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2009年 05月 27日

・・・ ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ ワイナリー訪問 その1・・・

      またヴェネトに戻りまして、新しい話題を。
      このヴェネト北部は毎年春に、白ワイン、とりわけ
      発泡性の辛口白ワイン・プロセッコの催しが次々開かれますが、
      先週思いがけずに、日本から取材に来られた方に同行し、
      そのワイナリーを3軒訪問するチャンスがありました。
      今日は、その様子をご案内いたしますね。

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      ◆サン ピエトロ・ディ・バルボッツァの眺め

       ヴェネト、とりわけコネリアーノ・Conegliano から
       北西のヴァルドッビアーデネ・Valdbbiadene にかけては
       発泡性白ワイン プロセッコの名産地ですが、
       今回訪問できましたのは、ヴァルドッビアーデネに近い3軒で、
       朝8時半にコネリアーノにお迎えを受け、まずこの葡萄畑に。

       奥に見えるのは、サン ピエトロ・ディ・バルボッツァ
       San Pietro di Barbozza の町、
       プロセッコの内でも、とりわけ最上の品とされる
       カルティッツェを産する一帯の中心です。
       後ほど地図で位置をご覧いただきますが、

       この辺りは、まさに見事な葡萄畑が広がり、
       すでに緑一色で、感嘆しきり。



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      ◆プロセッコの道  1

       こちらは、カンノーネ・cannone・大砲 と呼ぶ
       対寒害よけのガス発射機。
       実際にまだ使用されているとの事で、
       効果はあるのか、と聞きましたら、
       我々は信じている、とご案内のジュスティーノさん
       ・sig. Giustino Bisol の言葉。

       今回取材に来られた坂本雄一さんについては、
       おいおいご紹介させて頂きますが、
       彼がまずこの大砲に気がついたのですね。
       まさに、その道の専門家とご一緒するのが
       楽しく、興味ある所以です。



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      ◆プロセッコの道  2

       すでに、こんな葡萄の赤ちゃん。

       コネリアーノから、ヴァルドッビアーデネに続く
       美しい景観の広がる白ワインの道・プロセッコの道
       La strada del Prosecco は大好きで、通る事も多く、
       このブログでも何度かご紹介しておりますが、
       ここまで畑の奥に入りこむチャンスはありませんね。

       以前、ご紹介しましたこの白ワインの道は
       http://italiashio.exblog.jp/7884302
       http://italiashio.exblog.jp/4919719
       http://italiashio.exblog.jp/4919662
       


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      ◆プロセッコの道  3

       サイトで、大変よく分かる図を見つけましたので
       ちょっと拝借して、

       左下の小さい地図から、位置がお分かりですね。
       大きな図の、右下にコネリアーノ・Conegliano
       左端にヴァルドッビアーデネ・Valdbbiadene
       この間に挟まれる赤い一帯が、白の辛口発泡性ワイン
       プロセッコ・Prosecco DOC の生産地で
       15のコムーネ、約3500ヘクタールの土地

       緑の線が、いわば伝統的なプロセッコの道を表し、
       黄色い線が、一般的にプロセッコの道 と呼ばれるもの。

       そして、ヴァルドッビアーデネに近い位置に、
       水色で示された土地、これがカルティッツェ
       Cartizze の丘、ヴァルドビアーデネ・プロセッコの最高、
       カルティッツェ・Prosecco di Valdobbiadene Superiore di Cartizze
       の生産地、先に写真をご紹介した
       サン ピエトロ・ディ・バルボッツァを含む、
       サッコール・Saccol サント ステーファノ・S.Stefano
       の地域です。



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      ◆ルッジェーリ  1

       最初に訪問しましたのは、ルッジェーリ・Ruggeri
       サイトは、
       http://www.ruggeri.it/
       英語版もあります。

       案内して下さったジュスティーノ氏は、
       ルッジェーリの企業を継ぐのに、昨年秋に戻って来られて、
       まだ28歳、なんとギリシャ哲学を勉強されたていたとか。
       熱を込めて、説明を。



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      ◆ルッジェーリ  2

       こちらが、カルティッツェの丘
       奥に家並が続いていますが、その手前の丘です。
       左端が高く、真ん中が膨らみ、
       この写真の左にも広がります。 
       手前側は、この斜面の下までで、
       本当にハンカチみたいな大きさの、
       約100ヘクタールの土地
       ですが所有者は、140人ほども!

       手前下に、家が3軒見えますね。
       確か真ん中の家だったと思うのですが、
       ジュスティーノ氏のご先祖の家だそうで、
       かってのこの一帯の所有者、コンティ・ポーラ・
       Conti Pola・ポーラ伯爵に仕えていたとか、
       面白い話も出ましたが、
       この伯爵の名前が、今回調べていてあちこちで出会い、
       興味を持って読みました。



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      ◆ルッジェーリ  3

       確か右端真ん中に見える丘の切れ目が
       カルティッツェの丘の最後と思いましたが、
       ・・・、自信ありませ~ん!
       ひょっとして、真ん中の林だったかも・・。

       丘の起伏に沿って広がる、見た目には美しい畑ですが、
       トラクターの入らない、大変キツイ仕事だと。



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      ◆ルッジェーリ  4

       少し場所を移動して、この葡萄畑に。
       この傾斜地に広がる、この古い葡萄の木!
       80年から、100年もの葡萄の木です。

       同じ畑に、比較的新しい木も勿論あり、
       枯れた場合に、植え変えている様ですが、
       この畑は、ジュスティーノ氏のお祖父さんの代からの
       畑だそうで、秋の葡萄摘みの前に、1本づつ様子を見て、
       木に印を(布かロープで)つけ、
       その木のみ、別に収穫してワインを造るのだそう

       売るのか、と聞きましたら、
       4800本(瓶)ほどしか出来ないので、
       すべて予約制との事。

       そういう話を、若きジュスティーノ氏が、
       誇らかに、愛情込めて。



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      ◆ルッジェーリ  5

       これは、凄い木でしょう?!
       奥に見える細い木でも、多分30年程は。

       彼の写真を坂本氏が頼みましたら、
       この幹に手をかけ、しっかりとポーズを!
       2,3枚写すうちに、少し照れて赤くなり、
       可愛かった!



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      ◆ルッジェーリ  6

       上の木のアップを。
       この古い木にも、こんなに葡萄の赤ちゃんが!
       なんと、素晴らしいですねぇ。

       そして、支えに結び付けているのは、
       プラスティックでも、針金でもなく、
       やはり、つる植物の枝なのでした。



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      ◆ルッジェーリ  7

       畑の見物を終え、いよいよ本社に。
       なんと大変に大きな、モダンなワイナリーでした。



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      ◆ルッジェーリ  8

       この手前に、トラックの計量所があり、
       そこで葡萄の重さを量り、
       写真に見える、右の横になったタンクの手前に、
       葡萄を潰す、回る歯車状の機械が据えられています。
      
       あの古い葡萄の木の畑を見た後では
       少し驚いたほどの大規模の、最新式ワイナリー。



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      ◆ルッジェーリ  9

       これは地下の貯蔵タンク群。
       寒いほどの温度に保たれていて、ここも広々。
       雑菌が入らぬよう、タンクの位置も高く、
       床は、スチームで掃除しているそう。

       プロセッコは、殆どがクリーンな黄色をしていますが、
       液の透明度を増すための工程も含まれている様子で、
       いろいろ専門的な事柄を坂本氏は尋ね、
       私にもあれこれ説明を。

       私はワインは飲む専門で、猫に小判ですが、
       専門的なサイトも、雑誌もたくさんある事ですので、
       素人が見ての感想、感慨を、ご紹介して行きますね。



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      ◆ルッジェーリ  10

       事務所の上、試飲を供された部屋からの
       工場の様子。
       瓶づめ、栓、針金の締め付け(多分、ちゃんとした言葉もあると)
       アルミのキャップ、ラベル貼り、などの工程。



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      ◆ルッジェーリ  11

       モダンな部屋の隅に、かっての葡萄絞り機が。
       その奥に、桶も見えますね。
       その隣に見えるのが、先ほどの古い葡萄の木の
       スケッチをラベルにした、
       ヴェッキエ・ヴィーティ・Vecchie Viti の写真。

       こんなに古い葡萄の木からのワインでも、
       プロセッコ独特の、新鮮な果実の香りを放つ、
       考えてみると、ワインは不思議ですね



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      ◆ルッジェーリ  12

       きちんと用意されていた、試飲セット。
       ニュースや写真では見るものの、実際には初体験!
       試飲とはいえ、朝の10時から飲むのも、初体験!!



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      ◆ルッジェーリ  13

       こちらが、ご案内下さったジュスティーノ氏。
       手にされているのが、最初に試飲しました
       エクストラ・ブルットゥ・L'Extra Brut

       この辺りに住む者として、そんなに高級な品でないにしろ、
       結構手軽にプロセッコを飲んでいますが、
           
       これは口に含んだ途端に、
       白い、大変清楚な花が、しゃきっと立つ、
       そんなイメージが浮かびました。



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      ◆ルッジェーリ  14

       試飲させていただいたのは、この4種で、
       いちばん左が、カルティッツェ。

       正直申しまして、それぞれの試飲の時には
       その味、香り、印象が違うのは分かりましたが、
       1週間経った今となると、単純に、
       美味しかったぁ!! あんなにそれぞれ味が違うのか?!
       のみ!!
       
