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2007年 02月 27日

   ・・・ ヴェネトの奥には、まだ雪が ・ カンシーリオの森 ・・・

      最近は毎日、車の実習運転を日課にしていますが、
      昨日のお昼前に思い立って、ヴィットリオ・ヴェネトの
      奥にある、カンシーリオの森と平原を見に行きました。
      秋にメルマガに書きました、月夜の夜に鹿たちが
      ランデヴーをするという、あのカンシーリオの森です。
      かなりの高所と、九十九折の道なので、運転の練習にもと
      思ったのですが、サテどうなりましたか、・・どうぞ!


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      ◆フレゴーナ・Fregona 付近

       一番最後に地図をアップいたしますので、後ほどお確かめ
       下さいね。  我が家からだと20キロ少々の地点。
       既にかなり登って来ていますが、標高350Mほど。
       右のカーヴしている道が、登って来ている道です。



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      ◆同じく フレゴーナ  

       上の写真の左側の風景です。
       あいにくの曇り空で、靄も少しかかっていて残念です。
       真ん中の丘の、向こう下に広がるのが、ヴィットリオ・ヴェネト。
       スコミーゴ村は薄い色の丘が続く一番左端辺りでしょうか。
       一番上に霞む薄い色が、ヴェネト平野の地平線です!



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      ◆ラ・クロゼッタ・la Crosetta  1

       どんどん九十九折の坂道を登りますが、道脇に雪が
       見える様になり、ワヤ! と内心少しビビリ、
       まぁ、道は大丈夫そうなので、とうとう峠の上まで。
      
       ホラご覧の通り、雪は残っていますが、
       木々には、なんとなしに春の芽吹きの色らしきものが・・



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      ◆ラ・クロゼッタ・la Crosetta  2
 
       パッソ・クロゼッタ と言うのは、クロゼッタ峠 の意です。
       (クロゼッタを、黒雪駄と変換して見せてくれました!
       雪を見たせいか、それにしても、このユニークさ!!)
       標高1127M というのに、ご注目くださいね。

       手前に見える黄色と黒に塗り分けられた棒、
       これは積雪を調べる為だと、教科書で習いましたが、
       実際に今日は、道の両脇にずらっと並んでいるのを
       見たのでした。 (夏にしか来た事が無かったので)



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      ◆ラ・クロゼッタ・la Crosetta  3

       最初の写真に見える家 のアップです。
       この辺りから奥にある家々の屋根は、この様にトタン葺きが
       多く、外から直接に、2階の入口に階段がつきます。
       これはどちらも、雪対策の為で、今年の様に
       今の時期にこの程度の雪は、あり得ない事なのでしょう。



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      ◆カンシーリオ・Cansiglio  1

       ラ・クロゼッタから2,3キロで、このカンシーリオの平原に。
       夏でも、ここまで来ると肌寒くなる程で、家族ずれで気楽に
       ピクニックに来たりする場所ですが、今日は誰も。
       周囲の森は、国の管理下におかれ、森林警備隊が護っています。



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      ◆カンシーリオ・Cansiglio  2

       多分、秋に鹿達がランデヴーをするのを、観察するというのは、
       こちらの平原だと思うのですが、今日はお馬ちゃん達が何頭か。
       そして、地面の小山の下には、モグラちゃん達が。
       平原の真ん中を道が走り、両側に森と平原が広がっています。



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      ◆カンシーリオ・Cansiglio  3

       素晴らしい森林でしょう?!
       モミ、ブナ、カラマツ、などの手付かずの森林だそうで、
       かって、ヴェネツィア共和国時代には、
       「セレニッシマの櫂の森」と呼ばれていたそうです。



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      ◆カンシーリオ・Cansiglio  4

       朝出かけた時、そして途中の道では曇り空だったのが、
       段々に晴れて、大変好天気になりました。
       地面には雪が残っていて、外に出ると寒いですが、
       ご覧の通り、北のドロミテに続く雪山が見え始めました。


  
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      ◆カンシーリオ・Cansiglio  5

       こんな風に真っ直ぐの道が、平原の中を走り、
       所々に、レストランや、バール、そして
       右に見えるのは、小さな教会です。
       これから、10キロほど北の タンブレ・Tambre 
       に向かいます。



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      ◆タンブレ・Tambre を過ぎて  1

       タンブレに到着するにも、かなりの急な九十九折の道で、
       ゆるゆると下ったのですが、サテそれからが・・!!
       すごかったぁ~!!  緊張しましたぁ~!!

       一度この道は、セルジョの車で通ったことがあり、
       その時も凄い道だと思ったものですが、まさか今日
       自分が通ろうとは、思っていませんでしたぁ~!!
       とはいえ、こんな風景を見れば、止まらずには・・。

       多分、ドロミテの南にある 2000M級の2つの峰と
       思うのですが、名前が特定できません。
       若干、手ブレしていますが、ご容赦!



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      ◆タンブレ・Tambre を過ぎて  2

       こちらは、すぐ道に迫って見える山。
       写真の感じから、遠くの山ではない事が
       よくお分かりと思いますが、凄い道でしたぁ~!!



