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2010年 06月 26日

   ・・・ セザンヌのアトリエ ・ エクサン・プロヴァンス ・・・

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      今日は、エクサン・プロヴァンス・Aix en Provence の街の高台にある、
      フランス印象派の巨匠として名高い ポール・セザンヌ・Paul Cézanne
      アトリエのご案内です。
      街の標識でご覧の様に、Cezanne の最初の e にはアクセントがいるようですが、
      該当文字が無いので失礼して。
      (と書きましたら、Otiumさんがコメントで教えて下さったので、
       それをそのまま頂いて、訂正しました!)
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      エクサン・プロヴァンスはどこにあるか、ももう一度地図でどうぞ。
      かってのプロヴァンスの首都で、文化芸術も庇護され大いに繁栄した街、
      15世紀末にフランス王国に併合され、大学・法院で名高いのだとか。

      大変に爽やかな、緑の多い洒落た大きな街の印象が残りますが、
      まずは写真が少なく!整理しやすかった、セザンヌのアトリエからご紹介を。
      街のご紹介は、少々お待ちを!

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      ◆アトリエ  1・2・3

       街の地図は最後にご覧頂きますが、アトリエは街の北高台にあり、
       せっせと緩やかな坂道を上ります。

       現在の木々に囲まれたアトリエの様子と、
       古い写真に残る、オリーヴと無花果畑の中の姿を。       
       道も現在はもっと広く、舗装されています。

       ずっと街の中心に向かい家が立ち並び、ちょっとした住宅街。

       アトリエの売店には、日本語版のガイドブックと、
       ガイドが確かある筈、と貰ってくれたパンフレットもあり、
       アトリエ内は写真禁止でしたので、
       絵葉書や上記からの写真でご覧頂きますね。



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      ◆アトリエ  4・5・6

       古い写真にも様子が伺える門。 
       門扉に貼ってある案内には、

       ほら、これが私のアトリエ
       私以外はだれも入れませんが
       でも君は友達だから
       一緒に入りましょう

       下の小さな写真はちょっとしたユーモアで、
       犬は入れません、の標識をワン君が咥えているのです。

       が、入ってすぐの位置に猫ちゃんが寝ており、
       皆ぞろぞろ入って行くのにも、頭をもたげただけ・・!



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      ◆アトリエ  7・8

       1階部分の入り口辺りと、庭のテラスに置かれたテーブル席と。

       傾斜地の為、アトリエの前庭部分は細長く奥に続き、
       段差がついて下の庭に繋がります。
       大きく育った木々がうっそうと枝を広げ
       木漏れ日が落ち、美しいゆったりとした空間を



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      ◆アトリエ  9・10

       入り口部分と、
       右に見える画架上の写真のセザンヌ。

       彼はこの7000平方mの土地を、
       2000フランで1901年11月に購入し、
       1886年に父親が死去し、その遺産金で、と聞きましたが、
       10ヶ月間をかけアトリエを建設し、
       ここに彼の絵のモチーフを全部運びこみます。

       63歳になる画家がこうして自分の想いをこめたアトリエを持ち
       住居から、季節も天候も意に介さずに毎朝ここに通い
       朝の6時から10時半まで仕事、11時にお昼を食べに街に下り
       午後またここに戻るか、外に描きに出かけたのだそう。

       夏の酷暑の時などは食事をここに運ばせ、
       来客の時などは2人前を頼み、・・と

       いかにも堅実頑固で、自分の絵とのみ 取り組む
       既に若くない画家の姿 が楽に想像できます。
              


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      ◆アトリエ  11・12・13

       アトリエ1階の窓、
       左の窓の内は事務所、右は売店に。

       木漏れ日の下のベンチ。



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      ◆アトリエ  14・15・16

       かっては葡萄や無花果畑だったという土地も、
       今はこんな風に気持ちの良い、
       ゆったりと思索に耽り、気持ちの休まる庭に。



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      ◆アトリエ  17・18・19

       アトリエの西の角から軒下の様子を。
       破風が東に向かってと、この南向きと2つあり、

       傾斜地の下側から見た1階部分、
       そして建物の右横、上の傾斜地に続く石段横の井戸。



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      ◆アトリエ  20・21・22

       この石段を上ると(写真は上から)
       アトリエ北側の、建物のちょうど中間の高さに出て、
       大きな窓が見えます。
       北側の窓からは、日の光が一定して入りますから、
       画家のアトリエは常に北窓が大きいのですね。
       
       左奥に見える細長い切れ込みの窓は
       「大水浴」の大作が窓から搬出できず、開けたのだそう。

       と、その絵の前のセザンヌ。
       この写真は1904年撮影だそうで、後ろに見える絵の構図が
       ロンドンのナショナル・ギャラリーのとも、
       フィラデルフィア美術館とも違っていて、どこのか特定できませんが、
       年代と下部の空きから見て、フィラデルフィアの作品中途かも。



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      ◆アトリエ  23・24・25

       で、いよいよアトリエ内部に。
       
       入り口を入ってすぐの狭い階段をあがると、
       そこ、2階全部がアトリエ。

       ほぼ正方形の形に近いでしょうか、
       天井も高く、広いアトリエではありますが
       高名な画家のアトリエとしては、意外に小さい印象を受けました。

       写真撮影禁止の表示に気がつかず、(想像はしていましたが)
       1枚撮った所ですかさず、ダメですよ、の声がかかり
       上の1枚だけ。

       こちら側が東向きで、
       天井の高さなどもご想像できるかと。

       イーゼルの後ろの細い切れ込み部分が、大作搬出用窓で、
       上の写真にも写っているストーヴが、何とも素敵でした。



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      ◆アトリエ  26・27・28・29

       こちら側は西側。

       カラー写真はガイドブックにある現在の姿で、
       白黒のは、セザンヌの没後15年にここを買い取った
       マルセル・プロヴァンスという人の時代の写真とか。

       同じ場所ですが、少し違いますね。
       私が見たのもカラーの写真とはほぼ同じでも、
       角のイーゼルの下辺りが少し違いました。
       管理の方の話では、セザンヌ当時の雰囲気を残すように努めている
       との事で、果物などもプラスティックながら静物画のモデルと
       そっくりに置かれていました。

       アトリエを買い取ったマルセル・プロヴァンスという人は詩人で、
       セザンヌの仕事を高く評価しており、保存の為にも
       アトリエには手をつけずに1階部分のみで生活したそう。
       が、1951年のこの彼の没後、
       この近辺に土地業者の動きが出始めて、保存運動が起こり買い取り、
       こうして現在も市の博物館の一環として、管理されている訳です。

       カラー写真の右端に切れて見える引き出し式の小箪笥を
       ガイドが開けて見せてくれ、絵に使われた白いパイプなど
       意外に小さいパイプ、を見る事が出来ました。

       真ん中にアモールの石膏像がある写真、
       上の棚に青いガラス瓶が見えますね。
       写真のアトリエ内に写っているモチーフ類は全てあるそうですが、
       唯一、この青いガラス瓶が現在無いのです。
       何年か前の建物の修復時に、紛失したのだとか。
       やりますねぇ!