       他の製品については、サイトでご覧を。
       http://www.ruggeri.it/



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  1

       次に訪問したワイナリーは、ソレッレ・ブロンカ
       Sorelle Bronca・ブロンカ姉妹

       そうなのです、サイトでご覧になるとお分かりと思いますが、
       ブロンカ家のお祖父さんがはじめたワイナリーを、
       娘姉妹が引き継ぎ、その娘さんが今引き継ぎつつある
       という、造るワインも、パンフレットも、
       一味違ったワイナリーです。

       場所は、写真4番目の地図をどうぞ、
       ヴァルドッビアーデネの南東、コルベルタルド・Colbertald
       にワイナリーを持ち、コネリアーノの北西 ルーア・Rua 
       コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ DOC
       Colli di Conegliano Rosso DOCの畑を持ち、
       ここも見学させて貰いました。      

       サイトはこちら、英語版もあります。
       http://www.sorellebronca.com/



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  2

       約束の時間に遅れ気味で、まずはこのタンクの前で、
       すぐにローマに出発するという、ワイン醸造技術者
       (エノロゴ・enologo と呼びますが)
       の、フェデリコ氏・sig. Federico に、
       ざっと説明を受け、
       モスト・Mosto・葡萄を絞った汁
       昨年の秋に絞り、零下1、8度ほどでタンクに保たれ
       葡萄自体の甘さで自然発酵させている、
       そのモストを、飲ませて貰いました。

       なんとまぁ、すっきりと甘いこと!
       驚きました。
       このワイナリーのプロセッコDOC、100%モストで造られる 
       パルティチェッラ68・Particella 68
       スプマンテ・エクストラ・ドライ・Spumante Extra Dry
       になる、モストなのでした。

       近代的なタンクに、白い壁、天井の木の梁、
       そんな所にも、センスの伺えるワイナリーです。



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  3

       脇にずらっと、
       昨日瓶詰めが済んだという瓶が並んでおり、
       これらは、なんと、日本向けだそうです!

       低温を保つタンクからワインが移され、
       外側に並ぶ瓶はすでに乾いていますが、
       中側の瓶は、まだびっしりと汗をかいており、
       ゆっくりと常温に慣らすのだそう。

       

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      ◆ソレッレ・ブロンカ  4

       パルティチェッラ68 の畑を見に。

       モスト100%で、葡萄自体の甘さで自然発酵させるため
       7月の摘果作業では、ほぼ半分に減らすとか。
       葡萄の甘さを、増すためですね。

       もう一つ、フェデリコ氏も力を入れ、
       後の試飲の際にも
       ヴィデオを見せて頂きながら聞いた言葉は、
       籠で運ぶ、という事。
       つまり、手でひと房づつ摘んだ葡萄を、
       潰れぬようにプラスティックの籠のまま、
       ワイナリーに運びこんで作業する、という事。

       普通、葡萄を摘む時、畑ではプラスティックの籠に
       入れますが、その後は、トラックの荷台にシートを敷き、
       葡萄のみを、ワイナリーに運ぶのですね。
       それを、籠で、と強調する事は、
       葡萄が熟しきるまで待ち、潰れないように
       を意味します。
       
       それだけ、このブロンカ姉妹のワイナリーでは、
       葡萄を大切に扱っている
       と言えるでしょうか。



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  5

       土地質が良く見える道脇に、次代を引き継ぐ
       エリーザさん・sig,na Elisa に立って貰って。
       彼女もまたエノロガ、パドヴァ大学出身の
       ワイン醸造技術者なのですね。

       美人でしょ?
       お母さんも叔母さんも美人の一家。
       
       坂本氏は、大学で地質学を学ばれたとかで、
       その点でも、今回のこの一帯の地質の違いと、
       できるワインの違いに、興味を持たれた様子です。



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  6

       パルティチェッラ68 の名前の由来ですが、
       この土地が、土地台帳・Catastoでは、
       単に、68番の土地となっているので
       彼女たちが、このように名付けたのだそう。
       
       ここもまたご覧の通り、小高い丘で、
       ご一家の古い畑との事で、
       丘の中ほどのかっての家を今修復中、
       近々アグリトゥリーズモに変身、との事。



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   ◆ソレッレ・ブロンカ  7

       この後、地下の樽の貯蔵庫も見学し、試飲に。

       蒸し暑い日でしたが、
       広々としたお部屋に、白い蘭の花鉢。
       大きな銅の盥には氷を浮かべて、
       しっかりと、冷やされていました。

       面白い話を。
       タンクの一つを、家庭電器の業者組合(デ・ロンギとか、ecc)
       が、買い取っているそうで、
       皆で、地下の蔵で、一日痛飲するのだそう!
       その時は、この後ご紹介するレストランのシェフを
       招き、料理を頼み、
       まぁ、そのタンクのワインをプレゼントにも使うのだとか。
       如何にも、豪快なお話。

     ◆*◆*◆
       最初に予定した、1つのワイナリー写真10枚、
       は到底無理で、ならば、と例によって、奥の手を!!
       
       下の「次のページ」をクリックして、パート2にどうぞ!
       
       Continua, cliccate pure 「次のページ」di giu`,
       oppure, cliccate ↓
       http://italiashio.exblog.jp/9780374
       Grazie!        
       

by italiashiho2 | 2009-05-27 01:09 | ・ヴェネト Veneto | Comments(2)
2009年 05月 27日

・・・ ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ ワイナリー訪問 その2・・・

      引き続き、ヴァルドッビアーデネのソレッレ・ブロンカ
      ・Sorelle Bronca のワイナリー訪問をどうぞ!


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      ◆ソレッレ・ブロンカ  8

       これは、エリーザさんには叔母さんに当たる
       アントネッラ・Antonella さんのご主人
       ピエロ・Piero さんの掌

       凄いでしょう?!
       現場で働く方の手なのです。
       アントネッラさんが「誰もが皆、驚く」と。



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  9

       こちらが、パルティチェッラ68
       が、申し訳ないです、
       他に何を試飲したのかも、覚えていないのですよ!
       美味しかった事だけは、しっかりと。

       坂本氏はお仕事で詳しくメモを取られていましたし、
       ヴィノテーク というワインの専門誌7月号
       今回の取材報告が載るそうですから、
       (彼は12.3軒ワイナリーを取材された筈)
       詳細な試飲報告は、そちらでどうぞ!
       ヴィノテークのサイトは、
       http://www.vinotheque.co.jp/



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  10

       ワイナリーの中庭で、
       左から、アントネッラさん、
       彼女と、エリーザさんのお母さんエルジリアーナ
       Erdilianaさんが、このワイナリーの創立者という訳で、
       エリーザさんのお父さんは、ワイン醸造には関係のない
       家具関係のお仕事だったとか。
       そのせいか、後ろのドアも素敵なデザインでしょう?

       真ん中が、アントネッラさんのご主人、
       厚い掌の持ち主、ピエロさん。



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  11

       そして、お昼を食べに。
       トゥレヴィーゾの土地の料理を食べさす所、と
       説明され、連れて行かれたのですが、
       あれ、これは?!
       先日、近くのチソンのお城で、G8の農業大臣の会合があり、
       そのTVニュースで見た所なのですね。
       その昼食会に、ソレッレ・ブロンカの赤ワイン
       セル・ベーレ・SER BELE が供されたそうで、
       我々もここで頂きました。

       が、慣れぬ試飲が重なり、食前酒どころか
       胃が心地よく睡眠に入っていたようで、
       日頃よりも食べられず、・・本当に残念!!
      
       いつも、お皿の写真は撮らないのですが、
       あまりにも美しい彩の前菜なので。
       リコッタチーズを、フライパンでさっと炒め、
       その上に、トマトと、黒オリーヴ。
       黄色いお皿は、パルミッジャーノをフォルノでパリッと。



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  12

       レストランの内部装飾を1枚。
       ピエロさんのお話では、この銅の鍋は
       かって電動ポンプがまだ無かった時代、
       葡萄酒を運ぶのに使っていた、バケツだそうです。

       天井から所狭しと下げられ、銅の柄杓などもあり、
       土地の歴史を物語り、圧巻。

       ロカンダ・ダ・リーノ・Locanda da Lino
       こちらのサイトで、様子を。
       http://www.locandadalino.it



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   ◆ソレッレ・ブロンカ  13

       コネリアーノにほど近い ルーア・Rua まで、
       赤ワイン、セル・ベールDOC の畑を見に。

       この周辺の赤ワインになる葡萄は、
       しばらく干して後、絞ると読んでいましたが、
       尋ねましたら、やはり、その様子です。
       
       丘の傾斜に沿って、葡萄畑が広がりますが、
       畑が新しいので、トラクターも入るとの事。



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  14

       土地柄が良いのか、既にかなり大きくなった
       葡萄の赤ちゃん。

       「もうこんなに育っている」とアントネッラさんが
       嬉しそうに、見せてくれたのですが、
       いかにも葡萄、ワインへの愛情が感じられた声でした。



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      ◆ソレッレ・ブロンカ  15

       そしてすぐ近くの、
       1か月前に植えたばかり、という葡萄畑も見学に。
       支柱が見事に並んだ畑を見慣れた目には、
       なんとも可愛い畑です。

       葡萄の木は、植えて3年後から収穫できるそう。
       とすると、4.5年後には、この畑のワインも
       味見できるのかも!

