るはず。



       で、こんな小さいのに2人乗りのが通ったり
       前面両脇のぶっつけた跡、見えますか? ひひひ。
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       お店もあり、こんな品々も並び
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       これはドライ・トマトの製作中と、唐辛子
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       こんな重たい由緒ありげな扉も見かけつつ、道を下り、
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       道下に見えてくる浜
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       そしてほら、西側の家並みの下側と
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       上側!
       この特異な景観!! 他に類を見ません
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       この素晴らしい眺めは、こちらのTV・CMでもちょいちょい出ますし、
       そうそう、映画「トスカーナの休日」にも出て来ましたね。
       探しましたが良い場面が見つからず、浜でのイタ男ぶりを、ははは。
       http://www.youtube.com/watch?v=8mIYapZI5II

       こちらに船での短いポジターノ訪問を見つけました。       
       http://www.youtube.com/watch?v=ZsZI5bXzgdY       


       サンタ・マリーア・アッスンタ教会・Santa Maria Assunta
       の丸屋根が、この高さに。
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       マヨリカ焼きのタイル屋根、
       色は太陽の黄色と植物の緑、とありますが、
       ちょっと茶っぽく見えますね。



       さて国道筋から下って来て、折れ曲がって少し下に
       細長い広場があり、そこの花壇の植え替え中
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       ちょうどイタリア共和国建国150年周年記念日間近で、
       お花で三色を並べている所だったのですね。
       戻りにはもうちゃんと出来上がっていましたので、
       次回にその成果をご覧いただきますです、はい。



       その位置から振り返り、見上げる背後の崖の高さ!!
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       町中に入ると、そう、どの道もこんな狭さでくねくねと
       そしてわき道はどこもかしこも階段で、
       こんな道はもう歩くしかありませんね!
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       正面2階の店のテントに、デリカテッセンと見えますね。
       この日我らはこの店でお昼を買い込み、
       ナイフとフォークも付けて貰い、浜で食べましたっけ。

       ポジターノの町の猫ちゃんワンちゃんは既に。
       http://italiashio.exblog.jp/15436409/



       お土産物の店先、この町もと言うよりアマルフィ海岸一体は
       レモンの特産地で、リモンチェッロはとても有名。
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       上に見える焼き物の看板には、
       I Profumi di Positano・イ・プロフーミ・ディ・ポジターノ・
       ポジターノの香り、とあるのですが、
       右手前に半分写っているのは、レモンの香りがする蚊取り
       名前忘れたぁ、夏の夜に点けたりするのですがぁ・・、
       蚊取りはやはり、キンチョウかベープでござるよ! ははは。

       あ、も一つついでに知ったげに言いますと、はは、
       ポ si ターノと書いて、なぜ ジ と濁るかと言うと、
       sが母音の間に挟まれるとシではなく、ジになるのですね。
       アッシジ・Assisi の最後のsと同じように。



       町中の細い道を下りながら、ふと見上げる向かいの高い家並み
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       そして、この目の高さに、小学校あり!
       校庭、そう、テラスで休憩時間を遊んでいます。
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       賑やかな色の衣類店があり
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       こんなアーチの通路の店もあり
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       道の上に、蔓植物が屋根を作り・・。
       夏は暑いそうですし、こんな道は涼しくてよいかも。
       それにしても、この一帯の植物の繁殖力は凄まじい!
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       道が上下に交差して・・!
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       そして出てくるサンタ・マリーア・アッスンタ教会前
       元は12世紀といいますが、現在残るのは18世紀後半のもの。
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       脇にある鐘楼、こちらは18世紀初頭の建設で、
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       鐘楼の下の扉の上にある浮き彫りは、
       中世の海の怪物と、魚と狐。 なぜ狐なんだろ?
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       教会内部
       元は一廊式だったといいますが、現在は拡張され3廊。
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       祭壇には、黒い顔の聖母と、膝の上に小さい小さいキリスト
       これは12世紀頃、ベネデッティーノ派の僧侶が運んで来たものと。
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       パイプオルガンは、下側に管が突き出す形。
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       新しい華やかな教会の中に、
       こんな古い虫食いの、物入れ式のベンチが片隅に
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       教会前の広場を囲う塀に、古い教会の遺物がはめ込まれ・・。
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       ポジターノの町は背後を高い山に囲われた温暖の地で、
       冬も6度以下になる事が殆どなく、
       夏は長く暑いけれど、海風が涼しさを運んでくる、という
       まさにローマ期からの休暇最適地

       近年この教会近くから、その遺跡跡が発掘されたと言いますが、
       この教会の床にも、古いモザイク床が残ってもいると。



       どこの道も、こんな階段道・・!
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       浜に出て、見上げる西側の家並み、
       まさに壮観!! 他に言葉が見つかりません。
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       浜の後ろ、さっきの教会はすぐそこに
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       教会のマヨリカの丸屋根
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       東側の崖と重なる家々
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       夏はさぞ混むであろう浜も、まだ人が居らず・・
       風も冷たくなく、ぬくぬくとした浜でしたよ。
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       ぶぃ~~んと飛んで行くプロペラ機
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       浜辺はかなり細かい砂で、波も高くなく
       波が打ち寄せ返す、というのは、見飽きませんねぇ!
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       浜の東の端にある岩場、そこに打ち寄せる波
       何枚も連続して撮っており・・。
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       何を考えていたのかと思いつつ整理していて・・、
      


       そう、何回かに1回打ち寄せる大きな波を撮りたかったのですね、
       ついでにすぐ近くにいた男性があわてる姿もね、ははは。
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       ソッレント半島のちょっと突き出した岩場には、
       海賊船見張りの要塞・塔が必ずありましたが、

       こんな下手な、ははは、失礼、タイル画を浜の近くで。
       コーヴォ・デイ・サラチェーニ・サラセン人の巣、隠れ家、とでも。
       アラブ人の海賊船が襲ってきて、戦っている場面ですが、
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       コーヴォXXというのは、すぐ近くのホテルの名だと、
       今回地図を見ていて気が付きました。

       次回に、近くの海賊見張りの塔の傍に行ったのも見て頂きますね。

       アマルフィからバスでサレルノに、海岸線の眺め
       http://italiashio.exblog.jp/15560454/ 



       今回の〆に、もう一度浜からのこの景観を!
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       次回もお楽しみに、お願いいたしま~す!



     *****

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by italiashiho2 | 2014-04-19 00:26 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(23)
2014年 04月 14日

   ・・・ 陽光あふれる、ソレントの町散歩 ・ その2 ・ 追記 ・・・

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       カプリ島から一日出かけましたソレント・ソッレントの町、
       先回は観光バスに乗っての町の一回りをご覧頂きましたが、
       今回は町の中心を歩いた様子でどうぞ。

       先回の観光バスの発着所としてみて頂いたタッソー広場、
       船着場からまっすぐ崖の切り立った道を行き、
       階段をはぁはぁと上って到着した広場ですが、ははは、

       そこから東に向かう通りがかなりの繁華街で、
       上の写真のように、お土産品としてよく見かけるのが
       なんといってもリモンチェッロ・Limonchello.
       ナポリ一帯からアマルフィ、そしてここソレントでも見る、
       甘くて強いレモンの香りと味のリキュール。

       で下の段に、葡萄の葉っぱを売っているのですが、
       どんな料理に使うのかな、
       イスタンブルでも売っていましたが、
       あちらはお米を巻いていましたっけ。
       
       リモンチェッロは家庭でも簡単に手作りできるので、
       友人の家にお呼ばれでいくと、食後にこれが出て来ますが、
       まぁ、本当に強い、そして美味しい! ははは。
      
       実は我がブログ内ランキングで、不倒の1位を保っているのが、
       ははは、自家製リモンチェッロの作り方の記事でして、
       ・・こうして書くと、また最長不倒記録が伸びるのだろうなぁ!
       http://italiashio.exblog.jp/13336218/



       そしてジェラート・gelato・アイスクリームのお店
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       我がコネリアーノにもたくさんジェラートの店があり、
       その店々の味があり、皆のお好みの店もいろいろですが、
       いやぁ、それにしてもここのは賑やか、色もトッピングも!

       かなり有名な店らしく、たくさんの有名人の写真が
       張り出してありましたが、今見えているのもその一人。



       これはキャンディではなく、石鹸!
       これも色が鮮やかで、そう、まさにナポリの趣ですねぇ。
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       南仏で見た石鹸の色はもっと自然の色で、
       こんなにお喋りではなかったですよ、ははは。

       南仏ニースのメルカートの様子は
       http://italiashio.exblog.jp/12371373/



       ええ、まぁ、こういう風景も見かけまして・・、 うふっ!
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       町の地図をどうぞ。
       中心の広場が、ピアッツァ・タッソー・Piazza Tassoで、
       そこから西に道が2筋平行して通ります。
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       南側、ドゥオーモ・Duomoのあるのが、コルソ・イターリア
       Corso Italia, こちらは新しく出来た町の大通りで、

       北側を通る少し細い通りが、ヴィア・チェザーレオ・Via Cesareo.
       かってはこちらが町の一番の通りで、貴族の館が立ち並んでいたと
       いいますが、新しく広いコルソ・イターリアが出来ると、
       そちらに中心が移ったのだそう。

       先回の観光バスで、建物の上だけ見て頂いた博物館
       コッレアーレ・ディ・テッラノーヴァは町の東外れに、
       下側に電車の印のあるのがソッレント駅で、ナポリ間との連絡



       先回も見ていただいたタッソー広場ですが、
       正面の建物を挟んで、ほらね、2本通りが見えますね。
       左、コルソ・イターリア、右・ヴィア・チェザーレオ。
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       ところで、タッソー広場の名の由来は、このソッレント出身
       16世紀の桂冠詩人トルクアート・タッソー・Torquato Tasso
       (1544-1595)と書きましたが、どんな人物だったか調べましたら
       これがかなり劇的な生涯を送られた方でして・・。

       ソッレント生まれですが、父親も詩人、宮廷人。
       で、各地の宮廷を経験しつつ育ち、パドヴァ大学でも学びますが、
       法律よりも詩を愛し、フェッラーラのエステ家
       枢機卿ルイージと、その兄であるアルフォンソ2世
       彼はフェッラーラのエステ家最後の領主、
       タッソーはこの両方に仕え、詩作、出版を。
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       エステ家宮廷における幸運な生活の時期も長く続かず、
       繊細すぎる性格からか、最高作と名高い第一回十字軍に材を取った
       「開放されたジェルサレム」の出版後、
       異端審判にかけられたり、自ら出頭したり、刃傷沙汰を起こしたり・・。
       遂に精神に異常を来たし、7年間聖アンナ病院に収監。

       幼い頃かなり厳格なカトリックの教えを受けている事も、
       異端であるとみなされるのを内心極端に恐れたのかも知れず、
       
       その後の生涯も結局平穏には済まなかった様子で、
       詩作しつつ各地を流浪し、収監されもし・・。
       こういうのは読むのも辛くなりますが、
       最後はローマで教皇クレメンテ8世にも厚遇され、
       51歳、病院で秘蹟も受け穏やかな死を迎えたと。

       こういった劇的な生涯は後にゲーテにも取り上げられたり、
       絵画のモチーフにもなっている様子で、

       彼は生地ソッレントに戻る事はなかったようですが、
       「生まれた甘やかな地」と素晴らしい想い出を留めていた様子。

       ・・お疲れ様でした!

