イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

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2015年 01月 31日

   ・・・ ルイーザのお正月休暇 ・ フランスの雪の村 ・・・

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       あっという間に1月の末になりましたが、今日ご覧頂くのは、
       年末年始をフランスの雪の村で過ごしてきた
       ルイーザ・Luisaから届いた写真。

       クリスマスを過ごした後、孫ヴィットリオの顔を見に、
       夫のレナート・Renatoと出かけたのですね。

       とはいえ、ヴィットリオの顔写真をブログに出すのはママ、
       ルイーザの娘クリスティーナが喜ばないと言うので、
       ヴィットリオ・Vittorioはホンの豆粒ほどを、ははは。
       その代わり、青空の下の素晴らしい雪景色をお楽しみ下さいね!

       上の写真は、イタリア・フランス国境辺り
       まだ路面に雪のない状態ですが、



       フレジュース・Frejusのトンネルを越えた辺りから
       こういう感じになり、
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       行程図をどうぞ
       昨日グーグル・マップから引いた時、思わず笑ったのですが、
       ははは、何この連続工事中は?!
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       彼らが住んでいるサン・ヴェンデミアーノの町から、
       ブルグ・サン・モーリス・Bourg Saint Mauriceまで6時間41分
       7時間かかると聞いていますが、レナートは飛ばし屋ですから、
       はは、間の食事休憩を挟んでちょうどですね。

       上記しました、アルプス越えのフレジュース・トンネル
       正確にはどこにあるのかと調べましたら、
       左側に見えるグレーの国境線を越えた所、
       赤い■点を付けた位置にありました。

       地図のブルグの左上に見えるAlbertvilleは、
       そうです、冬季オリンピックのアルベールヴィルの開催地で、
       同じくグルノーヴル・Grenobleは、もっと南西の位置に。

       夏の間だけ開通の、小サン・ベルナルド峠は




       今回の写真の中で、もっとも迫力ある1枚!
       見ただけで、寒がりshinkaiは背筋がぞくっ。
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       こんな山間の小さな村も通り過ぎ
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       到着の日のお天気はどうだったのか、
       いずれにしても素晴らしいお天気が続いたようです。

       以前の、村の雪景色

       フランス全体のご案内はこちらから
       http://italiashio.exblog.jp/i30/1/       
 


       出かける前ルイーザが、雪がないらしいと言ってたのですが、
       ちょうど出発の前日辺りのニュースで、
       フランスの大雪と混雑を伝えており、50cm程もあった様子。
       
       これは家の前の道でレナートと、ワン君クーティ・Kuti.
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       後ろに川が見えますが、




       この川で、水面に棒が下がっているのは、
       ここで夏にはカヌー競技が開催されるのですね。
       水から湯気が立っているのが見えますが?! 
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       川の横にある湖
       ここでカヌー競技の選手達が準備をするのだそうで、
       中に見えるのはその為の施設だと。 
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       上の写真では水面が少し溶けている部分も見えましたが、
       こちらの方は凍り、表面が溶けかけてはまた凍りで
       こんな風にクリスタル状になるのだそう!
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       夜は零下15℃から20℃にもなり、お天気の良い昼に
       ちょうど-0℃位なんだそう。
       ですから雪もさらさらで、雪だるまは作れないのだと。
       地図を見てもアルプスに囲まれた地であるのが
       分りますが、やはり冬は厳しい様ですね。




       見た目はユーモラスですが・・!
       エンジンに支障はないのかなぁ。
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       我がコンドミニオで、先々週10日ほど壁の手入れの為
       足組みを組み、我が家のガレージの扉が開かない状態となり、
       その間外に駐車しておりました。

       グループ旅行で1週間ほども出かける時などは、
       スーパーの駐車場に皆と一緒に停めて平気なのに、
       我が家の近くに夜外に停めている、となると気になり、
       ははは、ナンパされませんようにと・・!