       アントネッラさん、ピエロさんご夫婦は
       日本に行かれた事があり、大変な親密感を持たれていて、
       きちんと整った、親切な日本と
       何度もお褒めを頂き、
       少しこそばいながらも、嬉しく聞きました。

       全体の中では中位の大きさのワイナリー、とは
       エリーザさんの言葉でしたが、
       細やかな彼女たちのワインへの愛情を
       ピエロさんや、フェデリコ氏がしっかり支えている様子で、
       大変心地よい印象が残りました。

       サイトはこちら
       http://www.sorellebronca.com/



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      ◆ビゾール  1

       最後の訪問は、サント ステーファノ近くの
       ビゾール・Bisol というワイナリー。

       サイトはこちら、もちろん英語版、そしてドイツ語版も。
       http://www.bisol.it/



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      ◆ビゾール  2

       ここはまた、一味違うワイナリーというか、
       16世紀からの歴史も持つ、
       企業精神旺盛な、大変活気に満ちた
       研究熱心なワイナリー、の印象です。

       まず、この写真でご覧いただけるように、
       持っている土地が、あちこち地質の違う土地に広がり、
       生産するワインも種類が多い、様です。
       サンプルで、土地の色、質の違いが良く分かりますね。



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      ◆ビゾール  3

       これは社のパンフレットから取りましたが、
       地質についての説明図です。

       右の上、水色から順に、
       Ghiaie calcaree   砂礫の石灰岩
       Arnaie fossilifere  化石を含む砂岩
       Marne        泥灰土 
       Marne Argillose   粘土質の泥灰土 
       Arenarie e conglomerati  砂岩と礫岩

       これで、カルティッツェ辺りは、化石を含む砂岩地帯
       だと分かりますね。



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      ◆ビゾール  4

       こちらの真ん中、アルミを巻いた瓶がありますが、
       これが、酸化防止剤を加えていないプロセッコ
       ノーゾードゥエ・noSO2
       SO2 というのが、酸化防止剤の事で、
       つまりそれが含まれていない、no SO2 と。

       究極というか、大げさな程、とは、このワイナリー一家の
       ジャンルーカ氏・sig.Gianluca の言葉。
       が、一見謙遜風ながら、確固たる自信が感じられました。

       最後、この noSO2を、素晴らしい場所で
       試飲させて頂きましたが、後ほど。
    
       その左横に見える小さな瓶は、
       ドゥーカ・ディ・ドッレ・DUCA DI DOLLE
       これはプロセッコの葡萄を干して、それで作ったもの。
       エキゾチックな香りが濃厚な、切れ味のよいプロセッコ、   
       と、説明にあります。

       家が近いからと、お土産に頂いて戻りましたが、
       今回の3軒のワイナリー訪問で
       品質にかける情熱の凄さ、大変さを垣間見ると
       単なるワイン1本とは思えなくなり・・、
       お正月に開けようか、などと。



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      ◆ビゾール  5

       用意されていた、試飲のテーブル。
       このグラスの数を見て、我々の前の訪問客は、
       これだけの種類を試飲するのかと、ひるんだとか!

       真ん中の籠に入っている、おかきの様なもの、
       これも、ビゾールの企業がヴェネトの美味を求め、
       野菜からチーズ、サラーミ類に至る高級食品を作り出している、
       その一つの、プロセッキーニ・I PROSECCHINI。
       ジャーダ・JADA という企業名ですが、
       美味しそうなサイトは、こちらに。
       http://www.jada.it 

       



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      ◆ビゾール  6

       こうして試飲を重ね、・・、
       その時々に受ける印象を坂本氏と話し、
       ジャンルーカ氏にも話すと、間違いない様なのですが、・・

       いかんせん、積み重ねがききません。
       ソムリエになりたい希望を持たずに、幸いでしたぁ!



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      ◆ビゾール  7

       プロセッコ全体の印象は、軽やかで、フルーツの香りがし
       飲みやすく、後を引かない、というのが定評で、
       一般のワインの様に、何年も熟成させない、
       と、言います。

       が、このビゾールでは、伝統的なシャンパン式の
       何年も寝かせる、という方式も取っており、
       その地下の古い蔵も見せて頂きました。

       そして、まさに圧巻!
       薄暗い、古い蔵に、びっしりと瓶が並び、続きます。
       そして付いている札には、2000年の日付も!

       

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      ◆ビゾール  8

       細長く続く古いカンティーナの突き当たり、
       まさに舞台装置満点!

       壁が光っていますが、
       これは水が染み出し、苔がびっしりと
       壁を覆っているのですね。
       この蔵を見る事が出来ただけでも、大満足!



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      ◆ビゾール  9

       この地下蔵で試飲したうちの1本、
       2001年の エリゼオ・ビゾール・ELISEO BISOL
       これは、創始者の名前だそうですが、
       今気がつくと、下にナンバーも入っていますね。
       
       口に含んだ瞬間は、大変柔らかく、
       そしてすっきり、きりっと消える、
       の強い印象を残したのは、これでしたっけ?
       申し訳ない!



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      ◆ビゾール  10

       最後に、ビゾールが持っている離れた土地、
       ロッレ・Rolle という、チソンの近くにある
       先にご紹介したドゥーカ・ディ・ロッレの葡萄の産地、
       そしてアグリトゥリズモもある場所に案内されました。

       ご覧のように、小さな丘が重なり、
       素晴らしい場所、谷の林も深く、いくつも続き、
       いかにも、柔らかい空気です。



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      ◆ビゾール  11
 
       ドゥーカ・ディ・ロッレ・Duca di Rolle とは、
       ロッレ公爵を表しますが、
       入り口の鉄柵から入り込んだ農家風母屋の軒下には、
       こんな馬車も見られ、お庭にはプールも。

       入り口の鉄柵のスイッチが利かずに開かず、
       ゆっくりと開けに来てくれた、如何にも農夫風年配男性、
       半ズボンのベルトの後ろには、大きな鉈が下がり・・!



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      ◆ビゾール  12 

       これは、母屋からかなり下がった位置にある、
       アグリトゥリズモの宿。
       部屋ではなく、アパートですね。 
       台所が付いていて、一泊一人70エウロ位とか。



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      ◆ビゾール  13

       2階のテラスからの眺め。
       なんともゆったりとした、素晴らしい眺め。
       写真真ん中に水色に見えるのは、小さな池です。

       案内のミケーラさんが、車の中で興味ある話を。
       何世紀か前まで、ヴェネツィアのラグーナ一帯で栽培されていた
       葡萄の品種ドローナ・Doronaを、歴史家たちと探し出し、
       ブラーノ島のお隣、マッゾルボ島の塀(壁)に囲まれた土地に
       100株程を植えたのだそう。
       そして、2011年をめどに、
       かってのヴェネツィアの白ワインの味 
       ヴェニッサ・Venissa を予約制で売り出し、
       ヴェネツィアの味のレストランも、というプロジェクトが
       進行中だそうです。
       彼女は、インディ・ジョーンズみたいな探検をした、
       と表現しましたが、聞く方も少しワクワクしましたね。
       こちらのサイトで、冒険の一端を
       http://www.tesoridivenezia.it/pages/ita.html
 


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      ◆ビゾール  14

       こちらは、内部2階部分。
       
       さて、我々日本人はこういう場所、
       このお部屋で寛げるでしょうか?!
       皆さんは、どう思われます?



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      ◆ビゾール  15

       このテーブルを用意して下さり、
       (ちなみに、生ガキ、手長エビの刺身、そしてマグロ)
       酸化防止剤抜きの、ノーゾードゥエ・noSO2を
       頂きましたのです、はい。

       瓶を手にしているのは、ミケーラさん・sig,ra Michela
       彼女が本社でも達者な英語で説明し、
       車で案内もして下さったのですが、
       頂いた名刺には、ドットレッサ・博士の称号が。

       酸化防止剤抜きのワインは、30年ほど前にはこの一帯で
       結構造られていたのだとか。
       それが条例の関係と思うのですが、再度復興させるには
       それなりの研究が必要だったようです。
       酵母との関係、出来上がりの味の質、ecc
       他にも酸化防止剤抜きのワインを造っているワイナリーが
       あるそうですが、味の点で格が落ち、
       その点、このノーゾードゥエは、かなりのヒットの様です。
       かなり、というのは、ミケーラさんの言葉です、ご想像を。
       
       味は、大変軽やか繊細で、爽やか!
       
       ビゾールのサイトは、
       http://www.bisol.it/



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      ◆感謝 il Ringraziamento

       なんとも素晴らしい体験をさせて頂いた一日でした!