       アルフォンソ2世・フェッラーラ・エステ家最後の領主
       と書いていて、思い出した記事がこちらに。 お暇な方どうぞ。
       http://italiashio.exblog.jp/9008175/
       



       さてこちらが、コルソ・イターリア
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       タッソー広場からコルソ・イターリアを行くと、
       近くにカッテドラーレ・デイ・サンティ・フィリッポ・エ・ジャコモ
       Cattedrale dei Santi Filippo e Giacomo.
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       元々は12世紀初頭の建設だったそうですが、16世紀半ばに
       トルコの侵入があり、その後完全に再建されたバロック形式と。



       内部もこんな感じで、
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       天井も華やか
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       いかにもナポリ近く!、という感じがしたのは、
       教会内に大きなプレゼーピオがあったことですが、
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       主役の聖家族は奥の方に!  ピン甘ご容赦。
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       賑やかな教会内でここだけ静寂なイメージに祭衣が並び・・。
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       入り口扉の上にあったオルガン
       天使像が付いたオルガンは、始めて!
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       ナポリの有名なプレゼーピオ
       http://italiashio.exblog.jp/6792525/



       聖堂前広場の脇に鐘楼があり
       そこで賑やかなお喋りが弾み・・。
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       我ら2人は、確かコルソ・イターリアのかなり先まで行き、
       そのあたりで見つけた食堂、という感じの店でお昼を食べ、はは、
       ふらふらと歩きつつ町の見物を。

       こんな教会のタイルの丸屋根も見たのですが、さてどこのか・・。
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       こちらはサン・パオロ教会・San Paolo.
       この鉄の、錆びかけた頑丈な扉が気に入りまして、
       いぇ、中には入っておりません。
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       サンティ・フェリーチェ・エ・バッコーロ教会・Santi Felice e Baccolo.
       こちらも扉が気に入りまして・・!
       中はやはりバロック様式でした。
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       たわわに実るオレンジと、レモンと!
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       ホテルだったかな、入り口横のマヨリカの陶器
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       道の先に広がる海
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       覗き込むと、こんなにも綺麗な海!
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       ふと気づくと、レンガの欠片かな、で浜に書いた
       TI AMO・ティ・アーモ・愛してるよ
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       横の翼の付いたハートの中には、S.
       なにぃ?! shinkaiのSじゃぁ、なかろうねぇ、きゃはは。



       港方面を見下ろし
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       正面に見えるヴェスヴィオ山
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       これはもっと港に近寄った場所からの、港の湾内
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       かっての町の中心通りだったというヴィア・チェザーレオ
       確かにコルソ・イターリアに比べ道が狭く、小さな店が並び、
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       その一角にあったセディール・ドミノーヴァ・Sedil Dominova.
       入り口部分は、四角いロッジャ・loggia・開廊とでもいうのか、
       集会所らしきものですが、
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       入り口から覗くとフレスコ画装飾も見え
       入り口脇にも由緒ある物らしき説明が見え、
       コムーネのサイトを読んでみました。

       この建物が作られたのは14世紀。 
       ソッレントの貴族達の間で、町の支配問題から抗争が起こり、
       その対立は一族郎党まで巻き込む流血騒ぎに発展。
       遂に司教が仲介に入り、死者負傷者まで出したこの騒動は、
       それまでの一つの集会所から分裂し、町の西側に住む貴族達が
       ここに新しいドムス・ノーヴァ・Domus Nova・新しい家、を建設、
       これがドミノーヴァ・Dominovaと呼ばれる様になったと。

       この建物が歴史的に貴重なのは、単にソッレントの町のみならず、
       ナポリを含めカンパーニア州における貴族支配の歴史を留める
       唯一残る物なのだそう。
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       ならば最初にあった政治集会所は、とお考えでしょう?
       セディーレ・ディ・ポルタ・Sedile di Portaと呼ばれていた
       建物は、どうやらタッソー広場に近い位置にあったらしく、
       16世紀初頭に再建されたものの、現在はまるで違うと。



       現在この建物は、19世紀よりソッレント市民労働者の為に
       作られた相互補助協会が使っているそうで、
       いかにも相応しい転用とでも!
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       丸屋根は18世紀になって改装の、マヨリカ焼きのもの。



       スケッチをする友人と別れ、一人で港まで、
       今度は階段ではなく、はは、長い坂道をのんびりと下ります
       途中で観光バスともすれ違い、
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       一番下まで下ると、この眺め!
       写真の左手奥が、港脇の公園。
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       海辺の岩場には、セキレイもいて・・。
       ちょっと痩せているかな、この子?
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       そろそろと春の陽が傾きかける午後、
       港に近い公園脇には、たくさんの猫ちゃんが日向ぼっこ中で、
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       この子は、カメラなど向けられては、ゆっくり出来ないじゃぁないの、
       とばかりに、さっさと立ち去りましたが、ははは、



       お日様たっぷり、風が遮られる場所には
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       他の写真は省略しても、猫ちゃんの写真は削らぬshinkai!!



       そして極めつけ、ヴェスヴィオ背景の記念写真風!
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       はい、ワンちゃんも一人ね
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       さて、時間通りに連絡線がやって来て
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       カプリに向け、戻ります
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       そう、あの真ん中に見える崖の割れ目の奥に、
       恐怖の階段があったっけ!

       さて、かの有名なナポリ民謡「帰れソレントへ」で~す。

        うるわしの海は うつつにも夢む
        君の声のごと わが胸をうつ
        オレンジの花は ほのかにも香り
        恋に嘆く子の 胸にぞしむよ
        あわれ君は行き われはただひとり
        なつかしの地にぞ 君を待つのみ
        かえれよ われを捨つるな
        かえれソルレントへ かえれよ

        ソルレントの海は たぐいなき海よ
        貴き宝を 底にうずむや
        惑わしのシレンは 君の手をとりて
        いと甘き声に 君を誘うよ
        あわれ君は行き われはただひとり
        なつかしの地にぞ 君を待つのみ
        かえれよ われを捨つるな
        かえれソルレントへ かえれよ


       以下延々と続きますが、
       どうやら捨てられた男が彼女に、帰ってきてぇ!
       と哀願しているようですね。

       Tou Tubeは3つご用意致しました、ひひひ。
       まずは格調高くルチャーノ・パヴァロッティ様
       http://www.youtube.com/watch?v=dzg8DTzh4yk

       ナポリ訛りの甘いのがお好みの方は
       http://www.youtube.com/watch?v=ls7iNWTlAEs

       懐かしいエルヴィス・プレスリーちゃんで、
       http://www.youtube.com/watch?v=prUDuCi_1q0&list=RDprUDuCi_1q0

     ◆ 追記です ◆

       実は多分そうであろうと思っていた「帰れソレントへ」の
       日本語訳ですが、パヴァロッティやヴィッラの歌を聞いていて、
       これはかなり違うぞ! と、ナポリ訛りは分らぬままにも・・。

       ちょうどイタリア語訳を見つけましたので、
       例により、その直接的な歌詞を、ははは、
       至らぬなりに訳してみました。 どうぞ!

         見てご覧、なんと海の美しい事!
         君みたいに、とても気持ちをかきたてる。
         まるで君が見つめた者を夢見させるように。

         見て、見てご覧、この庭を。
         かいでご覧、このオレンジの花の香りを。
         こんなにも繊細な香りが心の中に
         そして行ってしまう。

         君は言う、「私は行くの、さようなら!」
         この心から君は遠くなり・・
         愛の土地から・・
         君には戻らない勇気があるのか?

         でも僕を捨てないで、
         この苦しみを与えないで!
         ソッレントに帰って
         僕を生きさせて!


       リフレインの最後2行の発音は、
        Torna a Surriento,  トルナ ア スッリエント
        Famme campà!   ファンメ カンパァ!



       最後はヴェスヴィオ山のアップを
       ほら、あの噴火口が見えるでしょう?!
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       ポンペイ遺跡のご案内あれこれは
       http://italiashio.exblog.jp/i38/1/
       http://italiashio.exblog.jp/i38/2/
      

       ソッレント観光の長~い一日
       お付き合い有難うございました!


     *****

       水彩ブログは、今回パスさせてくださ~い!       
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho


     *****        
       

       いつも有難うございます!  
     
       励まし応援クリックも、よろしくお願いいたしま~~す!

          

       

          
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by italiashiho2 | 2014-04-14 00:30 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(18)
2014年 04月 09日

   ・・・ 「帰れソレント」へ ・ カプリ島から その1 ・・・

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       3年前の春、カプリ島から日帰りで出かけたソレント・Sorrento.
       イタリア語ではソッレント、ナポリ方言ではスリエント、
       日本語ではソレント、ははは、の写真を漸くに整理しましたので、
       見てやって下さい。

       それがなんと、選び出した時点で180枚を越え、
       ・・250枚以上撮っておりまして!
       必死に削り、漸くに今回は47枚でまずご覧頂き、
       次回その2はまだあと何枚か省略の要あり・・!
       ですがとりあえず、その1を始めますので、
       春の陽光麗らかなソレント、世界的に有名な観光地
       ソッレントの様子をお楽しみ下さい!


