イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

italiashio.exblog.jp
ブログトップ

<   2014年 07月 ( 6 )   > この月の画像一覧


2014年 07月 29日

   ・・・ 標高1000m、 森林とアルプス植物園 その1 ・・・

d0097427_358660.jpg

       今月半ば、雨続きのお天気が漸くに晴れ間を見せた朝、
       写真仲間と一緒にカンシーリオの森と平野・Cansiglioに、
       アルプス一帯の植物を集めた植物公園
       Giardino Botanico Alpinoに行って来ました。



       まず地図をどうぞ
       コネリアーノからだと40kほどで、1時間弱の行程ですが、
       上りの傾斜がきつく、おまけにやたらカーヴが多い道。
d0097427_3582530.jpg

       自分一人で運転して行くには余り好みではありませんが、ははは、
       仲間5人で車2台に分乗なので、座っていればOK!
       我が家の前で拾ってもらい、喋っているうちに到着。

       車の免許を取ってすぐの頃、運転練習で出かけた事がありますが、
       その時のご案内はこちらに。
       http://italiashio.exblog.jp/4843871/



       こちらはサイトから、現在国有林であるカンシーリオの森一帯
       の地図で、植物園の位置が分りますね。
d0097427_3584457.jpg

       薄い緑色のPian del Cansiglioが広々とした平野で、
       植物園のある一帯の黄緑色は、林というか、
       一般人が散歩できる小道や、ピクニック場所もあります。

       ジョヴァンニの写真で、晩秋のカンシーリオ
       http://italiashio.exblog.jp/17158032/



       カンシーリオの平野に到着してすぐの南の端辺り。
       乗馬を楽しむ人々の姿も遠くに見え、
d0097427_3592136.jpg



       少し向こうの平野には、草を食む乳牛たちの姿
d0097427_3593826.jpg



       平野をぐるっと囲む森林
d0097427_3595646.jpg


       平野にはバール・トラットリア・アグリトゥリズムが何軒かのみで、
       森林警察のパトロールが回っているのも見かけます。



       バールで元気付けのカフェを1杯やり、
       少し奥に駐車し、植物公園まで歩きます。

       到着が9時半ごろでしたでしょうか、
       雨が続いていたのと、この一帯は大変に湿気の多い所だそうで、
       朝日が射し温度が上がり、ぼうぼうと靄が立ちこめます
d0097427_402198.jpg
   
    
       この写真、草原の緑色、靄のかかる林の濃い緑色、綺麗でしょう?!
       と、お褒めを強要する、ははは、自画自賛なのですが、
       実は今回初めて、RAWの設定で撮ったのです。
       重たい、後の整理が大変というので、RAWで撮らないとダメと
       ジョヴァンニにも勧められながらも踏み切れなかったのですが、
       5月に出かけたトスカーナの緑がやはり思うようには出ず、
       遂に思い切ったというわけです。

       で、結果は、はぁ、もう、大快感!!
       こんなに緑色の出方が違うとは!!
       藤色、紫色なども出しやすい感じ。

       ・・それにしてもやはり整理に時間がかかり、
       既に2週間近くたつのに、375枚撮った内の70枚ほどが
       まだ未整理です、ああ~!



       植物公園への道をそれ、ちょっぴり林の中に入り込みます。
d0097427_405212.jpg


       ジョヴァンニはこの一帯の常連で良く知っていますから、
       こちらは足元のぬかるみと、苔に滑らぬよう気をつけつつ、
       彼の後について行きます。


       ね、ちょっと神秘的でしょう?!
d0097427_411132.jpg



       足元はこんな感じに、すべてびっしりと苔で覆われ
d0097427_41299.jpg



       所々射しこむ光に、緑色が本当に美しく浮かび上がります
d0097427_414860.jpg

d0097427_422996.jpg

       が、一人では到底入り込む勇気はないですね、ははは。



       公園への道を辿っていくと、隣の牧草地を、
       もぉぅ~、むぉ~と大きな声で鳴きながら
       牛達が皆、前を行くシニョーレを追いかけて行きます!
d0097427_42492.jpg

       こちらの端にいた白黒も、何なんだぁ~、もぉう~、と
       文句を言いつつ、のように聞こえましたが、ははは、
       それでものそのそ追いかけて行くのですね。


       何があるんね?!と言いつつ、

       こちらも緩やかな傾斜道を辿り
d0097427_43621.jpg



       牛たちが集まっている角まで行き、意味が判明。
       つまり先頭を歩いていたシニョーレは飼い主兼牛たちの友人で
       何か貰えるかと後をつけていた、という事なんですと・・。
d0097427_432891.jpg

d0097427_434424.jpg

       それにしても、そばで見ると本当に彼らは大きい!!
       そしてね、どっちのお目めを見て話したらよいか、分らないよぉ!



       さてこちらが、植物公園に入った場所からの眺め
       敷地はそう広いとも思えませんがかなり奥深く、
       各植物の好みの地域を選んで、半ば自然発生的に、という感じ。
d0097427_44630.jpg

       奥の山に白く見えるのは、雪ですって。



       最初は一種写すと、横の標札も写していたのですが、
       到底追いつかずと悟り、ははは、じきにお花だけを好きな様に・・!

       蜂たちがせっせとお仕事中で
d0097427_443316.jpg

d0097427_445630.jpg



       可憐な花もあり
d0097427_451249.jpg

d0097427_453138.jpg



       横からだと、まさに動物的に見えるのも・・。
d0097427_455895.jpg

d0097427_461790.jpg



       入り込んで踏まぬよう、適当に仕分けられ
d0097427_463420.jpg



       散々に噛みとられ、影絵のよう!
d0097427_465317.jpg



       大~きな、殻が5cmほどもの大カタツムリ!
d0097427_471828.jpg

       ジャンナが歩いていて一つ踏み潰し、ははは、
       グシャッ!!と大きな音、
       ひとごろしぃ!と叫ぶshinkai。

     ◆ コメント欄、Otiumさんからのお知らせをどうぞ!
       どうやら由緒正しい美味しい種の様子です。



       既に赤くなった小粒の実もあり
d0097427_47511.jpg



       リンドウかな?  背が高く2mほどにも
d0097427_481712.jpg

      ◆ ミ~タさんがあれこれ調べて下さったそうで、
        これはキキョウに近い種ではないか、との事です。


       これは何処にでも咲いていますよね?
       ヒメジオンだったっけ?
d0097427_48347.jpg



       名前は知らないままですが、
       ウンブリアの奥、カステルッチョでも見た花
d0097427_48523.jpg



       野性の蘭の種かな?
d0097427_491437.jpg



       これは如何にも高山植物ですね
       後ろの岩場は半人工的に作ったもの。
d0097427_49375.jpg



       野生のイチゴもあり、つい一粒口に入れ、
       その後でフッとあたりを見回したりして・・、ははは。
d0097427_410528.jpg



       薄いピンク色も、紫色も発色がよく
       やはりRAWで撮るのが良いなぁ、と思います。
d0097427_4102532.jpg

d0097427_410438.jpg

d0097427_411464.jpg



       この可憐な黄色も、如何にも高山植物
d0097427_4113313.jpg



       最後は、奥に見えた山をアップで・・
d0097427_4115722.jpg


       植物園の花を実はもっともっと撮っておりまして、へへへ、
       お昼も仲間と一緒にアグリトゥリズモで食べ、
       午後また林の中を少し歩き、
       実は鹿の子にも出会ったのです!

       という様なことで、次回もう一度
       カンシーリオの森の続きを!

       お楽しみに、そして、どうぞよろしく!



     *****

       水彩ブログには、トスカーナの2点 途中経過を
       をアップしています。
       見てやって下さ~い!     
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho


     *****        
       

       いつも有難うございます!  
     
       励まし応援クリックも、よろしくお願いいたしま~~す!

          

         

          
          にほんブログ村 写真ブログ 海外風景写真へ

          
          
    




   

by italiashiho2 | 2014-07-29 04:13 | ・ヴェネト州 | Comments(26)
2014年 07月 24日

   ・・・ ヴェネツィアの夏 その2 ・ デッラ・サルーテ周辺 ・・・

d0097427_1452157.jpg

       夏のヴェネツィア、サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ教会
       周辺の様子をもう一度どうぞ!

