イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

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カテゴリ:・フリウリ・ヴェネツィアジューリア州( 29 )


2016年 05月 15日

   ・・・ ヴァルヴァゾーネの城 ・ イタリアで一番美しい村々の ・・・

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       先々回ご案内しました「イタリアで一番美しい村々」に登録の、
       フリウーリ・ヴェネツィア-ジューリア州のヴァルヴァゾーネ

       今回は村の起源ともなり、公爵領主の居城でもあった
       お城のご案内を。

       当日は曇り空でしたので、まずトップは青空の美しい写真を
       サイトから拝借致しまして、

       元々は13世紀の要塞城で、周囲を深い堀が囲み高い塔もあって、
       現在は橋も普通ですが、当時は跳ね橋だったと。
       


       真正面からの写真では見えない、向って左側も少しどうぞ
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       長い世紀の間に炎上もし、修復され拡張され地震の被害も受け、と
       様々な変遷を辿った城で、
       まず橋の向こうに見える門囲いの上部、本来ならばこの上部には凸凹形、
       イタリア語でメルレット・レース飾り、があったのが潰されていて
       名残がうっすらと見えますね。
       
       左に見えるロッジャ部分も、18世紀になってつけられたもので、
       正面上部の壁にも円柱が残っているのが見えます。
       我々の内部見学は、左のロッジャ部分から入りましたが、
       ロッジャには門囲いの内側の、左に開いた入り口から。

       城は現在、国の記念物に指定になっているそうですが、
       持ち主はコムーネ・市。
       現在まだ修復が続いていて内部の一般公開はされていない様子。
       ガイドさんが鍵を開けて、という形でした。





       橋を渡っての奥に見える中庭と、円形の井戸
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       実は上の写真で見える右側の翼部分、ここは個人の持ち主が
       3軒分入居されているそうで、かって公爵から購入されたとの事で、
       我々は中庭には入れず。

       門の奥には鉄柵があり、たまたま入居者の車がやって来て柵が開き、
       中が見えたのでした。




       本館側左部分3階と4階の間、18世紀の改修部分
       これは実は3階の上の部分に、テラス庭園があったのを潰し、
       居住部分に替えた名残なのだそう!
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       皆が一斉に、勿体ない!と声を上げたのですが、ははは、
       ガイドさんの説明によると、時代が下り、要塞城というよりも
       ルネッサンス様式の居城に様変わりしていて、
       一族の皆さんがたくさん住んでおり、部屋が不足だったのだろうと。       




       正面左側壁の様子。 右がやはり18世紀に建て増しのロッジャ部分の上、
       左の窓の形は古い物。
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       ロッジャの前庭から見る埋め立てられた堀と、深い堀だったそう、
       お城前の広場にある建物類、多分この辺り家臣達の物と。
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       お城前の広場・ピアッツァ・カステッロ
       現在は駐車場になっていますが、
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       右奥に見えるのは塔の門で、



       こんな様子で、町の西側の門。
       塔の名はトッレ・デッレ・オーレ・Torre delle Ore,
       かっての時代、時を知らせる鐘でも備えていたのでしょうか。
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       右に見える壁画のある建物は
       


       これ。 トラットリーア・ラ・トッレ・Toratoria La Torre,
       ちょっと有名な土地の料理、そして古い土地の料理を食べさせる様子。
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       広場の端にある井戸、優雅な飾りがありますから、
       この広場の周辺建物は、領主の主だった家臣達で占められていたものと。
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       広場南面の様子。 見える鐘楼は先回ご案内のドゥオーモの鐘楼。
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       サイトで見つけた17世紀のお城と村の様子
       堀が周囲を囲い、町の周囲にも流れ、城壁が町を囲んでいた様子。
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       堀に渡された橋は3本あり、一つは上のトッレ・デッレ・オーレに、
       もう1本は城に、そして集落に連絡していたそう。

       城の高い塔も、高さ18mあったそう、積年の災害などで危険な状態となり、
       1884年に取り壊されたと。




       こちらがロッジャ部分で、ここから我らは城の中に
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       最初に入った部屋の様子で、兵達の詰め所でもあったでしょうか。
       一番手前に見えるのが大きな釜、洗濯物の煮沸に使われ、
       18世紀まで使用されていたと。
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       灰汁を使い、また香り付けの香草も使ったりで、
       この部屋は「香りの部屋」と呼ばれていたと。
    
       ですが、洗濯の後はちゃっちゃっと洗って、きっと煮炊きもしたんだろうね、
       というのは、shinkaiと傍の仲間との内緒話。

       見える鳥の様な物は、グリフォーネ・grifoneという伝説上の鳥で、
       現代の鉄の彫刻。

       一番奥に切込みが見え、真ん中にも扉が見えますが、ご留意を。       




       これが釜の部分で、大きなフードがあり、
       左横には、窓際に設えの席が向かい合ってありました。
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       真ん中の扉の中、隙間から中がチラッと見えるのに気がついた
       shinkaiが必死で狙うのを見て、ガイドさんが開けてくれ、ははは、

       はい、トイレなんですけど、壁に聖像用のくり貫きがあるのを  
       初めて見まして・・!
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       そして、蓋付き! ガイドさんに確かめましたら、
       やはり堀に落下する様になっていて、ははは、
       蓋は臭い封じでもありますが、風などの吹き込みも防いだのでしょう。

       ここのは修復され、座も蓋も新しい物でしたが、




       部屋の奥に見えた、壁の切り込み式のトイレがこれ!
       ここのは座も蓋も木の、古い物でしたぁ。
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       こういう古いトイレには、大いに興味をそそられるshinkaiでして、ははは、
       フィレンツェはヴェッキオ宮のは  http://italiashio.exblog.jp/10363547/
       同じくフィレンツェ、ダヴァンツァーティ邸  http://italiashio.exblog.jp/10480570/
       アシャーノの博物館内のは  http://italiashio.exblog.jp/20195158/


       友人のジュリアーナは、フリウーリの北で暮らした子供時代
       お祖母ちゃんの家にこんな蓋付きトイレがあり、
       中に吸い込まれそうでとても怖かった!という想い出話をね。

       以前読んだ「ノルチーノ登場」という戯作本には、
       ノルチーノというのは、ウンブリアはノルチャ出身の、
       豚肉加工職人であり、藪医者でもあり、去勢手術人を指しますが、

       ケチなノルチーノがあれこれ細々と遺言を書き残すのに、
       瓦1枚とか、楊枝1本、スプーン1本とか、ははは、
       中にトイレの蓋、というのがあり、当時は意味が分らず訊ねましたっけ!
       ははは、こちらのトイレの蓋は丸いのも知ったのでしたぁ!!




       天井にはこんな風に飾りが描かれ、柱の間にはそれぞれの紋章が
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       部屋の端の壁には、かっての落書きがあれこれ!
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       窓の外を覗くと、抱卵中の鳩が2羽。 頑張ってね!
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       こちらはフレスコ画装飾がされた部屋
       修復が済んだばかりなので、触らないように注意をとガイドさん。
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       順にご案内しますと、正面のは、最初のフレスコ画を塗りつぶした上に
       後の時代に描かれたもの、を引き剥がし、改めて別の下地に貼り付けた物。
       



       右側の壁、これが上に見えたものと同じ、後から描かれた柄。
       これがいつの時代のか、説明を聞き逃し、サイトでも見付からず・・。
       17~18世紀の物でしょうか?
       長年同じ古い壁画を見続けて、きっと飽きが来たのでしょう、ははは。
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       これも上の写真の続きですが、
       上に見える黒と赤の狼の立ち姿、これがヴァルヴァゾーネの
       城主の紋章でして、
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       白地に黒が、このヴァルヴァゾーネのもので、
       赤が同じ家系の分家筋というのか、クッカーニャ・Cuccagna、
       そしてスピリンベルゴ・Spilimbergoの領主の物で、
       村の中にも並んで描かれているのが見えました。

       元々ヴァルヴァゾーネ・Valvasoneという領主の名、村の名は
       ドイツ語の wolfes + höfe に由来し、狼の群れの意、
       イタリアの北東の国境を越えたオーストリアは
       カリンツィアの貴族出身との事。

       13世紀に当時あった古い要塞の跡に城を築き、
       先回町のご案内の時にご説明した、ローマ期以来戦術上重要な
       ターリアメント河渡河のこの位置で栄えたという家系です。




       さてこちらが左の壁の興味深いフレスコ画で、
       修復の際に偶然上のフレスコ画の下から見付かったという
       14世紀中頃のもの!
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       右端から、貴族の男女の姿、木の姿に囲まれての比喩的な物
       そして左端が大変興味深いロバと狼の姿。




       右端の貴族の男女の姿ですが、
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       左の3人の女性の真ん中は既に結婚した女性を表し、何か贈り物を
       差出し、奥は城を抱えていますね。そして音楽を奏でる手前の女性。
       さて何を物語っていたものか、絵に隠された比喩は?
       



       真ん中の木に囲まれた小さな図ですが、これも当時の比喩らしく、
    
       子供達が遊んでいる図ですが、フリウーリ弁で書かれた文字は、
       「さて、遊びが始まる」と。
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       夫婦に小さな子供2人、テーブルの上には硬貨が見え、
       夫が頬杖をつき、書かれた文は
       「ここが思案のしどころ」という意味と、ははは。
       ね、洋の東西、世紀を問わず、どこの家庭も同じなので~す!
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       男女が向き合い、鏡を見ながら見繕いを
       「綺麗にして」と。
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       全体で何か賢者の言葉を伝える、絵解きだったのでしょう。




       左のこれは、アルメッリーノの毛皮を着たロバが立派な椅子に座り
       前に狼が居ます。
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       現在はロバは馬鹿の意味で使われますが、中世の世にあっては、
       ロバは賢者だったのだそうで、ガイドさんは意味不明と言いましたが、
       サイトで見た説明にはこんなのがありました。

       つまりアルメッリーノを肩にかけたロバは、アクイレイアの司教で、
       アクイレイアの司教はかっては大勢力を誇り、このヴァルヴァゾーネも
       その支配下にあったほどで、
       前にいる狼に、勿論ヴァルヴァゾーネの領主、何か教えていると。

       土地に残る話に「ゾッポラの戦争」というのがあり、それの関係だろうとあり、
       何かと調べましたら、
       ゾッポラ・Zoppolaという町がヴァルヴァゾーネの南西10kほどにあり、
       ここに11世紀からの城があり、城主は変わっても1405年まで続いていたのが、
       それ以降アクイレイアの司教の持ち物となり、現在に至るも
       荘園(土地)は当時の司教アントニオ・パンチェーラ・A.Pancieraの子孫、
       パンチェーラ家のものである、というのがありました。

       ヴァルヴァゾーネの領主とゾッポラの領主が争ったというのに、
       案外アクイレイアの司教が乗り出し、上手い事我が物にした、された、
       という事を代々伝えているのかな、とも・・?!
       
       所でこの城は現在も残り、中には天井が木製金塗りの小さな司教の書斎とか、
       ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロやピエトロ・ロンギの作品も残っていて、
       予約すると、庭園共々見学できるのだそう!
       
       電話 +39-0432-288588   ファックス +39-0432-2297790
       サイトは www.consorziocastelli.it
            info@consorziocastelli.it

       聞いたことも無い別の田舎の町にも、かっての富が眠っているようですね!



       
       この部屋の天井にもやはり模様が施されており、間には多分一族の
       肖像なのでしょうね、特別豪華ではありませんが、
       やはり中世の要塞とは違う、居城の趣になっていたのが分ります。
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       これは隣(最初)の部屋から入ってきた境にあるアーチですが、
       やはりここにもフレスコ画の装飾が。
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       この階段の下には下りれませんでしたが、城の半地下にでもなるのでしょうか、
       きちんと修復が施されており、
       階段は貴人たちが騎乗のまま上れる、段差の低い物
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       この部屋から低目の扉を潜り、段差を一段下ると、
       この城の呼び物の一つである、小劇場!
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       舞台上はこんな風で、上には左脇からと、今見える右奥から階段があり、
       子供達が遊ぶ間に風景が描き込まれた帯状の飾り模様が天井の下を巡り、
       正面左側の聖母子像と、右の大きな額縁は騙し絵です。




       舞台に向う客席側は、こんな感じで上部にあり
       細かい細部にもすべて装飾が施された18世紀の、一族用の小劇場!
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       我々が入ってきた隣の部屋からも入れますが、
       舞台の対面に入り口扉があり、そこから左右にある階段で上の桟敷に
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       観客席の下はこんな感じで、立ち見も出来ると言うわけですが、
       上の観客席はせいぜい35,6人と言ったかな、
       完全に一族が楽しむ為の小劇場なのですね。
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       帯状の飾りは子供達と風景ですが、
       16世紀のエラーズモ・ディ・ヴァルヴァゾーネ・Erasmo di Valvasone
       (1523-1593)という方が、一族の中で一番有名な詩人で
       作品を残されているのだそうで、その中の場面の様子と。
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       城の2階には礼拝堂や、豪華な大部屋などがあるそうですが、
       ガイドさんによるとやっと修復が済んだ所で、まだ公開されていない、
       との事でしたが、

       初めて知り見たこの城の内部の裕福さ贅沢さに
       なんとまぁ、こんな田舎に!というのが正直な感想で、
       奥が深いなぁと思った事でした!
  



       毎年9月の半ば、金土日の3日間、今年2016年は9月9,10,11日に、
       「中世のヴァルヴァゾーネ・Medioevo a Valvasone」という、
       栄えた16世紀辺りを目安にした回顧祭りが開かれる様子で、
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       こんな旗振り競技も、騎士物語りも、時代衣装の行列も
       繰り広げられ、
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       中世風の屋台や職人芸や、様々な催しが楽しめる様子。

       最後は、夜の広場の様子をどうぞ!
       チャンスがありましたら、このフリウーリの古い町にお出かけ下さいね!!
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     *****

       皆様、いつもブログご訪問、有難うございます!

       さてshinkaiは、この18日から22日までの5日間、
       グループのバス旅行で、ラツィオ州の海岸沿いの町、島を巡る旅に
       出かけますので、春休みを頂く事とし、へへへ、
      
       次回のブログアップは25日に、という事で、
       宜しくお願い致しま~す!!

       はぁ、いつも日曜のshinkaiではありますがぁ、
       ブログに追われぬ10日間は嬉しいぃぃぃ!! うふぃうふぃ。

       しっかり眺め、撮りまくって来るつもりで~す!