       上の写真は、まずカプリ島から出発した所

       カプリ島の海と空と ・ 朝と夕暮れ
       http://italiashio.exblog.jp/13320602/

       カプリ島の散歩道 見晴台に 1と2
       http://italiashio.exblog.jp/14314984/
       http://italiashio.exblog.jp/14322424/

       カプリ島一周 1と2
       http://italiashio.exblog.jp/14314984/
       http://italiashio.exblog.jp/13410488/

       ナポリ湾の小島 ・ プロチダ島 Procida
       http://italiashio.exblog.jp/5063077/


       地図をどうぞ
       ナポリ湾・Golfo di Napoliの南を囲う形で突き出すソレント半島
       先端に近い北側に位置し、
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       ソレント半島のこちら側はコスティエーラ・ソッレンティーナ・
       Costiera sorrentina・ソレント沿岸と呼ばれ、
       一方半島の南側、アマルフィ・Amalfi やポジターノ・Positanoのある側、
       半島の付け根にはこれまた古い歴史を持つサレルノ・Saleernoがある側は、
       コスティエーラ・アマルフィターナ・Costiera amalfitanaと呼ばれます。

       地図でご覧いただく様に、ナポリからは46km程の距離で、
       車でもまた電車の連絡もありますが、
       我々はカプリ島に泊まり、連絡線で出かけたという訳です。



       カプリからはわりと近く、ソレント半島の先端を回り込むと、
       こんな風にずっと陸が見える近くを行き、
       突き出した岬の先に、かっての要塞の塔の跡、
       海賊船の見張りの塔が見えたり、
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       初めての訪問先とあって、どこかなどこかな、と
       町の建物の塊が見えるたびに・・。
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       漸くに港の突堤を回りこみ・・、
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       突堤の先で魚釣りをする親子の姿も見つつ
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       港に到着
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       すぐ背後に立ち上がる崖に
       嵌め込まれたかのような教会もあり、
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       崖の上に広がる町の中心に続く階段・・!
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       港の近くには広場があり
       山越えで行くアマルフィ方面へのバス停留所もここに。

       こんな崖を掘り込んだ工場というか、
       これは造船所と書いてある、なども見えますが、
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       さてぇ、崖の上の
       町の中心にはどうやって行くんかいなぁぁぁ・・
       階段のぼりや登山が大嫌いな、ははは、shinkaiは即ぼやきますが、
       同行の我が友人mkちゃんは、まるで意に介さず、
       こんな道を歩き出します!
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       暫く緩やかな坂道を歩き、前方に見えるこれ!!
       ぎゃおぇぇ、階段だぁ!
       なにぃ、あの上まで上がらんといけんのぉ?!
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       近寄って見るとぉ・・
       じゃぁ~~ん!
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       じゃ、じゃぁ~~ん!!
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       じゃぁ~~ん!!!
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       そう、まず正面を2段上がり、それから
       脇の長~い、急ぅ~なのを2段ね。



       そう、振り返る港への道はこんな感じで・・
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       この狭いヘアピン・カーヴを階段上から見るとこんな感じで、
       車もゆっくりと、気持ちを整えつつ、ははは、
       回りこんでおりました。
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       上り階段途中でスケッチするmkちゃん
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       さて、はぁはぁと上り切った所は、
       お日様さんさん、オレンジの街路樹が続く町の中心広場
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       タッソー広場・Piazza Tasso.
       この町が誇るソッレント生まれ、16世紀の詩人
       タルクワート・タッソー・Tarquato Tassoに因みます。
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       タッソーについてはチョロっと読んだだけですので、
       また次回にでも書きますね。



       広場の横に止まるこれ、市内観光の汽車ポッポのバス
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       mkちゃんに、観光バスがあるよとご注進すると、
       そう、シホチャン乗りたいのね、いいよ、乗っても。
       まさに良き友人はこうでなくてはね、ははは。



       で、この横がです、下から見上げた町の位置でして
       そう、こんな風に、道と港と海が見えるので、
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       でもって、こんな風にお尻を並べる連中も、ははは、
       居るわけでして・・!
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       観光バスの出発時間までちょっと間があったので、
       すぐ近所を覗き歩きに・・。

       奥の広場の向こうに見えるのは、どうやら市役所で、
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       木製の素敵なレトロ調の、ピッツァ・レストランもあり
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       貧乏shinkaiは、お店の入り口の写真を撮っただけでしたが、はは、
       クリスさんはここで美味しそうなのを召し上がっておられ・・!
       http://community.travel.yahoo.co.jp/mymemo/chirs/blog/135295.html



       すぐ近くの店のウインドウで見かけたのはこれ、
       嵌め木細工の凄いやつ!
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       どうやらこの町は、嵌め木細工が盛んな町らしい、
       と思っておりましたら、



       これは後に町を歩いていて見つけた看板で、
       確かに、嵌め木細工の博物館もあるのでした。
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       古い城の中の細工に嵌め木が使われていたり、
       また石の嵌め込み細工の装飾品も見ておりますが、
       さぞ歴史を持つであろう職人仕事が、まだしっかりと残っている、
       これは素晴らしい事ですよね?!



       さて観光バスの出発時間となり、乗り込み発車
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       まずは通りの先の、海が見える所でぐるっと回り
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       彼女の脚の線、素敵でしょう?!
       ・・あ、向こうに見えるのはヴェスヴィオ山です、はい。



       いかにも南国風の植物の前庭の奥にあるお屋敷だったか、
       案外ホテルかもですが、
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       市役所の前の公園をぐるっと回り
       真ん中の石像は、多分町の守護聖人サンタントーニオ・アバーテ
       Sant'Antonio abate・大アントーニオと呼ばれる方と。
       向き合う形の建物が、その名を冠される聖堂。
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       市役所前のオレンジの木も実がたわわ!
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       さて細い道を港に向かって下りますが
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       なにせ道が狭いので、すれ違いが大変!
       ね、向こうのバスのバックミラーが、防護塀にこすれそう!
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       見晴らしが良く、お天気も良く
       観光バスを見ると皆にっこり。
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       港からの道では遥かに見上げたホテルも
       今の道ではこの高さ!
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       港への車道、またはゆっくり歩いて行きたい人が通るこの道は、
       ゆるゆるとカーヴを取りつつ下り、
       港脇の公園まで行くと、先ほどの建物がこの高さに。
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       港でぐるっと周り、再度町の中心のタッソー広場に戻り
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       バスの発着所、見晴らし台の横を通り
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       今度は町の東に向かいます。
       見える教会はカルミネ・Chiesa di Carmine.
       ここに見える像も、多分大アントーニオと。
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       この通りはかなりの繁華街
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       町の地図は次回にご覧いただきますが、
       一番の町の東外れにあるコッレアーレ・ディ・テッラノーヴァ博物館
       Museo Correale di Terranova
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       ここにはギリシャ・ローマ期の発掘物とナポリの陶器、絵画などの
       展示、そして庭園からは素晴らしい眺めが楽しめるそうですが、
       その辺りからまたタッソー広場に向かい、観光バスは終了。

       実際に自分で歩くとしたらかなりの距離を見て回れるわけで、
       時に垣間見える青い海、傍らに続くオレンジやレモン畑の眺めも、
       なかなか良いものでした。

       大きな街には真っ赤な2階建てバスも走りますし、
       小さな町にはこんな汽車の形の観光バスがありますので、
       ざっと見て雰囲気を掴むにも、お勧めです
       ・・はぁ、勿論shinkaiは嬉しがり屋ですから、
       こういうのは欠かせませんです、ははは。



       バスを降りたタッソー広場の傍らで、
       なにやら美人を囲み、2,3人が撮影会をしているので、
       勿論私めも参加!
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       すると一人が「ウン・エウロ!」と言うので、
       1エウロ払えって言ってるよ、とmkちゃんに伝えつつ、
       勿論冗談なのは分かりますから、プッと吹きましたら、
       彼はイタリア語が分からないと思って言ったらしく、
       そうじゃないと分かった途端に大いに恐縮し・・、ははは。


       と言うところで、今回はお終い、
       次回をお楽しみに、お願いいたします


     *****

       水彩ブログには、忘れられた自転車・アーゾロ ・ 中途ですが・・
       アップしております。
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by italiashiho2 | 2014-04-09 02:40 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(18)
2013年 04月 08日

   ・・・ ナポリ カポディモンテ博物館のご案内ちょっぴり ・・・

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       今日は、ナポリのカポディモンテ博物館・Museo di Capodimonte
       のご案内を、と言いましても、
       私めはこの博物館は訪問しておりませんので、
       この春行かれた「美しきBB様」から写真を拝借してのご案内です。

       いつもでしたら、BBさんより拝借、と書く所なのですが、
       「美しい・・」と書く様に念を入れられておりますので、その様に、はい。

       彼女はちょっと興味深い写真特集として送って下さったのですが、
       それにサイトからの写真も少し追加し纏めましたので、
       写真に当ブログのアドレスが見えるのがBBさんの写真、
       他はウィキぺディア、他のサイトから拝借です。
       という所で、
       ごゆっくりどうぞ!

       トップの写真は建物入り口部分


       びっしりと建てこんだナポリの街にありながら、
       大変に広いカポディモンテの丘の公園内にあるようで、
       この様に博物館と公園の表示が出ている様子。
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       ここでは、カポディモンテ博物館・Museoと書いておりますが、
       国立カポディモンテ美術館とも呼ぶそうです。

       公式サイトはこちらに
       http://www.polomusealenapoli.beniculturali.it/museo_cp/museo_cp.html

       地図をどうぞ
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       街の北側に広がる広大な公園の南端に位置し、
       少し高台にあるようですね。

       ナポリのご案内あれこれ。
       ナポリ、 夕暮れが迫る頃 
       http://italiashio.exblog.jp/13256716

       カステル・ヌオーヴォ ・ ナポリ 
       http://italiashio.exblog.jp/13242667

       周遊バスで  その1と2
       http://italiashio.exblog.jp/13202943
       http://italiashio.exblog.jp/13225751

       ヴェネツィア空港からナポリの街へ 
       http://italiashio.exblog.jp/13178678

       ナポリの歳末風景 ・ プレゼーピオ、そして下町
       http://italiashio.exblog.jp/6792525



       これが建物を上から見た様子で、
       中庭を2つ抱える大きな素晴らしい建物ですが、
       ナポリ王となったブルボン家のカルロが建設した18世紀の王宮。
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       最初はここに狩りの為の屋敷を建設するつもりだったのが、
       この時期に母親から膨大なコレクションを相続し、
       自分が国王であるこのナポリの地に収蔵するつもりで計画を変更、
       この壮大な建物になったと言います。



       こちらがこのカポディモンテの丘に王宮を建設した
       カルロの肖像画で、このカポディモンテに収蔵の作品。
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       気安くブルボン家のカルロと書いている訳ではありませんで、
       この方は出世魚の様に、どんどん名前が変わって行ったのを
       次にご説明いたしますね。
       
       生まれは1716年スペインのマドリッド。
       国王フェリペ5世の2度目の結婚による3男として誕生し、
       15歳の時にイタリアはパルマ・ピアチェンツァ公国の
       カルロ1世に。
       4年後にはナポリ・シチリア王となり、法王庁の叙任の際の
       呼称としてカルロ7世に。

       そして24年後の43歳から72歳で亡くなるまでは、
       スペイン王カルロ・カルロス3世と。

       スペイン王家はブルボン家、ナポリはスペイン到治下にありましたので、
       ブルボン家のカルロ・カルロス、という訳です。
       


       こちらがカルロの母親、強力な意志と野心を持った
       パルマ公国ファルネーゼ・Farnese家の
       エリザべッタ・Elisabetta (1692-1766)
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       彼女は格別の美女という訳ではなく、幼い時の天然痘の
       跡が顔にあったようですが大変魅力ある女性。
       で、それ以上にその明敏さと強固な意志で政治に介入。