       セザンヌが晩年にこのアトリエを建て、
       実際にここで仕事をしたのはわずか4年間ですが、
       すべてのお気に入りのモチーフを運び込んだという事からも、
       いかにも彼の絵に掛ける気迫が伝わってくる場所で、

       作品の展示もなく、常の美術館とは違いますが、
       仕事場、そして場の持つ空気が十二分に感じられました。



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      ◆アトリエ  30

       自筆の書簡は、1902年9月1日付けで、
       姪のポール・コニル宛てで、

       ちっちゃい(可愛い)マリーが
       出来上がったアトリエの掃除をしてくれたので
       少しづつ引っ越しをしています。 

       私にはまるで読めませんが、達筆ですよね。      

       

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      ◆アトリエ  31・32

       カタログにありました「庭師ヴァリエ
       1906年 65X54cm

       私には正直言って、セザンヌの絵は分からず、
       実物を見た事もなく、
       画集の中の作品は美しいとも思えませんが、
       これは好きです。

       そして画集で見るセザンヌの有名作品よりも
       ずっとこのアトリエが気にいりました。
       自分の思う形を求め続けた格闘そのものの作品よりも、
       一直線に追う姿勢を映し出すアトリエが好き、
       というのは生意気なのでしょうが・・。

       壁に写る2階の鎧戸の影。



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      ◆街の地図

       エクサン・プロヴァンスの街の地図をどうぞ。
       
       ちょっとチリチリして見難く申し訳ないです。
       左下にインフォメーションがあって、
       そこからセザンヌの足跡を辿れるように、
       >>> の印がついているのですが、
       まぁ、省略してご案内しますね。

       数字の横に緑の四角をつけました場所、
       1. 生家 ですが、1839年1月19日にポール・セザンヌは
          慈善病院で生まれ、妹はこの家で1841年に誕生
          両親が結婚したのは1844年1月29日
       34.サン・ピエール墓地 1906年10月24日ここに埋葬
       2. セザンヌの父親がしていた帽子店
          街のご紹介の時にこの辺りもご覧頂きますが、
          父親はその後 地図26で銀行業を
       3. 芸術家たちの集った キャフェ・デ・ドゥ・ギャルソン
       15.ミニュ中学校 エミール・ゾラ等と知り合う。
       28.セザンヌの最後のアパート 1899年から1906年10月22日夜
          に亡くなるまでここに。
          10月15日にアトリエの近くで描いている時に嵐になったものの
          描き続け、ずぶ濡れになって意識を失い、洗濯屋の荷車で家に運ばれる。
          が、また翌朝アトリエに出かけ、死にかけて帰宅。
          絵を描き続けながら死ぬ事を望んでいた彼は、
          22日から23日にかけての夜に亡くなりました。
       31.大変美しいサン・ソヴァール大聖堂 
          毎日曜にミサに通い、彼の葬儀もここで。

       グレーの丸の付いたあの道を約800m上ると、彼のアトリエに。

     ◆ Otiumさんが、航空写真に番号がついているサイトを教えて下さいました。
       http://www.bing.com/maps/default.aspx?v=2&FORM=LMLTSN&cp=r7prskhfmdxc&style=b&lvl=1&tilt=-90&dir=0&alt=-1000&scene=10973662&phx=0&phy=0&phscl=1&encType=1&mapurl=http://www.cezanne-2006.com/cezanne_2006/documents/Cezanne_2006.kmz

       アトリエの位置、街の様子も良く分かります!
       どうぞご覧下さい。 
       Otiumさん、有難うございます!! 

       この地図に付いている番号はすべて、彼の足跡、住んだ家などを示します。
       セザンヌ・ファンの方で、このパンフレットを詳しくご覧になりたい方、
       管理人のみ閲覧にチェックを入れ、コメント欄にお知らせ下さい。
       コピーを取ってお送りします。



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      ◆おまけ  1・2

       売店の隅に、なぜかピカソの絵葉書が何種かあり、
       男臭いこの手の顔に弱い私は、はは、買って戻りましたので、
       おまけとして2枚程ご覧頂きますね。
       1954~55年にかけてのピカソの顔。

       売店の若いお兄ちゃんは片言の日本語をしゃべり、
       お金を払うと、「アリガトゴザ~マス」
       こちらも負けずに「どういたしましてぇ~」

       こんな様子のアトリエ訪問でしたが、
       戻って来てこれを書く際になり、漸く
       サン・ヴィクトワール山を見ずに戻った事に気付きました。
       あ~あ、ダメだなぁ!!


     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       と、この後に続く言葉が素直に出て来ません。
       敢えて、昨日のイタリアの敗北には触れたくなく・・、
       とはいえ、TVニュースもあれで持ちきりで・・、

       ああ、夏が始まるかどうか、という時期なのにぃ、
       既に夏が終わってしまった様な・・・。
       
       大いに喜び騒ぐつもりが、ねぇぇ、
       でもでも、私なんぞより何倍も努力したであろう選手諸君や
       リッピ君を悪く言う気はサラサラないし・・、
       
       ただただ上手く回転しなかった何ものかに、
       kxso,kxso,Kxso!!!
       merxx, merxx, merxx, Va fa xx xxxx!!!

       は~い、次回までにはしっかり気を取り直し、
       頑張って夏に立ち向かいます!

       皆さんも、お元気でどうぞ!!

       
       

by italiashiho2 | 2010-06-26 00:16 | ・フランス France | Comments(17)
2010年 06月 21日

   ・・・ フランスへの道 ・ 689キロの道のり ・・・

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      先週5日間出かけて来ました、フランスのプロヴァンス地方ですが、
      朝5時出発、途中休憩や昼食時間を挟みつつ、国境を越え、
      午後の2時頃でしたかモナコに到着しました。

      今日ようやっとその道中の写真を纏めましたので、
      フランスへの道 という事で、説明抜きでご覧下さい。
      はは、何せ初めての道で、教えて貰っても覚えていませんで・・!
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      地図をご覧頂くとお分かりのように、ブレーシャ・Brescia から
      南に下り、ジェノヴァ・Genova の西で海岸線に出て
      紺碧海岸をモナコまで、689Kの道中でした。

      モナコでガイドと落ち合い、街中を見たり見学もありましたが、
      朝からぐずついていた天気がモナコで雨となり、
      土砂降りの雨の中、再度バスで283K の道をホテルまで!
      片道計900k の走行距離という訳で、
      戻りもまた同じ様に、ニース・Nice で一旦見学の後帰路という、
      土地続きのヨーロッパの旅行形態を身を持って経験した訳で・・、
      う~ん、便利でもあり、逆にしんどくもあり、を実感しました。

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      ◆ヴェネトから ~ ポー河



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      ◆ロンバルディア ~ エミーリア・ロマーニャ

       麦秋の色が、大変美しい土地でした!




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      ◆リグーリア

       もう一度辿ってみたい気もする旅ですが、
       物凄いカーヴとトンネルの連続する道で・・!
       



