イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

italiashio.exblog.jp
ブログトップ

<   2010年 08月 ( 1 )   > この月の画像一覧


2010年 08月 01日

   ・・・ 夏休みを頂きま~す。 が、納涼DVDで暫しの間を・・・

d0097427_1441869.jpg

      残暑お見舞い申し上げま~す!
      
      子猫ちゃんのように涼しい木陰でお昼寝を、とまでは行かずとも、
      8月いっぱい夏休み、にさせて頂きますので、
      暫しのお別れに、懐かしいのや、楽しいのや、ふ~む、と思った
      DVDのご紹介をここに


d0097427_1453256.jpg

      ◆上流社会

       ・1956年 米
       ・チャールス・ウォルター監督
       ・ビング・クロスビー、グレース・ケリー、フランク・シナトラ

       まずは、先月モナコの街で見かけた
       美しかったグレース王妃の写真に敬意を表して、これを。
      
       何とも麗しい素敵な眼差しが印象に残る彼女の映画では、
       「裏窓」も好きなのですが、手元に無いのでこれを。

       結婚直前のお金持ちの女性が、別れた前の夫と元の鞘に、という・・、
       お金持ち社会、他人事という事で、気楽に楽しめますです。
       ルイ・アームストロングもお元気で、聞かせてくれます。



d0097427_1455128.jpg

      ◆雨に唄えば

       ・1951年 米
       ・ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン監督
       ・ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ドナルド・オコナー

       何度見ても、素晴らしい踊りのシーンが楽しめます!
       ダンス映画が好きで、この時代のアメリカのミュージカル映画も
       何本も持っていますが、やはりこれは大傑作。

       主演の3人が何とも芸達者で、
       無声映画からトーキーに変わる時代、という設定も可笑しく、
       キンキラ声の女優役にも大いに笑わせて貰えます!



d0097427_1461071.jpg

      ◆パーネ・エ・トゥリパーニ

       ・1999年 伊
       ・シルヴィオ・ソルディーニ監督
       ・リーチャ・マリエッタ、ブルーノ・ガンツ

       お話は、団体バス旅行で立ち寄った高速の
       サーヴィス・エリアに置き忘れられた家庭の主婦が、
       乗せて貰った車の縁でヴェネツィアに。
       そして始まる不思議な可笑しな人生の展開。

       タイトルの「パーネ・エ・トゥリパーニ」は、
       パンとチューリップ。
       生きていく糧と花、そう、どちらも必要よね。

       納得できるのは、イタリアの人々を少し知ったからで、
       サーヴィス・エリアの置き忘れ事件は、昔実際に似た事件も。
       そしてどうする? が無いのも、イタリア映画らしく!

       でも、とても可愛い小品で、
       人生の途上で、誰しもが一瞬夢見る事かも、ね。 



d0097427_1463039.jpg

      ◆チベットの7年

       ・1987年 米
       ・ジャン・ジャック・アノー監督
       ・ブラッド・ピット

       第2次大戦開戦直前にヒマラヤ登頂に向かい
       インドで捕虜となり、チベットに脱出しての7年間。

       登山家ハインリッヒ・ヒラーの自伝からの映画化だそうですが、
       チベットでのダライ・ラマ14世との出会いがあり、
       自分の夢優先のいささか傲慢な性格も変わっていくものの、
       中国人民軍のチベット侵略・・。

       子供時代のダライ・ラマ14世の好奇心に満ちた瞳、
       役者が演じているとはいえ、が印象的で、
       今もお元気で世界各地を回る姿に繋がります。

       北京オリンピック開催時、チベット人民は
       各地でデモ抗議を繰り広げ弾圧されましたが、
       あの時期に敢えてフィアットは
       チベット仏教の礼拝者としても有名なリチャード・ギアを使い、
       雪景色のチベットを偲ばせる背景の、高級車のCMを流しました。
       大声を上げずとも示すこういう姿勢、大変気に入りました。



d0097427_146505.jpg

      ◆イル・グランデ・シレンツィオ

       ・2005年 独
       ・フィリップ・グルーニグ監督撮影

       ドイツ語の原題は Die Grosse Stille、 
       イタリア語と同じ 大静寂 と。

       監督・撮影のグルーニグ自身が、この11世紀創立の
       もっとも厳格な規律で知られるカルトゥジオ修道会に、
       修道士と同じ個室に4ヶ月間住む事を認められ、
       自然の採光以外、人工的な光も音も音楽も一切使わず撮影したもの。