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      ◆サンタ・クローチェ湖

       やっと九十九折の坂道を下り、サンタ・クローチェ湖
       まで、たどり着きました。  ヤレヤレ!
       右奥雲の上、山頂が見えるのが、先ほどのドロミテの山です。
       湖の水量が少なく、この夏が思いやられます。



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      ◆地図をどうぞ

       左下に我が村、スコミーゴ・Scomigo
       ヴィットリオ・ヴェネトを通り、右上方に フレゴーナ・Fregona、
       そしてさらに右上 ラ・クロゼッタ・la Crosetta 峠の位置です。
       
       そして右上方へと斜線のある場所が、カンシーリオの森で、
       殆ど真っ直ぐ右端上に、タンブレ・Tambre
       そしてサンタ・クローチェ湖まで、左へと、くねくねと続く
       大いに肝を冷やした九十九折の道、見えますか?!
       まぁ、無事に戻ってきましたので・・・ふぅ。



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      ◆私のパンダ

       この道脇に止めているグレイの車が、私のパンダ。
       山の写真に写っているのを、切り取ったので
       見えにくいですが、後ろの窓に P の字。
       プリンチピアンテ・初心者 の意味で、これを貼って
       いると、後続車が用心してくれる(であろうと・)
       という事になっています、はい。


    ***

 

by italiashiho2 | 2007-02-27 03:34 | ・ヴェネト Veneto | Comments(22)
2007年 02月 23日

   ・・・ スポレート ・ 緑にうもれた、芸術と文化の古都 ・・・

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      ◆スポレートの町の眺め

       今日は、とぎれとぎれに続いています、ウンブリア紀行の
       第?!回目として、スポレート ・ Spoleto のご紹介です。
       既に紀元前4世紀からの歴史を持ち、ローマ期、ロンゴバルド期、
       教皇領を経て、今はウンブリアの美しさを世界に伝えていて、
       歴史あるこの古い町で毎年催されるフェスティヴァルも有名です。
       
       ガイドブック、旅行雑誌からの、記事と写真でご覧頂きます。
       UMBRIA・ANIMA VERDE  ・・DeAGOSTINI
       TOURING ・UMBRIA  ・・touringclub italiano
       ITALIA DEL CENTRO  ・・MONDADORI     
   
       こちらのサイトも、どうぞ。 
       http://www.comune.spoleto.it


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      ◆町の地図をどうぞ

       緑の色は、右から、ドゥオモ広場 N.8は、ドゥオモ
       真ん中の緑は、メルカート広場、 
       左の緑が、案内所のあるリベルタ広場

       N.5は、アンフィテアトロ ローマの円形劇場 2世紀 
       N.6は、テアトロ・ロマーノ  1世紀
       N.7は、ドルーゾのアーチ  1世紀
       N.9は、サンテウフェミア教会 10世紀
       N.13は、ロッカ (城砦)  14世紀

       有名な 塔の橋、上の写真で右側に見える水道橋ですが、
       N.13のロッカに南から西にのびる線、がそうです。

       町をぐるりと取り囲む黒い線が、13世紀の市壁で、
       内側に見える点線の位置が、紀元前4世紀のローマ期の市壁です。



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      ◆ドゥオモ

       この素晴らしく美しいドゥオモ!
       正面下の5つのアーチの柱廊は、ルネッサンス時代のもので、
       その上階に、中央に大きな薔薇窓、左右に2つずつの小薔薇窓。
       一番上の中央には13世紀のモザイク、そして3つの薔薇窓。

       上階部分に見える左右のアーチは、各内部の側廊を現し、
       鐘楼は、12世紀。

       ドゥオーモの向きから考えると、午後の光が射すとき
       金色のビザンティン・モザイクが煌くはず!



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      ◆ドゥオモ内部

       内部後陣には、フィリッポ・リッピ(15世紀)の最後の作品、
       「聖母マリアの生涯」がテーマの
       一連のフレスコ画があり、最近修復されたとの事。
       これは「受胎告知」ですね。



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      ◆フェスティヴァル・ドゥエ・モンディ

       毎年6月の最後の週と、7月第2週に、このドゥオモ広場
       を中心に、ヨーロッパでも最も重要な芸術の催しの一つとされる
       「フェスティヴァル・デイ・ドゥエ・モンディ」が
       開催されます。

       まさにスポレートの名を世界に広めている催しで
       音楽、舞踏、映画、文学、絵画にわたり幅広く、
       「最高の、新しい物」が紹介されます。

       芸術家達にとっては、このフェスティヴァルのポスターに
       名前が出る事が、いわゆる一つの「到達点」となり、
       ここで成功を収める事で、次の仕事が選択できる、
       というほどの、大きな力を持った催しなのです。

       最初の、ドゥオモの写真をもう一度ご覧下さいね。
       観客は星空の下、広場からの道の階段に
       腰を下ろしてコンサートを聴くのです。
       なんと素敵ではありませんか?!



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      ◆フェスティヴァル・デイ・ドゥエ・モンディ

       こちらは演目の一つ、バレー の写真です。
       どうやら「ロメオとジュリエッタ」のようですが。



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      ◆テアトロ・ロマーノ

       町の地図 N.6のローマ期の劇場です。
       こちらは町の南にあり、もう一つ町の北側に、
       アンフィテアトロ・円形劇場があります。

       アンフィテアトロの近くの教会には1万体の殉教者達
       が葬られていて、どうやら、そこで虐殺されたものと
       考えられるとの事!
       ローマ人は、ローマのコロッセオのみならず、
       各地でたくさんの娯楽を、見出していたようですね?!



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      ◆町の中

       町は、下の町と上の古い町に分かれているようで、
       上の町の海抜は約400M あり、
       石畳舗装された小路が続く素敵な通りのようです。



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      ◆広場

       これがどこの広場、または中庭の写真か分りません。
       中央にある井戸がいかにも古く由緒ありげで、
       写真サイトを探し回りましたが、
       この素敵な井戸のある広場が見つかりませんでした。
       どなたか行かれた方、ご存知の方お教え願います。



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      ◆町の眺め

       古い町の外の、高台からの眺めのようですね。
       イタリアの古い町は、高台に競りあがって広がる町が多く、
       奥行きが深く見え大変素敵です。
       特にウンブリアの町は丘の上、緑に埋もれて存在します。



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      ◆塔の橋

       この14世紀に建造された橋は水道橋で、
       高さが76M 長さが230M もあります。
       橋は歩いてわたる事ができ、その入口は
       城砦入口の右側にあるとの事。



