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2013年 02月 24日

   ・・・ ヴィッラ・ヴェネタの訪問記予告編  と  お昼ごはん ・・・

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       今日はマルケ州の、小さいながらも大掘り出し物感ある町、
       の予定でおりましたが間に合わず・・。
       なにせ写真が多く、つまり見て頂きたいものが多すぎまして、はい。
 
       で急遽予定変更、先日行って来ましたヴェネツィア貴族のお屋敷2つ、
       パドヴァ近くのヴィッラ・コンタリーニ・Contarini
       トゥレヴィーゾの西にあるヴィッラ・エーモ・Emoの予告編と、

       お昼に皆で頂いた、shinkaiお得意の、ははは、
       安くて美味しいお昼ごはんをご覧下さいね。


       この日は予報では雨が来るといい、夜から雪になると
       脅されておりまして、はい、
       少しどんより加減の朝に出発。
       コネリアーノから高速に乗り、パドヴァ方面に


       ヴィッラはどこにあるか、地図をどうぞ
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       コネリアーノから高速A27を走り南下し、赤点をつけた地点で
       西に折れA4に乗ります。
       パドヴァ西で高速を降り北に、赤線で囲ったピアッツォーラ・スル・ブレンタ
       Piazzola Sul Brentaにヴィッラ・コンタリーニ。

       見学を済ませお昼を食べ、そこから北に向かいチッタデッラを過ぎ東に、
       ファンツォーロ・Fanzoloにヴィッラ・エーモがあります。


       ヴェネト平野はまだ早春で、春の気配も薄く・・
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       ヴェネツィアからの高速と合流すると俄然車が増え
       隣をタンクローリーが走り、
       ふっと後ろを振り返ると、手の届きそうな所にこんなのがぴったり!
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       はい、バスで出かける時はいつも一番後ろの席を確保し、
       戦闘態勢十分、準備万端OKのshinkai。
       振り返ってパチッとやったのは勿論見えた筈で、
       その後は少し車間距離を置きましたです、マウリーツィオ君もね、ははは。

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       さて、パドヴァ西で高速を出て
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       暫く平野を走り
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       ヴィッラ・コンタリーニに到着!
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       如何ですか?
       とにかく、デカイのです、横長というか。
       ちゃんとのご案内の時にご覧頂きますが、手前は広々とした広場で、
       右側には母屋から連絡する半円の翼が伸びているのですね。



       で、この門にある紋、ははは、
       これはコンタリーニ家の紋ではなく、・・ではどの家か。
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       はい、カメリーノ家・Camerinoという家の紋で、
       これがまた面白いエピソーディオを聞きましたので、お楽しみに!



       さて見学を終えお腹を減らし、待ち兼ねたお昼
       パンをむしりながら先に届いた赤ワインを飲み、
       すぐに真っ赤になったのが分かる程のお腹の空き加減!       

       ね、綺麗な春の緑色のスープでしょう?!
       はい、ヴェジェタリアン2人に届いたグリンピースのスープ。
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       味見をしたルイーザが、ちょっとホウレンソウも入っているね、と。
       そう? 何でもいれてぇ、美味しいもん!!



       美人で可愛い優しいお姉ちゃまがサーヴィスをしてくれ
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       肉食人には、太い手打ちパスタのアマトリチャーナ風
       ええとパンチェッタの入ったトマトソースね。
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       野菜、ヴィエートレの煮物が来て
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       ポテトのオーブン焼き
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       お肉料理は、豚肉のリンゴ煮
       あっさりめとは言え、とても甘いと。
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       ジュリアーナにはチーズの盛り合わせ
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       其々の端っこを私のお皿にもね。


       shinkaiには、タマネギと茸入りの卵焼きの熱々
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       う~ん、もうちょっと具が多いと、もっと美味しかったかも!

       以上にカフェがつき、一人分10エウロだったんですって!!
       となると、文句は言えませんね。
       お代りも勿論回って来ましたし、満腹状態。
       この日の見学は参加者が多く52人!でもあったのですが、
       それにしても、お安いですよねぇ!
       
       という事でこの日の参加費は、入場2館、ガイド代、バス、
       お昼込みで40エウロでした。



       お昼過ぎには少し天候も和らぎ、
       のんびりとまたバスに戻り、ヴィッラ・エーモに向かいます
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       入り口柵の手前からのヴィッラの眺め
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       このヴィッラは最近銀行が買い取り、手入れしているそうで、
       そのせいか、こじんまりとした取り分け壮麗でもないヴィッラですが、
       内の感じが大変良く、家庭的な雰囲気もあり、
       はたまたガイドが大変優秀で、
       皆の感想も、こちらが良かった、というのが多かったです。

       という事で、またのご案内をお楽しみに!