       トップのワンちゃんは、朝すでに、駅近くのデッレ・グーリエ橋・
       Ponte delle Guglieの上、真ん中で休憩中! 如何にも
       「ヴェネツィアって暑いのねぇ!」という顔でしょう?! ははは。

       はぁい、皆さんも頑張って、夏のヴェネツィアをお楽しみ下さ~い!


       先々回に、朝の光の中の正面を見て頂いたデッラ・サルーテ教会を
       アッカデミア橋の上から
d0097427_145449.jpg

       右側に見える並びが、アッカデミア美術館から続いての
       ドガーナの先っちょまでの眺めで、
       右端から2塊辺りの白い2階建て、屋根の上に白い尖がりが2つ、
       あそこがペギー・グッゲンハイム現代美術館、
       その向こう修復の覆いのあるのがダリオ邸・Palazzo Dario.



       いつも横着して表側だけご覧頂いているので、へへ、
       今日は教会内もちょっぴりの写真ですが、どうぞ。

       サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ聖堂
       Basilica di Santa Maria della Salute・救いの聖母マリーア聖堂
       正式の名称で、
d0097427_1461470.jpg

d0097427_1471544.jpg

       1630年街を襲い、10分の一に当たる8万人もの住民(ヴェネツィア共和国
       全体では60万人)が亡くなったペスト終焉祈願の為の建設発願、
       つまり「救いの聖母マリーア教会」と名づける教会の建設、
       毎年の祭日を行う誓願により、1631年に建設を開始、56年後に完成の
       ヴェネツィアのバロッコ様式を代表する教会と。

       この聖堂の建築設計はコンクールの後、バルダッサーレ・ロンゲーナ・
       Baldassare Longhena(1596/97-1682)に託されたもので、
       当時若干34歳だった彼の案は、
       1630年の誓願の通り「救いの聖母に捧げる為の王冠を現す形
       8角形の中央本体の上に半球の丸屋根が載り、
       周囲を6つの礼拝堂が囲みます。

       渦巻状の特徴ある飾りがある扶壁、たくさんの聖人像が立ち、
       半球の上、明り取りの頂塔の上に聖母像。

       
       この聖堂のある場所には元やはり教会があった様ですが、
       改めて約10万本の杭が打ち込まれたといい、
       同年の11月末には、最初の感謝の参拝行が行われたと。

       この参拝の蝋燭は平日のもので
       毎年の11月21日の祭日には、長い蝋燭を捧げます。
d0097427_1473925.jpg


       デッラ・サルーテ教会の祭日と仮の参拝の橋は
       http://italiashio.exblog.jp/4288207/


       内陣と中央の聖母子像、聖母のイコン像
       聖母子の足元には逃げ惑うヴェネツィア市民の姿が見え、
       庇護する姿のマリーア様。
d0097427_1481355.jpg

       この彫像はヴェネツィアで活躍し、亡くなったフランダース出身の
       Joust de Court作で、
       下に見えるイコン像は、クレタ島からのものと。



       礼拝堂の一つにあるティツィアーノ作の「精霊のお下り」
d0097427_1483317.jpg
       
       う~ん、ティツィアーノ・Tizianoはこういう群像ではなく、
       やはり個人の肖像が断然素晴らしいですねぇ!
       ティツィアーノが在るというので、私などぐるぐる探し回り、
       漸くに名札を見て、これか・・、と。 失礼!



       上部、半球のドームと上の明り取りの小塔
d0097427_149122.jpg



       左側にチラッと見えるのがいつもの出入り口で、
       正面は主扉のある裏側なのですが、
       赤い布、扉の覆いが見えますね。
d0097427_1492162.jpg

       あの布を暗い聖堂内で写しましたら

       ・・こんな感じに!
       一層の神秘感というか・・、ちょっと色使いに驚きましたぁ。
d0097427_1493837.jpg



       これは同じ夏の日ではなく、9月になっての空の下
d0097427_1501153.jpg


       所で先々回に朝の写真を見て頂いた時に、
       夏に参拝の為の仮橋が架かる、ジューデッカ島にある
       レデントーレ教会・Redentoreも見て頂きましたが、
       
       このレデントーレ教会もペスト終焉祈願、御礼の為に
       建設された教会で、こちらはアンドレア・パッラーディオ設計の
       1577年に建設が始まり92年に完成のもの。

       1575年のペストの襲来では、2年間にヴェネツィア住民の3分の一、
       5万人が亡くなったといわれ、
       当時にあっては、ペストがいかに怖い疫病であったかが分ります。


       で、ヴェネツィアにはもう一つペストからの守護を願う
       聖人の教会、サン・ロッコ・San Roccoがあります。

       教会はサン・ポーロ地区のフラーリ教会のすぐ近く、
       ティントレットの絵で有名な「スクオーラ・グランディ・ディ・
       サン・ロッコ」のお隣に。

       通常サン・ロッコと呼ばれる聖人は14世紀の方で、
       巡礼者であり、奇跡を起こす人として、
       絵画の中で、腿に出来た腫瘍を指差す姿で現されますから、
       ご覧になっていると思います。
       
       という事で、15世紀建設のサン・ロッコ教会、
       16世紀のレデントーレ教会に続いての、
       3つめのペスト終焉誓願、感謝の聖堂が
       サンタ・マリーア・デッラ・サルーテと言う事になりますね。

       レデントーレのお祭り
       http://italiashio.exblog.jp/5493746/

       

       さて、アッカデミア美術館方面に向かって進みますが、
       
       この橋は手前の小広場にも向かって広がる扇形とでも・・。
d0097427_1503694.jpg

       橋を左(西)に進むと、突き当たり角にペギー・グッゲンハイム美術館。



       この小運河はここでぐるっと西に回り込み
       グッゲンハイムの前を通って行きますが、
d0097427_1505561.jpg



       この小広場のお店のワンちゃんかな
       この子がかまい手を待っておりまして、ははは。
       最初は普通の寝姿が、こんな風も出来るんよ、と・・!
d0097427_1511447.jpg

       この子の写真をどこかに載せた気がして探し回りましたが
       見つからず、 ・・馬鹿がぁ、自分のブログなのにねぇ!
       ひょっとして同じ姿を載せていたらご容赦を。
       でも、ちょっと修正はしましたけんね。



       先ほどの橋を西に渡り、これはグッゲンハイム美術館脇入り口
       の前角の、ライオン君
       かなり古い形と思うのですが・・。
d0097427_151379.jpg



       先ほどの小公園から回りこみ、グッゲンハイムの前を通る
       小運河と両脇の通り
       ちょっと入り込んだ場所の、なかなか良い感じでしょう?
d0097427_1515632.jpg

       右の通りにはグッゲンハイムのショップも出来、画廊もあったと・・。



       運河にかかる橋の影と映り込み
       そしてボートに映える水の煌き
d0097427_152121.jpg

d0097427_1523147.jpg



       この辺りの運河沿いを南にそれると、街の一般の人々の
       住居が並び、生活の匂いのする一廓がありますが、

       運河越しに、悠然とこちらを見つめる黒猫ちゃん
d0097427_1524995.jpg



       窓辺に翻る、かってのヴェネツィア共和国の旗
d0097427_153672.jpg



       道角にある建物。 一階部分は確かバールですが、
       角のバルコニー、ビザンティン風ヴェネツィアの窓
       色はロッソ・ヴェネツィアーノ・ヴェネツィアの赤
d0097427_153225.jpg



       サン・ヴィオ・San Vio広場から西に渡る橋の上で、
       ゴンドリエーレが二人、客引き中
d0097427_1535260.jpg



       さらに西に進み、アッカデミア美術館の横の通り
       リオ・テラ・A フォスカールニ・Rio terà A Foscarni.
d0097427_1541121.jpg

       このリオ・テラXXというのは所々に見かけますが、
       きっと元は真ん中を小運河・リオが通っていたのを
       埋立てて出来た広い通りを指すのだと。

       今しゃきっとした若者が小さな手押し車を押して行きますが、
       ホテルとかバールで働く若者の感じ・・。



       アッカデミア美術館の南側、こんな所にホテルがあったのに
       始めて気が付き・・。
       由緒ありげな建物でしょう?
d0097427_1543737.jpg