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      ◆サン・ピエトロ教会

       塔の橋を渡っていくとある教会だそうで、
       ロマネスク様式の素晴らしい正面壁を持っており、
       特異な浮き彫りで装飾されているようです。
       下にアップを。



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      ◆サン・ピエトロ教会 ・ 正面壁

       よく細部が見えませんが、向かって左側の浮き彫りは、
       どうもライオンと人間との戦いの場面のようです。
       上に書きました、アンフィテアトロでの殉教者達の
       エピソードかもしれませんね。



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      ◆ロッカ の眺め

       14世紀に、この地の枢機卿の要請で建造された
       というこの大城塞、ロッカ・アルボルノス・Albornoz.
       ローマ法王の勢力を、この一帯に示す目的だったとの事。
       当時のカトリック教会の勢力を良く示しています。



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      ◆ピントリッキオ の作品

       ただいま準備中の展覧会の予告がありました。
       ピントリッキオ、本名ベルナルディーノ・ディ・ベット。
       ペルージャと、スペッロの2箇所で、2007年12月から、
       2008年6月までの、半年以上先の予定です!

       スポレートにも、彼の作品はあるようですが、
       ウンブリアの甘美な空気のような
       この聖母子の姿を、ご覧かたがた
       おいでませ、ウンブリアへ、イタリアへ!!

    ***

by italiashiho2 | 2007-02-23 05:44 | ・ウンブリア Umbria | Comments(10)
2007年 02月 20日

   ・・・ 冬の ヴェネツィア ・ 霧の日  ・・・

      夏の日のヴェネツィアは、映画「ヴェニスに死す」にも、
      「旅情」にも、「リトル・ロマンス」にも描かれ、
      旅行で立ち寄られた方も、多い事と思います。
      では、冬のヴェネツィアは?  
      今日は、一味違うヴェネツィアを、グロリオーザさんの
      素敵な写真とコメントで、ご案内いたします。  どうぞ!  


      今日は霧に包まれた、ヴェネツィアの冬の情景をお届けします。
     私も、冬の季節にヴェネツィアに行ったのは初めてでしたが、
     なかなか、晴れた日には恵まれませんでした。
     ただ、曇り空は陰鬱ですが、霧は、とてもミステリアスな
     場面を演出してくれます。
     特に、霧の晴れ間がすばらしいと実感しました。
     それではどうぞご覧下さい。



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      ◆霧に浮かぶ、天子像

       サン・マルコ広場から、サン・ジョルジョ・
       マッジョーレ島の、教会方面を見ていました。
       広場に着いた時は何も見えない状態でしたが、
       風に乗って霧が少しずつ吹き払われ、
       教会の鐘楼が先端部分だけ姿を現しました。
       とても神秘的な瞬間でした。



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      ◆霧の中の、ドゥカーレ宮

       その少し前の、ドゥカーレ宮殿。
       すぐ目の前なのに、こんな状態でした。



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      ◆ゴンドラ溜まり  1

       ゴンドラはつながれたまま。
       水しぶきで、風と波の強さがわかると思います。



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      ◆運河の向こうは

       サン・マルコ広場の街灯と、
       かすかに見える、教会のシルエットです。



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      ◆ゴンドラ溜まり  2

       霧が少しずつ晴れてきて、
       ゴンドリエーレが舟を出し始めました。



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      ◆ゴンドリエーレ達

       ゴンドラのアップ。
       かなり陽の光が強くなっていました。



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      ◆波に煌く

       逆光でとらえると、
       幻想的な絵になりました。



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      ◆冬の広場

       別の日の光景で、ここはサント・ステーファノ広場。
       メルカーティーノ・ナタリーツィオ(クリスマス市)の
       準備が、ほぼできていました。
       上方の、教会鐘楼は霧の中。



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      ◆大運河の眺め  1

       アカデミア橋付近から、サルーテ教会方面を見ています。
       カナル・グランデの霞み具合が、なかなかでした。



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      ◆大運河の眺め  2

       デッラ・サルーテ教会も、霞んでいます。



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      ◆冬のリストランテ

       スキアヴォーニ海岸通りで。
       テラスレストランの照明がしゃれていたので、
       思わず一枚。



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      ◆霞む鐘楼

       サン・マルコ寺院の、レオーニ小広場側から
       鐘楼の頭だけ見えたところ。



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      ◆冬の広場

       夕暮れになり、広場のライオン像や
       鐘楼が、ぼんやりと霞んでいました。

       冬ならばこその風景です。
      この時期にヴェネツィアに行かれたら、
      是非しみじみと、こんな時間を体験して見て下さい。


         **

       如何でしたか、冬のヴェネツィアの散策は?
       暖冬とはいえ、やはり冷え込む、冬のヴェネツィア。
       バールで、香りの良い熱い赤ワイン・ 
       ヴィン・ブルレを一杯やりながら、
       憂愁のヴェネツィア に思いを馳せる、
       それもまた 大人の楽しみ、ですね。

by italiashiho2 | 2007-02-20 04:59 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(20)
2007年 02月 16日

  ・・・ アルカ・ペトラルカ ・ 詩人の里 ・ 中世の町 (追記) ・・・

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      ◆アルカ・ぺトラルカ

       今日ご紹介するのは、イタリアの偉大な中世の詩人(1304~1374) 
       フランチェスコ・ペトラルカ がその人生の最後を過ごした、
      「コッリ・エウガネイの真珠」と称される 
      アルカ・ペトラルカ 
です。

       私はまだ訪れた事がありませんで、今日の写真と地図は
       ・I Borghi piu` belli d’Italia・・GAFFI
       ・BORGHI D'ITALIA・・MONDADORI    からです。

       こちらのサイトも、どうぞ。  http://www.arquapetrarca.com/

       まずは、何処にあるのか、下の地図をどうぞ。



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      ◆アルカ・ペトラルカは何処に

       ご覧のように、パドヴァから南に24キロ、
       あちこちに温泉・テルメ という地名も見える、
       なだらかな風光明媚な丘陵地帯、
       コッリ・エウガネイ に位置します。
 