       何度も葡萄畑の道を通り、通りすがりのワイナリーで
       味見をして買い込んだ事もありますが、
       こうして、ワイナリーの中を見学し
       実際に作っている方の話を聞くのは
       まさに一味違う、素晴らしい経験でした。

       この地方のワイナリーの活気、熱気
       直接に感じ取り、
       こうしてお伝えできるチャンスを得た事が
       大変嬉しいです!

       私のブログを見て、連絡を取ってくださり、
       思いがけないチャンスを下さった坂本氏に感謝!
       そして、飛び込みの素人と知りながら、
       温かく、親切に対応して下さった各ワイナリーに感謝!

       ヴェネトのプロセッコが
       はるばると日本のテーブルに届き、
       それを飲まれる皆さんに、
       どんな土地で、どんな人々の手で
       どういう風に造られているのかを
       少しでもお伝えできたら、
       今回の私の感謝に代わるものと思います。

       Grazie a tutti, Vi ringrazio di cuore !! 

      *◆*
 
       今回ワイナリー訪問をご一緒しました
       坂本雄一氏は、飛騨高山の坂本酒店の息子さんで、
       今回のこのご縁を幸いに、
       お店のサイトと相互リンクをさせて頂く事になりました。
       ワインを売るだけでなく、各地でワイン会も開き、
       今回の様に取材も、と幅広く活躍されている様子。
       サイトを、ご訪問くださいね。
       http://waiwai-wine.com/index.html


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by italiashiho2 | 2009-05-27 00:17 | ・ヴェネト Veneto | Comments(4)
2009年 05月 21日

   ・・・ モンタルチーノ ・ 歴史と、ブルネッロ・ワインと ・・・

      今日は、エトルスクからの歴史を持つ古い町でもあり、
      何よりも、ブルネッロ・ディ・モンタチーノDOCG のワインで名高い、
      モンタルチーノ・Montalcino にご案内です。
      オルチャの谷のほぼ北詰め、サン クイリコ・ドルチャの西 15K程
      に位置します。  

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      ◆モンタルチーノ遠望

       町に近ずいて行くと、こんな風に。
       やはりエトルスクからの歴史を持つ町の
       例に違わず、海抜が567mの町。

       左端の高い位置に、要塞が見えますね。
       例によって、まず、あそこに上りに行きますね。



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      ◆モンタルチーノの町に  1

       山の上の町に向かい、つづら折りの坂道
       登り始めますが、
       時々車を止めては、写真を。

       家の下の道の、カーヴ注意の標識が見えますか?

       町に近寄ると、ものすごい傾斜の、
       曲がりくねり道の連続になりますが、
       まだこの辺りは、ははは、余裕です!



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      ◆モンタルチーノの町に  2

       見下ろし、見遥かすオルチャの谷の眺め。



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      ◆モンタルチーノの町に  3

       麦刈の、トラクターの筋の面白さ。



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      ◆モンタルチーノ  1

       最後の、凄い連続曲がりの登り道の途中、
       (いや、本当に凄い、戻り道は、飛び込む感じ!!)
       脇に見つけた駐車場に車を入れ、
       最後の曲がりは、歩いて登りましたが、
       この道が、結構長かった!

       登り切り、町に入ってすぐに、要塞があります。

       JAZZとWINE の催しがあったようで、
       まだ、赤いでかい垂れ幕が下がり、
       中世の要塞には相応しくないなぁと、写真を撮らず、
       今になり、全体の写真がない! と、反省しきり、はい。



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      ◆モンタルチーノ  2
       
       要塞の形は5角形で、14世紀に建設された、
       元の古い建造物や教会も含めての、いわば新増築とでも。

       上の写真で見えるように塔が5辺の角にありますが、
       その一つから、上に登れます。

       要塞の全体が見えるサイトを見つけて来ましたぁ。
       http://www.colonialvoyage.com/viaggi/montalcino.html



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      ◆モンタルチーノ  3

       城壁の上から、町の入り口を。
       要塞は、町のいわば南端にあり、
       町は北に膨らみ、広がりますが、
       東側は、山腹になりますから、やはり坂の多い町です。

       今見える通りが、町の中心通りで、
       ヴィア・リカソーリ・via Ricasoli.

       左奥に見えるのが、ドゥオーモ
       右に、サンタゴスティーノ教会の鐘楼
       ここは現在、元の修道院が市の博物、絵画館になっていて
       なかなか見ごたえがありました。
       そして一番右の塔は、パラッツォ・デイ・プリオーリ
 
       順にご案内を。
       そして、町の地図は最後に。



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      ◆モンタルチーノ  4

       古い中世の町の、屋根の重なりの向こうに、
       オルチャの谷の風景が波打ち、広がります。

       この町が、記録に登場するのは、9世紀の初め。
       モンタルチーノから、南に9K程に
       シャルル・マーニュによって創設されたという
       サンタンティモ修道院・Sant'Antimo という
       素晴らしい、いかにも中世の面影を宿す修道院がありますが、
       そこに所属する僧が、この町に教会を建てた、
       というのが、記録の最初だそうです。

       サンタンティモ修道院は、修復中で、
       おまけに内部写真が禁止でしたが、
       大変素晴らしかったので、またご紹介いたしますね。



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      ◆モンタルチーノ  5

       要塞の前に広場が広がり、お土産物屋が。
       編んだ籠などと一緒に、帽子がたくさん見えますが、
       ええ、夏の観光には必需品かも。



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      ◆モンタルチーノ  6

       ひしめき合う、小さな屋並。
       屋根瓦の、複雑な色の混ざり具合。
       そして、やはり時代ですね、
       衛星放送のお鍋が、あちこちに。

       はい、イタリアはつい先日より、
       トリノをはじめ、大都市のあちこちで
       デジタル放送が始まりました。
       2011年までに、すべての町が切り替わるとか。



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      ◆モンタルチーノ  7

       要塞の南東の角には、この城館があり、
       この内部は、1階にあるエノテカで入場料を払い、
       エノテカの中から、階段を上がり
       見学するようになっています。

       要塞は14世紀にシエナ共和国によって造られたそうですが、
       16世紀になり、メディチ家により
       さらに強固に、との事。



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      ◆モンタルチーノ  8

       内部はこんな感じで、ギシギシと
       細い木の階段を上がり・・、

       写真では明るく見えますが、
       実際は、もっと薄暗かったですね。



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      ◆モンタルチーノ  9

       レンガのかまぼこ型天井から、
       こんな明かりが。
       中世が舞台のシーンにぴったり。



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      ◆モンタルチーノ  10

       これは、小さな大砲なのですが、
       どこで使った大砲かわかりますか?
       城壁や、市壁の上で、使ったのだそうです。

       こういった小さいながらも、鉄砲よりも威力のある
       大砲を使うようになり、
       城壁を支えるアーチも、地面から続くアーチになった、と
       ヴェネトのサン サルヴァトーレのお城の見学の際
       ガイドが教えてくれました。

       サン サルヴァトーレのお城のご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/8586010



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      ◆モンタルチーノ  11

       一番上の階。
       窓の切れ込み部分から、壁の厚みをご覧下さい。

       右真ん中に、大きな窓がありますが、
       あそこに、白い薄めの布のカーテンがあったのですね、
       風をはらみ、膨らんではそよぎ
       なんとも穏やかな、良い感じで・・

       このモンタルチーノの町は、シエナ共和国の下にあり、
       1555年にシエナがフィレンツェに陥落後も、
       モンタルチーノのシエナ共和国 と名乗り、
       650もの貴族の家が4年間に渡り、抵抗したとの事、
       貨幣も鋳造したというのですから、かなり本気の・・。
       
       そんな時代を経て、今は、ワインで有名な町に。

       そしてこんな中世の歴史を踏まえ、
       シエナのパリオの時代衣装の行進では、
       モンタルチーノの旗手と弓持ち4人が、
       第1グループに含まれ、町の絆を語ります



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      ◆モンタルチーノ  12

       これは、1階部分のエノテカですが、
       降りる時に見て、なかなか良いと思い。

       所狭しと、ワインの瓶が並びます
       ひんやりと薄暗く、美味しく飲めそう!
       