       近くで見つけたワンちゃん用の泉
       高さもちゃんと考えて作ってありましたが、こんなの始めて!
d0097427_1545658.jpg



       さて、アッカデミア橋を渡って頂きましょうか
       大運河にかかる4本の橋の内一番南にあり、唯一の木製の橋。
d0097427_1551762.jpg



       橋の北側から眺めた、渡る人々
       夏の熱気が伝わってきません?! ははは。
d0097427_15535100.jpg



       こちらは橋の北側の並び。 
       一番手前がカヴァッリ・フランケッティ邸・Palazzo Cavalli-Franchetti.
d0097427_1555423.jpg


       カヴァッリ・フランケッティ邸の内部は
       http://italiashio.exblog.jp/12672369/

       息子のフランケッティ男爵が情熱を注ぎ修復した
       カ・ドーロ その1と2
       http://italiashio.exblog.jp/13670932/
       http://italiashio.exblog.jp/13683956/



       さて、特急イタリア旅行の友人を送り、
       マルコ・ポーロ空港までヴァポレット・水上バスで
       左にサン・ジョルジョ・マッジョーレの鐘楼、
       右にサン・マルコの鐘楼とドゥカーレ宮。
d0097427_1561284.jpg
     
       今着陸態勢に入りつつある飛行機も見え・・。

       ヴェネツィアにようこそ! ・ 空からのヴェネツィア
       http://italiashio.exblog.jp/12137384/



       空港連絡のヴァポレットは、ムラーノ島を過ぎると
       確かどこにも寄らずにぶんぶん飛ばし・・、
       ラグーナ・干潟の中の直線航路
d0097427_1563077.jpg



       見送ってくれるカモメ君
d0097427_1564799.jpg



       さて、マルコ・ポーロ空港が見えてきて・・。
d0097427_157370.jpg

  
       暑い夏のヴェネツィア散歩、お疲れ様でしたぁ!
       次回はぐっと涼しい、標高1000mにお連れ致しますぞ。
       お楽しみに!

       Yちゃん、特急でも良いから、またお出でやぁ!!


     *****

       水彩ブログは、今回パスさせて頂きます。
       勿論、一生懸命描いておりますで~す! ははは。     
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho


     *****        
       

       いつも有難うございます!  
     
       励まし応援クリックも、よろしくお願いいたしま~~す!

          

         

          
          にほんブログ村 写真ブログ 海外風景写真へ

          にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

          
    


   

by italiashiho2 | 2014-07-24 02:00 | ・ヴェネツィア | Comments(11)
2014年 07月 19日

   ・・・ テアトロ・ラ・フェニーチェ ・ Gran Teatro La Fenice ・・・

d0097427_0261520.jpg

       今回のご案内は、ヴェネツィアのと言うよりも、
       イタリアの有名な劇場の一つ、 ラ・フェニーチェを。

       先回に続き「夏のヴェネツィア」に加えましたのは、
       2年前の夏に来伊した友人のお土産の一つに1冊の本、
       「ヴェネツィアが燃えた日」 ジョン・ベレント著 光文社
       があり、その内容に興味を持った友人が
       フェニーチェ劇場を見たい、との事で行ったのでした。

       この本で、大変興味深い現在のヴェネツィア貴族社会も分り、
       様々なゴシップも盛り込み、放火犯人の様子も描いており、
       関心ある方のご一読をお勧めします。

       本日のトップ写真ですが、
       1996年1月26日の夜、炎上中のフェニーチェ劇場の様子で、

       これは夜、既に寝ていたのを呼び起こされ
       唖然としてTV中継を見た、忘れられない記憶があります。

       すぐ傍を通る運河がたまたま浚渫の為に閉鎖されていて、
       消防船(ヴェネツィアでは船なのです)が近寄れず、
       結局全焼、という悲しい犯罪による消滅でした。

       再建工事の開始も経過も長引きましたが
       漸くにひとまずの落成、お披露目は7年後の
       2003年12月14日から1週間、そして2004年元旦の新年コンサート。
       ですがその後の整備もあり、オペラ上演再開は2004年11月、
       そして昨年再建後10年を迎えたフェニーチェ劇場

       中の見学もしたのですが、写真撮影は禁止でしたので
       内部の様子はサイトから拝借し、
       ゆるゆると劇場周辺も含めご案内いたしますので、
       ごゆっくりどうぞ!
       いつも通り、ブログ名の入っていない写真はサイトからの拝借です。


       フェニーチェ劇場はどこにあるか、地図をどうぞ
d0097427_0264157.jpg

d0097427_0444484.jpg

       サン・マルコ広場の南西側から西に、
       サリータ・サン・モイゼ・Salita San Moiseを行き、
       サン・モイゼ教会前の橋を渡りさらに西に。
       通りの名はカッレ・ラルガ・XXIIマルツォ・Calle Larga XXII Marzo
       と変わりますが、その中程を右(北)に折れ、
       カッレ・ヴェステ・Calle Vesteを辿り、
       橋を渡って進むと劇場前に。

       衛星地図で見ると、グレイの屋根が2つ見え、
       中に茶色の瓦屋根を挟む3棟である事、
       建物の南西角に接し、運河・Rioが囲む形なのにご留意を。

       はい、ヴェネツィアの街を逆Sの字に通り抜けるのは
       ご存知の通り、大運河・カナル・グランデですが、
       それ以外はすべて小運河・リオと呼ばれます。
       


       所で例により、ははは、即脱線ですが、
       衛星地図を眺めていて、フェニーチェ劇場の南西角から南に、
       サンタ・マリーア・デル・ジーリオ・S.Maria del Giglio
       教会前からの細長い広場の先、
       大運河に橋が架かっているのが見えますか?

       ここには平常橋は無く、ここに臨時の橋が架かるのは
       大運河に丸屋根の影を落としている、先回ご案内した
       サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ教会の祭日
       11月21日を挟んでの事なのですね。
       ですからこの衛星地図はその時期の物と!何年の?!



       という事で、ついでに、はは、こんな橋ですを
d0097427_0273518.jpg

       
       古いご案内ですが、こちらに
       http://italiashio.exblog.jp/4288207/



       脱線が続きますが、も一つついでに、この鐘楼をどうぞ
       写真を整理していて、この鐘楼はどこのかと思い、
       ・・見て即どこの鐘楼と分るのは、ほんの幾つかでして、はぁ、
       ですが簡単に判明し、サント・ステーファノ教会の鐘楼と。
d0097427_027564.jpg

       フェニーチェ劇場を訪れた時は、アッカデミア美術館を見学後、
       大運河の橋を渡り南西方面から行きましたので、
       アッカデミア橋を渡ってじきのサント・ステーファノ広場近くから
       見える鐘楼を撮った物と・・。

       で、なぜここにアップかと言いますと、
       鐘楼を調べていて興味深い事が分りましたので、
       付け刃の知識を皆さんにも! ははは。

       この鐘楼は、教会から少し離れて立っているのですが、
       高さは66m、ヴェネツィアの高い鐘楼の一つなのだそうで、
       おまけに、この写真では余り見えませんが斜塔!
       それも基礎からすると約2mも傾いていると!

       教会は13~14世紀の建設で、鐘楼も多分同時期の建設と
       思われますが、高さが約30mに達した時に基礎が傾いたものの
       そのまま工事が続いたと。 怖いなぁ!

       所で1902年に、サン・マルコの鐘楼が崩壊したのをきっかけに、
       ・・はい、鐘楼の管理人も無事、怪我人も出なかったのですが、
       管理人の猫ちゃん一人が犠牲になったと・・。
       この鐘楼もあわや取り壊しになりそうになったものの
       当時の司祭様が頑張り、技師たちの援助で補強され、
       現在は崩壊の危険は無いが、絶えずモニターされていると。

       という事もあり、この鐘楼は公開されておりませんが、
       やはり上った方が居られるのですよね。
       こちらで鐘楼からの眺めをご覧になれます
       http://alloggibarbaria.blogspot.it/2010/10/vista-dal-campanile-di-santo-stefano.html
       
       おまけに、もう一つ知った逸話。
       このサント・ステーファノ教会は何度も暴力沙汰、
       殺人事件の舞台ともなり、その為に幾世紀の変遷の中で
       なんと6回も聖別から外されたのだそう! これは凄い!