       後添えではありますが、ボンクラな夫を後ろから動かし、
       自分の産んだ長男カルロをスペイン王に、他の息子2人娘3人にも、
       それぞれ相応しい地位を与えるべく奮戦したという女傑で、
       はい、先妻の息子2人がいたものの、結局は彼女の望むように・・。


       そうなのですね、パルマ公国のファルネーゼ家
       これはファルネーゼ家出身の法皇パオロ3世(1468-1549)が
       息子のピエール・ルイージに教皇領から分割し与えたもので、
       エリザべッタは、直系では最後のファルネーゼ家の人物
       という事になります。

       そして、彼女が長男のカルロに相続させた莫大なコレクション
       と書きましたのが、所謂ファルネーゼのコレクションと呼ばれ、
       このナポリのカポディモンティ博物館の元、骨子となっている
       大コレクションなのです。


       ファルネーゼ家は10~11世紀には歴史に登場する家柄ですが、
       じわじわと政治にも宗教界にも力を伸ばし、
       なんと言っても家柄の名が強力になったのは15世紀。
       カエターノ家出身法皇ボニファーチョ8世の子孫と結婚による
       縁戚となり、それから生まれた5人の子のうちの
       アレッサンドロ・Alessandroと妹のジューリア・Giuliaが大物で、

       アレッサンドロは枢機卿から後には法皇パオロ3世に、
       ジューリアはラ・べッラ・美しきジューリアと呼ばれたほどの美人で、
       ボルジャー家の法皇アレッサンドロ6世の愛人となり、
       彼女のお陰で枢機卿になったと、ローマ中が騒いだそうですが、
       もちろん以前からアレッサンドロの優秀さがあった訳でして、はい。


       で、こちらがティツィアーノの筆による法皇パオロ3世
       左が孫のアレッサンドロ枢機卿、右が弟のオッターヴィオ1世・Ottavio
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       で、このアレッサンドロ枢機卿、後の法皇がまさにコレクションを
       始めた人で、左の孫の枢機卿もその美的審美眼と財力をつぎ込み、
       絵画、彫刻のみならず、デッサン、本、家具、貨幣、カメオ、青銅と
       あらゆる物におよび、その中に考古学の発掘品も含まれます。

       直系最後のエリザべッタは、右に見えるオッターヴィオからの子孫で
       7代目、コレクションを始めた法皇パオロ3世からだと
       約200年後の子孫、に当たります。

       北ラツィオにあるファルネーゼ家大邸宅の様子をこちらに。
       n.1~n.3
       http://italiashio.exblog.jp/15838695
       http://italiashio.exblog.jp/15854002
       http://italiashio.exblog.jp/15867540

  

       上の法皇の様子は既に晩年の姿で、少々お気の毒ですので、ははは、
       若き頃の枢機卿の姿を、ラファエッロの筆でどうぞ。
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       という訳でお待たせいたしましたぁ、
       いよいよ肝心のカポディモンティ博物館の収蔵品のご案内ですが、
       ファルネーゼ・コレクションに加え、後の作品所蔵も加わり、
       全館大変な作品量の様子で、
 
       ざっとサイトで見つけました有名な作品をちょっぴりと
       堪能されたい方は、はい、お出かけ下さいませぇ!

       有名な古代彫刻としては、
       このヘラクレス像
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       ファルネーゼの雄牛像
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       cucciolaさんがこの雄牛像の謂れについて詳しくこちらに。
       どうやら修復されたのち、ナポリ国立考古学博物館でお目見得の様子ですね。
       http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/764972.html

       そして、ファルネーゼ家についての詳細も。
       http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/1657657.html
 
    
   
       これは、通称お尻のヴィーナス、と呼ばれている物だったと・・。 
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       ずらっと彫像の並ぶ様子 
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       ボッティチェッリの聖母子像
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       A.ジェンティレスキのホロフェルネスの首を切るユーディット
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       ティツィアーノのダナエ 
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       そしてこれが日本にも行った様子で、ご覧の方が羨ましい!
       パルミッジャーノのアンテ―ア
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       建物は元々王家ブルボンの住まいだったと書きましたが、
       部屋の様子もちょっぴりどうぞ。
       ここは舞踏会用の部屋
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       こんなお輿の見れる部屋もある様子。
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       この鮮やかなブルーにしばし見とれましたが・・、

       
       BBさんが送って下さった写真にあった、
       この赤い部屋も素敵ですねぇ
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       館内はフラッシュなしだと写真OKだったそうで、
       観客も本当に少なく、ゆっくりと楽しまれたとか・・。



       かっての宮殿や館には所謂廊下の観念がまだなく、
       こんな風に部屋の端をずっと奥まで突き抜ける通路が通り、
       この一番奥、突き当たりに見えるのが・・、
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       はい、このカラヴァッジョなのだそう。
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       で、美しきBBさんが彼女のコレクション風に送って下さったのは、
       作品に登場する女性の髪形で15,6枚もあったのですが、
       勝手にちょっと減らしまして、へへ、

       髪形もですが、首筋の美しさもご一緒に
       当ブログには珍しい「女がいっぱい!」をお楽しみ下さ~い!       
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       中には日本の甲斐庄楠音か?と驚く様なのもありましたね、ははは、

       最後はやはりこの方を
       きりっとした眼差しの、清楚な美しさが素晴らしいですよね。
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       しばし芸術を楽しんでの公園の外は、はい、まさに別世界でして、
       賑やかで姦しいナポリの街風景が広がっております・・。
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       こちらはナポリ高台の眺め
       一番上の左に突出しているのが、王家墓所のあるサン・マルティーノ修道院、
       その右の大きなのがサンテレモの城・Castel Sant'Elemo
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       ここは私めもどちらも以前行った事がありますが、
       冬のグループ旅行で、寒かった想い出だけが残ります!

    
       という駆け足のご案内でしたが、お楽しみ頂けました様に!
       ナポリという大都市、見るべき物は本当に多く
       季節の良い時の、またのチャンスを待ちましょう!


     *****

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by italiashiho2 | 2013-04-08 00:01 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(8)
2012年 03月 27日

   ・・・ n.2 サレルノの街、ちょっぴり旧市街とドゥオーモ ・・・

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       昨日に引き続き、サレルノの街のその2 をご覧下さいね。

       サレルノの街はナポリから南東に約55Kの位置にあり、
       電車で約40分程の距離。
       その心算はなかったものの、半日程の街訪問で済んでしまい、
       こうしてこれを書く為に改めて読んでみると、
       見所は他にもたくさんあり、少し残念。

       ですが、ドゥオーモ内には素晴らしいモザイクがあり、
       回廊も美しく、ゆっくりと見て回り楽しみました。

       まずはドゥオーモの中庭回廊からどうぞ
       上は、入り口扉から見る鐘楼。


       回廊の奥正面に聖堂建物
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       このサレルノの聖堂は建設が1084年で、アラブ・ノルマン方式
       呼ばれますが、アマルフィ沿岸各地で見られる物で、

       この辺りの歴史に疎いshinkaiでは、到底上手くご説明できませんが、

       サレルノは1076年、ロベルト・イル・グイスカルド・Roberto il Guiscaldo
       というノルマン出身の傭兵一家の一人に征服され、
       聖堂はこの時期に建設された物なのですね。
     
       彼は既に南イタリア一帯、プーリアからカラーブリアにかけての
       公爵領を異母兄の死後受け継いでおり、
       イル・グイスカルドというあだ名も、狡猾な、という意味を持つ男。

       彼らはノルマンディを、たった5人の騎士を抱える家来1人と、
       30人程の徒歩の傭兵を連れ出発、イタリアにやって来て
       放浪の山賊の頭首となり・・、と
       次第に大物の傭兵隊長となり、ついには一族で南イタリアから
       シチリアを治める程に成り上がったもので、
       彼らの様子もいつかじっくり読んでみたいという、
       好奇心をちょっぴり刺激された男の物語。

       南イタリアの人々は、ご存知のように黒髪で浅黒い肌ですが、
       そんな中に金髪で青い目の南イタリア人もおり、
       こういったノルマン征服の歴史を語ります。



       四角な回廊中庭は、ご覧の様に素晴らしい物。
       周囲を囲む回廊は2層式、石の嵌め込み柄のアーチ
       リズムを刻み、中央に泉があります。
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       回廊にはご覧の様に、ローマ期からの素晴らしい石棺
       数多く展示されており、
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       こちらは回廊の南側部分と、鐘楼上部
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       この聖堂は、「サレルノの天国」と称されている様ですが、
       こうして1000年に及ぶ歴史を持ち、
       その長い変遷の中で、次々に街の繁栄を背景に
       装飾が付け加えられて行った様子。



       聖堂への正面入り口、青銅の扉と
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       取り囲む大理石枠の、素晴らしい彫り
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       そしてその扉脇の、ははは、これは見逃せないライオン君達
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       内部の素晴らしいモザイク群をどうぞ
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       どれがどの礼拝堂の物か、すみません、
       モザイクの柄にばかり気を取られ覚えておりませんで、
       あれこれ探し、漸くに後陣部分の物とだけ分かりました。
d0097427_1950643.jpg

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       が、受ける印象が古いビザンティンのモザイクにしては
       少し小奇麗過ぎる感じを受け調べましたら、
       やはり近年に作り直されたものだそう。



       こちらは説教壇なのですが、なんとも美しく、
       これを見た後は何も考えられず、満足して出てしまい、
       ロココ調とはいえ美しいクリプタのあるのも見逃したのでしたぁ。
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       説教壇は2つあり、こちらの大きな方が
       1195年作のD'Ajello、発音が分かりませんが作者の名前だろうと。


       細部をどうぞ
d0097427_19515979.jpg

d0097427_19522211.jpg



       そしてこちらが小さい方の説教壇、1180年作の
       Guarna・グアルナの説教壇と呼ばれる物。
d0097427_19524196.jpg


       アマルフィの聖堂でも見たこのモザイク形式ですが、
       コズマ式と知り、そうご紹介しました。
       コズマ式、というのはローマのコズマ家が得意とした
       ビザンティン様式の抽象柄の装飾で、
       彼らが活躍したのは12~14世紀という事でした。

       所が今回出会った言葉はインタルシオ・intarsio、嵌め込み細工
       筆者によって選ぶ言葉が違うのか、と思いつつ読んでいて、
       上記した後陣部分の再建年代の辺りで気が付きました。
       
       この2つある説教壇は、聖堂が建設された1084年に近い
       1180年と1195年の作で、ビザンティン様式そのもの
       それを後にコズマ家一族が踏襲したという流れなのですね。

       アマルフィの聖堂は13世紀頃の建設ですので、
       コズマ式、という言葉でも良いのかもしれませんが、
       どの時代の物か、どういう風にビザンティン様式が伝わったのか、
       今回知った事はちょっと目から鱗でございました、shinkaiには。

       インタルシオ・嵌め込み細工、タルシエ・嵌め木細工という言葉には、
       ・・ご案内がまだですが、・・はは、と笑いでごまかす・・、
       カプリから出かけたソッレント・Sorrento の街で出会いました。

       まさに嵌め木細工で、木の色の違いを利用した様々な細工物、
       それも大変に細かい細工で驚いた物でした。
       という事などもあり、ビザンティン美術の影響の大きさを思います。
       
       それにしても、本当に素晴らしく美しく残っていて感激
       白の余白が良く効いて、南国の空気も感じさせる素晴らしさ!

