イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

italiashio.exblog.jp
ブログトップ

<   2010年 09月 ( 10 )   > この月の画像一覧


2010年 09月 28日

   ・・・ イタリア中部紀行 2010年秋 その2 ・・・

       元気で旅を続けています!
       28日現在、マルケ州のグラダーラ・Gradara という
       「イタリアの一番美しい村々」にも選ばれている
       小さな中世の城壁に囲まれた町に2日目ですが、
       まずは先回最後にご紹介したサン・レオ・San Leo
       断崖の上の要塞とそこからの村の景色、
       海の遠望、そして小さな広場の夜景をどうぞ。

d0097427_23182732.jpg

d0097427_23184894.jpg

d0097427_23192416.jpg

d0097427_2320142.jpg

      ◆サン・レオ

       ご案内しましたように、この村の海抜は589m
       要塞は639mの高さにあり内部は見物できます。
 
       堅固さが必須だった要塞も勢力範囲の拡大に飲み込まれると
       その特異性が薄れ、近代には監獄として使われたとの事。
       18世紀にこの城塞監獄に、カリオスト伯爵・Conte Cagliosto
       と名乗る稀代のペテン師が収監された事で有名なのですが、
       このお話はまたのご紹介で。

       海を遠望する写真の右端、山上に広がる街が
       サン・マリーノ。

       夜になり風が強く、窓の鎧戸がギシギシと、
       高所にある村の冬の寒さを思いました!



d0097427_23251133.jpg

d0097427_23253519.jpg

d0097427_23255414.jpg

d0097427_23261490.jpg

d0097427_23263362.jpg

      ◆サン・マリーノ

       グーグルのマップではこの近道の地図が出たのですが、
       実際の車のトムトムは、一旦リミニへの広い道に出て
       そこから山道を登り、1時間弱で到着。

       街のとっつきの駐車場に入れ、歩いて中心広場に。
       結婚式の写真を撮るカップルを写していましたら、
       カメラマンが一緒に入れ、と私のカメラで記念撮影を。
       はぁ、まぁ、お目にかけない方が宜しいかと・・!

       サン・マリーノの海抜は700mを越し、
       3つある内の一番高い要塞は739mとか。
       せっせと高上がりして、素晴らしい眺望を楽しみました。



d0097427_23272716.jpg

d0097427_23275871.jpg

      ◆グラダーラ

       遅い昼食の後、一旦高速に入りグラダーラ・Gradaraに。
       
       宿に荷を置き、夕暮れ近い町の中心をあちこちと。
       考えていたよりもずっと小さく、整備され過ぎている感じですが、
       今日はお城の中も見て来ました。

       修復されたとはいえ興味深い部分がたくさんあるものの、
       やはり写真禁止で、いささかがっくり。
       ガイドブックをあれこれ買いましたので、またご案内を。

       という事で、明日はいよいよウルビーノ・Urbino に!

       ではまた、御機嫌よう!!

     
   *・*・*・*・*・*・*・*・*・*

by italiashiho2 | 2010-09-28 23:15 | ・マルケ Marche | Comments(4)
2010年 09月 26日

   ・・・ イタリア中部紀行 2010年秋 その1 ・・・

       今日から暫くの間、イタリア中部紀行 2010年秋 として
       先日24日から出かけています旅の宿からお届けを。
       と、恰好は良いのですが、用意して来たインターネット接続キーの
       なんとなんと遅い事!!
       カタツムリの歩みにも似て、途中で停まる事も大ありで・・、
       写真はその町につき1枚だけに絞り、また戻ってから詳しく、
       とさせて頂きます。
       その一枚も上手く行くだろうか、とこれをサン・レオ・San Leo
       宿で書きつつ気にかかりますが、まずはやってみましょう!

d0097427_23182628.jpg

      ◆地図  1

       今回行く予定の各町に印をつけました。
       四角く囲った所が宿泊予定の町で、これを書いている26日現在
       サン・レオに昨夕到着、2日目。

       家から24日の朝出発、イーモラ・Imola 経由でラヴェンナに。
       ラヴェンナ・Ravenna で1泊、サン・レオに、という経過です。



d0097427_23202713.jpg

d0097427_23214214.jpg

      ◆イーモラまで

       我が家から近いヴィットリオ・ヴェネトの南から高速に乗り、
       イーモラまで243K 2時間20分の行程。
       この数字は全てグーグルの地図の計算で、まぁ大体これ位と。

       イーモラではスフォルツア家の要塞を眺めつつ、
       土・日のみの開館で内部は見れず、要塞の威容を愛でながら、
       友人が運んできてくれた新米でその朝握って持参した
       むっちりのおにぎりを!
       こんなにむっちりの新米の美味しさ、何年ぶりの事!!

       街の中心部はフェッラーラやファエンツァを思わせる
       エミーリア・ロマーニャの街の趣が強く、
       かってのこの街の領主であったカテリーナ・スフォルツァ
       その息子のジョヴァンニ・ダッレ・バンデ・ネーレの名前を冠した
       通りや広場があり、彼らの生きた往時を偲びました。



d0097427_23233020.jpg

d0097427_23254144.jpg

d0097427_23265912.jpg

      ◆ラヴェンナまで

       イーモラからラヴェンナまでは44k 37分
       トムトムで大変正確にホテル前に到着でき、大いに満足。

       この夜はまだ残っていたおにぎりや、家から持参のイモサラや果物、
       大雨になった夕方に出かけて買い込んだワインで賑やかに!

       翌日私にとっては25年ぶり、友人には初めての
       聖堂モザイク巡りを午後半ばまで堪能!
       やはりやはり素晴らしく美しく、
       初めてのサン・アポりナーレ・イン・クラッセのモザイクも見て、
       予てよりの念願だったサン・レオに向かいました。
      


d0097427_23292052.jpg

d0097427_23303518.jpg

      ◆サン・レオまで

       地図上では、ラヴェンナ・サン・レオ間 80k 1時間半
       所がなんのなんの、E45と呼ばれる準高速を出た途端に
       物凄い九十九折りの上り下りの連続で・・!

       サン・マリーノを目にしつつ、またひとしきりの山道を往き、
       遠くにピッと飛び出した岩山の上に何か城館らしき物が見えた途端、
       あっ、あれではないか! と武者震い。

       写真は、いよいよ最後の行程にかかる橋の手前からですがぁ、
       この後も皆さん、凄~い上り坂でした!!

       でもまぁ、今こうしてこれを書いているという事は、
       無事に到着している証拠で、
       昨夜はホテルというよりオステリーアの美味いレストランで、
       土地のチーズのあれこれの盛り合わせを賞味、大満足。
       フォッサ・fossa というどぶ付けのチーズや、
       胡桃の葉に包んで熟成させたチーズなどなど、
       海抜589m(要塞は639m)の岩山の上の古い小村を
       愉しんでおります。

       今夜もう1泊して、明日はサン・マリーノを経由して少し南に
       グラダーラ・Gradara というこれも中世からの古い城壁の町に。

       ダンテも神曲に書いている「パオロとフランチェスカ」の
       悲恋物語のあった有名な城があり、楽しみです。


       という所で、今回はまずこれで!
       コメントを頂いてもお返事が遅くなるかもしれませんが、
       ご容赦お願いいたします。       



   *・*・*・*・*・*・*・*・*・*

by italiashiho2 | 2010-09-26 23:12 | ・エミーリア・R州 Emilia | Comments(2)
2010年 09月 21日

   ・・・ 時計塔探訪 ・ ヴェネツィア、サンマルコ広場 ・・・

d0097427_433741.jpg

      ヴェネツィアのご案内が続きますが、
      今日はサン・マルコ広場にある時計塔を。
      塔の内部から機械の仕掛けを見つつ一番上のテラスに上がり、
      時を打つムーア人2人、そして塔の上から広場を眺める、
      というコースに参加して来ましたので、それをご覧頂きます。

      上は古い写真ですが、サン・マルコ広場の海からの眺め、
      正面一番奥に時計塔が見えますが、あれに上ります!


d0097427_4334454.jpg

d0097427_434362.jpg

d0097427_4341929.jpg

d0097427_4343418.jpg

       この時計塔は、かってのヴェネツィア共和国の政治の中心であった
       サン・マルコ広場から、商業の中心であったリアルト橋界隈を結ぶ
       メルチェリーア通り・Mercerie の入り口に位置し、

       塔の一番下がメルチェリーア通りのアーチ、そして
       青地に金の美しい星座表とローマ数字の大時計
       前面に半円の張り出しテラスを持った聖母子像
       ヴェネツィア共和国とその守護神聖マルコのシンボルの有翼のライオン
       一番上に大きな鐘とそれを打つ2人のムーア人像、という構成。

       お気づきでしょうか、
       ヴェネツィア共和国シンボルのライオン像が、
       聖母子像よりも上にあるのです。
       ヴェネツィア共和国は自国の政治に教会権力の介入を嫌い、
       以前はヴェネツィアのドゥオーモであったサン・ピエトロ教会
       本島の一番東の端っこに置かれ、
       サン・マルコ教会はドージェの私的礼拝堂という格付けでした。
       ヴェネツィアのドゥオーモとなったのは、共和国崩壊後の事。

       時計塔の建設は1493年に始まり3年後に完成、
       当時のドージェはアゴスティーノ・バルバリーゴ・Agostino Barbarigo
       74代目ドージェ・Doge ・総督 に当たり1486~1501年の任。
       白い美しい髭で有名な彼の肖像は、
       ムラーノ島の教会サン・ピエトロ・マールティレの
       ジョヴァンニ・ベッリーニの絵の中に
       聖マルコや聖母子と共に描かれているのを、こちらでご紹介を。
       http://italiashio.exblog.jp/10428873

       大変裕福な家の生まれで、この時計塔や幾つもの教会の建設、
       サン・マルコ教会の、床の大理石モザイクへの張替、
       キプロス島併合、そう、キプロス女王であったカテリーナ・コルナーロの
       ヴェネツィアへの帰還を迎えたドージェだったのですね、
       対トルコ、フランス戦略等など大奮闘の働きが知られていますが、
       今回、以前購入していた 全ドージェ・I DOGI Claudio Rendina 著
       を読んで意外な事を知りました。

       彼の前ドージュは、マルコ・バルバリーゴ・Marco Barbarigo、
       アゴスティーノの兄に当たり、こちらはドージェになり僅か1年で死亡。
       余りに短い任で死亡因についても憶測がある様ですが、
       記録にも余り残っていない人物との事。

       アゴスティーノはドージェになった当初、
       その振る舞い見栄え働き振りから称賛を受けたものの、
       次第に栄華を誇り退廃を囁かれるようになり、
       遂に没後、査問会が開かれるとでるわでるわ、
       権力を利用しての金銭受け取り、親類縁者への良き計らい、密輸等、
       凄いのは近隣国マントヴァやリミニの君主との機密漏洩の談合も。
       ですが結果は証拠が無い、という事で今に至るも
       ドゥカーレ宮のドージェの肖像群より外される事なく、と。
       
       ヴェネツィアのドージェは一種のシンボルで、
       彼に実権が渡る事はない、等と今迄知らされておりましたが、
       政治的な決定権は持たないにしろ
       一国の君主の立場にあれば、美味しい話も裏も色々なのだ、
       と改めて世間を知った想いです、ははは。

       カテリーナ・コルナーロについては
       http://italiashio.exblog.jp/10138432

       

       この時計塔への入場見物、そしてドゥカーレ宮の秘密行程は
       一般公開では無く、予約での申し込みです。
d0097427_435677.jpg

       サイトのアドレス、上が時計塔で、下がドゥカーレ宮。
       どちらもガイド付きの見物ですが、イタリア語、英語、フランス語のコースのみ、
       オンライン申し込みOKですが、時間詳細などサイトでお確かめ下さい。
       http://www.museiciviciveneziani.it/frame.asp?pid=1367&z=2&tit=_EN_biglietti
       http://www.museiciviciveneziani.it/frame.asp?pid=595&z=2&tit=_EN_biglietti       
       私は電話で申し込み、クレジット・カードの支払い、
       コード番号を教えて貰いますが、確認メールも届きます。

       料金は現在、時計塔が12エウロ、ドゥカーレ宮が18エウロですが、
       両方一緒に申し込みましたら、時計塔の方が7エウロの子供料金に!
       ドゥカーレ宮の方は一般コースが13エウロで、秘密の行程見物の後
       一般コースも自由に回れますから割安という計算です。

       確認メールを印刷して持参、ドゥカーレ宮は切符売り場の予約窓口に、
       時計塔の方は、サン・マルコ広場の西にあるコッレール美術館の
       切符売り場に行くと、切符と共にこの様な直径3.5cm程の
       紙ワッペンをくれますから、それを見える所に貼り付け、
       ドゥカーレ宮の方は中庭西の集合ポイントに、
       時計塔は、塔の下の扉の前に定刻に。

       所でこのワッペンですが、左上が時計塔、右下がドゥカーレ宮の
       参加用と思われるでしょう、当然ながら。
       でも実はこれがイタリアの不思議で面白い所でして、事実は逆。
       なぜそうなのかなんぞは、イタリアに長いと考えません!