       怖がりの癖に好奇心いっぱいのshinkai、ははは、
       どんな騒乱が教会内で繰り広げられたのか、その内に調べるぜよ!

       夏のヴェネツィア、サント・ステーファノ広場が1枚!
       広場はいつも通るけど、教会内は見た事があるっけ?
       http://italiashio.exblog.jp/12672369/

       サン・マルコ広場の黄昏と鐘楼からの眺め
       http://italiashio.exblog.jp/10515875/



       さて、小運河に舫うゴンドラを見たり
d0097427_028199.jpg
  


       水面に映る建物を楽しんだり
d0097427_0283584.jpg



       古い建物の入り口扉を眺めたり
d0097427_0285256.jpg



       古い建物の朽ちかけた扉を見つけたりしつつ
d0097427_0291166.jpg



       ほら、フェニーチェ劇場の運河側入り口で~す!
d0097427_0294712.jpg

d0097427_030538.jpg



       まるで抽象絵画みたいな、水面への映りこみと
d0097427_0302287.jpg



       劇場への橋の裏側に、煌めく水の揺らめき
d0097427_0303820.jpg



       運河側の劇場出入り口
d0097427_0305789.jpg

       ヴェネツィアの街の立地条件からして、フェニーチェ劇場が
       1792年に建設された時から、運河側の出入り口があるのは
       当然の条件だった様子。

       ヴェネツィアにあった幾つもの劇場に付いては、
       リンクして頂いてますpescecrudoさんの
       「イタリア、とりわけヴェネツィア」のこちらに詳細が。
       http://pescecrudo.blog122.fc2.com/blog-category-23.html



       運河が周囲を巡っていますので、
       ゴンドラもあちこちからやって来ては通り過ぎ
d0097427_0311810.jpg

d0097427_0313780.jpg

d0097427_0315588.jpg



       我らは劇場の北側の小路を通り、
       ホテル・フェニーチェのレストランや、入り口を眺め
d0097427_0321266.jpg

d0097427_0322970.jpg



       壁に嵌めこまれた小さな碑やランプも楽しく
       省略ですが、ライオン君がかぷっと羊に噛み付いているのも・・!
d0097427_0325728.jpg



       この小運河はホテル・フェニーチェの北を通りますが、
       建物の下を潜る、暗い通り抜け道がなんとも面白く・・!
d0097427_0331850.jpg



       こちらは劇場前の左横のカフェかな、レストランだったっけ?
d0097427_0333455.jpg



       そして、フェニーチェ劇場の正面入り口
d0097427_0335246.jpg

d0097427_0341045.jpg



       ラ・フェニーチェ・不死鳥
d0097427_0342615.jpg

      
       「不死鳥」の名に恥じず、この大劇場は1792年5月の
       開設以来、1836年そして1996年と、
       2度にわたる火災での消滅から、再建復興を

       ジョアッキーノ・ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディなどの
       今も残る名作オペラが初上演された劇場でもあり、
       音響効果を重視しての木造の内装、装飾も漆喰と紙張り細工
       ですから、一層の安全を配慮し、最新技術を取り入れた
       効率良い舞台装置の運営も考慮し設計しつつ、

       再建の際のモットーとなった言葉
       com'era, dov'era ・ コメ・エーラ、ドヴェ・エーラ
       元の姿の通り、元あった場所に
       7年の歳月をかけ、復興がなったのでした。

       ルキーノ・ヴィスコンティの映画「夏の嵐」
       かってのオーストリア支配下におけるフェニーチェ劇場の姿が
       登場しますが、
       再建に辺り、場面の中に見える装飾同様に忠実に復元しつつ、
       オペラ公演のみならず、バレー、オーケストラ公演
       室内楽演奏、果ては講演会、舞踏会にも対応できる
       舞台装置と設備、そんな新しい設計配慮もされた様子で、

       火災消失前は840だった席も1000席に、
       以前は舞台装置の仕事場でもあった屋根裏というのか、
       そこも新しく一般公開され、巨大な桁組みなども見学できると・・。
       ・・見なかったぁ。



       正面入り口の横にあったポスター
       ガイドつきのツァーもあるようですが、我々は切符を買い
       自由に見学。 入り口入った右手に受付があったと。
d0097427_0345066.jpg



       さて内部構造ですが、衛星地図でご覧のように3棟に
       分かれていましたので、内部見学はしたものの、
       実際の所、中のどの部分にあの煌びやかな舞台と客席があるのか、
       これはフェニーチェ劇場のサイトから拝借ですが、
       番号に対応する説明が見つかりませんので・・。
d0097427_0351329.jpg

       ただフェニーチェ劇場の舞台部分は、
       真ん中に見えた赤い瓦屋根の下、と考えて良さそうですね。

       フェニーチェ劇場のサイト
       http://www.festfenice.it/index.html
       言語が選択でき、内部の仮想見学も。



       という事で、サイトから拝借の写真で、
       豪華絢爛、金きらきんの様子を!

       まずは劇場玄関ロビー・フォイェール・foyer.
d0097427_035343.jpg



       2階にある様子の、多目的催しに使用できる
       サーレ・アポッリネエ・Sale Apollinee.
d0097427_0355459.jpg



       さて舞台側からの桟敷ですが、
       こうしてみるとオーケストラ・ボックスが
       一段低くなっているのが良く分かりますね。
       見学した時は、この部分に椅子が積み上げてありまして・・!
d0097427_036296.jpg

       舞台に向かって正面真ん中に貴賓席



       こちらがその貴賓席を見上げた所
d0097427_0364891.jpg



       貴賓席内からボックス席の様子と、
d0097427_037553.jpg



       天井下の装飾の様子。 
       まさに豪華絢爛!!
d0097427_0372635.jpg



       平土間の席を取り外し、こんな舞踏会も!
       本物のお馬ちゃんも登場するカヴァルキーナ・Cavalchina
       と呼ばれる、
       カルネヴァール期間の最終土曜の夜に催される大舞踏会と!!
d0097427_0374817.jpg

d0097427_038111.jpg



       豪華絢爛、綺麗だねぇ!と見学した後は、
       まるで縁の無い世界のお話の如くで、ははは、
       いぇ、オペラのCDを聴くのは、TVで公演を見るのは好きですが、
       縁の無い2人は、フェニーチェ劇場を見渡すバールに腰を下ろし
d0097427_0383519.jpg



       よく冷えたプロセッコで乾杯~ぃ!
d0097427_0385531.jpg

       お疲れ様でしたぁ~!!



     *****

       水彩ブログには、5月のトスカーナ 雨あがり ・ 探りつつ、
       をアップしています。
       見てやって下さ~い!     
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho


     *****        
       

       いつも有難うございます!  
     
       励まし応援クリックも、よろしくお願いいたしま~~す!