     *****

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by italiashiho2 | 2013-02-24 00:45 | ・旨いもの!Buono! | Comments(6)
2013年 02月 19日

   ・・・ 光と影の、または、揺らめくヴェネツィア ・・・

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       今日はのんびりご覧頂きたいヴェネツィアを。
       この4日、写真仲間と出かけた時にはお陰さまで快晴に恵まれ、
       運河に映る建物の様子がくっきりはっきり!
       と、まだ低い冬の陽に陰が斜めに伸びる面白さとか、
       撮りたいモチーフには事欠きませんでした。

       という事で、今日は場所のご説明も大体で、というよりも、
       歩いた行程をしっかりお伝え出来ないからなのですが、へへ、
       観光客の余りいない裏道を辿るヴェネツィアの風景、
       ちょっと見かけたカーニヴァルの扮装も混ぜ、
       のんびりご覧下さいませませ!

       コネリアーノを7時半前に出発、本土からヴェネツィアへの
       橋を渡ったのは8時過ぎ頃でしょうか、
       上の写真、フリウリ奥の雪の高山がこんな風に


       駅横のスカルツィ教会
       やはりヴェネツィア到着のご挨拶に、ね。
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       駅から東に進み、最初の橋ポンテ・デッレ・グーリエ・Guglieの手前
       カンナレッジョ運河の西側を北に。

       大きなゴンドラ、というよりもゴンドラ風の作りなのですが、
       運搬用と見える如何にもゴツイ感じの船
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       朝日が建物に射しこみ、水溜まりにくっきりと
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       光と影と揺らめきと・・
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       橋の形も、くっきり
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       鉄柵の伸びる陰
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       救急船がサイレン(パープ、パープ)を鳴らして近づき、
       病院から迎えに行く方向でしたが、意外にゆっくりと通り過ぎ・・、
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       広場の親子の陰も、長く濃く
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       この2枚は同じ場所なのですが
       ちょっと動くだけで、まるで印象の違う風景に。
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       フォンダメンタ・ヌォーヴェ近くのジェズイーティ教会内部を写した後、
       ・・前は何度も通っているのですけど、如何にもの厳めしい正面で
       中に入った事が無かったのですが、
       ・・凄い豪華な装飾でしたぁ!
       好みではないですが、驚き呆れ写しましたので、ははは、
       またご覧頂きますね。

       お昼はその近くのトラットリーアに。
       なにせどんどんと近くの小路から集まってくる工員作業員たちが
       入って行く店でして、入り口には本日のメニュー12エウロと。
       で、我らも入りまして、ははは、女は我々の3人だけでして、
       隣の席に届いたパスタのお皿を眺めて、その量に呆れ、
       あれを食べたらセコンドは無理よ、どうする?
       とやって来たカメリエーラが、プリモと付け合わせで9エウロもあり、
       というので、皆喜んでそれを注文、正解でした!

       海の幸のスパゲッティに、ウイキョウの煮物とポテトのオーブン焼き。
       私は小ビールと水とカフェ、コペルト共で15エウロ。
       美味しかった! ですが、写真は無しで~す。



       ジョヴァンニの提案で、朝のうちにゲットーの北西、海沿い近くにある
       サンタルヴィーゼ教会・Sant’Alvise、外側は古いのですが中はバロッコ、
       ここは写真フラッシュなしでOK、
       午後はサンタ・マリーア・デイ・ミラーコリ教会・Santa Maria dei Miracoliに。

       彼に教えて貰い購入したカードは「ヴェネツィアの教会カード・chorus pass
       10エウロで1年間通用し、16の教会がこのカードで無料で入れます。

       例えばサンタ・マリーア・デル・ジ―リオ、サント・ステーファノ、フォルモーザ、
       ミラーコリ、サン・ポーロ等などで、
       平日のみ開いている教会がこのカードでOk、
       1年間通用、というのが我々にはミソですね。
       でないと、一つの教会でも今時は3,5エウロ位の入場料を取りますから、
       3つ回れば元が取れるという訳で、少し長い逗留予定の方にお勧めです。


       で、デイ・ミラーコリ教会の近くで見かけたカーニヴァルの仮面の人々
       後ろの4,5人のグループは彼女らだけのアップもありますが、
       ・・遠目の方が綺麗に見えますので・・、ははは。
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       近くに係留していたちょっと豪華な、まだ新しいゴンドラ
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       デイ・ミラーコリ教会横の運河にも、陽が射しこみ・・、
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       ちょっといなせなゴンドリエーレ
       いや、これはゴンドラではなく、サンダロと呼ぶ型。
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       デイ・ミラーコリ教会脇の扉
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       この教会の内部は古い面影を残し素晴らしいのですが、
       写真がダメなのです。
       なにせ我ら4人のみなので、ズルも出来ず残念!