       娘さん夫婦の家は、ブルグ・サン・モーリスの町の郊外にあり、
       歩いても行ける距離ですが、いつもは車を使うそうで、
       
       家から出ると、すぐこんな光景が広がるのですね
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       気温は低くとも、お天気が良い日はとても気持ちが良かった
       ルイーザが言っておりましたが、
       川沿いの散歩道、クリスティーナ、ヴィットリオ、そしてクーティ。
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       それはもう、一番満足して走り回るのはクーティで
       一旦お座りさせられても、
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       じっとしろと言うのが無理ですよね、ははは。
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       ルイーザ。 Ciao Luisa!
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       この筋の付いた道は、コムーネがスキーで通れるよう、
       雪ならしをしているのだそうで、
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       ほらね、こんな風にスポーツを楽しむ人
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       さて、お家の中の小さなクリスマス・ツリー
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       これは2014年の大晦日の晩御飯の準備中で、
       既に白のワインを飲んでいるのも見えますが、はは、
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       さて、食卓にご馳走が並びまして
       黒パンにチーズとサーモン、別の穀物パンにパテとサーモン、
       鮭のマリネ、 上に、燻製のハムかな、海老のマリネ、
       ピーナッツ、アボガドのサラダ、ポテトの様ですね。
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       こちらイタリアは、大晦日の夜はチェノーネ・cenone
       と称しまして、ご馳走を頂きながら年を越す、新年を祝う
       のが普通ですので、
       いつもとちょっと違う、サーモンや海老が並んだのでしょう。




       さて町の中心に
       教会の右横の広場では、夏の間子供達への遊園地風に
       様変わりしますが、今回は雪の広場。
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       後ろは市役所、前にも窓にもたくさんのツリーで、
       暮の写真にはなかった、氷の2015年の彫刻
       右の通りでは屋台の市が店開きを。
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       町中の薬屋さん、中央薬局ですって。
       この古い建物素敵でしょう?!
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       ふむふむ、祖父ちゃん祖母ちゃんの行くお店はこれよね、ははは。
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       こちらは土地の物産店、ワインに蜂蜜にチーズに・・!
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       通りで見かけた可愛い飾り付けの家
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       突き当たりに見えるのは、ブルグ・サン・モーリス駅
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       どこからの連絡があるのか、一度聞いたのですが忘れ、
       今朝になってルイーザに問い合わせをしていた返事が届き、
       
       パリの北駅、またはスイスのジュネーヴからシャンベリー経由で、
       リオン西駅、グルノーヴルからはアルベールヴィル経由で、
       夏冬もたくさんの観光客が来る町なのだそう。
       
       ただイタリアのヴェネト辺りから行こうとすると、
       7回ほどもの乗換えで、12~14時間ほどもかかるのだと。
       なので彼らは7時間かけても車で行くのですね。
      


       夏の町の様子、カヌー競技の写真などをアップしたと
       ばかり思い込んでおりましたが、・・!

       という事で、最後は緑の中の、ヴィットリオとクティを。
       これはママのクリスティーナが撮ったそうで、
       素敵な写真でしょう?!
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       彼がまだ1歳かそこらの頃、勿論犬の方が断然大きくて、
       半分にも満たない写真もありましたっけ。

       イタリア語とフランス語を使い分けつつある彼は今4歳、
       6月に5歳になる頃には、従兄弟か従姉妹が誕生する予定
       これはルイーザのもう一人の娘ロセッラからで、
       今、祖父ちゃん祖母ちゃんは大喜びで待っています!


 
     *****

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by italiashiho2 | 2015-01-31 00:46 | ・フランス France | Comments(8)
2015年 01月 26日

   ・・・ ドージェ(ヴェネツィア共和国総督)のサングラス ・・・

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       今日はちょっと小話的な、はたまたゴシップ的な話題も含め、
       見て頂きますね。

       昨夏ドロミーティの麓、ティツィアーノの生家のある事でも有名な
       ピエーヴェ・ディ・カドーレ・Pieve di Cadoreに行った時、
       興味深いものを見ました。

       ティツィアーノの生家博物館のある坂道を下った所に、
       眼鏡博物館・Museo dell'Occhialeがあるのですが、
       何気なく見たホテルの受付にあったパンフレットに、
       ドージェの眼鏡・Occhiali da Doge展と。

       上のパンフレットがそれですが、
       明らかにサングラスと分りますよね?

       えっ、ドージェ・ヴェネツィア共和国総督がサングラスを?!

