イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

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2013年 03月 20日

   ・・・ 最近見た映画とDVD ・ 春休みを前に” 映画祭り ”を ・・・

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       日本からの桜開花のお知らせがちらほら垣間見え、
       早速に美しい花の開花を、このブログを見て、ついでにこれも、と
       こちらの友人達に見せびらかしています!

       皆一応にその美しさに驚嘆し、
       一度は満開の桜の下に身を置き、美しさを愛でたい、と
       願う様ですが、開花の日が毎年こうも違うと、
       旅行で訪問、満開の花に出会うのは宝くじを当てる様なもの!
       だよ、と納得させつつ、
       また京都の桜を見つけたら知らせるから、となだめています。


       さて私は今週末からトスカーナのルッカ周辺に
       グループで出かけて来ます。
       ほんの3日間と短いのですが、まだ行った事のない
       プッチーニの家博物館とかピストイアにも寄るので楽しみです!

       で、今回のブログ更新後は、復活祭の済む4月初めまで春休み
       を頂く事に決め、
       今日はお休み前のちょっとした恒例「映画まつり」を!

       最近友人と映画を見に行くチャンスが結構ありまして、
       今日のトップの「アンナ・カレーニナ」の様に、
       とても興味深く楽しめた映画もあり、是非皆さんにも!と。

       と、あれこれ関連している手持ちのDVDも一緒にご案内です。
       映画好きな方も、そうでもない方も、ごゆっくりどうぞ!

       トップは「アンナ・カレーニナ」最新版
       2012年 イギリス
       主演 ケーラ・ナイトレイ
          ジュードゥ・ロウ
          アーロン・ジョンソン


       最新版、と上に書きましたのは、既に過去に確か4度も
       映画化されているトルストイの名作なのですが、

       1927年、35年の主演女優は、このグレタ・ガルボ
       この写真がどちらの年の物か私には男優の顔が判別できませんで・・、
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       1948年の主演女優は、かのヴィヴィアン・リー。



       で、こちらが1997年の、ソフィー・マルソー
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       これは映画館ではなく、TVで見たのですが、
       原作通りというか、ロマン大作編だった記憶があります。



       そして、今回のケーラ・ナイトレイのこの作品。
       これは先に見て来たルイーザの感想では、
       ちょっと変わっていて不思議な映画だったよ、
       舞台みたいに幕が上がってね、舞台上みたいに進行するの。
       気に入った?   そう、面白かった。

       という話だったのですが、まさにそうでして、
       ほらこの写真でも舞台の上と下、の様に見えるでしょう?
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       その構成の面白さと、進行のテンポの速さもリズム感良く
       アイディアの斬新さというのか、退屈せずとても楽しめました!

       はい、ああいう重たい不倫、夫婦不和のお話は、
       もし堂々と進みましたら、この年の私めには重すぎるかも・・。
       でも、
       主演女優陣も美しく、場面も綺麗、舞踏会も美しくセクシーで・・、
       はい、本当にお勧めの映画です!!



       ただ一つの驚きと・・は、です、
       夫になったジュードゥ・ロウのフケ振りでして・・!
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       写真を彼のファンである、私のイタリア語の先生アンナリーザに
       意地悪く、ははは、送りましたら、
       「なんという老け様! 何という禿げ方! なんとブスになった事!」と
       嘆きのメールが届きましたぁ。 ははは。
       まぁ、でも善人役をする彼の笑顔も、最後に見れますぞ。



       主演を務めたケーラ・ナイトレイですが、
       彼女のDVDで持っている物を、ついでに。

       プライドと偏見
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       2005年 イギリス
       監督 ジョー・ライト
       主演 ケーラ・ナイトレイ
          マシュー・マクファディン

       ジェーン・オースティン作の、私など「高慢と偏見」とか、
       「自負と偏見」などのタイトルで覚えておりますが、
       はは、読んではおりませんが、
       日本語タイトルは「プライドと偏見」になっておりました。



       ある公爵夫人の生涯
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       2008年 イギリス
       監督 ソウル・ディブ
       主演 ケーラ・ナイトレイ
          レイフ・ファインズ

       実在のデヴォンシャー公爵夫人ジョージアナ・キャヴェンディッシュ
       なる方の、世に評判の美人でありながらも不幸な結婚生活を描いた
       映画でありまして・・、
       まぁねぇ、世の中色々あるよねぇ、ははは、という感想でござった。



       所で上の「高慢と偏見」の原作者ジェーン・オースティンを描いた、

       ジェイン・オースティン 秘められた恋
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       2007年 イギリス
       監督 ジュリアン・シャロルド
       主演 アン・ハサウェイ
          ジェームス・マッカヴォイ

       「高慢と偏見」なる原作も読んでおらず、ましてまるで関心もなく、
       このDVDを買ったのは、単にこのアン・ハサウェイの美人の写真に
       魅かれたからでありまして、へへ、
      
       これを見て途中から、あれ?これはあの英国小説の作者?と
       知ったという、ははは、ムチムチのshinkai!
       今こうして改めて見れば、DVDの下にちゃんと書いてあるのですが、
       まぁ、買う時はそんとな小さな字は読まんもん、ね。

       英国貴族の、如何に良き結婚をするか、という大関心事
       ついても、お知りになれますです。


       所で、アン・ハサウェイ最新作の「レ・ミゼラブル」は、
       ジュリアーナがミュージカルに興味ないとお誘いが来ず、
       見逃しました。
       が、見たもう一人のジュリアーナ・ミランによると、
       イタリアでの公開版は、フランス語で歌い、イタリア語字幕だそうで、
       ・・私めは読むのが遅いもので、・・では仕方ないか、と・・。



       リンカーン
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       2012年 アメリカ
       監督 スティーヴン・スピルバーグ
       主演 ダニエル・デイ=ルイス
          サリー・フィールド

 
       映画の最初は、時代背景、議会進行の状況をまるで知らず掴めず、
       私のイタリア語理解力では、正直な所???という感じでした。

       ですが、今現在では当たり前となっている民主社会の大前提、
       奴隷法廃止、法の前では何人も平等である、が、
       リンカーンと共和党議員による議会工作、
       工作と言うと悪い意味になりかねませんが、
       
       当時、この法を議会で批准させるための様々な駆け引きを
       していた、と知り、
       逆に私はちょっと興奮し加減となりました。
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       そうですね、夢は語るのみでなく、
       それを実現させていくためには、
       時に様々な動きも駆け引きも必要なのですね。