       国鉄のモンセーリチェが最寄の駅で、
       そこからバスかタクシーで、9キロです。



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      ◆中世の町の眺め

       ガイドブックの説明によると、

       石造りの建物と、丸石舗装された道、
       中世の村の風景。



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      ◆町の地図

       右下から続く道が、町の下にある駐車場からの道の
       ようですから、この地図の流れに従ってご案内を。



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      ◆ペトラルカの泉・フォンターナ・デル・ペトラルカ

       右側の線が見える位置。
       この古い洗濯場・泉は、詩人が住む以前からあったそうですが、
       毎朝彼が水を汲みに(飲みに?)寄ったので、
       その名がつけられたそう。

       このような洗濯場は、古い町や村に今も残っており、
       かっての女性達の社交場であったろうと。
       井戸端会議なる言葉、既に死語なのでしょうか?



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      ◆ぺトラルカのお墓

       泉の前の教会、サンタ・マリア・アッスンタの前庭に。
       彼自身は、当時の習慣に従い教会の柱廊に葬られる事を
       遺言したそうですが、詩人の死後7年目にこのお墓に。
       ヴェローナの赤い大理石の 箱舟の形 との事。

       ちなみに、地名のアルカ・Arqua`は 箱船 を意味し、
       19世紀になり、詩人の名が加えられました。 

   追記・・他の本を読んでいて気にかかり調べてみましたら
         アルカ とは箱舟の意味もありますが、
         まず第1に、棺 の意味である事を知りました。
         ペトラルカが終の棲家に選んだ一つの理由かも
         知れないなぁ、と思った事でした。



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      ◆ペトラルカ広場

       写真の建物が、ヴェネツィア・ゴシック様式の
       コンタリーニ邸 と思いますが、
       さて、手前側かな? (地図から考えると、そうですが)



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      ◆ヴィア・ローマ

       町の中心の通りローマ通り。
       なんとまぁ、結構な坂道ですね?!
       お祭りの日には、この通りに土地の特産品の屋台が並び、
       中世の大道芸も行われ、賑わうとの事です。



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      ◆サンティッシマ・トリニタ教会

       素晴らしい ヴィカーリのロッジャがあるという、
       教会の礼拝堂。
       町の西奥、サン・マルコ広場に面しています。



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      ◆礼拝堂内

       サンティッシマ・トリニタ教会の礼拝堂内で
       パルマ・イル・ジョーヴァネの祭壇画と思われます。

       屋根が小屋風の特徴ある造りで、
       最近修復されたばかりとの事。



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      ◆ペトラルカの家
 
       14世紀のイタリアの至高の詩人の一人、
       と讃えられるペトラルカは、彼の生涯の最後の4年間を
       この緑に囲まれた家で過ごしました。

       家は当時の慣習に従い、パドヴァの領主から贈られた物で、
       詩人自身がこの様に記述しています。

       監獄から逃げるように町を離れ、
      人里はなれた小さな村に住む事を選んだ。
      オリーヴとブドウ畑に囲まれた優雅な小さい家。

      そこで、まったくの平穏のうちに日をすごす。
      動揺から、喧騒から、雑用から遠く、
      読書を続けながら、書きながら。


   
   追記・・ この家は、見物できます。
           月曜日は休館ですが、年中無休、
           2月~9月  9時~12時  15時~18時
           10月~1月  9時~12時半  14時半~17時半
           ・入場料必要 (書いてありませんでした)



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      ◆土地の名産・ジュッジョレ

       ジュッジョレというのは、ナツメです。
       この土地の特産品の、リキュール漬けか、
       シロップ漬けでしょうか?

       10月には、ジュッジョレにちなんだお祭りも
       行われるようです。

       この土地について、アドルフォ・カッレガーリという人、
       作家であり、エウガネイの紹介や、
       国立エステ博物館の館長もしていた方のようですが、
       1941年に書いた文章がありました。

       アルカは、慎ましやかな、小高い丘の上に位置する。
      平野にせり出す狭い谷の間に。
      古い建物の間に大きな特徴がある。
      他に何も加える事が無くても、訪れる価値があっただろう。
 
      だが、その地でペトラルカは死んだ。
      そしてこの死は、栄誉の輪光をこの小さな土地に贈った。
      彼の記憶の聖なる引渡しである。

      他のいかなる場所も、彼のオリジナルの遺品を
      この様には保存しなかった。
      ほとんど損なわれていない・・
 
      そのため、ここに彼の偉大な生きた精神を、存在を感じる。
      風景が大変美しかったのも思い出される。
      彼の詩の、甘美な憂愁に満ちた文体と一致して。
 
      アルカ、目覚めている村・・
      そこでは、飽く事なく平穏さを予感し、
      そしてたどり着く事のない幸せの感情を呼吸する。
      他にはない、精神的な風景。


      訪れる価値ある土地のようですね。

     ***  ご案内  *** 
     
      この度、友人のお1人より、ペトラルカについて書くので、
      この記事にリンクをと、お知らせを頂きました。

      これをアップした際は、まだ実際に訪れた事がなく、
      ガイドブックの写真を使いましたが、
      暫く後早春の村を訪れ、実際にペトラルカの家も見、
      写真も撮ったものの、
      その後再アップする事無く、気にかかっておりました。

      今回お知らせを良いチャンスに、
      ペトラルカの家の内部など、写真を追加いたしました。
      お楽しみいただけますように。

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      ◆村の坂道  1

       村は(上の記事では、町と書いておりますが・・)、
       丘の中腹に沿って広がり、
       村の下に大きな駐車場があります。

       その坂道から見上げる家の並び。
       素敵な村、という予感がします。



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      ◆丘を眺めて  

       丘 と言ってもご覧のようにかなり高く、
       訪れた3月中旬、早春の色が漂います。



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      ◆ペトラルカの、棺

       サンタ・マリア・アッスンタ教会前の
       ペトラルカの棺。



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      ◆教会前、日曜日の朝

       教会前、ちょうど日曜朝のミサの済んだ時。
       村の男達があちこちにかたまり、
       お喋りに余念なく。
       日曜の朝にはあちこちからの
       自転車トレーニングの男達が、
       通りかかります。

       この時はまだ村も静かでしたが、
       その後何台も観光バスが到着し、
       あっという間に賑やかに。



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      ◆村の坂道  2

       かなりの坂道を、行ったり来たり
       散策を楽しみました。
       
       家の角から見守る聖人像。



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      ◆村の坂道  3

       坂道の傾斜の様子、分ります?