       何年か前に一度接触したものの時期尚早と断られ、
       何年後かの再度のチャンスにこうして。

       世間と一切の接触を断って過ごす修道院の内の姿が
       静粛に静謐に、緩やかに穏やかに、流れて行きます。
       厳しく美しい自然の中での、中世そのままの修道士の生活
       
       余計な感想は書きますまい。
       ご一見をお勧めします!

       
       
d0097427_147838.jpg
 
      ◆その男 ゾルバ

       ・1964年 米
       ・マイケル・カコヤニス監督
       ・アンソニー・クイン、アラン・ベイツ、イレーネ・パパス

       懐かしい映画のDVD が見つかると、何はともあれ買い込みますが、
       日本での上映当時は見ておらず、今回初めて。
       とはいえ余りにも有名映画で、読んだり一部を見たりしていましたが、
       こうして通してみると、またまるで別物の印象。

       ゾルバの強烈な性格が、良く語られていましたが、
       ギリシャ人自体が強烈なのかも!
       柔な文明人には到底太刀打ちできないギリシャ人、
       そしてギリシャの固有文化、意識なのかも!



d0097427_1474890.jpg

      ◆マイ・ビッグ・ファット・ウェディング

       ・2001年 米
       ・ジョエル・ズウィック監督
       ・ニア・ヴァルダロス、マイケル・コンスタンティン 

       タイトルは、私の物凄く大袈裟なギリシャ式結婚 とでも?

       年をとり、複雑深刻出血多量結末破綻残酷暗澹がどんどん苦手になり、
       単純に楽しく愉快に、未来も明るい(らしい)という   
       コメディが大好きに!

       で、これは大変面白く、お勧めです!
       シカゴに住むギリシャ移民の一家、一族の団結と、
       独立意欲に燃え、独り立ちして行く一人の女性の物語でもあり、
       尚且つ、重たくなく楽しいギリシャ系の人々のお話で~す。



d0097427_148734.jpg

      ◆デイヴ (1日大統領)

       ・1993年 米
       ・Ivan Reitman監督
       ・ケヴィン・クライン、シガニー・ウィーヴァー

       コメディが続きます。
       現職大統領のそっくりさんが、大統領の浮気隠しに雇われ、
       その夜限りの筈が、腹上死寸前から意識不明となった大統領の代役に。
       次代を狙う側近の思惑からのピンチヒッターが、
       友人の会計士の援助を受け経済計画立て直しを図ったり、
       次第に美しい大統領夫人に魅かれたり・・、

       まぁ、おとぎ話ではありますが、
       政治の世界にも爽やかな一幅の風が吹く事を期待したくなる
       ・・まぁ、気軽にご覧下さい!

       デイヴ・Dave で、ベイブ・Babe ではありません、ははは。



d0097427_1483664.jpg

      ◆花嫁のパパ

       ・1992年 米
       ・チャールズ・シャイアー監督
       ・スティーヴ・マーティン、ダイアン・キートン

       スペンサー・トレイシー、キャサリン・ヘップバーン主演
       1950年の有名ヒット作「花嫁の父」のリメイクですが、
       大変愉快で、良くできたリメイク版で大いに楽しめます。

       花嫁の父、という存在はどこの国、どの人種も同じ様で、
       今頃は大いにかのクリントン元大統領も味わっている筈の感情、
       ほろりとさせつつ、でも大いに笑わせます。

       前作同様この続編リメイク版もあり、こちらも可笑しいですが、
       前作での花嫁役は、かのエリザベス・テイラー
       美しく可憐でしたぁ!



