「ほっ」と。キャンペーン

<   2008年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧


2008年 07月 30日

   ・・・ シエナのパリオ ・ 2008.7.2  その2 ・・・

      お待たせいたしましたぁ!  いよいよシエナのパリオ、
      当日の時代行進も大詰め、優勝旗パリオの登場、
      ここに2008.7.2 シエナのパリオ
      競馬結果のご報告です!


       4頭の素晴らしい白い牛、キアニーナ種の牛に引かれて
       カロッチョ・荷馬車が登場。
       上に今年7月2日の勝者への、パリオが翻ります
       この旗は毎度、画家が描く、そのパリオ1度限りの物。
d0097427_9203961.jpg

       パリオ・Palio、 シエナのパリオと言うとすでにもう
       カンポ広場での競馬、と定説になっていますが、
       元々パリオというのは優勝者に与えられる絹の旗の事で、
       **のパリオと名乗るお祭りは、たくさんあります。
       先月ご案内しましたアッシジのカレンディマッジョでも、
       勝った地区にはパリオが与えられたのでした。


       4頭の牛に、それぞれの牛追いが就いていますが、
       先頭の牛追い2人、の対照が妙でした。
       なぜか、お爺ちゃんと孫 の関係のような・・!
d0097427_9212322.jpg




       カロッチョ・Carroccio の上には、パリオと
       4人の行政官、6人のラッパ手
       そして1人の鐘を鳴らす小姓が乗っていて、
       この鐘の音が、また大変に澄んだ音で、
       カンポ広場のこの大雑踏の内でも
       リン、リンと響きます。
       鳴らし方は半鐘、つまり戦争を知らせる打ち方、と。
d0097427_9221325.jpg

       カロッチョというのは、中世の都市国家で用いた
       牛に引かせた戦車の事で、
       都市の旗印、祭壇、鐘を載せ、兵士が護ったそうです。
       さしずめ日本の御本陣、旗艦、といった所ですね。



       カロッチョの周囲は、2つの鎌のついた槍を持った
       8人の歩兵が護衛していますが、
       こちらは後に従う、騎乗の騎士たち。
d0097427_9231396.jpg




       全体の様子はこういう感じで、
       最後をローレルの綱をかけた少年達が守り、
       時代行進が終ります。
d0097427_924178.jpg


 

       行進は、まだ広場の向こうを行きますが、
       こちらでは、いよいよ競馬の準備の始まり

       馬達の出発地点を区切るロープ・カーナペ2本
       前のロープを素早く落とすための重し
       これは、見るからに力持ちの男性が運んでいます。
d0097427_925029.jpg




       カンポ広場の向こうのカーヴ、
       サン・マルティーノのカーヴを、
       今、カロッチョが曲がる所。
d0097427_9253886.jpg

       長い夏の日もほぼ夕暮れにかかり、
       広場の中は影に沈んでいますが
       このカーヴだけが、まだ暑い夏の陽のなか!


       カロッチョが、プッブリコ宮に到着し、
       時代行進が終了。
       パリオのみが下ろされ、こうして護られつつ
       発着地点に近い、建物の高い位置に掲げられます。
d0097427_9263711.jpg




       プッブリコ宮の前、全てのコントラーダの旗振りが一列になり、
       最後の旗振りで納めます
       一番最後に、投げ上げる旗の高さを競うのだそう。
d0097427_9272077.jpg
       
       後には、行進に参加したコントラーダの男達が
       桟敷を埋めます。
       広場の中は、既に、約5万人の人々で満杯!
       


       プッブリコ宮の中庭で待機していた馬達、
       いよいよの、出番
       ご存知のように、
       裸馬で、ムチは雄牛の神経を干した物。
d0097427_9282998.jpg




       こうして、まず、桟敷席に居並ぶ
       各コントラーダの男達から、
       熱狂的な、熱い熱い声援を受け
       ムチをあげて応えます。
       右が パンテーラ・豹、
       左が ジラッファ・キリン。
d0097427_929162.jpg




       男達の表情を、ご覧下さい。
       こんなにも熱くなれる、この可愛らしさ!!
d0097427_9293388.jpg

       騎手は、右から、ブルーコ・青虫、
       イーストゥリチェ・針鼠、 
       ヴァルディモントーネ・雄羊 (サーモンピンク)
       トッレ・塔 (濃いボルドー)
       ジラッファ・キリン



       いよいよ、出発点に向かう騎手たち
d0097427_9302018.jpg

       全部で17あるコントラーダのうち、
       レースには、10のコントラーダが出場。
       残りの7つは来年出場の権利を持ち、
       10枠の内の、残り3つの出場が籤決定なのです。
       
       7月2日のこのパリオ、そして8月16日のパリオは、
       それぞれ別系統として、枠順が決まるとの事。



       2本のロープが張られた間がゲートで
       そこに順番に入りますが、
       その順番も、当日レース直前に届く
       籤の結果によります。
       籤結果を待つ間、馬と騎手は、こうして
       歩き回りながらあれこれと話し合ったりも。
d0097427_9315082.jpg


       そして一瞬、皆が「シーッ!」と言い合い、
       広場中が静まりかえり
       籤がスターターの手に届き
       ゲートに入る順を呼び上げます。


       今回のゲートに入る順番は、
       内側から(写真の右から)
       1.レオコルノ・一角獣  2. セルヴァ・
       3.ジラッファ・キリン  4.トッレ・
       5.イーストゥリチェ・針鼠  6.ニッキオ・
       7.ヴァルモントーネ・雄羊  8.パンテーラ・
       9.ブルーコ・青虫
       そして最後に駆け込み、スタートを決める10番目が
       アクイラ・鷲 ですが、
d0097427_9324146.jpg
       
       例によって、なかなか素直には順に納まりませんし、
       このジラッファのように後を向いているのも。



       これは、何とか順に納まりそうな
       アクイラがロープに近づいた所。
d0097427_9334781.jpg




       2番目に納まるはずのセルヴァがはみ出し
       イーストゥリチェも見えません。
d0097427_9341860.jpg




       今回は、1度スタートのフライイングが。
       が、イーストゥリチェは冷静で
       彼だけが走りだしていません。
d0097427_9345993.jpg



       そのまま、何頭かが広場を一周
       このニッキオの馬は時代行進の際大変神経質になり、
       行進に加われなかった程の馬でしたが。
d0097427_936297.jpg




       これが、本当のスタートの一瞬
       ブレてしまったぁ!
d0097427_9363263.jpg

       整備の人たちはロープの片付けに走り・・。



       スタート直後
       既にイーストゥリチェが先頭に!
       続いて、レオコルノ、セルヴァ、トッレ、ジラッファ、・・
d0097427_9371433.jpg




       サン・マルティーノのカーヴ1周目
       イーストゥリチェ、トッレ、レオコルノ、ジラッッファ
       そしてカーヴの内側から、アクイラが。
d0097427_9445133.jpg




       2周目に入ります。
       イーストゥリチェ、トッレ、アクイラ、レオコルノ
       セルヴァ、パンテーラ、ジラッファ の順。
d0097427_9451017.jpg



       2周目の、サン・マルティーノのカーヴ
       イーストゥリチェ、トッレ、アクイラ、レオコルノ、
       パンテーラ、セルヴァ、ジラッファ。
d0097427_9452760.jpg

       ヴァルモントーネ、ブルーコ、ニッキオが見えません。
       1周目の終わりの写真に、既に、馬のみで走っているのが
       ありますから、落馬している可能性も大。



       3周目
       イーストゥリチェ、トッレ、アクイラ、パンテーラ
       レオコルノ、セルヴァ、ジラッファ
d0097427_950713.jpg

       馬たちが走りすぎたすぐ後、
       このとき既に、コース上には何人か
       熱狂した人々が、走り出しているのが見えました!