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      ◆村の坂道  4

       古い家の壁に残るフレスコ画。



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      ◆サンティッシマ・トリニタ教会

       ヴィカーリのロッジャです。
       (と書いたものの、何かよう知りませんで・・!)



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      ◆ペトラルカの家  1

       村の西外れに。



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      ◆ペトラルカの家  2

       現在博物館になっている、
       家の入口にあるペトラルカの像。
       孤高でいる事を好んだという、穏やかな表情。



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      ◆ペトラルカの家  3

       内部展示は、確か1階と2階で、
       1階部分は、資料写真展示が主に。
       
       パドヴァの領主から贈られた家という事で、
       内部の部屋はかなり狭いです。



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      ◆ペトラルカの家  4

       ここから、2階の部屋。

       ペトラルカ自身が、この家の改修に
       かなり熱中した様子ですが、
       彼の死後も、彼の意を汲んでの改修が
       続けられて今の姿との事。



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      ◆ペトラルカの家  5

       天井の格子、壁の壁画の様子など。



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      ◆ペトラルカの家  6

       家の正面入口に見えている
       ベランダ部分。



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      ◆ペトラルカの家  7

       内部の造りは、真ん中部分に壁が通り、
       南側と北側に分かれている、という感じで、
       北側の一角に、ガラスで仕切られた
       覗ける様になっている部分がありました。

       多分これが、ペトラルカの衣装箪笥



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      ◆ペトラルカの家  8

       そして、椅子。

       6世紀間が、一挙に縮まる思い



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      ◆ペトラルカの家  9

       南西の端の部屋、テラス際にあった
       もう一つの彼の像。

       背も低く、年を取ったシニョーレで、
       親しみが持てます。
       人生最後の数年間をこの土地で、
       この家で過ごす事を選んだ、ペトラルカ。

       窓から臨めるエウガネイの丘の緑。
       村の時は、止まったままの様。



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      ◆村の様子  1

       道なりに、ゆっくりと丘の上に。
       上から眺める村の様子。
       右下に丸く見える広場が、
       ペトラルカの棺のある、教会前広場です。



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      ◆村の様子  2

       石畳の道が続き、石造りの古い家が続き、
       時にこんな顔が、壁から見つめています。
       
       
     *****
 
       

by italiashiho2 | 2007-02-16 01:58 | ・パドヴァと周辺Padova e .. | Comments(18)
2007年 02月 13日

   ・・・ 野生の クリスマス・ローズ は、お好き? ・・・

      先日「霧のスコミーゴ村」をうろついた時、林の湧き水の傍で
      野生のクリスマス・ローズを見つけ、ご覧頂きました。
      こちらでは、結構あちこちで見かけるので、
      春を告げる緑、としてご紹介しました。 が、

      その後の情報で、この花が今、日本では大変な人気で、
      緑色は大変珍しいらしい、と知りました。
      ならば、先日のピンボケ写真では申し訳なく、
      今朝、改めてカメラを持って行ってきました。


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      ◆あちこちに、このように

       葡萄畑の奥、林の近く、湧き水の流れの傍らに、
       たくさん、このように生えています。



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      ◆花の終りかけ

       花が少し盛りを過ぎ、種の袋が膨らみかけています。
       雄蕊が落ち、葉のあちこちも、誰かがかじって・・



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      ◆枯葉の下から

       手前の、首を曲げているのは、枯葉の下にいたのです。
       葉の重なりを持ち上げ、もう少しで外に出る所でした。
       少し、手伝ってあげて



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      ◆花  1 

       雄蕊の根元に、蟻が見えます。
       香りがあるのでしょうか?  
       どなたかご存知の方、教えてください。



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      ◆花  2

       こうしてみて見ると、同じ野生でも花びらの形が
       違う事に気が付きました。
       これは、花びらの先が、少しとがリ気味です。



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      ◆花  3

       これも、花びらが少し尖り加減。
       そして花びらが、普通の花の花びらよりも、
       少し厚い感じもします。
       雄蕊の付き方も少し違うようですが、
       これは成長過程の違いでしょうか?



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      ◆花  4

       この花は、花びらが丸めで、
       柔らかな、優しい感じがしますね。
       雄蕊の頭も、少し大きめの様です。



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      ◆花  5

       美しく咲いていた、一株。
       ほころびかけで、大変素敵でした。



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      ◆花  6 

       花の緑色にも、かなりの違いが見られますが、
       どうやら太陽光線も、影響している様子です。
       これは大変濃い緑色ですが、かなり奥の
       日影の位置にありました。
       花が開いても、少し小さいような・・



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      ◆花  7

       これも、美しく写せて満足です。
       バカチョンカメラ(今でもこの言葉があるのかな?)の
       使い方を、少し覚えた感じの今朝、です。



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      ◆野生のプリムラ

       もうじき、野生のプリムラも咲き出しますが、
       今朝、蕾を一つつけているのを見つけました。
       肝心の蕾がピンボケ、薄い黄色の蕾の色も飛んでいますが!

       子供の頃、かなり夢中に読んだ 「紅はこべ」。
       フランス革命時の、貴族の命を救う冒険小説ですが、
       こちらでは 「プリムラ・ローザ」というタイトルです。
       日本語に飢えて再読してみたら、なんとまぁ、
       呆れるくらいの、2流小説でありました!



