イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

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カテゴリ:・ヴェネト州( 104 )


2006年 06月 10日

   ・・・ 山の小さなヴェネツィア ・ ベッルーノ ・ Belluno ・・・

      今日は、ベッルーノ・Belluno のご紹介です。
      ヴェネツィアから汽車で、北に2時間程、
      アルプスに続くドロミテ山系の麓にある、大変歴史の古い町。 
      我がコネリアーノの町が歴史に登場するのは、このベッルーノの
      司教領として、砦が築かれた10世紀ですから、ご想像下さい。
      BC5世紀のお墓も近郷で発掘されていますが、
      町の中は、15世紀にヴェネツィアの下に入って再構築され、
      中世前期以前の物はなく、殆どヴェネツィア風です。
      この様子から、山の小さなヴェネツィア とも呼ばれます。 ではどうぞ!

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      ◆まず町の地図を

       町の古い部分を取り出しました。 
       東を流れるアルド河は、町のすぐ南を流れる
       ピアーヴェ河に南東角で合流します。 
       ちょうど河に張り出したテラス状の岩の上に町が存在し、
       これは敵の急襲、河の氾濫から町を護りました。




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      ◆列車の窓から  1

       コネリアーノから連絡する2両編成の列車は、
       ヴィットリオ・ヴェネトを過ぎ、両側から迫る
       山の狭い谷の間を、ゆっくりと登っていきます。
       堰き止められて出来た湖(左上に水力発電所が見えます)、
       そして谷にある小さな村落。
       高速道路も上を走っていますが、
       国道は列車と殆ど並んで走ります。




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      ◆列車の窓から  2

       湖の岸に見える家。 
       この家を見るたびに、
       「この場所に住んだら?」と思いを誘われます。




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      ◆列車の窓から  3 

       峠を越したところに、この湖 サンタ・クローチェ
       夏にはバカンス客で大いに賑わう、大きな湖です
       湖の右奥にはカンシーリオの山、森が広がり、
       北にはカドーレの山々が続き、
       そしてドロミテ山系になります。




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      ◆町の古い通り

       古い町の部分は道幅も狭く、ポルティコが続きます。
       この道はヴィア・ローマで、
       マルティリ広場の北側を、東西に通ります。




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      ◆ドイオーナ門

       町の主要な門のひとつ。
       オリジナルは13世紀で、こちらの正面は16世紀。
       で、ちょっと上の部分を下にアップしました。 
       ご覧下さい。




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      ◆ドイオーナ門細部

       このライオン君の下に書いてある事を訳します。

       このサン・マルコのライオンは、15世紀に門の内側に置かれた。
      1874年に、この場所に再度据えられる。
      1797年に、フランス兵によって倒された、この場所に。
       
       
       分ります? 
       どうやらここには別のサン・マルコのライオンがいて、
       ナポレオンの兵によって、1797年に打ち壊されたのでしょう。
       そして80年ほど後に再度、門内部にあって無事だった
       ライオンを据え直したものと見えます。
       ことほど左様に、ヴェネトの人間にとって、
       このライオン君は大事なのですぞ!




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      ◆メルロ

       クロウタドリ、といわれるメルロです。 
       あちこちにいて、良い声で歌い、特に春先には、
       「春が来た!」と、実感させてくれるメルロですが、
       なかなか大きく写せません。 
       黄色いクチバシと真っ黒な体、ちょうど九官鳥位です。




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      ◆サント・ステファノ教会  1

       中心部の東端にあるこの教会は、
       素朴で、なかなか良い雰囲気です。
       内部も素晴らしかったですが、あるという、
       ティツィアーノの作品は覚えがありません。

       教会の前は小さな公園になっていて、木陰の下のベンチには
       子供連れのお母さん達もたくさん。




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      ◆サント・ステファノ教会  2

       15世紀の、ゴシック様式のこの教会の扉の上には、
       マントを広げたマドンナの下に、庇護を求める
       信者達が集い、聖人たちが取り囲んでいます。
       聖人の光輪が、白い壁に影を落として、
       手を差し伸べているかのよう。




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      ◆サント・ステファノ教会  3

       扉が大変素晴らしい木彫でしたが、 
       やはり、15世紀のオリジナルのようです。

       ベッルーノ辺りには、北ヨーロッパの、
       特にドイツの影響を受けた、美しい木彫の聖母なども、
       たくさん存在しているようです。




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      ◆緑に埋もれて

       町は高台にあるのですが、
       その東端から、低い川床の部分を覗くと、
       緑に埋もれて村落がありました。  
       一塊になって、でもそれぞれの家にちゃんと、特徴があって。




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      ◆町のポルティコ
 
       先ほどのドイオーナ門をくぐり、古い町の道を下り、
       町全体がゆるい傾斜地に位置する、南の方に行きます。
       途中のポルティコに、こんな聖母子像が。
       ポルティコの、下の飾りの模様もご覧下さい。 
       何と素敵ではありませんか。




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      ◆メルカート広場 (エルベ広場)

       ローマ期のフォロがあった場所だそうですが、
       中心に、この聖人サン・ルカーノの泉があり、
       ポルティコと、たくさんの紋章の付いた建物に
       囲まれた、中世の印象の濃い広場です。
 
       エルバ広場の名前は、野菜市から来たのでしょう、
       今も市が立ちます。




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      ◆メルカート広場で

       ふと気がつくと、こんなライオン君達がいました。 
       バルコニーの下にいますが、
       特にこの左側の顔、可愛いでしょ、笑えるでしょ?!