       最後の、サン・マルティーノのカーヴを過ぎて。
       イーストゥリチェ、トッレ、アクイラ、パンテーラ、
       そして、セルヴァ が行きます。
d0097427_9502467.jpg

       先頭を走る、3頭は変わらずですが・・、



       最後の、カザートのカーヴ
       2番目のトッレが角を曲がりきれず、ぶつかった様子。
d0097427_950551.jpg




       ドカン、と発煙筒がたかれ、レース終了!
d0097427_9511657.jpg

       写真が小さく、イーストゥリチェが見えにくいのが
       残念ですが、彼が優勝!
       最初から最後まで、ぶっちぎりの勝負で
       優秀な騎手と、素晴らしい馬の勝利でした。

       彼らを籤で引き当てた、イーストゥリチェの
       男達の熱中振り、 
       ブログ、パリオ・その前日でもご紹介しましたが、
       彼らは、半ば確信していたのでしょうね。

       2着目のアクイラの後に、裸馬が2頭続いていますが、
       トッレと、パンテーラの騎手が、
       最後のカーヴで落馬したもの、と見えます。

       既に、コース上は、駆け込んでくる人々で
       半ば埋まっています。


       今、両手を広げて駆け寄る人々
       青いシャツが多く見えますが、
       彼らがイーストゥリチェの男たち!
d0097427_9531897.jpg




       続いて、各コントラーダの旗振り達
       ワーッと走って行くのが見え、
       パリオが掲げられている下で、
       一斉に旗を振り始めるのが見えました。

       パリオの無事終了を祝う、寿ぎ、なのですね。
d0097427_9535385.jpg




       この写真は、どこかに馬が写っている筈、と
       人、人、人で埋まった中から、
       遂に見つけ大きくしました。
       分りますか?
d0097427_9545153.jpg

       画面の右端近く、黒いタンクトップ
       縞のズボンの騎手が肩車をされ
       真ん中あたりに、お馬の頭が



       パリオが下ろされ、優勝の地区に手渡され、
       その周りを全コントラーダの旗が揺れます。
       2008年7月2日のパリオ 終了
d0097427_9553658.jpg



       今回のパリオが済んだのは、
       午後の8時をかなり過ぎていました。

       5時過ぎから始まったカラビニエーリの騎馬行進、
       そして延々と続く時代行進。
       実際の、競馬で走る時間は2分にも満たない
       大体、1分半ほどとの事!

       それにしても、この満足感!
       面白かった!!
       欲しかったもの、全部貰った感じ!!
       
       プッブリコ宮の上に篝火がたかれ
       レース状の壁飾りの上には、小さな火が燈されます。
       2階の壁の中央にはイーストゥリチェの旗が
       出されているのですが、写真が小さいですね。
d0097427_9563923.jpg



       早速元通りにバールが店を開き、テーブルを並べます。
       熱気覚めやらず、広場の石畳に座り込む人々
d0097427_9581274.jpg




       カンポ広場で食事を済ませ、
       10時頃宿に戻るのにタクシー広場に。
       すると偶然にも、イーストゥリチェの人々が、
       太鼓を鳴らし旗を振りながら、
       街を練り歩くのに、出会いました。
d0097427_9585222.jpg




       たくさんの人々が次々と続きます
       中には、小さな女の子もお父さんと。
d0097427_9592569.jpg




       自分よりも大きな旗を振りながら、皆に続く、ボク。
       既にしっかり、シエナの、イーストゥリチェの男!
d0097427_9595472.jpg




       大勢の人に護られた、パリオが近づきます。
       傍の男性が、そっと、後ろに下がるようにと合図。
       なるほど!
d0097427_1003746.jpg
 

       シエナの人々にとってのパリオの意味、熱狂が、
       よく見え、感じられた、
       今回のシエナ訪問、パリオ観戦でした。
       大変に興味深く、面白かった!!

       今年2月早々に桟敷席の手配を頼み、
       その値段の高さに(400エウロ!)驚きましたが、
       今は納得、満足です!
       
       皆さんにも、この面白さが
       充分にご紹介できましたように!

     
       シエナのパリオについては
       既に、TV中継の写真などでもご案内しています。
       ご覧下さい。  こちらです。
       
       2007.8.21 シエナのパリオ ・ 8月16日 実況編
       http://italiashio.exblog.jp/6005331/
       
       2007.7.3 シエナのパリオ ・ 7月2日 実況編
       http://italiashio.exblog.jp/5728052

       2006.8.1 シエナのパリオ ・ Il Palio di Siena
       http://italiashio.exblog.jp/5544938

  

by italiashiho2 | 2008-07-30 02:00 | ・イタリアのお祭り Festa ital | Comments(4)
2008年 07月 25日

   ・・・ シエナのパリオ ・ 2008.7.2  その1の1 ・・・

     さて、困りました!  
     最初の計画では、シエナのパリオのブログ・アップは3回、
     つまり先週の「パリオ前日」と当日分を2回に分けて、と考えていました。 

     が、写真が多く、とてもではないですが3回に納まりません!
     となると、もう無理にでも見ていただくしかなく、ははは
     今日は、時代衣装の行進を2回にわけ連続してアップです。
     皆さん、諦めて、気分を楽にして、お付き合い願いま~す!!

       パリオのポスター
       
d0097427_153216.jpg

       これを見かけた時は、大変懐かしかった、
       つまり、20年前に見たのと同じ、
       いや、最初に見てからだと、
       20数年前と同じポスター、という事になります!


       ラ・プローヴァ
       
d0097427_174482.jpg

       2日の朝、ちょっとカンポ広場を覗きましたら、
       またご覧のように試走があるようで、お馬ちゃん達が準備。
       その地区の人々が後を取り囲み、お守りしているのも昨日と同じです。

       ちょっと、広場の周囲を散策している内に、
       広場が閉じられ、隙間から試走がチラッと見えました。
       良く見える場所の人が、「アクイラが来た!」とアナウンスを。
     

       この写真は、午後3時半過ぎのドゥオモ広場横
       午前中、シエナの北部の古い小さい村に出かけ、
       午後街に戻って来た所でした。
d0097427_192348.jpg
       
       時代衣装の行進は、カンポ広場にやってくる前に
       街中を行進しますが、その出発がここから始まるのですね。
       今、見えている赤と白の衣装は、
       ジラッファ・麒麟の、コントラーダ・地区。



       カンポ広場の西をかすめて、
       北のバス駅からの、バンキ・ディ・ソプラ通りが
       チッタ通りに繋がり、これがいわば目抜き通りです
      
       ドゥオモ広場から、早めに引き上げ、
       カンポ広場の桟敷席に座って待とうと、この通りに。
d0097427_1101014.jpg

       すると、この通りの中で
       オーカ・家鴨(手前側)と、オンダ・波(向こう側)とが、
       旗振りは旗を振りつつ、行進しているのです。
       一般通行人は、勿論その間を縫って歩きます!