       良い映画だった、と思っておりましたが、
       これを書くのに、たくさんのアカデミー賞も取ったと知り、
       ちょっと嬉しいです。
       


       ラ・ミリオ―レ・オッフェルタ(最上の指し値)
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       2013年 イタリア
       監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
       主演 ジェフリー・ラッシュ
          ドナルド・サザーランド

       「ニュー・シネマ・パラダイス」等でお馴染のトルナトーレ監督の
       新作で、主演は「国王のスピーチ」のジェフリー・ラッシュ、
       となると話題を呼びますよね。
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       で、大変巷の評判は宜しいのです。 が、
       ひねくれ者の私めは、始まってすぐにがっくり。
       というのも、最後がどうなるのかは分かりませんでしたが、
       話の進み方が、
       若い女の子が、仕事では切れ者でも
       所謂真面目でうぶな中高年を引きずり込み落とす、
       もうその常套そのもので、うんざりして椅子の中でごそごそ。

       筋はスリラー仕立てですので、最後をばらすのは控えますが、
       この写真もどうぞ。
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       つまりこの男の秘密の部屋、個人コレクションの部屋として
       出てくる部屋なのですが、
       まるで絵に関心のない人ならともかく、
       有名美術館蔵の有名な肖像画がちらほらあるのがすぐ目につき、
       それが個人像として出るのは、仕掛けが雑で甘いですよね。
       
       そういう仕掛け、伏線の荒さが他にも幾つか目につき気になり、
       イタリア色を極力廃しているにもかかわらず、
       ・・ヴァティカンの丸屋根が一瞬眺めの中に映りますが、
       やはりイタリア映画だぁ、と、ははは。

       こちらにちょっぴり。
       https://www.youtube.com/watch?v=rAvyBSxv_c0



       シャイン
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       1996年 オーストラリア
       監督 スコット・ヒックス
       主演 ジェフリー・ラッシュ
          アーミン・ミューラー=スタール

       同じジェフリー・スコット主演の、これは好きな映画シャイン。
       オーストラリアの実在の天才ピアニスト、
       若い時にコンクールでラフマニノフを弾き、
       精神世界の一線を越した、という・・。
       
       厳格な父親との葛藤や、後に結婚した女性との出会い、
       ピアニスト生活も再開しての穏やかな生活に・・。

       良い映画だと思います。



       こちらはつい1週間前に見た、

       La cuoca del Presidente ・大統領のコック
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       2012年 フランス
       監督 クリスティアン・ヴィンセント
       主演 カテリーナ・フロー

       大作映画ではありませんが、楽しく興味深く。
       フランス大統領ミッテランの時代に、2年間ほど私的なコック
       として、女性シェフがエリゼー宮に存在したらしく、
       その様子を描いた映画。
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       正式な大きな調理室では大勢のコックが腕をふるい、
       彼女はもう一人のコックと共に、大統領の私的な料理を、
       気取らない、でも昔からの美味しい、子供の頃にお祖母さんが
       作ってくれた様な料理を、と大統領のお気に入りになるのですが、

       その裏では、大調理室で作る料理の3倍もの経費が掛かると
       突き上げられ、そちらのシェフとの確執もあり、
       結局長くは続かなかった様子。
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       ですが、出てくる料理の美味しそうな事!!
       如何にも食の大国フランスの愛情がこもった映画でした。

       こちらにちょっぴり。
       http://www.comingsoon.it/Film/Scheda/Video/?key=49090-10879



       最後はTVで見た映画ですが、まさに一服の清涼剤とでも言える

       ブライト・スター いちばん美しい恋の詩
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       2009年 イギリス
       監督 ジェーン・カンピオン
       主演 アビー・コーニッシュ
          ベン・ウィショー

       イギリスの詩人ジョン・キーツの名は、詩はちゃんと読んでおらずとも
       あちこちでお目にかかりますし、知っていましたが、
       彼が25歳の若さでローマで亡くなったというのも知らずで、
       そんな彼の最後の3年間、許婚者ファニーとの恋愛を描いたもの。

       ジェーン・カンピオン監督の「ピアノ・レッスン」や
       「ある貴婦人の肖像」も大変美しい、素晴らしい映画でしたが、
       この「ブライト・スター」の場面の美しい事!!
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       溜息が洩れる様なイギリスの美しい風景
       空気の緩やかな動きを捉え見せてくれる映画で、

       いちばん美しい恋の詩、なんて俗な題名をなんで付けたんだろ?!

       ご一見をお勧めいたします!!



     ◆ お知らせ ◆

       我が絵の師 二木一郎(ふたつぎ)さん
       東京上野の松坂屋上野店で個展を、20日より26日まで
       開催中です。
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       どうぞ、お出かけ下さいますよう、
       ご案内申し上げます。

       新作については、二木さんのブログ、こちらをどうぞ!
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       そして、広島の友人からも合同展のご案内が届きました。

       広島二紀精鋭作家展  西区商工センター エクセル本店5F
       泉美術館にて4月21日まで
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       お隣の部屋では常設展も開催との事。
       どうぞ、お出かけ下さいませ。

    
       では皆様、良い春をお過ごしください!!
       4月3日にまたブログ再開の予定で~す。



     *****

       水彩ブログには、名画の主役を務める猫ちゃんたち その2
       アップしております。
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by italiashiho2 | 2013-03-20 03:11 | ・絵画展・催し・映画・DVD | Comments(16)
2013年 03月 15日

   ・・・ ルイーザの雪国報告 ・ ブルグ・サン・モーリス ・・・

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       さて昨夕、漸くにヴァティカンに新教皇が誕生しましたが、
       南アメリカ、アルゼンチン、イエズス会派、フランチェスコという呼称、
       と初物つくしの教皇様。

       たまたま晩御飯を持ってTVの前に座りましたら、7時半頃、
       フマータ・ビアンカ、新しいパーパ誕生、とTV生中継中で、
       おお!とそのままこちらも夕御飯を食べながら待機。

       8時過ぎになり、一番年長の枢機卿がテラスに現れ、
       アベムス・パパム・L'Abemus Papam と告げ、
       アルゼンチンのホルヘ・ベルゴーリオ・Jorge Bergoglio大司教
       告げると、中継中のジャーナリストから、
       これはちょっと意外だった、と一斉に嘆声が漏れました。