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      ◆ドゥオモ

       道を右に辿って行くと、ドゥオモ広場に出ます。
       ドゥオモの正面は、16世紀に再建されたとの事ですが、
       上部、入口部分は、もっと後の時代に
       修復の手が入っているようです。
       内部には、ティツィアーノの作品もあるとの事。




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      ◆ドゥオモの鐘楼

       鐘楼はバロック様式で、18世紀の物。
       町並みの、建物の様子もどうぞ。




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      ◆ドゥオモ広場  1

       一度5月に行った時、ドゥオモ広場の真ん中に
       日本式庭園が造られていました。
       植木屋の宣伝だったのでしょう、お花がいっぱい、
       お水も流れ、灯篭やししおどしの仕掛けもありました。 




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      ◆ドゥオモ広場  2

       広場の西にドゥオモ、北にこの レットーリ宮があります。
       一階部分がロッジャになっていて、
       上階のバルコニーが、大変華やかで美しい、
       ヴェネツィア・ルネッサンス様式のもの。  
       右端に時計塔があります。




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      ◆ドゥオモ広場  3

       レットーリ宮のバルコニー部分。 
       優雅な、バルコニーの透かし模様をどうぞ。




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      ◆ドゥオモ広場   4

       左側は、レットーリ宮の時計塔、
       右側は、ヴェスコヴィコンティ宮と、市の塔
       ヴェスコヴィコンティ宮は、12世紀のものとの事ですが、
       オリジナルが残っているのは市の塔のみで
       他は再建され、今は音楽堂との事。




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      ◆ドゥオモ広場   5

       広場の南東角に、市の博物館がありますが、
       その前に置かれている、円柱の上に乗る部分、
       柱頭・カピテッロと呼ばれる部分です。

       私にはいつの時代の物か分りかねますが、
       繊細な模様を丁寧に彫っているものと、感心させられます。  
       反対の部分には、円柱間に渡す柱をうける穴が、
       柱が滑らないよう、工夫して掘ってあるのが見て取れます。




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      ◆ピアーヴェ河の川床近く

       町の南をピアーヴェ河が流れていて、 
       町の高さが一段低くなった部分に
       この、なんとなく不思議な雰囲気の家があります。
       何かの工場で使っていたのを改装して家にしているのか、
       良く分りませんが、古い建物である事は確かで、
       並び方が面白いなぁと、いつも眺めます。




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      ◆ピアーヴェの流れ

       ちょうど写真の中央辺りに、橋が見えますが、
       あの左側、町に寄って低い村のある辺りを、
       ボルゴ・ピアーヴェといいます。

       このベッルーノから、モミの樹の材木を筏にして
       この地点から筏師たちが、ヴェネツィアのザッテレ(筏の意)
       まで、運んだのだそうです

       地中海を越えて東方貿易に行く船の材料が、
       ここから、筏で出帆して行ったのですね。




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      ◆周辺の眺め

       ベッルーノは河に囲まれ、突き出した半島の
       ような形の高台の町ですが、
       周囲の丘、山の中腹には長閑な牧草地が広がっています。
       町のすぐ北には、アルプスのドロミテに続く山が迫って。


    ***

by italiashiho2 | 2006-06-10 23:36 | ・ヴェネト Veneto | Comments(4)
2006年 06月 01日

   ・・・ コンバイ ・ COMBAI ・ 山村の初夏 ・・・

     今日は、コンバイ のご紹介です。
     この町は、コネリアーノから北西に30キロほど、
     白ワインの ヴェルディーゾ・Verdiso と、
     秋の 栗祭り で有名な町です。
     秋にまたご紹介するとして、今日は5月末の遅い春、
     いや、既に初夏の様相を示し始めている、山村にご案内です。

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      ◆オダマキ  1

       コンバイには、ヴィットリオ・ヴェネトからバスで行けますが、
       一つ手前の村、ミアーネ・MIANE で降りて歩きます。
       3キロ程の道を、のんびりと道草しながら。
       ほら、お庭のオダマキが綺麗でしょ。  




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      ◆ミアーネの家

       ミアーネの町は、ちょっとした中心地です。  
       
       も一つ手前のフォッリーナ・FOLLINA の町はも少し大きく、
       ロマネスク様式の見事な修道院もあり、
       トゥレヴィーゾへ続く道の、分岐点でもありますが、

       このミアーネもなかなか素敵で、
       こんな風に、フレスコ画で飾られた家や、
       土地の料理で有名なレストランもあります。




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      ◆オダマキ  2

       最初のオダマキのあった、同じお家で、 
       薄いピンクも見事でした。
       ちょっと路地を入ると、如何にものんびりとした雰囲気で。




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      ◆薔薇  1   2

       このお家は、壁一面に白い薔薇が咲き乱れ、
       黄色、そして真紅の薔薇も今盛りでした。




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      ◆テントウムシ

       家の並ぶ場所を過ぎると、畑が続きます。
       まずは、テントウムシ、  
       コッチネッラ・Coccinella といいます。




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      ◆ねぎぼうず

       珍しくもありませんが、イタリアにもありますぞ!
       この少し青緑の色が好き。




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      ◆チョウチョ と テントウムシ

       このチョウは良く見ますが、名前を知りません。
       テントウムシはどこに?  
       一番左端の中程にいま~す。




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      ◆あの山の上に、コンバイの村が

       ミアーネの町を出外れ、少し歩くと
       山の上に、コンバイ が見えて来ます。
       あそこまで登るのかと思うと、少しウンザリしますが、
       まぁ頑張って・・!!




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      ◆コンバイの鐘楼

       やっと、手前の坂道の途中まで!  
       この辺りは、大きな駐車場になっていて、 
       秋の栗祭りの時など、大変な人出、
       大型バスの観光客がどっさり押しかけるのです!
       写真の一番下に、benvenuti a COMBAI 
       コンバイにようこそ の立て札が。 




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      ◆コンバイの町  1

       少し町の上の方に、登りました。  
       町のちょうど真ん中を県道が通り、
       西のヴァルドッビアーデネ・Valdobbiadene に。
       
       町の北側は、山腹に沿って這い上がり、
       葡萄畑、栗林に埋まります。




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      ◆葡萄畑  1

       町の南側の高台に、小さな教会と墓地があり、
       葡萄畑の間の道を登りました。

       5月下旬の葡萄畑、
       既に小さな、小さな葡萄の房が出来かかって!