       時計塔見物の集合場所
       リアルトからの道がサン・マルコ広場に出る右角、この扉前。
       そうです、お向かいにはジェラートの売り場がある所。
d0097427_435393.jpg

d0097427_4355224.jpg




       ガイドの女性が管理人と共に降りて来て扉を開け
       我々10名程の見物人は狭い階段を上り、荷物を階段脇に、
       そしてまた狭い階段を上がりこの部分に。
       
       写真は自由に撮れますが、これより上は尚の事狭い螺旋階段で
       リュックや鞄など少し大きい物は置いて上がります。
d0097427_4363025.jpg

d0097427_4365510.jpg

d0097427_4371313.jpg

d0097427_4373286.jpg
    
       この部分は外からだと時計のある階ですが、
       中は2層に分かれていて、現在のこの部分にかっては
       時計の技術管理者が住んでいたのだそう。

       日本でも昔は、時刻の定めは日の出と日没に従い、
       つまり夏と冬では時の長さが違っていたと言いますが、
       やはり西洋でもその通りで、その差は手で調節されたのだと。
       複雑な作りで、長い世紀の間に改修も2度ほど行われましたが、
       それでも手仕事の調整で、最後の技術者も年金生活に入り、
     
       長期にわたる時計の停止、そして修復期間が続き、
       漸く2006年春、新たに時計塔がお披露目になりましたが、
       スイスのピアジェが請け負ったこの修復で、
       遂にオール・オートマティックに変えられました。

       で、かっての技術者の部屋に大きな分銅が下がります。
       部屋の隅には、昔の銅製の分銅が見えますが、
       時計の文字盤を動かすだけでなく、一番上のテラスの
       時の鐘を打つムーア人にも繋がっている仕掛けです。

       ガイドの女性が早口のイタリア語で説明してくれるのですが、
       見る撮るで忙しく、日本語で説明して貰ったとしても
       こういうのには弱いので、まぁ、・・眺めます。



       部屋の隅の丸窓から広場を一枚撮り
       この窓は1の写真の右下に見える窓ですが、
       機械部分の見える上階に。
d0097427_4381342.jpg


       高さは優に2mを超えると思いますが、
       古い機械の写真に比べ、現在のはスリムに背が高く、
       コッ、コッと歯車が秒を刻む部分
       次々と連動して動く歯車
       機械がお好きな方には、堪らないでしょうね。
d0097427_4383837.jpg

d0097427_438534.jpg




       で、も一つ上階に、
       聖母子像のある階に出ます。
d0097427_4391995.jpg

       聖母子像の部分はなぜかいつも写真を撮っておらず、
       最初の全体のをご覧頂くとして、
       聖母子像の両脇に、向かって左にローマ数字で 時刻 が、
       右にアラビア数字で 分 が出る窓が見えますね、
       あそこの中の仕掛けはこうなっているという訳で、
       紺に白の数字部分は、光を通して大変美しかったです。
d0097427_4393937.jpg

d0097427_4395547.jpg

d0097427_4401239.jpg

       聖母子像の前に半円形に突出すテラスには、
       かっては毎時に、現在は年に2日間、この仕掛け人形が登場

       左のローマ数字の窓からから出て、
       聖母子の前で天使はラッパを口に、
       東方の三博士は腰をかがめつつ手をターバンに当て、
       ターバンが少し頭から浮いて聖母子に挨拶、
       右の窓に消えるという訳です。

       文字盤の下に半円形の鉄輪が見えますが、
       ここの窪みに所定の人形が置かれる仕掛けで、
    
       現在この仕掛けが見れるのは1月6日と、
       キリスト昇天の日・Ascensione、復活祭から40日後、の2回。
       この日は毎時、仕掛け人形がお出ましだそうです。
       来年早々、見に行こうかな?

       youtubeでどうぞ
       http://www.youtube.com/watch?v=3KQkNdaskF0&feature=related

       聖母の口から Maria, Chi xei sti qua`? と出るのは
       ヴェネト訛りで、そこにいるのは誰? という意味と・・、多分。



       ちょうどこの辺りで、街の屋根の高さほど
       そして狭い螺旋階段をぐるぐると上り・・、
       ライオン像の階の裏側を抜ける訳ですね、
d0097427_4405246.jpg

d0097427_441855.jpg

       かってはこのライオン像の横に、時計塔建設の
       アゴスティーノ・バルバリーゴの像があったそうですが、
       ナポレオン占領当時に、打ち壊されたと。
       そう言われてみると、確かにライオン像は少しばかり
       左側に寄っていますね。



       遂に上階テラスに。
d0097427_4413724.jpg

       ムーア人の居るテラスは、さらに高くなっていて、
       後ろからのみ見上げる事ができ、前側には行けません。
       これは塔の最初の建設から50年後に嵩上げされたのだとか、
       ムーア人が良く見えないと、文句が重なったのでしょう。

       近くで見ると、さすがに大きかった!
       念の為付け加えますと・・、
       どちらも肩からの毛皮のみで、大小しっかり見えましたぞ。
d0097427_442588.jpg

       広場側から見て右、鐘の後ろにあるハンマーを持つ方が
       髭を生やしていてヴェッキオ・年寄り
       反対側の鐘前ハンマーの男は、
       髭がなくジョーヴァネ・若者、と呼ばれているそうで、
       
       鐘つきは、年寄りの方が正刻の5分前から打ち始め
       それがすんで4秒後に(この数字少し自信なし)
       若者が再度打ちます。

       かっては腕時計がなく、時を知らせる事が重要でしたから、
       途中から聞いても間違いのないよう、繰り返したのだそう。

       鐘の後ろから見えるサン・ジョルジョ島の高さ、
       円柱上のライオン君が海を背景に見える事にご注目を!
d0097427_4422255.jpg

 
d0097427_4432213.jpg

d0097427_4434389.jpg

d0097427_444037.jpg

       街の写真、上のは街の西側、
       下はSS.ジョヴァンニ・エ・パオロ教会がこの高さに、
       手前の白い鐘楼は、S.M.フォルモーザ、
       背後の海もちらっと。

       

       塔見物は午後4時からの始まり、ムーア人のテラスに上った時に
       5時前で、ガイドがここには留まれないけど
       下のテラスから5時を打つの待ちましょうかと。
       勿論賛成、皆がひとしきり写真を写して下に。
       
       下のテラス、というのは全体写真に見えるライオン像の階の
       旧政庁の建物上に、東西に張り出す細長いテラスの事で、
       行ったり来たりしながら5時を待ちます。
d0097427_4444831.jpg

d0097427_4452227.jpg

d0097427_446325.jpg

       サン・マルコ聖堂の北側部分、修復の済んだ尖塔の像、
       井戸の傍らでジェラートを舐め休憩の人々・・、
d0097427_4461888.jpg

d0097427_4463293.jpg



 
       サン・マルコ広場西側のコッレール博物館方面
       デッラ・サルーテ教会の丸屋根が覗きます、
       そして広場のカフェ・フローリアン。
d0097427_4471865.jpg

d0097427_4473646.jpg


       一纏めにサン・マルコ広場と書いておりますが、
       聖堂前の広い方が正確にはサン・マルコ広場で、
       海に開ける狭い方は、ピアツェッタ・小広場と呼びます。
       
       まさに正面に、ヴェネツィアの海からの玄関口
d0097427_4475278.jpg



       サン・マルコ聖堂のトルコから分捕ってきた馬4頭
       これの本物は、聖堂上の博物館に。
d0097427_4484262.jpg


       時計塔からの高い眺めとはいえ、 
       サン・マルコの鐘楼は、それよりもまだ高く
       上の展望台から眺望を楽しむ人々の姿。
d0097427_4491123.jpg

d0097427_4492782.jpg


       鐘楼からの夜の眺めは
       http://italiashio.exblog.jp/10515875



       遂に正刻5分前
       ヴェッキオが鐘を打ち始めます。
d0097427_4495565.jpg

       ちょうどの位置に太陽が来て、露出不足で申し訳ないです、
       でも、ハンマーが離れているのは見えますよね?!

       見物した2日ほど前から、若者が何か文句があるのか
       ショーぺロ・ストライキを始め、鐘つきを止めているそうで・・、
       この日は一度だけ、年寄りの鐘の音が響きました。
       翌々日から修理が始まるとの事。

       鐘つきの様子は、こちらの youtubeに
       http://www.youtube.com/watch?v=LGw-ptX0ZcA&feature=related

       2006年春の、新時計塔お披露目の様子
       http://www.youtube.com/watch?v=lurcMt2m9ek


       最後は、ガイドの女性
d0097427_4502543.jpg

       通常では見れない行程は、まだまだありそうなのです、
       ボチボチ探訪してご案内致しますね。
       

     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       こちら北イタリアヴェネトの田舎は秋の色に染まり出し、
       トウモロコシ畑も黄土色、落ち葉も始まり、 
       葡萄を満載し、組合の醸造所に運ぶ荷車トラクターや
       トラックに道で出会います。

       この秋は収穫量も質も良さそうと言われながら、
       お天気が続いた後の雨の繰り返しで、
       なかなか一斉の葡萄摘みになりません。
       
       夕方のラッシュ時に葡萄満載のトラクターが町中を走り、
       ゆるゆる走る後ろから、ぞろぞろと車が続く様子は
       イタリアの秋の風物詩です。

       先日ご紹介したヴェネツィア・マッゾルボ島の葡萄摘みの様子は、
       その夕方の地方ニュースで大きく放送されましたが、
       RAIの全国版でも遅ればせながら一昨日
       ヴェネツィア・ラグーナの葡萄、再び輝く、と。
       自分の目で見ただけに何か嬉しく・・、記事はこちらに。
       http://italiashio.exblog.jp/11870388
       
       我がスコミーゴ村の葡萄の色は
       http://italiashio.exblog.jp/5493969

   
     ◆◆そして大変嬉しいニュースを知りました
       リンクして頂いているcucciolaさんの「ルネサンスのセレブたち」が
       ブログ奨学金を受賞されたとの事、
       本当におめでとうございます!!
       http://scholarship.livedoor.com/recipient01.html
       
       昨年偶然にcucciolaさんのブログを知り、この方は!と直感、
       リンクさせて下さいとお願いしたのでしたが、
       自分の目に狂いはなかった事にもなお嬉しく、
       これからのご活躍を一層楽しみに拝見させて頂きます!

       cucciolaさんのブログは、お引っ越しされて今こちらです。
       http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/

       
       今週末から少し長期の旅行に出ますが、
       今回はPCとインターネット・キーを持参し、
       旅行途中で実況中継ができると良いな、と考慮中ですが、
       さて上手く行きますかどうか・・。

       季節の変わり目
       お体に十分お気をつけて!
       

   
    *・*・*・*・*・*・*・*・*・*

by italiashiho2 | 2010-09-21 00:32 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(8)
2010年 09月 16日

   ・・・ ヴェネツィア散歩 1 ・ 国鉄駅からサン・マルコ広場 ・・・

d0097427_123614.jpg

      今日は気軽に 秋のヴェネツィアの空気を楽しんで頂こうと
      撮り貯めている物の中からご覧頂きますね。
      先日来のヴェネツィアの写真、そして昨年10月末のと
      同じ場所を写している物を混ぜました。
      ヴェネツィアの風景そのものは変わりがないのですが、
      少し新しい物も増えています。 では、ごゆっくりどうぞ!

      上は、サン・マルコ広場を正面から。
      かってのヴェネツィア共和国を訪れる旅人が魅せられ、
      今もやはり虜になる、海からの素晴らしい眺め


d0097427_1233727.jpg

d0097427_1235862.jpg

      ◆モノレール  1・2

       国鉄駅前から41番のヴァポレットに乗ると、
       本島の外側をぐるっと回りますが、一番西外に
       トロンケット・Tronchetto と呼ばれる大駐車場があります。
       こことピアッツァーレ・ローマとを3分で結ぶ
       無人運転のモノレールが建設され、この春から運転開始。
       片道1エウロとの事で、ちょうど姿が見えましたが
       まだ利用者は多くないようで。



d0097427_1243239.jpg

d0097427_1245360.jpg

d0097427_1251082.jpg

      ◆大型クルーズ船  1・2・3

       南に向かうこの辺りは、大型クルーズ船がひしめき停泊中で、
       余りに大きく、近くすぎて、どこをどう写したら良いものやら・・、
       馬鹿みたいな写真で申し訳ないです!

       大きな丸いアンテナ(ですよね?)を見て頂こうと。
       こういう大きなクルーズ船で、「潮風の中で~クルーズと街歩き・覚え書」の
       hiroshiさんは、奥さまとあちこち廻っておられるのでしょうねぇ!
       