       教会前の小さな広場に、カーニヴァルの扮装カップルが次々と
       アマかプロか、カメラマンの注文に応じあれこれポーズを取り続けます。
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       横の細い運河を幾槽ものゴンドラが通り抜けて行くのですが、
       見ていると、ゴンドリエーレは皆同じ場所で壁に足を掛け
       ひょいと押して、ここで進路を少し変えて行くのです。
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       うん、ワンちゃんはモーター・ボートでお出かけ
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       サンティ・アポストリ広場で見かけたこのシニョーレ、
       ほら、雀達にはお馴染の食事係なのでした。
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       裏道を通ろう、とまたまたゲットー方面に向かい・・、
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       少し歩き疲れて駅前に戻る途中、
       手製の飾りをつけた元気な子供たちの一団に・・。
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       最後は駅前大橋の上から、逆光に煌めく運河をどうぞ!
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       この20日にはグループ見学で、ヴェネツィア貴族のヴィッラ2つ、
       ヴィッラ・エモとヴィッラ・コンタリーニの、いずれもヴェネト平野にある方に。
       また様子を見て頂きますね。


     *****

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by italiashiho2 | 2013-02-19 01:28 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(14)
2013年 02月 14日

   ・・・ ウルビーノのパラッツォ・ドゥカーレ・Palazzo Ducale di Urbino ・・・

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       ずいぶん前に買った歴史雑誌Focus Storia の特集号は
       「ルネッサンス・イタリアの天才の源泉」とでも言いましょうか、
       建築、絵画、彫刻、人物にいたる、つまりそう深くもなく全般にわたっての特集で、
       はい、私めにぴったり、好きな項目はなんとか読む事が出来るというやつでして、ははは、

       とにかくこの手の雑誌の良い所は写真が多い事!
       実際に見ても肉眼では見えない部分まで見る事知る事が出来、
       知らない資料写真まで居ながらにして見れる事、なのですね。

       という事で、この特集号で見つけた大変興味深いイラストを見て頂きつつ、
       マルケ州はウルビーノのパラッツォ・ドゥカーレのご案内です。

       ルネッサンスの一大文化の華開いた宮廷としても有名な
       かのフェデリーコ・ダ・モンテフェルトゥロ・Federico da Montefeltro公のお城
       現在は国立のマルケ博物館となっている
       美しい姿のあれこれをちょっぴり深く、そしてごゆっくり、ご覧下さい。

       上の写真は町の北西にある一大駐車場から見上げるドゥカーレ宮
       手前の半円に飛び出したのは市壁の塔・要塞部分で、その左奥の
       ドゥカーレ宮に並んで見える鐘楼はドゥオーモのもの。

       ウルビーノを最初に訪れたのは27年前!なのですが、
       2010年の秋に友人と再訪。 
       ぼちぼちご案内します、と言いつつ、ははは、・・今迄のご案内はこちらに。
       町中の地図も、下2つの記事の中にあります。

       友人との旅行中、町のちょっぴりのご案内
       http://italiashio.exblog.jp/12013486

       ラファエッロの生家、そして、殺人的坂道のウルビーノ!
       http://italiashio.exblog.jp/14300199

       ウルビーノの美味しいトラットリーアのご紹介は
       http://italiashio.exblog.jp/12593968



       町には何泊かして行ったり来たりで愉しみ、写しましたので、
       写真の光線の具合があれこれ違うのはご容赦願いますが、

       まずはドゥカーレ宮の特徴ある美しい2つの小塔と
       間に挟まれる白い優雅なテラス部分をどうぞ。
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       後ほどご覧頂く図でお分かりになると思うのですが、
       この小塔とテラス近くに、かのフェデリーコ公がお住まいだったのです。
       美しくて特徴あるこの小塔だけでも、このお城の価値があると思うのですが、
       フェデリーコ公が住んでいたと知って、・・もっとじっくり見とくのだったぁ!


       この向かい合ったご夫婦の肖像画は、このドゥカーレ宮の主
       フェデリーコ・ダ・モンテフェルトゥロ公
       2番目の妻バッティスタ・スフォルツァ・Battista Sforza.
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       肖像画はこの宮廷にも招かれたピエロ・デッラ・フランチェスカ・Piero della Francesca
       描く所の物で、現在はフィレンツェのウッフィツィ美術館にありますので、
       ご覧になった方もたくさんおられると思います。

       肖像画が描かれたのは1465~1472年というのですが、
       2人が結婚したのは1460年2月の事、彼女は14歳!!フェデリーコは38歳。
       バッティスタにとってフェデリーコは継母の兄という関係にあり、

       ・・今回あれこれ好奇心にそそのかされて読み始めましたら、各家系の複雑な
       入れ込み関係に私めの単純な頭はこんがらかり、遂に自分で家系図を書き始めた程!
       ここではまぁ、余りややこしい事は書かない事に致しますが、

       つまりです、このお二人の結婚生活は12年間続き、7人もの子供をもうけておりますが、
       7番目が男子で跡継ぎとなるグイドバルド・Guidobaldo
       同年に彼女はグッビオで亡くなり、肺炎らしく、
       ご夫婦向かい合わせの肖像画は彼女の晩年、と言っても26歳での若き死、の物という・・。

       この頃のちょっとした楽しみ、あれこれ歴史上の人物の話を読む時の愉しみは、
       一体幾つの時の事?と計算する事で、
       すると、ははぁ、なるほどなぁ、という年寄りの納得感が大いに満足する部分が
       多々ありますです、ははは。

       ピエロ・デッラ・フランチェスカについてのご案内
       http://italiashio.exblog.jp/12569796



       さて、本日の主題ドゥカーレ宮に戻りまして、
       この素晴らしい写真をどうぞ!
       ドゥカーレ宮、現在の博物館入り口は建物の向こうに見える広場側です。
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       まず地面の高さをご確認下さいね。
       左に中庭が見える部分は2階の高さにある事にご留意を。
       そして、手前側の2つの小塔がある部分の左側にお目を!
       大きなアーチが続き、茶色のかなりの傾斜の坂道が上っているのが見えますね、