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      ◆葡萄畑  2

       山腹にびっしりと広がる、葡萄畑の写真を、
       お見せできないのが、とても残念です。
       小さく起伏する山肌に沿って、
       うねりながら葡萄畑が広がります。

       この辺り一帯も、コネリアーノから
       ヴァルドビアーデネに続く 白ワインの道 に含まれ、
       春に、土地の白ワイン・ヴェルディーゾ のお祭りが




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      ◆ミアーネの町の眺め

       町の南の高台から、通ってきたミアーネの町が見えます。
       北と南に山並みが流れ、その谷の間に
       次々と小さな町が広がり、続いて行きます。
       ず~~っと奥に見える山の向こうに、
       ヴィットリオ・ヴェネトの町が。




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      ◆コンバイの町  2

       先程よりも高く上った場所からの、町の眺め。 
       北の山に這い上がる家々の様子が、良く見えます。 
       この北側の家並みが、なかなか古くて良い感じ。  
       秋のシーズンに、ご紹介しますね。
 



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      ◆お花畑

       高台の上は、ちょっとしたお花畑です。
       町を見下ろす墓地の横で、
       こんな墓地のあり方もいいな、と思いつつ。




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      ◆梅?  スモモ?

       果樹の実が、既にこんなに大きくなっていて、
       実がなっているのを見ると、つい傍に寄って行きます!
       いやいや、取ったりはしませんが、はい。


    ***

by italiashiho2 | 2006-06-01 21:09 | ・ヴェネト Veneto | Comments(0)
2006年 04月 18日

   ・・・ 山里 レーゼラの春 ・ Resela ・・・

     我がスコミーゴ村から、北へ8キロのヴィットリオ・ヴェネト、
     そこから西に向かう道は、四季を通じ、素晴らしい風景を展開します。
     今日は、ヴィットリオ・ヴェネトから14~5キロに在る小さな村、
     レーゼラ の春 をご紹介します。

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      ◆春の野

       この日のお天気は大変素晴らしく、暖かく、
       もわっと春霞が立ち、光が煌いて。
 
       この野原の中を少し歩いて、村に向かいます。




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      ◆村の教会

       県道筋を行くバスからは、少し遠くの丘の上に、
       この村の教会が見えますから、
       何度もバスの窓から眺めるうちに、行って見たいと。

       遠くに見える丘の上、小さな村が見え、教会がある
       行って見たいと思うでしょ、どなたでも。




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      ◆北側の山  1

       ヴィットリオ・ヴェネトから西に向かう
       道の北側には、山が屏風のように連なります。

       ちょうどこのレーゼラの村の北に、
       サン・ボルドという峠があり、
       山の向こう、北に抜ける事ができます。




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      ◆北側の山  2

       南向きになる斜面には、既に春が届き、
       桜が満開。
    
       農家の前の斜面には、葡萄畑が広がって。




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      ◆村への道

       レーゼラの村は県道より南にあり、村への道は
       こんな風に点在する農家に寄り、離れ
       ゆっくりと曲がりつつ、坂道になっています。  

       蛇行しつつ続く道、懐かしい感じがしませんか? 




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      ◆村の少女

       県道から離れた村なので、歩いていると
       何処かからの視線、よそ者を見る視線を感じます。

       でも、この少女はまるで子犬のように
       すぐ話しかけてきて、ついて回りました!
       蟻塚の位置を教えてくれたり、
       教会の納骨の位置を話したり・・。

       彼女の犬の名がピッポで、お父さんは近くの
       アグリトゥリズムの家で働いている、
       そんな事は覚えているのに、彼女の名は・・!


  

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      ◆藤の花

       この写真は4月10日です。 
       既にこの時、藤の花が咲きかけていました。
       場所の日当たりが良く、
       北風をさえぎっている場所だったのでしょう。

       日本のように、花の咲く順番に、あまり拘りません。




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      ◆丘からの眺め

       村は結構高い位置にあり、
       眺めが良く、気が晴れます。

       既に耕された畑の土の色、
       まだ草原のままの所、筋になって。




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      ◆ローズマリーの花

       写真がピンアマで、おまけに、
       煩くてごめんなさい。
 
       ローズマリーが花をつけているのです。 
       こういう場所のを少し失敬します。

       じゃがいもを電子レンジでチンとやり、皮をむき、
       大きめに切り分け、フライパンで炒めます。
       
       オリーヴオイルのEVで炒め、
       仕上げにローズマリーを散らし、塩で調味。

       すこしこんがりする位に炒めると、
       こんなに簡単なのが信じられない程、美味しくなります。
       だまされたと思って、お試しを!




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      ◆

       少しピンク色に見えますが、白い桜です。  
       そして満開!




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      ◆近所の古い村

       この村は平地にあり、一かたまりに
       古い農家が並んでいます。 

       古くからず~っと続く村の営み、
       見る度に、そんなイメージをいつも受けます。




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      ◆スカンポ

       これ、スカンポではないですか?  
       スカンポ、スカンポ、ジャワ更紗・・、
       と小さい頃歌いましたが。




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      ◆おまけ  アスパラジ・ビアンキ  1

       先週メルマガに書きました、アスパラジ・ビアンキ。
       八百屋さんの店先の、ウインドウの飾り付けで、
       緑のアスパラと一緒に。
       手前に鳩の飾りが見えますが、
       パスクワ・復活祭のシンボルです。




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      ◆アスパラジ・ビアンキ  2

       こちらは毎週木曜日の、
       野菜売りのトラックが運んできた物。

       色も、太さも、長さもまちまち。  
       でも美味しい!  
       春をしっかり味わって。


    ***

by italiashiho2 | 2006-04-18 23:43 | ・ヴェネト Veneto | Comments(2)
2006年 03月 04日

   ・・・ 白ワインの道 ・ Strada del Vino Bianco  その1 ・・・

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      ◆まず地図を

       少し見難いですが、ご勘弁を。 
       牡丹色で示されている線が、ご紹介する「白ワインの道」。 
       コネリアーノから、終点のヴァルドッビアーデネ・Valdobbiadeneまでの、
       33キロの行程、15コムーネに跨る
       約3500ヘクタールにわたる葡萄畑
       これがイタリアで、この種では最初の命名になりました。