       皆様にも良い春でありますように!!
       

     *****

       水彩+色鉛筆画ブログには、ヴェネツィアの夕暮れ 途中経過と、 スポレートの水道橋 を
       アップしています。   
       見てやってくださ~い!    



     *****        
       
       いつもブログご訪問、有難うございます!     

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by italiashiho2 | 2016-05-15 00:03 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(4)
2016年 05月 05日

   ・・・ ヴァルヴァゾーネ ・ イタリアで一番美しい村々 ・・・

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       5月に入り、そちら日本はゴールデン・ウィークも終盤ですね。
       良いお休みを過ごされましたでしょうか?

       こちらイタリアはお天気が一定せず、まだ朝夕は冷え冷え、
       北の山々には雪が見え、家の中はまだ暖房が切れず・・!
       5月に入ってもまだ暖房をつけているというのは、
       イタリア25年の居住で初めてかと・・!

       幸い今週後半はお天気が続く様子ですから、
       少し青葉若葉を愛でに、近くに出かけてこようと思っています。


       さて今回ご覧頂くのは、先週出かけてきたフリウーリの
       ヴァルヴァゾーネ・Valvasone
       「イタリアで一番美しい村々」に登録されている、
       中世の町並みがそのまま残っている小さな町です。
       
       上の写真は、町の入り口にある細長い広い広場から見える、
       町のドゥオーモ、サンティッシモ・コルポ・ディ・クリスト
       Duomo del SS.mo Corpo di Cristo.

       オリージネは15世紀のロマネスク様式だったと言うのですが、
       現在のは19世紀の末に大きく改修されたネオ・ゴシック様式。




       鐘楼は15世紀のロマネスク様式のままと。
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       この鐘は毎夕9時(夏は10時)に豊かな響きを届けるのだそうで、
       かってはすぐ近くを流れるタリアメント河を渡る旅人達、
       遅くなって渡る旅人達に方角を知らせる役目もあったといい、

       伝説では、領主の娘が近くの森で道に迷った時、父の公爵が
       鐘を打ち鳴らし続けるよう命じ、娘は無事に戻れたと言う話もあり、
       またナポレオンの侵攻時代、この河の戦いで亡くなった人々に
       祈りを捧げる為ともいい、
       この伝統の鐘は今も響き渡るのだそう。
       



       ヴァルヴァゾーネの町はどこにあるか、地図をどうぞ
       ポルデノーネ・Pordenoneから北西に、コドゥロイポ・Codroipo
       に近く、切れて見えるパッサリアーノ・Passarianoに
       馬蹄型をした大きな中庭を持つヴィッラ・マニンがあり、
       間に流れるのがタリアメント河・Tagliamento。
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       当日の午後訪問したサン・ヴィトー・アル・タリアメント
       San Vito al Tagliamento の町は、南に。
       



       町の地図をどうぞ
       ほぼ楕円形の真ん中に細長い広場があり、中心にドゥオーモと
       その横にインフォメーション、そして突き当たりにお城。
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       勿論現在の町はもっと周囲に広がってはいるのですが、
       これが中心部の姿で、




       上空からの姿がこれ。 真ん中にドゥオーモが見え、
       一番奥にお城で、町の大きさが分りますね。
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       そうそう、地図、写真ともに、北は左側です。

       フリウーリ全般のご案内はこちらに。
       http://italiashio.exblog.jp/i9/



       当日は終日雨の天気予報で皆心配したのでしたが、
       有難いことに曇り空、時にチラッと陽が射す、と言う様子。
       それでも写真を撮るには、青空が残念ながら・・!

       駐車場でバスを降りて後、ガイドさんとの約束に15分ほどある、
       と言うので、皆カフェに入ったのですが、
       shinkaiは広場から西側の様子を窺いに。
      
       こんな通りが続き、左中に見える教会は
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       こんな様子で、教会の名はサン・ピエトロ・エ・パオロ。
       中のフレスコ画が14~15世紀の物と言うので、
       教会設立はほんの少し前でしょうか。
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       すぐ隣接しているここに、かってオスピターレ・Ospitale
       タリアメント河を渡ってくる徒歩旅行者、病人の救済所が
       併設されていたのだそうで、こちらは1355年の記録があるそう。
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       上にも記述しましたタリアメントの渡河場所ですが、
       北からの徒歩旅行者、巡礼達にとって幾つか上流にもあったようですが、
       このヴァルヴァゾーネの東、グラーヴァ・Gravaの渡河地点が最後。
       ここから平野に入り、川幅が広く水量が多くなるので、
       ここで渡ったのだそう。

       この戦略上重要な場所で、渡河税を取る為にも、ははは、
       城の重要な存在価値があった様子。




       教会内部ではちょうどシンドネ・Sindone・キリストの亡骸を
       包んだと言う聖骸布の写真展示が行われており、
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       肝心の壁画はどれもパネルで半分しか見えなかったのですが、
       これは祭壇左側の物で、  教会内いずれの壁画も、
       すべて様々な病気から護る聖人達の姿が描かれており、
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       聖ビアージョ・喉の痛み、聖女ルチーア・眼病、
       聖女アッポローニア・歯痛、聖クリストーフォロ・渡河の守護聖人、
       聖ロッコ・ペスト などなどの諸聖人の姿でした。




       教会入り口上には小さなオルガン、16世紀末から~17世紀に
       かけての物と見なされるオルガンがあり、周囲は壁画で装飾。
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       所で、上に書きましたシンドネ・聖骸布ですが
       現在トリノの聖堂に安置されている聖遺物で、
       これが写真を撮って陰画に浮かび上がったと言う
       キリストの亡骸の姿。
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       細長い布で全身を覆っていたもので、幅1,1m 長さ4,36mの
       亜麻布で、
       人物像は肉眼では見えないのだそうですが、
       血痕の滲みなどが残っているのだそう。

       人物像の両脇に4つ見える謎のような形は、
       かってフランスの教会に保存されていた16世紀、火事に遭い、
       折られていた布の角が焼けて、こういう穴が開いたものと。

       このシンドネの真贋両説がある事も存じておりますが、
       shinkaiとしては、様々な研究者の説明をTVで見たこともあり、
       またキリスト教徒にとってのこのシンドネが持つ価値の重みも
       知っておりますので、こういうものです、と申し上げるのみに。
       



       この辺りを書いていた時に、パシャッと電源が落ち、
       PCも、時計も、洗濯機も皆停まりまして・・、ああ、なんでやねんなぁ、
       コンドミニオの倉庫の我が家の電源を入れなおし、気持ちを取り直し、
       情け容赦なく消えてしまった部分の書き直しを・・!
 
       
       道の向かい側もこんな風にポルティコになっていて
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       朝のこの時間は閉まっておりましたが、ここはワイン・バーですね。
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       そして隣の建物の2階の窓の間には、こんな壁画。
       ここも聖母子を囲み、左に聖セバスティアーノ、右に聖ロッコ。
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       そろそろ集合時間が近づき、ドゥオーモ前の広場に向うと、
       綺麗な猫ちゃんが、尻尾をくねくねと迎えてくれ
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       ドゥオーモ前の広場の右側は、楕円形に建物がつながり
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       こちらは一番右端の建物の2階の窓の様子で、
       かってはどこにどんな形の窓があったのか、良く分るでしょう?
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       続く建物群は、こんな風に如何にも中世風の間口が狭く、
       そして屋根の高さが皆それぞれで、リズムがあって面白いですよね?!
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       建物の前にあった、かってのアイス・クリーム売りの屋台、というか、
       自転車の前に冷蔵庫を積んで走っていたやつですね。
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       さてガイドさんが来られ、ドゥオーモの脇の道を奥のお城に
       国旗の見える所に、インフォメーションあり。 
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       これがヴァルヴァゾーネのお城、既に13世紀前半に記録のあるもの。
       ですが、長い世紀の変遷の間に何度も改修され、
       現在はかっての戦略上の要塞城とは違って、ルネッサンス風の
       居城となっており、近年の修復がまだ続いています。
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       我らは幾つかの修復済みの部屋や、小さな劇場なども見れましたが、
       ここはまた改めてご案内という事で、今回は正面のみを。




       お城から西に少し行った所にある水車。
       かってもこの場所にあったのを偲んででしょうね、
       今のこの水車自体は何年か前に備えられた物らしく、
       イルマ・Irmaという可愛い名の水車が回っておりました。
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       こちらは水車小屋の前面に残るかってのフレスコ画の名残。
       ガイドさんの手の見える上辺りに、聖母子像があったといい、
       そう言われて見ると上に玉座の跡が見えますが、
       1473年という年号はしっかり残っておりますね。
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       横に見える文字ですが、これはフリウーリ語だそうで、
       ガイドさんは聞くのは分るけど話せないと、
       グループ内の何人かのフリウーリ出身者に答えておりました。




       この水車小屋の横に見えた石塀の積み石の様子
       この積み方はフリウーリのこの一帯の方法なのか、
       ヴィッラ・マニンにもこれを見ます。
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       町の中を辿る道。 こちらはかなり広い道幅で、
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       こちらは狭い道。
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       いずれもきちんと整備されていて、いや、正直な所、
       されすぎの感さえ感じ、
       居住されているのも分る家並みではあるのですが、
       ちょっと人気が無さ過ぎる感じもしまして・・!




       こんな扉の飾りを見ると、ちょっとホッと・・。
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       水車の水路が町の南に流れてきた辺り、
       水辺に見えるのはかっての洗濯場で、
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       この近く藤が咲き誇り、一帯に甘い香りが漂い
       お家の前の小さな花壇にも、花が咲き乱れ、
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       このお家の窓辺の小さな鉢、そして花壇も可愛いでしょう?
       こんなのを見ると、古い町にも人気を感じホッとしますね。
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       葡萄棚が窓辺に設えられ、もうこんなに育っていて、
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       中心広場にあるお家の窓も素敵でしょう?!
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       そして最後にドゥオーモに戻り、中に入りまして
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       これは正面左の柱に見える、14世紀始めのビザンティンからの絵で、
       聖母が授乳している図ですが、お乳の位置が脇過ぎません?! はは。
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       貰ってきたパンフレットには、板に油彩とありましたが、
       明らかに、黄金背景の、板にテンペラ画の間違いと。




       これよりも凄いお宝がこのドゥオーモにあり、
       右の壁上にあるこのオルガン。イタリアに唯一残っている
       16世紀にヴェネツィアで作られたオルガンで、
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       1532年300ドゥカーティで、ヴィンチェンツォ・コロンボ・
       Vincenzo Colonbo が製作した物と言い、
       それに彫を施した箱を誂えたのがステーファノ・マラゴンとジローラモ。
       金箔師のトンマーゾ・ダ・ウーディネが仕事を終えたのが1538年。

       オルガンの箱に絵を描くのを請け負ったのが、通称ポルデノーネ・Il Pordenone.
       が彼は1539年に亡くなり、後を引き継いだのが弟子であり婿の
       ポンポーニオ・アマルテーオ・Ponponio Amalteoと。

       北イタリア、とりわけフリウーリでは良く出会うポルデノーネと、
       ポンポーニオ・アマルテーオという画家の名ですが、
       両者の関係を今回知りました。

       今見える上の大きな絵は、「マンナを拾う人々」で、
       マンナ・mannaというのは、天から授かる食べ物の意ですね。




       で実は、この歴史的なオルガンの音色を聞かせて頂いたのでしたぁ!

       今こうして静々と、奏者の方が白手袋をはめて扉を開けましてぇ、
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       じゃ~~ん、中はこんな風! 如何にも典雅でしょう?!
       布の赤色はこんな風に派手ではなく、もっと濃い暗い赤で、
       オルガンのパイプも、もっと黒く見えました。
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       聞かせて頂いた曲とは違うかもしれませんが、
       こちらでこのオルガンの音色を聞きながら、町の姿も見れます、どうぞ

       扉の内側の絵の左側は「イサクの犠牲」で、右は何だったっけ?!

       このオルガンは特別の際に弾かれるのだそうで、そう、我らは特別、ははは、
       平常のミサの際には、身廊左にある小さな普通のオルガンだそう!




       町訪問の間、晴れ間が見えたり、雲がかかったりでしたが、
       やはり晴れた風景が良いですねぇ!
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       最後は、広く長いピアッツァ・メルカンテ、市が立つ広場でしょうか、
       中世のままの姿を保つ古い町の、古い家並みの広場でした。
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     *****

       ◆ グループ展のお知らせです ◆

       我が絵の師であり友人の二木一郎さんが講師をされている
       NHK文化センター、日本画青山教室の皆さんのグループ展
       未然会展が、
       東京中央区京橋のギャラリーくぼた本館3階にて、
       5月9日から15日まで開催されます。
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       どうぞお出かけ下さりご高覧賜りますよう
       ご案内申し上げます



     *****

       水彩+色鉛筆画ブログには、描き始め 花2点 と、 スコミーゴ村の葡萄畑 を
       アップしています。   
       見てやってくださ~い!    



     *****        
       
       いつもブログご訪問、有難うございます!     

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by italiashiho2 | 2016-05-05 01:41 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(8)
2016年 04月 30日

   ・・・ フリウーリの土地柄は ・ パンフレットの写真から ・・・

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       この水曜はグループでの一日見学で、お隣のフリウーリ州、正式には
       フリウーリ・ヴェネツィア-ジューリア州・Friuli-Venezia Giuliaの2つの町、
       イタリアで一番美しい村々に登録のヴァルヴァゾーネ・Valvasoneと、
       南に少し下ってのサン・ヴィトー・アル・タリアメント・San Vito al Tagliamento

       どちらも古い中世からの町ですが、その整備された美しい町の姿と、
       なんとも懐の豊かそうな奥深さにいささか驚きつつ、訪問して来ました。

       写真はまだ整理出来ていないのですが、
       貰って帰ったパンフレットに美しいフリウーリの写真がたくさんあり、
       私もよく分っていないフリウーリ州の取っ掛かりにとでも思い、
       ご紹介致しますね。

       そしてまず第一に、今までずっとフリウリと書いてきましたが、
       これもフリウーリと正確に発音訂正する事に、はい。


       まず上の写真、SLOW COUNTRY、持って帰ったパンフレットの1冊。
       農家の作業場、碾き臼と思うのですが、葡萄の絞り器かも・・。
       普通は大体説明があるのですが、
       今回は土地の名も何も記されておらずで・・。

       情けない事に中の説明は英語のみで、サイトを調べても英語版のみ!
       ですが、まぁ、新しい観光スタイルの推奨パンフレットで、
       協賛のホテルやアグリトゥリズモに最低2泊する旅行だと、
       観光ポイントなどもパックの特典旅行が出来るらしい、という
       スロー・カントリー・クラブなる旅行クラブのご案内。

       様々なレストラン、ホテル、アグリトゥリズモなどの案内もありますが、
       まぁこれは切りがありませんのでパスし、美しい写真のみを!
       