       この図をどうぞ!
       上の写真で切れていた茶色の坂道、低い石段の坂道が手前側に。
       下に見えるPiano dei servizi というのは、召使たちが働く部分を指し、
       図で見る様に、この部分は建物の地下、半地下部分、
       中庭の下の階に当たります。
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       Vivere a palazzo. 宮殿に住む
       ウルビーノのドゥカーレ宮は町の中の真の要塞であり、
       ルネッサンス期の住まいの建築としては最高傑作である。

       ウルビーノ公フェデリーコ・ダ・モンテフェルトゥロの望みで宮殿建設は
       1444年に始まったが、実際は1468年にダルマチアからの建築家
       ルチャーノ・ラウラーナ・Luciano Lauranaがやって来ての事で、
       1474年頃にシエナからフランチェスコ・ディ・ジョルジョ・マルティーニ・
       Francesco di Giorgio Martiniが来て、最終的に明確な設計図
       「町の形」が出来上がった。
       まさに宮殿は私的な住まいというだけでなく、「生活の家」 
       誰もが入る事のできる場所であった。
       完成したのは1536年。


       この宮殿が建てられた場所には以前から、つまりフェデリーコの祖父に当たる
       アントーニオ2世の時代から住まいがあったようですが、
       フェデリーコは庶子、5歳年下の嫡出子の弟オッダントーニオ・Oddantonio
       17歳で家臣たちの謀反の形で殺害され、勿論その背後にはフェデリーコの存在がある訳で、
       1444年に公国の実権を握っての、夢の実現だった事になります。

       因みにモンテフェルトゥロ家というのは、12世紀の末に名が歴史にあらわれ、
       1234年からウルビーノの領主、
       現在は単にフェデリーコ・ダ・モンテフェルトゥロで通っている彼の正式名は、
       家系の中ではフェデリーコ3世という事になります。

       22歳で新しい宮殿の建設を考え始め、1482年に60歳で亡くなっていますから、
       宮殿全体の完成にはその後半世紀も続いていた事になります。 が、
       当時の芸術家たちのパトロンとして、妻バッティスタと共に素晴らしい
       ルネッサンス文化の宮廷を作ったといわれるフェデリーコの事、
       彼らの住まい部分がまず最初に出来上がっていた事でしょう。



       では見やすいよう部分アップで、番号順にご説明を。
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       1.洗濯場と染色場
         衣類は十分な水の供給された大きな水槽で洗われ、
         他の水槽では布の染色も行われた。
       2.台所
         大きな台所の方では客人用の食事が用意され、
         小さな台所は公爵とその家族用であり、
         その隣には料理人たちの寝部屋もあった。
       3.貯蔵庫と氷室
         一連の暗い部屋、薪の貯蔵や氷室があり、
         氷室には夏でも食料が新鮮なままで保存できた。
       4.馬具置き場と蹄鉄工場
         直接に5の厩舎とつながり、馬たちはここで馬具を装丁され、
         蹄鉄をつけられた。
         そう、現代における車庫と、その隣に整備工場がある感じ、ですね。
         右奥には厩舎管理人の為のトイレ設備も。
       5.大厩舎
         25もの小屋に分かれ、広くて機能的なもので、
         床は石に穴が開けられていて、廃棄物は直接に肥え溜めに。


       ええ、既に2度もこのドゥカーレ宮を見ているにも関わらず、
       こういった使用人たちの作業場、台所と言った、生活の基本線については
       この図を見るまでまるで考えた事もなかった事に、我ながら驚き呆れましたが、

       この手前に見える茶色の坂道については朧な記憶が蘇り、
       その内側、半地下の部分にこんな台所や厩舎があったのか、と
       新鮮な驚きで改めてじっくりと眺め、写真を探しました。
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       はい、この道は宮殿下の大きな駐車場からエレベーターで上がり、
       写真左奥にある町の中心のレプッブリカ広場に繋がる道コルソ・ガリバルディで、
       右手にはこんな坂道のアーチが繋がっているのですね。



       で、一度この坂道を辿った事がありました。  この写真はサイトからの拝借ですが、
       そう、こんな具合に低い石段で煉瓦敷き
       右手下の一番奥がテアトロ・ラッファエッロ・サンツィオで、
       その角奥に下の駐車場に連絡のエレベーター、という・・。
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       で、この坂道の一番上はこんな形で折れ
       この奥はドゥオーモの後陣に当たり、
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       またもや急な狭い、低い段差の付いた煉瓦道となり
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       ほらね、こうしてお隣のドゥオーモとの間の細い隙間を通りぬけ
       ドゥカーレ宮前のフェデリーコ広場に出てくるのでした。
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       左手の一番奥の扉が、現在の博物館の入り口。