       歴史の中における様々な物・者の関連を知らないshinkai、
       ちょっと驚き興味を持ち、見に行ったと言うわけですが、
       展覧会のタイトルは、 
       ドージェの眼鏡 18世紀ヴェネツィアにおけるサングラス

       今回知ったのは、この展示会はピエーヴェ・ディ・カドーレ以前に、
       同じ昨年夏ヴェネツィアのマルチェーナ図書館で
       開催された様子で、サイトは



       正面に見える大きなガラス張りの新しい建物が眼鏡博物館で、
       前の道を左に上っていくと、ティツィアーノの生家博物館。
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       この一帯の地場産業で有名な眼鏡メーカーの願いから、
       1990年に開館した物の様で、ガラス張りのモダンな
       展示部分は2007年に。

       様々な眼鏡の展示は勿論、眼鏡の歴史、製造方法なども含め、
       大人も子供も楽しみつつ学べる博物館のようでした。

       サイトはこちらに。 
       イタリア語ですが、コレクションの写真が見れます。

       ティツィアーノの生家博物館と朝焼け
   



       所で眼鏡の歴史は大変長く、12世紀半ばに既に存在しますが、
       ただし近視用ではなく老眼用だったのはご存知ですか?

       で、眼鏡をかけた人物が絵の中に初めて登場したのがこれ
       我がヴェネトはトゥレヴィーゾのサン・ニコロ教会
       カピートロの間にあるフレスコ画内の人物。
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       この方はドメニコ会派の司教ウゴーネ・ダ・プロヴェンツァ
       Ugone da Provenzaで、画家はトンマーゾ・ダ・モーデナ
       Tommaso da Modena, 1352年の作品で、
       司教ウゴーネはその1世紀前に存在された方なのだと。

       眼鏡の歴史についてはcucciolaさんがこちらに

       トゥレヴィーゾのご案内 その1と2
       



       ここでは興味を持って見た古いサングラスの展示部分
       のみのご案内に絞りまして、へへ、

       まずこれ、ツルの部分にご注目を!
       残念ながら、これの説明を撮っておらず、詳細は・・。
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       耳の後ろにツルが回るとか、後頭部のカーヴに合わせて、
       というのは年代が下がっての事の様で、
       当時の眼鏡は耳の後ろ辺りを詰めつける形だったのですね。
       かなり頭痛発生の原因ともなった様子。




       いずれも18世紀の品、右のアップをサイトで見つけ、
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       ツルの部分はどちらも明るい色の角(鹿)で、
       右のには、眼鏡と頬の間を覆う絹布がついています。


       では、サングラスの歴史をひも解きますと、えっへん、

       先史時代からイヌイット族は目の上に眼鏡状の面をつけ、
       これに細い横線を開け、雪に反射する強い光線を防いだ事、
       ローマ皇帝ネロは剣闘士達の戦いを、片目にエメラルドを
       当てて見たと言われていますが、

       15世紀にヴェネツィアのムラーノ島で
       色ガラスを使っての眼鏡、最初のサングラスが出来た
       という事なのですね。

       現代でこそ様々な色のサングラスがありますが、
       こうして見て頂くと、当時は圧倒的に緑色で、
       その様々な諧調の色、明~暗、ブルーから黄色がかった緑、
       であることがお分かりと思います。

       これは科学的根拠というより、経験から選ばれた色のようで、
       ラグーナの波の反射光を防ぐ為にも最適と。
       18世紀には大変普及し、ゴンドラの眼鏡とも呼ばれたのだそう。

       こうしてイタリアでは圧倒的に緑色が多いのですが、
       17世紀にはイギリスでブルーが作られ、
       多分ロンドンの光線はイタリアよりも弱いからだろうと、
       後に18世紀にやはりロンドンでグレーが生産されたと。




       こんな天眼鏡みたいなのも、はは、ありましたが、
       これはご婦人用のもので、木製着色の枠に花柄なども。
       この花柄は描いたのもありますが、デコパージュのもあり。
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       こちらは眼鏡屋の宣伝ではないかと・・。
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       さて本日の主題、ドージェのサングラス、じゃ~~ん!
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       眼鏡ケースをご覧下さいね。
       5枚の花弁の花(薔薇)が色違いに上下にあり、
       上にドージェのシンボル、コルノと呼ばれる被り物が描かれ、
       鼈甲の眼鏡のツルの、支えの部分にも花が2つずつ。

       よくみると円形の縁に小穴が3つずつ開いていますが、
       多分これも、ここに目と頬の角を覆うための絹布が
       付けられる様になっていたのでしょうね。




       で、この家紋とドージェのシンボルから、
       このサングラスの持ち主が判明しておりまして、

       この方、アルヴィーゼ4世・モチェニーゴ・AlviseIV Mocenigo,
       ヴェネツィア共和国118代ドージェ(任官1763-1778)
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       1797年にナポレオンによって崩壊するヴェネツィア共和国の、
       120代続いたドージェの終りから3代目でして、
       選出選挙も立候補は彼のみですんなりという、
       経済危機深く、既に終焉間近のヴェネツィア共和国ドージェでした。