  
       カンポ広場、プッブリコ宮
       マンジャの塔の、一本針の時計
       4時過ぎを指しているのが分りますね。
d0097427_1103665.jpg

       既に、コースの柵にそって、人々が席を取っています
       こういう場所は、既に朝のうちに、埋まります。
       広場の中は、無料なのですが、
       時代行進が済んだ時点で、完全に閉じ込めになりますし、
       暑い時に、日向で、座る場所もなくなるので、大変。
       トイレの問題もあります。
       
       自分の席を確かめ、まだ殆ど誰もいませんでしたが、
       一旦座ってみました。
       桟敷席の一番上の列、大変急な傾斜で、よじ登る感じ!
       まさに、最初の時は、手を支えてもらい、上りました。
       丸い鉄製の、一人用の椅子が、木の渡し板に
       其々埋め込まれていますが、大変小さく、
       私のお尻でちょうど良い位ですから、
       太目の方、特に男性などは大変で、
       次々と、穴から引っこ抜いては、下の係りに返却。
       すると、椅子の両脇の隙間分だけ、
       座る面積が増えて、という計算。
       


       広場の中は、まだまだ直射日光に晒され
       まるで、浜辺の状況!
d0097427_1111123.jpg

       一旦座ってみたものの、飲み物の手持ちがない事に気がつき、
       競馬の終わる8時頃までは到底無理、と
       近くのバールに行きジュースを飲み、
       水のボトルも買い、戻りました。



       ぼちぼちと、準備が始まっています
       土を積んだ軽トラックがやって来て、
       隙間のある部分に土を置いていきますが、
       これが、笑えました。
d0097427_1121481.jpg

       トラックの荷台の向こう、赤いタンクトップのシニョーレ
       一見してかなりのお年ですが、土くれを握っているのです。
       で、こちらの背番号2の若者
       これとなにやら、冗談半分のやり取りとなり、
       この土くれを、本当に投げつけたのですよ。
       ストライク!
       周りが、どっと笑いましたね。



       カンポ広場は、扇を広げた形で、要の部分に
       プッブリコ宮があり
       この建物を基準に考えて、反対側、対面部分が
       高くなっていて、其々要に向かい、傾斜しています。
       プッブリコ宮の右手にあるカーヴ、
       サン・マルティーノのカーヴ、と呼ばれる部分が
       高い位置から下って来て、ほぼ直角に曲がる難所で、
       左手が上り坂の直角カーヴ、カザートのカーヴです。

       時代衣装の行進は、このカザートのカーヴに接する
       通りから入ってきて、広場を一周しますが、
       今、その通りになにやら白い、大きな物がヌゥ~ッと
d0097427_1125252.jpg

       私の位置からは、道の角が邪魔していますが、
       人々が集まっているのが見えます。
       時代行進でパリオの載った荷車を曳く、
       白い、4頭の牛さん、と分りましたが、
       なんとまぁ大きく、道をどっしりと塞いでいます

       一人、紺の背広を来た良い男さんが見えますが、
       この方は警察官。 キャリア組かも。


       発走、ゴール地点の横に、この発炎筒があり、
       今、ドカンと一発!
d0097427_1135588.jpg

       そろそろ、警官達が、コース内の観光客を
       追い立て始めます。


       コース内から人々が立ち退き、
       清掃が始まります
d0097427_1143063.jpg




       爆弾発見係のワン君登場
       前日見た黒いラブ君も、お仕事。
d0097427_115514.jpg




       カラビニエーリ  1
d0097427_1155987.jpg

       前日も会場を沸かせた、騎馬警官隊の登場
       サン・マルティーノのカーヴの、向こうの通りから入ってきて、
       広場を2周し、ここから退場して行きます。



       今、サンマルティーニの礼拝堂の前を
       やはり、カッコイイ!
d0097427_1162710.jpg




       ユルユルと一周しての2周目
       プッブリコ宮の半ばを過ぎた辺りで、
       「カリカー!・突撃!」の声が聞こえました。
       ド、ド、ド、ドッと、抜き身の剣を突き出し、
       全速力で走り出し、あっという間に通り過ぎ、
       何とか撮れました、お尻からの1枚。
d0097427_1172192.jpg

       それでも、退場するまで追いかけている写真を
       確かめますと、隊長のすぐ後に続いているのは
       2人のみで、少し遅れて1人
       馬の脚力の違いか、さすが隊長、というべきか?!
       どう思われます?



       時代衣装の行進・コルテオ・ストーリコが、
       いよいよ始まりです。
d0097427_1174845.jpg
       
       ブルーの衣装に、LIBERTAS・自由 と書かれているのが
       見えますが、この言葉は、シエナのあちこちで見かけます。
       ずっと昔、最初にこれを見た時、自由の意識が中世から、と
       驚いた事を、今も覚えていますが、
       この由来の古いパリオが一層盛んになったのも、
       自由都市であったシエナがその自由を失った後、
       市民達のはけ口であったため、という事を、
       今回買って戻りましたDVDで知りました。
       
       先頭を行く、白と黒の衣装は、行進の進行係。



       まず、太鼓隊
d0097427_118159.jpg

       大体どの街の時代行進でも女性たちも参加し、
       煌びやかな衣装を見せてくれますが、
       このシエナのパリオは、本当に男達だけ!
       裏方で色々活躍し、応援も激しい女性達のようですが、
       時代行進に、女性の姿は無いのです。

       が、今回、見つけました!
       男性の衣装ですが、太鼓隊に7人。
       前列は、5人とも女性で、後にも2人。
       太鼓隊に続く、ラッパ隊にも、1人見つけましたよ。


       太鼓隊の、1人。
       若さの香り立つような、美人!
d0097427_1185179.jpg




       太鼓隊の後にラッパ隊が続き
       こちらは、市民隊長と呼ばれる方達のよう。
d0097427_120815.jpg


       インフォメーションにあった、2008年7月2日の
       パリオのカタログには、
       写真と共に、その歴史、そしてこの行進の構成を
       1~14のグループに分けて説明していますが、
       多分、これは第2のグループ。


       上の市民隊長に続いていた騎馬騎士ですが、
       手前の騎士が観客のカメラに応え、
       余りにもにこやかな笑顔を見せ・・!
d0097427_121278.jpg




       この後第3グループの、学業部門の教授
       学生たちの行進があり、

       こちらは、其々のコントラーダが、その地区毎の
       特徴ある職業を示す旗を掲げての、行列。
       斜め縞のイーストゥリチェ・針鼠は、鍛冶屋
       示していますが、
       
d0097427_1213239.jpg
       
       他に、一角獣・貴金属細工、 林・織物、 豹・薬草、薬味
       キリン・画家、 塔・羊毛うち、 鷲・公証人、 雄羊・絹商人
       青虫・絹織物、 貝・陶器職、 カタツムリ・皮商人、皮屋
       フクロウ・靴屋、 家鴨・染物、 竜・銀行家、 亀・石職人の親方
       雌狼・パン屋、 波・大工

       となっていますが、実際に中世において、
       地区の特徴がこの職業だったのか、興味深い所です。
       



       レオコルノ・一角獣  1
d0097427_1224598.jpg

       折角ですので、17あるコントラーダを
       全て見ていただこうと!!
       実際、この行進が、大変長いのですね。
       ですから、
       現場で見るよりは楽に、ご覧頂けますです、はい

       まず上は、レオコルノ・一角獣の旗振り。
       
       パンフレットによると、各コントラーダの構成は
       太鼓手 - 2人の旗振り - 2人の武装した小姓を従えた隊長 -
       2人の旗手を従えた、コントラーダの旗を持つ大旗手 -
       馬丁とパレード用の馬、騎士 - 競走馬とその世話係

       となっていて、全部で12人と、2頭の馬が、登場します。



       一角獣の、馬丁付き、パレード用の馬と騎手
d0097427_1235541.jpg
       
       とにかく衣装が凄いのです!
       この暑さにも拘らず、
       毛皮の飾りつき、ビロードの衣装、皮のブーツ
       タイツ、手袋、そして中世風長髪のカツラ!