          

         

          
          にほんブログ村 写真ブログ 海外風景写真へ

          にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

          
    


   

by italiashiho2 | 2014-07-19 00:47 | ・ヴェネツィア | Comments(12)
2014年 07月 14日

   ・・・ 夏のヴェネツィア その1 ・ デッラ・サルーテ周辺 ・・・

       日本は大型台風も去り、また酷暑になっている様子、
       被災地の方々にお見舞い申し上げます!

d0097427_1472891.jpg

       こちら北イタリアは、今年はなかなか真夏の訪れがなく、
       突然の雨、嵐、所によっては爆弾雨と呼ばれる集中豪雨の被害、
       6月の最初に1週間ほど暑い日が続いたのみで過ぎています。
       週半ばからまた暑さが、という予報ですが、

       やはりこの時期には夏本番の写真が見たいですよね?!
       という事で、2年前の8月半ばのヴェネツィア
       友人が特急旅行でやってきた時に1泊した夏のヴェネツィア、
       まだ朝の光のサンタ・マリーア・デッラ・サルーテ教会周辺
       ドガーナの先っちょ辺りの写真をご覧下さい。

       古いご案内ですが、夏のヴェネツィア、ヴェネツィアの窓
       http://italiashio.exblog.jp/5493635/


       本当に蒸暑い夏の夜を過ごしたホテルは、ははは、
       フォンダメンタ・デッラ・フォルナーチェ・Fond, della Fornace、
       デッラ・サルーテ教会から西に一つ橋を渡った次の運河沿いにあり、
       朝6時半頃にホテルからドガーナの先っちょまで
       カメラを手に散歩に出かけました。

       この時間帯だといくらヴェネツィアとはいえ、はい、
       まだ観光客の姿もなく静か

       トップの写真は、アッカデミア美術館から来ると見える
       細い小路の先のサンタ・マリーア・デッラ・サルーテ教会


       ホテルからすぐ近くの細長い広場
       リオ・テラ・サローニ・Rio Terà ai saloni.
       左側に残る古い建物が趣きあり、
d0097427_148354.jpg



       こんな様子
d0097427_1482593.jpg



       すぐ向こうのジューデッカ運河を、
       いま朝帰りの!大型クルーズ船がそ~っと通り抜けて行く所
d0097427_1484291.jpg



       ドガーナの先っちょまで来ると、太陽がこの位置
d0097427_149173.jpg

       今回の朝日の写真は、余りにも光線が強すぎ、
       建物や物が真っ暗に写り、空の色も赤すぎ・・!
       何が写っているのか見えないなら見て頂く意味がない、
       と考えるshinkaiは、ソフトで陰の中を明るくし、
       お陰でちょっと面白い色も出た事をご報告しておきますね。

       そうなんです、実際に空の色が真っ赤で、
       運河の向こうの建物が真っ黒だった筈が無いのですものね。



       このドガーナの位置からだと真正面になる
       サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
d0097427_1492735.jpg
       
       ね、建物の色がちょっと面白いと思われません?!

       サン・ジョルジョ島の中の様子
       http://italiashio.exblog.jp/5496972/



       こちらドガーナ・税関、三角形の建物の壁のライオン君
d0097427_1494635.jpg



       そして上にいる風見鶏の女神と支える男性像
       傍で見ると、ははは、とてつもなく重そうな顔をしている!
d0097427_150110.jpg



       斜め向こうに見えるサン・マルコ聖堂の丸屋根、鐘楼
       そして修復の為の覆いの無いドゥカーレ宮
d0097427_1502037.jpg



       鐘楼の先
d0097427_243272.jpg



       運河越しのドゥカーレ宮
d0097427_1513851.jpg



       こちらは左手ジューデッカ島の、レデントーレ教会・Redentore.
d0097427_1515893.jpg
       
       この教会は毎年7月の第3日曜、今年は20日が祭日で、
       参拝の為の橋が土曜の午後から架かり、7時から渡れるそうで、
       真夜中近くから大花火大会が行われます。

       レデントーレのお祭り
       http://italiashio.exblog.jp/5493746/


       ドガーナ・税関と呼んでいますが、現在は勿論呼び名だけで
       かっての共和国時代の名残ですが、
       太い杭を何本も合わせた大きな船用の杭がこんな感じに。
d0097427_1522110.jpg



       ちょうど素晴らしく見事な大きなヨットが寄って来ますが
       左背後に見える橋がちょうど、造船所博物館前ですね。
d0097427_1524028.jpg



       ね、素晴らしいでしょう?!
d0097427_1525739.jpg



       舳先には、ヴィデオ・カメラを手にした女性!
d0097427_153138.jpg


       ヴェネツィアの街を見下ろして
       http://italiashio.exblog.jp/15575131/

       そして船が行く
       http://italiashio.exblog.jp/13764751/



       一方漁船を模した大型船が、ドガーナの大運河側に舫い
d0097427_1534312.jpg



       大運河沿いに見るホテル群と、左端にイタリア像
d0097427_1542992.jpg

d0097427_154268.jpg



       さて、こちらのゴンドラの舟溜まりで、
       珍しく白サギがゆったりと。
d0097427_1545892.jpg



       ゴンドラの舳先の飾りが煌き
d0097427_1552463.jpg



       艫の飾りも
d0097427_1554648.jpg

d0097427_156465.jpg

       小タイヤには思わず笑いましたが、
       あそこは細いですから、衝撃で折れやすいのかも・・。



       サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ教会
       ここはもう何度も見て頂いているのですけど、
       朝日の中、観光客なし、となりますと・・。
d0097427_1562811.jpg

d0097427_1564647.jpg

d0097427_1571666.jpg

d0097427_1574159.jpg



       教会前広場の井戸もまだ陰の中
d0097427_158046.jpg



       広場西側のこの荘重な教会は、元ベネデット派修道院の
       サン・グレゴーリオ・San Gregorio.
d0097427_1581822.jpg



       隣はかっての修道院併設の建物と思われますが、
       朝日を浴びて特徴ある煙突が、一際鮮やか!
d0097427_1583453.jpg



       ところでこのデッラ・サルーテ教会は、
       かなり高い石積みの上の建設で、こんな階段が前にあり
       こうしてみると、ちょっとしたピラミッドみたいでしょう?!
d0097427_1585613.jpg



       階段を上がると、まだ時間が早く勿論閉まっていましたが、
       扉にこんな標札が、事務所みたいに書かれていて、ははは。
d0097427_1591441.jpg

       ・・ああ、ラーメン喰いたい!


       階段の上からだと、教会前広場の石の柄も良く見え
d0097427_1593710.jpg

d0097427_1595792.jpg



       ヴェネツィアにも、ジョギングする人がいるんだ!
       ちょっとした驚き、・・失礼!
d0097427_202429.jpg



       まだ船の動きが無い大運河
d0097427_205667.jpg

       左よりのあの美しいバルコニーを持つ建物が、
       「オテロ」のデスデモーナの館とされていたのでは・・?



       階段の上から、前のゴンドラ溜まり
d0097427_211317.jpg



       少し遠く、サン・マルコのスキアヴォーニ河岸
       見えている教会はA・ヴィヴァルディ所縁のピエタ教会。
d0097427_213181.jpg


       男性ソプラノ歌手による、ピエタ教会のコンサート
       http://italiashio.exblog.jp/13753313/

       ヴェネツィアの、お安く清潔、そして一等地のお宿を
       http://italiashio.exblog.jp/16140252/



       逆光の中の、風見鶏の女神
       う~ん、こういうのは余り近くから見るよりも、
       夜目、遠めの内かも、ははは。
d0097427_215686.jpg


       という様子で、次回もう1回ヴェネツィアのご案内、
       夏のヴェネツィアを、と思っておりますので、
       よろしくお願いいたします!


     ◆ おまけ ◆

       先日偶然TVで見て大笑いした猫ちゃんの痴話喧嘩
       余りにも可笑しく、ひょっとしてと探しましたら
       You tube で見つかりました。
       ただ猫語の翻訳がイタリア語で字幕になっておりますので、ははは、
       親切、暇なshinkaiが日本語訳を下に。
       お楽しみください!

       バローネ君とシルヴェストラちゃん
       https://www.youtube.com/watch?v=MPI5uVlC-as

       So che mi hai tradito    お前が裏切ったのは知っているんだ
       confessa!         白状しろ!
       dimmi chi è?       誰だ、相手は?
       voglio saperlo       知りたいんだ
       dimmelo!         言え!
       giuro che non ti graffio dai  お前を引っ掻いたりしないからさ
       lo conosco vero?      俺が知っている奴だろ?
       parla cazzo!        言え、馬鹿! 

       Tom           トム

       Tom chi? Il randagio?      トムって誰だ? あの野良猫か?
       quello che sta in fondo alla via?  あの、通りの奥にいる奴か?
       ah te la fai con gli stranieri?    はぁそうか、お前はよそ者とするんか?
       zoccala!             ドブネズミ!

       calmati            落ち着いて

       ecco perché rideva sotto i baffi    それでヒゲの下で笑っていたんだな
       se penso a quello che fatto per te   お前のためにしてやった事を思うと
       dopo tutto il pelo che ho ingoiato   体をなめて飲み込んだたくさんの毛
       dopo la collana di croccantini    (猫の)カリカリで作った首輪
       è finita!              俺達は終わりだ!