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      ◆本日の、お持ち帰り

       野生のクリスマス・ローズの写真をアップしましたら、
       熱狂的なこの花のファンの方から、
       「種取をして」との、リクエスト。

       この方、大変研究熱心な wedgblue さんです。
       http://www.fururu.net/user/wedg/

       ならば、と、今朝スコップを持って行きましたが、
       厚く積もった枯葉の下、モグラの穴だらけにも拘らず、
       根が絡みつき、大変固く、スコップが曲がり、
       やっとこの小さいのを、一株お持ち帰りできました。

       家のが根付けば良いですし、そうでなくても、
       時々覗きに行き、種取を心がける事に致しましょう。
       大願成就の暁には、お知らせいたしますです!!

by italiashiho2 | 2007-02-13 02:48 | ・スコミーゴ村の四季 Scomigo | Comments(15)
2007年 02月 09日

   ・・・ ムッジャ ・ Muggia ・ トリエステ湾の、小さな港町 ・・・

      冬の、霧の風景を少し忘れるべく、今日は夏の陽射し輝く、
      小さな港町のご紹介です。
      トリエステからバスで約小1時間、ぐるっと回りこんで、
      海を挟み、南側の正面あたりに、このムッジャはあります。
      このムッジャの猫さん達は、すでにご紹介しているので、
      今日は町と、港の様子をご覧頂きます。 


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      ◆町への入口

       バス駅は町のはずれにあり、古い町の中心には
       この門をくぐっていきますが、
       この上は家のテラス風になっていて、実際は
       写真から受けるイメージとは、すこし違います。



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      ◆中心広場 ・ ピアッツァ・マルコーニ  (絵葉書)

       広場の様子が良くわかると思います。
       広場の東側を、ドゥオモ(13世紀・ヴェネツィア・ゴシック様式)
       が占め、北側に市役所の建物があります。



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      ◆市役所

       このムッジャは、イストリア半島の付け根の部分に位置し、
       10世紀には、アクイレイアの司教領となり、
       後、15世紀に、ヴェネツィア共和国の元に入りました。
       で、町はまさに、鄙びたヴェネツィア の面影を漂わせています。



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      ◆サン・マルコのライオン君

       ヴェネツィア共和国領となると、欠かせないのが彼、
       このサン・マルコの、翼を持つライオン君。 
       こうして今も、精一杯怖い顔をして見せています。



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      ◆ドゥオモ

       広場の東にある、13世紀のドゥオモで、
       少し特異な形をし、素晴らしい薔薇窓があります。  
       太目の、尖った鐘楼は、15世紀の物。
       このマルコーニ広場を中心に、町の様々な催しが行われ、
       ムッジャのカーニヴァルも有名です。



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      ◆港風景  (絵葉書)

       上の広場の北側にある、小さい、内側に入り込んだ港で、
       ここには、小型の漁船が舫っていました。
       絵葉書の右上に、お城が写っていますが、
       イストリアとの国境にある事から、守備目的のお城で、
       14世紀には、トリエステ陣に破壊された歴史もあるとの事。



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      ◆港風景  1

       市役所の横を抜ける小路を、港の側から。
       古い、小さな漁港の周囲は、建物に取り囲まれ、
       いかにも、長閑な雰囲気が漂っています。



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      ◆港風景  2  

       上の写真の向かい側の建物。  
       イメージもいささかレトロで、とても懐かしい感じ。



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      ◆建物の窓

       上の写真の、右側の建物の窓。

       ペンキの剥げ落ちた窓の鎧戸と、
       ささやかに窓辺を飾る、小さな花の鉢。
       ヴェネツィアの赤、と呼ばれる壁の色、
       そして、街灯。

       このイメージが、とても好きです。



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      ◆外側の港

       内側の港の横を辿ると、外の開けた港に出ます。
       ここには、こうした小さな洒落たヨット、
       そして少し大きな漁船、等が。



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      ◆トリエステを望む

       海を挟み、北側にはトリエステの街が広がります。
       一番西の端から、パノラマ風に連続写真を撮りましたら、
       5枚におさまる、長さでした。
       これはその3枚目。  トリエステの中心部でしょうか。



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      ◆古い教会  1

       ムッジャの町は、すぐ背後に丘が迫り、
       町の小路は狭く、急な坂が続きます。
       お城への道を辿り、あちこち曲がるうちに出合った
       小さな、素朴な教会です。



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      ◆古い教会  2

       上の写真の、教会入口部分。  
       半円形の上に置かれた聖母子像と、上の
       素朴な薔薇窓が、大変素敵でした。
       残念ながら、扉は閉じられていましたが。



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      ◆城壁

       町を見下ろす丘の上に、古いお城があり、
       かっては、町を市壁で囲んでいた、との事。
       この物々しい城壁を見ると、国境の城の、
       守備の意識が、垣間見えるようです。



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      ◆お城の窓

       現在このお城は、個人のものだそうで、
       こうして、どなたかが住んでいる様子が窺えました。



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      ◆港の眺め

       お城のある高みから、港が一望です。
       この港は外側の広い方で、
       奥に見える大きな船のドックは、ムッジャの町の外、
       その奥、山腹に広がる所が、トリエステの街の、
       東側部分に当ります。



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      ◆海の夕暮れ

       こうして一日遊び、帰路の汽車の窓から眺める夕陽。
       トリエステを出ると、汽車は高台を走るので、
       何もない、広い海が見渡せます。

       ブレていますが、ご容赦を。


    ***

by italiashiho2 | 2007-02-09 01:06 | ・トリエステ・周辺 Trieste e | Comments(8)
2007年 02月 06日

   ・・・ 冬のヴェネト ・ 霧の中のスコミーゴ村 ・ と、おまけ ・・・

     先週末は、ヴェネト一帯、大変霧の深い日が続きました。
     土曜日の朝、郵便局の帰り道で見た様子が、なかなか
     素敵でしたので、カメラを持って戻り、秋の日にご覧に入れた
     葡萄畑の奥、林への道を辿ってみました。
     サテ、何が見つかりましたか、ご覧下さい。


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      ◆干し草の備蓄も少なくなり

       いつもはこの奥に、隣の オリアーノ村の教会が見える筈
       なのですが、ご覧のような霧の深さです。

       初夏には、たくさん並んでいた干し草の束も、
       今はこの一つだけになっていました。
       順調に牛達のお腹に収まり、これがなくなる頃には、春が!