       この顔に、上の緑のサングラスをかけた場面をご想像下さいね!!
       楽しくなりません?! うひひ。

       モチェニーゴ家というのは、
       ヴェネツィア貴族の中でも有数の名家と富裕さで知られ、
       この家系から全部で7人のドージェを輩出するほど。
       アルヴィーゼという名を持つドージェも4名居りまして、
       彼は、アルヴィーゼ4世・ジョヴァンニ・モチェニーゴと。

       で、ウィキを読みつつよく分らない彼と彼の妻の話があり、
       クラウディオ・レンディーナの「ドージェたち」で確認。
       ははは、勿論ゴシップ大好きshinkaiですよって、ね。

       判明しましたのは、外交官として活躍した彼のキャリアはさておき、
       口の悪い庶民達から、彼はカッポーネ・食用の為去勢した太った雄鶏、
       妻・ドージェ夫人のピサーナ・コルネール・Pisana Cornerは
       オーカ・アヒル、つまりアホの代名詞、失礼、とみなされていたと!
       きっと美人でしたでしょうしね、
       可笑しくもあり可愛そうでもあり・・、うひひ。
       
       経済情勢困窮の時代にあって、このアルヴィーゼ4世は
       その裕福さを誇るような大宴会を機会あるごとに催し、
       後年には、はしたないお喋りの貴族の女達との噂が絶えず、
       ドージェの印章付き指輪がある女の手に渡った事もあったとか、
       で、ございました。
       


       モチェニーゴ邸は大運河沿いにも何軒か、他にもあちこち
       大邸宅がありましたが、少し中に引っ込んだサン・スタエの邸宅は
       20世紀に最後の家系継続者が居らず市に寄贈され、
       現在、美術館そして布と衣装の研究所としてオープン。
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       映画で使われた素晴らしい衣装の展示会などもあったようで、
       TVニュースを見た時は、内装の素晴らしさに目を見張りましたっけ。
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       モチェニーゴ邸のサイトはこちら。
       http://mocenigo.visitmuve.it/


       ドージェのサングラスから始まった今回ですが、
       あちこち脱線いたしまして・・、ははは。
       
       まぁ、春を待つ寒い日、お楽しみ頂けました様に!
       そして
       この夏は、丸いグリーンのサングラスで、
       バッチリお決め下さいね。 ははは。


 
     *****

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by italiashiho2 | 2015-01-26 00:34 | ・ヴェネト Veneto | Comments(10)
2015年 01月 21日

   ・・・ サン・ガルガーノ修道院 ・・・

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       今日は、トスカーナはシエナの街から南西に約35kほど、
       平野に聳えるサン・ガルガーノ修道院・Abbazzia di San Galgano
       のご案内です。

       サン・ガルガーノ修道院の名を覚えておられずとも、
       この大きな廃墟風教会の写真はどこかでご覧になられていると。
       そうです、タルコフスキー監督の映画
       「ノスタルジア」にも登場した、あの大聖堂です。

       ちょうど訪問した日は生憎の雨、しかも本格的な降りでして、
       トップは少しでも乾いた写真をと、はは、wikipediaから拝借のもの。

       今日は少し写真が多くなりましたが、ごゆっくりどうぞ!



       地図をどうぞ
       盆地風のメルセ平野・Merseに位置し、西に見えるキュズディーノ
       Chiusdinoの町が最寄で、ここで修道院に名を冠された
       聖ガルガーノが生まれています。
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       南東にチラッと見えるモンタルチーノ・Montalcinoの町の南には、
       これも有名なサンタンティモ修道院・Abbazia di Sant'Antimoが。

       サンタンティモ修道院のご案内




       さて当日は朝からかなりの降りでして、ちょっと山越えをし、
       平地の中のこんな道にやって来まして、
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       近くのアグリトゥリズモの横に駐車し、
       糸杉の並木が続く修道院への長い道を
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       正面の扉と、そのアップ
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       そして円柱と柱頭飾り
       シトー派修道院独特の、簡素な装飾。
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       正面脇の2つの扉の位置からは、中が覗けるのですが、
       覗こうと近づいた所、草むらの水溜りで既にびちゃびちゃ・・!