       今日ご紹介するのは、右端のコネリアーノから北西に進み、
       一旦北に大きく膨らむラインの、戻ってきた辺りまで、
       いわば半分の行程です。



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      ◆コネリアーノから出発

       まず、コネリアーノのお城への道をとり、
       丘に上がった時点で北に進路を取ります。
       この辺りは次々と丘が入り組み、
       道はその丘の上を曲がりくねりながら進みます。
       この風景は、まだコネリアーノ市内になります。  
       この糸杉の並び、ちょっと素敵でしょ。



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      ◆オリアーノの眺め

       スコミーゴ村の西隣の丘にある、オリアーノ村です。  
       いつも家から見るのとは逆に、
       これは西から東に向かっての眺めです。  
       我がスコミーゴ村は、もっと低いので見えません。



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      ◆丘の眺め  1 

       まだ、北西に向かってそんなに
       進んでいない場所の眺めです。  
       次々と丘の様子が変化し、農家が見え、
       その小さい集落の中心に、教会と鐘楼があります。



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      ◆古い農家

       いかにも素朴な農家がありました。  
       屋根の瓦は年を経て、かなりの色の違いが出ており、
       壁の色も古びています。  
       全体の形は大きいですが、
       半分は家畜小屋に使われているかもしれません。
       手前の、細いひょろっとした棒の支えが見えるのも、葡萄畑です。



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      ◆丘の眺め  2

       前の写真の風景、左奥の丘の眺めです。  
       こんな風に、丘のあちこちに農家が点在します。
       この丘は四角く見えますが、多分、
       葡萄畑に便利なように丘を削ったものと思われます。

       この様な、丘をめぐって続く道に、
       何か懐かしい気持ちを誘われるのですが、皆さんは如何?



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      ◆サン・ピエトゥロ・ディ・フェレットの教会・San Pietro di Feletto  
       (ガイドブックより)

       オリジナルは、6~7世紀に遡る、古い小さな美しい教会。
       修復の際に、ローマ期の印のあるレンガも、
       壁の中に見つかったとか。



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      ◆教会の前部    (ガイドブックより)

       教会の前部分の、梁の形を見て頂こうと、アップしました。



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      ◆教会正面の扉

       冬期は閉じていて拝観できませんでしたが、  
       この写真にも見えるように、
       前部の壁は、素朴なフレスコ画で飾られています。

       追記・どうやら、ガイドをお願いすると、中を
           拝観できるようで、電話番号が書いてありました。
           暖かくなったら、試して見ましょう。



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      ◆壁を飾るフレスコ画

       剥げ落ちた部分も結構あるのですが、
       張り出した屋根に、強い陽と雨雪から守られ、
       残っている部分は大変色鮮やかです。  

       この素朴な色使い。 
       ブルーの様な、高価な色は使われていません。  
       全て土から取ったような色ばかりです。



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      ◆丘の眺め  3

       この風景は、教会の前から北西に向いて、写したもの。
       後ろにすぐ続いて見える、白く雪を頂く山々は、
       北との境を守る形で、東西に続きます。
       この丘にも農家が点在し、その間を縫って道が続きます。

       我々は、この写真の中上側を横に伸びる道を西(左)に行き、
       そして曲がって一番奥上に見える家の
       横を通り抜けて、レフロントロに向かいました。



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      ◆モリネット・デッラ・クローダ・Molinetto della Croda

       長い事憧れていた水車小屋、やっと見れました!  
       レフロントロ・Refrontolo は、この辺りでは
       ちょっとした中心地の感じの町でしたが、
       そこから山道を辿る様に少し奥に入り込むと、
       道脇にはまだ雪が残り、道も雪解けでぬかるんでいました。

       水車小屋はまだ開けておりませんでしたが、
       水車はゆっくりと回り続けていました。
       いかにも、かっての生活を髣髴とさせる、そんな佇まいです。



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      ◆川で遊ぶ水鳥たち

       滝から落ちる水は、小さな池となり、
       そして、この流れになっています。

       この水の透明さをご覧下さい。  
       いかにも雪解けの水の色です。
       例によって、家鴨と、鴨たちがワイワイと・・。
       よう喋ります!



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      ◆丘の上

       水車小屋の手前には駐車場があり、
       周囲は、このように丘が取り囲んでいます。
       真っ青な空の下、この丘の斜面も全て
       この様に葡萄畑になっておりました。
       何か懐かしい、段々畑のイメージがします。



    ***

by italiashiho2 | 2006-03-04 02:34 | ・ヴェネト Veneto | Comments(0)
2006年 02月 25日

   ・・・ アーゾロ その3 ・ ヴェネトの奥 文化の香る小さな町 ・・・

      今日は、ヴェネトの奥に位置しながらも、文化の香り豊かに、
      文化人、著名人たちを惹きつけて来た典雅な町、
      アーゾロのご紹介 3回目です。  ごゆっくりどうぞ!


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      ◆アーゾロの窓  1 

       古い優雅な建物が多いので、窓もまた優雅。 
 
       これは、中心のガリバルディ広場の北の通り
       ヴィア・ダンテの建物の窓です。 
       建物はかって、フレスコ画で一面に飾られていた事が偲べます。 
       道が狭く引けないので、傾斜がきつく写りました。



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      ◆アーゾロの窓  2

       これも上と同じ通り、ヴィア・ダンテの窓で、 
       向かい側の建物が写っています。
       ヴェネツィアの香りのする、
       そしてオリエントも香ってくる、大変典雅な窓ですね。  



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      ◆ヴィア・カノーヴァ通りの家

       多分由緒ある家だと思います。 
       町の地図には、誰それの家、という説明があり、
       歴史に詳しいと、もっと楽しめる町と思います。

       かなり、変わった趣味というか、
       エキセントリックなイメージ と思われませんか?



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      ◆アーゾロの窓  3-1

       この窓は、アーゾロの写真には必ず、 
       というくらい登場する窓です!