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      ◆国境

       高速道路の料金支払い所みたいでしょ?!
       なんにも無しにすんなりと通過で、
       逆に物足りない気も、無きにしも非ずで・・、ははは。



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      ◆フランス・紺碧海岸



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      ◆モナコ到着

       モナコが見えた時は、皆一斉に声をあげました。
       やはりね、大変美しいのです!!



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      ◆プロヴァンス・地図

       今回プロヴァンス地方で訪れた街・村は
       エクサン・プロヴァンス・Aix en Provance
       マルティーグア・Martigues
       サント・マリー・ド・ラ・メール・Saintes Maries de la Mer
       アルル・Arles
       ニーム・Nimes
       ポン・ドュ・ガール・Pont du Gard
       アヴィニョン・Avignone
       ゴルド・Gordes 
       ゴルドの近くのセナンク修道院・Abbazia de Senanque
  
       マルセイユを始め、たくさん見残しの土地もあるうえ、
       駆け足の見て回りで、まさにフランスの広大さを思いました。
       ボチボチ写真を整理して、順に見て頂きますね
       エジプトの2000枚には及ばないものの、
       1500枚程は撮った筈で、これからの整理が・・!

     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       という様子で、初日以降はお天気が続いたプロヴァンス旅行で、
       また少し日焼けして無事戻って来ました。

       と、なんと今朝、北では雪が降ったとか、
       昨日午後ヴェネトは大雨で、嵐の被害もあったとかのニュース。
       おまけに午後、楽しみにしていたサッカーの試合で
       イタリア選手団は、まさかのニュージーランドと引き分けに!
       いささか不完全燃焼の試合に、こちらもいささか気合い抜けです。
       次は木曜日に、最後の土壇場の試合とか・・、
       さてさて、どうなりますか。
       
       という事で、では、また。
       お元気でどうぞ!
       

by italiashiho2 | 2010-06-21 08:16 | ・フランス France | Comments(13)
2010年 06月 14日

   ・・・ イタ猫・イタ犬たち ・ 当ブログの留守番を守る ・・・

      一挙に夏日になったこちらイタリアですが、暑さあり、
      あれこれ様々片づけあり ・・ 数日旅にも出かけますので、
      その間のブログの留守番を、ワン君 猫ちゃんに丸預けにして・・
      よろしくお願いいたしま~す!

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      ◆スコミーゴ村  1・2・3

       今になると、寒くて雪の多かったこの冬が嘘みたいですが
       12月にどかっと降った雪の日のスコミーゴ村、

       家の影の、見るからに寒そうな場所から声をかけてくれたワン君、
       (逆に、暑中見舞いに使えそうな・・、事はないか)

       子犬が4つ生まれたのだけど、シニョーラ、欲しくない?との
       当のチビ君たちが、小箱に入れられて玄関の前に。
       一人は既に貰われて行ったようですが、
       さて、この子たちのマンマは確か白黒だった筈。

       玄関前で重なる猫ちゃん、
       一度ご覧頂いた、これは同じスタイルの、ははは、別の写真です。



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      ◆スコミーゴ村  4・5・6

       春先のスコミーゴ村、ご主人の葡萄畑の剪定に付き合うワン君、
       吠えながら寄って来たものの、既に目をくしゅんとさせ、
       そろそろと尻尾を振り始めて・・。
       そうだよ、shinkai の魅力には勝てないのだぜ!

       じゃぁね、と歩き始めた後ろから聞こえる、シャカシャカという音。
       何だぁと思って振り返ると、先ほどの一人が後ろに従っていて、
       シャカシャカ、と歩くたびにコンクリートに爪が音を立てるのです。
       ダイエットした方が良いよ、という程の固太りの体で、
       シャカシャカと暫く後ろから歩いた後、横道に入って行きましたが、
       ・・ワン君というのは、いつも何か用ありげに歩きますねぇ



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      ◆スコミーゴ村  7・8

       春先の陽射しを浴びて、庭で寝ているシェパード君。
       寝姿は家の横道からで、既にご覧頂いたのですが、

       家の入り口の方に回ったら、流石ガードマンでむっくりと。
       で、これが意外にハンサム君!



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      ◆サルデーニャ島  1・2

       いえいえ、まだサルデーニャ島には行った事がなく、
       これは、エジプト旅行で仲良くなったロベルタが送ってくれたもの。

       サルデーニャ島のヴァカンスの宿で、毎日お供をしてくれたのだそう、
       素敵な目をしたマンマと、まるで見分けがつかないチビ君4つ。
       夜その辺りに居たら、見えずにふんづけそう!
       Ciao, Roberta, ecco le tue foto!!



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      ◆フェッラーラ  1・2

       フェッラーラの市壁の外、散歩を楽しむワン君たち。

       着せて貰っているコートが中々スポーティーで素敵なので、
       何のマークかと拡大して見たのですが(物好き!)
       稲妻の走りと、何やらわからん英語・・。

       改めて写真で眺めた、このフェッラーラの市壁は分厚く高く、
       要塞の張り出しも素晴らしく、如何にも実戦に備えたものですが、
       これに比べ、サッビオネータの町の壁は恰好だけ、の様な・・。

       フェッラーラのご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/10815368

       サッビオネータのご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/11138517



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      ◆フェッラーラ  3・4・5

       フェッラーラの町中、かってゲットーがあったマッツィーニ通りに
       何とも素敵な雰囲気の本屋さんがあり、店の中は一種サロン風。
       挨拶かたがた立ちよる町の人々が引きも切らず、
       お喋りの輪が広がります。

       女主人の後ろに、椅子と床のクッションの席があり、
       ワンちゃんが2人。

       店内が薄暗く、写真が手振れで申し訳ないですが、
       ブチ君は狭い椅子に手を出して座り、モデルをしてくれましたが、
       白い方の女の子、光ちゃん(日本語の名前を貰ってました!)は
       野犬収容所から来たのでまだ他人が怖く、
       カメラを向けると隅っこに。
       皆の愛情で、気持ちもしっかり元気になりますように!

       最後は一度ご覧頂いたワンちゃん、角度を変えて。
       バールの表で、かなり必死な表情で待っているこの子には、
       小さなプラスティックの握りが錨の重さ。



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      ◆ファエンツァ

       マンフレディの町、と期待が大きすぎたか
       少し外れたファエンツァの町。
       また出直しましょう!

       宿の外でゴロゴロしてくれた、大きな黒ネコちゃん。

       こちらは期待以上だった、ブリジゲッラの町
       http://italiashio.exblog.jp/10593117



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      ◆セッティニャーノ村  1・2・3

       ルネッサンスの天才彫刻家で、出生の謎も持つ
       デジデーリオ・ダ・セッティニャーノ
       生地と言われるフィレンツェ郊外の小さな村。

       少し中心の通りを外れましたら、猫ちゃんがいるいる、
       でも皆、突然の闖入者に驚いたようで逃げ腰姿。

       唯一、ご主人が働く畑の脇のシェパード君が
       こちらを不思議そうに見つめてくれましたが、
       うん、片耳が垂れて可愛いね。

       デジデーリオ・ダ・セッティニャーノについては
       http://italiashio.exblog.jp/10782262

       サン・ミニアート・アル・モンテ聖堂は
       http://italiashio.exblog.jp/10764828



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      ◆シロール、そしてその周辺の  1・2・3・4・5

       昨夏行きましたアルト・アディジェの取っ掛りの村
       シロールとトナディーコで見かけた猫ちゃん達。

       町ではワンちゃんの姿がやはり多いですが、
       少しのんびりの村になると、断然猫ちゃんの姿が多いですねぇ。
       
       お隣のお家の、2階の定席からこちらを窺がうお目め、

       朝の河原で、既にトカゲ取りに励む子、

       ベランダの柵の上から見下ろす、素敵な猫ちゃん。
       抱っこしたら、どっしり重くてこちらがゴロゴロ言いそうな子!