       もう一度聖堂を見晴らす感じに道を辿り
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       正面の南に延びる建物、往時の威容も忍ばせます。
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       切符売り場の横に広がるカピートロの間・Sala di Capitolo.
       質素なフレスコ装飾ですが、この廃墟風の中で見ると、
       少しホッとする感じで・・。
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       カピートロというのは、本の章とか節の事を言い、
       この部屋に毎日修道士達が集まって修道院の会則の一章を読み、
       その他の様々な話し合いもされたのだとか。



       
       これは隣接の部屋で、面会所・Parlatorioなんだそう。
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       他にもスクリプトリウム・scriptoriumという
       筆写室も見れたようなのですが、見逃し残念!
       2階には修道士達の個室と礼拝堂があるのだと。

       一体全盛期には何人程の修道士達が居たものでしょうか?
       今回数字が見つけられませんでしたが、またのチャンスに。



       
       もう一度建物の外にでて、聖堂に向いますが、
       窓の飾りが残っている部分も見え、
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       入り口脇にあった平面図で、
       奥行き71m 幅21mの3廊式、並ぶ円柱は左右に8本ずつ。
       右横に見える1の部分が上のカピートロの間。
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       聖堂内に入った途端、目に入る水溜り、雨だれ!! ああ!
       そうだった、ここの天井は抜けているんだったっけ・・!
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       左に見える鉄柵部分が入り口で、左の側廊側を入り口に向き
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       写真の手振れご容赦!
       傘を傾けて撮るのに、やはり焦ったようで、
       今回はピンが甘いと思っても、雨が降るのが写っていたりで・・、




       聖堂内入り口付近の、唯一天井が残っていた部分
       アーチの組方も良く分かります。
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       はい、ここだけ地面が乾いていたのですが
       ここに引っ込むと他は見えず、撮れませんで・・。
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       内陣部分から、最初に見た入り口を振り返り
       見事に主廊部分の天井が落ちていまして・・。
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       このサン・ガルガーノ修道院が建設に取り架かったのは
       1218年、聖別されたのが1288年

       名が冠されている聖ガルガーノは、上記した様に
       すぐ近くのキュズディーノの貴族の出身、つまり騎士で、
       正確な姓も記録には無い様ですが、
       ガルガーノ・グイドッティ・Guidotti と。

       1148年頃に生まれ、1181年11月30日没
       彼の時代はトスカーナ一帯に抗争が絶えず、
       このキュズディーノ周辺はヴォルテッラの司教の下にあり、
       当時はシエナ共和国とのいわば境界線にあたり、
       争いも絶えなかった事でしょう。

       こんな時代に青年期を過ごしたガルガーノが、
       放埓で自堕落な我が身を恥じ、夢のお告げに導かれ
       隠者の生活に隠遁した後、亡くなったのですが、

       ヴォルテッラの司教がすぐ、1185年頃に礼拝堂を建設、
       この司教の後継イルデブランド・パンノッキエスキ
       Ildebrando Pannocchieschiが修道院を造る事に

       ガルガーノは既に生前シトー派との繋がりがあったようで、
       この計画は大きな弾みがつき、シエナのたくさんの貴族たち、
       フランスのシトー派教会からの直接の参加もあり、
       1201年には既に修道士たちの最初の活動が。

       建設も迅速に進み、1227年にはすぐ傍らの山の上の教会と、
       これは後ほどご覧に、下の教会も出来、
       1228年には病室が、翌年には修道士達の部屋も終了という、
       一大修道院の発足でした。




       逆に、入り口扉近くから、内陣方面を
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       廃墟に相応しい雨の風景、と思ってやってくださいまし。



       内陣部分にある祭壇部分かな?
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       見上げる主廊部分の壁
       この高さ、この荘厳さ! 当時の威容を想像します。
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       南仏のセナンク修道院もシトー派修道院ですので、
       内部の厳格で簡素な様子が少しでも偲ばれるかと・・。


       大きな疑問は、これだけ素晴らしい見事な大聖堂が
       どうしてこれほどな廃墟になったのか、ですが、
       読んでみると、意外にこの聖堂の命が短かった事を知りました。
       
       1262年に殆どの工事が終了し、1288年には聖別式も。
       修道院に集まるたくさんの修道士達の働き、財産の寄付、
       神聖ローマ帝国皇帝のエンリコ5世、オットーネ4世、
       続くフェデリコ2世からも大きな贈与が続き、
       13世紀の半ばにはトスカーナにおけるシトー派の
       最大の修道院となったと。

       沼地を開拓し、川の流れを利用した水車を持ち、
       毛織物の縮絨機も、製鉄所も修道院内に。
       建築家彫刻家のニコラ・ピサーノと契約を結び、
       シエナのドゥオーモの説教壇を作ったり、
       シエナ共和国との結びつきも深くなり、修道士がカメルレンゴ・
       camerlengo・この場合は財政管理者と、に指名されるようにまで。