       イタリアの田舎というとすぐトスカーナとかウンブリアが思い浮かびますが、
       それだけではなく、フリウーリも美しく美味しい田舎ですよ、という
       宣伝スタイルのパンフレットですね。



      
       地図をどうぞ
       右に見える、イタリアの一番東北に位置する、
       5つある特別自治州の一つで、左に州地図。
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       州内は3つの県に別れ、左がポルデノーネ県・Pordenone
       真ん中から奥がウーディネ県・Udine
       そして右下がゴリーツィア県・Goriziaと、トリエステ県・Trieste.

       古いご案内も含まれますが、今まで既にご案内したのは、
       スピリンベルゴ・Spilimbergo http://italiashio.exblog.jp/10044969/

       タルヴィーシオ・Tarvisio http://italiashio.exblog.jp/5721170/
       ジェモーナ・デル・フリウーリ・Gemona del Friuli http://italiashio.exblog.jp/5534743/ 
       サン・ダニエーレ・デル・フリウーリ・San Daniele del Friuli http://italiashio.exblog.jp/5417322/
       チヴィダーレ・デル・フリウーリ・Cividale del Friuli http://italiashio.exblog.jp/9063014/
       ウーディネ・Udine http://italiashio.exblog.jp/8979474/       
       アクイレイア・Aquileia http://italiashio.exblog.jp/5035705/
                    http://italiashio.exblog.jp/5037537/
       リニャーノ・サッビアドーロ・Ligano Sabbiadoro http://italiashio.exblog.jp/10000151/
                                 http://italiashio.exblog.jp/10020639/
       グラード・grado http://italiashio.exblog.jp/5031770/

       ゴリーツィア・Gorizia http://italiashio.exblog.jp/5328184/
                   http://italiashio.exblog.jp/5328325/

       トリエステ・Trieste http://italiashio.exblog.jp/16640151/
                   http://italiashio.exblog.jp/16666499/

       ポルデノーネ・Pordenoneも、トルメッツォ・Tolmazzoも、他の町も
       何度か行っていてもご案内がないままで・・、古すぎて気になるのも幾つか・・!
       徐々に整理しなおさないといけません。

       まだ冬枯れの風景ですが、フリウーリの田舎の風景を




       これはどこのヴィッラか、分らないのがちょっと残念ですが
       きっと土地の領主のお城だったのでしょうね。
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     ◆ 追記です
       シニョレッリさんがコメントで教えて下さり、 いつも有難うございます!
       この城は、カプリ—ヴァ・デル・フリウーリ(Capriva del Friuli)にある
       12世紀に建てられたCastello di Spessa  と分りました。
       地図を見ると、ゴリツィアから西にあり、広い広い敷地にゴルフ場もある、
       なにやらお高いホテルになっている様子です。
       サイトはこちらに。 http://www.castellodispessa.it/n/

       


       収穫間近の葡萄畑の風景。 
       この整然と整った畝の美しさ!
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       葡萄摘み風景。 
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       実際はもっと多くの人出で一斉にやって行きますから、
       写真の為のデモンストレーションかな。




       ドロミーティの山の里でも良く見かける風景。
       木を使った扉、階段、そして道具類、ミルク缶。 
       郷愁に満ちているでしょう?!
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       これもまだまだ見かける囲炉裏端の光景
       様々な鍋類が下がり、床は石やレンガです。
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       これは今回見学したヴァルヴァゾーネのお城
       なんと、中に一族用の小さな劇場があったのですよ!
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       この風景は絵葉書で見た記憶がある、
       北東の端タルヴィーシオの近く、オーストリア国境に近い村と
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       この辺りに、イタリア、オーストリア、スロヴェニア3国の
       国境接触点もあり、寒く雪の多い土地で、
       犬ぞりの練習所もあるとか!




       フリウーリは、ドロミーティの山々が北にあり
       広~~い平野が中に広がり、南は海に接し
       イタリアで一番広い干潟もある土地で、

       言語もドイツ語、スロヴェニア語、フリウーリ語が共存し
       それに様々な土地の言葉も影響する複雑さだそう。

       この風景はきっと南の干潟辺り、魚の養殖場かも
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       TASTE EXPERIENCE・味の体験(ですよね?)のパンフレット。
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       まずは生ハム!!
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       フリウーリの生ハム http://italiashio.exblog.jp/5063183/ 
       



       そして、白ワイン
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       フリウーリはやはり白ワイン!  http://italiashio.exblog.jp/5328825/




       これは多分、お肉を炙り、香り付けをしているのだと。
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       チーズ、モンタージオ・Montasio と、
       右は詰め物パスタですが、中身はなんだろ?
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       フリウーリのチーズのあれこれ! 
       真ん中がリコッタで、左下手前の茶色いのは、その燻製。
       右上の3つ重なっている真ん中は、モンタージオ・Montasioの
       刻印が見えますが、上下のもそうかな?
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       フリウーリのチーズ(フォルマッジョ)ポレンタ


       当日の脱線小話をひとつ
       フリウーリのいわば家庭料理にフリーコ・fricoというのがあります。
       チーズをベースに、ジャガイモや玉葱をいれ薄く焼いた物で、
       今頃はスーパーでも売っているのを見ますが、
       見学の最後の時間待ちに、一人があそこに自動販売機があるよ、と。

       久し振りに食べたくなり、小銭整理にもとチャリンチャリンと入れ、
       フリーコの玉葱入り、を選びましたら、幾らだったっけ?
       なんと後ろにいつの間にか何人も集まっていて、
       ジャガイモの入った方が美味しいのに、とか、
       友人のジュリアーナなどは、そんなの美味しくないに決まっているじゃん、
       何で買うの、から始まり、
       家のマンマの作ったフリーコは物凄く美味しかった、なんぞと、
       てんでんばらばら、皆それぞれ好き勝手な事をね、ははは。

       お金はワッチが払うんじゃけん、好きなのを買わせてくれぇ、と云いたい程で、
       好奇心と姑目線を跳ね返し、ははは、
       ついでにフリウーリのチーズ、モンタージオも買って戻りました。

       フリーコを翌日のお昼に電子レンジでチンとやって食べましたが、
       まぁ、特別美味しくもないですが、悪くはないお味。
       それにしても、
       食べ物には一際の関心を示すイタリア国民だと、改めて感心!ははは。




       お肉の調理中、手前は茹で肉で、奥で切ってますね。
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       そして、お魚類!! にゃお~~ん
       手前にポレンタ、イワシ、カレイ、切り身と奥の魚はなんだっけぇ・・。
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       今回の写真の中で、一番shinkaiの心を掴んだもの、
       ああ、美味しそう!と思ったのが、これ!
       ね、食欲をそそりません?!
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       そして、再び囲炉裏端の写真
       一家団欒の場であり、調理の場でもある、暖かい囲炉裏端。
       かっては大変貧しい土地で、でも勤勉で正直で
       営々と生活を築き上げ続けたフリウーリの人々の拠り所なのかも
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       下がっている穴開きの鍋は、栗を煎るためで、
       秋から冬の、厳しい長い生活のお供ですね。




       最後は、ヴィッラ・マニン・Villa Manin
       ヴェネツィア共和国の最後の総督ルドヴィーコ・マニンの住まいであった、
       の広い前庭での、食の祭典。テーブルが並び、皆盛大に飲食している様子を!
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       ヴィッラ・マニンのご案内 http://italiashio.exblog.jp/15502299/

       今回のお昼はこの駐車場横の広場で、
       ピクニックのお昼らしく、バス会社が用意してくれていた
       チーズとハム類、カルチョーフィ(アンティチョーク)のマリネを
       挟んだパニーノとワイン、デザートのトルタなどを頂きました。


       そして私を日本人と見て話しかけてきた初めて会う一人と
       何の話になったと思われますか?
       なんと彼女は50年前に、日本から養蚕の技術指導に訪れた、
       それも松本から!の日本人技術者と働いた事があるのだそう!

       日本の囃子歌の掛け声、ヨイショヨイショ、とか、ヨイヨイ、
       数字の一、二、三、四、五なぞを、聞かされるとは思いもよらず、
       彼女の名前、アンジェラさん、とか、ははは、
       日本人は皆、さん(付け)のサント・聖人だと笑いました。

       イタリアもかっては養蚕大国で、とりわけヴェネトも、
       今私の住んでいる隣の町、サン・ジャーコモ・ディ・ヴェーリアには、
       かっての製糸工場跡が養蚕博物館になっていますし、
       そんなこんなの話も出て、そんな事も楽しい一日でした。
       


     *****

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by italiashiho2 | 2016-04-30 00:08 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(7)
2012年 03月 05日

   ・・・ とりとめもなく、・・フリウリの事を ・・・

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       先週少人数のグループで、フリウリ・ヴェネツィアジューリア州
       と言っても、我が町コネリアーノからだと
       東に車で10分も走ればフリウリ州になり、
       先回ご紹介したヴェネツィア貴族の広大な館ヴィッラ・マニンと、
       もう1ヶ所古い由緒ある教会を訪問したのでしたが、
       
       今日は、とりとめもなく、主題以外の
       フリウリ行きの様子をご覧頂こうと思います。
       我が町コネリアーノ、とりわけ我が村スコミーゴは
       丘が入り組んだ傾斜地にあり、緩やかなカーヴの坂道が続き、
       北に向かうと山の麓の村々なのですが、

       東に向かうと一転して、広大な平野が開けます。
       勿論北にはアルプスの流れの高山が連なっているのですが、
       フリウリ平野は、ヴェネト平野よりも畑地の多い平野、とでもいうか、
       その眺めの違いをいつも興味を持って見つめます。

       ブログを見て下さる方々の反応は、アクイレイアなどは別なのでしょうが、
       フリウリ関係には余り関心をお持ちでないようで・・。
       ですがフリウリの地は
       ヴェネツィアから北ヨーロッパに抜ける古からの街道筋に当たり、
       歴史も古く、見るべきものも多い土地なのでありましてぇ、
       ちっとでも、はは、関心を持って頂きたいなぁと・・、はい。

       というお題目を垂れる割には、はは、とりとめもない写真ですが、
       一時を、とりとめなくお過ごしくださいませませ。
       
       上の写真は、冬の畑に見える枯れ木ですが、
       根っこの部分がコブコブになっているのは桑の木で、
       かってイタリアでも養蚕が盛んであった事を物語ります。

       この日は午前中が曇り空で、小型バスの窓がスモークで、
       上手く色が出ませんで・・。



       羊の群れ、かなりの大群でしたよ
       羊の群れを見て喜ぶのは日本人のshinkaiだけではなく・・!
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       こちらに羊の群れの移動と、放牧の姿を。
       サン・ボルド峠 ・ 難所の峠越えは
       http://italiashio.exblog.jp/12800329

       北からのお客人 ・ そして、春の訪れ
       http://italiashio.exblog.jp/7530578

       カステルッチョ、 そして、大平原のお花畑 その1と2
       http://italiashio.exblog.jp/8554377
       http://italiashio.exblog.jp/8554238



       これは古い教会を訪問したセスト・アル・レゲーナの、
       村の中のベネデット派の修道院教会の門で、
       周囲を堀が取り囲む、さぞや広大な修道院であったのを想像出来ます。
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       門にヴェネツィア共和国のシンボルである有翼のライオンが見え、
       その下にグリマーニ家の門もあるのを教えて貰いましたが、
       この素晴らしい修道院のご案内は、また別に。



       で、上の修道院の門に至る前に、村・町の門があり、
       日曜日という事で全部道脇の店が閉まっていたのですが、
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       食品店の出窓にこんなのが置かれていまして
       左の籠の中には村の伝統のお菓子、修道院で作っていたらしい
       ビスコッティの袋入りですが、
       右に見える二袋、Rapa alla vinacciaをどうぞ。

       蕪の葡萄酒絞りかす漬け、とでも。
       食べた事が無いので、グループの人にどんな味、
       どうやって食べるのかを訊ねましたら、

       この蕪は大きな長い蕪を使っているそうで、
       このままサラダ風に食べても良し、
       煮ても良しと。
       かなり強い味、という事で、
       ああ、千枚漬けを思い出し、唾が湧きましたぁぁぁ!



       教会の周囲を取り巻く小川、堀の一部が流れ込んでいるのですが、
       それに沿っての散歩道がしつらえられていて
       ぐるっと一回りを。
       陽が射したり、曇ったり、ぱらっと小雨が来たりで・・、
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       ぐるっと回って行くと、闖入者用ガードマンが2人、
       大小が代わり番こに、うぉ~ん、うぉ~ん、
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       小川の向こうの畑の角の囲いの中では、
       山羊のママが大きな声で、母屋に向かい
       ごは~ん、ごは~んおくれぇ~、と顔が見えず。
       足元のチビちゃんが見えますか?
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       お腹をすかせた我らもお昼を食べに
       中庭の向こうがホテルになっているようで・・。
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       アンティパスト。 
       茄子とトマトとチーズの重ね焼き
       もっとグチュッと、しっかり焼いて欲しいなぁ!
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       プリモ。
       カボチャのリゾット
       shinkaiはこれを選びましたが、リゾットのスープに
       牛のコンソメを使っているのが分かる味。
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       菜食家のジュリアーナは美味しいと平らげましたが、?!
       shinkai は漸くに三分の一を食べただけで・・、腹減ったぁ!



       こちらは鴨のニョッキ
       美味しかったそう!
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       お皿に店のマークが付いていますが、
       Abbazzia Ermanno という店で、修道院長エルマンノ
       とでも言うのか、その関係だった屋敷なのかも。



       これは既にジュリアーナが半分食べてしまった、はは、
       リンゴのトルタ、まぁまぁの味、と。
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       こちらはミカンとキーウィのトルタ
       これもまぁまぁのお味で、他には森の果物のトルタが。
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       いつもアグリトゥリズモでの、安くて美味しく量たっぷり、の
       お昼に慣れているので、ここも田舎ですし、
       たっぷり出ると思って予約したのでしょうね。

       所が意外に洒落た作りのレストランで、
       少し気取っておりまして、その癖お味はどれもがまぁまぁで、
       おまけにリゾットを全部食べれなかった私めは・・!