       アマルフィ・大聖堂の煌めきを  その1と2
       http://italiashio.exblog.jp/15398969
       http://italiashio.exblog.jp/15410032



       今考えてみると、本当にあとは何も見ず、
       これらのモザイクの美しさを見れたことで満足して聖堂を出て、
       他には何も覚えていないのですよ、ははは。

       もう一度回廊を見まわしながら
       ほら、この聖母さま、目が良いでしょう?!
d0097427_1953771.jpg



       聖堂の扉の方から回廊入り口の
       つまり、外界との繋がりの扉方面を。
d0097427_19532733.jpg



       この聖堂が「サレルノの天国」ならば
       この扉の向こうには、鬼がいる?! ははは。
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       ドゥオーモのサイトがありました。
       下に出るメニューのPHOTOGALLERYをクリックすると、
       音楽つきのスライドショーが見れます。
       http://www.cattedraledisalerno.it/       

       ドゥオーモのすぐ近くの建物の奥に古本屋があり、
       そこでアマルフィ沿岸沿いの女山賊、というか女海賊というか、
       についての研究レポート、・・薄いので求めたのですが、
       とやはり中世の土地の経済活動についての本を買い、
       大通りの近代的な大きな本屋さんでも、
       土地の歴史についての本を探して購入。
       こういう本は一般の本屋とかオンラインでは見つからないので、
       地方の本屋さんで探さないといけません。

       とはいえ、買って戻っても、必要な部分だけちょこっと読んだりで、
       なかなかきちんと読めず積読のままで・・!
       ・・自分を騙す才能は大いにあるshinkaiで~す。



       ちょうど良さげなレストランは無いかと、
       ちょこちょこと通りを入って覗いたりで、この広場に。
       なんとなしに雰囲気に惹かれ・・、
d0097427_19541014.jpg



       暗い店の内部を撮りたくて、外は色が飛びましたが・・、
       一軒の小さな野菜果物店
d0097427_19543224.jpg
       


       そして、その先に見えたこんな門
       何かありそうですけど、空腹とトイレが差し迫り、
       これを撮ったままで、先を急いだのですが・・、
d0097427_19545442.jpg

       今回どこだったのかと、地図と首っ引きで
       あれこれのサイトを探しまわりました。
       ・・これだけ真面目に、昔勉強していたらねぇ!! ははは。

       で、見当を付けましたのが、通称ロトンダと呼ばれる
       フラヴィオ・ジョイア広場・Piazza Flavio Gioia と、
       かっては町の城壁の門であったロンゴバルダ門
       修復されてネオ・クラシック様式だという門ではないかと。
       この門を入り先を右折すると、
       先回見て頂いたポルタノーヴァ広場に出るという・・。

       どなたかご存知の方、お教えください!



       という事で、サレルノ駅前ヴィットリオ・ヴェネト広場
       Piazza Vittorio Venetoまで戻り、
       ・・なんとねぇ、ヴェネトのお隣の町の名がこんな所に!
       の中心にある記念碑、戦没者記念かな?
d0097427_19551897.jpg


       という様な、あわただしいサレルノの街のご案内でしたが
       お楽しみ頂けました様に!


     *****

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       明日28日の早朝から、トスカーナに出かけて来ます。
       こちらコネリアーノの成人教室のグループ旅行で、
       ボーマルツォ、タルクイニア等などの、エトルスク見学。

       最初は余りその気でなかったのですが、修道院に宿泊と聞いて
       一度経験した見たかったもので決めました。

       で、即どこの修道院かと検索をかけましたら、
       トラピスト会の女子修道院と分かり、
       女子修道院だって、残念! とジュリアーナにメールしましたら、

       いつもはメールしたよ、と電話しないとダメな彼女が
       間髪を入れずに返信をくれ、
       どうしたかった?! 修道僧と逃げたかったのか?! って。
       がはは!!

       修道院に出かけて見る、会う修道僧、というのは、
       研究者のような風貌でなかなか良い、失礼! なのですが、
       時に病院で働く修道女に素晴らしい人を見かけるにせよ、
       一般にスーパーで見かけたりする修道女は、
       仲間と口げんかしたりeccで、余り素敵ではないのですね。

       車の免許試験の前、落ちたらと心配する私に、
       夫の介護アシスタントで来てくれていた1人が、
       落ちないよね、修道女でも通るんだから、と。 失礼、ははは、
       ワッチが言ったのではありません!

       さて、どんな修道院体験になりますか、報告をお楽しみに!
       
       ではでは、行って参ります!!       


     *****


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by italiashiho2 | 2012-03-27 19:56 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(7)
2012年 03月 26日

   ・・・ n.1 サレルノの街、ちょっぴり旧市街とドゥオーモ ・・・

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       昨年春に行きましたナポリ、ポンペイ、アマルフィ方面を
       少しづつ遅ればせながらご案内しておりますが、
       今日はサレルノの街・Salerno の旧市街とドゥオーモ
       ご覧頂こうと思います。

       タイトルに書きました様に、ほんのちょっぴりだけ見たとはいえ、
       歴史ある古い街と聖堂ですので写真が多くなり、
       2回に分けまして、n.2は明日続ける事に。

       ナポリ中央駅から電車を使うと、約40分程で到着しますが、
       私はアマルフィに宿を取っていましたので、バスで往復。

       アマルフィから、サレルノまで ・ バスの旅
       http://italiashio.exblog.jp/15560454

       アマルフィの町に、夕暮れが迫る頃
       http://italiashio.exblog.jp/15382581

       ポジターノで出会った猫ちゃん、ワン君、そして 
       http://italiashio.exblog.jp/15436409

       上の写真は、サレルノ到着直前の海岸沿いで、


       街の地図をどうぞ
d0097427_1803054.jpg

       人口14万人程の大きな街で、全体はもっと広いのですが、
       ここは街の南部に当たる海沿いの地域
       赤線で囲んだ部分、東端がサレルノの駅で、
       駅前広場にインフォメーションがあり、

       真っ直ぐ西に延びる大通り、ヴィットリオ・エマヌエレ大通り・
       Corso Vitt, Emanuele これが素晴らしい事に歩行者天国!
       そしてこの道の先に細くなって続くのが旧市街の道
       メルカンティ通り・Via dei Mercanti
       かっての一番の商業通りだった様子。
       少し見難く申し訳ないですが、Mercanti の文字の頭の位置に
       赤点を付けている位置をご留意して置いてくださいね。

       そしてその先で交差する通りがドゥオーモ通り・Via Duomo で、
       北側の赤線で囲った所がドゥオーモ。

       私はこの日、まさに海岸沿いに見えるバスの印、でバスを降り、
       駅前のインフォメーションで地図を貰い、印をつけて貰った通りに
       ヴィットリオ・エマヌエレ通りをつっ切って旧市街に行き、
       
       中世のサレルノ医学校の博物館を見学、
       ドゥオーモを見て、近くの古書店で本を買い、
       街中の素晴らしい本屋でもまた本を探して買い、
       
       ちょうど良さそうなレストランを目で探しつつ、
       上手く見つけられずに、トイレも探しつつ・・、
       そうこうしながらまた駅まで戻ってしまい、

       駅ではパニーノしか見つからず、
       shinkaiの頭の中には、パンは代用食という、ははは、
       幼少時よりの拭いきれない固定観念がありますがぁ、
       空腹には耐えられずサンドイッチを買ってまたバスに・・、
       という、ほぼ一直線の往復で済んでしまったサレルノの街!

       それでもまぁ、・・見てやっておくんなせえ!



       ヴィットリオ・エマヌエレ大通りを行きます
       両側にはモダンなビルが立ち並び、車が通らない事もあって
       バールのテラス席もあり、なかなかモダンな通り。
d0097427_181115.jpg



       途中、道脇の工事現場の覆いには、こんな写真が一枚づつ。
       余りにも素晴らしい装飾なので、どこのだろう?と思いつつ
       全部写して歩きまして・・、
       後にドゥオーモに行って、ああ、ここのだった、と。
d0097427_1814117.jpg

d0097427_182362.jpg



       歩道の敷石
d0097427_1822323.jpg



       ヴィットリオ・エマヌエレ大通りの最後に、
       このポルタノーヴァ広場・Piazza Portanova があり、
       通りが細くなり、今見えている真ん中を奥に、
       メルカンティ通りと名が変わり、旧市街に。
d0097427_1824644.jpg

       逆の言い方をすると、この広場がかっての旧市街を
       取り囲んでいた市壁の門外、という事で、
       ここで犯罪者の斬首刑が行われていたとか!