       Possiamo rimane mici       友達でいられるじゃないの

       scordatelo             忘れろ
       per me sei una gatta morta    俺にとってお前は死んだ猫と同じだ


     *****

       水彩ブログは、今回パスさせて頂きま~す!
       必死に描いておりますがぁ、猫語の翻訳にも手間取り・・、きゃはは。     
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho


     *****        
       

       いつも有難うございます!  
     
       励まし応援クリックも、よろしくお願いいたしま~~す!

          

         

          
          にほんブログ村 写真ブログ 海外風景写真へ

          にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

          
     

by italiashiho2 | 2014-07-14 02:06 | ・ヴェネツィア | Comments(22)
2014年 07月 09日

   ・・・ ヴィタレータの礼拝堂 と その周辺もろもろ (追記) ・・・

d0097427_2342416.jpg

       今日ご覧頂くのは、オルチャの谷のシンボル風景の一つ、
       ヴィタレータの聖母の礼拝堂・Capella della Madonna di Vitaleta.
       トスカーナやオルチャの谷の写真によく登場しますので、
       多分姿は既にご覧になっていると思います。

       所でこの礼拝堂は一体どこにあるか、ご存知ですか?!
       はぁい、タイトルを「その周辺もろもろ」としました様に、
       その辺りを今回しっかりご案内いたしますので、ははは、
       お気楽にお楽しみください!

       
       まず地図をどうぞ
       ピエンツァ・Pienzaとサン・クイリコ・ドルチャ・
       San Quirico d'Orciaを結ぶSP146号の中間辺りから、
       南に小道を入って行った所にあり、これには傍らの道が見えませんが、
d0097427_23425825.jpg



       衛星地図で見ると、こんな感じ
       県道SP146号から分岐する位置と、礼拝堂の位置、
d0097427_23432360.jpg



       もう少しアップすると、こんな感じで分りやすいですが、
d0097427_23434836.jpg
  
       ただし現在のグーグルのストリート・ヴューでは、
       道が分かれる所までしか見れず、そのまま右にそれて進みます。
       実際右に(東に)行く道のほうが幅広いのですが・・。

       分岐点から少し先、緑点を付けた所に鉄柵というか、門があり、
       5月に行った時は閉まっておりましたので、
       その少し手前に車を止め、柵の横をすり抜け、ははは、
       歩いて礼拝堂まで行きました。

       今日トップでご覧頂いた青空をバックの写真は、
       2008年に行った時ので、当時は小さな柵で開いており、
       車のまま礼拝堂脇まで行けたのでしたが、
       多分こうかな、の理由はまた後ほど。



       こちらはサイトで見つけた、上空からの様子
d0097427_23441781.jpg



       少し分りにくい、県道からの入り道をご説明しますね。

       というのも、先年行った時はもう何度もこの辺りを行ったり来たり、
       途中で見つけた農家にも訊ねに寄ったり!
       今回は行く前にストリート・ヴューでイメージ・トレーニングまで
       したにも拘らず、一度入り口を間違え、ははは、アホやぁ、

       という事で、お節介shinkai、
       分岐口と道の向こうの建物に印をつけましたが
d0097427_23444174.jpg



       こんな感じ。
       左に見える建物は納屋で、こちら側の分岐点は広いは広いのですが、
       ヴィタレータの礼拝堂への案内は何もなく、
       「鹿に注意」の三角札が向こうに見えます!
d0097427_2345689.jpg

       道のカーヴにガード・レールがあり、向こうに納屋、
       入り口は3角形で広め・・。 これで楽勝!・・でしょう?!



       さてこうして南への砂利道を進み、門が閉まっている手前で駐車、
       鉄柵の横をすり抜け、・・大分イタリア式に馴れましたので、ははは、
       少し行った所から見えた礼拝堂
d0097427_23452724.jpg



       逆光で色が良く出ず、おまけにこの道が結構長く・・!
       ですがまぁ徐々に近寄り、
d0097427_23454429.jpg



       漸くに!
d0097427_2346393.jpg
       
       午後も半ばの時間で、すぐ近くの草むらに若いカップルが一組、
       腹ばいになって大きな声でおしゃべり!
       ボンジョルノ!と挨拶しあい、その内にまた別のカップルが
       私が来たのとは別の、下からの道を上がってきて・・。
       そう、こんな離れた場所でも、結構の賑わい・・、ははは。



       正面、そして上部に見える紋
d0097427_23462015.jpg

d0097427_23463614.jpg

       この愛らしい小礼拝堂が記録に登場するのは1590年。
       ですが、現在ここに見られるのは19世紀に内も外も
       元の形を大切に修改築されたものだそうで、
       ユネスコの世界遺産の保護下にあり、

       上部に見える獅子の紋章も貴族のもの、というだけで
       他の記述は見つかりませんで。



       内部には、このアンドレア・デッラ・ロッビア・Andrea della Robbia
       の作である聖母像、1553年にフィレンツェの工房で購入されたと言われる、
       があったのだそうですが、
d0097427_2347565.jpg

       1870年よりこの礼拝堂から、サン・クイリコ・ドルチャの
       ヴィタレータの聖母教会・Chiesa della Madonna di Vitaleta
       移され安置されているそう。

       サン・クイリコのどこにある教会かと思いましたら、
       この春泊まった宿のすぐ前、サン・フランチェスコ教会と思っていた
       教会の事で、かってはサン・フランチェスコ修道院だったと・・!
       あれま! 

     ◆ 追記します ◆

       コメントくださった小父さんの「像はどの位の大きさか」から、
       調べたのですが、寸法は分らないものの、上記した
       サン・クイリコ・ドルチャの教会の主祭壇の写真が見つかりました。
       想像していた通り、かなり背の高い大きな像で、
       写真の様子から考えても、1mはあるのではないかと・・。
       こちらからどうぞ。
       http://www.sienafree.it/san-quirico-dorcia/13811-settembre-sanquirichese-tra-storia-arte-tradizioni-sacre-e-profane



       まったくもって、愛の囁きどころか大声でお喋りのカップルで、
       こちらも遠慮せずあちこち歩き回り、ははは、
d0097427_23472726.jpg



       隣に見える農家、というか、
d0097427_23474444.jpg

       先年来た時は住んで居られる様子で、農機具も傍らにあったのが、
       今回は無人で、しっかりと修復が済み、
       どうやらアグリトゥリズモに変身準備中のように思えたのですが・・。
       で分岐する道の柵も大きな門に変わり、閉まっていたのではないかと・・。



       礼拝堂前から西を眺め
d0097427_2348687.jpg

       正面の丘の向こう先にサン・クイリコ・ドルチャの町があり、
       今見える糸杉の細い道を辿ると、かなり町の近くに出ます。

       糸杉のカーヴの手前に丸い松が見え、その手前道の傾斜に隠れ
       白い建物の三角形が分りますか?
       あそこも今回地図で知ったのですが、アグリトゥリズモ。
       向こうの道側からは門を入って来れますが、
       宿からこの礼拝堂までは一応の道がある、という様子ですから、
       この辺りも徐々に開けていくのかも・・。



       少しボケですが、南の眺めはカスティリオーネ・ドルチャ
       Castiglione d'Orciaの町と要塞
d0097427_23484060.jpg


       カスティリオーネ・ドルチャのご案内
       http://italiashio.exblog.jp/9920007/

       トスカーナの麦秋風景
       http://italiashio.exblog.jp/8396653/



       さて、引き返します
d0097427_2349735.jpg



       地図に見えた池もあり、なだらかな平野が遠くまで・・
d0097427_23492023.jpg



       名残惜しく、未練たらしく、もう一枚!
d0097427_23493671.jpg



       また鉄門の脇をすり抜け、車まで。

       この標札「ヴィタレータの礼拝堂」あっちは、
       地図で見えた、途中の右への道との分岐点にあり、
       県道から入ってくると見えない仕掛け!! 何、これ?!
       そうなんですよね、なので先年も探し回ったのでした。
d0097427_23502628.jpg




       県道までゆっくり戻りながら、時々車を止めては・・
d0097427_23504010.jpg

d0097427_23505990.jpg

d0097427_23511773.jpg

d0097427_2351353.jpg



       ピエンツァもこの角度で見え
d0097427_23524293.jpg



       県道146号を西に、サン・クイリコ・ドルチャに向かいますが、
       この道からは谷越しに礼拝堂が見える、撮れる場所が
       2~3ヶ所あり、時に観光バスも止まり、

       少し夕暮れ近い陽の光の中で
d0097427_2353078.jpg



       そしてこれは翌朝、逆光の中
d0097427_23531566.jpg

d0097427_23533699.jpg



       雲が動き、平野に影を作り・・。
d0097427_23535221.jpg



       2008年に行った時は7月の初旬だったのですが、
       麦秋の枯れ色で、ずいぶん印象が違うでしょう?!
d0097427_23541068.jpg



       その時の青空の写真をどうぞ!
       横からの眺めで、2つ窓を通し青空が見えたのも面白く、
d0097427_23544580.jpg

d0097427_2355631.jpg



       大きなアザミが咲いていましたっけ
d0097427_235530100.jpg



       サイトで見つけた冬の写真をどうぞ!
d0097427_23555157.jpg

d0097427_23561174.jpg

       う~~ん、こういうのは目の毒だなぁ!