       店の棚には、見せ様に各種ワインが並べられておりまして
       ワインに詳しいルイーザの夫レナートが説明を。
       ですが手ぶれも多く、お高いのがお見せできずに残念。
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       余談ですが
       レナートは切手収集をしておりまして、
       届く日本の切手の美しいのを切り抜いていたのを
       暮にプレゼントいたしました。
       と、美味しいワイン6本がお返しに!

       日本の友人諸氏さま、
       送って頂きました日本の切手が、ワインに化けました。
       有難うございます!
       今後もレナートとshinkaiの為に、よろしくよろしく!! きゃはは。 



       午後は一転して良いお天気となり、
       明るいフリウリの平野をバスが走り
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       奥に見えるのは植林畑で、私の大好きな眺め。 
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       こんな太い塔も見え、今は周囲を含め公園になっているそう。
       どこの村かは、・・忘れましたぁ。
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       林の中の、小さな小さな教会も
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       水の枯れ果てたターリアメント河
       時に溢れるほどの河だと言うのに・・!
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       マニアーゴ ・ 刃物の町
       http://italiashio.exblog.jp/9520358



       バスの走る国道筋はこんな感じ
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       遠くに見える高山は雪を冠り
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       手前には、太陽光発電盤が並ぶフリウリの畑
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       最後はちょっとお澄ましの三毛猫ちゃんで、
       皆さま、フリウリにおいでや~す!
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       フリウリ・ヴェネツィアジューリア州のご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/i9


     *****

       水彩画のみのブログを新しく始めました。

       水彩画分室 ・ イタリア・絵に描ける珠玉の町、村
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       ただ今水彩ブログの方には、
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by italiashiho2 | 2012-03-05 09:58 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(8)
2012年 02月 29日

・・・ ヴィッラ・マニン ・ ヴェネツィア共和国最後の元首邸 ・・・

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       今日のご案内はフリウリ・ヴェネツィアジューリア州にある、
       ヴェネツィア共和国最後のドージェ・元首となった
       ルドヴィーコ・マニン・Ludovico Manin の住まい、別荘であった 
       ヴィッラ・マニン・Villa Manin です。

       1昨年の冬に既に一度訪問し、写真もあったのですが、
       曇り空で如何にも寒そう、色も良くないのでお目にかけずのまま。
       今回、この26日の日曜の午後の訪問時は上天気となり、
       温かい春の様な日で楽しめましたので、どうぞご覧下さいね。


       こちらはずいぶん昔に買った絵葉書ですが、
       屋敷の壮大さが良くお分かりかと
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       奥に四角く母屋と庭があり、手前側は丸みを帯びた建物が囲む庭、
       そして母屋の奥に広がる広大な庭園と森。
       はい、これが裕福なヴェネツィア貴族の別荘、住まいだったので、

       この絵葉書を見たずっと昔から、訪問したくてチャンスを
       待ちわびていたという訳です。



       ヴィッラ・マニンはどこにあるか、地図をどうぞ
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       ウーディネの西、コドゥロイポ・Codroipo のコムーネに含まれる
       パッサリアーノ・Passariano という村にあり、

       すぐ北に見えるリヴォルト・Rivolto には、
       イタリアの国の儀式に花を添える「3色の矢」という
       アクロバット飛行隊の基地があり、

       東に見えるカンポフォルミド・Campoformido という村で、
       ヴェネツィア共和国を崩壊させたナポレオンがオーストリアと協議、
       その領土をオーストリアに分割したり、罰金を分捕ったりの
       協定にサインをした、恨みの、ははは、場所。

       ヴェネツィア貴族は、本土側に領土を持ち別荘を建て
       出かけていた訳ですが、
       ヴェネツィアからこのパッサリアーノまでどの位の距離かと
       調べて見ましたら、110k程。
       馬車の速度というのは、どの位だったのでしょうね?

       フレッチェ・トゥリコローリ ・ 3色の矢
       http://italiashio.exblog.jp/9494621 




       この日は午前中は、パッサリアーノの南西に位置する
       セスト・アル・レゲーナという小さな町にある
       ベネデット派の8世紀からの教会を見て、近くでお昼。
       
       本来ならば、今回は即「旨い物!」とアップする筈ですが、
       ・・まったくそのつもりでいましたのにぃ、
       少し構えたレストランでして、出された物の見かけは上品なのですが、
       お味はイマイチで、ク・ヤ・チ・イ!
       我らには、安くて旨く量たっぷりのアグリトゥリズモが良いなぁ!
       と言いあった事でしたが、
       てな事で、shinkaiも必死にヴィッラ・マニンを纏めざるを得ず・・。

       フリウリの広い広い平野の道をグループのバスは走り、
       こんな枯れ木の美しい駐車場に到着
       右下奥に、母屋が見えますが、
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       こうして脇門をくぐりまして
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       こちらは緩やかな円形で庭を囲む厩舎跡
       はたまた、各種倉庫の類だったのかも。
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       門脇の石組み
       素朴な味でしょう?!
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       この脇門を入ると、ちょうど上の絵葉書で見て頂いた
       屋敷の地所の真ん中を横切る道に出て
       母屋がこんな風に。
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       奥に見えるアーチに見える人々の姿、
       あそこが展示会会場入り口。



       真ん中の通路、現在は車も通り抜け出来、
       半ば駐車場代わりにも使われているのでがっかりですが、
       中央の門から見る母屋
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       道脇、母屋の庭側にはこんな風に池があり
       かっては魚を養殖していたのだとか。
       今も魚の姿は見えましたが・・。
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       母屋のアップ
       イマイチ魅力に欠けるのは、広大な屋敷ではあるのですが、
       建物のデザインが素っ気なく、
       おまけに現在は展示会場に使っている為か、
       全て窓が閉じられているので、面白みが無いですよね。
d0097427_713488.jpg


       その点、ブレンタ川沿いの別荘類は素晴らしかった!

       ヴィッラ・フォスカリ、または、ラ・マルコンテンタ 
       http://italiashio.exblog.jp/14731966

       ブレンタ川沿いに ・ お休みのご報告と予告を 
       http://italiashio.exblog.jp/13632110

       イタリアで一番素晴らしい 植木の迷路・ラビリントを
       http://italiashio.exblog.jp/13657736
 



       中の通り抜け道の、東側の門
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       今回ヴィッラ・マニンに行きましたのは、
       「Eapressionismo・表現主義絵画展」が開かれていて、
       それを見に行ったのですね。

       自分一人でしたら、多分、好きではないので行かなかったと。
       でも、午前中の古い教会は以前からチャンスを待っていた場所でしたし、
       気の置けない友人達との小グループでバスで、となると
       これはまた楽しい日帰りのお出かけですから、
       少々日程が詰まっていても、はは、出かけますです。      

       さて、こちらが会場入り口へのアーケードで
       こんな風に、展示作品の大きな垂れ幕が並び、
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       敷き石模様
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       2010年11月の末にここに来たのは、やはり展示会を見にで、   
       その時は「ムンク展」でした。
       かの「叫び」は来ておりませんでしたが、妹を描いた何点か、
       これが大変素晴らしく、ムンクへの評価も少し変りましたが、
       彼以外の画家たちの、北方風景を描いた作品群が素晴らしく、
       名前もまるで知らなかった画家の作品に見入った事でした。
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       大変上天気の温かい午後で
       皆思いおもいに日向ぼっこ。
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       一人女性が肩を丸出しで日光浴!
       撮りたいなぁ、と思いつつ写せずの弱気なshinkai。
       所がタータが厚かましく写しているのをお昼に見て、
       ああ、これ、写したかったのよねぇ、と言うと、
       ルイーザの夫レナートが、俺も、って、ははは。


       見ました表現主義展会場全体で
       ああ、これ美しい、とか、良いなぁ、というのが
       全体の中に3,4枚あったでしょうか、
       エミール・ノルデも何枚かありましたし、他にもたくさん。
       という位しか、知らないのです、正直。

       この離れた会場で、しかも表現主義展というのに
       大変な人出で、まぁ日曜にしろ驚きましたです。
       ちょっと日本の展覧会場並みの混み具合でしたから・・。

       で、出てきてバールで一休み。
       回廊の出口にある鉄柵
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       所でこのヴィッラ・マニンは、ヴェネツィア共和国の最後
       120代目の総督、ルドヴィーコ・マニンの邸宅であった、
       と書きましたが、

       このマニン家は元はフィレンツェ出身、14世紀頃にフリウリに。
       ここで貴族の位を得て、経済的政治的にも発展、
       1385年にヴェネツィア共和国の市民となり、
       1651年に大評議会に迎えられたという家系。

       この邸宅は始めは17世紀中頃に建設されたのが、
       時代と共に拡張、豪華になった様子。

       ルドヴィーコ4世がヴェネツィア総督に選ばれた
       1789年5月の選挙で、
       対抗馬であったアンドレア・メンモ・Andrea Menmoは、
       彼の政策に失望を感じた自陣の応援を欠き、
       ルドヴィーコが1回目の投票で選ばれたようですが、

       この時のもう一人の対抗者ピエトロ・グラデニーゴ・
       Pietro Gradenigo の苦々しい言葉
       「お前たちはフリウリ人をドージェにした。共和国は死んだ!
       が有名ですが、
       8年後の1797年5月12日に、まさにその言葉通りに!
 
       眉が密集、生彩を欠いた茶色の目、大きな鷲鼻、
       上唇が飛び出し、歩調は疲れ、体が少し傾いている・・、
       という、素晴らしい人物描写も見つけましたです。


       それはともかく、
       この館は、ナポレオンが1979年に約2カ月間
       最初の妻ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネと住んだ事でも有名で、
       ジョゼフィーヌがイタリア語でジュゼッピーナである事に気が付かず、
       誰、これ?! 女連れだったのかいな、と、失礼をば、ははは。
       
       カメラ持ち込み禁止の為、サイトでもこんな小さな写真
       1枚のみを見つけましたが、
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       これが見物出来るナポレオンの部屋で、
       小さな寝室、丈の短いベッド、が隣設していて、
       この部分だけ、ちょっと豪華な屋敷の片鱗を垣間見れ、

       入り口に続くロッジャ部分には、
       馬車などの展示もあり、写真が多すぎパスさせて頂きますが、
       ここの部屋の中の柱の様子から見て、ここに厩舎があったのかも。

       ヴィッラ・マニンの公式サイトはこちら。
       英語版もあります。
       http://www.villamanin-eventi.it/
       国際的な展覧会が開催される様ですが、
       今年の12月半ばからティエポロ展が来年4月まで。
       何年か前のヴェネツィア展を逃しているので、これは楽しみ!

       ヴェネト州アーゾロの近くにある、マニン家所縁の別荘は
       ヴィッラ・バールバロ・ディ・マゼール
       http://italiashio.exblog.jp/9337470



       表現主義の展覧会を見て出てくる頃には、
       そろそろ陽が傾き、
       屋根の上の彫像に、雲間からの陽が・・、
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       あ、ケンタウロスもいる、と射手座のshinkai、
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       屋敷部分から、円形の庭園に出て
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       先日の寒さに生き残ったと見られる、僅かなパンジー
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       円形の庭を囲む、エセ―ドラ、と説明がありましたが、
       庭園の一郭に柱廊を廻らした屋外の建築物、というのだそう、
       
       で、左横にはかっての礼拝堂があり、
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       何か別の展示がされていた様で、
       表にこんなかっての、出張研ぎ師用の自転車が。
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       終戦後の貧しい時代、こうして出稼ぎに出歩いたのだそうで、
       見えますか、自転車のチェーンで砥石を回し、
       上の小さな銅の筒から水が落ちるようになっているのですね。

       後ろのシニョーレ2人、
       あ、日本人が写真を撮ってると笑っていますがぁ・・、



       へっへっへっ、研ぎ用自転車だけではないんだぜ
       あんさん方が抱擁しているのも、撮ったもんね!
d0097427_7225340.jpg



       緩やかにカーヴを描く建物に当たる陽
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       アーチの上には、こんな顔、あんな顔
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       庭園の芝はまだ枯れているのですが、
       余りのお天気の良さに、僕たちがゴロンゴロンと
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       庭園の一番南端の門の外まで行ってみました。
       とにかく敷地が広すぎ、建物が長く、
       一枚の中には上手く収まりませんで・・、
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       南の庭の端から、遥かに望むこんな母屋群
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       最後は館内にあった絵葉書で、どうぞ!
       すぐ隣町に基地を置く「三色の矢・フレッチェ・トゥりコローリ
       とのコラボレーションで、
       ヴィヴァー・リターリア!!
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     *****

       水彩画のみのブログを新しく始めております。

       水彩画分室 ・ イタリア・絵に描ける珠玉の町、村
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho

       どうぞ、本家のこちらともども、ご贔屓ご愛顧のほど、
       ご訪問、よろしくよろしくお願い申し上げます!

       ただ今水彩ブログの方には、
       再度本棚から引き出して来て眺めています
       アンドリュー・ワイエスの好きな絵を何枚か
       どうぞ、ご訪問を!


       ブログご訪問、いつも有難うございます。       
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by italiashiho2 | 2012-02-29 07:31 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(4)
2011年 08月 25日

   ・・・ 小さな村の、気取らないお昼 ・ スロヴェニアとの国境近く ・・・

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       今日ご覧頂くのは、5月の末に行ったお隣スロヴェニアとの
       国境近くの、アグリトゥリズモでのお昼の様子です。

       第一次大戦の大激戦地となったこの一帯
       北イタリアのとりわけ東北部はみな激戦地だった訳ですが、
       この辺りは第1次からなんと第12次まで繰り返された
       悲惨なイゾンツォ戦・Isonzo の舞台となった一帯で、

       午前中は近くのモンテ・サン・ミケーレ・Monte San Michele
       野外博物館として残されている塹壕跡や指揮本部跡を見学し、
       当時、実際にこの塹壕戦で戦ったジュゼッペ・ウンガレッティ
       Giuseppe Ungaretti の、簡潔な言葉で綴った詩何篇かを
       塹壕跡の脇で聴きました。

       戦場跡に臨みながら、暑い程の陽の下で聴いたウンガレッティの詩は、
       厳粛な印象で迫り、緊張しました。
       とはいえ、私のイタリア語の能力ではその場ではきちんと把握できず、
       後に改めて調べたり日本語訳も読み、見比べ反芻し、
       この古戦場跡の様子も、またご覧頂きたいと思っています。

       その後、近くの小さな村のアグリトゥリズモでお昼を食べ、
       午後はドゥイーノのお城・Duino と青い海を眺めに行きましたが、
       こちらの様子は既にご覧頂きました。
       その1
       http://italiashio.exblog.jp/14137372

       その2
       http://italiashio.exblog.jp/14146309

       という事で、今日はのんびりの村の様子と、
       気取らずたっぷりのお昼の様子をどうぞ!