       この写真を写した時は、窓辺がお花でいっぱい。



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      ◆アーゾロの窓  3-2

       上の写真の、建物下側の様子です。  
       上の窓だけ見るのと、かなりイメージが違いますでしょ。

       入口はかなり古めかしく、その左側の小さい窓は、
       陰気と言ってよいほどに、雰囲気が変わります。



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      ◆アーゾロの窓  3-3

       そしてこれが別の季節の、バルコニーのみの写真。  
       花がないと、またイメージが違います。

       窓枠の下の、緑の小さいクッションに、気が付かれましたか?
       私は最初猫ちゃん用かと思って、夫の嫁御に尋ねて見ましたら、
     
       「肘をついて外を眺めるため」と、あっけなく判明。 ははぁ~ん。



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      ◆ナポレオンが一夜を過ごした家

       サンタ・カテリーナ通りにある、この家。 
       大きな、厳しいこの家に、ナポレオンは泊まりました。



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      ◆壁にある標識

       この家に  ナポレオーネ・ブオナパルテ  一夜を休む
      1797・3・10


       彼によって、1000年続いた 
       ヴェネツィア共和国が倒される、
       2ヶ月前の日付です。



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      ◆サンタ・カテリーナ通り  1

       この道をゆるゆる行くと、大きなお屋敷の、
       丁寧に手入れされた庭が、あちこち望めます。
       南を向く家のお庭は、このように広々と、視界が広がります。



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      ◆サンタ・カテリーナ通り  2

       このお庭も、上の写真と同じお屋敷で、 
       庭に彫像があり、いかにも優雅です。



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      ◆サンタ・カテリーナ通り  3

       これは道を、西から眺めています。  
       奥に見える、白い大きなお屋敷にも中庭があり、
       お花が素晴らしく咲き乱れていましたっけ。  
       鄙びた、いい感じの道でしょ。



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      ◆カーザ・ロンゴバルド  1

       上の写真の同じ場所から、上とは逆に西向きに、
       この家が見えます。 
       そんなに大きくない、やや小さめの家です。



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      ◆カーザ・ロンゴバルド  2

       これが全面です。  
       家の大きさに対しての、この重々しさ、迫力。

       建築家もさることながら、私はつい、
       石造を彫る職人に、思いを馳せてしまいます。
       彼らは、この仕事を、大いに楽しんだでしょうか? 
       「創世記」のシーンと言うのですが・・。  

       道が、上と下に二股に分かれ、この家は下の道に沿ってあり、 
       余り引くと下が見えず、はっきり入れようとすると、
       この様に屋根が切れ、・・・言い訳!



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      ◆カーザ・ロンゴバルド  3

       2階部分です。 
       この中央の女性像、凄いですねぇ! 16世紀! 

       バルコニーの部分にも、いろいろ凄い顔が並んでいます。



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      ◆カーザ・ロンゴバルド  4 

       1階部分で、残念な事に、片方の窓の彫刻が割れています。
       オリエントのターバンを巻いた像のようですね。 
       窓の鉄格子も、大変凝った物です。

       この上側の道をもう少し行った先に、
       女優 エレオノーラ・ドゥーゼの眠る、
       サンタ・アンナの墓地があります。


    ***

by italiashiho2 | 2006-02-25 22:11 | ・ヴェネト Veneto | Comments(2)
2006年 02月 20日

   ・・・ 枯れ色の風景、そして蒼 ・ 冬の湖 ・・・

     コネリアーノの北の町、ヴィットリオ・ヴェネトから
     西に伸びる道に沿って、2つ、細長い湖があります。
     ちょうど1月の末と、季節は少し戻りますが、
     この湖の冬の風景 をご覧頂ます。

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      ◆山の枯れ色

       この山々が連なり、も一つ奥に山が連なり、
       北国との間の、ちょうど屏風の役をしています。
       出かけたのは、冬の大変良いお天気の日、
       空気がき~んと張った午後です。




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      ◆古い集落

       北に連なる山と、湖に挟まれて、
       小さな集落が幾つも、次々と現れます。
       山腹に広がる集落が多く、坂道に沿い、
       石造りの、古い趣のある家が並んでいます。

       この家は前側半分だけ、屋根が新しい瓦に。 
       こういう家は、壁の厚さが60センチ位もあり、 
       しかも、石をしっかり積んでいますから、
       音が完全に遮断される のだそうです。 




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      ◆枯れ色の林

       落葉樹の裸の枝が重なり合い、
       とてもいい色。




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      ◆対岸の風景  1

       今日の場所は、ヴィットリオ・ヴェネトに近い、
       ラーゴ・ディ・サンタマリア という所。

       お天気が良いので、空の蒼さが水に映り、
       一層濃く見えます。
       岸に近い辺り、氷が張っているのが見えますか?




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      ◆対岸の風景  2

       湖の向こう側に、少し平地があり、
       背後に低い山が並びます。

       冬の午後の低い陽射しが、
       光と影の面白い陰影を。




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      ◆岸辺

       湖の岸辺は出たり入ったり、
       葦が茂り、自然のまま。
       氷の張っているのが、良く見えます。 

       この冷たい色からは想像でき難いですが、
       こちら側の岸に、
       夏、コウホネ の素朴な花が咲きます。




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      ◆湖の氷

       空が映り、蒼く見える所が、
       氷のまだ張っていない所。

       どうぞ暖かい場所で、
       ご覧になっていますように!




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      ◆湖岸の公園

       こちら側の岸には、ピクニックしたり、
       子供達が遊べるようにと、整備された公園が。
       
       この時期、写真を撮る馬鹿以外誰もいませんが、
       春になると賑わい始め、
       キャンピングカー用の、キャンプ場も
       近くにあります。




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      ◆隣の村の眺め

       東隣の村、レーヴィネ。 
       必ず、村々に教会があり、鐘楼が見え・・。

       望遠で撮っているので、山が高く見えますが、
       山懐の村である事は、確かです。 




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      ◆待春

       既に剪定された、葡萄の枝。  
       早い畑では暮の内に、遅くとも2月の中頃まで、
       きちんと剪定され、春の到着を待ちます。

       この様に、必ず、枝の先は下向きに結わえてあり、
       新しい枝は、カーヴを描きながら上に伸びます。

       春よ、来い!  
       早く、来い!