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      ◆廃屋  1

       道の傍らに、廃屋が3つほどあります。
       これはそのうちの一番小さい、奥にある家です。
       煙突にびっしりと蔦が絡みつき、夏には緑に埋もれます。
       左の小さい部分は、どうやら以前は、
       小さな家畜小屋だった様子です。



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      ◆廃屋  2

       こちらは、その隣の大きな農家です。
       右に曲がりこんだ所に、家の入り口がありますから、
       ここに見える暖炉の煙突は、居間のものでしょう。
       窓の、鎧戸の緑色が、目に沁みます。



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      ◆谷の眺め

       2軒の廃屋の間に入り込むと、この様に、すぐ裏が谷です。
       ここにも霧が満ち、裸木が枝を広げていました。



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      ◆葡萄畑の奥に

       晩秋に、始めて少し辿ってみた、葡萄畑の横の道。
       この日は霧が深く、見咎められる恐れのないのを幸いに、
       大胆に(!)、自転車を引きながら進みます。
       
       草原に残る、車の轍の跡。
       いつもの冬には、こんなに緑が見られませんが。



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      ◆葡萄畑

       霧の中を、奥に続く葡萄畑。
       谷なりに、列がしないながら、奥に向かいます。



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      ◆林の切り株

       葡萄畑の奥、遠くの方にトラクターのような音が響き、
       それに負けずに喋りまくる、大声が聞こえます。
       でも、少しも姿は見えません。

       そして林の端に、こんな切り株を見つけました。
       大きな木で、ウロがありますが、切り株は新しい物です。
       林はそんなに深くなく、奥が明るく、谷に続きます。



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      ◆林の横

       林の手前横は、ご覧の通り!
       土が軟らかいのか、モグラ君たちが既に大活躍です。
       郵便局への道横でも、モグラの痕跡を見かけましたが、
       こんなにたくさんの跡は、始めて見ました!

       左に見える、一列になった木の枝は柔らかく、
       葡萄の枝の剪定後に、支えに結わえるのに、使われます。



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      ◆湧き水の流れ

       林の向こうで、誰かが仕事をしている音がし、
       ちらっと明るい色が見えるので、近づいてみて驚きました。
       なんと、小川が流れているではありませんか?!

       水量は特別に多くありませんが、水はあくまで透明で、
       石の小さな堰に、水音を立てているのが聞こえます。
       こんな所に、と本当に驚きました。
       ここが、スコミーゴ村と、オリアーノ村との境の、
       谷の、ちょうど一番低い部分になるのでしょう。



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      ◆野生のクリスマス・ローズ

       そして、水辺に近い辺り一面には、
       ご覧の通り、野生のクリスマス・ローズがたくさん!
       地面に散り敷く、落ち葉の茶色の上に、
       素晴らしい、春を次げる緑色です。


       これが一番開いている花だったのですが、
       残念、ピントが地面に!
       コンパクトカメラの使い方が、上手く行きません。
       財布と相談し、一日も早く、一眼に移行出来ますように!



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      ◆待春・仕事準備中

       小川の向こうに、仕事道具の荷車をつけた
       トラクターが見え、男性が一人、
       右に見える低木の茂みを、刈っていました。
       
       パシパシと乾いた音が響き、
       小川のせせらぎが水音を立て、
       春に備えての仕事がてきぱきと・・、
       そんな感じを受けました。



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      ◆タンポポ

       葡萄畑の横を通り、いつもの道に戻る途中、
       一つだけ咲いている、タンポポを見つけました。
       背も低く、花びらは霜枯れたように、少し透き通って。
       でも、やはり春を告げている様子。



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      ◆待春の葡萄畑

       葡萄の剪定は、早い農家では12月以前に、
       遅い所でも、1月には済ませます。
       
       さっぱりと、この様に枝を1本のみ残し、
       必ず、下向きに結わえます。
       枝が、それぞれ等間隔に、針金で
       支えられているのが見えますか?

       春、この枝の節々から、
       新芽が上向きに、芽生え始めます。
       もうすぐに!!


       ブーツと、自転車の車輪を泥だらけに、
       ジーンズも、ブーツも共にびしょぬれにし、
       かじかんだ両手と、足先。
       鼻の頭を赤くして、でも、満足して家に戻りました。



   ・・ おまけ ・・

      1月の末に、ヴェネツィア・メストレに行く用があり、
      街の中心広場に、こんなメリーゴーランドが回って
      いるのを見かけました。
      余りに可愛い美しい、本格的な物だったので、
      写したのを、お目にかけますね。


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      ◆ビルの谷間の、メリーゴーランド

       華やかに、色もつやつや。
       電飾で飾り立てられ、お屋根のてっぺんには
       ちゃんと白いお馬ちゃんも。



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      ◆少し近づいて

       このメリーゴーランドは、常設されているそうです。
       乗るのに幾らか、は聞きそびれましたが、
       夜にはもっと華やかな雰囲気になるのでしょう。
       一番上の、周囲の飾りの絵が、
       すべてヴェネツィアの風景なのに、気が付かれました?