       ですが前教皇が選ばれた時には次点だったと言いますし、
       いよいよテラスに白い教皇の衣装でお出ましの姿は、
       背の高いがっしりとした体格、76歳とはいえ、
       激務の教皇職もしっかりお勤めになれそうです。
       それに率直そうな構えのない姿、口調も印象に残りました。
      
       前教皇選出の際は、我が家も大変な時期でしたので、
       22年イタリアに住みながら、今回初めてコンクラーヴェなる物を
       TV中継ながら体験した事になります。

       ヨハネ・パオロ2世が大教皇様であったので、
       私には前教皇は失礼ながら、如何にも教皇職勤務中、
       という感じがぬぐい切れませんでしたが、
       さて、このフランチェスコは、真の教皇様にお成りでしょうか?
       フランチェスコという呼称をお選びになった、というのも
       その覚悟を現わされているようで、
       まずは新教皇誕生をお祝いしたいと思います。 

     ***

       という事で前置きが長くなりましたが、
       今日ご覧頂きますのは、ちょっと冬に後戻りして頂き、

       友人ルイーザ・Luisa から届きました、
       雪国の便り、ブルグ・サン・モーリス・Bourg-Saint-Maurice
       イタリアとスイス国境に近い、フランス東南部の町の様子です。
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       なぜこの町か、と言いますと、
       以前ルイーザの孫がパリに誕生、とパリ便りも見て頂きましたが、
       娘さん夫婦が昨年の夏にこの町に引っ越したのですね。
       子供を育てるには、パリよりも自然の中で、という意見で。

       という事で、上の2枚の写真は、
       ルイーザの娘クリスティーナ・Cristina一家の
       現在の家からの眺めですが、
       まぁ、この雪、ゆき、雪!!!



       ブルグ・サン・モーリスなる町はどこにあるか
       地図をどうぞ。
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       大きな地図の方に見える右のグレーの線が、
       イタリアとの国境という事になり、

       パリよりはイタリアに近くなりますが、
       逆に飛行場からは遠くなりますから、イタリア・ヴェネトから
       行くには、車で7時間の距離と!

       それでも孫可愛さにひかれ、ルイーザとレナート夫妻は
       昨年は5度出掛け、向こうからは2度やって来たそう!

       これは追加の地図でして、
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       お風呂に入りながら、ふと、レナートのあの飛ばし屋が、ルイーザもかなりでして、
       7時間の行程と聞いているけど、一体どのくらいの距離を7時間で行くのだろ、と。
       で、検索して出たのがこれ。
       コネリアーノアからずっと高速で、685Kと出ました。
       それにしてもやはり凄い! 
       途中の休憩、最後の山道も含めて7時間ね、フム。
 
        
       今日ご覧頂くのは、先月2月に彼らが出かけて来た時の写真で、
       まぁ、標高2000mに位置する町の雪景色をどうぞ!!
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       ブルグ・サン・モーリスという名は聞いた事がありませんでしたが、
       地図に見えたAlbertville・アルベールヴィルという地名は
       覚えておいででしょう。
       1992年の冬季オリンピックが開催された土地で、
       その時に50kの距離のこのブルグ・サン・モーリスでも
       競技が行われたのだそう。
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       町では夏やスキーのヴァカンスを兼ねての各種の催しがあり、
       ルイーザの娘クリスティーナは、市役所のそういった催しの
       仕事をしているそう。
       ソルボンヌに留学し優秀だったそうで、パリでも各種催し開催に
       携わっていたというので、まさにぴったりの仕事を見つけた訳ですね。

       ルイーザ夫妻が7時間の長距離を出かけて行くのは、
       ただただ孫のヴィットーリオ・Vittorioを見たい、抱きたいと
       行くのですから、
       その肝心のヴィットーリオの姿を、
       余り顔が見えない写真だから、とOKを貰っての3枚をどうぞ!
       この6月で2歳になります。
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       殆ど毎日スカイプで話す彼らなのですが、
       よく喋るようになり、先日は10分程もヴィットーリオが
       演説したけれど、何を言いたいのかまるで分らなかったと、ははは。



       雪景色もちょっと趣が違って美しいですが、
       やはり青空の見える雪景色もどうぞ。
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       はい、ルイーザには次回、緑のアルプス風景を頼んで置きますね。


     ◆ お知らせ ◆

       我が絵の師 二木一郎(ふたつぎ)さん
       来週20日より26日まで、東京上野の松坂屋上野店にて
       個展を開催されます。


       どうぞ、お出かけ下さいますよう
       ご案内申し上げます
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by italiashiho2 | 2013-03-15 01:19 | ・フランス | Comments(10)
2013年 03月 10日

   ・・・ ヴェーラ・ダ・ポッツォ ・ ヴェネツィアの井戸 n.1 ・・・

       あの大きな震災から、はや2年が経ちました
       被災された皆さんの生活も土地も、まだまだ大変な状況であるのを
       あちこちで拝見し、お気持ちをお察ししております。

       皆さま、どうぞ、頑張って下さいませ!!


     *****

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       先日来から前歯がぐらつき歯痛で、・・はぁ、歯のみならず、徐々に
       あれこれ進行中諸問題については諦めの境地でおりますが・・、クシュン、
       歯茎が少し腫れ出し、こりゃいけん! 歯医者に電話しましたら、
       何とこの不景気が影響しているのか、即日午後に診察OK!

       抗生物質のリチェッタを貰い、来週水曜午後の再診察に備え中ですが、
       右側ほっぺの皺が消える程にまだ腫れておりまして、あ~ん、
       頭も重く、せめてブログのネタは軽く楽なものにしたい、と・・。
       何か良いアイディアが来ないかと思っておりましたら、
       はい、ヴェネツィアの広場の井戸はどう?と。

       これなら場所を書けばOK、写真はあれこれ今迄のがあるし、と
       いう事で、端境期用の、ははは、新しいシリーズ物にしたいとも!

       今回は12月にヴェネツィアに出かけた時に写したのから選び、
       行程は「冬のヴェネツィア散歩」として見て頂きましたが、
       駅から東南にサン・ポーロ地区を抜け、リアルト橋を渡り西に。

       アッカデミア橋を渡り、デッラ・サルーテ教会から西回りに
       駅に戻る、という歩きでしたので、今回見て頂く写真に、
       井戸はサン・ポーロ地区のが6つ、サン・マルコ地区が4つ、
       ドルソドゥ―ロ地区が6つあります。

       とは言え、ヴェネツィアの井戸、石の囲い・井桁の付いた井戸を
       ヴェーラ・ダ・ポッツォ・Vera da Pozzo と呼びますが、
  
       これはなんと数えられたのが600以上、最近ではそれ以外に
       まだ200はありそう、と言われているそうで、
       私など目に留った時は結構写しているつもりですが、到底修業不足!