       ヴィットリオ・エマヌエレ大通りもそうでしたが、
       道を進みながら、通りが交差する毎に左側に海が見え
d0097427_183115.jpg



       建物の感じも、なんとなしに年代物の雰囲気となり・・
d0097427_1832939.jpg



       ですが、古びてはいるもののどっしりとした建物が多く
       かっての繁栄を偲べます。
       様々な店が続きますが、受けた印象は、貴金属の店が多いなぁ、と。
d0097427_1835055.jpg

       この写真では如何にもすっきりの印象ですが、
       実際はかなりごちゃごちゃとした雰囲気で、
       あちこちとカメラを向けるのが少し憚られる感じも受け・・、
       というのが、正直な感想でしたね。
       その意味でも、ナポリの感じ。

       メルカンティ通りのメルカンティは商人を指しますから
       通りの名は実際に何に由来するのか、何を主に扱っていたのか、
       そんな興味もわき、調べましたが特別には何もでず。

       が、メルカンティ通りと呼ばれる以前はドゥラッぺリーア通り・
       Via Drapperia と呼ばれていたそうで、
       この言葉は服地、織物、その製造、店も指す様なので、
       手仕事職人の小さな店が未だに数多く残る一帯、
       という説明も納得です。

       サレルノの土地に定住者が入ったのは紀元前6世紀頃から、
       紀元前2世紀にローマの下に、
       7世紀にはロンゴバルドの元に下りますが、
d0097427_1842211.jpg

d0097427_1844365.jpg

       この辺り一帯は当時からの影響を色濃く残し、
       細い迷路の入り組む、名のある邸宅も幾つかある様子。
       


       中世が残る町によく見られる、建物同士の支えのアーチ
       この写真の中には一つしか見えませんが、
       幾つも続いている通りの写真も、サイトで見かけました。
d0097427_187988.jpg

       細い通りなのですが、日常生活に必要な店があちこちに、
       という様な、なかなか素敵な通りに見えますね。

       

       サレルノと言うと、中世の医学学校で大変有名なのですが、
       メルカンティ通りを通りながら、思いがけずこんな博物館が
       あるのを目にし、おお! と喜んだものの・・、
d0097427_1873158.jpg


       場所は、地図のメルカンティ通りに赤点を打った場所で、
       ご覧の通り、千年頃に建設されたというサン・グレゴーリオ教会の
       建物を修復して使用。
       で、Museo Virutualeと見える様に展示は全てヴァーチャル、
       つまりたくさんのディスプレイが壁に並んでいて、
       自分で好きなように選んで、見れる形式。
d0097427_18897.jpg

       勿論古い図柄などもたくさん見れ、薬草なども分かり易いのですが、
       立ったままで次々と画面が変わるのを見るのは・・!
       外国人にとってはね、やはり書いた展示物が欲しい所。

       それならばいつもしている様に写真を撮り、
       家でゆっくり読めるという物。

       カタログなども揃っておらず、係のシニョーレに訊ねても何もなし、
       エマヌエレ通りに大きな本屋がありますから、そこで、と
       言われまして・・、帰りに寄りました。

       中世のヨーロッパ各地にその名を馳せたサレルノの医学学校
       その始まりは9世紀頃、大嵐を避けて水道橋の下に偶然に集まった
       ギリシャ人、ローマ人、ユダヤ人、アラブ人の4人が、
       怪我人の世話をするお互いを見て、学校の創立を、という
       伝説的な逸話が語られますが、

       11~13世紀にかけ、医学修得の為の人材が各地から集まり、
       名医に掛かりたい病人達も、医薬の取引でもと、
       その最高の繁栄を誇りますが、
       14世紀以降、ナポリに商業交易の覇権が移るようになると
       次第に衰退の道を辿ったという。

       このサレルノの医学学校と、最初の有名な女医について
       cucciolaさんがこちらに詳細に。
       http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/765086.html



       メルカンティ通りから少し広いドゥオーモ通りに出て右折、
       緩やかな坂道のすぐ右手に鐘楼が見え
       この一帯に見るアラブ・ノルマン様式の飾りですぐ分かります。
d0097427_188352.jpg



       ドゥオーモ前の広場、普通はドゥオーモ広場という名で呼ばれますが、
       ここサレルノでは、アルファーノ広場・Piazza Alfanoで、
       どうやらかってのこの地の著名な司教様の名の様子。

       で、ご覧頂きたいのはこの周辺の建物の様子で、
       やはりナポリの感じによく似ているなぁ、という印象。
d0097427_189180.jpg

d0097427_1892314.jpg

d0097427_1894664.jpg



       窓飾りは豪華なのですが、少し寂れたというか、のんびり感があり、
       バールの席もいたって簡素、というよりも、
       単に店の前にテーブルと椅子があるだけで、バールではないのかも・・。
d0097427_1810638.jpg

d0097427_18102851.jpg



       こちらがドゥオーモ前の石段
       では、ご一緒に。
d0097427_18105850.jpg



       扉の前、左右にライオン君がおりますが
       スペース省略の為か厚みを削っておりまして・・、ははは。
d0097427_18112562.jpg



       入り口扉の上部、豪華な彫り
d0097427_18115293.jpg



       上部右側アップ
d0097427_18121759.jpg



       そして左側。 ははは、でかいなぁ!
d0097427_18124186.jpg



       で、入り口扉をくぐりますと
       なんとそこは聖堂内部入り口ではなく、
       美しい別世界の中庭回廊が広がっておりました!
d0097427_1813234.jpg


       という所で、内部のご案内は明日のお楽しみに!

       明後日28日から4日間グループで、トスカーナのエトルスク見学に
       出かけて来ますので、頑張って明日また更新を致しま~す。


     *****


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by italiashiho2 | 2012-03-26 18:17 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(0)
2012年 03月 12日

   ・・・ アマルフィから、サレルノまで ・ バスの旅 ・・・

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       1年前の春にナポリ、ポンペイ、カプリ、ソレント、そして
       アマルフィを基地にポジターノ、ソレントに出かけました。
       名にし負う素晴らしい眺めが展開されるアマルフィ沿岸を
       今日はバスの窓からの写真で、どうぞお楽しみ下さい!

       少し靄があったのですが、その辺はご容赦願いまして、
       上はアマルフィを出発し、町の東外れの突き出しを曲がる所


       地図をどうぞ
       アマルフィ・Amalfi からサレルノ・Salerno まで25k
       グーグルの検索では34分の行程と出ましたが、
d0097427_1475065.jpg

       いえいえ、この青い線の出たり入ったりをご覧下されば、
       そんな時間で行けるわけがない事が良くお分かりでしょう?!
       とにかく凄い道でしたが、
       今日は皆さんもバスに乗られたつもりで、どうぞ!



       さてアマルフィの東端を曲がりますと、こんな感じで、
       教会の丸屋根、茶と白の鐘楼が見えて来ますが、
       ここはアトゥラーニ・Atrani の町。
d0097427_148636.jpg

       現在は別の町になっているものの、かってはアマルフィの
       下にあり、こちら側に貴族たちの住居があった様子。

       見える教会はS.Salvatore de'Bireto といい、
       かってのアマルフィ共和国のドージェ達の教会だったそうで、
       この教会にドージェのシンボルである帽子が収められており、
       ここで統治をし、最後はこの教会に葬られたと。
d0097427_1483989.jpg

       アマルフィのドゥオーモのご紹介をした時に、
       コスタンティノープルで鋳造された素晴らしい青銅の扉
       見て頂きましたが、この教会の分と2枚作られ
       今もここにあるそう。

       アマルフィ・大聖堂の煌めきを  その1と2
       http://italiashio.exblog.jp/15398969
       http://italiashio.exblog.jp/15410032

       アマルフィの町に、夕暮れが迫る頃
       http://italiashio.exblog.jp/15382581


       町に近寄った所で振り返り、
       奥に見える要塞の塔が、アマルフィの町の東に見える塔で、
d0097427_1485575.jpg



       さてこうして、アトゥラーニの町を過ぎまして
d0097427_1491753.jpg



       ラヴェッロ・Ravello の町への分岐点
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       ラヴェッロには、ワーグナーの旋律がよく似合う その1と2
       http://italiashio.exblog.jp/13306796
       http://italiashio.exblog.jp/13306742



       見えて来た町は、ミノーリ・Minori
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       谷が海に切れ込むその狭間狭間の小さな平地に町があり、
       道は崖の谷を回り込み、下り坂を町に入って迂回し、
       また抜けていく、という・・!



       急に、アッと気がついても、距離が無いと上手くは撮れませんで、
       これは帰り道に、あそこにあったぞ、と
       心の準備をしておいて、はは、撮った塔。
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       とにかく狭い曲がり道だらけの道を行くので・・、
       


       ミノーリの町の浜
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       漁船も海水浴用の浜も、半分っこ、かな。
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       奥に見える山の頂上、手前側に突出す濃い色の所から左に、
       ちょうど真ん中辺に、松並木の左に見える屋敷、
       あれがラヴェッロのご案内で見て頂いた、ワーグナー所縁の
       ヴィッラ・ルーフォロだと思います。
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       こちらはもひとつ東になるマイオーリ・Maioriで、
       ミノーリよりももっと大きなリゾート地。
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       浜に近く立ち並ぶ建物群は殆どが貸し別荘、貸し部屋で、
       昨年春に見た時は、まだ窓が閉っておりました。



       マイオーリの浜の散歩道
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       このアマルフィ沿岸の突き出す岩場ごとにある要塞
       これらは全てイスラム圏からの海賊船対策で、
       そのうちでもこの大きなマイオーリのが目立ちます。
       ノルマンの塔・Torre Normanna と呼ばれますが、
       これは単に現在の呼び分けの様で、
       18世紀の末までは単純に大きな塔・Torrioneと。
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       上の写真は朝サレルノに行く時の物で、
       これは戻りに見た時
       ほら、屋上に人が見えますね。
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       俄然面白くなって、何してる?と見つめるshinkai、
       ははは、どうやら何かの撮影の様でした。
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       道の様子をご想像下さいね
       こんな風に岬のとっぱしを回り、谷の奥を巡り、
       そしてまた、という具合で・・、
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       見える黒や緑のネットが掛けられている段々畑は、
       はい、レモン畑で、
       このネットで天候による被害を防いだり、
       出荷調整をするのだそう。
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       バスの窓から見下ろすとすぐ真下に海が見え・・
       ひょっとして転げ落ちたらぁ・・と考える程の崖もあり・・、
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       一つ一つの崖の向こうの海の色が違い、
       光る海もあり
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       こんな狭いエメラルド色もあり
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       時に余りにも道のカーヴが急で
       だってヘアピンみたいなのがしょっちゅうなのですよ、
       おまけに道幅が狭い時には、
       運転手さんはクラクションを鳴らしまして、
       そうすると、カーヴの向こうで車が進入を待っているという・・、

       そんなカーヴが幾つも幾つもあったのですが、
       サイクリングをする心臓の丈夫な方々も多く・・!
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       ほら、また一つ要塞跡
       ラーマ・デル・カーネ・Torre Lama del Caneという名の
       塔と思いますが、廃墟のまま。
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       そしてまた一つ。
       こちらはしっかり修復され住居になっているそうで、
       エルキーエの塔・Torre di Erchie
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       こういった要塞の塔は、見張りの為、攻撃の為に
       リアス式の長い2000km以上に及ぶ海岸線に
       なんと400程もあるのだそうで、
       塔の果たした役割とか、
       イスラム圏の海賊について、奴隷売買について、
       ナポリを治めていたスペインの取った方策等など、
       
       買って戻ったガイドブックを読むのに、
       なんとも難しく書いてある本でして、歯が立たず、くしゅん、
       ジュリアーナに助けを求め、一緒に読んで貰いました。
       が、内容は大変に面白く、彼女も喜んでくれ、
       チャンスを見つけてご紹介したいと思います。

       今のイタリア、ナポリと余り違いはない点をも、
       はい、改めて2人で納得いたしましたです。



       見えて来た町は、チェターラ・Cetaraで、
       ほら、海に少し突き出した所に半円の塔が見えますか?
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       遠くにぼんやり見える大きな街が、目的地サレルノ。



       この町もこんな風に、谷に挟まれた小さな土地で、
       この地がアマルフィ共和国の東の国境だったそう
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       見える教会はサン・ピエトロで、18世紀に建て替えの物で、
       鐘楼は中世の古いままなのだそう。