       ヴェネト庶民の夏の避暑地、シロール近辺は
       http://italiashio.exblog.jp/10553366



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      ◆スコミーゴ村  1・2

       春先、庭先の花を写していたら、吠えながら寄って来たワンちゃん。
       声をかけた途端に、モゴモゴ言いつつ引き返し・・。

       植え木の下から吠える彼も、
       戻り道には吠えず、・・ ははは、ざまぁ見ろ!
       あんた達より、この村には長いんだからねぇ!!
       



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      ◆ドーロの骨董市で  1・2

       暑い暑いドーロの日曜市、
       ブレンタ川の水を飲む姿はもうご覧頂いたので、
       その前の、長~~~~い舌だし姿を!

       自転車の前に乗ったダックス君も暑そうに、ハァハァと。
       シニョーラに撮っても良いかと聞きましたら、
       「ああ、あんたは良いねぇ、写真を撮って貰えてぇ!」と
       ダックス君に。
       ああシニョーラ、その気持ち、よ~く分かりますですぅ!!

       ドーロの骨董市
       http://italiashio.exblog.jp/11176143



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      ◆友人宅で

       先月末にサクランボを頂きに、皆で集まった友人宅。
       地下室が心地よい集会場風に拵えてあり、
       ワイワイ言いながら食べたり飲んだりしていましたら、
       お宅のデブちゃんが、参加したくて庭から顔を突き出しました!



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      ◆ドブロブニク

       これは、ドブロブニクの猫ちゃんで、
       リンクしている かたつむりの国だより*イタリア料理留学記
       のtomoconeさんから、お借りしたもの。

       色が素敵な写真で、おまけに美猫ちゃん。

       アドリア海の向こうの、この町にも行ってみたいですねぇ!

      ◆**◆

       火曜日15日から、5日間プロヴァンスに出かけて来ますので、
       次回のブログアップは21日になると思います。
       で、今迄アップした猫ちゃん、ワンちゃん、動物たちの
       好評を博しました分に、ははは、留守番お願いリンクを。
       再度のんびりお楽しみくださ~い!

       ウェヴで出会う、愉快なワン君、動物君
       http://italiashio.exblog.jp/11050386

       WEBの輪 ・ 動物賛歌
       http://italiashio.exblog.jp/8678941       

       ねこ、ネコ、猫、馬、犬、そしてまた 猫 
       http://italiashio.exblog.jp/8173372

       憎い あんちくしょう達! ・ ワンちゃん編 
       http://italiashio.exblog.jp/7003824

       憎い あんちくしょう達! ・ 猫ちゃん編
       http://italiashio.exblog.jp/6142079


     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       未だ、パリのシャルル・ドゴール空港しか知らないおフランスに
       ほんの東南の隅っことはいえ、出かけて来ます、はい。
       団体44人のバス旅行で、朝の5時出発に遅れないようにと、
       これが一番の心配ですが、まぁ、必死に起きて行って来ま~す。

       写真も撮りまくり、またプロヴァンスなのぉ! と
       呆れられる位ご覧頂こうと、はい。
       
        
       今日の日曜朝、月一のお墓参りにヴェネツィア・メストレに。
       春が遅くなかなか天気が安定しませんでしたが、急激に暑くなり、
       今朝見る麦畑は、もう黄金色に変わりつつありました。
       麦秋!
       トウモロコシも既にかなり背が伸び、葡萄畑も茂り放題。
       どこもかしこも緑の中に、黄金色の麦畑が鮮やか!

     懐かしく思い出す、トスカーナの麦秋
       http://italiashio.exblog.jp/8396653

       暑いとはいえ、まだテントを下し窓を閉めるだけで、
       家の中はひんやりですが、
       FIFAのワールド・カップも始まり、いよいよ明日はイタリア登場。
       今回は籤運も良かったイタリア、
       さて、さて、また熱い夏になりますでしょうか?!

       では、1週間後に!
       お元気で、どうぞ!!


                    

by italiashiho2 | 2010-06-14 03:48 | ・イタ猫イタ犬動物 gatti -   | Comments(14)
2010年 06月 09日

   ・・・ バッサーノ・デル・グラッパ ・ ヤコポ展を見かたがた ・・・

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      今日のご案内は、つい先日出かけて来ました
      バッサーノ・デル・グラッパ・Bassano del Grappa です。
      以前にご紹介済みですが、建物の色が修復で変わったり追加場所があったり、
      今回初めて訪問しました市の博物館が大変素晴らしかったので、
      そのご案内も含めてのバッサーノ・デル・グラッパ改訂版をどうぞ!


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      ◆地図  1

       バッサーノデル・グラッパはどのあたりか、地図をどうぞ!

       ヴェネツィアからだと、国鉄でカステル・フランコ経由
       トレント・Trento 行きで約1時間半
       車だとパドヴァ経由で73K程、やはり1時間半の位置。



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      ◆市博物館  1・2・3

       今回急に行きましたのは、現在開催中のヤコポ・バッサーノ展・
       Jacopo Bassano がこの13日までとcucciolaさんのブログで知り、
       余り彼の絵には魅かれないものの、一枚見たい絵があり、
       それで出かけて行ったという訳です。

       後ほど町の地図もご覧頂きますが、この市の博物館は
       町の中心にある元サン・フランチェスコ教会修道院を使っていて、
       知ってはいたものの入り口が即分からず・・??
       と、訊ねたシニョーラが同じ方向に歩いていた事もあり、
       広場の向こうから、親切に大きな声で指さしてくれ・・。

       で、辿り着きましたガリバルディ広場・Piazza Garibaldi 横の
       元サン・フランチェスコ教会の修道院、現在は市の博物館入り口
       
       教会は12世紀後半に、当時この町を領有していたエッツェリーノ家の
       バルド・Baldo よって建てられたロマネスク・ゴシック様式。
       当時はこの周囲を堀と城壁が取り囲んだ町の入り口に当たり、
       修道院は巡礼者や旅人を迎えた宿でもあったそう。



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      ◆市博物館  4

       見たかった絵は、これ
       ピエトロ・ベンボ・Pietro Bembo の肖像です。

       一般には「枢機卿の肖像」と書かれ、今回の展覧会のサイトには
       Ritratto di cardinale, calvo e con la barba bianca
       可哀そうに「枢機卿の肖像、禿頭白髭」と。(57,5x45,5)
       でも会場にはしっかり「Pietro Bembo」とありました。
      