       という様子ですが、今後ともよろしくお願いいたします!!

       上はまず幕開けに相応しく、季節は秋の写真ですが
       パラッツォ・ドゥカーレの中庭から。
       ここには2つ、青銅の立派な井桁のがありますです。
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       さてでは、駅から歩いた順にご覧頂きますね。

       コルテ・デル・カルデレール・Corte del calderer
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       ヴェネツィアの地図で検索しても出ない程の小さな中庭ですが、
       サン・ポーロ地区のスクオーラ・グランデ・ディ・サン・ジョヴァンニ・
       エヴァンジェリスタ・Scuola Grande di San Giovanni Evangelista の
       ほんの少し手前を、南向きに左の小路を入った所。



       カンポ・サン・スティン・Campo San Stin
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       ここから橋を渡るとフラーリ教会、正式の名はサンタ・マリーア・グロリオーザ・
       デイ・フラーリ・Santa Maria Gloriosa sei Frari に出る
       前の広場で、かなり広い広場にこの井戸。
       


       カンポ・デイ・フラーリ・Campo dei Frari
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       上のカンポ・サン・スティンから橋を渡ってくると、
       この写真の右下隅に出てくるという訳で、
       余りにも教会が大きく、上手く入らなかった下手な写真でご容赦!
       
       教会の南に広がるのがカンポ・デイ・フラーリで、
       写真の左下に切れて写っているのが、はは、この広場の井戸!
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       フラーリ教会から東にサン・ポーロ広場を抜けると、
       ・・今回この広場の井戸は写真なしで、次の広場が

       カンポ・サン・アポナール・Campo San Aponalで、
       正面の教会がサン・アポナール教会。
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       西からこの広場に入ると、以前はお天気の時は教会前に鳩が餌を食み、
       広場右手の食料品兼スーヴェニール店の猫ちゃんが、多分、
       鳩たちに鋭い目を光らせながら日向ぼっこ、
       そして手前の緑のテントの下にはレストラン、という広場でした。
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       いつの間にかレストランが姿を消し、とても殺風景な広場になり・・、
       イタリアの不景気は、とても根深い気がします。



       アポナールの教会前の左手に、ソット・ポルティゴ・建物の下を潜る
       アーチがあり、そこを抜けると・・、

       コルテ・デイ・プレーティ・Corte dei preti
       教会司祭たちがこの周囲に住んででもいたのでしょうか?
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       さて大運河をリアルト橋で渡りまして
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       橋南詰のゴルドーニ広場から西に、
       サン・ルーカ広場、マニン広場を抜け、この広い
       カンポ・サンタンジェロ、いやヴェネツィア訛りでは
       カンポ・サンタンゼロ・Campo Sant'Anzelo
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       写真は広場の西から見た形で、

       今見えるのが広場の南側の井戸。
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       もう一つ広場の北側にありますが、今回は写しておらず。


       所で、ヴェネツィアの井戸に付いての詳しい事はまた、
       という事にさせて頂きますが、
       こういったちょっとした広場、内庭に必ず井戸がある、
       広い広場には2つある事もちょいちょいで、
       というのも、ヴェネツィアの井戸は天水利用の井戸

       広場の下には粘土や小石を敷きつめた層があり、
       広場に傾斜をつけて流れ込むようにし、
       それを汲み出す井戸、という仕組みになっているのですね。

       海の浅瀬に囲まれた民の生活の知恵で、
       本土から水道が通るまでは、この井戸が生活の基盤でした。



       サンタンジェロ広場の西端には、西向こうにある
       サント・ステーファノ教会の、かっての修道院の建物があり、
       このどっしりとした内庭の井戸
       サント・ステーファノ・元修道院・San Stefano ex Convento
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       この建物内には現在税務署などが入っていますが、
       井戸はもう一つの内庭にもある様子で、どちらも私的な持ち物と。

       建物の内庭にある井戸は私的な物、という事で、
       最初にご覧頂いたパラッツォ・ドゥカーレの井戸も、
       記録にはprivatoと。

     
       所で、世の中には大変奇特な方、奇特なサイトがありまして、はい、
       ここにご紹介できるのが嬉しい程の物を一つ。
       http://www.venise-serenissime.com/home/planinteractif/puits_venise/puits_venise1.htm
 
       フランス語のサイトなのですが、有難い事に住所もリストもイタリア語、
       790のヴェネツィアの井戸をどうぞ、 この内の29は本土に
       
       という訳で、興味ある地区をクリックすると、ずらっとリストが出まして、
       それをクリックすると、写真が見れるという訳です!

       または左上に見えるRetour Plan Généralをクリックすると、
       地図が出ますので、その地域をクリックすると、
       どこに井戸があるのか、一目瞭然という、
       誠に素晴らしく詳細な資料で、
       私も今回自分の写真が間違っていないかを、確かめました。

       私めのは、到底これ程の資料には及びませんが、
       ヴェネツィア散歩を兼ねて、楽しんで頂けるように致しますね。
 


       さて細長く広いサント・ステーファノ広場を抜けると、
       アッカデミア橋の手前に小さな広場がもう一つ、

       カンポ・サン・ヴィダール・Campo S.Vidal
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       アッカデミア橋を渡り
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       デッラ・サルーテ教会に向かいますが、

       これは細い運河越しに覗く向こう側の広場、いや内庭の井戸。
       コルテ・デル・サビオン・Corte del sabion
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       道の突き当たりの角にペギー・グッゲンハイム美術館があり、
       入り口前のこの美しい井戸。
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       なおも先に進むと、サン・グレゴーリオ教会前に。
       カンポ・サン・グレゴーリオ・Campo S.Gregorio
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       細い暗い教会脇をくぐり抜け、橋を渡った位置からの
       サン・グレゴーリオ教会後陣の美しい姿
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       既にここはサンタ・マリーア・デッラ・サルーテ教会前
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       で、教会前に細長く広がる広場の東、現在美術館前にあるのが、
       カンポ・デッラ・サルーテ・Campo della Salute
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       という所で引き返し、アッカデミアの前を通り西回りに駅に。