       南に出はずれると、ラグーナとはいえ海が広がり、
       
       左に大きくカーヴを切り、ジュウデッカ運河に入ります。
       


d0097427_1252948.jpg

d0097427_1254578.jpg

d0097427_126474.jpg

d0097427_1262620.jpg

d0097427_1264539.jpg

      ◆ジュウデッカ運河  1・2・3・4・5

       かっての製粉所の大きな建物が修復され、
       モリーノ・ストゥッキー・ヒルトン・Molino stucky Hilton
       となり、近年来営業中。
       
       ヒルトン と聞くだけで怖れをなす小者ですが、
       美しい写真の見れるサイトは、こちらに。
       http://www.molinostuckyhilton.it/

       観光客でいっぱいの観光船。



d0097427_1271082.jpg

d0097427_1272934.jpg

d0097427_1275426.jpg

d0097427_1281460.jpg

d0097427_1283383.jpg

      ◆ジュウデッカ運河  6・7・8・9・10

       ジュウデッカ運河・canale della Giudecca は幅も広く水深も深く、
       大型クルーズ船も悠々とここを通り、アドリア海に出て行きます。

       波も高いですが、41番ヴァポレットはジュウデッカ島と
       本島の南側ザッテレ・zattereの停留所を行ったり来たり
       繋ぎながら、サン・マルコ広場に向かいます。
       そう、まさにヴェネツィア市民の足、の趣あるこの線。

       ザッテレ河岸の辺り、南向きの日当りの良い長い河岸には、
       運河に張り出すテラスのレストランやバール等もあり、
       散歩する人々の姿が多く見られます。

       見える教会は ジェズアーティ・Gesuati で、
       天井にティエポロの美しい絵がありますが、キャンバスに油絵です。
       
       というのもヴェネツィアは湿気が高く、これはフレスコ画には
       大敵ですから、油画が発明されて以降はこの種の天井画があちこちに。



d0097427_1285456.jpg

d0097427_130137.jpg

      ◆ジュウデッカ運河  11・12

       右手ジュウデッカ島のレデントーレ教会・Redentore.
       夏のお祭りには、対岸サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ・S.M.della Salute
       との間に、参拝の為の仮の渡り橋がかかり、花火大会で盛り上がりますが、

       左手進行方向には、いよいよドゥカーレ宮、鐘楼が近づきます。

       レデントーレのお祭りは
       http://italiashio.exblog.jp/5493746
       


d0097427_1302887.jpg

d0097427_1304737.jpg

d0097427_131668.jpg

d0097427_131312.jpg

      ◆ジュウデッカ運河  13・14・15・16

       サン・ジョルジョ・マッジョーレ島・S.Giorgio Maggiore に寄ります。
       教会前の広場がそう広くないので、正面全体を写すには
       こうしてヴァポレットからの方が楽かも。

       お出での時は、是非教会内部左手奥からエレベーターで
       鐘楼に上がって下さいね。
       サン・マルコ広場が眼下に一望です。

       ヴェネツィアの運河沿いの建物には必ずある
       いわば車寄せ兼駐車場。
       広場の脇の建物の下に口を開けています。

       ここからまっすぐ北に、大運河を横切り本島側に。

       サン・ジョルジョ・マッジョーレ島は
       http://italiashio.exblog.jp/5496972



d0097427_1314973.jpg

d0097427_1321371.jpg

d0097427_1323212.jpg

d0097427_1325394.jpg

      ◆サン・マルコ広場  1・2・3・4

       ここで運河の呼び名が、サン・マルコ運河・Canale di S.Marco
       と変わりますが、

       サン・マルコ広場の前を少し通り過ぎ、
       サン・ザッカりーアの停留所に。

       広場の右にドゥカーレ宮、そしてサン・マルコ聖堂が張り出し、
       正面奥に時計塔、左に鐘楼という、大玄関口。

       広場入り口に立つ2本の円柱上の片方には聖マルコの、
       そしてヴェネツィア共和国のシンボルでもある有翼のライオン君。
       
       鐘楼の上の天使像は百合の花を持ち・・、と書きつつ
       もうご覧にいれたっけ?と古いブログ記事を確かめ、
       写真はどこに、と探し出しましたぁ。
       98年の写真ですが論より証拠、ご覧下さいね。
       百合を手に持つというと、大天使ガブリエルですよね?
       この天使像は、風向きにより方向を変えます。       



d0097427_1345630.jpg

d0097427_1351747.jpg

d0097427_135381.jpg

      ◆サン・マルコ広場  5・6・7

       広場の前から、
       並ぶゴンドラ越しにサンタ・マリーア・デッラ・サルーテ聖堂を、

       広場で鳩と遊ぶ子供たち。
       豆売りの屋台が禁止され、大分鳩の数が減りましたね。

       広場のカフェの生演奏。



d0097427_136372.jpg

d0097427_1362659.jpg

d0097427_1364717.jpg

d0097427_1373141.jpg

d0097427_1375749.jpg

d0097427_1381828.jpg

      ◆ドゥカーレ宮  1・2・3・4・5・6

       先日ドゥカーレ宮を見た際に、写真OKの場所は撮りましたので
       また改めてご覧頂きますね。

       スキアヴォーニ河岸・Riva degli Schiavoni 側からの眺めと、
       小広場側のロッジャ、そして柱頭の飾りを。
       この飾りは全て違い、物語風のもありますのでいずれ。

       最後は、裁きの女神像を。

       ドゥカーレ宮の以前のご紹介は
       http://italiashio.exblog.jp/5351189

       グロリオーザさんの、素晴らしいサン・マルコ広場の夜明けは、
       http://italiashio.exblog.jp/4547536 

      
       という所で、その2に
       http://italiashio.exblog.jp/11926381 を、クリック願います!



    *・*・*・*・*・*・*・*・*・*

by italiashiho2 | 2010-09-16 01:20 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(5)
2010年 09月 16日

   ・・・ ヴェネツィア散歩 2・ サン・マルコ広場から国鉄駅 ・・・

      引き続き、有難うございます!
      ヴェネツィア散歩 その2 を続けます。

d0097427_052933.jpg

d0097427_0522751.jpg

d0097427_0524570.jpg

d0097427_053395.jpg

      ◆サン・マルコ広場  1・2・3・4

       溜息橋 なのですがぁ、
       最近ずっと修復の覆い、でかでかとCMの入ったので覆われ、
       まさに、溜息がでる橋 になり果てています!
       これは昨年秋ですが、この夏コカコーラのポップ調のCMが入り、
       さすがにこれは問題となりました。

       溜息橋の奥に見える橋、
       笑いの出るライオン君はこの近くの橋に。



d0097427_0532376.jpg

d0097427_0534082.jpg

d0097427_0535913.jpg

d0097427_0542140.jpg

      ◆サン・マルコ広場  5・6・7・8

       広場の奥に見える時計塔
       上で二人のムーア人が鐘を打ち時を知らせます。

       この時計塔の上にも予約すると上がれるのを知り、
       高上がりのshinkai は即行って来ました。
       お楽しみに!!

       デッラ・サルーテ聖堂の先、ドガーナ・Dogana・税関
       金の球の上の女神像も、風向きにより回ります。

       サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ聖堂の眺め。



d0097427_0545324.jpg

d0097427_0551327.jpg

d0097427_055322.jpg

d0097427_0555417.jpg

d0097427_0561048.jpg

      ◆サン・マルコ広場  9・10・11・12・13

       サン・マルコ大聖堂
       全景写真は昨年秋で、今は修復の覆いが正面左側に。
       
       何度も写しながら、
       今回初めてつくづくと聖マルコを眺めました!

       夕方再度前を通りましたが、まだ入場を待つ長蛇の列!
       長い事拝観していませんが、この列の長さではねぇ。

       余りの人の多さに頭越しに写しましたら、
       サン・ジョルジョ島の鐘楼の先、クーポラの上の聖ジョルジョ、
       そしてサン・マルコのライオン君が。



d0097427_0563244.jpg

d0097427_0565190.jpg

d0097427_057879.jpg

      ◆リアルト橋  1・2・3

       ゆっくりと、リアルト橋に向かいます。

       いつもの眺めながら写さずにおれない・・この・・うむぅ。
       デジタルになって、本当に良かった!! ははは。



d0097427_0572828.jpg

d0097427_0574679.jpg

d0097427_05853.jpg

d0097427_0582634.jpg

      ◆リアルト橋  4・5・6・7

       橋の上から。

       2番目の写真の建物ですが、
       左の一番手前の白いのがイタリア銀行で、

       3番目のピンクの家の多分2階部分、
       ここにアントニオ・ヴィヴァルディが家族と共に
       彼がヴェネツィアで住んだ最後の家で、ここからウィーンに旅立ち、
       かの地で1741年に亡くなったのでした。

       ヴィヴァルディが洗礼を受けた教会、住んだ家々、
       司祭としてミサを行った教会など、
       訪ね回って写真は撮っているのですが、いずれのチャンスに。

       モーター・ボート、ヴァポレットと交通ラッシュの間を縫い、
       たくさんのゴンドラが往き来しますが、
       ゴンドラ漕ぎの良い姿というのは、なかなか撮れませんねぇ。



d0097427_0585371.jpg

d0097427_0591297.jpg

d0097427_0592916.jpg

d0097427_059506.jpg

d0097427_101138.jpg

d0097427_103216.jpg

      ◆リアルト橋  8・9・10・11・12・13 

       今度は同じ橋の反対側、カーヴする東側から。

       これらはこの9月2日で、3日後にはヴェネツィアのお祭り
       レガータ・ストーリカ・Regata storica・競艇が行われるとあり、
       出場する選手達の練習風景が見られました。

       男子、女子、舟の大きさによりクラス分けされ、
       それぞれの色に塗り分けられている小舟が、
       夕方の混雑する中を漕いで行きます。

       4枚目5枚目に見える黄色と緑の舟が、
       毎年の競艇最後を飾る大型舟のクラスで、黄色の2人は従兄組。
       既に11年めかの優勝を今年も飾りました。

       レガータ・ストーリカについては、
       http://italiashio.exblog.jp/6096687
       http://italiashio.exblog.jp/5352679



d0097427_105686.jpg

d0097427_111618.jpg

d0097427_113976.jpg

d0097427_115961.jpg

d0097427_122757.jpg

d0097427_125450.jpg

d0097427_131946.jpg

      ◆スカルツィ橋から  1・2・3・4・5・6・7

       国鉄駅に近いホテルに宿を取り、シャワーを浴び一休みした後
       夕暮れを写しに駅前のスカルツィ橋・Ponte degli Scalzi の上に。

       灯がともり始め、最後の交通ラッシュ。
       ゴンドラも掃除をすませ、レストランにもお客が入り始め・・、
       私も夕ご飯を食べに。


       駅近くに宿を取ったのは、近くにある日本人経営というお寿司屋に
       予てより行きたかったからなのですが、残念ながら、
       よほど日本食に飢えている方以外にはお勧めできません。
       イタリア人に聞くと、あそこは物凄く高いという評判で、
       まさにお高かった。

       美味しければ少々お高くとも納得ですが、       
       ガッカリしたのは魚の種類の少ない事、
       お醤油がお水で薄めてある事、これには驚き!!
       味噌汁も薄い薄い味噌汁で、ワカメばかりがたっぷり、
       天麩羅の魚がコロッケみたいに巻いてあり、
       春雨をたっぷり揚げて添えてありました。
       春雨の揚げ物を箸でつまむとどうなるかご想像下さい、
       パラパラになり、食べられた物ではありません。
       しかも、天つゆまでが薄かった!

       ああいう寿司店はイタリア人にお任せしておき、
       いくら食いしん坊のshinkai とはいえ、もう行かん!
       我が隣町の、イタリア人のお持ち帰り寿司屋の方が
       よっぽどマシ、と思った事でした。
       食い物の恨みは、怖いんだぞう!



d0097427_141093.jpg

d0097427_143016.jpg

d0097427_145151.jpg

d0097427_151231.jpg

      ◆カンナレージョ  1・2・3・4

       サッポロビールだけが納得、の寿司屋を出て、
       夜の道を東にカンナレージョ・Cannaregio
       グーリエ橋・Ponte delle Guglie まで。

       既に9時半を過ぎていたろうと思うのですが、
       まだ開いている屋台もあり、
       レストランもまだまだ賑わっています。

       暗い夜の運河を、
       少ないお客を乗せたヴァポレットが往き、
       高い窓に一つの灯り。

       では、お休みなさい。


     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       先日月曜午後、大型スーパーにPCの外付けメモリーを
       買いに行きましたら、驚くほどの人混み。
       それも新学期の買い物の親子連れが多く、
       そうなのですね、秋が新学期の始まりなのですね、
       学校が始まってから買い物に来るのか、と驚き
       アンナリーザに訊ねましたら、

       ノートの種類など、そのクラスの担任がそれぞれに
       行罫はこういうタイプ、学科ごとのノートにするか、
       それともバインダー式にするようにとか、
       全て担任の考えで指定するので、学校が始まってから
       買い物に来るのが普通なのだそう!

       早とちりのshinkai が考えた様な横着さからではなく、
       ちゃんとした理由があったのでしたぁ。
       で、新入生以外は、初日から授業だそう!
       1週間前に時間割が学校に張り出されるそうで、
       ああ、これは少しきついですよねぇ、気分的に。

       まぁまぁ、しっかり頑張っておくれやす、
       イタリアの未来はあなた方の双肩にかかっております、
       なぞというと、いやらしいなぁ! ははは。

       私めは、これからヴェネツィア共和国政府の仕組みについて
       再度お勉強しないと・・、
       ドゥカーレ宮の内部が説明できないので~す。
       昔読んだのに、すっかり忘れてしまっています、あ~あ。

       そちら日本は、少しは涼しくなりましたでしょうか?
       お元気でどうぞ!


   
    *・*・*・*・*・*・*・*・*・*

by italiashiho2 | 2010-09-16 00:49 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(10)
2010年 09月 11日

   ・・・ 埋もれた島の蘇みがえり・ヴェネツィア、チェルトーザ島 1・・・

d0097427_158530.jpg

      先回は ヴェネツィア共和国時代のワインの蘇りを目ざす プロジェクトに
      ついてお伝えしましたが、今日は、やはりヴェネツィア市が取り組んでいる
      埋もれた島を取り戻す計画、こちらのプロジェクトも現在進行中で、
      その島というのがヴェネツィア本島のすぐ傍なのですね。
      先日お邪魔して、半分野生のジャングルのままの島を楽しんで来ましたので
      それをご覧頂きます。 が、まずは新しい橋からの眺めをどうぞ!