       蛇足ながら、ちょっとした疑問点を一つ。
       図の中では手前側坂道の上部分に扉があり、お馬君が出てくるように描かれていますが、
       自分の写真、サイトの写真にもこの部分には扉がなく、後に塞がれたのかもですが、
       図には扉の無い左横、つまり広場に続く狭い隠れた坂道に扉がある写真を、
       サイトで見つけた事を付け加えておきますです。



       ドゥカーレ宮南面の壁と、
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       優雅な窓
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       壁面に穴が間隔正しく開いていますね。
       多分これは将来に、全面に化粧岩の板が張り巡らされる予定だったのではないかと・・。

       ですが、フェデリーコの後を僅か10歳で継いだグイドバルドには遂に子がなく
       難しい当時の局面も切り抜ける運にも恵まれず、
       甥にあたるフランチェスコ・マリーア・デッラ・ローヴェレを養子に迎え、
       彼自身ウルビーノに戻ることなく痛風で36歳の若さで亡くなり、
       モンテフェルトゥロ家はここに絶えます。



       こちらはPiano nobile・ピアーノ・ノービレ・貴人の階と呼ばれる上の階。
       まず全体図を見て頂き、
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       2枚に分け、上の部分を。
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       1.表敬の内庭・Cortire d’Onore 
         ルチャーノ・ラウラーナ設計する所の、ルネッサンス芸術の宝石。
         円柱、縁飾り、色使いは、まさに建築の素晴らしい調和の例である。
       2.大宴会場
         広場に面した広間で、儀式や重要な機会に使われ、
         2つの暖炉が客人を迎える大広間を暖めた。


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       3.公爵夫人の住居部
         5つの部屋から成り立ち、寝室から書斎に、祈りの小部屋、小さなサロンに通じ、
         大きなサロンは芸術家や文学者に会うために使われた。
       4.公爵の住居部(右上)
         5つの部屋が小塔を通じ繋がっていて、2階部分にある内庭に向かっていた。
         寝室、書斎、祈りの部屋、仕事部屋、そして著名人に会うための大きなサロン。
       5.入り口の小塔
         高さは60m、この2つの小塔から宮殿のどこにでも連絡がつき、
         秘密の行程もあり、公爵とその親密な関係者により使われていた。
       6.公爵の私的浴室
         書斎から直接に行けるようになっていて、温められ、
         脱衣室とお風呂とサウナがあった。

       楽しいでしょう?!
       今は単なる美術博物館になっていて、おまけに写真禁止、27年前は撮れたのがぁ!
       かっての生活の匂いなどまるで感じられないのですが、
       こうして見ると、フェデリーコ殿ご一家はここで生活していた、
       というイメージが湧きますものね。


       という事で、

       宮殿前のフェデリーコ広場から建物内に入る扉
       上部の優雅な飾り。
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       表敬の内庭、端正で大変美しい内庭
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       内部の写真がありませんので、サイトから少し集めました。

       煉瓦床
       いろいろな柄があるようですが、これ可愛いでしょう?
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       嵌め木細工が見事な書斎・ストゥディオーロ
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       ウルビーノはラファエッロの生地としても有名ですが、
       彼の作品が一枚この博物館に。
       ラ・ムータ・La Muta    1507頃の作品。
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       彼の好みの女性ではなかったろう、とすぐ分かる程に顔は素っ気なく描かれ、
       そのくせ重ねた指が生で、それに昔ひっくり返りそうなほど驚いたshinkai。


       ピエロ・デッラ・フランチェスカの作品を。
       鞭打ち
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       理想の町
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       フェデリーコ公が登場している、現在はミラノのブレラ博物館所蔵の
       ブレラの祭壇画
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       フェデリーコの家族については、cucciolaさんがこちらに詳しく。
       http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/3373411.html



       ウルビーノでの我々の宿は、まさにドゥオーモの前に位置し場所は最高!
       ただしぃ、夜食事に出かけて坂道を戻るのが大変、・・小々飲んでいますのでね。
       とは言え、この美しい夜景を見ると手振れもなんのその、ははは、写さずにはおれず、
       何度も写した中から、ウルビーノの夜景をどうぞ
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       サイトで写真を探していましたら、どか雪に町が埋もれた写真が何枚も。
       その中から、美しい雪化粧のドゥカーレ宮をどうぞ!
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       で、最後のおまけは、ははは、
       今日2月14日はヴァレンタイン・ディ。
       チョコレートならず、ウルビーノの名産カショッタ・Casciottaチーズをどうぞ!
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       熟成させないので皮が1mmほどの薄さで、新鮮なミルクの香りのする
       お口の中でとろけるチーズだそう。
       写真を見ながら、白ワインをお二人でどうぞ!!