       色は、各コントラーダのシンボルの色に統一された
       大変に凝った物で、今回間近によくよく見て
       お金がかかっているなぁ! と感嘆しきり


       こちらが、レオコルノの、レース参加の馬
       額に、各コントラーダの色の印をつけていて、
       例え騎手が落馬しても、馬の着順が認められます
       ここの色は、オレンジ、白、そしてブルー
d0097427_1242296.jpg

       額の印の、丸い部分の真ん中に、
       がはめ込んであるのが見えますか?
       きっと、魔よけ、と思います。


       カンポ広場に登場の各コントラーダは
       入ってきた時、そしてこの最初のカーヴ、
       ガイアの泉あたり、そして次のカーヴで、と、
       立ち止まっては、旗振りの演技を繰り広げます。
d0097427_1252157.jpg

       延々と、ゆるゆると、・・続きます。




       セルヴァ・林
       2番めに登場の、セルヴァ・林 の太鼓手。 
       ここのシンボルカラーは、オレンジ、白、そして緑
d0097427_1255498.jpg
       



       パレード用馬、騎手、馬丁
       今日の主役セルヴァの馬と、その世話係。
d0097427_1271625.jpg

       レース参加の馬の背中には、
       コントラーダを現す布がかけられますが、
       このセルヴァのは、大変美しい布。


       美男の騎手をアップで
       白いガウンの、柄の地織りが見えますか?
       ピアスをしているのも?
d0097427_1275278.jpg




       パンテーラ・豹
       パンテーラの、小太鼓手と、旗振り。
       ご覧のように、赤、白、青
       色鮮やかな旗が振られ、翻る時、大変綺麗。
d0097427_1282427.jpg




       各コントラーダの隊長は甲冑姿で
       皆、鎖帷子をつけています。
       これは大変重たいそうで、長さにもよりますが、
       何十キロにも、なるそうで、
       この役を務めるには、訓練が欠かせないそう
d0097427_1285911.jpg

       ですが、如何にも美々しい、背中の美学



       2人の旗持ちを従えた、大旗手
       大旗手の衣装と持つ旗は、一際豪華です。
d0097427_1293272.jpg




       パンテーラの、お馬さん。
       このレース用の馬は、各コントラーダの
       一番最後についていて、そのすぐ後には、
       次のコントラーダの太鼓手が来ます。
d0097427_130155.jpg

       カンポ広場の大喧騒と、太鼓の音で
       どの馬も、かなり神経質に



       桟敷席の並びにこの青年。
       なんとなしに、映画「ヴェニスに死す」の
       タッジュウを、連想しましたが・・、
d0097427_1303427.jpg

       忙中、閑あり。




       ジラッファ・キリン
d0097427_131137.jpg

       ジラッファの大旗手。
       赤と白ですが、旗の真ん中に、
       キリンに対決しているような亀の姿!
       亀に対抗するのは、兎ではなかった?



       単純に赤と白なのですが、
       この衣装の凝り様をご覧ください。
d0097427_1315385.jpg
       
       以前、これらの衣装は、全てフランスに
       注文するのだ、と聞いた事があります。
       実際、今もそうなのかどうか。
       いずれにしても、大変なイマジネーションと、
       手仕事の凝り様です。



       ジラッファの、お馬
d0097427_1322196.jpg

       パレード用の貴公子が乗った馬は、
       大体脚の太い、特殊な馬が多いですが、
       レース参加の馬は、やはり大変スマートで
       美しい姿をしています。

       先ほど書きましたように、レース参加の馬の
       後に、すぐ次のコントラーダの太鼓手が来ます。

       会場の大観衆、どよめき、太鼓の音
       馬達は、気の毒なくらい神経質になり、
       ぐるぐると回ったり、走り出しそうになったりで、
       世話係は、こうしてさすったり、
       首筋を撫でたり、必死になだめます。
d0097427_1325880.jpg



      *****
       という所で、第1部を終ります。
       ご苦労様ですが、引き続き
       第2部をご覧下さるよう

       下の (次のページ)をクリック、願います。


       

by italiashiho2 | 2008-07-25 02:01 | ・イタリアのお祭り Festa ital | Comments(4)
2008年 07月 25日

   ・・・ シエナのパリオ ・ 2008.7.2  その1の2 ・・・

      引き続きお付き合い頂き、有難うございます!
      これだけもの写真を見れば、皆さんも、
      シエナのパリオについて、コントラーダの色について、  
      専門家はだしになる事請合います!!
      ごゆっくり、どうぞ!
      

       イーストゥリチェ・針鼠
d0097427_1414588.jpg

       イーストルリチェの太鼓手。
       このコントラーダの柄は、
       他と違っていて、私好みなのですね。
       はい、このお髭も。



       騎手の乗ったお馬さんの脚をご覧下さいね
       太くて、ふさふさと毛が生えて、
       体もがっしりと大きなお馬です。
d0097427_1423122.jpg




       これが、イーストゥリチェのお馬
       世話係共々、パリオ前日 のブログに、
       一度、登場していますが、
       正装して、再度。
       ピンク、白、青、黒
       よくご覧になっておいて、下さいね!
d0097427_1431455.jpg



      
       トッレ・塔
d0097427_1435639.jpg

       トッレの太鼓手と旗振り
       濃いボルドー色に、白、青



       美しい甲冑
       日本の鎧兜、陣羽織もそうですが、
       戦支度というものは、まさに男の美学のようで!
d0097427_1443029.jpg




       馬丁の衣装は、ビロードの服の上から
       縁どりリボンのついた、皮の上着。
       あの暑い日を思い出すと、・・・!
d0097427_145263.jpg

       太い脚のお馬ちゃんの馬具も、其々凝っていますね。


       トッレの、お馬。
d0097427_145331.jpg
       

       かって、パリオのレース出場の馬は、
       皆サラブレッドでしたが、難コースで、
       特にサン・マルティーノのカーヴでの事故怪我が多く、
       動物愛護協会等からの問題提起で、
       2000年からだったか、
       血統ミックスの馬、と、なりました。
       確かに、事故怪我は減ったようですが、
       残念ながらやはり脚は遅いようです。




       アクイラ・鷲  1
d0097427_1465389.jpg

       アクイラの衣装は、黄色が地色で、青と黒
       最初の太鼓手からして、
       大変に凝った柄布とデザインなのですが、
       いかんせん、モデルが皆少しむさくて・・!
       この大旗手をどうぞ。



       アクイラの馬と、世話係。
       こちらも当ブログ、パリオ前日に登場しています。
d0097427_1474798.jpg




       このアクイラの馬も神経質になっていて
       彼が一生懸命、なだめているのです。
       これは鼻づらにキスをしてあげている所。
d0097427_1483973.jpg

       馬も騎手も、パリオ毎の籤
       各コントラーダに当るので、
       実際に世話をしている彼のみが、
       馬にとっては親身なわけです。
       こんなシーンからも、その間柄がうかがえます。




       ヴァルディモントーネ・雄羊
d0097427_1493249.jpg

       ヴァルディモントーネを、雄羊と書きつつ、
       ひょっとして、他の呼び名があるかも、調べました。
       ヴァルディモントーネで検索出来たのは、
       このシエナのコントラーダのみですから、
       大丈夫、雄羊ですね。



       このコントラーダの面白いのは、
       ご覧のように、赤、黄色、そして白
       シンボルカラーで、馬の額にもその色ですが、
       レースの騎手の服は、サーモン・ピンクなのです。
d0097427_150676.jpg




       ブルーコ・青虫
d0097427_1503965.jpg

       各コントラーダの名前は、其々特徴があって、
       大いに笑えるのは、オーカ・家鴨とか、
       針鼠とかありますが、
       このブルーコ・青虫も、一体どこから来たのでしょうね?!

       でも、この太鼓手の目は、
       青虫らしくなく、ははは、なかなか良いでしょう?