       
       枢機卿の赤い衣の色はもっと渋く、茶色がかり、
       頭の色、特に肌の色はもっと明るく、そして頬や鼻筋がほんのり赤く。
       目もきりっと、眉に交じる白い毛がしっかり描かれ、(耳の中にも)
       肌の艶もよく、老いた男ではありながら見とれるほど。

       何とも迫力のこもった、他の作品とはダンチの作品で驚きました。
       

       ピエトロ・ベンボ(1470-1547)についてはヴェネツィアの貴族の生まれ、
       キプロス女王であったカテリーナ・コルナーロの親戚筋でもあり、
       人文学者であり作家 という以外には、大変な美男で、フェッラーラ
       滞在中にルクレツィア・ボルジャと愛人関係にあった、
       という程度しか知りませんで・・。

       ティツィアーノも彼の肖像画を描いておりますが、
       こちらはより後年の作で、
       多分亡くなる2.3年前と思われるこの絵のベンボは、
       衰えても、まだまだ精神が研ぎ澄まされているかのような人物
       それに立ち向かい、こう描きあげた画家の真骨頂にも感嘆しました

       以前からこの作品には魅かれていましたが、
       やはり見に行って良かった! と大いに満足、納得です。

       ヤコポ・バッサーノ展、画家一族バッサーノ家について
       また他の出品作に関しての詳細も、cucciolaさんがこちらに。
       http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/765085.html



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      ◆市博物館  5・6・7・8

       最終日迄あと10日間、というので混んでいるかと心配し、
       日曜を外して急遽出かけたのですが、
       拍子抜けするほどガラガラで・・。
       ジョルジョーネ展は最後は2時間並び、チーマ展も順延と言うのに、
       ・・やはり知名度が低いのでしょうか。

       博物館と言うだけあり、館内にはアントニオ・カノーヴァの作品
       しかも絵画作品も数多く展示、考古学部門も併設です。
    
       が、何よりも気にいりましたのは、元修道院の中庭の素晴らしさ!
       大きく伸びたジャスミンが花盛りで、辺り一面が馥郁たる香り、
       薔薇もたくさん咲き、古い回廊にまさに花を添え、
       お天気の良さと共に素晴らしい一時を味わいました。


       

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      ◆市博物館  9・10・11・12

       上が、17世紀のバッサーノの町の盾の紋章で、
       下の可愛いフクロウは、ロカテッリ家・Locatelli の紋章と。

       中庭の四隅に置かれた井戸ですが、これはかなり古そう。

       分かり難いですが、最後の写真の
       向こうの生け垣に囲まれた部分に、
       ヤコポの絵の、ポンター犬の写真が置かれていて、
       芸の細かさがちょっと笑えました。



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      ◆地図  2

       町の地図をどうぞ
       今日ご案内の場所に赤い点です。

       右端中のP の道を行くと国鉄駅
       15. サン・フランチェスコ教会
        4. 市の博物館
        7. プレトーリオ邸・Palazzo Pretorio
       10. モンテ・ヴェッキオ広場・Piazzotto Monte Vecchio
       24. グラッパ酒醸造博物館ポーリ・Grapperia Poli
       11. ポンテ・ヴェッキオ・Ponte Vecchio
        5. アルピーニ兵博物館・Museo degli Alpini
       17. ドゥオーモ・Duomo di S.M in Colle
        8. ストゥルム邸・Palazzo Strum 陶器博物館

       バッサーノ・デル・グラッパの町は一度ご紹介しており、
       橋脚の写真等がありますので、合わせてご覧下さい。
       http://italiashio.exblog.jp/5063041



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      ◆バッサーノ  1・2・3

       まずポンテ・ヴェッキオから、ブレンタ川の流れを。

       南ティロルのアルト・アディジェ州の山から流れ出すブレンタ川
       平野に出て、ヴェネト州の最初の大きな町がこのバッサーノで、
       海抜が129m、人口が43000人程の豊かな町。

       橋からの眺め、東側上流の家並と、高台にあるお城とドゥオーモ
       お城のある位置が町で一番高く、町の最初の起こりの場所でもあり、
       ここを取り囲んで城壁が出来、古い集落があったそうで、
       ドゥオーモもお城の中庭に位置します。

       ヤコポ展を見た後、私は更に西に17K程のサクランボで有名な町、
       マロスティカ・Marostica 迄お城を見に行ったので、
       博物館以外の写真は2007年の初夏に2度訪れた時のもの。
       マロスティカのお城は以前修復中で入れず、
       ここまで来たならと見に行きましたので、またご紹介致しますね。



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      ◆バッサーノ  4・5・6・7

       ポンテ・ヴェッキオは、ヴェネトの各地にその名を残す
       アンドレア・パッラディオ・Andrea Palladio(1508-1580)が設計し
       1569年に完成したもので、ポンテ・デッリ・アルピーニ・
       アルプス兵の橋 とも呼ばれる、この町の象徴。
       
       かってはブレンタ川が西のヴィチェンツァとの国境でもあり、
       橋の存在が記録にある最初は1209年、
       12世紀頃には既に収税人が交通税を取り立てていた様子。

       たび重なる川の氾濫で流されるにも拘らず、
       その都度パッラーディオの設計通り再建されるのも、
       木製の橋の柔軟さが水の勢いに耐性を持つからで
       一度架けられた石の橋は7年も持たなかったとか。

       先日ご紹介したドーロを流れるブレンタ川は、平野を往く
       ゆったりの表情でしたが、ここの流れはまだまだ激しいのですね。
   
       水に張りだす橋脚の木の桟の重なり、
       石が敷き詰められた橋の上は、かなり広く、
       車は禁止ですがバイクは通れたと。
       橋脚の張り出し部分は川床に打ち込まれ、やはり太い!
       水が透明でしょう?!

       独特の橋脚の木組みについては、前回の記事で良くご覧頂けます。

       パッラーディオ設計のヴィッラ・バールバロのご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/9337470

       ドーロを流れるゆったりのブレンタ川は
       http://italiashio.exblog.jp/11176143



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      ◆バッサーノ  8・9・10

       こちらは緑滴る東岸、橋の南の眺めと、
       橋脇の建物に残る銃痕
       1809年5月4日の日付があり、フランス軍の物と。

       文中にある人名も知らずにあれこれ検索。
       漸くに、1797年のヴェネツィア共和国崩壊後
       ヴェネトのあちこちでオーストリア軍と
       ナポレオン軍との戦闘が起こっていた様子を知りましたが、
       この後1815年にオーストリアの下に入ります。

       そして、バッサーノ・デル・グラッパも含め北ヴェネト一帯は、
       第一次大戦では大激戦地となり、オーストリアからの独立の為
       勇敢に戦ったアルプス兵と土地の誇りは今も高らかで、
       この橋の西詰にはその博物館も。
             


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      ◆バッサーノ  11・12・13・14・15

       こちらが橋西詰めのバール兼タベルナで、
       (写真に見える川に張りだしたテラスで、パニーノなども頂けます)
       その地下にアルプス兵の博物館があり、無料で公開。