d0097427_1491021.jpg

      ◆カウチ・イン・ニューヨーク

       ・1990年 仏
       ・Chantal Akerman監督
       ・ウィリアム・ハート、ジュリエット・ピノシェ

       パリの下町に住むダンサーと、ニューヨークのエリート精神分析医が
       休暇の為にアパート交換をして始まるコメディ。

       タイトルのカウチは、精神分析医の使う長椅子ですが、
       超高級アパートに彼女が住み、押しかける患者との優しい対応で
       患者達は元気になる、観葉植物はジャングルの様に茂る、
       飼い犬はロミオと仮の名で呼ばれつつ、彼女に懐いて ecc,ecc.

       一方パリの彼女のアパートの精神分析医は、
       彼女宛てへの愛の留守番電話、手紙を盗み見しつ・・、

       まぁ、結末はお分かりでしょうが、
       あのヌボーっとしたウィリアム・ハートがねぇ、ははは。



d0097427_1493381.jpg

      ◆ジェイン・エア

       ・1990年 
       ・フランコ・ゼッフィレッリ監督
       ・ウィリアム・ハート、シャルロット・ゲンスブール

       シャーロット・ブロンテ原作の、なんと6度目の映画化だそう。
       オーソン・ウェルズ主演の旧作に比べると、少し軽いイメージですが、
       こういう文芸作品は、なかなか原作には勝てないものですね。

       そうなので~す、
       あのおどろおどろしい古い館とか、中年男の熱中ぶりとか、
       ははは、意外と好きで、何度か読み返すもので・・!



d0097427_149522.jpg

      ◆ロミオとジュリエット

       ・1968年 米
       ・フランコ・ゼッフィレッリ監督
       ・オリヴィア・ハッセイ、レオナルド・ホワイティング

       引き続き、懐かしいゼッフィレッリ監督の
       ロミオとジュリエット のDVDを見つけました。
       最近のレオナルド・ディ・カプリオ君のも持ってますが、
       やはりねぇ、シェークスピアは時代物がねぇ。

       何十年振りかに再見し、ゼッフィレッリはやはりイタリア人で、
       でもうまく世界に見せる方法を知っているなぁ、と。

       何よりも、ニーノ・ロータの音楽が素晴らしく
       暗い中に煌めく宴会の華やかな衣装に、音楽に、
       建物の厚い壁にも憧れた若い頃を思い出し・・。



d0097427_1502430.jpg

      ◆恋におちたシェイクスピア

       ・1998年 米
       ・ジョン・マッデン監督
       ・ジョゼフ・ファインズ、グイネス・パルトゥロウ

       日本語タイトルは、時に素晴らしく、時になんで?と
       呆れるほどに平凡だったり、難しい英語タイトルだったり・・!
       これはまぁ、もうちょっとねぇ、頭を絞って欲しかったですねぇ。
       
       映画内容は、素晴らしいです!
       劇作家シェークスピアを描くに相応しく
       筋立ても舞台脚本風で、描き方も現代風で。

       私がDVDを買い始めた、記念の第1作なのです。



d0097427_1504441.jpg

      ◆グラン・トリノ

       ・2008年 米
       ・クリント・イーストウッド主演、監督

       妻のお葬式から始まる冒頭シーンで、
       子供たちとも上手く行ってない事が分かる
       既に老年にさしかかった男。

       隣に引っ越してきたアジア系の移民一家の姉と弟との
       ぎこちない付き合いから始まり、
       次第に気持ちが通うようになり、遂に最後は・・、

       クリント・イーストウッドという男性
       TV西部劇からの長いお付き合いですが、
       どんどん凄くなり、深くなり、なんとも凄い人、という
       イメージが大きくなっている昨今です。



d0097427_151573.jpg

      ◆バード

       ・1988年 米
       ・クリント・イーストウッド監督
       ・フォレスト・ウティカー、ダイアン・ヴェノーラ

       ビ・パップ・ジャズで一世を風靡した、サキソフォーン奏者
       チャーリー・パーカーの34年の短い生涯を、
       イーストウッドが哀惜をこめて綴ります。