       青虫の、旗振り2人
       手前の桟敷席で、どなたかが、
       青虫のスカーフを振っています。
d0097427_1514736.jpg

       こんな風に其々のコントラーダの人たちは、
       自分たちの地区の登場になると、
       一斉にスカーフを振り、応援します。



       騎馬騎士の後姿
       大体この役は、中年のどっしり目の男性が勤め、
       それが良く似合うのですが、
       今回のブルーコは、細めの若い男性で。
       が、色どり鮮やかな衣装とデザイン、
       そして馬具も美しく。
d0097427_1523015.jpg




       ブルーコの色は、緑、青、そして黄色
       馬にかけられた布にはしっかり青虫が。
d0097427_153118.jpg




       ニッキオ・貝  1
d0097427_1532695.jpg

       ニッキオの旗振り。
       素晴らしい衣装の美しい若者。



       ニッキオの大旗手の見事な衣装
       胸元には、珊瑚らしきペンダントまで!
       それにしても、暖かそう・・!!
d0097427_15494.jpg




       後姿から、衣装の手仕事の見事さをご堪能下さいね。
       お馬さんの、お尻の馬具もちょっと変わっていて。
d0097427_155213.jpg




       ニッキオのお馬は気の毒に、大変神経質になり、
       広場の行進に参加せずに直接、休憩所に。
       シンボルカラーは、紺の地に、赤と黄色の波線
d0097427_1555386.jpg




       以上で、10のコントラーダ
       2008年7月2日の、パリオのレースに参加する
       コントラーダの時代行進が終わりです。
d0097427_1564526.jpg

       この、首にローリエの綱をかけた、
       白と赤の衣装の少年たちの登場がそれを告げ、
       引き続き、
       籤に漏れた、7つのコントラーダの登場
       


       キオッチョラ・カタツムリ
d0097427_1574135.jpg

       カタツムリと青虫と、どちらが速いか?!
       こういう名を選ぶシエナ風ユーモア精神
       尊敬に値しませんか?!

       ちなみに、メールアドレスなどの  を、
       イタリア風には、キオッチョラ と呼びます。
       

      
       チヴェッタ・フクロウ
d0097427_1581569.jpg

       これも、鮮やかな彩りの旗。
       そして、旗振り2人の衣装のデザインの色が、
       この写真では見え難いですが、
       赤と黒、逆に使ってありました。



       暑さと人込みで、広場で見物の中から
       時々気分が悪くなる人が出て、担架が走って行きます。
       ちょうど私の前の、この女性がフラッとなるのが見え、
       救急隊も来ましたが、何とか持ち直し、そのままの場所に。
       で、となりのブルーのシニョーレが、
       水で顔を洗うように勧めているのです。
       美しい人でしたぁ。
d0097427_1594021.jpg




       オーカ・家鴨
       イタリア国旗と同じ色の、3色。
       なんとも華やか、賑やか、すっきり!
d0097427_201911.jpg




       首にリボンを巻いた家鴨の絵柄が
       なんともユーモラスですが、
       オーカというとイタリアでは馬鹿の代名詞で、
       その名を選ぶ、センスもユーモラスです。
d0097427_2128.jpg




       ドラーゴ・竜
       このコントラーダも大旗手を。
       手の込んだ衣装をどうぞ!
d0097427_21308.jpg


       籤に漏れ、レースに出場しない地区の、
       行進の構成は、
       太鼓手 - 2人の旗振り - 2人の武装した従者と
       隊長 - 2人の旗手と、大旗手

       で、9人、馬なし、と小編成。



       タルトゥーカ・亀 
       もいます!
       名前からの印象と違い、衣装が華やか。
d0097427_223172.jpg



       隊長のこの鎖帷子の煌びやかさ!
       武具というよりも、レースの様です。
d0097427_23130.jpg




       そしてこの、大旗手の大衣装
       後に従う普通の旗手とは、ダンチの差!
d0097427_234447.jpg




       ルーパ・牝狼
       昔、最初にカンポ広場の中で見たレースで、
       旗手が落馬し、馬のみ走って優勝という
       思い出もある、白、黒、オレンジ。
d0097427_241857.jpg




       なんとも渋く、そして華やか!
d0097427_245016.jpg
    
       コントラーダの旗や衣装のデザインは、
       シンボルの色はそのままに新調されるようで、
       昔の写真を見ると、
       少しづつ変わっているのが、分ります。



       オンダ・波
d0097427_255620.jpg

       いかにも夏向きの色、水色と白。
       でも衣装はビロード布ですから、
       色が深く鮮やか。


       少し陳腐な感じ、無きにしも非ずですが・・、失礼!
d0097427_263536.jpg




       かって存在した・・
       今は無くなった、6つのコントラーダ
       登場で、騎士と馬丁。
d0097427_27986.jpg

       左が、オルソ・熊、 右が、レオーネ・ライオン
       この写真の一番右端に、ガッロ・鶏 がいたのですが・・。



       奥から、クエルチャ・樫、 スパーダフォルテ・強剣
       ヴィーペラ・マムシ
d0097427_273260.jpg

       昔存在したという名前のほうが、
       いかにも強そうですが、強いだけでは生き残れない?!



       お馬さん達も、いかにも頑健そうな太い脚で
       お尻まで覆う布の柄が、これまた、
       マムシや、強剣で・・!
d0097427_28354.jpg




       時代行進、コントラーダの行進が
       このローレルの綱の少年少女でお終いです。
d0097427_283713.jpg

       この後いよいよ、優勝旗パリオの登場
       そして、レースとなりますが、
       それは、次回のお楽しみに、どうぞ!

       お疲れ様でしたぁ!!
       
    
            

by italiashiho2 | 2008-07-25 01:12 | ・イタリアのお祭り Festa ital | Comments(0)
2008年 07月 18日

   ・・・ シエナのパリオ 2008.7.2 ・ その前日 ・・・

      シエナのパリオを、見て来ました!
      シエナに出かけたのは、20年ぶりですが、
      TV中継で、パリオはいつも見ていますから、久し振りの気がせず、
      試走も見、街の人々の熱気も十分に味わい、堪能して来ました。
      やはり、実際に、カンポ広場で見るパリオは、大変に素晴らしく
      今回は桟敷席からでしたので、写真もたくさん撮れました。
      今日はまず、7月1日のシエナの街
      パリオ前日の様子をご覧下さい。

d0097427_2593031.jpg

      ◆街の通りを  1

       久し振りのシエナの街並みを楽しみつつ、
       カンポ広場に向かいます。
       そう、シエナの街も、牝狼がシンボル
       そして、パリオを迎える、地区の旗が、
       窓の飾り布が、ひらめきます。
       
       シエナには、前日の夕方到着。
       アペニン山脈越えで、大停滞!
       5Kを通り過ぎるのに、1時間かかり、
       高速出口フィレンツェ・チェルトーザに
       たどり着くのに、またカタツムリ並み!
       暑かったぁ!!



d0097427_2595876.jpg

      ◆街の通りを  2

       ロッジャ・ディ・メルカンツィーアが、
       見えて来ました。
       カンポ広場に近く、お馬の像があり、
       待ち合わせに最適の場所ですが、
       そのまま、うっかり通り過ぎそうになり、
       おっと! と、かっての勘が蘇り
       建物の下のアーチを潜り、カンポ広場に到着。



d0097427_303645.jpg

      ◆カンポ広場  1

       ピアッツァ・カンポ、カンポ広場に到着して
       まず見たのがこの光景。
       前夕、宿に到着した時、
       「今日大雨があって、予定されていた馬の選考
        明日朝に延期された」と聞きましたが、
       ちょうど、その選考が終わった所だったのですね。
       