    ***

by italiashiho2 | 2006-02-20 18:09 | ・ヴェネト Veneto | Comments(0)
2006年 02月 18日

   ・・・ アーゾロ その2 ・ 文化人に愛される、典雅な町 ・・・ 

      今日は、ヴェネツィアの奥座敷とも言われる、
      歴史と、文化の香り溢れる アーゾロのご紹介2回目です。
      町の中心と、ロッカ・要塞をご覧頂きます。


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      ◆ドゥオモ Duomo  (写真 G)

       町の中心、ガリバルディ広場の南にあるドゥオモです。
       アーゾロの町全体が坂に沿っているので、
       このドゥオモの入口は、広場の端から階段を下りた所に。
       内部には、ロレンツォ・ロットの作品があるとの事。



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      ◆ヴィッラ・スコッティ・パジーニ   (写真 G)

       ガリバルディ広場の、もう一つ北上にある、
       ブルニョーリ広場に面してそびえる
       スコッティ・パジーニ邸・Villa Scotti-Pasinです。

       ここに、アーゾロの名を有名にした、
       ロバート・ブラウニングが住んだ、と言われています。 



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      ◆コルナーロ通り via Cornaro

       ガリバルディ広場から、お城に至る
       コルナーロ通りを、逆に見た所です。
       フレスコ画で飾られた家が多く、道は丸石舗装がされ、
       年を経て、上がすり減っています。

       中央に見える3色旗は、確か前日のサッカーの試合で
       「イタリアが勝った!」という事だったと。
       試合で贔屓のチームが勝つと、このように国旗、
       または、チームの旗が翻ります。



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      ◆骨董品店の店先  

       コルナーロ通りから北に十字路を突っ切ると、
       奥に骨董店があります。
       骨董店というより、古道具屋という感じですが、
       開いているのを見た事がありません。
       その店先にあった、農作業用の道具と、古い鳥かごです。


  
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      ◆骨董品店の横壁

       店の横壁に、この自転車が立てかけられています。 
       もう何年も。
       他の方のブログにも載り、その意味では有名な自転車ですが、
       ハンドルの握りの色が、微妙に違うことに気が付きました。 
       ひょっとして、先代は売れて、次の自転車かもしれません!



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      ◆ロッカ (要塞)への道

       ブルニョーリ広場の、北側の坂道を登っていった所。
       コルナーロのお城が、と言っても今は時計塔しか
       残っておりませんが、見えます。
   
       その奥に、霞んで青く見える地平線にご注目を!  
       アーゾロは海抜190メーターです!!



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      ◆ロッカの壁 

       アーゾロに、も一つ神秘的な面影を添えている
       ロッカの外壁です。
       
       どこかに高さや、大きさが書いてあったのですが、
       紛れてしまいました!  
       また、見つかりましたら・・・



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      ◆ロッカの入口へ

       町からはかなりの急坂ですが、これが最後の坂です。

       この巨大なロッカには、ここに見える入り口が
       唯一の物で、他には窓も何もない、ひしゃげた楕円形です。

       天文学的な意味もあるのでは、という説も
       あるそうですが、いまだ解明されていないとの事。



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      ◆ロッカ入口 上部

       閉まっていて入れませんが、ふと上を見ると
       この紋がありました。
       これはパドヴァの、カッラーラ家の紋章だった筈です。 

       アーゾロはその町の位置する戦略的見地から、
       何度も戦いがあり、15世紀にヴェネツィア共和国の
       下に入るまで、次々と領主が変わりました。  
       兵どもの、夢のあとです。



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      ◆ロッカからの眺め

       町の眺めで、位置は先回ご紹介しました町の門、
       ロレッジャ門に至る道です。
       
       緑に埋もれて、町があります。



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      ◆エレオノーラ・ドゥーゼの家

       ヴィア・カノーヴァにある、エレオノーラ・ドゥーゼの
       住んだ家、左の濃いピンクの大きな家が、そうです。

       彼女は、20世紀初頭の有名な女優でしたが、
       最後は、このアーゾロに住む事を選び、
       お墓も、この道の先にある、かっては貧者たちの墓地であった
       場所に葬むられる事を望み、今もそこにあります。

       このアーゾロに住む事、または別荘を持つことが、
       当時のステータス・シンボルであった事もあるそうです。



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      ◆ポルティコの道

       このヴィア・カノーヴァの片側は、
       大変美しいポルティコの道になっていて、
       骨董店や、手織りの布の店が並び、
       軒下にはツバメが巣を作っています。

       先回ご紹介しましたブラウニング通りよりも短く、
       店も少ないですが、大変典雅な通りです。



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      ◆アーゾロに咲く花

       立葵、でしたっけ?  
       色が大変綺麗に出たので、典雅な町アーゾロの
       ご紹介にふさわしいと思い、アップします。


    ***

by italiashiho2 | 2006-02-18 22:01 | ・ヴェネト Veneto | Comments(0)
2006年 02月 11日

   ・・・ アーゾロ その1 ・ ヴェネツィアの典雅な奥座敷 ・・・ 

      今日は、ヴェネト平野の奥にありながら、文化人を惹きつける
      魅力溢れる典雅な町、そして、ヴェネツィア共和国時代には  
      キプロス女王であった、カテリーナ・コルナーロの宮廷の町 
      としても有名な、アーゾロのご紹介 その1、です。


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      ◆町の地図
       
       少し分りにくいですが、右下に流れる黄色い色の道路、
       これが右横から入って来る道と、合流します。
       そして町の門、ポルタ・ロレッジャがその少し手前
       地図では下、南側 にあります。
       そこから、少し右に膨らみながら、町の中心広場
       ピアッツァ・ガリバルディに至る通りが、
       ヴィア・ブラウニングとなります。



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      ◆町全体の眺め

       細長くなりましたが、この右上、山の上に
       見えるのが有名なロッカ(要塞)、
       
       ヴィア・ブラウニングが、少し曲がりながら
       町の中心広場に通っているのが、良くお分かりと思います。
       
       鐘楼の見える斜め左の、隙間に見えるところが
       ピアッツァ・ガリバルディです。



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      ◆ポルタ・ロレッジャ

       町の南側の門、ロレッジャ門です。  
       この少し手前に町の駐車場があり、
       町訪問には、歩いてこの門をくぐります。



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      ◆フォンターナ・ゼン

       ロレッジャ門をくぐってすぐの左側に、
       この小さい古い泉があります。
       16世紀の物で、  
       しっとりと、良い落ち着きのある、可愛い泉です。