      向こうに見えるのが、国鉄駅前にかかるスカルツィ橋で、そう、これは
      ヴェネツィアの大運河にかかる第4の橋、カラトゥラーヴァ橋の上からです。

    ◆ 追記 ◆

      この記事を書きました時に橋の名前を間違えないようにと検索をかけ、
      Ponte di Calatrava と出ましたので、カラトゥラーヴァ橋と書きました所、
      ヴェネツィア事情に大変詳しいお友達からメールを頂き、
      設計者のカラトゥラーバ氏はスペイン人で、スペイン語ではvとbは同じ発音で
      あるので、日本語表記ではカラトゥラーバとなっている事。   
      そして、正式の名はポンテ・デッラ・コスティトゥツィオーネ・Costituzione
      ・憲法橋 であると教えて頂きました。 
      途中で名前が変わった事も知っていましたが、思い出せずに・・、
      という諸々の事情でございます。
      
d0097427_1583541.jpg

d0097427_159038.jpg

d0097427_1592073.jpg

d0097427_1594081.jpg

      ◆カルトゥラーヴァ橋  1・2・3・4

       既に竣工開通から2年も過ぎているのですが、今回初めて渡り!
       駅からピアッツァーレ・ローマに行きました。

       ピアッツァーレ・ローマは本土と車での接続場所で、バス発着所もあり、
       この橋が出来て大変便利になった事は間違いありませんが、
       ヴェネツィアの街にしては斬新で現代的な姿と、莫大な費用がかかった事で
       大きな批判の的となり、開通してからも滑って転んだ等のニュース続出。
       確かに、ガラスが嵌め込まれているので少し滑る感じですが、
       まぁ、この位置での高い眺めを楽しめるという事で・・。
       このガラスが夜、下からの光で照らされるのでライトが無いと言う事ですが、
       サイトで写真が見つからず・・。

       ピアッツァーレ・ローマから、41番のヴァポレットで
       目指す島チェルトーザに



d0097427_1595982.jpg

      ◆地図をどうぞ

       チェルトーザ島・Certosa はどこに?
       はい、魚に例えられるヴェネツィア本島の尻尾の先に。
       
       サン・マルコ広場からだと、ホテル・ダニエリ前の
       サン・ザッカリーア・San Zaccaria の停留所からやはり41番で。

       この線は国鉄駅前にも寄りピアッツァーレ・ローマに来ますが、
       本島の西外をぐるっと回りジュウデッカ島・Giudecca の西から
       本島の南側とジュウデッカを繋ぎつつ、
       サン・ジョルジョ・マッジョーレ島・San Giorgio Maggiore に寄り、
       サン・マルコ広場の東サン・ザッカリーアの停留所に出るので、
       大運河をゆるゆると進むよりも早くサン・マルコ広場に着きます。
       但し、大運河沿いの邸宅を愛でたい観光客向きでない事は確か。

       それ以降は一般のヴァポレットと同じに進みますが、
       ビエンナーレ会場のあるジャルディーノ・Giardino か、
       その次のサンテーレナ・S.Elena あたりで
       船の係か船長に「チェルトーザで降りる」事を伝えます。
       というのも、チェルトーザ停船はリクエストに寄るからです。
       
       ではチェルトーザから乗りたい時はどうするか
       桟橋の先に← →の付いたボタンがあり、
       それを押すと停まってくれるという訳で、
       この41番は日中は1時間に3本あります。

       地図の島に赤丸を付けた場所に停留所があり、
       向かいの赤丸が次のサン・ピエトロ・S.Pietro の停留所で、
       ここは本島と繋がっていますから、ここからだと3分の距離。



d0097427_203468.jpg

d0097427_20521.jpg

d0097427_211083.jpg

      ◆チェルトーザ島  1・2・3

       チェルトーザ島の長い桟橋の先に降り、
       ゆらゆらと揺れる木の桟橋を島の入り口に向かいます。

       なにせ、チェルトーザ島という名前は聞いた事もなく、
       どこにあるのかも勿論知らず、地図を見て確かめたほど。
       なぜ行ったかと言いますと、
       マッゾルボ島に最初に行った時に、先にこの島に寄り、
       ここにあるホテルとレストランを見てくれ、というのが
       葡萄摘みの行事手配をしてくれたミケーラからの言葉だったので。
     
       まったく何があるのかも、どんな島なのかも知らずに・・、ははは。
       そう、関係者一同はよく知りすぎていて、
       部外者が何も知らない事にも気がつかないのは良くあるでしょう?
       で、このshinkaiは、いつもどうにかなるさタイプで、
       どうにもならずに、きゃいんという事もよくあるのですが・・、
       のこのこ言われた通りにやって来た次第。
       まぁ、話を聞いてもピンと来なかったでしょうね、全くの所。

       で、島の桟橋からはサン・マルコの鐘楼がこんな風に西に見え、
       島の右手にはヨットの係留が続き、南のりド島も近くに。



d0097427_213024.jpg

d0097427_21485.jpg

      ◆チェルトーザ島  4・5

       桟橋の最後に島の入り口風門柱があり、
       そこを入ると、あれこれ矢印の表示が出ているので、
       バール・ホテルを目指し長い建物の間を辿り奥に。

       で、この建物が、目ざして来た
       チェルトーザ・ホテル・Certosa Hotel
       レストラン・チェルトジーノ・Ristorante Il Certosino.

       ホテルの前には、色鮮やかな椅子の並ぶバールのテラス席。
       


d0097427_22830.jpg

d0097427_222873.jpg

d0097427_224771.jpg

      ◆チェルトーザ島  6・7・8

       シェフのイヴァン・ガルラッシ氏・Ivan Garlassi
       面会の約束があるのですが、とレセプションに告げ、
       待つ間もなくにこやかに迎えて頂いた中年の男性、
       わっ、なに、このハンサム?! と内心の衝撃!!
       
       ははは、本当なんですよぉ。
       背も高く物腰柔らかで・・、最後に写真をご覧頂きますからねぇ。

       という事で、イヴァン氏に連れられての島巡りの始まり。

       まずは隣の建物の壁に掲げられた大きな写真ですが、
       これで島の位置、上空からの様子がよく分かります。
       島全体の広さは、約22ヘクタール。

       サン・マルコ広場等の街の中心部が西に、
       そして島の殆どが緑に覆われている様子。
       僅かに島の入り口部分に建物が固まっていますが、
       これらはヨット製造と修繕関係に使われていて、
       奥に見える四角い2階建てが、このホテル。

       真ん中あたりに細長い建物と草原が見えますが、
       ここも建物が修復されている部分。

       島の上に右から張りだすのは、りド島の一番東端で、
       左の上に見えるのが、本土側からず~っと伸びる
       プンタ・サッビオーニ・Punta Sabbioni の先っぽで、
       りド島からもずっと延びているのが見えますが、あの先に
       ヴェネツィアを高潮から守る筈のモゼ・Mose`の防波堤が。

       航空写真だと、ラグーナ・干潟の位置、様子がよく見えますね。       
       左手前にも大きな干潟が見えますが、ここは膝までの水深だとか。

       りド島のこちら側の水の色は濃く見えますが、
       サン・マルコ広場の前を、背後のサン・ジョルジョ島を隠す程の
       巨大なクルーズ船が通り過ぎアドリア海に出航して行きますが、
       りド島に沿って東に行き、そして右に回り深い海域に、
       というのが良く分かる水の色です。



d0097427_23876.jpg

d0097427_233813.jpg

d0097427_235698.jpg

d0097427_241680.jpg

d0097427_24331.jpg

      ◆チェルトーザ島  9・10・11・12・13

       島の周囲はやはり壁に囲まれているのですが、
       その内側に遊歩道の部分が切り開かれ、散歩道に。
       とりわけヨットの係留に使われている島の北側は
       きちんと整備されています。

       最初の写真の左側に金網が張ってあるのが見えますね。
       あの中はもうジャングル同然で、
       イヴァン氏はホテルの庭奥の金網の柵を外して
       内側のジャングル部分の案内を。

       まったくサン・マルコ広場から15分程の場所に
       こんなに緑に埋もれた島があるなんて想像できませんよね。
       
       この島の名前チェルトーザが示す通り、
       島には7世紀頃アゴスティーノ派の教会と修道院が造られ、
       15世紀初頭にチェルトーザ会(カルトゥジオ)の僧達が集い、
       ヴェネツィア・ラグーナにおける重要な位置を占めていた様子。
       
       が、ナポレオンの占領による修道院の閉鎖の後、
       この島は軍の使用する所となり、それも1960年代に完全に放棄、
       島は植物の天下となり、軍が使用していた建物も屋根が落ち
       木々に埋もれ、どこに何があるのかも見えない程!

       それがヴェネツィア市に無償で委託され、漸くに2000年頃より
       島を蘇らすプロジェクトが進み始め、かっての建物の幾つかを修復、
       こうして造船所、ホテルなども開かれたという次第。
       70程の兵舎、家畜小屋等跡などが島に散らばっている様子ですが、
       その内の40程を徐々に修復していく計画だとか。
       
       細く通る道は伐採や工事用の道で、まだ一般の人は通れず、
       至る所に野生の実が熟しています。
       

       
d0097427_245330.jpg

d0097427_251099.jpg

d0097427_252855.jpg

d0097427_254774.jpg

      ◆チェルトーザ島  14・15・16・17

       上空からの写真で見えた、島中央の修復された建物。

       カーザ・デッロルトラーノ・Casa dell'Ortolano
       名札がついていましたが、どうやら講義室などに使われる様子。

       近くに修道院の遺跡があり、窓の形などから見ても、
       修道院関係の建物だったと思われます。

       これだけのジャングルの中にあって、この草地を保つには、
       やはり常に手入れが欠かせないそう。



d0097427_261532.jpg

d0097427_263837.jpg

      ◆チェルトーザ島  18・19

       この古い古い壁が修道院の跡です。
       応急処置を施され、新しい植物の浸食が無い様に
       周囲は刈り込まれ。 



d0097427_265995.jpg

d0097427_272138.jpg

d0097427_274157.jpg

d0097427_2845.jpg

      ◆チェルトーザ島  20・21・22・23

       最初の写真が、修道院の中庭に当たる場所で、
       ぐるりと2重の壁、つまりこの中庭を囲み
       僧院の部屋があった事を示します。

       大きな木のこちら側の、盛り上がった場所に井戸の跡が見られ、
       この木は中庭の真ん中から少し外れた位置にありますが、
       それについてイヴァン氏は、
       建築美学的に見て均衡が取れた位置であると。
       僧院の様子にしても、地面に木の枝で図を描いたりの説明で、
       大変良く分かりました。

       中庭への入り口も木で補強されていて、
       いずれはここも修復されるのを待機中なのですね。
       まだ何に使うかは決まっていないが、
       やはり公共的な建物になるだろうとの事。 

       今見える建物跡の壁にも、最初の建物を変えた跡が残り、
       木の階段があったとみられる場所や、
       多分その下の小さなアーチは、パン焼き窯の跡だろうとか、
       かっての人間の営みの痕跡を偲ばせます。
     
 

d0097427_285710.jpg

d0097427_291655.jpg
       
      ◆チェルトーザ島  24・25

       至る所に見られるこんな木の形、分かります?

       宿り木が巻きつき繁殖し、元の木は既に枯れ果て
       今は宿り木が独り立ちしているのです。

       なんとも凄い生命力と繁殖力で、
       悪魔的な美、とでも言えますね。


       という所で、その2に、
       http://italiashio.exblog.jp/11898767 をクリック願います!      


    *・*・*・*・*・*・*・*・*・*


       

by italiashiho2 | 2010-09-11 01:56 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(0)
2010年 09月 11日

   ・・・ 埋もれた島の蘇みがえり・ヴェネツィア、チェルトーザ島 2 ・・・

      引き続き、有難うございます!
      埋もれた島の蘇みがえり、チェルトーザ を続けます。

d0097427_1274555.jpg

d0097427_128560.jpg

d0097427_1282254.jpg

d0097427_128411.jpg

d0097427_1285990.jpg

      ◆チェルトーザ島  1・2・3・4・5

       ほら、見て! 山羊・capretto がいるよ、と聞き、
       木の間越しに確認しながら、ぐるっと道を辿って行くと、      
       いるわいるわ、あっちにもこっちにも!
       いつの時代にか島に連れて来られた山羊たちが
       野生化して、しっかり生き残っているのですね。

       まだ若いと見えるのは、伐採された木を積み上げた上を
       ぴょんぴょんと飛び跳ねて移動する様子を見せ、
       長老連中と見てとれるのは、大樹の下に座り込み・・。
      
       50頭くらいだろう、というのですが、
       色、大小様々なのがこちらを見つめ、
       立ち止まると、そろそろと近寄ってきて取り囲みます。
       工事に来ている人たちから、時々パンを貰ったりするのだろう、
       と、イヴァン氏。
       捕まえて食べるのか、といささか失礼な質問をしましたら、
       決して! とのお返事。

       近くに家畜小屋の廃墟があり覗きこみましたが、
       繋ぐ鉄輪もなく、牛さん用ではない様子なので、
       ひょっとして彼らのご先祖たちの小屋だったのかもですね。 



d0097427_1292067.jpg

d0097427_1293830.jpg

d0097427_1295692.jpg

      ◆チェルトーザ島  6・7・8

       壁の切れ目から浜に
       奥に見えるのはりド島の東端に近く、
       真ん中はお隣のヴィニョーレ島・Le Vignole
       野菜作りで有名な島の先端にある要塞の名残だそう。

       アドリア海からヴェネツィアに来る大型船が、
       りド島の東端を回って入って来る場所ですから、
       かってはやはり重要な位置だったのでしょう。

       島を取り囲む壁の外からの眺めですが、
       プロジェクトは壮大な計画を持っています
       島の中程に大きなプールやバンガローを造りますが、
       この位置には、浮いたプールを設置するのだそう!

       そう、りド島をず~っと行くとすぐ先に繋がる細い砂洲の島
       ペッレストリーナ・Pellestrina が細長く延び、
       そしてその先にキオッジャ・Chioggiaがありますが、
       ヴェネツィア干潟の南の終点とも言えるキオッジャまで行くと
       海水浴のできる浜辺があるのですが、ヴェネツィアには無いのですね。
       考えて見ると、公共のプールも無いのではないかしらん?
      