       14世紀に入り、事情悪化が始まります。
       まず1328年の飢饉に続き、1348年のペストの蔓延と
       修道院の発展が止まると共に、当時一帯の修道院や荘園が
       そうであったように何度も略奪され、
       現在フィレンツェの花の大聖堂に献身を称えた騎馬像の肖像がある
       ジョン・ホークウッドなど、ご丁寧に2度も侵入を!
       こうしてこの世紀の末には、8人の修道士が残るだけになったと。

       15世紀に入っても状態は好転せず、修道士達はシエナに
       建物を建設し引越し、修道院を放棄する事に。
       ですがまだ建物類は健在ですから、その所有権を巡り
       シエナ共和国と教皇との抗争が始まり、
       1506年には教皇より聖務停止を命じられますが、
       平常通りの聖務遂行で粘るシエナ共和国。

       が1503年より修道院を預かっていた僧の一人が、
       悪辣にも屋根を覆っていた鉛を引っぺがし売り払うという・・!
       これで一挙に建物自体の衰退が始まり、
       1576年には修道院に住むのは、僧服もつけていない
       修道士が 一人だけ、窓のガラスはすべて割られ、
       僅かに病室のあたりのみが残る有様に。

       衰退はどんどん進み、1781年にはアーチが崩れ始め、
       1786年には稲妻にやられた後に鐘楼が崩れ、
       13世紀からの残った大鐘は、溶解され青銅として売られ・・、
       遂に1789年最終的に、教会としての神聖を失う結果に

       まさに失礼な言い方なれど、あがきは長かったものの、
       これだけの聖堂が活動したのは、僅か2世紀間なのでした。



       側廊側のアーチと、円柱角柱と柱頭飾り
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       外壁側の柱の足元
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       外に出て、後陣の後ろ側からの眺め
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       ウィキから拝借の写真で、後陣の上空から
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       19世紀の終りから保存への研究も始まり、
       1926年、新しい建設はせず残った部分を保存、という
       修復が始まり、現在に至っているとの事。



       後陣の後ろから見える上の教会、通称ロトンダ・Rotonda
       と呼ばれるモンテシエピMontesiepiのエーレモ・eremo・隠所
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       ぬかるみの道を、半ばやけくそで、ははは、
       岩に刺さった剣を見たさに、も一つははは、上ります。




       ぐるっと後ろを回る感じで辿りつくと、
       なんと車が止まっているではおまへんかぁ!
       なんだぁ、車で来れたんかいなぁ!!

       いや、中世の巡礼さの謙虚さを見習い、
       はい、こちらが山の上のエーレモ、ロトンダでございます
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       下の聖堂の建設様式にも、シトー派の様式に則った上に、
       エトルスクやケルト、テンプル教団の匂いがある、
       というのですが、ここもまさにその象徴なのだそう。




       円形の主体に、今右奥に人が見える玄関の張り出し部分、
       そして私のいる手前奥に張り出した四角い礼拝堂があり、
       真ん中に見える透明の覆いの中に剣!
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       実際はかなり暗く、この写真を見て初めて、
       あ、猫ちゃんが居たんだ、と気がついたshinkai、残念。




       ぐるぐるとバウムクーヘン式の天井!
       色は煉瓦の赤茶と石の白。 正面下に祭壇用のテーブル。
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       サン・ガルガーノが岩に突き刺したという剣。
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       彼は大天使ミケーレのお告げに導かれ、このモンテシエピに
       辿りつきここを隠所に定めますが、十字架にする木が無く、
       岩に己の剣を突き刺し十字架に見立てたという、   
       1180年のクリスマスの日の事。
       ですから、神に誓いを立て隠者の生活を始めて後、
       僅か1年ほどで亡くなった事になりますね・・。
 
       伝承によると、彼を妬む仲間が留守の間に引き抜こうとするも
       ダメで、その悪さの報いは彼ら3人に下り、川に溺れたり、
       稲妻に撃たれたり、狼に腕を食われたり・・!