       馬が世話係と共に、先を行き、
       その後から、そのコントラーダ・地区の人々が
       ぞろぞろと従って行きます。
       これは、アクイラ・鷲 の地区のお馬君。



d0097427_31733.jpg

      ◆カンポ広場  2

       こちらは、イーストゥリチェ・針鼠 のお馬。

       世話係がかぶっている、白い帽子の後には、
       馬の額についている地区の印と、
       同じ色のリボンが付いているのですよ。
       そして、パリオ当日の、時代衣装の行進の際は、
       この世話係が、やはり時代衣装で、
       馬に付き添っています。
       今回そんな事にも、気が付きました。



d0097427_313579.jpg

      ◆カンポ広場  3

       イーストゥリチェの馬についていく、
       地区の人々。
       真ん中の、ピンク、白、青、黒の縞柄が
       今年の、この地区の騎手。
       彼は、既に何度か勝った経験を持つ
       優秀な騎手です!



d0097427_3231.jpg

      ◆カンポ広場  4

       のっけから、シエナの街の人々の、
       パリオにかける熱気に圧倒され、
       人々が立ち去った後、やっとこの
       シエナのシンボルとも言える
       マンジャの塔と、パラッツォ・プッブリコに対面。

       今日も暑くなりそうです。
       雲ひとつ、ありません。



d0097427_324071.jpg

      ◆カンポ広場  5

       このカンポ広場は、ご存知の通り
       石畳が敷き詰められていますが、
       年2回、パリオの時に、広場の周囲部分、
       競馬コース部分に、土が入れられます

       馬の選考が行われた後なので、ヒズメの跡が
       いっぱい見えますが、これは坂道部分。
       パラッツォ・プッブリコから、最終コース、
       カザートのカーヴに至る、上り坂部分に残った
       ヒズメ跡で、やはり深く残っています。



d0097427_333534.jpg

      ◆カンポ広場  6

       コースに入れられた土の整備に、
       盛大に水を撒くシニョーレ。
       水しぶきが、気持ちよく



d0097427_341010.jpg

      ◆プッブリコ宮の、中庭

       プッブリコ宮は、実際の市役所の部分と、
       市博物館の部分があり、
       久し振りに、シモーネ・マルティーニや、
       アンブロージョ・ロレンツェッティの壁画を
       じっくりと眺めて。

       そして、まだ上った事のない、
       マンジャの塔にも、上れる内にと、挑戦
       
       これは、上り口のある、プッブリコ宮の中庭ですが、
       パリオに参加の馬たちの、休憩所でもあります。



d0097427_344286.jpg

      ◆マンジャの塔  1

       ご覧のように、狭い、急な階段を
       せっせと上ります。
       階段数は、考えたくないです!!
       そして、こんなに明るくも無いのですよ。
       これは写真の、魔術です。



d0097427_351445.jpg

      ◆マンジャの塔  2

       はるかに、シエナの平野が広がります。

       街並みの写真は、また別にアップするかも、
       という事で、今回はパスです。



d0097427_35488.jpg

      ◆マンジャの塔  3

       塔のアーチ部分に見える、鐘の階です。
       最上階には、まだ、もう少し・・!



d0097427_361784.jpg

      ◆マンジャの塔  4

       上から見下ろす、カンポ広場。
       お昼近くの暑さのため、広場の中は、人もまばら。
       塔の影内に、人が集まっているのが、見えますか?



d0097427_364635.jpg

      ◆マンジャの塔  5

       こちらがアップ。
       あはは、
       やけくそで、日向に座っている人も!



d0097427_371262.jpg

      ◆マンジャの塔  6

       塔を下り、また広場に戻ります。
       この、円光にも似た、陽の光



d0097427_374475.jpg

      ◆カンポ広場  7

       暑い、暑い広場の中に、
       テント張りのスーヴェニール店が、2軒。
       パリオのコントラーダ・地区の
       が、ひらめきます。



d0097427_3816100.jpg

      ◆カンポ広場  8

       広場の高い部分、プッブリコ宮の対面に、
       大きく四角な、素晴らしい、ガイアの泉があります。
       泉の彫刻の写真もありますが、
       今回は、泉に水を飲みにきた、鳩ちゃんを
       あの日の暑さ、広場の暑さを、ご想像下さい!



d0097427_384786.jpg

      ◆ドゥオモへ  1

       ドゥオモ広場に向かいます。
       これは、ピッコローミニ宮だったと思いますが、
       建物の壁に並ぶ、各コントラーダの旗
       色鮮やかで、柄がはっきりなので、
       何度か見るうちに、しっかり覚えました。



d0097427_39183.jpg

      ◆ドゥオモへ  2

       これは、車体部分が、自然素材で作られた
       大変素敵な自転車だったのですが、
       その前で、パニーノを食べているシニョーレ

       ちょうど店が食料品店で、ガラスケース内に
       美味しそうなものが、いっぱい!
       鰻屋の前で、匂いを肴にご飯を食べる
       落語を思い出し、可笑しかったです。
       で、私も、お昼を食べに。
       バイキング式に、色々並んでいるのを
       あれこれとお皿に取り、白ワインの冷えたのと。



d0097427_395221.jpg

      ◆ドゥオモへ  3

       ドゥオモ広場の横、
       牝狼の円柱が、何本かありますが、
       言い寄るは、雄狼。
       


d0097427_3102452.jpg

      ◆ドゥオモ  1

       ドゥオモの、ドゥオモ部分が修復のため
       すっぽりと覆われ、残念ながらクレーンも、写真に。

       でも、正面は修復済みで、
       もの凄く、美しく、真っ白に!!



d0097427_3105537.jpg

      ◆ドゥオモ  2

       聖人諸君たちが、楽しく、嬉しくなる位、
       様々な様子、表情を見せてくれています。



d0097427_3112190.jpg

      ◆ドゥオモ  3

       動物達は、かなり苦しい姿勢を強いられつつ、
       身を乗り出しています!



d0097427_3115316.jpg

      ◆ドゥオモ  4

       若く、清楚で、美しく!



d0097427_3122490.jpg

      ◆ドゥオモ  5

       切符売り場に並んでいると、何時の間にやら
       宗教関係の一団が。
       やはり、口をあけ、ドゥオモに見とれて。



d0097427_31342.jpg

      ◆ドゥオモ  6

       ドゥオモ内には、たくさん見るべき物もあり、
       写真も撮りましたが、大幅にカット。
       こちらは、内陣奥のステンドグラスです。



d0097427_3134657.jpg

      ◆ドゥオモ  7

       実際に見えるよりも、天井の蒼が、
       明るく、美しく撮れました。
       夜空の、美しい広がりのよう

       内部は、大変薄暗く、そしてこの広さにも拘らず、
       全体に、汗の匂いがするのです!
       シエナの暑さを、ご想像下さい。



d0097427_3142756.jpg

      ◆シエナの通り  1

       ドゥオモの、洗礼堂前からの眺め。
       これ、分りますか?
       パリオの前夜、明日の健闘を願い、
       各地区で、その地区の人々が寄り集い
       食事を一緒にするのです
       その準備が始まっているのですが、
       この、びっしりと並んだ簡素なテーブルと、椅子。
       如何にもイタリア、という感じがします。
       ここは確か、セルヴァ・林 の地区だと。


d0097427_315166.jpg

      ◆シエナの通り  2

       こちらは、また別の地区の
       テーブル準備です。
       こちらは、建物に並ぶ旗からも、アクイラ・鷲
       の地区と、分りますが、
       道のカーヴに添って並ぶ、テーブルの長さ!!
       