 

by italiashiho2 | 2007-02-06 01:16 | ・スコミーゴ村の四季 Scomigo | Comments(16)
2007年 02月 02日

   ・・・ トリエステ ・ 黄昏 ・・・

      今日は、グロリオーザさんの「国境の街・トリエステ・その2・
      トリエステ・黄昏
」 のご案内です。
      いつもとは、ちょっと一味違う彼のコメントで、
      ゆっくりと、黄昏のトリエステをご散策くださいね。


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      ◆青い海

       さわやかに晴れ渡った午後だった。
       私はホテルのチェックインを終えるとすぐ、海に向かった。
       ホテルから垣間見えた、海の切れ端。
       それが、通りを1つ越えたとたんに
       青いカーテンのように、ふんわりと私の目の前に広がった。



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      ◆2人の海

       アドリア海に突き出た1本の埠頭に踏み入る。
       あと数時間で11月も終ろうというのに、
       コートどころか、セーターさえも脱ぎたくなるような
       暖かさが港を包んでいる。



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      ◆勇者の埠頭  1

       老人夫婦、婦人のグループ、若者のカップル、
       さまざまな人たちが、この埠頭を目指して集まってくる。
       店があるわけではない、 イベントが開かれるわけでもない。
       あるのは海だけ。
       そんな場所に、世代を超えて続々と人が集まってくるのだ。



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      ◆勇者の埠頭  2

       モーロ・アウダーチェ。
       「勇者の埠頭」 と名付けられた場所に
       集う人たちのまなざしは、
       その勇ましい名称とは裏腹に、慈しみに満ちている。



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      ◆勇者の埠頭  3

       まだ10代と思える、旅の途中の女性が、
       釣り糸を垂れていた老人に話しかけた。
       「この海の向こうには、何があるんでしょうね」
       「海の向こうかい? 向こうにあるのはイタリアだよ」



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      ◆カフェ・サン マルコ

       トリエステは、イタリア。
       しかし、異国の装いに彩られたイタリアだ。
       シシーの銅像を街の玄関に据え、 
       ウンベルト・サバが通ったという、老舗のカフェ
       の壁は、アールヌーボーで飾られている。
       角の土産物店では、モーツァルト・チョコが主役だ。

       オーストリア領だった時は、内陸の国唯一の港湾都市として
       揺るぎない地位を築いていた。
       が、港だらけのイタリアに復帰したとたん、その存在価値は
       辺境の一都市、というレベルにまで落ち込んでいった。

       過去の歴史に対する強い郷愁と、ほのかにくすぶる憎悪。
       今の、置かれた立場への、心のゆらぎ。
       そんな、エトランゼとしてのイタリアが、
       ここに漂っているように思える。



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      ◆黄昏ていく海

       青かった海が次第に
       オレンジ色に染められて行くにつれ、
       人々は寡黙になっていく。



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      ◆沈みゆく太陽

       視界の先にあるのは、アドリア海に沈み行く太陽。
       潮騒のリズムに合わせて、きらめく光の粒が波頭に広がり、
       黄昏の世界は急速に赤味を増して焼け付く。
       何という色だろうか。
       私の脳裏には一つの言葉しか浮かばなかった。
       「血の色の海」



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      ◆海を見つめる人

       哀しいまでに美しい光の変化を
       常に見続けて生きる人は、
       心に何を宿すのだろうか。



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      ◆黄金色の運河

       すっかり日が沈み、宿に向かって歩くうちに、
       運河にぶつかった。
       運河といっても、ヴェネツィアとは一味違った
       真っすぐに延びる運河だ。
       その突き当たりに建つサン・ジョヴァンニ教会が、
       黄金の衣をまとって、闇に浮かび上がっている。



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      ◆吹きぬける風

       夜とはいっても、まだ八時を過ぎたばかりなのに、
       街路を歩く人の姿がとても少ない。
       その分だけ、石畳を踏みしめる靴音が
       乾いて聞こえてくる気がする。
 
       風が出てきた。  それも急に勢いを増し、
       ボタンを外していたコートが、
       引きちぎられるかのように翻った。
       思いがけない衝撃に、ふらりとよろけそうになる。

       夕方までの暖気はどこへ行ったのだろうか。
       一足早く飾り付けられた、
       クリスマス・イルミネーションが激しく揺れ、
       刺すような冷たさが、街を吹きすぎる。
 
       交差点で、信号待ちをしていた女性に声を掛けてみた。
       「これがボーラという風でしょうか?」
       冬のトリエステに吹き荒れるという、
       季節風の事を思い出したからだ。
       女性はかすかに笑みを含んで、首を横に振った。

       代わりに、ハンチングの良く似合う老紳士が答えてくれた。
       「ボーラはね。こんなもんじゃあないよ。
       ボーラが吹いたら、あんたなんかすぐ飛ばされてしまうよ」



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      ◆おやすみ

       「ボナ ノッテ」
       別れ際の老紳士のしわがれ声が、
       風に乗って闇に舞った。


     ***

       如何でしたか、今日のグロリオーザさんの
       「黄昏のトリエステ」のご案内は?

       海を前に、人はロマンチストになるのでしょうか?!
       素晴らしい女性の横顔を見つめ、
       文学青年(だった?)の熱情が迸り出たようです。 ふむ!!

       少しレトロな雰囲気の、カフェの様子も素敵ですね。
       隅の席に座り、生クリームを浮かべたカフェなど
       ゆっくりと味わってみたくなります。
       「illy・イッリ」という美味しいカフェ・エスプレッソ、
       他のイタリアのカフェと一味違う、
       このトリエステから生まれた、カフェが好きです。

       統一広場の前に突き出す「勇者の埠頭」は、
       夕方になると、散策の人々で溢れます。
       クルリ、クルリと回る、灯台の灯りを見つめ、
       埠頭の先から逆に振りあおぐ、トリエステの街。
       これもまた、大変素敵な眺めでした。


     ***

by italiashiho2 | 2007-02-02 02:30 | ・トリエステ・周辺 Trieste e