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      ◆モンタルチーノ  13

       町の中心にあるポポロ広場周辺にも、
       かの有名な、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
       Brunello di Montalcino DOCG を筆頭とする、
       ワインを売る店が、たくさん並びます。

       一番左のテントに見える、Degustazione・デグスタツィオーネ
       というのは、味見処という意味ですが、
       店に入って行くと、あれこれ味見をさせてくれます。

       この店ではなかったですが、私も1本買いこみ、
       (20エウロ位のを)宿でちびちびと、味見を。
       ねっとりと美味しく、そしてやや甘く、とは、
       いつも白の辛口を飲んでいる者の感想です。
     
       ブルネッロになる葡萄畑を見た事がありますが、
       ヴェネト辺りとはまた違う葡萄栽培で、興味深かったです。
       こちらをどうぞ。
       http://italiashio.exblog.jp/6353675



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      ◆モンタルチーノ  14

       こちらもまた、ワイン店。
       モンタルチーノは、蜂蜜も有名だそうですが、
       ペコリーノチーズ、オリーヴオイルもまた
       土地の名産ですね。

       ブルネッロは、1980年にイタリアで最初に
       DOCG(統制保証付原産地呼称ワイン)と呼ばれる
       最上等のワインの指定を受けたとか。

       ワインについては、詳しい方がたくさんおられるし、
       サイトもたくさんあるので省略し、
       ブルネッロ・ワインの協同組合のサイトのみをご紹介します。
       英語版もありますし、上に出るカテゴリの
       Galleria Immagini をクリックされると、
       写真がたくさんご覧いただけますから、どうぞ。
       http://www.consorziobrunellodimontalcino.it/



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      ◆モンタルチーノ  15

       ポポロ広場は南北に細長く、ご覧のように
       山腹に広がる町らしく、段差があります。

       正面は、サンテディージョ・Sant'Edigio教会
       14世紀のロマネスク様式ですが、
       土地の起伏に沿い、脇も前も大変な傾斜です。

       道が光っていますが、いやぁ、この日も暑かった!



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      ◆モンタルチーノ  16

       広場の端にあった建物で、
       インフォメーションがあったと思うのですが・・。
       
       壁にはめ込まれた紋章の数々



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      ◆モンタルチーノ  17

       こちらも広場の端の、バールのテントの下。

       暑くもあり、お昼にも少し早く・・、



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      ◆モンタルチーノ  18

       広場から坂道を少し上がった所にある
       サンタゴスティーノ教会・Sant'Agostino の正面壁。
       14世紀のロマネスク様式で、
       上に見える美しいバラ窓は、後からの改修によるものとか。

       この教会に接する、かっての修道院が現在、市の博物館
       なっていて、建物自体も興味深く、見ごたえありです。

       写真禁止との事で、撮れませんでしたが、
       アンブロージョ・ロレンツェッティ、シモーネ・マルティーニの
       作品等、そして保存のよい木製彩色像がたくさんあり、
       シエナ・ゴシック美術の一面を見るのに、お勧めです。



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      ◆モンタルチーノ  19

       要塞の上からの写真でお分かりの様に、
       町の高所にドゥオーモがあります。
       暑さで横着して、パスしましたが、
       ちょっと、この写真を。
    
       横道を覗いてみた時の様子です。
       建物に、鉄の握りが渡っているのが、見えますね。
       かなりの傾斜ですが、階段ではなく、
       敷石なので、雨、雪の用心と思うのですが、
       ふむ、と、冬の厳しさを想像しました。
       
       
            
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      ◆モンタルチーノ  20

       こちらは、ポポロ広場の南端にある、プリオーリ宮
       palazzo dei Priori、現在は市役所

       13~14世紀にかけてのシエナ様式と言うのですが、
       この細狭い敷地に、この細高い塔!
       驚くほどの高さで、写真に撮るのもかなり遠くから。
       こうして見ると、シエナのマンジャの塔にも似てますね。



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      ◆モンタルチーノ  21

       塔の壁にはめ込まれた紋章の数々は、
       この町を治めた代々の監督官の紋章だそうです。

       そして、一番上にメディチ家の6つ玉。



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      ◆モンタルチーノ  22

       奥に見えるのは、サン フランチェスコ教会

       ここも、暑さの為、・・中略。
       反省中。
       



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      ◆モンタルチーノ  23

       それでも、少しは歩いて下った証拠を・・!
       こういう町に住む方は、お元気でしょうねぇ?!



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      ◆モンタルチーノ  24

       ポポロ広場は段差があり、2層に分かれる感じですが、
       プリオーリ宮の東側に、このロッジャがあります。

       奥側2つのアーチは、少し尖ったゴシック様式で、
       手前は丸いアーチですね。
       ただ柱が同じ形に摸されているので、修復されたのかも。

       こちら手前は、赤いテントが見えるように
       バール、レストランになっていましたが、
       ひんやりと、涼しそうで。



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      ◆モンタルチーノ  25

       最後は、ポポロ広場に面する、古い建物の壁をどうぞ。
       
       日本だったら、即お店に変わりそうな場所なのに、
       こうして修復しながら、まだ住宅です。
       こうした頑固さ、健全さがまだまだ生きている
       イタリアの良い所なのでしょう。



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      ◆モンタルチーノ  26

       町の地図をどうぞ
       一番南下、ロッカの手前が、町の入り口。
       
       地図でお分かりのように、
       この町もやはり市壁が取り囲んでいます
       ガイドブックによりますと、
       この市壁は13世紀の物で、全体の長さが4kあり、
       13の塔、そして町の門は6ヶ所に。 

       サン クイリコ・ドルチャから、西にわずか15K
       バスの便も他に比べ、かなり良さそうです。
       ワイン好きな方も、そうでない方も
       ぜひお出かけください!


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by italiashiho2 | 2009-05-21 00:24 | ・トスカーナ Toscana | Comments(12)
2009年 05月 15日

   ・・・ バーニョ・ヴィニョーニ ・ ローマ期からの温泉保養地 ・・・

      今日は、バーニョ・ヴィニョーニ・Bagno Vignoni のご案内を。
      オルチャの谷の北の交通要所である、サン クイリコ・ドルチャ
      コムーネに含まれ、南に6K程の距離にあります。
      古くはエトルスク、ローマ期からの温泉で有名な土地ですが、
      メディチ家が設備を整え、ご愛用したのでも有名です。

       町の駐車場から、オルチャの谷の眺めを
       麦刈りの風景が広がります。
       この辺りは、おなじオルチャの谷でも、
       広々と、緩やかに波打ちます。
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       幹線道路はもちろん舗装されているのですが、
       少し入り込むと地道が広がるシエナの広さ。
       私の車もかなりの埃まみれでしたが、
       駐車場の中に、まさに真っ白になった車。

       ワイパーの届く範囲だけ、窓の視界の開いた車を見かけ、
       よほど、写真を撮ろうとうずうずしましたが、
       すぐ脇に持ち主がおられたので・・、む、残念。



       広い駐車場が幾つかあり、何やら開けた感じで、
       あちこちにホテルが見えるのですが、
       さて、どちらに向かえば良いの?
       
       標識も見つからず、何となく人の流れるほうに歩き、
       それで正解。
       こんな道の奥に、温泉池!があります。
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       毎回のブログにアップする写真は
       30枚を超えないようにと、いつも最大努力ですが、
       今回は全部で25枚。

       それも、プールみたいな温泉池を、しつこく、
       これでもか!、とご覧頂く事にして、25枚!
       まぁ、つまり見所はこれだけ! みたいな・・、ははは。

       という事で、まず1枚目は、
       大浴槽の南側から、左手、西側を
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       これは、大浴槽の奥、北側
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       左角に、小さな囲いが突出しているのが
       お分かりでしょうか?

       あそこは、薬草園のようで、
       アップしますと・・、


       これがそうですが、
       実は、薬草園を写したのではなく、
       手前側に、ポコポコ湧き出している温泉
       撮ったのでした。
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       地下千メートル以上の深さから、52度の温泉
       湧き出しているのだそうで、
       それを集めて、ここに湧き出すように設備、
       それで、このプールみたいな大浴槽なのだそう。



       という事で、1枚目の浴槽の写真の手前側に、
       エルボリステリーア・薬草専門店がありました。
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       エルボリステリーア・オルトゥス・ミラービリス、
       ERBORISTERIA ”HORTUS MIRABILIS
       こんな名前の入った薬草袋を手にしたら、
       それだけで、効き目がありそうな気がしません?



       こちらも北側。
       薬草園も、よくご覧いただけますね。
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       蛇足ですが、このバーニョ・ヴィニョーニという名前、
       直訳すると、ヴィニョーニの浴場 となりますか。
       (バーニョはイタリア語で、お風呂、トイレに当たります)
       


       北東側を。
       こんな風に、大浴槽の周囲を建物が取り囲みます。
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       日本人の温泉感覚からすると、
       この感じはまるでぴったり来ませんよね。
       どうやって、この浴槽に浸かったのだろう?
       まさか裸で、手ぬぐいを頭に、とまでは思いませんが、
       うむ、この青空の下では、まるで想像できません!
       泳ぐ方が、ぴったりしそうです。 



       周囲を取り囲む建物は、いずれもかなり古いですね。
       こちらは、北東部分を占めます。
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       上の建物の、入り口階段部分。
       ペチュニアの濃いピンクと、水色のベンチが鮮やか。
       古い壁が、なんとも良い味ですねぇ。
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       こちらは、南と西を眺めて。
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       四角い大浴槽のイメージが、お伝えできたでしょうか?
       今回は、どういう風にご案内したら良いのか、
       私自身とりとめなくて・・。 

       イタリアのどんな小さな町に行かれても、
       必ず中心広場があり、その周囲を行政関係のお役所等が
       取り囲み、そして教会と鐘楼がありますね。

       で、このローマ期から温泉で有名な
       このバーニョ・ビニョーニの町では、
       その広場の代わりに、大浴場があると。
       大浴槽が、町の活動の中心位置にあり、
       ついでに、まぁ、浴槽の隣に教会があると・・。