       戻った彼は折れた剣を見て悲しむものの、お告げにより
       繋ぐとピッタリと合い、また一本の剣になったのだとか、はい。
      



       傍にあった小さな説明には
        このモンテシエピの頂上にあった岩に、
        1180年ガルガーノ・グイドッティが
        平和と贖罪のシンボルとしてあるように
        剣を打ち込んだ 
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       サン・ガルガーノのあれこれの逸話を読みながら、
       やはり騎士道物語で有名なアーサー王や、
       裕福な商人の家に生まれ、騎士になりたかったものの
       転向したサン・フランチェスコとの、共通点を思います。

       中世に在って、騎士道に疑問を感じる人々も多かったでしょうし、
       案外ガルガーノの選んだ道は内心密かに賞賛され、
       この聖堂の発足が大変順調だったというのも、
       その辺りからの援助も大きかったのかなとも思いました。
       

       ところでこの剣の実証がパヴィア大学の教授によって行われ、
       12世紀の武器である事が証明されたのだそう。
       で、その下に小さな字で、
       1924年頃まで、この剣は岩の割れ目に突き刺されており、
       抜く事ができた、と!  ・・ワシャ知らん。




       円形の主体から左奥に突き出す形の小礼拝堂、
       ロレンツェッティの礼拝堂と呼ばれているのだそうで、
       暗く、目いっぱい露出を上げて撮りましたら、こんな天井画。
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       左に多分聖母に聖人達の祭壇画があるのでしょうが、
       アンブロージョ・ロレンツェッティの作とは知らず、
       それに私の故障持ちの目では到底見れず・・!




       ぐちゃぐちゃに濡れた足で、戻りは車の通り道を。
       距離は長いものの歩くのは楽で、
      
       畑の向こうの聖堂を見つつ
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       道脇の畑に穂を持つ作物、これは何でしょうか?
       雨に煙る風景の中、畝の間に咲く黄色い花が鮮やか。
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       さて、正面近い位置から、煙る聖堂をもう一度
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       聖堂・修道院は毎日オープン、9時から19時
       冬季11月から3月は 9時半から17時半 だそう。

       最後はサイトから拝借の写真で、
       月夜の聖堂をどうぞ
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       長いお付き合い、有難うございました!



     ◆ お知らせ ◆

       広島の絵の友人、田谷行平先生ぎゃらりーたむらにて
       24日から2月1日まで個展を開催されます
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       どうぞお出かけご高覧頂きますよう
       ご案内申し上げます

 
     *****

       水彩ブログには、 納屋の猫 ・ 描き始め を
       アップしております。
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by italiashiho2 | 2015-01-21 02:00 | ・トスカーナ Toscana | Comments(19)
2015年 01月 16日

   ・・・ サルメデの絵本原画展 と 仲間との美味しいお昼 ・・・

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       ここ何年間かの年末年始の恒例となっている、
       すぐ近くのサルメデ・Sarmedeの町で開催中の
       「子供の為の国際絵本原画展」に、先週土曜に仲間と一緒に。

       絵本のお話自体には余り興味がないのですが、へへ、すみません、
       現役プロの、素晴らしい作品の原画を見れるのはとても嬉しく、
       仲間との美味しくて安いお昼にも釣られ、ははは、
       今年もいそいそと出かけました。

       トップは、イタリアの主賓招待作家のジョヴァンニ・マンナ
       Giovanni Mannaのなんとも優しい色。

       今までの原画展と会場の様子は



       ですが、このジョヴァンニ・マンナという作家に
       一番驚いたのは、その描く作品の幅広さ!
       1966年フィレンツェ生まれ、インクと透明水彩、
       原画には少し鉛筆の線も。

       これは「ロビン・フッド」ですが、
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       こちらは「マルコ・ポーロ
       どこか掛け軸風の縦長を意識した部分も見られ、うふふ。
       いやぁ、さすが売れっ子プロ作家というのは凄いものだ、と
       感心致しました。
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       彼のサイトはこちらに
       http://www.giovannimanna.com/




       サルメデの町の壁画や、絵本展開催の元となった
       ステファン・ザヴレル・Štěpán Zavřelの一番新しい絵本、
       日本で出版されたのを翻訳し、昨年イタリアで出たのだそうで、
       「色泥棒」とでも。
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       彼は既に1999年に亡くなっているのですが、
       新しい絵本が日本から逆輸入という感じでしょうか。

       クレヨンで描き、上から透明水彩という手法で、
       彼の描く色、柄は素晴らしい!




       他にもたくさんあれこれ展示されており、
       到底全部はご紹介できずに、ほんの少しだけを。

       レナート・モリコーニ・Renato Moriconi ブラジル
       「線のない電話」 板に油彩
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       エリン・E・ステッド・Erin E Stead アメリカ 
       「もし鯨を見たいなら」 チョークとリノリウム版画 
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       大変雰囲気も色も優しい余白を生かしたもので、
       最後のオチは、鯨を探す小舟の下に、大きな鯨が・・! 