       ところで、
       気が付かれましたか? 鐘楼の鐘がふたつあるのに?!
       私の今年のでは正面から見て左側のみ!
       で、6年前はどうだった?と探しましたら、確かに2つ!!
       う~ん、修復で外しているのなら良いのですがぁ・・!!!



       最後は、県道に戻った所から、道の北側の眺めをどうぞ
d0097427_23572379.jpg

d0097427_23574732.jpg

d0097427_2358937.jpg
      

       緑の、こんなに幅のある違う緑色と、光と影、波打つ広い大地!
       本当に美しく、惚れ惚れと見飽きませんねぇ!!



     *****

       水彩ブログには、5月のトスカーナ 雨の後 ・ 描き始め
       をアップしています。
       見てやって下さ~い!     
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho


     *****        
       

       いつも有難うございます!  
     
       励まし応援クリックも、よろしくお願いいたしま~~す!

          

         

          
          にほんブログ村 写真ブログ 海外風景写真へ

          にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

          
     






      

by italiashiho2 | 2014-07-09 00:04 | ・トスカーナ州 | Comments(21)
2014年 07月 04日

   ・・・ ロマネスクの古寺ふたつ ・ ピエンツァ周辺 ・・・

d0097427_028319.jpg

       今日のご案内は、やはりトスカーナのピエンツァ近くにある、
       ロマネスク様式の小さな素朴な教会ふたつをどうぞ。

       後の時代と違い、この時代の教会は大変素朴で簡素
       装飾なども稚拙な味わいがあり、私めの好みなのですが、
       今日のご案内も全然抹香くさくありませんので、ははは、
       かっての博物館的感覚でご覧下さいね

       曇り空の日で、写真の色も暗く写り残念ですが、
       だんだん良くなる法華の太鼓で、ははは、ちょっとのご辛抱を!

       まずはピエンツァから北のカステルムーツィオの町郊外
       畑の中の道を進んだ所にあるサント・ステーファノ教会
       Pieve di Santo Stefano a Cennanoから。

       ピエーヴェ・Pieveと呼ばれるのは、中世において田舎に
       造られた、洗礼堂を持つ教会を指すのだそうで、
       当時はその周辺の宗教文化の中心となっていたのだそう。

       上の写真は正面の様子で、ロマネスク様式の教会とはいえ、
       この少し飛び出した扉、入り口部分はゴシック様式とあり、
       私程度の知識では、読んで、はぁ、左様で・・、と
       いう程度なのですが、ははは、
       建設完成が1285年、ですが後の時代に何度もの
       修復改築を経ている様子。



       左奥に見える鐘楼は、こんな様子。
d0097427_0285473.jpg

       横から紐状のものが下がっているのが見えますが、
       屋根の上で纏まっていますから、電動で鳴る仕掛けですね。



       この教会はどこにあるか、地図をどうぞ
       教会は左上に、右下の緑線で囲ったのがカステルムーツィオの町。
d0097427_0312913.jpg

       最初にサイトでこの教会の素朴な後陣の写真を見つけ、
       見に行こう!と思ったのですが、実は探し回ったのです。
       名前の後に付く a Cennano・ア・チェンナーノ、
       普通にはこれは土地の名になるのですが、地図検索でも見つからず、
       ・・かってはこんな村の名だったのでしょうね、
       で教会の場所としては、カステルムーツィオ・Castelmuzioとか
       タルクワンダ・Tarquandaとか好き勝手に書いてあり・・!

       でshinkaiはどうしたか、
       衛星地図でこの周辺を拡大、しらみつぶしに眺めまわし、
       遂に県道から入り込むのがピエーヴェ通りであるのを見つけ、
       そこからストリート・ヴューで確認したと言う次第!

       先日来、イタリア版のグーグル地図も変わりまして、
       現在は衛星地図と下の欄の写真がすっと繋がるようになり、
       何ヶ月かの違いにより、うう、ずいぶん楽になりました。

       それにしても、やっと見付たぞぉ!と嬉しく、
       ロマネスク専門のクリスさんにコメントしましたら、
       ああ、あの町手前の小道を入っていく奴でしょう?とあっさり!
       クリスさんは苦労せずに見つけられたようで・・、さすがぁ。

       地図のSP71が、モンティージ・カステルムーツィオ・
       ピエンツァを結ぶ県道です。

       モンティージのご案内
       http://italiashio.exblog.jp/20807778/
       
       カステルムーツィオは
       http://italiashio.exblog.jp/20775263/



       正面上部、ステンド・グラスの入った窓
       うっすらと絵柄が見えますが、この教会の名の聖ステーファノ像と。
d0097427_0315139.jpg

       このステンド・グラスも後世の修復によるものでしょうが、
       内部に入り、余りの暗さにまるで後ろ上部を振り返るゆとりもなく、
       写真も撮っておらず、ですが、サイトでも見つかりませんから、
       ははは、どなたも同じような感じだったと見えます!



       入り口、扉上の半月部分
d0097427_032933.jpg

d0097427_0323330.jpg
       
       周囲の壁の古さ、苔むした感じに比べ、
       真ん中に嵌めこまれた文字盤と右側の顔の辺り以外は
       新しいので、後に修復されたものと思われます。



       教会正面から右奥に広場が繋がり、こんな建物
       かっては教会関係だったのでしょうが、今はオリーヴ・オイルの
       製造販売所で、手前の庭でシニョーラが花の苗を植えていて、
       横から内に入れますからね、と。
d0097427_0325520.jpg



       で、横からの眺め
d0097427_033143.jpg



       横の扉、入り口と
d0097427_0333368.jpg



       上部右上の窓
       こちらの窓は、左側のよりも少し小さいのですが、
       古いままの様子で、如何にもの中世風人物像と鷲
d0097427_0335269.jpg

d0097427_0341382.jpg



       さて内部に
       3廊式になっていて、これは左側から、内陣~後陣部分で、
       ご覧の通り13世紀建設のオリジナル部分は少しだけ残っていて、
       真ん中に見える祭壇は18世紀に修復されたバロック式と。
d0097427_0343329.jpg



       これは身廊部分にあった聖水盤と思うのですが、
       こうしてみると、これも後の時代に嵌めこまれた物と見えます。
       本当に暗い中で何度もトライしたのですが、手振れご容赦!
d0097427_0345464.jpg



       この柱の裏側には、こんな彫りこみも見え
d0097427_0351277.jpg



       柱頭部分に残る装飾
d0097427_0353011.jpg



       こうして見ると、内陣部分のアーチなどは修復されているのが
       良く分かりますし、手前の一般庶民席というのか、はは、
       こちら側は、単純に列柱のみで屋根が支えられています
d0097427_0354844.jpg



       床の様子
       大きさ、素材様々な石の床で、これはきっとあちこちから
       持ち寄り、リサイクルされた床石なのでしょう。
d0097427_036551.jpg



       今左に見える小さなアーチ、隣の建物との境を潜り、
       後陣後ろに回ります
       この辺りが13世紀のオリジナル部分の様子。
d0097427_0362221.jpg