       はい、西側に見える、小さい四角い鐘楼が
       屋根の上に突出した、そっけない正面壁の建物が、
       サン ジョヴァンニ・バッティスタ教会。
   

       北側から見た南部分、ロッジャが見えます。
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       現在、この大浴場は使われておらず、
       温泉利用は、各ホテル内で、という感じですね。

       なぜ、この町にフラフラと行ったかと言いますと、
       以前TVのCMで、冬の夜の雪景色の中、この浴槽から
       もうもうと湯煙が立っているシーンがあり、
       何となく、日本の露天温泉を想像し、一度見たくて・・。

       まぁ、ロマン溢れる冬の雪の夜ならぬ、夏の青空の下では
       健康すぎて、趣味ではない、というか・・、ははは。

              

       上でご覧頂いた、屋根つきの廊下の様な部分、
       これは、ロッジャート・ディ・サンタ カテリーナ
       と呼びます。
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       このロッジャの脇から、浴槽の温泉水が小川のように
       流れ出しているのですが、
       町の中を流れつつ、施設や、温泉利用の製品工場に。
       かっては、水車を回し、灌漑作業にも利用されていたようですが、
       現在は、公園として整備された様子です。



       少し写真が小さいですが、  (ガイドブックより)
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       こちらが、上のロッジャに名を冠された
       シエナの聖女、イタリア、そしてヨーロッパの守護聖女
       サンタ カテリーナです。
       1347年シエナ生まれ、33歳の若さでローマで死去。
       が、単なる宗教生活にこもるというのではなく、
       対外的にも、政治的にも、大変積極的に働いたようです。

       シエナの染物業者の娘に生まれた彼女は、
       ここに何度か療養に来ていたそうで、
       (一説には、修道女になりたいという希望を捨てるようにと
        望んだ両親が、連れて来ていたとか)
       15世紀になってこのロッジャが作られ、
       彼女に奉納されたという事。

       シエナの彼女の生家跡には、現在聖堂がたてられ、
       見学もできますが、
       すぐ隣が、コントラーダのオーカ(家鴨)の集会所で、
       夏行きましたら、パリオの衣装の若者がぞろぞろいて、
       うふっ、と笑いが込み上げたのを覚えています。

       シエナのご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/8296168

       シエナのパリオについては、こちらを。
       http://italiashio.exblog.jp/8335590
       http://italiashio.exblog.jp/8335422
       http://italiashio.exblog.jp/8363409
       http://italiashio.exblog.jp/6005331
       http://italiashio.exblog.jp/5728052
       http://italiashio.exblog.jp/5544938
       
       あきれるほど、載せていますね。
       こんなにお祭りが好きだったっけ?!



       ロッジャの柱にもたれ、休憩中の女性2人。
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       この温泉に通った有名人物としては、
       サンタ カテリーナの他に、ロレンツォ・デ・メディチ
       イル マニーフィコ と呼ばれたルネッサンスの大文化人、
       メディチ家の大人物ですね、

       そして、自分の生まれた町をルネッサンスの町、
       ピエンツァに造り変えたピオ2世 など。

       いずれにしても聖地ローマと、北の国をつなぐ中世からの巡礼道、
       ヴィア・フランチジェーナがすぐ傍を通っていたのですから、
       旅人にとっては、さぞや生き返る思いの温泉でしたでしょう。

       この温泉が記録に登場するのは、995年だそうですが、
       それ以前に、ローマの詩人たちの言葉があります。
        他には、このような場所は知らない、として、
        浴槽と温泉、柱廊の影の下の読書、散歩と好ましい会話・・、
       そして、もひとつ、
        適温の水に、ロバの乳とビアーダ(穀類の一種のようですが)
        を混ぜて使う、と。
       食べたのでしょうね?
       
       Marziale、Ovidio の名も知らず、検索をかけましたら、
       いずれもローマ期の、有名なラテン語詩人と出ました!!
       ええねん、イタリア人だって、
       額田王や、山上憶良なんて知っちゃいないよねぇ?!

       フィレンツェのご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/5344172

       ピエンツァのご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/9546668



       こちらが、ロッジャートを東から見た所。
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       真ん中左側レンガ部分、礼拝所ですが、
       ここも、聖カテリーナに由来する様子。

       この温泉水は、重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、炭素を含み、
       リューマチ、関節炎、神経痛、炎症に効果があるとの事。



       駐車場脇から、中心の大浴場にかけ、
       広々とした公園が広がります。
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       町の中をあちこちと、小川のように温泉が流れているそうで、
       そこでは、だれもが足をつけたり、出来るそうです。
       (気がつきませんでしたぁ)
      


       何軒かのお土産物屋のひとつ。
       並んで掛けられている陶器の図柄が、なかなか良くて。
       でも、日本の陶器の技を見慣れた目には・・ウム。
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       バールや、レストランも、大浴場の周囲に何軒か。
       いずれも、田舎にしては洒落ているようでもあり、
       逆にいかにも、古い湯治場のようでもあり・・。
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       濃いピンクのブーゲンビリアと、赤いゼラニウム。
       陽射しが強いので、目に沁みます。
       手前の石のベンチが、いかにも古げで。
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       古い井戸がありました。
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       道脇のバールのテラス席ですが、
       飲み物を運ぶ女性の白いパンタロン姿。
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       写真で見るよりも、ずっとはっきり見えたのです。
       何が? って、目を凝らして見て下さいな。



       広場の脇のシナの木が、花が済み、
       小さな実が膨らみかけていました。
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       風に揺れ、少しピンアマで失礼。



       見上げた丘の上。
       反対側の山の上には、古いお城跡もあるようです。
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       最後にまた、
       駐車場からのオルチャの谷の眺めを。
       糸杉の並びが、風情をそそります・・。
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by italiashiho2 | 2009-05-15 00:20 | ・トスカーナ Toscana | Comments(8)
2009年 05月 09日

   ・・・ ラディコーファニ ・ 中世カッシア街道、要塞の町 ・・・

      今日からまたトスカーナはシエナ南部、
      オルチャの谷あちらこちらのご案内を続けます。

      まず今日は、ラディコーファニ・Radicofaniにお連れしますが、
      この地名、殆どの方はお聞きになった事がないと思います。
      がこの町は、ローマからシエナを結ぶ、中世のカッシア街道
      巡礼道、商業道のヴィア・フランチージェナが通る要所で、

      オルチャの谷を睥睨し続けた見事な要塞跡が残り、
      見学出来るようになっています。 ではどうぞ!

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       トップは、今回オルチャの谷訪問の基地として宿を取った、
       ピエンツァの東に位置するモンティッキエッロ・Monticchielloから、
       麦畑の遥か南に望むラディコーファニ

       距離は約34Kありますが、
       それでも真ん中左寄りに塔が1本見えますね?
       これがカッシア街道を見張り続けた、有名な塔なのです。

       一昨年オルチャの谷を訪ね、キアンチャーノあたりから
       このラディコーファニの姿を教えられて眺め、
       はじめて聞く土地の名前ながら、塔が見えたので、
       即、登れるのか?と尋ねたshinkai!

       ラディコーファニの町はどこにあるか
       オルチャの谷のほぼ南の端、ラツィオ州に近くなります。

       ピエンツァのご案内の最後、オルチャの谷の地図でどうぞ。
       http://italiashio.exblog.jp/9546668



       昨年夏、オルチャの谷の旅行を計画した際
       塔に上れなくては意味がないと、
       サイトを調べ、管理事務所に電話して尋ねましたら、
       次の日曜日は結婚式があるからダメだけど、
       その次は大丈夫、といかにもイタリアらしいお返事で・・!
       (見学時間は、のちほど)

       これは、すでにかなり町に近寄ってからの眺めですが、
       上の写真とまるで同じ形に見えますね。
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       近づくにつれ、曲がりくねりの上り坂になりますが、
       シエナのクレーターと呼ばれる、
       かっての海の底の風景が、ひょいひょいと現れます。
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       シエナのクレーターの麦秋風景は
       http://italiashio.exblog.jp/8396653



       町に着いての駐車場脇で、こんな方に。
       6,7cmはあったかな、
       轢かれたらどうするの、と持ち上げて移動させ・・。
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       町の地図も見つけましたが必要ないと思います。
       この通りは、いわば町の中心を抜けるローマ通り。
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       町は海抜780mに位置し、そのせいか
       空気はひんやりとし、町全体の印象もさっぱりと地味加減。
       と言うのも、建物の石の色がかなり濃い色なのですね。
       こげ茶、茶色、そしてグレイの石組みがそのままで、
       町全体がそういう色。

       常のイタリアのように、クリーム色やピンク色の壁色もなく、
       アッシジのように、明るい白とピンクの石の色でもなく、
       まさに古い中世のまま、存在している感じ。



       上の写真の左手あたりに教会があり、
       それも、町の並びに埋もれた感じの教会で、
       中に入って大変意外に思ったのは、祭壇に大きな
       デッラ・ロッビアの色鮮やかなブルーと白の作品
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       調べて分かったのは、
       教会の名はサンタ・アーガタで、13世紀に遡り、
       現在の内部の形は18世紀に修復と。
       アンドレア・デッラ・ロッビアのこの作品は、
       1500年位の作品との事。



       こちらは、前に広い広場を持つサン・ピエトロ教会
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       ガイドブックによると、オルチャの谷の
       ロマネスク‐ゴシック様式の重要なものとか。
       やはり内部には、デッラ・ロッビアの祭壇がある様子。
       (見ておりませ~ん、何をしとったんだろ?!)