       右側に突き立っているのが、浜辺に見えた要塞の塔で
       チェターラの塔。
       上部は多分後の世代の建て増しでしょうね。
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       町中の狭い広場には、野菜トラックの出店も来ていて、
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       町を出はずれた東側にも、また小さな浜が見えましたが、
       この狭い石段が導く家々
       まさに崖に張り付いて・・。
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       こんな崖もあり・・!
       どこまでが崖なのか、どこが後に造ったものなのか
       分かりませんねぇ。
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       サレルノ寄りの最後の大きな街ヴィエトゥリ・Vietri
       この街は既にサレルノ湾に面しており、
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       バスは街中を通らず、後ろを迂回
       ガイドブックにある広い浜辺もホテル群も見えず、
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       こうして高架道をぐるっと回りつつ
       サレルノの街に近づき
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       大小様々な船やヨットのもやう波止場を抜けて行き
       はい、サレルノだよ、と降ろされまして、
       そこから駅前までかなり歩きました。
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       バスの停留所は駅前にあるのに、ね、
       少し離れた場所に、親切に皆降ろされて歩くのですよ。
       まぁ、インフォメーションを見つけたので良かったですが・・。



       という訳で、こちらがサレルノの街予告編の1枚
       街が細長く東西に延び、駅は東に、旧市街は西に。
       ここに素晴らしいドゥオーモや、中世の医学学校を記念しての
       申し訳の様な博物館がありまして、はは、
       一本真っ直ぐ通る大通りは歩行者天国で、
       この辺りは、モダンな大ビル街でした。
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       という所で、
       アマルフィ沿岸の風景をお楽しみ頂けました様に!
       そしてまたのサレルノのご案内もお楽しみに!


     *****

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       ただ今水彩ブログの方には、
       ラヴェンナのモザイク をアップしております。
       
       水彩画分室 ・ イタリア・絵に描ける珠玉の町、村
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho

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by italiashiho2 | 2012-03-12 02:04 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(8)
2012年 02月 10日

   ・・・ n. 2 大聖堂の煌めきを ・ アマルフィ ・・・

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       かってのイタリアの4大海運国の中で、
       一番古い歴史を持つアマルフィの町の、素晴らしい大聖堂
       今日はそのご案内の2回目、
       天国の回廊・Chiostro del Paradizo 磔刑教会・
       Cappella del Crocifisso 地下礼拝堂・Cripta
       そして聖堂内部をご覧頂きますね。

       トップの写真はガイドブックからの物で、
       上空から眺めると、聖堂前の階段の長さ高さ、
       聖堂の奥行きも良く分かりますが、
       鐘楼の左奥に四角な回廊が広がり、
       聖堂との間にかなり大きな磔刑教会、という配置。

       では、聖堂の正面階段を上がり、ロッジャ部分を左に、
       その隅の扉から回廊にどうぞ。


       見慣れている回廊は、花の咲く花壇があり、
       または緑の植え込みが模様を描く回廊ですが、
       ここには椰子の木があり、はは、
       アラブ風のアーチ飾りで、やはり南国のイメージ。
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       天国の回廊と呼ばれる由来は、アマルフィの有力市民の為の墓地
       として1266~68年に建設された事に因るそうで、
       17世紀には殆ど放置された儘になっていたのを、
       20世紀初頭に修復、公開されたのだそう。

       現在も、中庭を取り囲む回廊には7つの礼拝堂が残り、
       それらに描かれたフレスコ画は14世紀のものと。
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       上の真ん中の写真にも見えましたが、
       ローマ時代の石棺が5つあり
       これなどまさに素晴らしい浮彫が施された物ですが、
       あのですね、・・中世に再利用されたのだそう、ははは。
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       回廊の壁面に展示された物の中で、大変気に入ったのは、
       このコズマ式モザイク装飾のあれこれ
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       左下は床細工、その他は細工の一部なのでしょうが、



       細部アップはこんな感じ。
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       角の小鳥と花以外の抽象的な模様が、今回この一帯で
       たくさん見かけたもの。


       どこかの柱頭なのでしょうけど、ちょっと笑えません?
       ライオンに腰をかけて、頭にゲンコツをゴツンなのか、
       タテガミを掴んでいるのか・・、ははは。
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       コズマ式モザイク・コズマーティというのは、12~14世紀にかけて
       主に教会の床、祭壇、説教壇などに各種の硬い色石や大理石、
       ガラス質の金モザイク片などを利用し、
       ビザンティン美術の流れを汲む抽象柄の装飾を施したスタイルで、
       ローマのコズマ・Cosma家一族が得意としたもので、
       4代に渡る7名の名、ロレンツォを初めとする、
       の名が残ります。

       彼らの作品の残る有名なローマとその周辺の教会は、
       サンタ・マリーア・マッジョーレ聖堂・Basilica di Santa Maria Maggiore
       サンタ・マリーア・イン・コスメディン教会Santa Maria in Cosmedin
       そして、
       スビーアコ・SubiacoのSacro Speco の扉 ここは確か
       聖ベネデット修道院がある場所と。
       チヴィタ・カステッラーナ・Civita Castellana(ヴィテルボの近く)の
       ドゥオーモの正面壁、との事。     


       皆さんも、教会の床がびっしりと各種の色大理石の模様で
       埋め尽くされているのは、こちらで良くご覧になっていると思いますが、
       コズマ式、という言葉に出会ったのは、
       ヴェネツィアのカ・ドーロの修復について読んでいる時で、
       そういえば、とサン・マルコ聖堂の床模様を想い浮かべたのですが、
       それでもまだイマイチ、柄だけが頭に残らなかったのですね。
       多分面積が広すぎて、凄いなぁ!とだけ、ははは。

       所が今回出会いましたのは・・、
       こちらをどうぞ。

       こんな様子の小ぶりの抽象柄、というのか、
       白色の余白が小気味よく斬新、と目に映りました。
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       こんな柄が、教会内の高く設えられた説教壇にあったり、
       白色との取り合わせが如何にも、
       アラブ風が良く映える南イタリアのイメージですよね。
       アマルフィから出かけたサレルノのドゥオーモ
       その美しさに目が引かれ、初めてピンと来たのです。
       はい、いつも遅めのshinkai!
       サレルノのドゥオーモもまたご覧頂きますね。

       ヴェネツィアの館 カ ・ ドーロ  その1と2 
       http://italiashio.exblog.jp/13670932
       http://italiashio.exblog.jp/13683956

       夏のヴェネツィア ・ ヴェネツィアの館、そしてあれこれ 
       http://italiashio.exblog.jp/12672369
   


       さてこちらは、回廊とドゥオーモの間にある
       磔刑教会・Cappella di Crocifisso
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       礼拝堂・Capellaという呼び方はガイドブックに、
       サイトにはバジリカ・聖堂ともある、
       大教会の天井の高さと広さ。
       それも道理、元は中世初期に建設された物で、
       アマルフィの町の最初のドゥオーモだったのだそうで、
       3廊式、上部に張り出した、かっての婦人用の歩廊も。

      
       壁にはフレスコ画もたくさん残り
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       ここは最後の修復がつい1996年だそうで、
       現在は博物館になっていまして



       こんな浮彫の聖母子像や
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       木彫彩色の聖母子像も
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       マリーア様は媚がなくて良いなぁ、と思うのですが、
       ボクの方はどこか、とっちゃん坊やのイメージで・・、
       失礼をば! ・・でもね、ははは。



       修復に因り、かっての古い礼拝堂も現れたそうですが、
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       展示品には、こんなお輿もありまして、
       18世紀の中国製、黒の漆に金彩色。
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       元々は世俗で用いられていたのが聖堂に贈られ、
       大司教様がお出ましの時に用いられていたのだそう!
       
       下部に見える四角い金具の張り出しに棒を通し、
       前後4人で持つ、という形ですが、
       ・・籠の様に肩に担ぐのと、腕に下げるのと、
       どちらが重く感じるのかな?



       こちらは、聖堂の地下礼拝堂・Cripta
       大変豪華な造りですが、
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       元は13世紀に造られ、町の守護聖人の聖アンドレアの
       聖遺物を祀るためのものだったのが、
       1600~12年にスペイン王フェリペ3世の個人的な
       意思に因り、この様に修復されたのだそう。
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       聖アンドレアは、キリストの12使徒の一人、
       コスタンティノーポリの正教会の初代総主教様だそうで、
       ・・これ以上は知らず、書けませんです、 
       1206年に町の守護聖人となり篤く祀られたのが、
       その後いつともなく紛れ、はは、

       1304年に巡礼の一人が、その聖遺物から滲み出る液に因り
       新たに発見したのだそう。
       これをマンナ・ディ・サンタンドレアと言い、
       聖人の祭日11月30には、未だにその現象が起こるのだそう!

       こういった聖人の奇跡というか、科学的には説明できない現象が
       このイタリアの国にはあちこちにありまして、
       その代表的なものが、ナポリのサン・ジェンナーロ
       聖遺物、聖人の血液が毎年2度液化(正しい言葉はなんと?)するのですぞ!



       アマルフィの大聖堂内部
       ご覧の様に、絢爛豪華なロココ様式の物で、
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       主祭壇
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       天井
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       どうもこういうのは苦手でして、写真も3枚だけ。



       表に出て、ほっと一息。
       正面階段上からの眺め、目線が高いでしょう?!
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       やはり、この正面が一番美しいですね!!
       もう一度ご覧頂き、
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       最後は、アマルフィの海の色をどうぞ! 
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     *****

       いつもブログご訪問、有難うございます!