       少年時のトラウマに怖れを感じつつ、麻薬におぼれ、
       仕事の無い事を恐れ、妻に子供の様に甘えつつ・・、
       見ていて切なくなる人生。

       そして、映画に流れるチャーリー・パーカーの音楽、
       素晴らしいジャズの音色に、久し振りに浸り切りました。



d0097427_151404.jpg

      ◆硫黄島からの手紙

       ・2006年 米       
       ・クリント・イーストウッド監督
       ・渡辺謙

       第二次大戦というよりも、日本にとっては太平洋戦争といえる
       戦争末期の硫黄島の激戦。

       イーストウッドが描くと、この悲惨な戦いを強いられた兵士の姿が
       情緒に落ちる事なく、痛恨の思いを込めて浮かび上がります。

       「ラスト・サムライ」で俄然注目した渡辺謙さん、と
       (すみません、日頃は日本映画を見ませんもので・・)
       我が生まれ故郷の長野は松代近郊出身と知った、
       硫黄島守備指揮官 栗原忠道中将の日本陸軍の域を出た戦いぶり、
       それにも心が残りました。



d0097427_152215.jpg

      ◆父親たちの星条旗

       ・2006年 米
       ・クリント・イーストウッド監督
       ・ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード

       硫黄島からの手紙と共に、同じ激戦を戦ったアメリカ側兵士
       戦争後の人生を描いた、イーストウッドの2部作。

       星条旗を立てる6人の兵士、を写した1枚の写真がもたらす
       英雄と持てはやされる戦争中のキャンペーン、そして戦後、
       しかも写真中の当の兵士では無いという事実の重み、
       何も語らず最期の時を迎える一人の元兵士が、辛いです。



d0097427_1521935.jpg

      ◆おくりびと

       ・2008年 日本
       ・滝田洋二郎監督
       ・本木雅弘、山崎努

       最後は、今回初めてイタリアで映画館に出かけて見た日本映画を。

       おくりびと という映画が日本で流行っているらしい、と知ってはおり、
       DEPARTURES というこのポスターも見てはいましたが、
       結びつかずに、見に行く気も無かったのですが、
       ルイーザが電話をかけて来て、ご主人と見て感動した、と言うので
       急遽プロヴァンス旅行の前日夜に見に行きました。

       まだ新しい映画館で、座席も綺麗でふっくりゆっくり、7エウロ。

       イタリア人の反応は、げらげら笑ったりしつつも引き込まれ、
       やはり最後は、殆どの人が泣いた様子。
       
       納棺の前の清めの作法に、日本文化の良さを見た
       感動した、というルイーザの言葉が頷け、
       逆に、我が日本とイタリアのお葬式の違いについても
       考えさせられました。が、
       今の日本に、心のこもったこのお別れの儀式が残っているでしょうか?
       少し気になった事でした。
    
    
   
     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       半年に一度と考えている好きな映画のDVDご紹介を
       なんとかこなし・・、
       イェイ、明日から夏休みで~す!!

       1ヶ月間お休みいただきま~す!!

       皆さんも、どうぞ美味しい鰻など召し上がりつつ、
       絹ごしの冷奴も茗荷なんぞで召し上がりつつ、
       枝豆のプックリを、チュッと口の中に滑り込ませつつ、
       冷たいビールをぐっとあおりつつ、
       ・・・ああ、クヤチイなぁ!
       時折は、映画観賞をどうぞ!

       以前の記事にも、下の「次のページ」からリンクしますので、
       懐かしい映画のタイトルなどを思い出し
       暑い夏の一時をお楽しみください!

       では9月まで、お元気で、ごきげんよう!!



    *・*・*・*・*・*・*・*・*・*
       


       

by italiashiho2 | 2010-08-01 01:34 | ・絵画展・催し・映画・DVD | Comments(18)