       サン・バルナバ教会前に出て、鐘楼と広場の井戸。
       カンポ・サン・バルナバ・Campo S.Barnaba
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       も一つ駅に行く途中の、広い広場サンタ・マルゲリータ、
       カンポ・サンタ・マルゲリータ・Campo S.Margherita
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       この広い広場には井戸が2つあり、
       上の写真は広場の南側の井戸で、

       
       こちらが広場の北側半分で、真ん中に見えるのが
       もう一つの方の井戸。
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       という様子で、改めて井戸を見ながらのお散歩を
       お楽しみ頂けたように願います!
       また別の地区も、順にご案内いたしますね。



     *****

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by italiashiho2 | 2013-03-10 22:38 | ・ヴェネツィア | Comments(10)
2013年 03月 05日

   ・・・ ドムス・デル・ミート ・ サンタンジェロ・イン・ヴァード ・・・

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       先回に引き続き、マルケ州の知られざる珠玉の町とでも言える
       サンタンジェロ・イン・ヴァード・Sant'Angelo in Vado.
       今日のご案内は、町外れの草原で発見された紀元後1世紀末の、
       ローマ期貴族の家の素晴らしい床モザイクです。
       そして最後にちょっぴり、
       町がこれで有名な、白タルトゥーフォの姿もね、ははは。
       では、ごゆっくりどうぞ!

       トップは、この遺跡発掘所に案内し説明してくれた
       インフォメーションの女性の笑顔を再度!
       

       先回の記事に町の小さな地図もありましたが、
       そうなのです、こんな風に町を南に出はずれた
       草原に、遺跡があるのですね。
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       東に見える教会はサン・フランチェスコ
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       発掘場所の上には、こんな風に屋根が設えられているものの、
       周囲はまだ単にナイロンで囲った、と言うだけでして・・、
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       この写真は友人のmkちゃんのものですが、

       今回見て頂くのは、中が写真禁止でしたので、案内所で貰った
       パンフレット、コムーネのサイト、そして他のサイトで探したものです。

       このモザイク遺跡があるのを知ったのも、本当に偶然というか、
       町を歩いていてたまたま出会った若いシニョーラが、
       今日は遺跡が見学の日で開いていますよ、
       インフォメーションで聞いてご覧なさい、と教えてくれたのですね。
       で、遺跡なる物が何か良く分からないままインフォメーションに行き、
       見学したい、と申し込んだという訳で、
       毎日ずっと開いてはいないのだけど、という運もありました。



       考古学上の発見として、最近50年の内で最大の物
       と言われるこのローマ貴族の屋敷跡のモザイクですが、
       
       この広大な草原はカンポ・デッラ・ピエーヴェ・Campo della Pieve
       教会広場とでも呼ばれるもので、
       この下に遺跡が見つかったのは偶然にも
       航空写真からなのだそう!
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       周囲に写っている家々の大きさから、
       この遺跡の大きさをご想像下さいね。

       写真が何年に撮られたものか書いてありませんが、
       この写真が元で1999年から調査が始まり、
       2000年から発掘が始まった、と。



       これはまだ覆いも屋根も無い時の上空からの写真で、
       各部屋に床モザイクがあるのが見えますね。
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       現在内部はこんな感じで、ぐるっと見学者用の歩道が出来、
       ガイド付きで見学が出来るようになっていますが、
       発掘の大変さ、損傷のひどい部分の修復等を考えると、
       ここまで整備されたのも、ついつい最近の事なのでしょう。
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       こちらが発掘された家全体の平面図
       下に見える赤い矢印の部分が見学用入り口ですが、
       実際にも玄関ロビーに当たる部分。
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       全体は1000平方にも及ぶ、1世紀末の広い貴族の屋敷で、
       中央に中庭と井戸があったと。
       そうですね、ポンペイ遺跡で見た家の形もこうでした。

       この一帯にはローマ期にTifernum Mataurense という町があり、
       ご覧の様にこの家の持ち主はかなりの地位、富の持ち主
       だったのが分かりますが、
       モザイクで描かれた内容が神話に基ずく物が多い事から、
       ドムス・デル・ミート・Domus del Mito・神話の家、と命名。

       
       草原の下に、こうして2000年の間眠っていた訳ですが、
       まったくよくも土地開発で破壊されなかったもの!

       サンタンジェロ・イン・ヴァードの町はローマ期の後
       川の氾濫により破壊されていたのを、
       その上にロンゴバルドの民が新しく町を造ったという
       歴史があると読みましたので、
       町外れに埋まったまま、手つかずの良い状態で残っていた訳なのでしょう。



       ではモザイクの細部を、
       最初の玄関ロビーからどうぞ。

       ネプチューンの凱旋
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       写真では図柄の端が切れていますが、下部にはイルカが泳ぎ、
       戦車に乗るネプチューンと迎える妻の、この華やかな勇壮さ!
       こういったモザイクの線の、体の表現の巧さにいつも驚嘆します。
       
       そして、その細部。 
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       玄関ロビーの奥、図でVANO16とある部分、
       中央に酒神バッカスと、
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       写真左、顔の部分
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       そして、4隅にある人物と植物柄
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       大きな部屋、約7m四方ある横臥食堂だったろうという部屋
       平面図では上側の4の部屋を、ほぼ全体が見える写真でまずどうぞ。
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       この部屋のモザイクは中心部が多色使いと2色使いで、
       周囲が2色で一面を覗いて幾何学模様の素晴らしいデザイン。

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       中心の四角の中はご覧の様に、多色モザイクで海の生物
       色使いが大変鮮やかで、装飾的にも優れていますね。



       中心を取り巻き円形、十字の変形とでもいうのか、
       人物、鳥、植物などが囲まれ、その周囲は幾何学模様ですが、
       多色と、白で浮き出させる柄の取り交ぜがとても素晴らしい!
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       そして1辺は、勢子と犬と鹿とイノシシの、狩りの図
       という、なんとも豪勢なモザイク柄。
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       別の角度からの様子をどうぞ。
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       所で今回コムーネのサイトを読んでいて、
       大変興味深い事を知りました。
       と言うのは、
       こういったモザイクを作るには勿論その道の職人がいる訳ですが、
       柄を、配置を、色を決めるにはどうするのか
       そういった事を疑問に思われた事がおありでしょうか?

       私はモザイクについては考えた事が無かったのですが、
       ギリシャの赤絵、黒絵の壺などに描かれている人物像、
       あれは大変にシャープで無駄な線も無く、
       そして下手な絵!というのを見た覚えが無いのですね。
       おまけにカーブしている壺に描いているのにです!