       サン・ピエトロ教会前広場の、角の建物。
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       やはりご覧の通り、石の色が濃い目でさっぱり感。
       古い町にしては壁に無駄な汚れが見えませんから、
       町全体がきれいに洗われ,修復されたのかも。

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       オルチャの谷、ユネスコの世界遺産指定効果かな?



       ふと小路の奥を見つめ、目を上げると、
       見上げる山の上に、要塞の塔
       おお!この高さ。      
       なんとなしに、中世の威圧感をも。
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       もうちょっと、町を見てから行くけん!  



       サン・ピエトロ教会の裏、南側が公園になっていて、   
       その隅にこんな石像。
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       ギーノ・ディ・タッコ・Ghino di Taccoという
       13世紀のイタリア版ロビン・フッドとでもいう
       山賊、義賊だったという人物!


       いわば豪族の家に生まれ、父親、叔父、弟と4人組の強盗で、
       一同捕まり、父親と叔父は処刑されたものの、
       彼と弟は年少の為許され放免。
       が、3年ほどの後に父親の仕事を引き継ぎ、

       このラディコーファニの要塞を根城に、
       街道筋を行く金持ちを襲い、貧乏人や巡礼たちは通し
       殺したりはせず、生き延びるだけの物は残したという、
       紳士の山賊と呼ばれたんだとか・・、ははは。

       面白い逸話を2つ
       父親と叔父は、シエナのカンポ広場で処刑されたそうですが、
       その判決を下した裁判官が出世し、教皇庁の裁判官に
       なっているのを知り、復讐のためローマまで行き殺害。

       その首を槍の穂先につけて戻り、長い間晒したとか。
       この逸話は、ダンテが神曲の煉獄編に取り上げているそうで、
       ボッカッチョのデカメロンにも、彼が登場するとか。

       もう一つは、ローマ詣でから戻るフランスの修道院長を捕まえ監禁、
       パンとソラマメ、そしてサン・ジミニャーノのワインのみを。
       所が修道院長はローマでの暴飲暴食がたたり、
       胃と肝臓が悪くなっていたのが、この食事療法で奇跡的に快復!

       この修道院長のとりなしで、裁判官の殺害も法王から許され、
       騎士の称号まで得たという・・、
       読んでいて笑いましたぁ!



       町の西の端、要塞への登り道の脇に
       ひときわ大きな立派な建物があり、見ましたら、
       カラビニエーリ・警察署に使用。
       うんまぁ、そうすると、修復するのも面倒なく、
       保存にも役立つよね。
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       要塞への道を辿ります、はい、歩いて。
       途中で、しまったなぁ!と思うほどの
       長~~い、結構傾斜のキツイ山道でした。
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       ここは坂道途中にあった墓地への入り口
       かってはここも要塞の一部だったようですが、   
       ここかと思って、喜び勇んで入って行ったのでしたぁははは。
       で、すごすごと引き返し、また山道を。

       

       山の上にハァハァと辿り着くと、
       要塞の周囲はかなり深い林に囲まれていて、
       小道を抜けて行きます。
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       上の林を抜けると、一転してぱっと開け、
       キャンプ場を想像させる木造りのバール兼入場券売り場があり、
       インディアン式の3角テントもあったりして・・!
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       案内の矢印に従い、要塞の下、外側をぐるっと回って、
       このトンネルをくぐって登り・・、
       (写真は、上から逆に見た所)
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       この壁は、最初入って突き当たる、
       多分警備兵の詰め所部分だったようで、
       ここから上の写真のトンネルをくぐって登ります。
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       上の広場に出ると、目の前にぐっと立ちふさがる感じで、
       厳めしい塔と、城壁の屹立した線
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       要塞の存在が記録に出るのは8世紀の末だそうですが、
       ローマから北に続く街道の要所であり、
       教皇領と、シエナ、フィレンツェとの境界線、
       (ラツィオ州とトスカーナ州の境界線でもありますが)
       にも当たる戦術上の要所として、
       当初から実戦的に拡張設備されたと。

       ローマ期からのカッシア街道に、巡礼道、通商街道としても
       大きな働きを齎したヴィア・フランチージェナが重なる訳で

       巡礼者を保護するオスペダーレは、この区間に3か所もある、
       ラディコーファニは重要な町だったのですね。

       ヴィア・フランチージェナについては、こちらを。
       http://italiashio.exblog.jp/9599110



       塔、城壁の跡の周囲は広々と修復され、
       幅の広い城壁から、町を見下ろすとこんな感じで、
       サン・ピエトロ教会も見え・・。
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       要塞は、18世紀の中ごろに爆薬庫の破裂で破壊され
       (どうやら守備隊長が配置転換を恨んでの事と)
       それ以降放置されていたのを修復、
       1999年より博物公園として公開されていると。

       毎日10時半から、19時半まで公開
       (冬はこれより短いと思います)
       案内の電話番号は、la Societa Brigadoon: 331 4103303

       要塞のサイトは、こちらもどうぞ。       
       http://www.fortezze.it/rocca_radicofani_it.html 



       ここに行ったのは昨年7月の初旬でしたが、
       城壁の外には、既に秋を思わす植物も。
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       今はまさに公園のイメージですが、
       場所を移動するには、かっての城壁の門をくぐります。
       その雄大さ厳重さからみて、当時の要塞の雄大さを想像。
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       ここが、主塔の入り口
       階段を上がったかなり高めの位置にあり、
       上に見える紋章は、15世紀のメディチ家の紋。
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       蛇足ながら、
       メディチ家がトスカーナ一帯に造った要塞の数
       いくつあると思われますか?
       59と!
       大変な財力、そして財を守るための努力、ははは。

       町から下った所に、ラ・ポスタ・La Postaと呼ばれる
       16世紀に、メディチ家の狩猟の館として建てられた
       邸宅があり
       後にはローマへの街道筋の宿場として、
       馬車馬の取り換え、旅行者への食事提供場所として栄えたそう。

       チャールズ・ディッケンズ等も宿泊したようで、
       吹きまくる風の音、荒い岩の風景
       階段をひっきりなしに上り下りする人々
       などと書き残していると。

       

       塔の入り口の階だったと。
       いろいろな資料も展示され、
       修復の際に見つかった、エトルスク、ローマ期の発掘品も。
       いかにも、年代を経た壁の色
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       主塔の最上階
       上がってみると、周囲の景色以外特別な事もなく、
       正直言って、気が抜けるというか・・!
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       で、この最上階の広さとか、塔の高さとかを
       皆さんにお伝えしようと、数字を探し回りました。
       見つかりません!
       買って戻ったガイドブックにも、どのサイトにも!
       
       町の海抜が、780m
       要塞のある山の高さが、896m
       その上に主塔があります。
       ご想像下さい!

       と、もう一つのおまけの発見は
       どうやら18世紀の爆発の際、
       主塔も上部分が破壊されていたのを、
       1927年に再建された模様。
       となると、私の気が抜けたのも当然かも・・。



       塔の上からの眺め、こちらは北を
       サン・クイリコ・ドルチャ、ピエンツァ、モンタルチーノ方面を。
       少し霞んでいるのが残念ですが、やはり雄大!
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       主塔の入り口部分を見下ろして。
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       街道筋を見張るための重要な塔でもあったようですが、
       戦争捕虜の監獄としても利用されていたと。

       そういえば、ヴェネトのソアーヴェのお城の修復でも、
       塔の下から何メートルにも積った人骨が出たとか・・、
       わっ、思い出してしまった!!

       思い出したい方、こちらです。
       http://italiashio.exblog.jp/4328356



       こちらは、西側を。
       下側1cm程の部分にす~っと白い線が見えますか?
       あれが北から、シエナからサン・クイリコ・ドルチャを通りここに、
       そして南にヴィテルボ、さらにローマに繋がる、
       かってのカッシア街道、ヴィア・フランチージェナ
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       写真だと、広大な風景を小さな中に閉じ込めるので
       見えにくいですが、実際の目にはよく見え、
       戦術的位置、という言葉を大いに納得

       正面のこれまた雄大な山は、オルチャの谷の西を占める
       モンテ・アミアータ、アミアータ山
       ここには10世紀頃ベネデッティーノ派の修道院があり、
       一時はラディコーファニをも治めていたのだとか。
       何となく、日本の僧兵の姿も重なり・・。



       最後にガイドブックから、
       要塞の全体が良く分かる写真をどうぞ。
       左上の角が、要塞見学の入り口。
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       これだけの土地を、きちんと修復して保つのは
       大変な仕事だったろうと。
       植物の繁殖力はすごいですから、
       ジャングルの様だったのだろうと、想像しました。
       
       夏には中世の衣装で、さまざまな武器を使っての
       戦いの模擬や、お祭りもある様子。

       まさに、つわものどもが夢の跡


    *◆*◆*

       行き方ですが、
       車でないとかなり難しいものの、バスの便があります。
       サン・クイリコのご案内の最後に、
       バスの時刻表の探し方を載せています。
       http://italiashio.exblog.jp/9573061

       そのページで、Ricerca Orariを開き、
       出発を chiusi chianciano  到着を Radicofani
       そして希望の日時を打ちこむと、必要な時刻表が出ます。
       1時間ほどで行けるようです。
       ただし、サン・クイリコからは便がなく、
       つまり、シエナ方面からは難しいという事になりますね。
       ローマからをお考えください

  




   
                

by italiashiho2 | 2009-05-09 00:25 | ・トスカーナ Toscana | Comments(12)
2009年 05月 03日

   ・・・ コルティナ・ダンペッツォの遅い春 ・・・

      今日は、10日ほど前に行きましたコルティナ・ダンペッツォ
      Cortina d'Ampezzo の遅い春 をご覧いただきます。
      この冬は40年ぶりの大雪や、悪天候で大変でしたが、
      そう、まだ雪が残っていました!!