       全体の姿、曇り空で残念ですが、
       なんとも質朴で美しく、良いですねぇ!
d0097427_0364687.jpg



       帆形鐘楼部分、屋根との繋がり部分から見て、
       後に増設された物と納得。
d0097427_037558.jpg

       この写真ではちょっと無理ですが、元のを見ると、
       一番上の三角部分の真ん中に小さな盤がはめ込まれ、
       156X と年号が彫られておりました。



       もう一度古い石組みを眺め
d0097427_0374649.jpg



       周囲のオリーヴの木と赤いポピー、花咲く草原を愛で
       この古い小さな教会を後に。
d0097427_038771.jpg

       う~ん、後陣の姿は良かったですが、
       内部はイマイチ味わいに欠けるかな、というイメージでした。

       そうそう、この教会では毎日曜日にミサが行われ、
       夏にはクラヴィチェンバロのコンサートが開かれるとの事。




       さて2つ目にご案内の教会は、ピエンツァの町のすぐ外、
       緑の線が古い町の位置で、歩いても1k程の距離にある
       ピエーヴェ・ディ・コルシニャーノ・Pieve di Corsignano.
d0097427_0383093.jpg

       コルシニャーノというのは、現在のピエンツァの古名
       15世紀にこの村出身の教皇ピオ2世が、理想の町造りに励み、
       町の名もピエンツァに改めた、と町のご案内の際に。
       http://italiashio.exblog.jp/20740905/



       緩やかな下り坂を行くとちょっとした広場に出て、
       脇にこんな泉があり、
       手前側では、かっては女性達がお洗濯をしたのでしょうね。
d0097427_0384894.jpg



       訪問した5月初旬には既に手前の木々の葉が茂り、
       全体の姿が見えませんで、これはサイトから拝借
d0097427_039849.jpg

       大きな円筒形の鐘楼があり、これは教会よりも古く、
       以前にあった建築物の上に造られた物だろうと・・。



       円筒鐘楼に見える鐘
d0097427_0392683.jpg



       そして入り口部分
       扉上にある興味深い浮き彫りは、2つの尾を持つ人魚が中央に、
       その左には誘惑に身を任す男性像で、右は動物の首を掴む男が、
       もう一方の手で女性の腕を捕らえ、つまりキリスト教徒のよき姿とか・・!
d0097427_0395823.jpg

d0097427_040239.jpg

       かなり異教徒的な趣のある正面浮き彫りで
       この2尾のある人魚像は古い教会に見られ、確かトスカーナ南部の
       古い町ソヴァーナ・Sovanaの教会にも。



       脇の柱には、上に雄山羊の頭があり、下に笑いかける顔
       そしてみっちりと彫りこみのある脇の柱。
d0097427_0404280.jpg

d0097427_04167.jpg

       蛇足ながら、雄山羊の顔というのは、テンプル騎士団のシンボルに
       よく使われているのだそうで、
       ・・こういう様々な謎解きは、まさに古い教会に付き物ですね。

       実際この教会の現在残るロマネスク様式からみると、
       12世紀建設だそうですが、それ以前7世紀に既に記録にあり
       教会の古くからの名はサンティ・ヴィート・エ・モデスト・
       Santi Vito e Modestoですが、現在は一般にコルシニャーノの教会・
       ピエーヴェ・ディ・コルシニャーノと。
   
       ソヴァーナの教会のご案内は
       http://italiashio.exblog.jp/17756379/ 



       入り口の扉上には、女性像が円柱代わりの窓
       ギリシャ神殿の女性柱のイメージもありますが、
       まさに埴輪を彷彿させる、と思うのは私だけ?!
d0097427_0421221.jpg



       入り口からの眺めで、この教会も3廊式で、
       それぞれの奥に祭壇が置かれます。
d0097427_0423297.jpg

d0097427_0425480.jpg
       
       ここも大変暗く、余りよく撮れませんでしたが、
       木造のキリスト像もなかなか良い雰囲気で、
       石の色のせいもあるのか、素朴でもどこか暖かいイメージ。



       内陣辺りはやはり修復があった様子で、
       角柱が継がれた跡が見え、
d0097427_0431623.jpg



       こちらは右側の祭壇部分で、ここにも素朴な
       ロンゴバルド様式の模様が掘り込まれています。
d0097427_0433639.jpg



       こちらは左側祭壇
d0097427_0435620.jpg



       説明に、角柱に蛇が2匹彫られている、とあるのを読み、
       気が付かなかったなぁ、と思っていたのですが、
       この写真の一番右の角柱の柱頭部分に、かすかに・・。
       分りますか?
d0097427_0441956.jpg

       半ば伝説的に、王の蛇とも呼ばれるのだそうで、
       トスカーナのアペニン山脈一帯に残る伝説の蛇、
       ずんぐりの大蛇で光る鱗、背中に小さな翼を持ち、
       秘密の宝を護り、1世紀に一度現れては
       出会った不幸な人々を食べてしまう、と。

       そんな蛇の姿が教会の柱頭に今も残る、というのも、
       大変珍しい例なのだそう!



       そしてこの右廊の壁沿い、出入り口に近い方に
       四角い石が見えますね。
d0097427_0445690.jpg



       これです。
       これは洗礼盤で、上にある表示には、
d0097427_0451845.jpg



       ラテン語で、教皇ピオ2世とその甥がここで洗礼を
       受けたと。
d0097427_0453988.jpg

       ピオ2世はもう既にご存知の方で、1405年にここで洗礼を、
       その甥というのは、ピオ2世の妹の子で1439年に誕生、
       ピオ3世として1503年に、アレッサンドロ6世ボルジャの後に
       教皇になられた方なのだそう。

       ピオ2世の引き立てもあったとはいえ、優秀な人物だったそうですが、
       が、なんと教皇選出27日にして死亡
       脚の潰瘍が元とも、毒を盛られたともで、
       継ぎを襲ったのは、ピオ3世選出を援けたジュリオ2世。
       そうです、ミケランジェロにシスティーナ礼拝堂の天井画を、
       ラファエッロも招き、ローマのルネッサンス化を進めると共に
       外国勢の進入とも戦った政治家軍事的教皇ですが、
       う~ん、こういう教皇就任経過は色々匂いますですねぇ、はは。

       それはともかく、洗礼盤上に記された、甥もここで、というのには、
       重箱の隅を突きたいshinkaiとしては、ちょっと疑問。
       というのも、後のピオ3世は、ここコルシニャーノから30k以上も
       離れたサルテアーノ・Sarteanoで生まれたというので、
       わざわざ洗礼の為にここ迄連れて来たのかなぁ、
       まぁ、両親に見せるついでに、という事もありかな、とか・・ね。



       こちらは円筒形鐘楼の中を覗き、
d0097427_0463275.jpg



       入り口扉から見える、外のマロニエの大樹は花盛り!
d0097427_0465330.jpg

d0097427_0471466.jpg



       教会横手は奥に建物が見え、オリーヴの木もありますが、
       近寄れないようになっており、
d0097427_047374.jpg



       これは教会前の細い道に出ていたハイキング用の道しるべ
       サン・クイリコ・ドルチャにはこっち、
       温泉で有名なバーニョ・ヴィニョーニには、9k2時間半。
d0097427_048052.jpg


       バーニョ・ヴィニョーニのご案内は、
       http://italiashio.exblog.jp/9727830/

       サン・クイリコ・ドルチャ
       http://italiashio.exblog.jp/9573061/



       バーニョ・ヴィニョーニに行く、下るには
       このオリーヴの大樹の前の細い道を辿り、
d0097427_0482598.jpg



       ほら、ずっと先にはこんな農家も見えま~す。
       頑張って歩いて下さいねぇ!!
d0097427_0484888.jpg




     *****

       水彩ブログには、ピエンツァ 5月の朝 ・ 思いの外に早く進み
       をアップしています。
       見てやって下さ~い!     
       http://blog.goo.ne.jp/suisaishiho


     *****        
       

       いつも有難うございます!  
     
       励まし応援クリックも、よろしくお願いいたしま~~す!

          

         

          
          にほんブログ村 写真ブログ 海外風景写真へ

          にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

          
     


      
       
            

by italiashiho2 | 2014-07-04 00:51 | ・トスカーナ州 | Comments(19)