       一方古い陶器の絵付けはもう様々で、素晴らしく上手いのもいれば、
       下手なのもいる、ははは、なのですね。
       それで、きっとギリシャの壺絵は下絵作りのプロがいて、
       その型紙を使って描いていたのだろうと、想像していたのです。

       で、たまたまギリシャの壺を見た時にガイドさんがおられたので、
       型紙の事を質問しましたら、
       多分そうでしょうねぇ、どれもが上手すぎますものねぇ、との事で、
       やはりそう思われるか、と納得していたのですが、

       今回コムーネのサイトに書いてあったのは、
       当時この一帯に、こういった大規模で質の高いモザイクを注文する
       貴族がおり、それに対応するための腕の良いモザイク職人達が
       型紙を持って入りこんでいたのであろう、と。

       という事で一挙に疑問解決。
       そうですよね、注文主にすれば、良いのを作ります、と
       請け合ってくれても、どんなのが出来るのか不安でしょうし、
       もちろん好みもあるでしょうしね。

       絵描きでも昔は注文を受けるのに、あれこれ見せる下絵があったり、
       フレスコ画なら、穴をあけた型紙を持っていて、
       ピエロ・デッラ・フランチェスカなど、同じ人物の顔を
       右向き、左向きと使い分けている例があるそうで、ははは、賢い!

       モザイク、彫像、彫りの飾り、調度品、絵・・、
       何でも商品見本や型紙があって、仕事を受けていたのでしょう。
       金箔を貼ったり金を使う、又はラピスラズリなどの様な
       高価な画材を使う場合は、どれ位使うかも決めたそうですから、
       写真のない時代の、まだ芸術家という存在が無かった時代の
       そういった値段決めの駆け引きを想像すると、可笑しいですね。
       
       
       さて本題に戻りまして、こちらは9番の部屋。
       真ん中に髪が蛇になったメドゥーサの顔があり、
       周囲を様々な柄が取り囲みます。
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       写真右がそのメドゥーサの顔なのですが、
       なんとも大胆で、素晴らしい表現!
       蛇もちゃんと・・、きゃ。
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       こちらは周囲の装飾の一部
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       我々は大変幸運な事に、ちょうどガイド付きでグループが見学中
       でしたので、いわば紛れ込む形で見れたのですが、
       見学するには申し込む形です。
       +39.347.97.82.936 (Cristina) に電話するか、
       info@guidaurbino.com. にメールを。
      
       サンタンジェロ・イン・ヴァードのコムーネのサイト
       http://www.comunesantangeloinvado.it/index.php?id=8957

       ドムス・デル・ミートについては、こちらにも。
       http://www.domusdelmito.com/

       発掘の様子なども含めてのYoutube n.1~3は、こちら。
       http://www.youtube.com/watch?v=LsjsWUJ-edE
       http://www.youtube.com/watch?v=pDcAIyAvqGg
       http://www.youtube.com/watch?v=Yk9mmgP6T6w



       さて気分を変えまして、は~い、
       サンタンジェロ・イン・ヴァードの名物、白タルトゥーフォ
       まずは昨年のお祭りのポスターから。
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       毎年10月に開催の様ですね。



       という様な、こんな写真もサイトにありまして・・!
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       ここの白タルトーフォの特徴は、
       香りも味も刺激臭が少ない柔らかなものなのだそう。
       が、はぁ、まだ白いのは食べた事がありませんで・・。

       TVニュースで見たピエモンテの方の白タルトゥーフォの市、
       また今回見たこの町のヴィデオでも、出品者のいう事は同じ。
       つまり大きな、高いものはイタリアでは売れない、と。
       どこに行くか? 昨年のアルバのはマカオだったかな、
       あの辺りのお金持ちが買ったとか!
       ええ、こういうニュースは日本にお住まいのグルメの方が、
       ずっとお詳しい筈ですね、ははは。



       タリアテッレにかけた白いタルトゥーフォ! ム、ム、ム。
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       お祭り最中の夜の広場
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       タルトゥーフォをワン君と探す様子のヴィデオを探しました。
       どちらもこの町のではないと思いますが、
       最初のは短く画質も良く、
       以前1kもの大きなのを見つけた事があると言っています!!
       http://www.youtube.com/watch?v=8-1A1VqEdDE

       こちらは長く、はは、私もまだ全部見切れていませんが、
       秋の森の様子も美しいので、お暇な方どうぞ!
       http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=3xDCnpqOUlg&NR=1



       マルケ州の町のご案内の最後に、
       土地の旨いもの写真をどうぞ!
       
       マルケは東がアドリア海に接し、西はアッペニン山脈に。
       海と山の産物がある州、美味しいものがどっさりの筈で、
       ちょっぴり、涎を飲み込んで下さいね。
       肉類、チーズ、魚のスープ・・!!!
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       てな事で、こうして他の町も横目で睨みながら
       ここも良さそうですねぇ・・、
       アッペニンを越えトスカーナ入りをしたという訳でした。
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       マルケ州は、トスカーナやウンブリアに比べ
       観光売り出しもまだまだの様子で、余り有名ではありませんが、
       その分掘り出し物の町、村がたくさんある気がします。
       またのチャンスを狙いましょう!


     *****

       水彩ブログには、途中経過 メッザーノの家と、ピティリアーノの小路
       アップしております。
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho
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by italiashiho2 | 2013-03-05 23:32 | ・マルケ州 | Comments(6)
2013年 03月 01日

   ・・・ サンタンジェロ・イン・ヴァード ・ マルケ州の珠玉の町 ・・・

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       先日ご覧頂きましたマルケ州はウルビーノのパラッツォ・ドゥカーレ
       ですが、あの館と、ウルビーノの町の代名詞とでも言う
       フェデリーコ・ダ・モンテフェルトゥロ

       彼と向き合わせの素晴らしい肖像画によって、2番目の妻である
       バッティスタ・スフォルツァは有名なのですが、
       では彼の最初の妻は?と言うと・・。
       
       リンク致しましたcucciolaさんの記事をご覧頂いた方には、
       ジェンティーレ・ブランカレオーニ・Gentile Brancaleoni
       の名がご記憶にと。
       http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/3373411.html

       ウルビーノのパラッツォ・ドゥカーレのご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/17825804/

       で、今日ご案内するサンタンジェロ・イン・ヴァード・Sant'Angelo in Vado
       ウルビーノから西に26k程に位置する小さな町なのですが、
       ここがフェデリーコの最初の妻ジェンティーレの生まれた町なのですね。
       そしてこのブランカレオーニの宮廷にフェデリーコは預けられ、
       はい、彼は庶出でしたので、二人は一緒に育ったという経緯もあります。

       が、そんなこんなを知っていてこの町に寄った訳ではありませんで、
       たまたまウルビーノからアンギアーリの町に移動する途中、
       走りながら川向こうに見える町が大変良い雰囲気。 で友人と、
       良さそうよこの町、寄ろうか?! といった様子だったのです。

       良い町は魅惑的な香りを放つもの!
       まさに大掘り出しの町なのでして、
       2回に分けてご覧頂こうと、はい、その価値大です!