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       この冬が大変寒く長かったとはいえ、ここの所
       我が家の辺りは、さすがに春たけなわとなり
       雨上がりにお天気が2、3日続くとぐんと緑が増え、
       木々の葉の隙間も見えない程になっています。
       が、80キロ程の道のりの間に、季節が後戻りして行きます。

       夏のドロミテ ・ コルティナ、ミズリーナ湖
       と比べてみて下さいね。
       http://italiashio.exblog.jp/5912086/       
       同じ場所の写真も、載せていますので。


       夏のコルティナ、岩山のドロミテ山系しか
       実際に見た事がないので、
       雪が見えた時は、ああ、雪だ、雪だ!と少し興奮。
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       コルティナに行ってくる、と話し、
       きっと、まだ雪があるよ、と聞いてはいても、
       やはり自分の目で見ると、おお!



       大変お天気がよく、陽射しも強く、
       寒くはないですが、やはり空気はひんやり。
      雪の白さが、目に眩しい
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       町の中心の山側、バス駅の隣に大きな駐車場が
       ありますが、今回は町の入り口の下に止め、
       少し歩いて中心に向かいました。

       懐かしい、小さな礼拝堂みたいな教会
       再会です。
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       コルティナのドゥオーモの鐘楼。
       裸木、そして人々の姿なし!
       これも始めてみる、コルティナの町の姿。
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       4月半ばの復活祭の時のニュースでは、
       スキー客であふれていましたし、
       週末の連休は、また混むだろうし、
       道も狭いので、停滞すると困ると、
       平日に出かけたのですが・・。
       店も、レストランも殆どが閉めていて
       お昼を食べるのに、かなり探し歩きました。



       とはいえ、町中の道は、車の通行が結構あるので、
       山側を通る散歩道を行きます。

       と、あちこちにこんな雪だまり!
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       嬉しくなって触りましたが、
       当たり前ながら、やはり、冷たかった!
       冬、自分の家に振る雪は、寒いだけですが、
       こんな青空の下で、この時期に見る雪は、
       何となくうれしく・・!

       そう、この冬にコルティナに降った積雪量は
       8mとかいうのですから、
       そう簡単には、解けませんよね。



       雪の多い土地のコンドミニニオは山小屋風の、
       木が多く使われたものが多いですが、
       こんな可愛い入り口を見つけました。
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       少し上から見渡す、町の向こうの谷部分
       こんな風に、雪が残っていました。
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       子供たちが、道で賑やかに遊んでいます。
       右の草原部分、まだ雪の残っている所も。
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       VIPの避暑地として有名なコルティナですが、
       子供の遊び場所には、こんな素朴な形も。
       向こう側のタイヤがペチャンコにへこみ、
       なんとなしに、笑えてきます。
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       雪の解けた後の草原に、小さな白いものが見え、
       あれ?! と、気がつくと、
       こんな可愛いのが、開いているのです。
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       届いたばかりの、春の知らせ!


       そして、ほら、こんな風にしっかりと、
       遅い春を、誇らしげに謳歌している場所も!
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       花屋さんで見かけるのよりも、
       ずっと、小さく儚げ
       でも野生の強さを秘めています



       緩やかな散歩道を、中心に向かって戻ります。
       右側の三角屋根の重なり部分が、
       コルティーナのバス駅
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       ヴェネツィア方面からは、カラルツォ・ディ・カドーレまで
       ここが国鉄の終着駅で、ここからバスが連絡します。



       夏のコルティナで、このバールの写真をご紹介しましたが、
       今は店じまいで、子供が自転車遊びをゆうゆうと。
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       ホテルの角に、素敵な案内がありました。
       が、読みとるのに、かなり苦労を!
       ホテル・デ・ラ・ポステ、郵便馬車ですね
       こんな馬車で、北国からイタリアにやって来たのでしょうね
       モーツァルトも、ゲーテも
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       奥に見える、紋章入りの建物は、
       たしか、お役所。



       この町の建物には、こんな風に、
       模様が描かれているのが多いのです。
       もちろん、人物などの図柄もありますが、
       ここには、サン・マルコのライオン君が見えます。
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       屋根は、雪対策で、尖った形の金属製。



       ここ数年、ヴェネトの各地、とりわけ周縁地域が
       ヴェネトから離脱し、お隣のアルト・アディジェ州、
       または、フリウリ州への融合を目指し
       住民投票で意思を決める、のが大流行で、
       このコルティナもその一つの筈なのですが・・、

       ドゥオーモ前の広場に、しっかりとヴェネトの旗が翻り・・、
       無言の威圧かな?! と可笑しくもあり。 
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       コルティナの町から、北東奥に14K
       海抜1809mの峠を越え、ミズリーナ湖に

       ちなみに、コルティナの町は、海抜1224m、
       ミズリーナ湖は、1756m。

       他の車に殆ど出あわず、
       道脇の雪の積りが、1mほどの高さ
       まぁ、走る道は全然雪がなく、問題ありません。

       途中に、こんな小さな湖
       夏通った時には、気がつかなかった眺めです。
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       水面に青空が映り、こんな色!
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       雪解け水で、岸辺が濡れ、
       今ようやっと、少し緑が見え始めた所。
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       峠を越し下り坂を少し行き、アウロンツォに下る道と別れ、
       左に入って行くと、じきにこの風景。

       奥に見えるホテルの向こうに、湖があり、
       右奥の高い山が、有名なトゥレ・チーメ・ディ・ラヴァレード
       と呼ばれる山ですが、さて、3つの峰というのが
       ここからは、2つしか見えませんね。
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       上の写真の道の延長が、この写真の左を通ります。
       で、道脇が駐車場になっているのですが、
       うん?! あれ?!・・、

       駐車場の奥に、汚れた雪の壁が出来ていて、
       その隙間から、ちらっと白い湖が見え・・、

       あれ、あれ? と壁の隙間を通り抜けてみると、
       ご覧の通り、びっしりと凍結!
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       岸に近いこちら側の、ほんの少しが解け掛けているだけで、
       あとは全く、厚い、白い氷。

       そうかぁ、とまたもや、自分のうかつさ、
       間抜けぶりに、気がつきましたぁ!



       これが、駐車場と、湖の間の雪の壁
       たぶん、駐車場確保のために除けた雪ですね。
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       正面のバール兼お土産屋さんが、1軒だけ開店、
       流れる音楽の白々しさ!



       湖の向こうに、スキー客用のケーブルがありますが、
       平日とて、こちらも閉店。
       湖が、まるで雪の平原のよう
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       来た道を振り返ると、この迫力!
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       すごいなぁ!! 
       


       アウロンツォ・ディ・カドーレ

       道の分岐点まで戻り、あとは下り坂の道をずーっと
       24,5Kで、アウロンツォ・Auronzo に到着。
       ここは、ミズリーナ湖から流れ出るアンシエイ河が  
       ゆったりとカテリーナ湖になる部分。
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       海抜は862m、水辺が近年大変整備され、
       山の上から、小さな車に乗ってレールを滑り下る設備もでき、
       (これ、おもしろそう!! 試しにイカにゃ)
       一般庶民の避暑地として、有名な場所です。

       さすがにここまで下ると、雪はなく、
       緑が豊かに。

       夏のアウロンツォはこちらです。
       http://italiashio.exblog.jp/5491238 



       水が、エメラルド色なのです!
       雪が多かったせいか、水量も多く。
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       山の名前が特定できませんが、
       いずれにしても、2500mを超す山々が、
       この方面に連なります。
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       しっかりの芽吹き
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       この後再び、4月の末にコルティナ一帯に
       雪が降った模様で
       我が家から見える北の山並も、また白くなりました。
       さて、本格的な春はいつ?!

       コルティナのご案内は、こちらにも。
       http://italiashio.exblog.jp/5065422
       http://italiashio.exblog.jp/5340352
       http://italiashio.exblog.jp/5930024


     *◆*◆*
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by italiashiho2 | 2009-05-03 00:25 | ・ドロミーティ Dolomiti | Comments(10)