       こうして、各地区で、騎手を囲み
       明日の健闘を願い、皆の結束を固めるのです
       やはり、凄いなぁ!!



d0097427_3165477.jpg

      ◆シエナの通り  3

       時間があるので、美術館に行きました。
       が、なんと、太鼓の音が響くのが聞こえます!
       美術館のすぐ近くの地区が
       気勢を挙げているのが、聞こえてくるのです!
       係りの女性と目が会い、両方で笑ってしまい、
       「ホラ、お祭りが始まった!」と。
       
       子太鼓の音を聴きながら、美術鑑賞なんぞ
       出来たものではありませんね。
       大体見て、出てきましたら・・、

       なんと、またパリオ出場の馬を先頭に、
       男達が大声で歌いながら
       従ってくるのが見えます。
       どうやら、アクイラ・鷲 のようですが、
       おお、何かある!
       喜んで、私もついて行きますと、
       やはりカンポ広場に。

       彼らは、そのままぐるっと、広場の外を回り、
       向こう端の入り口から入りますが、
       私は、近くの、警察官がずらっと並んで
       荷物改めをしている所から。
       


d0097427_3174443.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  1

       小さな女の子が、真剣な眼をして、
       ドラーゴ・竜 の旗を振っています。

       広場では、ラ・プローヴァ と呼ばれる、
       試走が行われるのです。
       試走といっても、本番そのままの手順です。
       広場に店を広げていたバールも、
       時間になると、パッパッと片付け
       警官達が、ずらっと2列に横並びで、
       物も言わずに、コース内を歩き始めます。
       つまり、コース内の観光客達を、追い払うのです。
      
       私は広場内の、発走、ゴールに近い所に入り込み、
       なんとか、場所を確保。
       広場内で、パリオを2度見た経験がありますから、
       どの場所、どうすれば良いかが、大体分ります。
       


d0097427_3182856.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  2
       
       広場のコースから、人々が立ち退くと、
       警察官に連れられた、黒いワン君が
       爆発物の検査に、やって来ました。
       ご苦労さんで~す



d0097427_318593.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  3

       今夕のプローヴァでは、桟敷席は、
       各地区に開放されているのか、
       地区毎に纏まって、人々が入っている様子。
       ちょうど私の前が、イーストゥリチェ・針鼠で、
       大変な盛り上がり!
       皆が、大声で歌っている様子を、ご覧下さい。

       向こうの方に、対抗相手がいる様子で、
       あちらが歌い終わると、こちらが、という具合で、
       これだけの、老いも若きもの男達の中で
       歌っていないのは、ほんの2,3人!!
       この盛り上がりよう!!



d0097427_3193582.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  4

       真ん中、にこやかに笑っているのが、
       シエナの市長殿。
       (名前は、?)



d0097427_3201111.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  5

       本番でも大人気の、騎馬警官隊の行進。
       1周目は、トロットで、
       2周目の半ばから、突撃態勢で疾走します。
       こちらが、隊長。



d0097427_3204036.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  6

       後に続く、12人。
       既に抜き身の剣ですが、
       突撃態勢に入ると、剣を前に突き出し、
       全速力で疾走します。
       大変な迫力で、鳥肌ものですが
       余りに近い位置で、突撃写真は一枚も撮れず!!



d0097427_3211745.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  7

       発走、ゴール写真が撮れる、
       最高の位置を占める、プロの皆さん達。
       小砲並みの、レンズを構えて!



d0097427_3215029.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  8

       こちらが、今年のスターターの方。
       声が小さく、余り良く聞き取れませんで。



d0097427_3222233.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  9

       ロープが2本張られた中に、9頭の馬が入り、
       最後の10頭めが駆け込んで、
       スタートが切られます。
       が、この並び順も、本番はまた別の
       籤順となります。



d0097427_3225270.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  10

       騎手同士の駆け引き、籤運、度胸
       そういったもの、全てがかかっている様子で、
       この試走では、いざスタートとなると、
       本気には、走りませんでしたね。
       最後の馬の、駆け込みの様子を伺い、  
       ロープ内の騎手達は、後を見ます。



d0097427_3243084.jpg

      ◆ラ・プローヴァ  11

       軽く流して、様子を見る、と言う感触でしたので、
       こんなに近くても、お尻から撮れた一枚。
       それでも、地区毎の盛り上がりは凄い!

       翌朝、つまりパリオ当日にも、試走がありましたが、
       傍にいたシニョーラが、いみじくも言いました。
       「試走は、試走。 肝心なのは、本番!」と。
       
       という事で、パリオ当日のご案内を
       また、お楽しみに!!            
       

by italiashiho2 | 2008-07-18 02:56 | ・イタリアのお祭り Festa ital | Comments(2)
2008年 07月 12日

   ・・・ 陶器、マヨリカ焼の町 ・ デルタ ・・・

      今日は、陶器、とりわけマヨリカ焼きで有名な
      デルタ・Derutaのご案内です。
      ペルージャの南20kほどに位置し、
      アッシジからでも35kほどの行程にあり、
      ウンブリア州立陶器博物館の様子を、ご覧下さい。

       幹線道路を出てすぐ東に、新しい町が開け、
       陶器店も並んでいますが、
       古い町は、丘の上にあり
       新石器時代からの歴史を持つそう。
d0097427_3571650.jpg
       
       こんなかなりの坂道を、
       ウンブリアの町は、皆こうなんだから! と
       あきらめつつ、ハァハァと・・。


       町の北端近く、元フランチェスコ会派修道院、
       ここに、ウンブリア州陶器博物館があります。
d0097427_359090.jpg




       町に着き、すぐ行きましたら、
       開館時間にまだ30分ほどあります。
d0097427_40788.jpg

       大丈夫、開くのかいな? と、
       イタリア方式に少し不安を感じながらも、
       近くの陶器店を覗きに。



       これは、この博物館のポスター
d0097427_3594757.jpg

       ウンブリアは、オリーヴ油、ワイン、豚肉加工製品などの
       有名産物の他に、大変に手仕事が盛んな州で、
       陶器、織物など、各地に見るべきものがあります。
       で、このデルタは、中世からの陶器製造、
       ヨーロッパ中の、貴族の邸宅、食卓を飾った
       マヨリカ焼きで、有名です。


       博物館の開く時間に戻り、無事会館!
d0097427_411025.jpg

       破片の数々。
       無くなって見えない分、
       逆に、想像が沸きませんか?


       垣間見える顔のいろいろ
       太い線、細い線
       色も鮮やか、豊富です。
d0097427_414525.jpg




       一段と高い、出窓の場所に。
       背の高い、見事な壷
d0097427_42479.jpg




       広い陳列室の一つ
       ガラスのケースにびっしリと
       並んでいました。
d0097427_423114.jpg

       ここは、2階の一部ですが、
       一階部分にも、陳列室、
       そして作業台の置かれた部分では、
       子供達が、賑やかに製作中でした。



       上の写真、正面部分の棚の一部
d0097427_43151.jpg
        
       細長い筒状で、名前が書かれているのは、
       薬草入れ、のようです。



       これは、ペルージャの、パオリーナ要塞
       使われていた陶板との説明。
       床ではなく壁だろうと思うのですが、
       図柄が優しくは無いものの、
       繊細な事に驚きました。
d0097427_433773.jpg




       スープ入れ、です。
       横についている顔の、
       なんとも言えない表情の良さ。
       柄も大変繊細で、
       同じ柄のお揃いセットだったようですね。
d0097427_44644.jpg




       蓋物の、塩入れ
       ワン君の柄入りです。
d0097427_442934.jpg




       こちらも塩入れ
       なんとなく藍の染付けを思わせます。
       可愛い小鳥の柄入り
d0097427_45922.jpg

       他にも、小鳥の柄入りは
       たくさんありましたね。
       私も小鳥柄のサラダ用の鉢を一つ
       町で買いました。


       こちらも小鳥の絵柄ですが、
       何に使われるお皿か、わかります?
       卵入れが2つ付いていて、
       上はお塩をのせるのだそう
       このまま現代の食卓でも使えそうですが、
       17~18世紀の物だったと。
d0097427_454659.jpg


  

       これは見た途端に、うぷっ、と吹きだした、
       なんとも楽しいお皿です。
       このアイディア、筆遣いの闊達さ
       これで18世紀の作品ですと!
d0097427_463146.jpg




       昨年春グアルド・タディーノ・Gualdo Tadino
       という、グッビオとアッシジの中間にある、
       やはり陶器製造で有名な町に寄りました。

       町中にはほんの少しの店しか見当たらず、
       尋ねましたら、殆どがフラミニア街道筋に
       工房と展示の店を出しているとの事で、
       この町の作品と同列の作品を、2種類ご覧下さい。
d0097427_474059.jpg

       この町の作品は、金属的な味わいの絵付けで有名で、
       中世の後一時途絶えていたのを復活させたのだとか。
      
       これは鍛冶屋の格好をして、ハートを鍛えている
       図柄ですが、何か含む意味があるのかな?