       トップの写真は、スロヴェニア語も並ぶ道路標識
       お昼を食べたのは、一番上に見えるSan Martino del Carso・
       サン・マルティーノという村



       地図をどうぞ
       中程をジグザグに通るグレイの線がスロヴェニアとの国境で、
       サン・マルティーノ、そして隣に見えるサン・ミケーレ・San Michele
       その北を斜めに流れるのがイゾンツォ河
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       南のトリエステ湾近くに見えるモンファルコーネ・Monfalcone
       イタリアの素晴らしい造船技術をして、大型クルーズ船を建造する街
       として有名な所で、
       その南東にお城を見たドゥイーノ・Duino があり、
       トリエステの街はも少し東になります。



       塹壕などを見たサン・ミケーレから、緑みどりの中
       時にこんな集落を見ながら進み、            
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       遥かにモンファルコーネ近くの海を臨む所まで下り
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       それからまたカーヴだらけの細い道を上ります!
       ヨットの浮かぶ青い海が遠くに見え
       ちょっと見慣れない印象の教会などもあり、
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       まだまだ上り坂
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       そして着いた村、というより、
       道の両脇に家がぱらぱらと並んで続く、という様子ですが、
       1軒の農家の前にあった看板。
       読めるのは3行目のVendita Formaggio・自家製チーズ売ります
       と、最後の電話番号、ははは。
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       この夏フランス国境に近いピエモンテで、
       高速鉄道のトンネル建設に反対のデモ隊と工事関係警備隊の
       衝突事件が何度かありましたが、
       右に見えるのは高速鉄道反対の垂れ幕で、
       建設予定では、いずれ中欧にも延びて行くのでしょうか?



       予約時間に少し早かったので村の散歩に出かけましたが、
       こんなポスターが電柱に。
       何か分かりますか?
       キツネの狂犬病、いや恐水病の為の薬を撒いているのでご注意!
       という物で、
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       撒いた餌に触らないように、 何かあったら即、獣医に知らせる事、
       犬や猫は外に出さないように、と。

       村に来るまでのあの広い緑の地を見ると、
       キツネがたくさんいるだろう事は、納得です。



       大きな、ゆったり雰囲気の農家の前庭を覗きこんだり
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       道脇のノーチ・クルミも、イチジクも大きくなりかけ
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       こちらの農家の脇庭には、餌をあさる鶏達がいて、
       ルイーザの話では、あの白いのが珍しいのよ、というのですが・・?!
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       サクランボも、美味しそうに色づき・・、
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       アグリトゥリズモの建物自体は、大きな農家風という以外に特別な看板も見えず、
       既に前に車がたくさん駐車していて、写真は無しに。
   
       入り口を入るとすぐ脇にこんな大きな炉があり、
       既に盛大に、大きなお肉がじゅうじゅうと焼かれていて
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       これは隣の予約席で、家族親族らしき人々がやって来ましたが、
       我々の席は、こっちの木の下のテント下に設えられた一般席、はい。 
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       このパンは自家製でしたが、
       この一帯、店も何も見かけない村ですから、どの家でも自家製かも。
       写真を忘れて食べかけ、あわてて思い出し撮った一枚・・。
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       1人前が確か10か12エウロ位だったと思うのですが、
       パン、ワイン、水、付け合わせの野菜がたっぷり出て、
       プリモ(パスタ類)+デザート、セコンド(肉類)を取ると
       デザートは別料金、というような仕組みだったと。

       これはジュリアーナの頼んだフリーコ・frico
       フリウリが本場の物で、チーズだけ、ジャガイモを入れる、などなど
       家庭の味、店の味、それぞれの違い自慢がある様子。
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       ジュリアーナはフリウリ出身なので、フリーコと聞いた途端に 
       注文したのでしたが、お母さんの作っていたのとは違う、と。
       
       サイトで見つけたフリーコの写真類はこちらに
       http://www.google.it/search?q=frico+friulano&hl=it&rlz=1R2ADFA_jaIT412&prmd=ivns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=CEJWTuz4OdKHhQeMwomxDA&ved=0CGEQsAQ&biw=1421&bih=685

       チーズとジャガイモで不味い筈はありませんし、簡単ですから、
       少し涼しくなったら、レシピを載せましょう!

       フリウリの旨いものについては、こちらに。
       フリウリの  チーズ! ガチョウ! ポレンタ !
       http://italiashio.exblog.jp/5328553

       フリウリの ヴィーノ・ビアンコ (白ワイン) !
       http://italiashio.exblog.jp/5328825

       生ハムとユダヤ人の足跡・フリウリ・ヴェネツィアジューリア
       http://italiashio.exblog.jp/5063183 

       生ハムの サン・ダニエレ・デル・フリウリ ・そしておまけ
       http://italiashio.exblog.jp/5417322



       こちらはshinkai の、アスパラガスのタリアテッレ
       う~ん、時期からして白アスパラガスと思ったら、グリーンの方でしたぁ。
       が、戦場跡を見た後の空腹にはなんでも美味しい!! これ真実
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       誰かの、ニョッキにミートソース
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       こちらは、自家製の皮なしソーセージとでもいうか、
       美味しいと聞きましたが、とにかく量が多いのです!
       洋からし風と唐辛子のソースの2種とレモン、玉ねぎの薄切り、と
       いかにも肉喰いの為の一品!という様子。
       ソースの味見をさせて貰いましたが、かなりピリッとね。
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       これは何だったっけ? 羊だった?   
       すんまへん、忘れました。 
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       付け合わせの野菜の煮物の写真は撮り忘れまして・・、
       皆が長いテーブルに並び、お喋りしながらたっぷりと頂きましたが
       向こうのお皿に、ポレンタらしき物も見えますね。
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       ご一緒してたシニョーラがやって来て、
       コネリアーノのXXというシニョーラを知っている?と。
       で、聞きました事は、
       そのお家の息子さんが東京で働いていて、
       皇太子さまにイタリア語を教えておいでだと!
       へぇ!
       そのお家は、失礼ですけど、有名な家柄とか大変なお金持ち?
       いいぇ、普通のお家よ。
       へぇ! じゃぁ、物凄く優秀なんだ、その息子さん!!
       ・・てな話も出ましたです。



       最後は、上の写真で一番奥の席にいた男性をおまけに。
       ・・おまけ?!
       ええと、ルイーザ・Luisa の夫のレナート・Renato 君
       レンズを向けていると知ると、こういうサーヴィスをしてくれる
       なかなか素敵なイタリア男で~す。
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       秋にはまたグループで出かけるチャンスもあるでしょうし、
       色々なコースも始まりますが、
       来週は、ちょっと息子の山の家に出かける予定です。
       面白い物が見れるかな?
       
       とにかくこの暑さが早く収まりますように! 
       
       
       という事で、こちらもお忘れなく、
       暑さ負けせず、頑張れの
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by italiashiho2 | 2011-08-25 23:48 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(4)
2009年 08月 30日

   ・・・ フリウリ州の山村 ・ チモライス と バルチス ・・・

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      7月上旬に、フリウリでの山の子供キャンプに参加
      した事は既にご紹介しましたが、
      翌日近くの2つの町、チモライス・Cimolais と
      バルチス・Barcis を訪れました。
      いずれも、ドロミーティ・フリウラーネの麓に位置する
      美しい山村で、今日はそのご案内を。

      上の写真は、朝キャンプ地出発の時に見えた山の姿。
      ほんの少し、雪が残っているのが見えますか?

      子供キャンプの様子は      
      http://italiashio.exblog.jp/10075207



       子供のキャンプ地は、チモライスの町の北はずれ
       でしたから、チャオ、チャオ! の後は、
       5分もかからずに町の駐車場に車を止め、河原に。
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       チモリアーナ渓流・torrente Cimoliana といい、
       じきに南でセッティマーナ渓流と合流し、
       美しいチェッリーナ渓谷を流れる、
       チェッリーナ渓流・Cellinaとなります。
       薄いエメラルド色の水をご覧下さいね。

       最初の写真は、今左に見える山の頂上付近。



       傍で見る渓流
       何とも素晴らしい透明度です。
       そう深い流れではないのですが、
       段差のある所ではかなりな水音。
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       広い河原の向こうで、遊ぶ親子。
       じりじりと暑くなり始め・・。
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       河原横の空き地には、野草の花
       ヒメジオンでしたっけ?
       薄い紫もありましたが。
       塊の白い花は?
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       これも名を知らず・・。
       でも、ウンブリアでも見かけた覚えが。
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       町外れの河原の駐車場から、町に
       ちょっと予想外の眺め!
       広壮な、新しい家が国道筋に並んでいます。
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       ウィキペディアで調べましたら、
       この町は海抜652m、人口は440人ほど!
       歴史は古く、先史、ローマの発掘物もあるようですが、
       15世紀にヴェネツィア共和国の元に入り、
       船建造の木材調達所となったようです。
       となると、やはり筏流しがされた事でしょう。



       で、上の写真の道を少し入り込んでいくと、
       ええ、修復されてはいますが、
       古い村の面影が見え始め、少し安堵。

       広場から、高所に教会が望めます。
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       奥に見える高い建物に比べて、
       ひときわ可愛い家があり、
       軒下にティロル・ハウス・Tirol Hausと。
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       その下の、木彫りの花は
       エーデルワイス・雪割り草でしょうね。



       エーデルワイスは、こちらのお家の壁にも。
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       チモライスの町は、
       周囲をドロミーティの山々に囲まれ、
       人々には馴染み深い花なのかもですね。



       上の写真に見えた奥の白い建物は、郵便局で、
       この壁には日時計が。
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       時に学べ、と書いてあり、
       針の影は9時を指していますね。
       夏時間で10時でしたから、正確!



       山の町では必ず見かける、丸太の植木鉢
       真ん中の紫の穂の植物は、ラヴェンダー。
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       殆どの家が修復され、綺麗過ぎる程ですが、
       珍しく廃屋を見かけました。
       が、庭先には花が変わらずに咲き・・。
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       古いままの石壁を残し、
       このびっしりの窓! ホテルでもないようなのに・・?!
       かっては大家族で住んでいたのかも・・。
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       中心の通りからまず覗き込み、
       様子を窺い、そろそろと入って行きます。
       人畜無害の顔をして。
       ははは、実際そうですが!

       考えてみれば可笑しいですが、
       でも、余りズカズカと入り込みたくはなく・・。
       そして、あちこち眺め、
       失礼でない程度にパシャッと。
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       洗った椅子が干されて・・。



       道の向こう側には、このホテル
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       この1階がバール、レストランであり、
       地元の人のたまり場であるのは、間違いなし!
       朝のこの時間から、
       大声で喋り捲るのが、まる聞こえ!!       
       既に、オンブラ(一杯)をやっているのかも。



       町外れの大きなお家の庭先
       古い手押し車が、花鉢に。
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       冬は寒いのでしょうね、山村は。
       どこの家も、薪を積み上げています。
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       騒がしい鳴き声が聞こえ、
       覗きましたら、日陰にたくさん!
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       窓の下に並ぶ大小の丸い形が面白く
       撮っていましたら・・、
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       「ボンジョールノ!」と
       お家の主のシニョーレが出て来て・・、
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       既に秋に向け、薪の用意を始めている事、
       冬は零下10度以下にもなる事、
       この冬は雪が多くて、1.5mも積もった事などなど。

       ついでに、ほらほらこんなのも全部薪に、と
       頼みもしないのに、お家の中にまで・・!
       
       うん、余所者に飢えている感じだったなぁ!
       近所の犬まで、柵の隙間から覗いていたっけ!

       この辺り一帯、近くのエルト、カッソも含め
       フリウリの言葉とも少し違う言語の一帯で、
       消滅を防ぐのに保護されている様子ですが、
       でも、このシニョーレの話は良く分かりました。
       やはり年代がもっと上の人だと、
       分かりにくくなるのかも、ですね。
       


       で、上に見えた電動ノコですが、
       使っている様子は見た事もありますが、
       刃を実際に近くで見たのは、初めて!
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       折れ曲がった刃が、
       互い違いの向きで付いているのですねぇ!
       (皆さん、ご存知でしたぁ?)

       まぁ、のこぎりの刃も、
       逆に付いていますけど・・!