       となると、大変なアイディアですよね。
       いつ出来るのか、と聞きましたら、3年から5年後にはと。
       そう、その時には再訪したいものです!
       ヴェネツィアらしからぬ緑に囲まれたプールや、
       りド島を眺めながらのプール遊びが出来るのです。

       この島を単なる会員制クラブの人達用にするのではなく、
       一般の人たちが自由に利用出来るようにする、というプランで、
       自転車にも乗れないヴェネツィアの子供たちにとっても、
       大きなプレゼントですよね。



d0097427_1301742.jpg

d0097427_1303581.jpg

d0097427_1305479.jpg

d0097427_1311284.jpg

d0097427_1313039.jpg

      ◆チェルトーザ島  9・10・11・12・13・14

       島の北側の道を辿って戻りますが、ヨットの係留場所に出て、
       こんな大きな木製帆船を見せて貰えました。

       ブラゴッツォ・Bragozzo と呼ばれるタイプの平底船で、
       かってはこのラグーナで数多くみられた漁船。
       本来の三角帆が17~18世紀にかけて梯形に変えられ、
       この改造が平底船にとって大変良い状態なのだそう。

       この素晴らしい、長さ16mの帆船は、エーオロ・Eolo,
       これで1日クルーズから、3日間、果ては10日間に渡る
       ヴェネツィア・ラグーナのクルーズが出来るそうで、
       船の上で獲った魚の料理も味わえ、最高10人まで乗船できると。
       値段の詳しい事は直接訪ねないと確かではありませんが、
       7~8人と考え、一日一人120エウロ位の様ですね。
 
       船の製造年が1946年と見えますが、少し歴史も知りました。
       第2次大戦当時にキオッジャの大型の良い漁船を
       ドイツ軍が使えないようにと海に沈めたのだそうで、
       後に引き上げ改修して使ったのだそう。
       で、このエーオロもその内の一隻で、
       新進水年が1946年という訳だそうです。

       ちょうど海に出て行く間際で、ラグーナに引っ掛からぬよう
       小さくぐるっと向きを変え、進んで行きました。
       サイトには英語版もあり、写真もご覧になれます。
       http://www.cruisingvenice.com/Italiano/index.htm



d0097427_1315388.jpg

d0097427_1321146.jpg

d0097427_1323517.jpg

d0097427_1325379.jpg

d0097427_1331480.jpg

d0097427_1333212.jpg

      ◆チェルトーザ島  15・16・17・18・19・20

       真っ直ぐ続く2本の線は、かってトロッコか何かで
       爆薬庫から運び出すための線路だったのだそう。
       既に鉄のラインはなく、島の通路に。

       島の北側にはヨットの係留が並ぶので人通りもあり、
       ボランティアで片づけに来ている若者のキャンプもあり、
       ええ、こうして見る花も野生ではありませんね。



d0097427_1335237.jpg

d0097427_1341319.jpg

d0097427_1343213.jpg

d0097427_1345137.jpg

d0097427_1351296.jpg

      ◆チェルトーザ島  21・22・23・24・25

       島の周囲を巡る散歩道は、たかだか30分ほどで歩けるのでしょうが、
       あちこち眺め説明を聞き写真を撮りながら1時間半以上かけ
       ゆっくりホテル・レストランにまで戻って来ました。

       奥にも広い草原が広がるテントの下のテーブル、
       そしてモダンに設えられた屋内の席。
       で、こちらでお昼をご馳走になりました。

       振り返ってみて、大変楽しい散歩だったと。
       ご一緒したイヴァン氏があれこれ良くご存じで、説明も上手く、
       シェフと聞いてイメージしていたタイプと少し違い、
       時々出会うイタリア男性の如才の無さというのか、
       フィレンツェのヴェッキオ宮で、秘密コースを案内してくれた
       ガイドの若い男性もこのタイプだったですが、
       こちらに気まずさを感じさせない、女の扱いを良くご存知というか・・、
       まして見て楽しいハンサムとなると・・、あはは、なのでしたぁ!
       


d0097427_135353.jpg

d0097427_135566.jpg

d0097427_1361593.jpg

      ◆チェルトーザ島  26・27・28

       頂きました物は、アンティパストに
       メルルッツォのマンテカート・Baccala` mantecato
       海老のサオール・saor

       どちらもヴェネトの料理で、マンテカートというのは、
       メルルッツォの干した物を水で戻して茹で、オリーヴ油と牛乳を
       加えながらクリーム状に煉った物で、
       メルルッツォの上に乗っている黒い粒は鱒の卵だそうで、
       プチっとやはりキャビア風。
       パンはカリッと焼いて、ちょっぴりニンニク風味。

       サオールというのは、普通小鰯を使いますが、空揚げして、
       玉ねぎと干し葡萄、松の実等を酢味に仕上げた物に漬け込みますが、
       これは少しお洒落に海老を使い、細切りにした茄子も加えて
       彩りにも心を配っていますね。

       プリモ・ピアットには、ニョッキ・gnocchi を
       ニョッキというのは、茹でたジャガイモをつぶし
       小麦粉を混ぜたいわゆるお団子ですが、
       これにはオルティーカ・ortica・イラクサを入れ小さく纏め、
       ソースにはコッツェ・cozze・ムール貝とプティ・トマトも。

       イラクサというのは、昔は紡いで織ったとか読みましたが、
       食べるのは初めてで、少しピリッと味に変化がつき美味しく、
       いつもニョッキを食べると、最後少し飽きるのですが、
       これは飽きずに食べられました。

       まだ何か食べるか?と言われても、もうお腹いっぱいで、
       カフェを頼みましたら、ついでにチョコレートのムース。
       コーヒーの豆をカリッと炒って、乗せてありました。

       大変モダンに設えられたレストランで、
       ちょっとお洒落なヴェネトの郷土料理を頂くのも、なかなかですね。
       値段をお聞きしましたら、飲み物別で普通で35エウロ程とか。
       特別な物を注文するとまた別でしょうが、
       これだとそうお高くはないお値段だと思います。

       というのも、
       先日サン・マルコ広場の近くで、時間に急かれてつい
       観光客用の店に入りましたら、海の幸のアンティパストと、
       余りのまずさに半分残したイカスミ・スパゲッティとお水で、
       確か37エウロ払ったと!
 
       旅行中そんなに店を選ぶ事なく食べ、
       今までこんな目にあった事が無いのですが、
       有名観光地では店選びも多少は考えないと、と思った事でした。

       他のサイトの、料理の写真をどうぞ。
       http://blog.sandralonginotti.it/ristoranti_locali/ristorante-il-certosino/
       


d0097427_1364382.jpg

d0097427_137411.jpg

d0097427_1372424.jpg

d0097427_1374757.jpg

d0097427_138855.jpg

      ◆チェルトーザ島  29・30・31・32・33

       お部屋も見せて頂きました。
       全部で30室あるそうですが、現在はまだ18室のみ稼働中で、
       ヴェネツィア本島に近いですし、かなり満杯の日が多い様子。

       このホテルの特徴はというと、現代美術の方で有名な
       ルクレツィア・デ・ドミーツィオ・ドゥリーニ・Lucrezia De Domizio Durini 
       お名前が長いですが、バロネッサ・男爵夫人という肩書で、
       この方が指揮を取り、各部屋毎を現代美術の一人一人がデザインした
       という事で、各部屋の前にデザイナーの名前があります。

       ドアに部屋番号が大きく示され、ドアが並んでいると
       それだけでちょっとしたデコレーションで、
       内部もシンプルで、空間を生かした素敵なもの。

       部屋のお値段は、シングルが 55~90エウロ 
       トゥインかダブル・ベッドだと 70~130 

       ヴァポレットで3分で本島に繋がり、
       サン・マルコ広場まで歩いて15分程でしょうか、
       美味しいお昼や夕ご飯を食べにちょっと出かけるのも、
       緑の多い、常のヴェネツィアとは違うホテルに泊まったりも、
       変わった楽しみになるかも、と思った事でした。

       サロンに中国人数人が座っているのを見かけ、訊ねましたら、
       既に1週間、ビエンナーレ展の建築の方を見に来ているとの事で、
       確かに会場に近いなぁ、と納得でした。
       日本人は?と聞きましたら、やはり少し居られるそうで安心。はは。

       チェルトーザ・ホテル・レストランのサイトは
       http://www.venicecertosahotel.com
       http://www.ristoranteilcertosino.com

       電話・FAXは
       ホテル T +39 041 2778632 F +39 0412778868
       info@venicecertosahotel.com

       レストラン T +39 041 5200035 F +39 041 2778868
       ristorante@ristoranteilcertosino.com
       レストランのお休みは、月曜夜と火曜日。



d0097427_1385290.jpg

      ◆チェルトーザ島  34
       
       では最後に、お待たせいたしましたぁ、
       シェフの写真を。

       イヴァン・ガルラッシ氏・Ivan Garlassi       
       シェフのみならず、エグゼクティヴ・マネージャーとも。

       こちらのyoutubeもみつけました。
       http://www.youtube.com/watch?v=TfNeITcilTw



d0097427_1391286.jpg

      ◆チェルトーザ島  35

       挨拶の後、桟橋に戻る途中で
       ガーガーという音に惹かれて覗きましたら、
       若い背の高い女性がモーターボートの修理中でした。

       OKを貰い写しましたが、楽しくなりました。
       そうなのですね、緑に埋もれていた島を取り戻し
       古い建物を修復しつつ、新しい仕事も増える
       大きなプロジェクトが進行中なのです。
       ヴェネツィアの玄関口に新しい橋がかかるのと同じように
       緩やかでも、やはり新しいヴェネツィアも進んで行くのですね。
       5年ほどしたら、やはり再訪しないといけませんね。
       いや、その前に美味しいお昼を食べに寄ろうかしらん。


     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       すっかり涼しくなり、朝夕には上着が必要な程ですが、
       日本はまだまだ暑そうで・・、体調にお気をつけて!

       7月初めに、カニカマの薄切りにしたのを食べ蕁麻疹がでて、
       単に食品添加物にでも当たったのかと思っていましたが、
       1週間過ぎても痒みが酷くなる一方で、
       アレルギーの痒みどめの薬を飲みつつ、
       それ以上の検診を受ける為にはホームドクターの診察が必要で、
       遂に3年ぶりにホーム・ドクターの診療所に!
       ここまでで既に1ヵ月半以上経過。

       3年ぶりに会ったドクターは大歓迎をしてくれ、
       デスクを回って来て、ぎゅっと抱きしめ両頬にぶちゅっとキッスを。
       血液検査を受け、その結果意外にもコレステロール値が高い事が発覚。
       ただ有難い事に善玉のコレステロールも高いので、まぁ大丈夫。
       で、その他はまるで異常なし!

       改めて皮膚科の検診を予約して受け、出ました結果は蕁麻疹!
       やはり薬を飲み、石鹸、クリームは処方箋で買った高いのを使用、
       2ヶ月後11月初旬に再検査を、という事に。

       ですが、来週は首の血管の詰まり具合を調べる検査が予約済みで、
       これで、血管が詰まっていて脳に血液が上手く回っていません、
       なんぞと言われたら、どうしようかぁ?!
      
       てな事で、最初の痒み以来既に2ヵ月半近く経過中で・・、

       はぁ、でも薬を飲んでいると痒みはまるでないので、
       大元気で~す!!
       でも、魚介類、特に海老やイカは少し避けようかと考慮中ですが、
       食い物にはいやしくて・・。

       皆さんも、食生活には十分お気をつけて!
       お元気でどうぞ!



     *・*・*・*・*・*・*・*・*・*       

              

by italiashiho2 | 2010-09-11 01:23 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(19)
2010年 09月 06日

   ・・・ ヴェネツィア共和国時代のワイン復活を目ざし その1 ・・・

d0097427_5433566.jpg

      上の写真は、つい先日3日に行われた葡萄摘みの場面ですが、
      真ん中に写っている方は、ヴェネト州知事のルーカ・ザイア氏・Luca Zaia
      その右に葡萄を持った手が見えますが(後ほどお顔も)
      ヴェネツィア市長ジョルジョ・オルソーニ氏・Giorgio Orsoni で、
      この葡萄はドローナ・Drona というヴェネツィア一帯の土着の品種。

      かってヴェネツィアのラグーナ(干潟)で育てられ、
      白ワインとして普及していた品種で、殆ど消滅していたのを探し出し
      8年前からブラーノ島のお隣、マッゾルボ島・Mazzorbo で改めて栽培
      遂にこの3日、初のワイン製造の為の葡萄摘みが行われた、という
      その場面なのです。

      このブログには珍しい時事ニュースなのですが、
      ヴェネツィア共和国時代のワインを蘇らせる、という
      ロマンに満ちた話題を昨年聞いて以来興味を持ち、
      葡萄畑の写真を撮らせて、と頼んでいたのが、
      こんな嬉しい場面に行き合わせるチャンスも頂いたのですね。
      という事で、今日もまたごゆっくりご覧下さい!

d0097427_5435518.jpg

      ◆地図をどうぞ

       マッゾルボ島・Mazzorbo はどこにあるか
       ヴェネツィア本島の北東、レース編みで有名なブラーノ島・Brano
       お隣にあり、木の橋で繋がっている島。

       ブラーノ島や、素晴らしい中世の教会がある、ヴェネツィア発祥の島とも
       言われるトルチェッロ島・Torcello に行かれた事のある皆さんは
       ご存知と思いますが、
       ヴェネツィア本島のフォンダメンタ・ノーヴェ・Fondamenta No've から
       ヴァポレットで行くと、かなりの距離を行き最初に停まるので
       ブラーノ島到着かと勘違いされやすい停留所が、マッゾルボで、
       ここまではちょうど30分で着きましたから、
       ブラーノまでだと35分程でしょうか。

       地図の航路は普通と違うので、青い点線を入れました。

       国鉄のサンタ・ルチーア駅からは42番のヴァポレットで、
       サン・マルコ広場からだと、サン・ザッカりーア停留所から41番で
       フォンダメンタ・ノーヴェまで行き、ここで
       LN ・ラグーナ・ノルド線に乗り換えます。
       
       41.42番でムラーノ島まで行くと、乗り換え場所が離れているので
       フォンダメンタ・ノーヴェの方が楽です。

       但しこちら行きは1時間に2本しかありませんので、
       時間の余裕を十分考慮の上お出かけ下さいね。



d0097427_5441484.jpg

d0097427_5443231.jpg

d0097427_5445138.jpg

d0097427_5451142.jpg

d0097427_5453043.jpg

      ◆マッゾルボに  1・2・3・4・5

       写真はフォンダメンタ・ノーヴェを出発した所で、
       左側に停留所が3つ、こちらはヴェネツィア本島巡り用で、
       橋を渡って右にあるのが、ラグーナの島巡りの LN ライン発着場所。

       前日は涼しいながらも快晴だったのですが、
       この日は雨が来るという予想通りに、朝から曇り空です。
       
       が、いつもながら、サン・マルコの鐘楼の見事さに嘆息!