       1948年に爆撃された橋が再建され、同時に博物館も設置、
       様々な当時の兵器や、兵士の装備など、
       また第二次大戦のロシア戦役における兵士の写真等も。

       イタリアに住むと、過去の戦争や現役の兵士に対する感覚が
       日本と大いに違うのに気が付きます。
       過去の記憶をきちんと持ち続け伝える事、
       兵士は国を護るために戦った、戦うのだ、という認識。
       戦争を賛美するのではなく、しかし防衛に対する基本線の意識が
       日本と違うと思います。
     

       
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      ◆バッサーノ  16・17・18

       橋の西岸、南の建物も、東側同様綺麗に修復されました。

       最後は、お城近くの高台からの眺めを。



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      ◆バッサーノ  19・20・21・22

       橋の東岸たもとに、グラッパ酒醸造所の一つ ポーリ・Poli
       店と博物館があり、中には大きな銅の蒸留用具がたくさん。

       グラッパ酒は、40度もある強い食後酒で、
       この町の名前に付く程の産地です。
       かってはワインの搾りかすから作られたというグラッパ酒も、
       現在ではグラッパ用に栽培される葡萄もあり、各種果物、
       各種香り付け、と実に様々なグラッパが存在し、
       食後のコーヒーに垂らす、小さなグラスでちょびっと舐める、
       ・・美味しくて強い食後酒なのです、はい。

       小瓶から大きな化粧瓶まで、様々なグラッパ酒のお土産を
       売っている店のウインドウ、
       
       見るからに美味しそうな食品を並べたお店、
       この町は豊かだなぁ、と感じる一瞬。

       陶器でも有名なバッサーノの町、たくさんの店が。



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      ◆バッサーノ  23・24・25

       モンテ・ヴェッキオ広場(地図写真10)と
       広場に面するモンテ・ディ・ピエタ・Monte di Pieta.

       この広場は町でも大変古い広場で、壁にフレスコ画の装飾も
       残りますが、かってはもっと広く井戸があり、井戸の広場とも呼ばれ、
       そして塩の広場、ゾッコリの広場・Zoccoli と。
       ゾッコリと言うのは、木靴、木のサンダルを指しますが、
       実際20世紀の半ばまでは、ここで大きなゾッコリの市が
       開かれていたのだそう。

       モンテ・ディ・ピエタと言うのは、公営質店の事ですが、
       15世紀末にフランチェスコ会派のベルナルディーノ僧が
       ここバッサーノにも創設しました。
       で、それ以前は13世紀半ばからユダヤ人がこの近辺に住み
       高利貸しをし、その最後の記録がモンテ・ディ・ピエタ開設の
       1492年という歴史の流れです。

       中世に於いて例外はあるものの、ユダヤ人が不動産を持つ事は
       禁止されており、町に住むにも年数制限があったり、
       税金が高かったり、突然に法律が変わり追放されたりの
       迫害が絶えませんでした。
       職業の選定もままならず、キリスト教徒には禁止の金貸しを
       せざるを得ずの状態で、それも迫害の対象になったという、
       時に読むのが辛くなる程の深い歴史の一端が
       この町にもあったのですね。

       イタリアのたいていの町にはモンテ・ディ・ピエタの建物があり、
       窓に厳重に鉄格子が嵌っているのが特徴で、すぐ分かりますし、
       モンテ・ディ・パスキ・ディ・シエナ という中世創設の
       大銀行もあります。

       最後はお城の近く、古い一郭に残るフレスコ画装飾が残る建物。
       


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      ◆バッサーノ  26

       町の地図1から12の通りは、ヴィア・デイ・マルティリといい、
       通りの北側は谷となり、素晴らしい眺望が開けます。
       通りに沿い並木が続き、その木の1本毎に名前と写真、
       または身元不明と書かれた札が打たれていますが、
       これは1944年9月、この近辺のパルティザン31名が
       ナチスに処刑され、朽ちるまでこの木に吊るされのだそう。

       清々しく広がる眺めを愛でつつ、月並みな言葉ながら、
       平和な時代に生きれる幸せを思い
       戦って亡くなった人々に感謝を


     ◆◆新しくリンクさせて頂いたブログのご紹介を

       シチーリア島のラグーザにお住まいの hyblaheraiaさんの
       ラグーザに流れるもの
       http://ragusa.exblog.jp/

       皆さんの方が既にご存知のブログかも知れませんね。
       17世紀の音楽の研究をされつつ、日本語を教えておられる日常、
       ラグーザの生活等など、大変興味深い内容と共に
       シチリア、ラグーザの素晴らしい風景も!
       どうぞご訪問下さいね。


      ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       先週から、日中は急に夏になったかの様な陽射しですが、
       それでもまだ家の中の空気は少しひんやりで、
       衣類の整理をせんと、と気が急きながらも・・!

       イタリアの水は、とりわけヴェネトの水は石灰分が強く、
       今迄ずっと飲料用にはペットボトルの水を買っていたのですが、
       遂に先日、濾過器を買いました。
       あちこちのお家で見かけつつ延び延びになっていたのは、
       フィルターの交換時が、イマイチ飲み込め無かったのですね。
       150Lで交換と言っても、自分がどの程度使うのかを
       どうやって知るのかと。

       所が先日ドイツ製のBRITAという製品、38エウロだったか、
       単純な透明プラスティックの水差し型で、
       蓋の部分に4本線のお知らせが出るのを見つけました。
       100,75,50,25% とあり、
       フィルターを通る水の量で線が消えていく、賢い仕組み!

       これならいちいち気にせずに使え、
       お知らせの線の位置を見ていればOKなので、即購入。
       ペットボトルを買う手間も省け、台所のテーブルに置き
       水も飲みやすく大変重宝です。

       冬にはさすがに日本茶を飲んでいましたが、
       今はさっぱり味のお水か、オレンジの生ジュースを絞り。
       う~ん、味覚もほんのちょっぴりイタリア風に、というと
       カッコ良さげですが、・・なに、単なる横着だったり・・!
       ははは。

       では、また次回に
       お元気でどうぞ!
       

by italiashiho2 | 2010-06-09 00:12 | ・ヴェネト Veneto | Comments(10)
2010年 06月 04日

   ・・・ ヴィッソ ・ ヴァルネリーナ渓谷の珠玉の町 ・・・

      今日のご案内は、ウンブリア州からほんの少しマルケ州に入った所、
      ヴィッソ・Visso という小さな町を。
      殆どの方がご存じないと思いますので、まずは地図をどうぞ!