       この通りには古い家が多く残り、
       興味深かったです。

       この大小の扉と窓の並び
d0097427_693935.jpg

       上の大きな両開きの扉の中には
       藁などが積み上げてあり、
       あの扉から運び出すのですよ。

       壁の粗い材質感
       静物画を描いていた昔に、
       こんな壁が見れていたらねぇ・・。



       扉の木目、小さな鍵穴
       間に合わせみたいな、細い引き手
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       ふっと屋根を見あげて、見つけました。
       これ、雪の落下防止ですね。
       向かいのお家の屋根にも。
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       ニューヨーク・ヤンキースの帽子
       サンダル、そしてサングラス
       粋なシニョーレを見つけ、
       写真を撮っても良ろしいか、と。
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       すると、「どうぞ」と言いながら、
       サングラスを外されました。

       近くで拝見したお顔は、穏やかで、
       大変ハンサムでありました。



       最後に、町の教会の鐘楼を
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       これより、バルチスに向かいます


       地図をどうぞ
d0097427_612873.jpg
       
       印の付いているのが、チモライス・Cimolais で、
       南東に下り、バルチス・Barcis です。

       この道沿いに、ずっとチモリーナ渓流、
       そしてクラウトゥ・Claut の西で
       セッティマーナ渓流と合流した
       チェッリーナ渓流が流れ、素晴らしい眺め。

       地図では分かりにくいのですが、
       このチェッリーナ渓流が、
       バルチスで湖になっているのです。

       地図の東端の刃物の町 マニアーゴ・Maniago は
       既にご紹介いたしました。
       http://italiashio.exblog.jp/9520358



       朝は快晴でしたのに、バルチスに下る間に
       (18k程の行程)
       少し雲行きがおかしくなりました。

       写真に見える奥辺りが、
       チェッリーナ渓流が湖になる部分。
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       河床が浅い部分は、水の色が淡く白く、
       深くなると、エメラルド色に!
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       町の西外れに、湖の対岸に渡る橋があり、
       そこからの眺め。
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       到着した時はまだいくらか陽が射し、
       湖面全体が鏡のようでした。
       で、欲を出し、
       少し高い所から見たら素晴らしかろう、と       
       町の対岸を巡る道を、そろそろと。

       道の位置は高いのですが、殆ど樹木で隠れ、
       湖や町は葉の隙間からのみ!
       何箇所かの場所は、すべて家か別荘があり、
       進入はできず、とうとう湖を一周し、
       小雨が降り出した事もあり、お昼ご飯に。

       これは、町を出発する前にもう一度
       橋まで戻り写したものです。
       残念、さざなみが立ち、全面鏡ではありません。

       それでも、この小さな山の保養地の感じ
       お分かり頂けると思います。

       町の海抜は409m、人口はなんと270人程
       ヴァルチェッリーナ渓流を利用して
       水力発電所が戦後に造られ、その人工湖だそう。
       この辺り一帯、自然保護地域も広がり、
       日本のダム湖の様ではないですね。



       湖には、こんな風にかなり大きな鱒が。
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       鱒だけではないのかも知れませんが、
       お昼に、この湖で獲れたという鱒を、はい。

       鱒のムニエルと、茸、ポレンタで16エウロ。
       美味しかったぁ。
       


       湖岸から、向こうの山林を眺めて
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       7月の上旬、まだ町はひっそりでしたが、
       暑い時には、泳げるのでしょう。



       湖に沿って町は細長く続き、
       北側はすぐ山が迫ります。

       これは修復が済んで直ぐの様子で、
       由緒ある建物のようですが、 
       何の標識もまだなく。
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       右に、門が見えますが・・、


       門柱に、こんな顔
       どうやら、13.4世紀の建物ですね。
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       最後に、湖の住人
       イタ鴨ご夫婦に登場を願い・・。
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       フリウリ平野に下って来ましたら、
       暑い夏日でしたぁ!


     ◆*◆*◆

       ブログご訪問有難うございます!

       今週3日間、トレンティーノ州に入ってすぐの
       山の村に行って来ました。

       コルティナ・ダンペッツォのような高級避暑地と違い、
       いわゆるヴェネト庶民の避暑地とでもいう、
       フィエラ・ディ・プリミエーロの町の隣で、
       次々と小さな村が続き、素晴らしい場所でした。

       ぐるっ~~と皆で散歩し、ジェラートを舐め、
       写真を撮りまくり、戻りには、
       ベッルーノの近くの山上の中世の城も訪れ、
       楽しんで来ました。
       徐々に整理して、ご案内いたしますね。

       頭の隅には、宿題山積みですが、
       そろそろ涼しくなる事を願いつつ・・
       皆さんも、体調にご注意を!
  
       ↓↓ 怪談話の時期に乗り遅れ・・!     
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by italiashiho2 | 2009-08-30 00:29 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(10)
2009年 08月 07日

   ・・・ フリウリ山中の、子供キャンプに参加! ・・・

      今日は、先月初旬に参加して来ました、
      フリウリ州チモライス・Cimolais の子供たちのキャンプ
      のご紹介です。
      キャンプなんぞ、X十年振りですし!、ましてイタリアの
      子供たちのキャンプなんて、勿論初体験。
      フリウリはチモライスの、涼しい山中のキャンプの様子、
      そして子供たちの笑顔をどうぞ!

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      ◆ロンガローネを望み

       我が家から、チモライスまでは60Kほど、
       殆どの道程は高速を利用でき、
       予定では1時間10分ほど。

       まずは、ロンガローネ・Longarone の眺めを。

       この町は1963年10月9日の夜、
       私が今見ている場所から少し奥にある、
       ヴァイヨンのダムからの出水で、
       町が根こそぎ攫われるという大災害があり、
       再建された新しい町なのです。

       ヴァイヨンの悲劇については、こちらに       
       http://italiashio.exblog.jp/5406116



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      ◆地図をどうぞ

       ポンテ・ネッレ・アルピ・Ponte nelle Alpi
       の先で高速を出て、ロンガローネまで。
       (ここまでしか、高速は通っておらず、
       コルティナ・ダンペッツォにもここから国道を)
       
       ここで右に折れ、ピアーヴェ河を渡り、山道に。
       白いクネクネが見えますか?
       これが何とも凄い急傾斜の九十九折の登り坂!

       ロンガローネの町が、海抜473m
       エルト・Erto が800mほど。
       直線で1Km足らずの距離を、登りつめます。
       以前通った時は息子の運転で、
       のんびり、風景を楽しんでいたのですが、
       今回は運転練習並みで。

       ひぇ~!と上り詰めた所に
       長い細いトンネルがあり、今は信号がつき
       片方ずつ通行の7分待ち。
       すぐ脇に、待避所があり、
       上の写真はそこから撮ったのです。

       エルトの東の緑の■は、サントズヴァルド峠
       827mですが、エルトの手前の坂道に比べれば、
       子供だましみたいなもの!

       地図の紫の線の、左はヴェネト州
       右がフリウリ・ヴェネツィアジューリア州



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      ◆エルトの眺め

       道は、古いエルトの村の上側、新しい村を抜けます。
       (古いエルトについては、ロンガローネの記事に記述を)
       こちらは町を通り過ぎての場所から。

       鐘楼が修復中で覆われていますが、
       あの辺りが古いエルトの村で、
       急傾斜の山肌の村が、良く分かりますね。

       左の山、これがトック山で、白く見える山肌、
       この部分が、ヴァイヨンのダムに崩れ落ち、
       大災害を引き起こしたのでした。



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      ◆チモライス への道

       エルトを過ぎ、サントズヴァルドの峠を過ぎると
       道は下り坂となり、空気がスカッと澄み
       太陽光線がきつくなる感じ

       ヴィットリオ・ヴェネトからの高速道路で
       山間を抜ける際、かなりの雨で心配しましたが、
       ポンテ・ネッレ・アルピ以降は晴れて、やれやれ!
       山のキャンプで、雨は頂けませんものね。

       手前右に、白黒黄色の棒が見えますが、
       これは積雪の際の路肩を示すもので、
       道筋には、ずらっと並んでいるのでした。



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      ◆チモライス・キャンプ  1

       子供たちのキャンプ と書いて来ましたから、
       ひょっとして、テントを想像されてました?!

       いえいえ、この大きなコローニア・colonia
       と呼ばれる家が、キャンプ地です。

       場所は、チモライスの町の北外れで、
       子供だけでなく、大人のキャンプもされるとか。

       半地下に、食堂と台所、
       1f に男の子たちの寝室、2f に女性ボランティア、
       私も、2f に1泊。
       見ませんでしたが、3f に女の子たち、でしょう。
       総勢100人近い、大キャンプ!



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      ◆チモライス・キャンプ  2

       台所のガス台。
       到着して、まずカフェを頂いて。

       久しぶりに、こんな大きな鍋類を!
       4人の女性ボランティアが、食事を作り、
       配膳などは、子供や他のボランティアが交代で。



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      ◆チモライス・キャンプ  3

       これは男の子たちの部屋で、
       左側に、もう一列。
       2f も、これと同じ作りで、
       奥に、トイレ、洗面所、シャワーが。
       四角い小さなタイル張りの、レトロ調でした。

       シーツ持参の、
       ちょっとしたユース・ホステルとでも。



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      ◆チモライス・キャンプ  4

       到着した時、大変静かでした。
       で、皆さん何をしていたかというと、
       この 信頼 と名付けられたゲーム、
       一人が目をつむり横たわり、
       次々と手渡されて、皆の頭の上を通過、
       というゲームをしていたのでした。
       
       もう一つのゲームは・・、



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      ◆チモライス・キャンプ  5

       子供総数70人ほどが2班に分けられていて、
       こちらは、立っている2人ずつの先輩たちが、
       右、左と誘導する間を、
       目隠しして通り抜ける、というゲーム。

       参加している子供たちの年は、6歳から16歳、
       既に何年も参加している、もっと年上の子たちは、
       先輩スタッフとして、子供たちの世話係。

       イタリアの子供たちの賑やかさを
       見慣れた私には、この静かさが大変意外でした。



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      ◆チモライス・キャンプ  6

       なぜ、私が一日参加したかといいますと、
       今年のキャンプのテーマが Samurai
       いわば日本がテーマだったのですね。
       それで、日本人なるものを見せに!と同時に、
       各自の名前をカタカナで書くのをお手伝いに
       という訳です。

       ですから、ゲームの部屋の壁には、
       こんな風に、名誉、勇、誠、仁 などの文字が見え、
       その下に説明があります。
       真田十勇士、源平合戦、織田信長、宮本武蔵 ecc で
       育った私ではありますが、う~ん、
       突然こうして見ると、正直いささかの違和感。



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      ◆チモライス・キャンプ  7

       空気を吸いに、表に!

       石壁を覆う蔦と、ノウゼンカツラの花。



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      ◆チモライス・キャンプ  8

       午前中のゲームを終えた子供たちが
       遊び始め、やっと少し賑やかに。



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      ◆チモライス・キャンプ  9

       広い庭の柵を出ると、
       少しの草原の向こう、すぐこの景色。

       2,3日前に子供たちは、この中程まで
       登ったそうです。



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      ◆チモライス・キャンプ  10

       上の写真の、北に続く部分。
       何とも凄い岩肌。

       この辺りは、フリウリ・ドロミーティ山系に含まれ、
       翌日見たヴァルチェッリーナ渓谷も素晴らしかった!



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      ◆チモライス・キャンプ  11

       「お昼は手で食べる」とは聞かされていましたが、
       ピンと来ていませんでした。
       が、ホントに、手で直につまんで!

       まぁ、子供たちには、キャンプならではの
       気晴らしの遊びなのでしょう。



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      ◆チモライス・キャンプ  12

       こんな風にも!

       まぁ、私にはプラスティックの
       フォークを渡して貰えましたが。



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      ◆チモライス・キャンプ  13

       1週間毎日お昼は、手づかみの食事らしいのですが、
       この日、はしゃぎ過ぎてパスタを
       庭にばら撒いた子がいたとかで、お叱りを。

       この後2列に皆が並び、1歩ずつ進みながらの
       パスタの回収が行われました。

       大人のボランティアは、全部で14.5人でしょうか、
       しっかりと統率しています。

       キャンプ参加の費用は、1週間食事保険込みで
       220エウロとか。
       ボランティアで運営されるから、
       この費用で済むのでしょうね。
       既に27年目の、今年のキャンプと。



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      ◆チモライス・キャンプ  14

       午後は、いよいよカタカナ書きの実践を。

       夏のキャンプのテーマは、ボランティアが集まり
       1年かけて案を練り、準備をして臨みます。
       日本情緒の絵もたくさん描かれ、部屋の飾りつけに。
       朝の体操は、空手の型を取り入れ、
       一度の食事は、箸を使って食べたそう!

       私に話が来たのもこの冬で、
       全部の子供の名前のリストが届き、
       カタカナをPCで打ち、届けていました。

       やはり2班に分かれ、片方は簡単な折り紙を、
       片方は、布に各自の名前をポスターカラーで書き
       その横に好きな言葉などを。

       折り紙では、鶴を折って見せ(唯一、折れるのが鶴!)
       好きな子の名前を、カタカナではどう書くのか、
       この言葉は、漢字ではどう書くの、と質問攻め。
       日本字には、書き順があるので、それの説明も。

       面白く、忙しく、彼らも楽しんでくれた様子!

       その後に、おやつの時間。
       この子の髪の毛、可愛いでしょ?!



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      ◆チモライス・キャンプ  15

       最後の夜から2番目に当たり、
       例年、この夜は(一応)きちんとした食事会
       という事で、まずはシャワーをし、皆さんおめかし。

       食堂も、飾り付けられ。



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      ◆チモライス・キャンプ  16

       特別、というのは、
       こんな風に男性群と女性群が分かれ、
       籤により、この夜のカップルが決定、という・・。

       ボランティアの男性は、きちんとスーツで、
       男の子もジャケット姿の子がいます。



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      ◆チモライス・キャンプ  17

       女性群は、籤で名前が呼ばれると前に出て、
       お相手の決まるのを待ちます。
       女の子は、お洒落をしているでしょう?

       上を見ているのは・・



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      ◆チモライス・キャンプ  18

       入り口階段の上に籤係がいて
       順に名前を読み上げるのですね。

       期待を持たせ、笑わせながら、名前を!  



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      ◆チモライス・キャンプ  19

       微笑ましいカップルも出来るし・・



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      ◆チモライス・キャンプ  20

       逆の年の差で、男の子が照れたり・・!
       でもさすがイタリアの男の子、
       ちゃんと騎士役を務めます。



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      ◆チモライス・キャンプ  21

       なにせ、6歳からの子供たちですから、
       可愛い未来の貴婦人も・・。



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      ◆チモライス・キャンプ  22

       年長のスタッフ組ともなると、
       ボランティアの男性と、余裕のお相手が!



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      ◆ポートレイトを  1

       食事も済む頃合に皆さんの写真を。

       カタカナ、折り紙での触れ合いで
       かなり打ち解けて。

       イタリア人は
       大人も子供もしっかり決めて見せます!



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      ◆ポートレイトを  2

       こんなカップルも・・



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      ◆ポートレイトを  3

       ふざけてみせる年長組。



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      ◆ポートレイトを  4

       少しブレたけど、可愛いでしょ?



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      ◆ポートレイトを  5

       夏のキャンプの思い出に・・



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      ◆ポートレイトを  6

       キャンプのお兄ちゃんと・・



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      ◆ポートレイトを  7

       この可愛い2人!



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      ◆ポートレイトを  8

       イタリアの男の子は
       こんな風に育てられるのです!



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      ◆ポートレイトを  9

       美人の子が多い!



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      ◆ポートレイトを  10

       小さな子が一人でキャンプに参加しても
       物怖じしていませんね。
       年上の子が、しっかりフォローです。



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      ◆ポートレイトを  11

       こちらも、美人!
       右は、ボランティアの方。



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      ◆ポートレイトを  12

       ボランティアのお3人。
       まさに1週間仕事を休んで
       このキャンプに参加なのです。

       全部は到底ご紹介できませんが、
       キャンプの雰囲気、お分かりでしょうか?