       魚取りの小舟も見かけつつ、

       ぐるっとラグーナの航路を進み、ブラーノ島の鐘楼が見えて来ます。
       イタリアの斜塔は、何もピサだけではありませんで、
       あっちにもこっちにもありますぞ!

       運河の中に入り込み、ここはもうマッゾルボ島。
       家々の色は、ブラーノ島同様色とりどり。
       停留所で降りた後少し引き返し、この運河沿いをぐるっと一回り、
       古い小教会や、由緒ある鐘楼を見るのも一興の散歩です。



d0097427_5455429.jpg

d0097427_54612100.jpg

d0097427_5463320.jpg

      ◆マッゾルボに  6・7・8
       
       停留所から船の進行方向を見た所で、
       4軒目のピンク色の建物が目ざす場所で、
       
       正面の様子と。

       右の煉瓦塀に、Comune di Venezia ・Ristorante Venissa と。
       レストラン・ヴェニッサは、ここが入り口で、
       ピンクの建物の入り口は、オステッロ・Ostello Venissa で、
       2,3階には全部で6室のホテル設備が整い、

       中に入っての様子。
       この右手に葡萄畑が広がり、こちら側にレストランで、
       いずれもかっての持ち主の建物を修復したもの。


       実はここに1週間前にもお邪魔し、撮らせて貰らったのですね。
       部屋も見せて頂き、熟れて黄金色になった葡萄や、建物の様子も。

       その前に2日は?というので、自由です、というと、
       では2日にアぺリティーヴォにここにお出で、というのでOKと。
       で数日前になり正式の知らせが来て、
       州知事や市長も来られての記念行事と分かった次第!


       ヴェネツィア共和国時代のワインの蘇り、と言うのは
       1年半前にプロセッコのメーカー、ビゾール・Bisol を訪問した時
       聞いて以来、見たいもの!と思っていましたから、
       8月初旬にビゾールの宣伝担当のミケーラから、
       日本のジャーナリストにコンタクトを取りたいのだけど、
       と言ってきた時、
       
       私のブログに載せるのに写真を撮らせてくれないか、と
       ちょうどのチャンスと頼んだのですね。
       毎月これ位の訪問者がいるのだけど、と!
       こんないささか強気の売り込みができるのも
       たくさん見て下さる皆様のお陰で、本当に感謝です!!

       月にどれだけの訪問者か、以前の記事は、ブログのタイトルは、
       なぞと何度かのやり取りがあり、州の報道関係にも送る、
       と次第に本格化し、内心きゃいん、となりつつも我を励まし・・、
       この葡萄摘みの行事に参加出来たという訳なのでした。

       プロセッコのワイナリー訪問は、
       http://italiashio.exblog.jp/9780579
       http://italiashio.exblog.jp/9780374
  
      

d0097427_5485719.jpg

      ◆ヴェニッサ  1

       上に、入り口に ヴェネツィア市 とあると書きましたが、
       そう、ここは現在ヴェネツィア市の持ち物で、
       土地の利用法についての案を公募した模様で、

       スロー・フード協会、ヴェネツィア大学等などから寄せられた
       12の案の中から、ビゾールの、古くからのラグーナの葡萄、野菜類を
       再度ここで栽培し再評価させる、が採用されたという訳。

       ラグーナ・干潟の、salmastro・サルマストゥロ・塩を含んだ土地
       葡萄畑があり、そのワインが広く普及していた、という事自体が
       初耳の感がしますが、
       記録には、現在のサン・マルコ聖堂の辺り、大運沿いにも
       葡萄畑の記録が見つかるそうですし、
       
       実際、サン・フランチェスコ・デッラ・ヴィーニャ教会
       ヴィーニャ・vigna は葡萄畑を指しますし、
       地図でご覧頂けますが、ヴェネツィア本島の東にある島
       ヴィニョーレ・Vignole の名もそうですね。
       家庭菜園でも、教会や修道院でも、健康の為、行事の為にも
       ワイン作りは欠かせなかったに違いありません。

       こうした土着の、多分塩分の土地に強いと思われる葡萄の品種、
       15世紀頃まではこの葡萄がラグーナ一帯に普及していたのが、
       消滅したと思われるほどに衰退して行ったのには、
       ヴェネツィア共和国が本土側に領土を広げていった年代に重なります。
       苦労して栽培せずとも、美味しいワインの産地を確保した年代でしょうか。

       この土着の葡萄の品種ドラーナ・Drana を探しだすのに、
       ミケーラの言葉では、インディアナ・ジョーンズみたいな冒険をした
       との事で、野菜作りで有名な サンテラズモ島・Sant'Erasumo
       お年寄りの畑に細々と残っていたのだそう。

       で、今こうして古い12世紀からの壁に囲まれた1ヘクタールの土地に、
       新たに植え付けられたまだ若い葡萄畑が広がります。

       背も高くなく、まだ細い幹に、
       たわわに実る黄金色の葡萄の大きな房を見た時、
       植物って本当に偉いなぁ! 



d0097427_5491886.jpg

d0097427_5493726.jpg

d0097427_5495923.jpg

d0097427_5502136.jpg

      ◆ヴェニッサ  2・3・4・5

       前日2日はヴェネツィアの、パラッツォ・ドゥカーレ
       秘密のコース(カサノヴァの入れられていた牢とか、拷問室とか!)
       時計塔に上がるコースを見て泊まり、

       3日の朝11時半から葡萄摘み、というので10時過ぎに
       到着しましたら、もうすっかり準備が整い、
       既に招待客や報道陣がかなりの数。
       小心者の上、知り合いのいない唯一の東洋人は
       時間つぶしに、再度あれこれ写真を撮ってまわります。



d0097427_5504050.jpg

d0097427_551623.jpg

d0097427_5512562.jpg

d0097427_5514367.jpg

      ◆ヴェニッサ  6・7・8・9

       レストランの前には、ヴェネトのラグーナ一帯の
       特産野菜が並べられています。

       カヴァッリーノ・Cavallino  キオッジャ・Chioggia
       サンテラズモ・Sant'Erasmo は土地の名前。



d0097427_552480.jpg

d0097427_5522246.jpg

d0097427_5524123.jpg

d0097427_553164.jpg

d0097427_5532153.jpg

d0097427_5534510.jpg

      ◆ヴェニッサ  10・11・12・13・14・15

       1週間前にお邪魔した時はひっそりしていた葡萄畑が
       今日は取材陣に占領され、あちこちでインタヴューが。

       3枚目の女性は、国営放送RAIヴェネトのジャーナリスト、エリーザさんで、
       この後写真を撮らせて貰いましたが、ブログOKを貰わなかったので残念。

       5枚目のインタヴュー中の男性が、今回のこの大きなプロジェクトを
       背負っているビゾールのジャンルーカ氏・Gianluca で、
       さすがに今日は嬉しさを隠しきれない顔。

       最後は、ヴェネツィア市長のジョルジョ・オルソーニ・Giorgio Orsoni氏
       お隣は、ビゾールの宣伝担当ミケーラ・Michela.
       彼女のお陰で、今回このチャンスを得たのでした。



d0097427_554854.jpg

d0097427_5542894.jpg

d0097427_5544885.jpg

d0097427_5551194.jpg

      ◆ヴェニッサ  16・17・18・19

       今回のプロジェクトが始まり、この土地も、できるワインも、レストランも、
       新しい名前を命名されました。

       ヴェニッサ・Venissa です。

       ドローナ、または 金色の葡萄・Uva d'Oro と呼ばれるに相応しい
       素晴らしい色に熟しています。
       ワインだけでなく、食用にも供される葡萄との事で、
       先週ちょっと味見をしましたら、なんとその甘い事!

       コネリアーノ周辺で見かける葡萄よりも粒が少し小さいかな、
       という感じですが、
       この房の大きさ、こんな細い幹にねぇ!

       葡萄畑の畝の先に見かける薔薇は、美しさを添える為でなく、
       葡萄の木と同じ質を持つので、病気を見分けるためと。



d0097427_556511.jpg

d0097427_556528.jpg

d0097427_5571440.jpg

d0097427_5573571.jpg

d0097427_558047.jpg

d0097427_5582973.jpg
d0097427_5593516.jpg

d0097427_5595628.jpg

      ◆ヴェニッサ  20・21・22・23・24・25・26・27

       土地の一角は野菜畑に充てられ、地元のお年寄りが管理を。

       ローズマリー、ジュッジョレ(ナツメ) ズッキーニ、茄子
       カルチョッフィ(この一帯の小さい紫のカルチョッフィは有名なのです)
       メロン、フィノッキ(ウイキョウ) 奥には
       クオーレ・ディ・ブーエ・牛の心臓と呼ばれる大きなトマトも。

       今水遣りをしているこの方、畑の傍らの覆いの下から
       やおら瓶を取り出し、コップに赤をなみなみと注いでぐぃっと!
       ずっと繰り返しているのでしょう、既に赤い顔でしたもの。



d0097427_601771.jpg

d0097427_603891.jpg

d0097427_611595.jpg

      ◆ヴェニッサ  28・29・30

       そしてまた一郭には、海水の入り込む細い運河を利用し、
       養魚場もあり、今日はお披露目用に
       網の中で泳いでいるのが見えました。

       ボラとかスズキとか、他にもあれこれ教えて貰ったのですがぁ・・。

       空模様があやしくなる一方で、
       陽が射したり陰ったり。

       畑の北側の一郭にかっての鐘楼と小礼拝堂がありますが、
       今は公園に整備されており、
       運河の向こうの家がすぐ地続きのように見えます。

       そろそろ州知事のご到着です、という声で、
       皆さんぞろぞろと桟橋の方にお迎えに。

       という所で、その2に
       http://italiashio.exblog.jp/11870333 をクリック願います。  
    


    *・*・*・*・*・*・*・*・*・*
       

by italiashiho2 | 2010-09-06 05:40 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(4)
2010年 09月 06日

   ・・・ ヴェネツィア共和国時代のワイン復活を目ざし その2 ・・・

      引き続き、有難うございます!
      ヴェネツィア共和国時代のワイン復活 について続けます。

d0097427_551855.jpg

d0097427_554031.jpg

      ◆ヴェネツィア・ラグーナ  1・2

       マッゾルボ島とブラーノ島は、木の橋で繋がっている、と
       書きましたが、橋の写真を今回撮り忘れました。
       昔何度も行って撮っていると、こうなります!
  
       が、上は橋の上からのブラーノ島の漁船の並び
       そして、トルチェッロ島の眺めです。
       こちらは鐘楼が修復の為覆いの中ですが、
       TVニュースでは、崩壊の危険もあるとか!

       トルチェッロ島については、こちらに。
       http://italiashio.exblog.jp/10325334



d0097427_56316.jpg

d0097427_56244.jpg

d0097427_564558.jpg

      ◆ヴェネツィア・ラグーナ  3・4・5

       TVカメラを担いだ報道陣のタクシーが到着し、
       そしてまたもう一台、報道陣。

       こうして改めて眺めると、ラグーナに打ち込まれている杭
       本当に太く長いのに驚きます。

       大勢が待ち構え、報道陣が多いのに気がついた地元の人や、
       観光客も何事かと集まり始め・・、

       桟橋の先でお待ちかねのヴェネツィア市長。
       この春、前のカッチャーリ氏の引退に伴い
       このオルソーニ氏・Orsoni が新市長に。
       弁護士と聞きましたが、穏やかそうな方です。
       助役のヴェッティン氏・Vettin もお出ででしたが、
       出しゃばらない方で、顔半分を写しただけ!



d0097427_572142.jpg

d0097427_573881.jpg

d0097427_575731.jpg

      ◆ヴェネツィア・ラグーナ  6・7・8

       いよいよ州知事のご到着、
       睨みを利かすボディガードの顔ですぐ分かりますねぇ。
       
       この春、農業大臣からヴェネト州知事になられた
       ルーカ・ザイア氏・Luca Zaia
       後ろに続くのは、ヴェネツィア・ビエンナーレの長
       パオロ・バラッタ氏・Paolo Baratta.

       本当は、今回のヴェネツィア映画祭のホステス役の女優さん
       (名前忘れましたぁ!)も来られる筈が、風邪引きで欠席。
       美人女優の写真が撮れずに残念で~す。



d0097427_581814.jpg

d0097427_583662.jpg

d0097427_585935.jpg

      ◆初の葡萄摘み  1・2・3

       またぞろぞろと橋を渡り、皆で取り巻いて移動、
       知事殿がトマトを味見に齧ったのなども、一枚。

       が、本職の報道陣というのは、命がけですねぇ!
       とにかく良い場面を撮ろうと、走るし、押しのけるし、
       前に出る者には凄い文句を言うのも聞きました。
      
       いつもは、カメラ・ベルトのニコンの文字部分を
       ささやかな盗難ひったくり防止のおまじないに、ははは
       裏返しにして首にかけているのですが、
       この日はしっかり見えるように!

       というのも、プロのカメラマンというのはどうやら
       相手のカメラに即注目、値定めをするらしい、と言うのを聞き、
       腕はともかく、カメラは良いんだぞ!と見栄を張ったのです。

       それもあったかどうか、標的にはならずにすみましたが、
       コンパクトカメラの取材女性が前に出て、槍玉に。
       が、彼女も負けておりませんで・・!
       プロの凄い世界の内幕なのでしたぁ。



d0097427_592094.jpg

d0097427_59441.jpg

d0097427_510331.jpg

      ◆初の葡萄摘み  4・5・6

       主役一同が並んで、お披露目の記念撮影

       葡萄摘みの役に、ダウン症の子供達も招待されていて、
       結局彼らが働いた様子!