       ライオン君の上の貼り札には、
        「四足には、飲ますべからず」と。



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      ◆ヴィア・ブラウニング  1

       この魅力ある、小さな町を愛して、滞在した
       著名人は多いのですが、その中でも、
       
       イギリスの詩人 ロバート・ブラウニングは、
       作品の中でこの町を取り上げ、この町に住みました。
       彼の名を冠された通りの名は、それに由来します。
       
       これはロレッジャ門の方から、中心に向かう眺めです。



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      ◆ヴィア・ブラウニング   2

       同じくブラウニング通りですが、
       こちらは、ガリバルディ広場の方からの眺めです。



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      ◆町への坂道から見えるロッカ (要塞)

       町へ至る坂道は(南側からの場合)2本あります。
       最初ご説明した、駐車場からロレッジャ門に至る道と、
       門の中すぐで右から合流する道です。

       この後者の道が大変面白い道、というか、
       深山の中を行く感じさえする、九十九折の道なのです。
       1度この道を登った事があり、
       その時見えた山の上のロッカです。



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      ◆古い教会 

       そして、同じ道から見えた、古い小さな教会。
       名前を調べておりませんが、
       ロマネスク様式の、教会の雰囲気があります。



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      ◆ガリバルディ広場 泉のライオン君

       ちゃんとした広場の写真がなくて、すみません。  
       ガイドブックにも、良いのが見つかりませんでした。

       泉の中央に鎮座する、ヴェネツィア共和国のライオン君、
       泉の水も見えませんが、泉の水は
       ローマ期に造られた水道 からの水との事。



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      ◆ガリバルディ広場 ロッジャの壁画

       広場の西側には、かってのアーゾロの
       コムーネ(市役所)があった、ロッジャがあります。

       ここは現在市立博物館となっていて、
       そこの壁画、フレスコ画です。
       近年修復されたようですから、
       今はもう少し良く見えるかも知れません。



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      ◆城跡からの眺め  1

       この町の名を有名にしている、もう一つの名は、
       カテリーナ・コルナーロです。

       ヴェネツィア共和国の養女の形で、キプロス王と結婚し、
       夫の死後、キプロスをヴェネツィア共和国に捧げ、
       引き換えに、アーゾロの地を受け、城を造り、
       宮廷文化を持ち込み、それがこの地の発展となりました。

       今は塔しか残っていませんが、そこからの眺めです。
       ドゥオモの鐘楼と、
       突き当たりに見える緑のテントの窓が、ブラウニング通り。



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      ◆城跡からの眺め  2

       上の写真の続きで、 
       ブラウニング通りを、裏側から見た感じになります。

       このように、アーゾロの町は緑の中に埋もれ、
       丘の起伏が変化をつける、大変お洒落な町です。



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      ◆町の北側の眺め

       アーゾロの町は、海抜が190メーターあります。
       これは夕方、町の北を望んだ写真です。

       幾重にも山が重なり、遠くへ連なり、
       心を誘います。


    ***

by italiashiho2 | 2006-02-11 21:25 | ・ヴェネト Veneto | Comments(2)
2006年 02月 04日

   ・・・ ヴィットリオ・ヴェネト その3 ・ セッラヴァッレ ・・・

      今日は、ヴィットリオ・ヴェネト ご紹介の3回目
      私の好きな北側の町、セッラヴァッレ・Serravalle 
      ご覧頂きます。  どうぞ!


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      ◆裏道 その1  (写真 G)

       先回ご紹介した町の門をくぐった所で、道は一方通行に。 
       車は右に曲がり、町の中心の道を少し外れます。  
       でも、この道が素敵なのです!

       これは曲がってすぐの所から、
       町の中心の建物の、裏側の眺めです。
       中央に大きくそびえて見えるのが、
       多分、パラッツォ・ミヌッチという、
       現在博物館になっている建物だと思います。  



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      ◆裏道 その2  (写真 G)

       上の写真で見えている、塀の手前の道です。  
       
       右手の建物との間をメスキオ川が、狭められて流れていて、  
       写真ではよく見えませんが、流れは2本、上下にあります。

       奥に見える鐘楼が、ドゥオモの鐘楼です。
       右からも、左からも山が迫り、谷の間を細く細く、
       北に向かって、抜けていく場所です。  



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      ◆裏道 その3  (写真 G)

       上の写真のから少し引いた所です。 
       ドゥオモからの建物群が、この手前の小さい古い家で終わり、
       その右に見える建物との間を、
       メスキオ川を渡って左に曲がった道が、通って行き、
       ドゥオモの鐘楼の所で合流 するという訳です。

       この右側の道がまた素晴らしいのです。  
       古い建物の、アーチの続く通りです。

       奥にこんもりと見える山が、聖所サンタ・アウグスタで、
       真ん中にぽつっと白く見えるのが、
       一番上にある15世紀の教会です。 
       あそこまで行きます!  



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      ◆裏道の、古い建物の窓 

       ドゥオモ前で合流する裏通りの、古い建物の窓。  
       ヴェネツィア・ゴシック様式ですね。

       このヴェネト平野の一番奥の町まで、
       ヴェネツィアを仲介して、オリエントの風が渡って来ています。

       堂々として、風格があって、
       そして窓には可憐なゼラニウムの鉢が並んでいて・・。



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      ◆聖所 サンタ・アウグスタへの道  (写真 G)

       道がドゥオモの前で合流する所から、
       別の道が、もひとつ北側を通っています。
       そしてすぐ、このサンタ・アウグスタへの道が始まります。

       登り始めはこの様に石段ですが、すぐに地の道になり、
       毎日散歩がてらに登る人も多く、市民に大変愛されています。 

       上からの眺めは、素晴らしいの一言! 