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      ◆地図  1

       タイトルに書きましたヴァルネリーナ・Valnerina というのは、
       マルケ州シビッリーニ山に源を発するネーラ川・Nera が流れる渓谷で、
       ヴィッソ・Visso から左下ヴァッロ・ディ・ネーラ・Vallo di Nera
       に続く道がこの渓谷を通り抜けます。
       ネーラ川はテルニ・Terni から オルテ・Orte 辺りでローマに流れる
       テーヴェレ河・Tevere に注ぎます。

       ヴィッソはローマ期以前からの歴史を持つと言い、
       ローマからアドリア海に抜ける街道、商交易の要所に位置。
       イタリアの一番美しい村々 にも選ばれ、シビッリーニの珠玉とも
       呼ばれるこの町に、シビッリーニ国立公園の事務所も。
       
       ヴァルネリーナの歴史ある小さな村をあれこれ訪ねながら、
       中世の外科学校があった事で有名なプレーチ・Preci
       サン・ベネデットの生地であり豚肉製品で有名なノルチャ・Norcia
       大平原の花畑、レンズ豆産地のカステルッチョ・Castelluccio
       行くのに2007年春、2008年夏と2度この町を訪れつつ、
       ご案内を逸しておりました。
       
       この所お天気が少し好転し、地図を眺めるようになると
       宿題提出をサボっている事に気がつき、やっと今回。
       地図上に印をつけた場所のご案内は、最後にリンクいたしますね。



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      ◆ヴィッソ  1・2

       スポレート・Spoleto からヴァルネリーナ渓谷の道に入り、
       細い曲りくねった道を上り下りし、町に入る直前は
       まさに両脇に渓谷が迫る道。 
       そして一転ぱっと開け町の入り口に。
       並木が続く美しい道を辿り、町の西門サンタ・マリーア・S.Maria に。

       上の写真は町入り口の並木ではなく、
       町横を流れるネーラ川沿いですが、大変美しい趣。

       門を通る道が細く、いいのかな?と思いつつ抜けると・・、



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      ◆ヴィッソ  3・4

       細長く繋がる2つの広場、マルティリ・ヴィッサーニ・Martiri Vissani
       が手前側、奥がピエトゥロ・カプーツィ・Pietro Capuzi.

       ご覧の様に、この山の中の小さな町に14~16世紀にかけての
       ゴシックからルネッサンス様式の建物が立ち並ぶのですね
       
       写真真ん中部分ベージュ色の出っ張っている建物は、
       ゴヴェルナトーリ邸・Palazzo Governatori で
       
       広場の反対側からは・・。
       
       ゴヴェルナトーリ・執政官邸という呼び名は、この町が自由都市から
       スポレートの教皇領の下に入った歴史を語りますが、
       1583年にはウンブリア教皇領の本拠とされたそう。
       その由来については後ほど記しますが、
       
       実際19世紀のイタリア王国建設までは、ウンブリア州に属しており、
       現在はマルケ州のマチェラータ・Macerata県で、
       海抜608mのこの町の住民は現在1200人程。

       1522年に南のノルチャ、プレーチ辺りをも巻き込んだ有名な戦争
       ピアン・ぺルドゥートの戦い・battaglia del Pian Perduto
       ヴィッソが勝ち、漸くこの周辺の力関係に決着がついたのだそうで、
       ヴァルネリーナ東部の商業、文化の中心地となったのも頷けます。

       そうそう、プレーチに3泊した時、
       15K走ってヴィッソまでガソリンを入れに来ましたし、
       それ以外だと西のチェレット・Ceretto 辺りまで無かったと!
       
       
      
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      ◆ヴィッソ  5
  
       マルティリ・ヴィッサーニ広場・ヴィッソの犠牲者に捧げる広場とでも、
       には、尖った美しい鐘楼のサンタ・マリーア教会・Collegiata di S.Maria.
       教会とはいえ、ドゥオーモに次ぐ格にあり、奥の三角の正面壁の教会は
       サンタゴスティーノ・S.Agostino で現在は市の博物館。



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      ◆ヴィッソ  6・7・8

       広場に向いているサンタ・マリーア教会の正面扉の、

       上部の半円に描かれた受胎告知、土地の画家パオロ・ダ・ヴィッソの作、
       扉両脇にいるライオン像、彫刻された木製扉、
       そして、中世の面影を宿す彫り飾り。



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      ◆ヴィッソ  9・10・11

       いずれも手振れで申し訳ないですが、内部を。

       12世紀の木製着色の聖母像、北の影響を受けたウンブリアの作品で、
       フレスコ画はいずれも14世紀のもの。
       巨大なサン・クリストフォロ像・S.Cristoforo は、高さ10.68m
       横幅が4mもある見事な物で、中世の大男伝説により常に巨大な姿で。



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      ◆地図  2

       町の地図をどうぞ。

       左半分は上でご説明の通りですが
       赤い印をつけたPorta S.Maria から中心に入りました。
       町の上部半分は山沿いに広がる坂道の家並で、
       南側に川が2本、ウッシータ川・Ussita とネーラ・Nera が流れます。

       地図左下に見える美しい薔薇窓、三角形のサンタゴスティーノ教会、
       ここには現在市の博物館が置かれ・・、



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      ◆ヴィッソ  12・13

       町のパンフレットによると200点を超す絵画作品も収納の様ですが、
       いかんせん、開館時間が土・日曜の短時間のみ。

       で、ここの目玉とも言えるのが、イタリア19世紀最大の詩人と言われる
       ジャコモ・レオパルディ・Giacomo Leopardi (1798-1837)
       伯爵の家に生まれた文学者、哲学者、言語学者の手稿、
       とりわけ有名な6篇の田園詩、インフィニート・L'Infinito を含む、が
       あるのだそう。

       マルケ州海沿いの町レカナーティ・Recanati 生まれのこの詩人の
       作品で唯一知っているのは 孤独の雀・Il passero solitario.
       イタリア語を最初に習った坂本教授の本の巻頭にあり(ご存知の方も多いと)
       格調高い詩の朗読テープを何度か聞かされた遠い記憶が。



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      ◆ヴィッソ  14・15

       中心広場の南側に立ち並ぶ建物の壁に見つけた
       灯り燈し と思うのですが、
       ライオン君はともかく、この凄いのは女性ですよね?!
       もひとつは、明らかに男性なので・・。

       中程の建物に小さな本屋があり、土地の出版物なども
       揃っていて、2度の訪問で買い込んだものの、
       う~~む、まだ積読のままだぁ!



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      ◆ヴィッソ  16・17

       細長く続く広場を東に辿ると、プリオーリ宮・Palazzo Priori.
       現在は市役所で、町のカタログはここで貰いましたが、
       さて今もインフォメーションは、そのままかしらん?

       一階のロビー横に、こんな農耕具の一部らしき物があれこれ、
       これは葡萄絞りの汁受けではないかと思うのですが。



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      ◆ヴィッソ  18・19・20

       町の山側の細道を辿ります。
       教会の鐘楼が見え、
       坂道がくねって続きます。



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      ◆ヴィッソ  21・22

       この家は、地図真ん中上に
       バルコンチーノ・メディオエヴァーレ・Balconcino Medioevale
       あるもので、如何にも武骨な中世の面影を宿します。

       修復されているので、今もお住まいだろうと。



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      ◆ヴィッソ  23・24

       教会・修道院サン・ジャコモ・Chiesa del Monastero di S.Giacomo
       花で埋まったこの一角が素晴らしかったですが、

       大きな古い建物は、ボンコンパーニ邸・Palazzo Boncompagni と。

       訪れた2007-8年は、この町は大修復の真っ最中で、
       道はあちこち掘り返され、建物が修復中だったりで、
       観光用標示もなく、今回地図を睨みながら・・。

       ですが、あれこれ読むうちに面白い発見が、というのも
       グレゴリオ暦を採用した事で有名な法皇グレゴリオ13世・Gregorio XIII
       (1502-1585)の俗名がウーゴ・ボンコンパーニ・Ugo Boncompagni.