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      ◆チモライス・キャンプ  23

       この夜、イタリア語ではアルテ・マルツィアーレ
       武術 と訳せましょうか、
       チャンピオンが来られて、実技をご披露

       空手、殺陣、体操的な要素も組み入れた物で、
       場所が狭かったですが、やはり迫力!



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      ◆チモライス・キャンプ  23

       夜の外は寒い程ですが、子供たちは輪になり
       馬が走る、走る、という音頭にあわせ、
       膝をたたきながら、わぁ~っと。
       飛ぶ、飛ぶというと、ジャンプ、ジャンプ。
       
       先に寝に行きましたが、(10時半過ぎだよ)
       彼らは遅くまで騒いで、遊んだ様子。
    
       翌朝も良く晴れ、朝食の後皆と別れ、
       チモライスの町、バルチスの湖を見に。

       いやぁ、子供の時から殆ど一人遊びの私には、
       大変珍しい体験で、興味深かった!

       多少でも、日本に、日本文化に興味を持つ
       きっかけになると良いなぁ、と思った事でした

     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます! 

       毎日、暑いですねぇ!
       
       大統領ご夫妻が夏のヴァカンスにお出かけの
       TVニュースがあり、

       フェリーから出て来られる大統領は、
       肩から斜めにポシェットをかけ(黒のスーツ)
       手には、黒の書類かばん。
       以前も、このかばん持ち姿を見た事あり!

       奥様は、赤い柄のブラウスに、白のスカート。
       で、手には黒のボストンバック。

       お二人ともお若くないのに、
       奥様のバックくらい、誰かが持って上げれば!
       と、如何にもの、イタリア式が気になりました。
       まぁ、後から大きな鞄が届くにせよ、
       率直過ぎるのも、時には気になる日本気質です。
       
       皆さんも、暑さにお気をつけて!

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by italiashiho2 | 2009-08-07 03:12 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(6)
2009年 07月 30日

   ・・・ スピリンベルゴ ・ フリウリの珠玉の町 ・・・

      今日は フリウリ州のほぼ真ん中に位置する、
      まさに珠玉の町と呼ぶに相応しい、
      スピリンベルゴ・Spilimbergo にご案内です。
      いかにもドイツ語的な、スピリンベルゴ という町の名に魅かれ、
      かって一度訪れて以来の再訪ですが、
      期待以上の素晴らしさでした。 では、どうぞ!

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      ◆地図をどうぞ

       スピリンベルゴ は、どこにあるか
       東にウーディネ・Udine 西にポルデノーネ・Pordenone
       そのほぼ中間の北にあり、
       どちらの町からもバスで行けますが(50分程)
       (ウーディネから31k ポルデノーネから33k)
       カザルサ・Casarsa からも便があり、30分との事。

       蛇足ながら、カザルサは かの
       ピエロパオロ・パゾリーニ・Pieropaolo Pasolini 
       の生まれた町です。

       この地図では表示がありませんが、
       町の東に見える濃い緑の筋、
       これはタリアメント河・Tagliamento の
       広い河筋で、この辺り一帯には幾本もの川、
       または枯れた川床が広がります。

       スピリンベルゴの北東10kほどには、
       生ハムで有名な、サン ダニエレ・デル・フリウリが。
       


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      ◆スピリンベルゴ  1

       町の中心はほぼ丸く、その真ん中を
       東西にローマ通り・Corso Roma が通り、
       その中程、まさに町のど真ん中に
       ガリバルディ広場・Piazza Garibardi が。

       広場から右手を見ると、この眺め。
       
       ***
       今回の写真のキメが粗いのは、ご勘弁を!
       実は、気がつかずにカメラの設定を弄ったようで、
       ニコン特有のファイルになっており、
       自分のPCでは何とか開けるのですが、
       画質調整ソフトにも対応できず、移し変えも出来ず
       一度キャプチャして・・という事に。

       今月の写真は、5ヶ所ほどこの様子で・・、ああ!



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      ◆スピリンベルゴ  2

       上の写真に見えます
       細いローマ通りの東半分が町の
       古い部分・Borgo Vecchioで、見所がこの様に。

       Torre Orientale・トッレ・オリエンターレ
          古い市壁の門
       Casa del Capitano・カーザ・デル・カピターノ
          町の守備隊長の館
       Duomo・ドゥオーモ
       Castello・カステッロ・城  など。

       コムーネのサイトに、町の地図があります。
       http://www.comune.spilimbergo.pn.it/index.php?id=19

       では、参りましょうか。



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      ◆スピリンベルゴ  3

       石器時代の発掘品、ローマ期の北への街道筋などなど
       古い歴史を持ちますが、
       11世紀頃にオーストリアのカリンツィア地方
       (イタリア東北部に接する)の伯爵 
       Spengenberg がこの地を治めた事に
       町の名は由来する様子です。

       街道筋の要所として、商業交易の中心地となり、
       13世紀頃には大変な繁栄振りとなり、
       アクイレイアの司教領とのせめぎあいの後、
       15世紀の半ばに、ヴェネツィア共和国の元に。

       この館は、16世紀のモナコ邸・Monaco ですが、
       ヴェネツィア共和国のイメージが大変強く・・、
       


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      ◆スピリンベルゴ  4

       ご覧のように、正面はフレスコ画装飾で
       見事に覆われ、窓の形もヴェネツィア・ゴシック。
      
       神話から題材を得ているようですが、
       通りが狭いので、少し見難く残念。



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      ◆スピリンベルゴ  5

       こちら側の通りは、ご覧のように狭いものの、
       歩行者と自転車のみで、のんびり!

       テントが見えますが・・



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      ◆スピリンベルゴ  6

       そう、バールの席です。

       今回このスピリンベルゴの町で、痛感した事、
       それは、町の大きさと、人々の暮らしの程よさ加減

       人の丈に合った町の大きさ
       これです。



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      ◆スピリンベルゴ  7

       モナコ邸の前にかなり大きな本屋があり、
       地方独特ののんびりした雰囲気で、
       なかなか良かったです。

       ローマ通りは、こんな風に少しカーヴして・・



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      ◆スピリンベルゴ  8

       フリウリ州のモザイクの学校が、町の北通りにあり、
       モザイクの町スピリンベルゴ とも称しています。
       ローマのオリンピック・スタジアムのモザイクも
       この学校の製作だそう。

       ラヴェンナのモザイク学校の有名さは知っていましたが、
       どうやら同一人物によって、開かれた様子。

       通りに1軒店があり、表の素晴らしい
       犬の顔のモザイク に引かれて入りました。

       とにかく、色のトーンがもの凄い数!
       丸い形の色ガラスを、ゆっくりと冷やす事により、
       割った時に、飛沫に飛ばないのだそう。
       小さなイヤリングを一つ、ね。

       学校のサイト
       http://www.scuolamosaicistifriuli.it



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      ◆スピリンベルゴ  9

       勿論、こちらにもバールの席。

       うん、少し暑そうな布の色!



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      ◆スピリンベルゴ  10

       町はちょうど夏の音楽祭開催で
       あちこちに舞台が作られ、飾り付けられ、
       夜の賑わいを控えています。

       手前にもテント席が見えますが、
       こちらはどうやら、ワインかビールの様子。

       角に、装飾された建物が見え・・



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      ◆スピリンベルゴ  11

       カピターノの館、またはフレスコ装飾の題材から、
       エルコレ(ヘラキュレス)の館とも。

       15世紀の物ですが、
       16世紀にかけては町が一番に繁栄し、
       たくさんの芸術家・職人が呼ばれ、
       建物内外の装飾にも力を注いだ時代と。



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      ◆スピリンベルゴ  12

       カピターノの館の左手奥に、
       東の塔 と呼ばれる町の門があり、
       こちらは門を出た所からの眺め。

       町は12世紀の城の建設に始まり、
       繁栄するに従い、市壁が3度にわたり拡張
       この東の塔は13世紀初めの市壁の門で、
       ここを出てもローマ通りは暫く続き、
       突き当たりは、ドゥオーモ広場

       普通だと市壁の外は、近代的な町並みですが、
       この町では、中世の町並み。



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      ◆スピリンベルゴ  13

       14年ほど前に、この町に来た事があり、
       当時は、上の写真の門を出た辺りに
       寂れた面影がありましたが、
       現在修復が殆どすみ、新しい発展を待ちます。

       軒下のポルティコも、梁も古い木のまま
       しっかり整備。
       これと同じ柄は、他のポルティコにも。



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      ◆スピリンベルゴ  14

       外の修復は済み、内部を整備中の建物。

       窓を挟んでの、
       何とも可愛いカップルの装飾画。



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      ◆スピリンベルゴ  15

       ドゥオーモ広場の北西の建物、
       ダツィアーリオ邸・Daziario の扉。

       13世紀の物で、商業取引の管理と
       税の徴収に当った建物。



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      ◆スピリンベルゴ  16

       上の ダツィアーリオ邸の扉の金具。

       公営質店かと思う程の頑丈さ。



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      ◆スピリンベルゴ  17

       この斜め前に、1階がロッジャの建物あり、
       後で調べて知ったのは、
       マーチャ・Macia という、中世に
       このスピリンベルゴの町でのみの長さの単位
       (布の商人たちが使った、約70センチ)
       を示す彫りこみが、柱にあった様子。 残念。

       この写真は、ロッジャ邸の天井の装飾。
       勿論修復されたものですが、
       ポルティコで見る柄とは違い、紋章ですね。

       現在では、8月の最初に行われる時代祭りが、
       マーチャのお祭り と呼ばれ、賑わう様子。
       サイトはこちら、写真も見れます。
       http://www.spilimbergo.com/arte-e-cultura/rievocazione-storica-della-macia.html



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      ◆スピリンベルゴ  18

       ドゥオーモの位置も常の町とは違い、
       古い中心街の外れ、町の門を出ての
       当時の市壁の近くに建設された、13世紀後半の
       ロマネスク・ゴシック様式の素晴らしいもの。
       現在の鐘楼も、市壁の塔を組み込んだものと。

       今見える、広場に向かった北側面の扉は、
       上流階級層の入り口だったそう。
       脇にうっすらと見える大壁画は、聖クリストフォロ。

       奥横にドゥオーモの案内板があり、
       なんとフリウリ語での説明部分が。
       フリウリ語というのは、ケルト系のラテン語に、
       ロンゴバルド、ドイツ、セルヴォ、ヴェネト、
       イタリア語が混ざったものだそう!!




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      ◆スピリンベルゴ  19

       こちらが西になる、正面壁。
       現在は2つ塞がれていますが、7つの薔薇窓
       フリウリでも唯一との事。

       薄い黄色地に、白の長方形で杉綾模様が描かれ、
       穏やかで典雅な美しさです。



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      ◆スピリンベルゴ  20

       内部は3廊式で、中廊の後陣全体は、
       14世紀の、旧約、新約聖書が題材の
       フレスコ画で埋められ・・



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      ◆スピリンベルゴ  21

       これがその一部なのですが・・、
       はは、遠くからは キリストの蘇生かと思いきや、
       お風呂場の覗きでござったよ!

       中廊部分の上には、16世紀の物という
       素晴らしいパイプオルガンも。



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      ◆スピリンベルゴ  22

       ドゥオーモの正面から西への通りに、
       いかにも古い造りの家並みが続きます。

       この残されたテラスの、
       石が語る長い年月。



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      ◆スピリンベルゴ  23

       お馴染み、サン マルコのライオン君。

       出かけた場所でお目にかかると、
       なにやらホッと・・。 ははは。



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      ◆スピリンベルゴ  24

       特別な作りでもないのですが、
       心落ち着く眺め。



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      ◆スピリンベルゴ  25

       ドゥオーモ広場の東側は、空堀で
       向かいに、素晴らしい印象の建物が見えます。

       広場の北東に橋があり、お城 → 
       とあり・・
     



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      ◆スピリンベルゴ  26

       橋を渡り、建物の下のアーチをくぐると
       この中庭に。
       何とも素晴らしい眺めに、ああ!と嘆息

       あちこち行き、たくさんの素敵さに出会いますが
       まさにこれには驚きました!
       皆さんに、実物大でご覧頂けないのが残念!!



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      ◆スピリンベルゴ  27

       せめて、アップで!

       色のハーモニーが素晴らしく、
       人物像と柄と、窓、テラスが一体となり、
       これだけの大きさの、ほぼ完全な形も珍しい!



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      ◆スピリンベルゴ  28

       お城の建設は11世紀に、すぐ東を流れる
       タリアメント河に張り出す崖を利用して
       造られた様子ですが、
       
       長い変遷の内に、地震、戦火に出会い、
       この東側の絵画邸とも呼ばれる部分
       無傷で残ったとの事。

       現在この建物にはレストランが入っており、
       お値段はまぁそこそこで、次回のチャンスにでも。
       レストランの入り口は、上の写真に見える
       階上の大きなアーチの部分です。

       このお馬さんの鞍の形、そしてイメージ、
       何とも優雅でしょ?



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      ◆スピリンベルゴ  29

       中庭を丸く囲む形で建物群があり、
       この様に、角度がついています。

       馬やライオン、隼など、動物の姿も多く、
       それもやさしい印象を与えるのでしょう。



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      ◆スピリンベルゴ  30

       かってのお城の部分のうちの南側は
       16世紀の戦火で焼け落ちたまま再建されず、
       河に続く林が、下に見えます。

       建物群の端に、ひっそりの入り口も。

       ドゥオーモ側から見えた西側の建物も、
       どっしりと重く、不思議な感じのする
       地下への傾斜した入り口がありましたが、
       近年監獄として使用されていた、と読み納得!



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      ◆スピリンベルゴ  31

       ローマ通りを中心まで戻り、今度は西に。

       こちら側は同じローマ通りですが道幅が広く、
       やはり、ご覧のように、いくつもバールの席が!

       奥に見えるのは、西の塔・Torre Occidentale.



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      ◆スピリンベルゴ  32

       1階が薬局で、1650年創業、
       Alla Carita` という店名は、
       なにか奉仕的な事も兼ねていたのでしょうか?