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      ◆フラミニオ広場の建物  1

       私の大好きな写真です。 
       残念ながら私が写した物ではありませんで、
       Marca Trevigiana の本からスキャンしました。

       この写真は、影が大変上手く入っていて、 
       やはり写真を写すにも、時間の選択が大事ですね。



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      ◆フラミニオ広場の建物  2

       広場の西側の建物の1部です。 
       ちょうどお祭りの準備で、バルコニーに飾りがついていて、
       赤い布、牡鹿が金地に浮かび上がります。 
       何とロマンチックではありませんか?!

       古い建物を修復する時は、なるべく以前のフレスコ画や、
       石の組摸様とかを残して修復します。
       この写真で右端に切れている建物の壁には、
       2階のバルコニーの窓の上に、聖母子像が描かれていて、

       細く上に伸びる建物に、何かしら
       京都の奥に長い町家を、思い出しました。



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      ◆セッラヴァッレの御城

       古い要塞でもあった13世紀のお城で、 
       いかにも中世の面影が漂っています。

       現在は改築されて、落ち着いた、少人数のお客を
       受けるホテルになっています。
       この写真は、雑誌のホテルのページからスキャンした物で、
       サイトは、www.serravallefestival.it でご覧いただけるようです。



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      ◆フラミニオ広場からの、坂道の様子

       広場からの坂道は、かなり急な坂で、
       道は、丸石舗装されています。

       ひっそりとした坂道を登っていくと、
       まさに時が止まっている感じを受けます。
       かなり長い間、この辺りは寂れるままに、
       ほって置かれたのでしょうか。

       今は少しずつ修復が進み、
       また新しい命が蘇ることでしょう。



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      ◆セッラヴァッレの豪奢な邸宅

       町の中心通りとも言う「殉教者通り」には、
       いとも豪華な邸宅があります。
   
       このバルコニーをご覧下さい。 
       私は端っこに座っている、
       この得体の知れない動物を写したつもりでした。

       そしてよくよく見ると、何とまぁ素晴らしい円柱、
       そして豪華なカーテン、天井の高さ、造りの豪華さ!
       こんなバルコニーなら、姫が現れても驚きはしませんね!



    ***

by italiashiho2 | 2006-02-04 17:14 | ・ヴェネト Veneto | Comments(4)
2006年 01月 28日

・・・ ヴィットリオ・ヴェネト その2 ・ チェネダ ~ セッラヴァッレ ・・・ 

      今日は、ヴィットリオ・ヴェネト の第2回目
      先回のチェネダの町から、北にある 
      セッラヴァッレ・Serravalle の町に向かいます。

      
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      ◆「受胎告知」アンドレア・プレヴィターリ作

       チェネダの教会、サンタ・マリア・デル・メスキオ
       にある祭壇画です。
       アンドレア・プレヴィターリは、ベルガモ出身で、
       ヴェネツィアで、ジョヴァンニ・ベッリーニに学びました。

       ベルガモの美術館に、かなりの数の作品があるようで、
       バックに描かれた風景も素晴らしく、
       大変エレガントで、優しい表情を持った作品です。



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      ◆セッラヴァッレ に向かう道

       この道はシナの木(ティーリオ)の並木道で、 
       初夏には大変香りのよい小さな花をつけ、
       道一杯に香が広がります。
      
       そして両脇には、このようなお屋敷がたくさんあります。
       この写真のお屋敷には、シェパードのガードマンがいて、
       歩いている人を驚かすのが得意です。

       今日ご紹介する写真は、すべてG が写したものです。



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      ◆2つの町の中央にある公園

       いつも大変綺麗に整備されている公園で、
       人々の憩いの場となっています。
       このように素晴らしい噴水があり、
       奥の小さな池にはオシドリや白鳥も。

       公園の隅には美味しいジェラートの店があり、
       人々がいつも列を作っています。



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      ◆セッラヴァッレの町の門

       公園から少し北に行った所 にあります。 
       手前に見える「ロカンダ・レオンドーロ」の
       看板が、なかなか良いでしょ。

       ロカンダというのは、バール・お食事所・
       宿屋を兼ねたようなもので、
       ここは、かなりの歴史を持つようです。



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      ◆フラミニオ広場

       写真は、フラミニオ広場の西側をみていますが、 
       ご覧のように、すぐ後ろに山が迫っています。 
       
       右端、1階部分に3つのアーチが見えるのが
       ロッジャ・セッラヴァレーゼで、
       かっての行政官事務所で、今は「歴史・芸術博物館」。
       近年修復され、正面壁全体のフレスコ画が蘇りました。

       隣の時計塔が、「市の塔」。 
       下の時計の文字盤は、アラビア数字を
       ゴシック様式で現したもの、との事。



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      ◆ロッジャ・セッラヴァレーゼのアップ

       修復されたロッジャの、壁のフレスコ画が鮮やかです。
       インディゴと黄色の柄で、 
       2階のアーチは、大変繊細なヴェネツィア・ゴシック様式。 

       真ん中に、いつもの通り、
       ヴェネツィア共和国のライオン君がいます。  

       このロッジャと、手前右側の建物との間を、
       道が通り、上り坂で古いお城へと続いて行きます。

       そして一番右手前、大きなアーチが見えますが、
       北国からの道が、ここに入って来ます。



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      ◆フラミニオ広場の北東方面

       大変欲張りな写真で、これを使おうかどうか大変迷いました。 
       が、まぁ、これ1枚でかなりの説明がつくので、
       見難いのはお許し頂いて・・

       一番右がドゥオモの、サンタ・マリア・ヌオヴォ教会、 
       ティツィアーノの祭壇画があります。

       その左、18世紀に再建された鐘楼。 
       その下に見える一見普通の建物ですが、教会側側面は
       大変古い骨組みが見える、趣きあるものです。

       その左側、この古い建物が私は大好きです。 
       なんとも言えない窓の並び、鎧戸の形、壁の渋い色、アーチ。

       教会前の小さな橋を渡ってすぐ、
       狭い道は、この建物の向こう側を直角に曲がります。 
       バスに乗ってこの道を曲がる時は、
       運転手の腕を信用しているものの、いつもハラハラです。


    ***

by italiashiho2 | 2006-01-28 16:55 | ・ヴェネト Veneto | Comments(2)