       上の写真は、駐車した広場の脇で見かけた銅像で、
       タルトゥーフォ採り達が、タルトゥーフォ探しと
       その歩きの、分かち難い仲間であるワンちゃんに捧げたもの。



       そうなのですね、この町は「白タルトゥーフォ」で有名な町で、
       こんな風に毎年「白タルトゥーフォのお祭り」も開催されるという・・。
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       これは2011年のポスターですが、
       お預けを喰らっている様なワンちゃんの顔・・! ははは。



       地図をどうぞ
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       ウルビーノからウルバーニア・Urbania、ここにはモンテフェルトゥロ家の
       後を継いだデッラ・ローヴェレ家の要塞居城があり、
       有名なミイラの残る教会もあり・・! 勿論、見てませんよぉ!!
       
       上の小さな枠内がサンタンジェロ・イン・ヴァードの町の様子で、
       町自体は小さいのですが、中世の古い趣が良く残り、
       そしてです、
       町の外にDOMUSと書かれた場所が見えますね。
       ここには最近50年の内で考古学の最大の発見、とされる
       ローマ期の紀元後1世紀の素晴らしい床モザイク、
       それも素晴らしい広さの家の、各室に残る床モザイク、
       があるのです。

       それも知らずに寄ったのですが、偶然に教えて貰えて
       発掘現場の中も見学出来た、という嬉しい番外編の町なのでした。



       我々は町の西側に駐車し、こんな風にガリバルディ通り
       抜けて東に。
       田舎町ながら結構な活気がある町でして、はい。
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       今回ご案内の為に読んでおりましたら、
       やはりタルトゥーフォのみならず、最近は工業生産も盛んで
       ローマ期モザイクの発見もあり観光業にも力が入り、という・・。
       



       町のドゥオーモのクーポラの上、
       町の名にちなんだアンジェロ、大天使ミケーレの姿
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       町の北側をメタウロ川・Metauroが流れますが、
       ここが西から来ての町の中程北にある広場で、
       突き当たりの左手に橋が。
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       上の広場の左手の様子。
       建物の壁に「ガリバルディが・・」という碑が見えましたっけ。
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       橋の中程から見る町の東側
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       町の名「・・イン・ヴァード」はこの川の渡河を指すという説と、
       昔は川の浅瀬の位置を渡河点とし、そこで渡河税を取って渡らせた、
       という記録が良く出ますが・・、もう一つ
       川の岸にホソバタイセイという青い染料の採れる植物の繁殖が
       あったからだとか・・。
       どちらの説も行けそうな感じですね。

      
       右奥にアーチが見えますが、
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       アーチの上に Ristorante Re -Tartufo という
       下手な字の看板がみえ、ははは、
 
       メニューがこちらに貼りだしてありましたので、ご参考に!
       シェフのお勧めは
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       アンティパスト クロスティーニ・ミスト カナッペの盛り合わせ
       プリモ   黒トリフのタリアテッレ と、
             ポルチーニとガレッティという茸を混ぜた
             太めの手作りパスタ
             (これはミンチを作る様に挽器を通した、ぶつ切り状パスタ
             と、ルイーザに教えて貰いました)
       セコンド  牛肉小切りにタルトゥーフォのソース
              ポテトのオーブン焼き付け合わせ
       デザート  ドルチェあれこれ  
        
       如何ですか?  ちょっとトライしたくなりません?!
       ですが、このお値段は2010年秋のというお断りを。



       町の通りを行きつつ、こんな逆光の中のワンちゃんを見つけ
       撮っていましたら、
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       そんな犬など撮らずに俺達を撮って!の声がかかり、
       はい、日伊親善に努めるshinkai。
       ・・ええと、私はです、・・美的なのが好みなのですがぁ・・、
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       先程のクーポラの見える教会の裏を通り過ぎ、
       これがドゥオーモとも知らずに写したのですが・・、
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       時計の文字と、上の大天使ミケーレの姿もなかなか良いでしょう?
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       かなり広いウンベルト1世広場にあった法皇像と、
       後ろは現在市役所になっているファニャーニ邸・Fagnani。
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       これはどなた?と言いますと18世紀249代のクレメンテ14世
       なぜここにあるのかと、ははは、像の下に彫られたラテン語は読めず・・、
       この法皇はこの地のファニャーニ家の縁続きの出身なのだそうで、
       イエズス会を潰した法皇として有名な方、なのだそう。



       壁に見えた日時計が面白くて写したのですが、
       9時半を指していますね、はい、間違いなくその時間帯だったと。
       下に見える碑は、この家で1839年8月2日に
       有名音楽家のアゴスティーノ・メルクーリが生まれた、と。
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       この名をご存知ですか?
       ナポリの音楽院で勉強し云々、と出ましたが、
       ・・まるで、皆目、全然、まったく・・。



       曲りくねる町の通りに、朝の陽が射しこみ
       おしゃべりに余念のない若い主婦、と見ましたがぁ・・。
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       山の中の田舎町にしては、
       3階建てのしっかりした家が続くでしょう?!



       ベランダの花鉢
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       細く自然なカーヴを描く道、古い町並み
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       そして、こんな一郭に
       新しい町を訪ね、歩きまわっていてこんな場所に出ると、
       shinkaiの内で「おぉ!!」と喜びの声が上がり・・、
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       美味しいのが分かっているのをじっくり味わうみたいに、
       ははは、眺めまわしながらそろそろと進み
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       ほらね、広場の中。
       広場の名はピオ2世広場、正面は13世紀建設のラジョーネ宮
       市役所が以前ここにあり、現在は観光事務所が入っている様子。
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       13世紀建設と言うと、そう、この建物は
       フェデリーコ・ダ・モンテフェルトゥロも見ている筈!