     *****

       水彩ブログには、スコミーゴ村の雪と、 
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by italiashiho2 | 2013-02-14 00:56 | ・マルケ Marche | Comments(10)
2013年 02月 09日

   ・・・ 春の小さな先ぶれ ・ ジョヴァンニの写真で ・・・

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       今週月曜に写真仲間4人でヴェネツィアに出かけて来ました。
       余り観光客のいない外れの方に、というジョヴァンニ・Giovanniの提案で、
       街の北西辺り、まだある事も知らなかった古い素敵な教会を見たり、
       思うさまに撮りまくり憂さ晴らしを、何の?!ははは、をしたりで愉しみました。
       また纏めましたら、見て頂きますね。

       で、往きの電車の中でジョヴァンニが、
       すぐ近くの村には野生のクリスマス・ローズ
       ブーカネ―ヴェ・スノードロップが咲き乱れる所がある、と言い、
       撮りに行った写真を見せびらかしまして、ははは、
       勿論私めは、ブログに載せるけん、すぐ送って!と。

       という事で届きました写真の中から、
       可愛い小さな花、如何にも春を告げる趣の花をご覧下さいね。

       可愛いジョヴァンニは、ははは、花の写真と一緒に
       私めを撮ってくれた写真2枚も送ってくれたのですが、
       それに「ヴェネツィアの花」って書いてくれていて、笑いましたぁ!
       ・・そうで~す、シキビの花、とはかなり違う評価でしょう? ははは。


       上の写真は、ヴェネト平野の北を塞ぐ山々で、
       右手前と奥に見える山並みの間を抜けて行くと、べッルーノに出る、
       いわば北国との間に屏風の様に立ち塞がる山々。


       これはジョヴァンニが近くの林の中を歩きまわったという
       コッラルト・Collaltoの古城の塔と、左に町がちらっと
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       我が町コネリアーノから西に、車で20分位の位置にあり、
       コッラルトの城は今はこの塔と、周囲に如何にも家臣たちの住居だったろう、と
       思わせる素晴らしい趣の一郭が残ります。
       元はロンゴバルド出身の、この一帯に幾つも城を持つ領主で、近くには
       城の領地としてはイタリアで一番広いと言われるスセガーナ・Suseganaの
       サン・サルヴァトーレ・San Salvatoreの城もありますが、
       こちらが本家なのだそう。

       久し振りにこの塔の写真を見て、春になったら改めて撮りに行きたくなりましたが、
       その時には、今に残る中世の悲恋物語もお話しますね。

       サン・サルヴァトーレのお城のご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/8586010



       さて、野生種のクリスマス・ローズ!
       これは、我がスコミーゴ村の林の中にも咲く緑色。
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       で、なんと野生種の白いのもあるのを、今回知りましたぁ!
       これは悔しい、是非見に行かねば!!
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       クリスマス・ローズのイタリア語名は、エッレーボリ・Ellebori 
       教えて貰いましたが、ちょうどの時期に咲くのでカルネヴァーレとも呼ぶと。



       この紫の可憐な花は、名を知らず・・。  群生しているそう。
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       ブーカネ―ヴェ・Bucaneve,スノー・ドロップ
       雪が残っている所に頭をもたげて咲く、健気な花と。
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       白い山が遠くに覗き
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       林の中はまだこんな様子
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       小さな赤い実がつき
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       逆光に光る細い産毛
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       燈台草、でしたっけ?
       この若緑を見ると、春がすぐそこまで来ている気がしますよね。
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       ははは、既にもぞもぞと活躍中の黒い虫君
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       大イヌフグリ。  イタリア名はヴェローニカ・Veronicaと教えて貰い、
       ではとshinkaiは、日本語名の意味をね、ははは。
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       春らしい可愛いピンク
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       最後にもう一度コッラルトの村の様子をどうぞ
       この辺りは本当に素敵な土地なのです。  また、をお楽しみに!
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     *****

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by italiashiho2 | 2013-02-09 01:35 | ・ヴェネト Veneto | Comments(12)
2013年 02月 04日

   ・・・ ソヴァーナのドゥオーモ   最後に、宝もの探しの話題も ・・・

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       先回町の様子を見て頂きましたソヴァーナ・Sovanaですが、
       今日は町外れにあるドゥオーモのご案内を。

       現在の小さな町から考えるとなぜこの町にドゥオーモが、と思う程なのですが、
       アルドブランデスキ家の下で栄えた11~14世紀にかけてのこの町の重要さ、
       そして町の守護聖人となっている聖マミリアーノ・San Mamilianoが5世紀に
       トスカーナ南西部に最初の福音伝道者としてソヴァーナに来た、という事を重く見て
       ここにドゥオーモ、司教座を持つ教会が、という事の様で、
       ドゥオーモの名もサン・ピエトロ(サン・パオロとの両名となっているのもあり)です。

       所で今日のタイトルの「宝物探し」にの話題に、
       上の聖人サン・マミリアーノに因んだお話が出ますので、この名にご留意を。


       上の写真は教会南からの眺め、ガイドブックからですが、

       東からやって来た時に見える後陣の丸いでっぱりの上に、
       そして内陣のクーポラが八角形になっているのが見えます。
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       後陣の膨らみの真ん中に細い窓が見え、下側部分に大理石の棚があり、
       2つの白い飾りが見えますね。