       ヴェニッサのレストランの女性シェフ
       パオラ・ブーデル・Paola Budel.
       様々な資料を読んで知ったのですが、かなり有名な方のようで、
       ミラノのプリンチぺ・サボイアのシェフ長もしたり、
       ロンドン、モナコ、東京、香港でも働いた経験を持つとか。

       1週間前にここに行った時、食べるか、と尋ねられましたが、
       取材と称して、払わずに頂く程の舌は持っていないので
       遠慮したのですね。 
       その時は、彼女についての知識もなくこちらの準備不足でしたし。

       家に戻りあれこれ読んだり、写真も下でご覧頂きますが、
       行事の後のビュッフェの一皿一皿のお味が、
       今まで味わったのと違うのを実感し、
       これは自分のお金で食べに行こう!と決めました。

       美味しい物はあれこれ頂いていますが、
       いわゆる有名シェフの手になる料理は未だ頂いた事が無く、
       ここのレストランのお値段は、そう高くないのです。
       これも後ほどご紹介を。

       にっこり待ち構えているソムリエの皆さん。



d0097427_5102686.jpg

d0097427_5111269.jpg

d0097427_5113168.jpg

d0097427_5115241.jpg

d0097427_5121187.jpg

      ◆初の葡萄摘み  7・8・9・10・11

       葡萄の畝のあちこちに籠が置かれ、
       いよいよ葡萄摘みが始まります。

       畝の後ろに入りこんだのが功を奏し、
       こうして最前列で何枚か撮れました!

       賑やかな行事や、報道合戦にも我関せず、
       葡萄摘みを楽しむ少女達。



d0097427_513276.jpg

d0097427_5132657.jpg

d0097427_5134786.jpg

d0097427_514636.jpg

      ◆初の葡萄摘み  12・13・14・15

       この日摘まれたブドウは、ヴァルドッビアーデネ・Vardobbiadeneの
       ビゾールのカンティーナに運ばれ、ワインになるそうで、
       2012年には、白のヴェニッサ・ワイン として
       予約販売の運びだそうです。

       ええ、その時には味見に与りたいものですねぇ!!

       記念のボトルに、ルーカ・ザイア州知事、パオロ・バラッタ氏、
       ジョルジョ・オルソーニ市長、そしてジャンルーカ・ビゾール氏が
       記念のサインを。

       この時のテーブルに、このシニョーレの持っている
       ガラスの葡萄の房が置かれていたのですね。
       黄金色の葡萄の呼称に相応しく、多分金箔を吹きこんだ素晴らしい物で、
       ミケーラが素晴らしいと褒めているのに、うんうん、と頷いていたら、
       私にも名刺をくれ、このカメラ目線!

       こういう目つきのサーヴィスがイタリア男の楽しい点で、
       お返しに私めもサーヴィスで、彼の店の住所を、ね、ははは。
   
       Vetri d'Arte snc  Giorgio Rossetti
       via terranova 89 Burano
       http://www.giorgiorossetti.it

       葡萄畑の方から見たレストランと、奥の200人収容可能の
       大きな部屋の様子ですが、
       ここで招待客にワインとビュッフェのサーヴィスが始まりました。



d0097427_5144098.jpg

d0097427_515191.jpg

d0097427_5152244.jpg

d0097427_5154364.jpg

d0097427_516833.jpg

d0097427_5162899.jpg

      ◆初の葡萄摘み  16・17・18・19・20・21

       既に皆さんはどしどし食べ始めているのでしたが、
       まずは写真を撮りに。

       隣の部屋のテーヴルに、たくさん並べられているのが見え、

       赤と黄色のぺぺローネ(パプリカ)を焼いて皮をむき、
       間に小鰯のマリネを挟んだ物
       さっと引いた緑のソース、何のソースが聞きそびれましたが、
       これがぺぺローネに大変美味しく、黄色と赤と2皿頂きました。
       
       パンをカリッと焼いて、トマトを乗せたカナッペ
       これは賞味する暇がなく残念。

       籠のパン。 このフォカッチャ式パンが大変美味しかった。

       手前の茶色く見えるのが、茄子とパルミッジャーノ
       重ねてグリルしたもの。
       パルミッジャーノには少しトマトソースが入っている様で、
       これも大変美味しかったです。
       小さい緑色の四角は、野草を卵に混ぜて焼いたもので
       上の薄いのはズッキーニ。
 
       近隣一帯の野菜、この頃の流行りの言葉で言うと、  
       産地から0km を使い、色も美しく味も濃くなく上品で、
       そうか、上等な料理というのはこういう物か、と
       納得させられる味で、やはり本格的な物を遠慮せずに一度は。

       隣にいたカメラマン氏がしきりに「うん、レストラン、レストラン」と。



d0097427_5165511.jpg

d0097427_5171687.jpg

d0097427_5173753.jpg

      ◆初の葡萄摘み  22・23・24

       うん、これは一杯頂かないと、と外に出て
       プロセッコを頂き、美味しくそろそろ飲んでいると、
       向こうの調理場から、パオラと助手が大きなお鍋を下げてくるのが見え、
       あ、リゾットだ! とまた部屋に戻りお皿が来るのを待ちます。
       何やら、給食待ちみたいな感じなのですけど、
       皆待ちかねているので、なかなかありつけず。
       漸くに一皿頂き写したのですが、少しブレて!
       
       入っている野草が何やらほんのりピリッとし、
       色も綺麗で味もよく、何か聞きましたら、
       ポルトゥラーカ・portulaca・スベリヒユだそうで、初物。



d0097427_518548.jpg

d0097427_5182656.jpg

      ◆レストラン・ヴェニッサ  1・2

       これ以降の写真は、前の週に写した物をご覧頂きます。

       レストランはテラス席もあるのですが、
       内部がこんな大変モダンでシンプルな造りになっていて、
       調理場との間の壁はワイン・クーラー。 

       魚は毎日出入りの漁師が運んで来て、野菜も近くの物を、
       それに従い、基本的にメニューは毎日変わるのだそう
       ランチのメニューを見ましたら、
       シェフのお勧めで3品で70エウロ、
       5品に、其々合ったワインがつき120エウロ。

       レストランは月曜がお休みで
       11月からカーニヴァルの時期までは閉めるそうです。
       
       あれこれサイトで見つけた取材の写真を見ると、
       色が大変美しく、そして、シンプルで美しい盛り付け。
       こちらをどうぞ。
       http://blog.sandralonginotti.it/my-backstage/venissa-backstage/
       http://blog.sandralonginotti.it/ristoranti_locali/ristorante-venissa/

       
       まだこの春に、宿ともどもオープンしたばかりで、
       しかもまだ表に目立つ看板もなく、
       今の所、お客さんも少ない様子。
       でも、こうして知ってみるとチャンスを捕まえ、
       食べに行こうという思いが募りました。

       トルチェッロ島の由緒ある古く美しい教会を見に行く時は
       こういうレストランで葡萄畑を眺め、美味しい物を頂く
       そういうのが似合いそうな雰囲気です。
       お出かけの時のご参考にどうぞ!    



d0097427_5185188.jpg

d0097427_5191224.jpg

d0097427_5193950.jpg

d0097427_52005.jpg

      ◆オステッロ・ヴェニッサ  1・2・3・4

       こちらは宿、オステッロ・ヴェニッサ
       全部で6室で、2階に4室110エウロ
       3階のスイートは2部屋あり、130エウロ。
       朝食は別料金で、一人15エウロ。
       写真はいずれもスィートの方で、

       2階から見下ろす、運河の眺めを。
       
       サイトは、
       http://www.venissa.it
      
       レストラン、宿共に住所は
       Ristorante Ostello Venissa
       Fondamenta di Santa Caterina 3
       Isola di Mazzorbo - Venezia
       Tel 041-5272281
       info@venissa.it



d0097427_5202614.jpg

d0097427_521179.jpg
      
      ◆戻り道  1・2

       ビュッフェを頂いている時に、大粒の雨が遂に降り出しましたが、
       ヴァポレットでラグーナを戻る時には晴れ間が見え始め、
       後ろの席から海の眺めを楽しみました。

       最後の写真は、海から見える
       マルコ・ポーロ・ヴェネツィア国際空港
       飛行機でヴェネツィアにお出での時は、皆さんここに到着なのです。
       で、一つお知恵を差し上げますね。
       ヴェネツィア空港へは、どの飛行機も西から東に入り着陸、
       東に向け離陸して行きます。
       ですから着陸の前に、進行方向右手下にヴェネツィアが見えるので、
       席を予約する時は、進行方向に向かい右手の窓際をどうぞ!
       やはり、素晴らしい眺めが楽しめますですよ。


       今回は運よくもお陰様で、1年半前から関心のあった
       ヴェネツィア共和国時代のワインの実物に、少し近寄る事ができ、
       また今回の行事に行けた事で、
       ヴェネト州の報道関係の女性と連絡がつくようになり、
       何かあったら知らせてくれる様にも依頼できました。

       時事ニュースを単に追い掛けるのではなく、
       一般では入れない場所に入れたり、写真が撮れる許可が貰えると良いなぁ、
       と願うのは、少し厚かましいかもしれませんが・・、
       夢はいつも少し先を! そして願い続ける事! ですよね?!

       次回は、もう一つのヴェネツィア市のプロジェクト、
       埋もれたままになっていた島の復活 をお伝えしますね。
       これも大変興味深いものでしたので、お楽しみに!


     ◆*◆*◆

       ブログ、ご訪問有難うございます!

       こちらは陽射しはまだ強いものの、すっかり涼しく、
       大変楽な毎日です。
       
       と書きだしたものの・・、
       3日の夕刻ヴェネツィアから戻り、写真の整理、
       恒例の月始めのお墓参り、記事書き、と
       頭の中が空っぽで、なにも出て来ません!

       夏休みが終わったばかりで、まだ脳の働きに余裕がないのか、
       いや、いつもの事かもですが・・、

       という事で、これで今回は失礼を!
       
       日本はまだまだ暑いとの事、
       皆さんもお元気でどうぞ!!



     *・*・*・*・*・*・*・*・*・*
    

       

by italiashiho2 | 2010-09-06 05:00 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(15)
2010年 09月 01日

   ・・・ 山の家の夏休み ・ ドロミーティの山・ハイキング ・・・

d0097427_0385559.jpg

      1ヶ月の夏休みもあっという間に過ぎ、はやもう9月の声!
      夏休みの間にもたくさん訪問して下さった皆さまに感謝しつつ、
      怠け癖のついた心に鞭打ち、ブログを再開させて頂きます。
      よろしくお願いいたしま~す!
     
      という事で、まずは夏休みの話題から。 
      8月の20日過ぎ、息子の山の家に4日ほど行って来ました。
      昨夏に約束した小さな壁画、アーチ型の窪みの上に花の絵を描くのが目的で、
      1週間ほど行くよと言っていたのが予定が変わり短くなり、
      村の風景は既に昨年撮った事だし、とカメラを持たずに出かけましたが、
      しまったぁ! という羽目に。
      というのも、お絵描きはそこそこに山の上の小さな教会にハイキングしたり、
      夜は夜で近くの村の催しに出かけたりで・・。

      で、今日の写真は、セルジョが撮って来たドロミーティの山の風景と、
      彼のコンパクト・カメラを借りて写した物でご覧頂きますね。
      
      まずはセルジョが、彼の娘の彼と出かけたドロミーティの山を。

d0097427_0391984.jpg

      ◆<b>地図をどうぞ

       ちょっと見難く申し訳ないですが、
       下半分がヴェネト州、点線で記された左上半分がアルト・アディジェ州で、
       赤線で囲ったシロール・Siror に息子の山の家があります。
       ここには、地図の右下外の我がコネリアーノから約1時間45分で。

       シロールの下の赤■に、この一帯のいわば中心観光地とでもいう
       フィエラ・ディ・プリミエーロ・Fiera di Primiero
       その南のトランザックワ・Tranzaqua には夜のお祭りに出かけましたが、
       かっての民衆生活の実演を見せたりで大変興味深く、
       写真をまたご覧頂こうと思っています。

       今日ご覧頂く前半は、
       上方の赤い■の位置にある山小屋トゥレヴィーゾ・Rifugio Treviso
       ここにセルジョとジュゼッペの男2人が出かけ、更に
       小屋から奥に2時間ほどのフォルチェッラという場所まで行ったと言い、
       夕方疲れながらも満足して意気揚々と戻って来た、ドロミーティの山の写真、

       後半は、地図中に囲いましたゴッベーラ・Gobbera という村から
       ハイキングがてら行った山の小さな教会の様子を。

       昨年夏のシロールの村、近隣の村の様子
       http://italiashio.exblog.jp/10553366
       http://italiashio.exblog.jp/10553300

       山の家に行く途中に通るフェルトゥレ・Feltre
       http://italiashio.exblog.jp/5012770


d0097427_0395536.jpg

d0097427_0401795.jpg

d0097427_0403636.jpg

d0097427_0405644.jpg

      ◆山小屋トゥレヴィーゾ  1・2・3・4

       山小屋 と書いていますが、リフージョ・rifugio・避難所と呼びます。
       実際行きませんでしたので、駐車してからこの山小屋まで
       どの程度の行程か良く分かりませんが、
       写真に見える背後の山、そして小屋の位置を考えると、
       少なくとも1時間から1時間半は歩いたに違いありませんね、
       既にこの小屋の位置で、海抜1630mです。