       ボローニャ生まれですが、そのご先祖がこのヴィッソの出身で、
       14世紀の初めにボローニャに移ったとの事。
       広場の写真3・4にあるゴヴェルナトーリ邸には、この町に
       ウンブリア教皇領の本拠を置いたグレゴリオ13世の紋章も掲げられていると。
       
       グレゴリオ13世という方は、ボローニャ大学で教えていたのを
       その優秀さから40歳になってローマに招かれ司祭となり、
       法王庁で働くうちにぐんぐん頭角を現し、トレント公会議で大活躍、
       外交の働きでもスペインのフェリペ2世の信頼を受けたりで、
       法皇になったのが1572年、なんと70歳の時!

       この時の法皇選出は、スペインの支援の下24時間内に決定で、
       カトリックの改革の取り組み、発禁書の見直し、グレゴリオ暦の
       採用等など、84歳で亡くなるまで大車輪の働きぶりを。

       トレント公会議に赴く途中滞在した生地ボローニャで、
       従妹の下で働いていた女性との間にジャコモ・Giacomo が生まれたり
       (46歳の時、正式に認知を)
       亡くなる直前には、日本からの天正の4少年が拝謁を賜わったり・・。
       フェリペ2世の信頼が厚いとなると、先日の理想の町造りを目指した
       サッビオネータのヴェスパジアーノ・ゴンザーガとの出会いもあったろう、
       などと想像しつつ、つい読み耽ってしまいましたが、

       グレゴリオ暦の導入日(グレゴリオ暦とは?の記事にもリンク)
       については cucciolaさんがこちらに。
       http://d.hatena.ne.jp/cucciola/20091004/1254650289

       
       
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      ◆ヴィッソ  25・26・27

       町の狭い道の両脇に古い3、4階の建物が立ち並び、
       見事に修復されています。

       一番東端に抜けた場所に広場が開け、
       背後の山上に要塞が。



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      ◆ヴィッソ  28・29

       広場の南をウッシータ川が流れ、橋の上からの眺め。

       川床が高く、こちらからだと入り口が半分しか見えない教会は
       14世紀のサン・フランチェスコ・San Francesco
       修道院もある様子。

       この正面壁の様式は、アブルッツェーゼ様式と言うそうですが、
       ペンペン草がいっぱいで、大丈夫かいな、と。
       北に住む人間にはアブルッツォ・Abruzzo 州は 地の果て
       イメージですが(失礼!)マルケ州の南、お隣なのでした。


       
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      ◆ヴィッソ  30・31

       サン・フランチェスコ教会周辺は少し鄙びたイメージが漂い、
       古い大きな建物が残り、中世の面影が残ります。

       地図に見えるオデスカルキ邸・Odescarchi は撮っていませんが、
       修復されてクリーム色に塗られた瀟洒な建物だった記憶が。



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      ◆ヴィッソ  32・33

       ヴィッソの町の門は全部で4つ、
       これはポルタ・サンタンジェロ・Porta S.Angelo だと。
       町のパンフレットには、この門にグレゴリオ13世の紋章があるといい、
       必死にサイトで確かめましたら、どうやら門の内側にあるらしい、と。
       やれやれ。 

              
   
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      ◆ヴィッソ  34・35・36 

       この門はポンテラート門・Porta Pontelato.
       前年は修復の真っ最中でごった返しの通行禁止でしたが、
       翌年にはこの美しい姿。
       飽くまでも、元の姿を保つ姿勢がやはり凄いなぁと。

       こちらはネーラ川で、川沿いも整備され、少し上流には
       小さな公園もあり、近くの家の軒下にはたくさんのツバメの巣。



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      ◆ヴィッソ  32・33

       ネーラ川沿いの緑濃い中を散歩しつつ、
       町を振りかえり。

       これは春に行った時の写真で、緑が芽吹き花が咲き、
       麗らかな、まさにイタリアの一番美しい村々の名に相応しい
       素敵な歴史ある小さな町なのでした。

       この周辺の地図をもう一度ご覧頂き、
       既にご紹介済みの土地の記事にリンクを。
       大変美しいウンブリアの小さな町・村なので、
       交通は不便でも、是非お出かけ頂きたいと思います

       アッシジ・Assisi は、カテゴリ欄の項目からどうぞ。

       スぺッロ・Spello
       http://italiashio.exblog.jp/5264129

       モンテファルコ・Montefalco は町周辺の道だけご紹介・・!
       http://italiashio.exblog.jp/5179406

       スポレート・Spoleto も行ったまま更新なし! 秋に再訪を。
       http://italiashio.exblog.jp/4810687

       ヴァッロ・ディ・ネーラ・Vallo di Nera
       http://italiashio.exblog.jp/5572534

       プレーチ・Preci 再訪したまま記事更新なし! 秋に再々訪を。
       http://italiashio.exblog.jp/5661411

       ノルチャ・カステルッチョ・Norcia ・Castelluccio
       http://italiashio.exblog.jp/5405447

       カステルッチョの花畑は
       http://italiashio.exblog.jp/8554377

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      ◆おまけ

       先月末にお邪魔した友人宅のサクランボ!!
       こちらでよく見かける濃い色とは違い、少し小粒ながら
       日本のサクランボと同じ味で美味しかった。

   
     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       陽射しが漸くに煌めいてきて、あれこれ地図を眺め
       ガイドブックを読み、サイトでも確認の今日この頃です。

       秋には日本からの友人と少し長めの旅行を楽しみ、
       トスカーナの端っこで彼女と別れた後は家に戻りつつ
       ウンブリアの町、思い残しの村を少し辿ろうか・・、
       というアイディアが来ました!
       
       この手にはまるで抵抗出来ず
       お財布と相談するのみで・・、
       
       来週から始まるサッカーのワールドカップ、
       10月からヴェネトもTVがディジタル放送になるけど、
       替えようと思っていたTVも、デコーダーのみ買おうか・・、
       は~い、どうやらこの案がすんなり通過しそうです。


       と、皆さんにお願いがあります
       ご覧の様にこのブログは、行って来ました、という
       旅行記のみでなく、見て下さる方にガイドブック同様
       その町のイメージが掴める様にと、写真も情報も多く
       アップしようと頑張っていますが、
       自分の姿はなかなか自分では気がつかないもの。
       
       こういう情報が欲しい、この場所は、と思いつかれる事は
       ご遠慮なくコメントに書いて下さると嬉しいです!

       毎月たくさんの方に見て頂き、本当に感謝です
       これからもどうぞよろしくお願いいたします!

       ではまた次回に、
       お元気でどうぞ!

       
           

by italiashiho2 | 2010-06-04 00:14 | ・マルケ Marche | Comments(23)