       この部分です。   私の写真よりも良く見えるので、サイトから拝借で、
       この地方特有の茶色の凝灰石に白い大理石がアクセントを付けます。
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       その他にも白い飾りが嵌め込まれていて、
       こんな風に、自分の尻尾にかみつく猫ちゃん?(ネコ科動物とガイドブックに)。
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       さてこちらが聖堂の北面、見えるのが入り口
       奥に見えるのがかっての司教館で、これは14世紀に建て増しされた物と。
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       後先逆になりましたが、この聖堂は11世紀末から12世紀にかけての建設で、
       それ以前に同じ場所にあった8世紀からの教会の上に造られたもの。
       ですからクリプタ・地下礼拝堂も以前の物で、建物の飾りなども再利用されているのだと。

       ちょっと特異な印象を与える斜めに張り出した支え壁ですが、
       これは建物の構造上の問題、屋根の重みによる沈下を防ぐために
       14世紀に増築された物だそう。



       素晴らしい入り口をどうぞ!
       全体にロマネスク様式でありますが、装飾はロンゴバルド風装飾がたくさん。
       領主であったアルドブランデスキ家がロンゴバルド系という事も大いにあると・・。
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       人魚、クジャク、そして騎士の姿。
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       上の半円部分は、こんな様子
       多分以前の建物の装飾を再利用した物であろうというのですが、
       その当時にはまだ動物や人間の姿が装飾の中に登場しておらず、
       ゆえに判読は難しいと。
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       獲物を爪で捕え、口を開けた溶岩のライオンの顔が両脇にあり、
       これは善の護衛を示すのだそう。
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       聖堂平面図をどうぞ
       下側真ん中に入り口があり、3廊式で中の円柱は6本ですが、
       脇の壁にも半円柱があり、いずれも柱頭飾りが興味深いものでした。
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       一番右側の建物が、後に増築された司教館ですが、
       間に2つロビーが見えますが、聖堂寄り部分にブックショップ、
       司教館寄り部分に素晴らしい煉瓦床がありましたので、最後にご覧を。
       奥に見える円形風が鐘楼部分。

       右の司教館は聖堂より後の14世紀に増築された、と言いましたが、
       実は現在脇にある入り口は、
       最初は鐘楼の手前横部分、内陣に向き合う場所にあったのが、
       司教館を建てる為に入り口を現在ある脇に移した、という様子です。



       さて、聖堂内にどうぞ
       円柱は2色使いの束ね柱で、
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       天井部分は初めは木製だったのが13世紀の修復により、
       こうした煉瓦製の、肋骨入りアーチ形に。
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       各円柱の柱頭飾りが大変に興味深く何枚も写したのですが、
       実際は写真で見えるよりもずっと薄暗い照明の聖堂内で、ブレまして・・。

       こちらは牛の顔と植物
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       植物摸様が多いのですが、
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       中にこんな旧約聖書のお話部分もあり、
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       こちらは北壁側半円柱の鷲
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       これより3枚はガイドブックからの写真で、

       内陣前左側にある1434年と入った洗礼盤
       1980年までは現在の入り口近くにあったのが、移されたのだと。
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       1615年の年号が下に見える聖水入れ
       17世紀ごろにはソヴァーナの町は経済的にも衰退しており、
       これは数少ない芸術的な物の一つだそう。
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       これも左の側廊にあるのだそうですが、・・見てないぃ。



       内陣部分と上部のクーポラ、そしてクリプタが見える写真
       私めはなぜかクリプタがあるのにも気が付かずに見ておりませんで・・!
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       内陣のクーポラ部分、外からの写真では八角形になっているのが見えましたが、
       内部は四角く始まり、そして円形になっているのがご覧頂けますね。
       こういう形は中世の物としては大変に珍しいのだそう。

       右端の柱部分にフレスコ画の名残が見えますね。
       聖体拝受の女性の姿なのですが、これの写真はあるのですが、
       なんでクリプタに気が付かなかったんだろ、クヤチ・・。



       このフレスコ画の名残は後陣部分の物で、判別しにくい程の破片ですが、
       多分「最後の審判」の一部だろうと。
       上の写真にも見えました様に、かっては内陣後陣共にフレスコ画で覆われていた様子。
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       ガイドブックからの写真で、ロマネスク初期のクリプタの様子をどうぞ。
       がっしりとした太い短い円柱6本で支えられた8~9世紀の物と。
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       左奥に見えるガラスの柩の中には、聖マミリアーノの遺骨の幾つかが・・!
       この方のお骨は各地に分散しておりまして、ローマ、パレルモ、
       そしてトスカーナ近辺ソヴァーナ以外にも3か所という・・!



       入り口脇にブックショップがあると書きましたが、ここには地方出版の本が
       たくさんありまして、嬉しくて何冊か買い込みました。
       これからご訪問の方、ご一瞥を!

       で、確かその奥、司教館との間になる部分だったと思うのですが、
       細長いロビーがあり、
       その床部分、素晴らしく美しい煉瓦敷き!!
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       確かこの同じロビーだったろうと思うのですが、聖水盤と。
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       聖堂を出て、町に戻ります。
       道の北側に広がるオリーブ畑。  
       そう、この町の名産はトスカーナでも有名なオリーブ油と赤ワインと・・。
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       来た道とは別の建物の並ぶ道を戻りますが、
       敷きつめられた煉瓦も朽ちると良い趣になりますねぇ。
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       大きなお家の柵の中、セクシーなワン君に声をかけて楽しみ、ははは。
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       ここからはまたサイトから拝借の写真で、書き残し部分の補充を。

       町の中心のプレトーリオ広場でちらとご覧頂きました
       サンタ・マリーア・マッジョーレ教会内部ですが、ここにトスカーナでも唯一と言われる
       8世紀に溯る聖体用祭壇・チボーリオ・ciborioがあり、・・・見ておりません、
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       これにも素晴らしいロンゴバルドの紋様
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       う~ん、フリウリのチヴィダーレのドゥオーモを思い出しました。
       そうです、あそこもロンゴバルドの宝庫なのです!!