    
       で、最初に書きましたフェデリーコの最初の妻について。
       この町で生まれ育ったジェンティーレ・ブランカレオーニ
       フェデリーコも一緒にここで育った、という事ですが、

       中世に於いてサンタンジェロ・イン・ヴァードの町は、
       ラツィオからトスカーナ、マルケ、エミーリア・ロマーニャ
       に渡って広がるアペニン山中に存在した教皇領マッサ・トゥラバーリア
       Massa Trabariaの首都だったのだそうで、

       ジェンティーレの父親バルトロメーオ・Bartolomeo・ブランカレオーニは
       ここと西にあるメルカテッロ・Mercatello の行政官、領主だったと。

       8歳の時に父親が亡くなり、母親ジョヴァンナ・アリドージ
       Giovanna Alidosiがその跡を継ぎ、ただしウルビーノのフェデリーコの父
       グイダントーニオ・Guidantonio の後見の下で、
       と教皇からのお達しに因りますが、
       グイダントーニオの叔母が、ジェンティーレの父方の祖母、という
       血の繋がりもあり、
       
       後添えの継母が嫡子を生む、という難しい状況のウルビーノ宮廷から
       この地に幼いフェデリーコが預けられ、
       その時に手回し良く、将来の婚姻許可も得ていたと。

       実の母親同然に彼を育てたジョヴァンナですが、
       命の危険もある皮膚病にフェデリーコがかかった時も、
       その適切で親身な世話のお陰でいぼは残ったが命拾いをしたと!
       そしてフェデリーコが15歳の1437年に結婚しますが、
       ジェンティーレは父親の唯一の後継ぎとして、
       土地とその支配権を婚資に持参の、6歳年上の21歳

       騎馬戦が好きで無骨な性格のフェデリーコには、
       この年上の温和で忍耐強い妻が大変に援けになったようですが、
       残念ながら二人は子に恵まれず、
       夫の婚姻外の子を実子の様に育てつつも、
       新しい結婚を考え始めた夫により修道院に隠遁を強いられた、と
       いう説も出るほどに、彼女の晩年は引きこもりがちだった様で、
       41歳で肥満から来る症状の悪化で亡くなる・・。


       サンタンジェロ・イン・ヴァードの町紹介のヴィデオを見ていましたら、
       歴史家が町の経緯を語りながら、
       ウルビーノ公国を継いだフェデリーコの義弟オッダントーニオが
       もし1444年に家臣の反逆で殺害されなかったら、
       ひょっとしてフェデリーコのいたこの町がウルビーノになっていたかも!
       と熱意を込めて話しておりましたが、
       いやいやそれは幾らなんでも、おらが町の贔屓が過ぎましょうぞ!

       11歳の時には所謂人質の形で父親からヴェネツィアに預けられ、
       15ヶ月もこの地の開けた空気を吸い文化に触れ、
       その後にはマントヴァの宮廷で勉強したという彼の事。

       ウルビーノの山の中にあって、あの優雅なドゥカーレ宮の姿、
       あれはヴェネツィアで、マントヴァで得た影響の現れでしょう。

       ウルビーノ公国の領土と、ジェンティーレの持参した土地とでは
       比べ物になりませんし、フェデリーコの野望は大きく、
       その実現の為には明確で強固な意思があった筈。

       義弟の暗殺も、命は援けるからと下手人として家臣に自供させ、
       その2年後には彼らも処刑。
       彼自身庶子として生まれながら、自分の婚姻外の子には法皇の認めを
       得ながらも、バッティスタとの結婚で得る嫡子の幼子を後継者に、等など。
              
       単にルネッサンス文化の香る宮廷をあのウルビーノに開き、
       芸術家たちの大パトロンであり、傭兵隊長としては武勲を誇る、
       という様な表の姿だけでなく、
       私生活のあれこれを知ると、如何にもルネッサンス期の君子に相応しく、
       政治にも大変合理的な男だったのかも、という気がします。

       それにしても彼の2人の妻の人生についても考えさせられました。
       最初の妻は日陰でひっそりと生き、2番目の妻は26歳の若さでの死、
       信仰深かった彼女自身の希望で、普通の長衣のまま修道院の共同墓地に埋葬。
       愛された妻だったというのですが、最初の妻ともども、
       彼女達の心の中にはどんな想いがあったかと思います。

       
       ・・すみません、長くなりました。
       随分前からのんびりと読んではいたのですが、納得の為の時間も要り
       そのままになっていたのが、今回縁ある町のご案内でつい・・。
       お付き合い頂き、有難うございました!!

       
      

       建物のポルティコの下で何か作業中ですが・・、


       見に行きましたら、ドアの修復、というか、
       古いニスを落としている所で、右が親方、左が見習い中の若者
       剥げかけのニスを落とし、虫食いの穴を埋め、
       新しくニスをかけ古いドアを蘇らす、という訳ですね。
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       OKを貰って写したのですが、
       こういう仕事が続いているのを見ると、なぜか嬉しくなります。
       


       広場の東側に教会の入り口があり、
       お祭りかな、飾りを取り付けている最中で、中に入らずでしたが、
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       今回町の地図と首っ引きでどこをどう歩いたのか、
       写してきたのは何なのか調べていて、
       これが後を通り抜けたドゥオーモと分かりました、ははは。

       我々は教会訪問はしなかったのですが、幾つもの古い
       由緒ある教会も、収蔵品も立派なのがある様子で、
       はい、また次のチャンスには・・。
       


       町の西にあるアルバーニ門・Albani
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       こちらがまた趣のある建物でしょう?
       ここにインフォメーションがあり、コルソ・ガリバルディの西端近く、
       ここでローマ遺跡を見たい、と申し込みましたら、
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       この爽やかな女性が自転車を押し押し、町の外にある広い草原、
       「ドムス・デル・ミート」に連れて行ってくれ、
       あれこれ説明してくれたのでした。
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       遺跡モザイクのご案内は次回、という事にさせて頂きますが、
       一枚だけ内部の広さと様子の予告編をね
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       ね、素晴らしいでしょう?!
       神話からのモチーフが多く、多色と白黒との使い分けでしたが、
       内部は写真禁止で、これはサイトからです。

       という事で、次回のご案内をお楽しみに!!


     *****

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by italiashiho2 | 2013-03-01 00:11 | ・マルケ州 | Comments(8)