       2階の右端は窓拭きの最中で
       なかなか雰囲気が良く・・



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      ◆スピリンベルゴ  33

       中心のローマ通りから、
       小路が何本も通っているのですが、
       いかにも中世の、古い建物のアーチの下を
       覗きこみましたら、
       どうやらワイン飲み屋ですね。

       綺麗に修復され、すっきりと美しく、
       逆にモダンなイメージに。



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      ◆スピリンベルゴ  34

       アーチ が大好きですが、
       道の向こうに、少し懐かしい緑の鎧戸。
       ワン君の姿の碑も見えます。



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      ◆スピリンベルゴ  35

       西の塔 の外側は、現代風の町が広がります。
       
       塔の内側から、通ってきた東の眺め。
       西の塔から東の塔、そしてお城までの距離は
       1キロほどでしょうか?
       小さくても奥が深く、ゆったりとした町
       そんな印象を強く受けました。

       たくさんの写真を撮り、サイト、ガイドブックからも
       あれこれ知り、減らすのが大変な町、でした。
       ウーディネ辺りにお出での時は、
       是非お出かけ下さい。 お勧めです!!

       フリウリの美味しい物などは、こちらに
       http://italiashio.exblog.jp/5063183
       http://italiashio.exblog.jp/5328825
       http://italiashio.exblog.jp/5328553
       http://italiashio.exblog.jp/5417322
       
  
     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       現在ローマで開催中の世界水泳大会
       いよいよ大詰めで、毎日午後はPCを移動させ、
       半分ずつ眺めながら・・!

       女子自由形400m、200mで
       フェデリーカ・ペッレグリー二が金を2つ、
       女子自由形1500mのアレッシア・フィリッピ
       金を取り、全部で4つ。

       フェデリーカは、素晴らしい!
       競技の直前に水への恐怖から
       金縛りになるような事も、2度3度と経験しながら、
       ダントツの強さで泳ぎます。
       ものすごい練習量に裏打ちされての精神力
       彼女たちを見ると頭が下がります。

       TVの写真が上手く撮れていましたら、
       感謝をこめて、アップしたいものです。

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by italiashiho2 | 2009-07-30 06:56 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(14)
2009年 07月 24日

   ・・・ フリウリのラグーナ、 ミニ・クルーズ ・ その2 ・・・

      先回に引き続き、フリウリ州のラグーナ(干潟)の
      ミニ・クルーズ その2をどうぞ!
      位置については、先回の地図をどうぞ。
      http://italiashio.exblog.jp/10000151

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      ◆ラグーナ  1

       水路をそろそろと。
    
       こちらは、7つもチビ君を引き連れたマンマで、
       首にはネックレスならぬ番号札が。

       WWFの野生動物保護地域、狩猟禁止地域になるので、
       住民登録済み という事ですね?!
      


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      ◆ラグーナ  2

       他のクルーズ船と出会い、
       オ~イ! オ~イ!

       同じぐらいの大きさの船でしたが、
       あちらは総勢10名ほど。



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      ◆ラグーナ  3

       カゾーネの集落のある辺りは、まさに浅瀬。
       ゆっくり、ゆっくり進みつつ
       水路の曲がりでカーヴを切るごとに
       水底の泥が巻き返され、ご覧の通り!



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      ◆カゾーネ  1

       この一帯、14.5軒のカゾーネでしょうか、
       殆どの物は、手入れが行き届き
       活用されている様子ですが、
       この様に、屋根が朽ちかけているのも1軒。



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      ◆カゾーネ  2

       カゾーネ・Casone は元々漁師の避難小屋というか、
       待機小屋から発生した様子ですが、
       干潟の上に建てられている様子が、
       この左の部分で良く分かりますね。

       それぞれの持ち主の好み、経済状態により、
       手入れのされ方、施設など様々。
       煙突のあるのと無いのと、これも2通り。

       奥に見えるのが、リニャーノ・サッビアドーロの
       大きなホテルの建物群で、
       なんとなし、この対比が面白いでしょ?



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      ◆カゾーネ  3

       でもねぇ皆さん、
       このカゾーネの写真をご覧になって、
       何を連想されます?
       縄文、弥生の竪穴住居とか・・ 
       ね、もう、まさにそれでしょ?!

       洋の東西、人間の知恵は同じ、と
       いつも思う所以です!



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      ◆カゾーネ  4

       一通りぐるっと一帯を回り見物した後、
       再度細い水路に入り込み
       立ち寄るカゾーネに近ずきます。



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      ◆カゾーネ  5

       はい、これが目的地でした。
       美しいでしょ?
       でもやはり、この写真だけ見ると、
       国籍不明になりそう!



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      ◆カゾーネ  6
 
       船が寄せられ係留される間に、
       フト見ると猫ちゃんが杭の上に。

       最初にぐるっと一回りした時に、
       あ、猫がいる! と見た
       そのカゾーネに、来たのでした。

       彼の名前は、サッビアドーロ(金の砂)。
       ここに住んでいて(住まされていて)
       船が来る、お客が来ると、やはり嬉しい様子。
       今、杭の上で、おやつを貰って。



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      ◆カゾーネ  7

       見かけよりも、意外に中が広いですが
       完全に、観光客用に設えられて。

       実際は写真よりずっと薄暗く、
       壁や天井が透けて見えます。

       クルーズ船、そしてこのカゾーネの
       オーナーでもあるアドリアーノ
       若い頃サッカー選手でもあったようで、
       壁をぐるっと囲む旗は、サッカー関係。
  
       彼のサイトには、有名人の顔がずらりと並び、
       カンナヴァーロ君の顔も、ありま~す。
       ええ、なかなかの商売人と見えますが、
       子供たちの遠足兼、自然保護の学習にも
       一役買っている様子です。
       サイトは
       http://www.saturnodageremia.it



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      ◆カゾーネ  8

       天井の様子。
       ここは煙突がなかったですが、
       まぁ、これだけ透けていると、ね。

       電灯が見えますが、
       集落に電気は来ていないとの事ですから、
       自家発電でしょう。  

      

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      ◆カゾーネ  9

       真ん中に据えられた炉。
       冬だと、ここで魚を焼いてくれるのでしょう。
       
       他のカゾーネには入りませんでしたが、
       本来の漁師小屋として利用されているのは、
       今はどれほどあるのでしょうか?
       別荘並みの扱いに成りつつあるのかも、です。



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      ◆カゾーネ  10

       このカゾーネのある砂州が結構奥に広く、
       ちょっとした林にもなり、小さな小屋もあり、
       中には、こんな古い写真類が。

       一番下の右端、197X年の冬 ラグーナに氷が張り
       リニャーノ・サッビアドーロまで歩いて行けたと。

       その左は、ラグーナでのゴ・Go という
       白身の小魚捕り。
       から揚げにして、美味しく。

       ヴェネツィアのラグーナでも、お腹辺りまで
       水に浸かって漁をしているのを見かけますが、
       ラグーナならではですね。



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      ◆カゾーネ  11

       屋根の葺き具合です。

       方法は日本と同じで、もっと簡単そう。
       そして、やはり何年か毎に葺き替える様子。



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      ◆カゾーネ  12

       これ、何の木でしょうか?
       よく育って太く、涼しい影を提供。
       その下の細長い、いくつものテーブルに座り込み、
       アドリアーノのお喋りと歌、
       魚介類のスパゲッティ・spaghetti allo scoglio
       白ワイン
       干しブドウ入りの菓子パン
       カフェ、グラッパ酒 と頂き、
       お喋りが弾みました。

       誰だぁ、年寄り連中が騒いでいる、と言うのは?!
       ええ、まぁ、半分当ってはいますがね、
       こちらの中年以降も、大変元気なのですって!!

       我々のテーヴルで、何の話が出たかというと、
       家畜にアレコレと名前をつけて可愛がり
       次には、アレを食べよう、コレを食べよう、
       という例の話!
       ご存じない方 こちらの最後を。
       http://italiashio.exblog.jp/8173372

       とか、豚ちゃんを屠り、
       その血を入れたトルタを作るのに、
       匂い消しにカカオの粉を入れるとか・・、
       ああ、アレは旨い! と隣の席のシニョーレ。
       ヴェネツィアでは、このトルタをボルドンと言うそう。

       ええ、皆さんよく食べ、お元気ですぅ!!



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      ◆カゾーネ  13

       こうして、再び船に戻り、
       猫ちゃんの見送りを受け
       マラーノの港に戻る事に。

       写真クラブで一緒しているジャンナが、
       秋にもう一度来て、夕暮れを見よう、
       彼女がお膳立てする、というので楽しみに。



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      ◆ラグーナ  4

       潮が引いて行きます

       冬のヴェネツィアの高潮のように、
       どんどん引いて、
       新しい水草が顔を出します。



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      ◆ラグーナ  5

       進入して来た水路を戻りますが、
       これは、先回ご覧いただいた魚網の
       一番底の部分で、
       こちらは、絞ったまま干していて・・



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      ◆ラグーナ  6

       これは開放して干しているので、
       2重になっているのが、よく見えます。



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      ◆ラグーナ  7

       水路を抜け、ラグーナの広い部分に。
       
       カモメたちが、また傍らを低く高く



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      ◆ラグーナ  8

       陽射しが強くなり、海の色が濃く
       出会うヨットが美しく。



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      ◆ラグーナ  9

       帆が、精悍で美しい!



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      ◆ラグーナ  10

       我々の航路がよく見えます。

       夏だよぉ~!



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  1

       朝10時、曇り空の下に出航した港に、
       午後4時過ぎに戻りました。
       1時間半ほど放し飼い、いや自由行動に。



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  2

       このマラーノ・ラグナーレ・Marano Lagunare
       の町は、フリウリ州でも指折りの漁港との事ですが、

       90%が ラグーナ(干潟)
       10%が 本土
       という立地条件だそう。

       道の奥に開けて見える所が港で、
       道の左奥に見える最初の石造りの建物は
       現在オステリーアですが、その壁には・・



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  3

       これは 1583年 の年号で、
       もう一つは、1620年。

       この町の起源は、アクイレイアと密接な
       繋がりを持ちます。
       アクイレイア自体が 紀元前181年に
       ローマからの駐屯兵300名が入植して出来ましたが、
       紀元前169年に、そこからこの地に
       約1300の家族が 北の蛮族の侵入を防ぐ為に
       入植させられたのが、町の起こりだそう。

       アメリカの西部開拓史のようですねぇ!

       完全に市壁に囲まれた、要塞の町だったといい、
       その後、15世紀にヴェネツィア共和国の元に入り・・
       という変遷を辿りました。
       


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      ◆マラーノ・ラグナーレ  4

       可愛い窓があり・・



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  5

       ぐるっと角を回ると、この建物。
       町の一番の広場に面した
       15世紀の執政官の館 でした。

       現在は、こんな風に可愛らしく飾られて
       骨董兼スーヴェニール店に。

       左端に、頭の欠けた角柱が見えますね。
       あの上に、ヴェネツィア共和国のシンボル
       翼を持つライオン君がいたのではないかと・・。



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  6

       こちらが、建物正面の上の飾り。
       17世紀の執政官の胸像 と書いてありますが、
       円形の飾りの女性像と様式が違いますから、
       据え変えられた様子ですね。



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  7

       広場の北西角には、この塔は千年祭の塔 とも、
       大司教の塔 とも呼ばれている15世紀のもの。

       16世紀には、監獄としても使われたようですが、
       アクイレイア大司教領の、海の要塞の町でしたから、
       物見の塔ですね。
       上部の色が違いますが、ここは再建されたと。
       
       下部にいろいろ胸像が見えますが・・



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  8

       17世紀の優秀な彫刻家たちが製作した、
       この町の執政官たちの胸像との事で、
       執政官の館の正面の胸像も、
       同じ時代のものだそう。

       17世紀という時代の影響か
       かなり優雅な胸像群で、
       現在のこんな漁港(失礼!)で見ると、
       正直 ??!!。 



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  9

       こちらは広場の北側。

       ちょっと入り込む部分に井戸が。
       修復されていますが、
       奥の細高い建物も、面影が残り・・



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  10

       同じ部分の右側面ですが、
       真ん中のアーチを持つ建物も、由緒ありげ。

       この彩り、ブラーノ島によく似て、
       町には、ヴェネツィア共和国の影響が濃く残ります。
       が、大変興味深い事にこの地では
       独特の土地言葉が使われている様子。
      
       マラーノ・ラグナーレの町のサイトをどうぞ
       イタリア語・英語版の国旗があり、真ん中に
       サン・マルコのライオン君がいます。
       ここをクリックすると、マラネーゼ語・Maranese       
       つまり、この土地の言葉に変わります!
       http://www.comune.maranolagunare.ud.it/
 
       ヴェネト訛りの様でもあり、
       フリウリ言葉とのミックスなのでしょう。

       コムーネの公式サイトでのこの表示、
       素晴らしいではありませんか!
       


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      ◆マラーノ・ラグナーレ  11

       この家なんぞ、まるでブラーノ島ですが、
       戸口の上のあの装飾碑!  むむ!



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  12

       こちらは、漁港の小路のイメージ。
       落差が興味深い!



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  13

       中心広場から続く、中央の通りには
       かなり重厚な建物が並び、修復済み。



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  14

       中央の通りから、中心広場への眺め。
       右手に、何とも凄いピンク!

       短い時間ですので、中央通りの往復のみ。
       横道に入り込むと、色々面白そうですが、
       またのチャンスに。



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      ◆マラーノ・ラグナーレ  15

       再び木の橋を渡り、家路に。

       一日しっかり船で遊び、食べ、バス往復の
       ハイキング参加が、50エウロ。
       お安いでしょう?!

       一人で好きに動く自由さは無い代わりに
       かなりしっかりと説明が聞け、
       それなりの気楽な良さもあります。
       で、次回のチャンスにも・・!

       はぁ~い、お疲れ様でしたぁ!

     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、いつも有難うございます!

       今週はアーゾロの近くの、ブリオンの墓・Tomba Brion
       カルロ・スカルパ・Carlo Scarpa という人の設計した、
       日本のイメージ溢れる近代的なお墓、

       そして
       アントニオ・カノーヴァ・Antonio Canova の生家
       ならびに博物館、テンピオを見学に行きました。

       自分一人の計画だと、外れそうな場所なのですが、
       チャンスがあり行ってみると、
       これが大変興味深く、楽しめ、
       しっかり、芸術したShinkai でした! 

       またご案内いたしますね。  

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by italiashiho2 | 2009-07-24 00:30 | ・フリウリ・VG Friuli- | Comments(4)