       さていよいよ最後の話題「宝探し」です、お待たせいたしましたぁ!
       
       町の守護聖人聖マミリアーノの名を冠した町で最古の教会が、
       やはり町の中心のプレトーリオ広場にあると先回書きました。
       で、聖人のお骨の一部がドゥオーモのクリプタにあるのも、ご覧頂きました。

       聖マミリアーノ教会は修復中で、いずれ博物館になる予定、という記事を読み、
       その後ソヴァーナの町であれこれ検索をかけていましたら、
       金貨がどっさり入ったテラコッタの壺の写真とか、それに関しての記事では
       モンテクリスト伯の宝物、という様な文字があるのですね。

       で、こちらは教会の修復発掘現場の写真
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       なんだぁ、これは?!と思ううち、ソヴァーナのこの聖マミリアーノ教会の地下から
       500枚もの金貨が見つかった、何世紀にも及ぶ執拗な調査が漸くに実った、
       モンテクリスト島ではなく、実はこのソヴァーナだった、ecc ecc。

       良く分からないままに、聖マミリアーノで調べましたら、
       パレルモの聖マミリアーノ・San Mamiliano di Palermoと呼ばれる方がご当人で、
       シチーリアのパレルモ生まれ(生年不詳)で司教になられ、
       後にヴァンダル族の侵略によりアフリカに追放。  
       が後に信者たちにより救われ逃れサルデーニャ島に、
       最後はトスカーナ州西方ティレーニア海モンテクリスト島に。

       はい、モンテクリスト島が登場で、
       この島で460年に亡くなっています。

       ではなぜあの有名なデュマの「モンテクリスト伯」と結びつくのかと言いますと、
       古文書に3通(2通というのもあり)、モンテクリスト島に伝わる古い民間伝承に
       この聖人が宝物を島の教会に埋めている、と伝えたものがあり、
       それを聞き伝えたかのデュマが作品に取り入れたというものです。

       何世紀にもわたり、この宝物探しが続いていたようで、
       トスカーナ大公コシモ1世が1549年に「宝物探しは止めたが良い」という
       海賊相手のお達しも出しているのだそうで、ははは、
       1670年にはコルシカ島で鉢や鍋が見つかった物の、
       中身は灰でいっぱいだった、という笑い話も。

       所がです、上の聖マミリアーノ教会の修復中の2004年に、
       何と祭壇の下から498枚もの紀元後5世紀のローマ金貨が見つかったのだそう!!
       鋳造時期は聖人の亡くなった後に当たりますが、
       10世紀位までは通貨していた金貨だそうで保存状態も良く、
       まさにキンピカに輝く金貨の写真も、サイトで見ましたです。


       という事で、本日の最後を〆ますのは、
       2012年7月28日、聖マミリアーノ教会博物館がオープンした際のご招待
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       ローマ期の金貨を眺めに、・・500枚全部見せてくれるのかな?
       宝物はどこの誰の物?!、やはりあったのか!、なんぞと推理しかたがた、
       この近くにお出かけの方、どうぞご訪問くださ~い

       この周辺にはエトルスクの謎に満ちたお墓があちこちにあるそうで、
       一見田舎の鄙びた町に何世紀にもわたって埋まっていた金貨、
       忘れものにしては価値が大きいですが、・・やはり謎に満ちた町なのですねぇ!

       と最後にもう一つ。
       この町を治めていたアルドブランデスキ家についてあれこれ読んでいましたら、
       この家最後の人物がマルゲリータ・Margherita という女性で、
       絶世の美女と書いてあるのは無かったですが、魅力と財力に惑った男性は、ね、
       で、家系の最後を務めつつ、時代の変遷の内に漂う中世の女性らしく、
       彼女は4度の結婚!!!!

       おまけに最初の夫も最後の夫も、共にダンテの神曲「地獄編」に
       語られる程の人物でして・・。
       そして彼女が戦ったのは、かの権勢欲強き教皇ボニファーチョ8世で、
       その甥とも結婚しているという・・!
       そうそう、オルシーニの一人と結婚していると書きましたのは、
       オルソ・オルシーニというのですが、
       同じ名前が何人もおりまして、追及出来ておりません。

       まだまだ読みたらず、消化不良なのですけど、
       中世特有のドロドロした人間葛藤をまた一つ知り、
       私の中の好奇心の虫がピッと目覚めました。
       ピティリアーノのご案内の記事までに、もうちょっと調べますです。
       

     *****

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by italiashiho2 | 2013-02-04 00:45 | ・トスカーナ Toscana | Comments(10)