       先日来、エキサイトブログのアクセス解析ページが変わり、
       どのページを前日見て下さったか、どんな検索言葉で
       来て下さったのか等がより分かるようになりました。

       これが今迄私めが考えていた様子と遥かに違い、
       想像を大幅に上回るばらばらまちまちでして、ははは、
       逆に言うと、如何にこのブログが趣旨一貫しているかという、あれ?
       てな事で、
       ではと、古い記事の中から、
       こんなんもおますが・・、という事で。

       今朝窓を開けましたら、この冬初めての雪!
       で、冬と夏をどうぞ。    
  
       ヴェネトの北は、冬景色 
       http://italiashio.exblog.jp/9036585

       スコミーゴ村 雪景色
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       またもや、雪景色! ・ コッレ・ウンベルト村
       http://italiashio.exblog.jp/10730568

       寒い冬の日、熱いラザーニャはいかが?
       http://italiashio.exblog.jp/10694486
       
       愛の映画を、心ゆくまで
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by italiashiho2 | 2012-02-10 20:21 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(10)
2012年 02月 08日

   ・・・ n.1 大聖堂の煌めきを ・ アマルフィ ・・・

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       ナポリの南、サレルノ半島の南西部に位置する
       アマルフィ・Amalfi の町。
       イタリア4大海運国の内でも一番歴史が古く、
       町は11世紀に繁栄の最盛期を迎えましたが、
       その後は次々と侵略され、領主が代わり衰退の道を。

       海がこの町に繁栄を齎しましたが、
       同時に何度もの天災被害も蒙り、
       とりわけ1343年の津波は、領土の三分の一を消し去り、
       町は再度立ち上がれない程の打撃を受けたと言います。
       
       1461年にナポリ王フェルディナンド1世が庶出の娘マリーアと、
       フェルディナンド・ピッコローミニとの結婚に際し、
       婚資としてこの町を贈り、そのまま16世紀後半まで。
       近代になり観光業の陽の目を迎えるまでは単なる地方の町、
       紙の生産と漁網、索具の製造の町として埋もれ続けた町。

       町の繁栄の歴史についてはまたのチャンスに、という事で、
       今回は2度に分けて、町が最高に栄え始めた時に建設された
       素晴らしい大聖堂をご覧頂こうと思います。

       先回も書きましたが、アマルフィの町滞在中は余り
       お天気に恵まれず、青空の写真が少ないのですが、
       それでも上の様に、夕方近くに一瞬の青空のチャンスもあり、

       黒と白の大理石で描かれた幾何学模様、      
       そして如何にもアラブ風な空気を漂わすアーチの中の組み飾り、
       上に聳える金色モザイクの煌めき。
       イタリア中世の、数少ない生き残りの美しい大聖堂。

       左端に聳えている鐘楼がこの写真では見えませんが、


       四角い塔の鐘楼の上部はこんな風に、
       円筒形の周囲に小さなやはり円筒形が4つ。
       それぞれに屋根と塔の飾りは、緑と黄色のマヨリカ焼きタイル。
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       鐘楼は12世紀に既に建設された物で、
       18世紀に修復が行われたそう。
       
       陶器、マヨリカ焼の町 ・ デルタ
       http://italiashio.exblog.jp/8261293


       こちらが塔の上部のアップですが、
       実は遠くからの写真で、上の屋根の半分だけが緑に光るので、
       どんな形のタイルなのかと、好奇心で、はい。
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       見えますか、上の部分だけを見ると円筒形に見えるのですが、
       下の小塔の屋根で、現在でも普通に見られる半円形の瓦が、
       互い違いに組まれていると分かります。
       上部は、風対策でしっかり埋められているのでした。



       少し靄のかかったお天気で、右側の建物修復中の覆いが邪魔ですが、
       正面の階段手前から
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       階段の形と左右の欄干の形、
       聖堂正面の扉の上、半円の金モザイクの聖アンドレアの姿、
       そしてその上部のフレスコ画の様子、
       最上部の三角形のキリストの図のある部分の図柄にご注目を。



       この古い図をどうぞ
       これはアマルフィの元の造船所を修復して公開されている
       「羅針盤とアマルフィ海洋公国博物館」に展示があったもので、
       ガラスの反射、ご容赦、
       1871年に設計家エッリーコ・アルヴィーノ・Errico Alvino
       によって描かれたものだそう。
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       これに依ると階段も手前部分が無く、上り口両脇にライオン像があり、
       何よりも階段下中央に大きな十字架が見えますね。
       正面扉の上の聖アンドレアの像も違い、その上にもモザイク画が見え、
       最上部の三角形の中の図柄も違います。

       つまりこれらが、修復に因ってかってと違う部分なのですが、


       こちらもどうぞ。
       古い絵葉書を見つけて買ったのですが、年代が分かりません。
       いずれにしても、そう1世紀前位でしょうか、
       現在と同じ形の階段、聖堂の姿、図柄になっています。
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       で、この修復について読んでいて、面白い事が分かりました。

       1861年12月24日、なんとクリスマス・イヴの日ですね、
       強風の為にそれまでの保存状態も悪かった上部が
       2度3度に渡り、下の突き出した廊下部分に落下したのだそう。

       聖堂の損害は大した事が無かったのだそうですが、
       これをチャンスに、聖堂建設以来、次々と重ねられた
       継ぎ足し部分、ルネッサンス、バロック期の物を取り除き、
       かっての姿に近い物に再建修復する事が決められたのだそう。
       この時の設計士が上で見て頂いた図を描いた
       エッリーコ・アルヴィーノなのだそうで、
       大変賢明な、勇気ある決定がなされたものと思います。
       
       このアマルフィの聖堂建設は、もともとは二つあり、
       それもほぼ同時代の9世紀と1000年頃に建設され、      
       どちらも使われていたのが、13世紀に一つに統一、
       現在の形に拡張され再建されたのが16、18世紀と。



       では各細部を。
       まず階段上り口の欄干
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       正面扉上部の聖アンドレア
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       キリストの12使徒の一人で、アマルフィの町の守護聖人。
       背後に見えるXの形の十字で殉死したというので、
       このXが彼のシンボル。
       魚は彼が漁師だった事を現わしているのだそう。

       その上部の絵も修復の時にフレスコ画に。



       ではもう一度大聖堂の美しい正面と、各部のアップを
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       最上部の三角形、玉座のキリストと預言者たち
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       その下方は、こんな様子で、
       撮った日のお天気に因る色違い、ご容赦願います!
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       こちらが左上部
       白と黒の大理石の柄に、金色モザイクがはめ込まれ、
       所々に円形の柄タイルが埋められていますね。
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       この円形の色タイルの装飾ですが、形は違うものの
       似た装飾をヴェネトに近い土地で見た事を思い出しました。
       
       メーゾラの森、そして、ポンポーザの修道院
       http://italiashio.exblog.jp/8922205



       では、聖堂に上がって頂きましょうか、どうぞ!
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       白黒柄の半円アーチを埋める、アラブの組み格子
       支える円柱がとても細いのです。
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       鐘楼の角が繋がっていますが、角と窓の部分
       どうやらこの円柱は、ローマ期の物の再利用でしょうね!
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       ちょっと脱線しますが、はは、例の如く、
       所謂資金洗浄、マネー・ラウンドりーですか、
       あの言葉をイタリア語では、再利用・りチクラッジョ
       と表現します。
       これを知った時は、吹き出しましたが・・。



       アーチの下部を埋める円形の柄も近くで見ると、
       こんな風に、モザイクで埋められていて、
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       階段上から見る、ドゥオーモ前広場
       かなり急傾斜の、長い石段、そして細長い傾斜した広場。
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       こちらが正面の青銅製の扉で、
       なんとコスタンティノープル、現イスタンブルで鋳造された物と。
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       なぜコスタンティノープルから、と思われますよね?
       1000年当時、既に海洋国として最盛期を迎えていた
       アマルフィの国は、中南部イタリアのみならず、
       海を越えコスタンティノープル、アレッサンドリア、キプロス、
       ベイルート、トゥリポリなどにも商館を置き、
       物資(香水、高級織物、絨毯、香辛料)の取引をしていたのだそう。

       ラヴェンナに今も燦然と残る素晴らしいモザイク群、
       あれもコスタンティノープル、つまりビザンティン帝国の
       首都からの職人の手になる物と思いますが、
       まさに当時のこの都は、通商の都であると同時に、
       美術工芸の技術に於いても、その職人たちは優秀だった様子。
       
       ヴェネツィアの博物館で見た、1辺が1mm程もの細かい細かい
       キリストを描いたモザイク画に驚嘆した事がありますが、
       ちょっと目にはテンペラ画かと思ったこの作品が、
       あのロレンツォ・イル・マニーフィコの所有品だったと知り、
       彼の鑑識眼にも敬意を表したのを覚えています。
       
       で、この扉は1066年に、パンタレオーネ・ディ・マウロ・
       Pantaleone di Mauro 当時かの地のアマルフィの植民地の
       長が(どうやら艦隊長を務めた、武勇も詠われる貴族だった様子)
       2つ製造させ、一つはここに、
       も一つは現在は東隣の町になっているアトゥラーニ・Atrani
       の教会、当時はアマルフィの領土だった、に贈ったものだそう。
       この隣町の教会についても、また書きますね。

       イスタンブル
       http://italiashio.exblog.jp/i43

       ラヴェンナ ・ モザイク詣で  その1と2 
       http://italiashio.exblog.jp/12195874
       http://italiashio.exblog.jp/14394755
 


       扉の中央部分をどうぞ
       素晴らしい24枚の図柄からなる扉ですが、
       ライオン君も上の聖人も
       良き信仰心の善男善女に撫でまわされ・・!
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       この重い扉を支える周囲の石枠がまた素晴らしく
       葉、ライオン、鳥なども彫り込まれ、
       ここに見えるのはケンタウロスではないかと・・。
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       こちらが聖堂前のロッジャ部分で、下から見た左側。
       奥の左に見える扉が鐘楼部で、右奥に回廊と教会。
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       鐘楼への扉前から、中央部の様子と、
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       ロッジャの円柱、柱頭部
       聖アンドレアのシンボル、Xも見えますね。
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       こちらが天国の回廊・Chiostro del Paradiso と呼ばれる
       周囲を柱廊が取り囲んだ中庭部分。
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       なぜ天国の回廊という名なのかと疑問に思いましたら、
       1266~68年に造られた物で、
       町の有力者の為の墓地、礼拝堂用だったそうで、
       
       細い2本の円柱に支えられたアラブ・ノルマン式の
       アーチ組み格子が、如何にも南国風。

       修復が新しいのは、1600年代に放置された儘になっていたのを、
       1908年に修復公開されたのだそう。

  
       という事で、回廊を取り巻く部分に展示されたモザイク装飾、
       この一帯のモザイクは本当に素晴らしいのですが、
       聖堂内、クリプタなどのご案内は次回に致しますね。



       最後は、港から見た鐘楼と聖堂の最上部の眺めをどうぞ
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       町が小さく、建物が狭い土地に建てこみ、
       まさに家並に埋まって見えます。


       ではまた次回を、10日の夜を予定しておりますが、
       ご訪問、お待ちしておりま~す!


      ◆お知らせ

       ブログリンクさせて頂いています「エスカルゴの国から」の
       Otiumさんが、なんと、あのロマネコンティの畑の道で見つけた
       サンティアゴへの巡礼道について書いておられ、
       http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-1559.htm

       ディジョンの街で行われるワイン祭りについても
       楽しい大道芸のヴィデオにもリンクしますので、是非どうぞ!
       http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-1557.html

       サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
       http://italiashio.exblog.jp/15285180

       ディジョン ・ フランスはブルゴーニュの中心地を 
       http://italiashio.exblog.jp/14527207
       
       秋の葡萄摘み、ピティリアーノの場合は
       http://italiashio.exblog.jp/14593568


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by italiashiho2 | 2012-02-08 18:14 | ・ナポリ・アマルフィ Napoli e | Comments(14)