       前日には、一緒に行こうか? という話だったのですが、
       1時間程歩くという話がだんだん時間が長くなるのと!
       岩のゴロゴロ道で、私の運動靴では無理かも、という話になり、
       ではお家でお絵描きを、という事に。
       そうなのです、皆さんあの重たい登山靴着用です。
       
       やれやれ!
       朝の6時過ぎにはごそごそ出かける音が聞こえ、
       戻って来たのは夕方でしたからね、
       のこのこついて行ったら、半殺しの目に遭う所でしたぁ!



d0097427_0411660.jpg

d0097427_0413423.jpg

      ◆山小屋トゥレヴィーゾ  5・6

       山小屋内部、そして本日のメニュー。

       セルジョはもう20年以上も前に一度行った事があるそうですが、
       すっかり改装されていたと言い、小奇麗なバールが見えます。
       勿論宿泊もできますが、普通この海抜程度の山小屋は
       背後の山に上り下りする際の休憩場所。

       リフージョ・トゥレヴィーゾの位置を検索していましたら、
       
       ここまでは容易に行ける。
       食べ物には余り満足できないにしろ、居心地は良いし、
       1600mの高さにしては、風景も素晴らしい。 ecc ecc
       
       なんぞというコメントを見つけましたが、
       しっかり歩いた後なら何でも美味しい筈ですよね?!



d0097427_0415532.jpg

d0097427_0421434.jpg

d0097427_0423325.jpg

      ◆山小屋トゥレヴィーゾ  7・8・9

       多分、山小屋の背後辺りからの写真と思いますが、
       徐々にアップして行きますと、
       ロッククライミングする人々の姿が遥かに。



d0097427_04253100.jpg

d0097427_0431234.jpg

d0097427_0433220.jpg

      ◆フォルチェッラに  1・2・3

       山小屋トゥレヴィーゾから更に奥のフォルチェッラに。

       私が聞かされていたのは山小屋まででしたから、
       山小屋に軽く到達した男ども2人が、欲を出したに違いありませんね。
       こうして見ただけで、
       ここで待ってるから行って来て! という風景ですねぇ。
       多分、ジグザグのあの岩道を登ったに違いありません!



d0097427_0435599.jpg

d0097427_0441711.jpg

d0097427_044366.jpg

d0097427_0445593.jpg

      ◆フォルチェッラに  4・5・6・7
       
       フォルチェッラ・Forcella という言葉自体が、
       フォーク形とか、鞍の鞍部、ヘアピン を指しますが、
       写真を見るとまさに納得。

       一番上の写真の山の切れ込みの部分に、
       ちょこっと飛び出た形が見えますね、
       あそこがいわば頂上に当たる場所で、そこを目指したものの・・、

       白く鱗のように見えるのは、雪が残っている場所で、

       あの先っちょがすぐそこに見えるのに、
       辿り着くのは・・!! だったそうです。 ははは。

       で、辿り着いた証拠の標識、標高2094m
       山小屋に1時間半 と書いてありますが、2時間はかかったとか。



d0097427_0451678.jpg

d0097427_0453466.jpg

d0097427_0455542.jpg

d0097427_0461624.jpg

d0097427_0463545.jpg

d0097427_0465334.jpg

      ◆フォルチェッラ  8・9・10・11・12・13

       ここから下りさらに奥を目指すとか、色々道がありそうですが、
       この高さからの風景はやはり格別だった様子。
       
       皆さんにも、ドロミーティーの山の空気を!

       湖の様に見えるのは、山の影が落ちた草原で、
       緑の谷が見えるのは、
       べッルーノのドロミーティ国立自然公園の方角とか。



d0097427_0471576.jpg

d0097427_0473688.jpg

      ◆山の上の小教会に  1・2 foto Sergio

       さてここからは後半の話題
       山の上の小教会へのハイキングを。

       最初ご覧頂いた地図のゴッベーラ・Gobbera という村、
       ここが既に海抜989m、かってのゴッベーラ峠の
       現人口50名程の小さな村。

       シロールに行くのに、フェルトゥレの盆地を抜け
       チスモン川・Cismon を西に渡った後は、
       川に沿っての山間の細いカーヴする道をクネクネと北上。
       川は時に大きな湖の様に堰止められ、発電所もあり、
       山の間を抜けきると一転して、イメール・Imer
       メッザーノ・Mezzano といった谷間の小村が続く平野に出ます。
       その中心にフィエラ・ディ・プリミエーロがあり、
       シロールから奥はまた山間の道になり、ドロミーティの各スキー場へ。

       で、平野に出るすぐ手前から、左手の山上に小さな教会が望めますが、
       サン・シルヴェストゥロ・San Silvestro 小教会と言い、
       ゴッベーラの村から小道が続き、
       家族向けの格好のハイキング道なのですね。
       で、セルジョと奥方ドナテッラと出かけたという次第。

       かっては村の西と東の谷を繋ぐ峠道の頂上にあった村ですが、
       現在はトンネルがついて静かな村。
       教会の隣にバール兼一つ星のホテルがあり、
       戻りの休憩に寄った所、面白い物を見つけましたので最後に。



d0097427_048159.jpg

d0097427_0482228.jpg

d0097427_0484233.jpg

      ◆山の上の小教会に  3・4・5 

       上の写真にも見える、谷の向こうに立ち聳える山で、
       これが、平野に出る前の最後の山。

       小教会への小道は、最初はぐぐっと下り次に上り坂。
       つまり、村から隣の山並に行く訳で、
       最初の急な下り坂で、ああ、戻りにはこれを登るのか、と覚悟を・・。

       途中で見かけた標識によると、
       小道は片道1.6kと書いてあり、
       え、そんなに短かった?!



d0097427_049681.jpg

d0097427_0493060.jpg

d0097427_0495362.jpg

d0097427_0501818.jpg

d0097427_0503935.jpg

d0097427_05102.jpg

      ◆山の上の小教会に  6・7・8・9・10・11

       林の中では、樵が働いているのが見え、
       野生のシクラメンがあちこちに咲き、
       山の恵みの実もいっぱい!
       セルジョが摘んでは、ほら、ほら!と。
       茸もあちこちに!

       今年の晴れのち雨という天候が、茸の当たり年にしているとかで、
       茸大好き人間ではあるものの、見分け方を知らないので自重。
       ですが、下の家のシニョーラが茸採りの名人で、
       既に冷凍された大きな塊が届いており、
       この日の夕方にも、ポルチーニの混じった大袋が届き、
       しっかり頂きましたぁ!

       サラダ菜もトマトも、ここではまるで味が違う美味しさ。
       土地のチーズのトゼッラ・tosella という白い生チーズも
       薄切りにしてグリルしたのを美味しく賞味。
       
       トゼッラをグリルした写真が見つかりましたので、こちらを。
       http://www.cucinainsimpatia.net/viewtopic.php?f=22&t=11387

       大変美味しかったのは、土地のクロワッサン。
       山のクロワッサン と呼んでいるようですが、
       あれこれ雑穀が入ったのや、黒い粉のクロワッサンが
       なんとも美味しく、月曜の朝に出かけた市で買って
       家に持って帰りました。
       が写真を、と気がついた時には口の中に!
       は~い、また来年。 ははは。
     


d0097427_0512468.jpg

d0097427_0514783.jpg

d0097427_0521162.jpg

d0097427_0523160.jpg

      ◆山の上の小教会に  12・13・14・15

       小教会の手前から、山の家に来る時に抜けてくる
       山間の道と川が見えました。
       傾斜はそうきつくない道ですが、カーヴが多く狭いので
       走る時はやはり少し緊張する道。

       そしてサン・シルヴェストゥロ小教会
       古い起源伝説も絡みますが、13世紀に溯るとの事で、
       古いフレスコ画も内部に残っているようですが、
       普段は閉じられており覗くだけ。

       高さ300mの突き出した絶壁の上にあり、
       背後にプリミエーラの谷が広がる絶景が愉しめます!

       山を回り込んだ奥に見えるのが、フィエラとトランザックワ。

       という事で、戻り道。

       セルジョのコンパクトカメラの使い方が良く飲み込めず、
       あれこれ写した山の植物は、全滅状態!
       ISO の変更が出来ず、何でもかんでもフラッシュを
       たいてくれるのがねぇ・・。
       携帯を上手く使えない同じ弱みを披露した次第で~す。



d0097427_052539.jpg

d0097427_053139.jpg

      ◆ゴッベーラの村  1・2 これ以降の写真はSergio

       戻った村の道に「石灰用の窯」という矢印が出ており、
       5分 という言葉に釣られ、またゆっくりと山道を。

       説明書きをドナテッラが読んでくれ、
       漸くに、建築資材に用いられた石灰をとり出すのに、
       石灰岩をこの窯に入れ、焼いて石灰を作っていたらしい、と納得。
       とはいえ、石灰窯や石灰の作り方についてはまるで無知で、
       セルジョが説明書きも撮ってくれていたのを読み、
       検索もかけ漸くに飲み込めた次第です。

       なので、ちょうどの機会という事で少しご説明を。

       この窯は1903年にここに造られたのですが、
       当時1000クローネを費やし建設されたというウィーン製で、
       いわゆる竪窯式という様式。
       もともとあちこちに小さな窯があったこの一帯に、
       このゴッベーラ村生まれの技師が導入したと。

       かっては窯の周囲に張り出しの屋根がついていて、上から石灰岩を入れ、
       ブナなどの上質の木材や、製材所の切りくずを燃やし、
       1回の窯焼きに8日間かけ、石灰岩を掘る事も含め
       11人から12人が交替で、窯の火を消さぬよう働いていたと。

       窯を使うのは1年のうち春の3,4カ月間
       6月になると草刈りの仕事が始まるので、窯は閉じられたそうで、
       一日に2000~3500kgの石灰が作られ、
       燃やすブナの木の質が良いとか、お天気次第によっては
       3000~3500Kg に達したとか。

       1931年まで活動を続け、その後砂岩抗道が開かれたとか
       様々な要素が重なり、石灰窯の活動が衰退。
       第2次大戦中には、窯内部の溶解しない鉄材を(窯の中心部?)
       家庭用のストーブを作るために取り除いたりで遂に終焉、
       現在はコムーネの持ち物で、修復され村の歴史を示します。

       石灰を作る製造過程など考えた事もなく、勿論窯の存在も知らず、
       まず実物に出会いあれこれ知る、という経過はいつもの事ながら、
       山の奥の小さい村の、かっての生活にも触れた様で
       興味深かったです。



d0097427_0533549.jpg

d0097427_0535594.jpg

d0097427_0541439.jpg

      ◆ゴッベーラの村  3・4・5

       で、アイスクリームのコーンとカフェを飲みに入った
       村1軒のバール兼一つ★のホテルですが、
       奥の棚に年代物の瓶がずらっと並んで!
       写真3枚分の瓶の数だったのですが省略、
       ラベルにある顔でどの時代の物か分かりますよね?!

       最後は、カウンターの横の壁にあった1932年の宣伝
       ご丁寧に琺瑯びき板に印刷してあり、
       歓びの家 SORA GEMMA 
       は、シニョーラ・ジェンマ の意とセルジョの解説。

       で引き続き shinkai が訳しますと、ひひ、
       上から、1回、2回、30分、1時間 のお値段で、
       水とタオル代込み、
       普通の石鹸 5セント  
       コロン水  25セント
       で最後に、若者の初体験は割引あり! と。       
       むむ、日本でも昔は 筆おろし なる言葉がありましたっけね。

       何やら時が止まったままの、山の村のバールなのでした! ははは。
       

     ◆* お知らせ *◆

       お友達の Kasahara さんが、このたび 
       イタリアツアー専門サイト「イル・マーレ」
       を立ち上げました。

       一般のツァー旅行ではなく、
       皆さんが希望されるコースを手配する サイトです。
 
       まずは秋のモデルコースとして、ピエモンテ地方等をご紹介していて、
       どんどんモデルコースも増やされるようですが、    
       何よりも、ここが見たいのだけど、というご希望に添えるように
       というのが発足の基本です。

       私がこのブログを始めたのも、既に良く知られた大観光地ではない、
       でも、素晴らしくて美しいイタリアの小さな町をご紹介したい 
       というのが目的でしたから、
       Kasahara さんの趣旨には大賛成なのです。

       是非サイトをご訪問の上、ご希望、疑問、何でもお寄せください!

       土地の下調べなども喜んでお手伝いしますし、
       このブログで興味をお持ちになった土地についての疑問など、
       コメント欄でも、「管理者のみに閲覧」にお書き下さっても結構ですし、
       「イル・マーレ」サイトへの仲だちもさせて頂きますので、
       ご遠慮なくどうぞ!

       まずはサイトをご訪問下さいね、こちらです。
       http://www.ilmaretour.com/         

     ◆*◆*◆

       ブログご訪問、有難うございます!

       またこうして続けさせて頂きます。
       1ヶ月間更新無しでしたのに、大変多くの方に変わりなく訪問頂き、
       本当に感謝です!  有難うございます。

       夏休みに入る前にあれこれ考えた予定は、学校の宿題同様
       余り消化できなかったのですが・・、ははは、
       上に書きましたようなお友達の新サイトとか、
       いずれお話し致しますが、
       私のブログに関しても、ちょっと動きがありましたし、

       インターネット接続のキーを購入、秋の旅行にも対応OK、と
       少し最新技術にもにじり寄り・・。

       この木曜日には、ヴェネツィアのドゥカーレ宮の秘密コース、
       時計塔の上の見物コースに出かけて来ますので、
       これもまたご紹介を。


       先週は爽やかながらも暑い陽射しの日が続きましたが、
       今はまた日蔭はひんやりの過ごしやすさになっています。
       が、日本はまだまだ暑いとか。
       
       皆さん、体調には十分お気をつけて下さいね
       ではまた次回に!
      



   *・*・*・*・*・*・*・*・*・*

by italiashiho2 | 2010-09-01 00:32 | ・ドロミーティ Dolomiti | Comments(12)