       こちらは上のお皿よりももっとハードな印象ですが、
       図柄は、サン・フランチェスコが
       聖痕を受けている様子です。
d0097427_483195.jpg

       現在のグアルド・タディーノで見た作品は、
       もっと多色で金属的な味わいも強く、
       キンキラ、キンキン。


       他の気に入った作品もどうぞ!

       小紋柄にも似て、すっきりと、美しく
d0097427_485228.jpg




       唐三彩と同じで、藍、緑、黄土(茶)色が
       基本色だったそうですが、
       こうして見ると色数は少ないものの、
       かなり複雑に見えます。
       と、なんとなく日本の、
       南蛮絵図のイメージを感じられませんか?
d0097427_41062.jpg




       こうして色々見てくると、
       ヴァリエーションがあるものの
       縁取りの模様に一定の様式があるようです。
       3本の線(色)で区切りながら、曲線の植物、
       鱗、楕円形、といった様な。
d0097427_4105371.jpg

       おちょぼ口の、ウンブリア美人ですが、
       バックの山を波に見立て、
       帆船があっても可笑しくはないですね?



       この筒状の物は、薬草入れ
d0097427_4113035.jpg
       
       今でも由緒ある薬局には、
       大小の、こういった焼き物が置いてあります。



       最後に、小振りの可愛いお皿を
d0097427_412648.jpg




       デルタの古い町は小さく
       ぐるっと町の壁が取り囲んでいます。
       壁に沿っての道は格好の散歩道のようで、
       お喋りに余念のない人々の姿が、見られました。
       眩しいほどの、お天気。
d0097427_413162.jpg




       アカシアの花の種類だと思うのですが、
       満開でした。
       戦争直後の食糧不足のとき、
       この花をフライにして食べたとか。
d0097427_4135962.jpg




       こちらが町の中心通り
       先に私は博物館とその近くの店々を覗き、
       気に入ったお皿や、鉢、時計等を買い、
       もう十分に満足していましたので、
       この通りはチラッと見ただけ。 
   
       陶板で飾られた建物の様子が、見えますか? 
d0097427_4144821.jpg




       店の場所が良く観光客が多いと、
       それ様の品も多くなるようで、
       同じような品の店が増えますね。
d0097427_4154648.jpg




       一見パッと派手で見栄えがしても
       近寄ってよく見ると、
       如何にも絵柄が素人の腕前だったり・・
d0097427_4165110.jpg




       この店は、表の感じがなかなか良く・・。
d0097427_4172298.jpg




       これは、小鉢と小さい蓋物を買った店奥の、
       制作机
       殆どが、店の主人兼、製作人の様ですが、
       買い物をした3軒のうち2軒が、
       年配の女性が絵付けをしている店で、
       色々話を聞く事もでき、実際の絵付けも
       ちょっと、して見せて貰えたり、でした。
d0097427_4181976.jpg


       マヨリカ焼きの定義について、 
       ガイドブックを読んだだけでは、
       イマイチ飲み込めなかったのですが、
       今回博物館にあった説明と、彼女の説明とで
       すっきり、解決。

       つまり、マヨリカ焼きというのは、
       粘土整形の後、上にガラス質の釉薬をかけ
       その上に、絵付けをするのですね。
       磁器のように、高温で長時間の焼き入れ。(数字は聞かないで!)
       ですから普通の陶器のように、
       絵付けをした後の釉薬は必要なく、
       出来る製品も、大変固い品、という事で納得。

       今、机の上にある製作中の作品の図柄、
       これはやはり受けるイメージどおり、
       孔雀と言うそうです。
       ラファエロ風等という名を持つ柄もあったり、
       無い物もあり、古い作品の柄からアイディアをとったり・・。
       
       私の買った、白の帯の上に薄いベージュで
       柄を描いた小鉢は、色が見え難く大変面倒で、
       1週間かかったと、余りまけてくれませんでしたが、
       やはり焼き物の国の日本人、
       こういう町に行くと、手ぶらでは帰れませんねぇ!!



       道の両脇にずらっと駐車していて
       なかなか思うようには、写真が。
d0097427_422185.jpg

d0097427_4224696.jpg


       デルタの町はマヨリカ焼きで有名ですが、
       デルタ固有の柄、というのは無いようです
       が、こうして見ていると、
       やはり幾何学的というか、小紋柄風に
       びっしりと埋め込んだ柄が多いのに
       気が付きます。

       ウンブリア、トスカーナの土地、土地で
       陶器の作品を見ますが、
       今回デルタを見て思った事は、
       やはりデルタの陶器の技術の高さです
       デルタ以外の他の町では、グワルド・タディーノ

       他の町は、個人的に優れた作家がいるかもしれませんが、
       全体の技術としては、やはりデルタに劣ります。
       伝統の強さでしょうか
       


       朝登ってきた坂道を戻りますが
       その前にお昼を食べました。
d0097427_4252320.jpg
   
       半地下風の、古い家を修復したレストランで、
       美味しいチーズの入ったサラダを勧めてくれた
       中年のご主人は、黒いシャツに茶色のジーンズ。

       隣に座った2人連れが傑作でした。
       女性は、30代半ばかな、
       男性は40代後半から、50代。
       ご夫婦ではなく、ははは、女は大変な文句たれ!
       が、男性の方は完全に斜め座りで、
       甘~い言葉を次々と!!
       あははぁ、聞き耳を立て大いに楽しみましたぁ!!

      ***

       デルタをはじめ、ウンブリアの陶器の町については、
       こちらでも、ご紹介しています。
       ご覧下さい。
       http://italiashio.exblog.jp/5376520

      *****

       今日午後、無事、トスカーナ、ウンブリア
       2週間の旅より、戻りました
       大変な暑さが続き、表も裏も分らないほど
       真っ黒になって、我ながら呆れています!

       シエナのパリオ、トスカーナの麦秋
       ウンブリアの奥、大平原の花畑も、しっかり堪能し、
       少し疲れて、家に帰るのが、少しばかり嬉しく・・!

       写真の整理が済み次第、順にご案内いたします。
       お楽しみに、どうぞ!!

      *****
       
       イタ猫特集で、何度も登場してもらった、長野のシンちゃんのよき相棒、
       そして、シンちゃんの家主の、ナオちゃんの愛犬 
       ポチ君が、この7日に亡くなったそうです

       彼には、シンちゃんと共に、仲良し特集に出てもらった事もあり、   
       なんとも残念で、心からのお悔やみを。
       懐かしい、2人の仲良しの写真をどうぞ
       http://italiashio.exblog.jp/4359350

       

  
      

by italiashiho2 | 2008-07-12 01:37 | ・ウンブリア Umbria | Comments(8)