       ヌーシン・サファコー?・Nooshin Safakhoo イラン
       スフィ・動物とスルタン  ペンとコラージュとCG 
       お国の伝統がどこかに感じられ、面白いなと・・。 
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       日本から唯一参加の、刀根 里衣さんの「大きなニンジン
       アクリル 
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       絵の密度も高く色も美しく、素晴らしい作品!
       存じ上げずに調べましたら、日本でもいくつか出版済みで、
       現在はミラノにお住まい、各国の絵本を手がけていると。

       先日友人から届いたパンフレットで、
       フェルト作家の中山みどりさんの作品を知りましたが、
       こちらも大変愛らしい素晴らしい作品群でした。

       他にも木彫で動物達を生み出す女性達もいますし、
       日本の若い女性達の素晴らしい活躍、台頭が誇らしく
       こちらの仲間達に語ったことでした。




       今回の主テーマは、スコットランドだったのですが、
       私的にはあまり大したことなく、失礼、はは、

       それよりも、この人凄いなぁ!と思ったのは、これ、
       マリーナ・マルコリン・Marina Marcolinの作品、透明水彩
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       これは展示されていた作品で、柔らかい光とそよぐ風
       そしてノスタルジックな雰囲気を運んでくるでしょう?




       会場で見たのも含まれますが、サイトで見つけた作品類を
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       どんな人かと調べてみると、こんな若い華奢な女性
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       1975年ヴィチェンツァ生まれ、アルクニャーノ・Arcugnanoという
       ヴィチェンツァ市から南に20分足らずの町の、
       湖と森の間に住んで仕事をしている、と。
       ヴェネトの人なんですね、なぜか嬉しい、ははは。

       そう、こんな繊細な感性を表現する女性作家が、
       ここにも活躍中でした!!

       以前知ったロベルト・インノチェンティの素晴らしい作品




       さて、さて、お待ち兼ねのお昼ご飯!
       会場のあるサルメデから急坂を登り、アグリトゥリズモに。
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       ここは以前一度来た事があり、

       別のアグリトゥリズムは




       今回の献立はすべてベジタリアン仕立てで、
       まず、ニョッキのトマトソースと、ラディッキオとリコッタ・チーズ、
       それと胡桃をクレープで包み、オーブンで焼いたもの
       これが素晴らしく美味しかったのですよぉ!!
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       写真でもお分かりのように、ニョッキがかなりの量!
       これにパルミッジャーノをたっぷりかけて食べ終わった頃、
       お代わりのいる方は?と出てきたもので、はは、もう少し頂き・・。
       そうこうする内に、ジュリアーナがクレープがまだあったら、
       と頼み、来た所でまた三分の一ほどをお裾分けに預かり・・。
       
       つまりです、プリモだけでかなりの満腹感になっていたのが、



       
       その後、出てくるは出てくるは!
       大好きカルチョッフィ
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       ラディッキオ、炒め煮とマリネと二種類出てきまして、
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       大好きなペペローニのグリル
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       個別写真は以下略で、つまりは私のお皿の上はこんな感じ!
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       真ん中上から時計回りに、ラディッキオ2種、
       カルチョッフィ、ペペローニ、リコッタ・チーズ、
       ポレンタ、チーズ2種とピリ辛ジャム、真ん中はインゲン豆、
       その左はラディッキオのサラダ、細かく刻み胡桃を加え、
       バルサミコ酢で合えたもの。 これ簡単で美味しいですよ!

       その他にサラダ菜もあり、途中追加もあり、ははは。




       肉食人種に、と大皿で2種出てきたハム類! 
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       そしてデザート、ティラミス
       ふんわりしっとり甘さ控えめで、お腹満腹ながらぺロリ! 
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       最後のカフェを、この所カフェを飲まないshinkai、
       オルゾ・Orsoという、大麦のカフェ風を頼み、
       でもしっかり、食後酒のグラッパもね、ははは。 
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       プロセッコのグラッパと見えますが、
       醸造元は違うものの、グラッパ酒の醸造所見学
       http://italiashio.exblog.jp/17409082/       


       皆が食べすぎたぁ!と言うほどに満足の量と質
       勿論ワインも白と赤が出て飲み放題で、
       この日は一人分16エウロでした、満足ぅ!!

       ここは予約によってのみ開くのだそうで、
       我々は9人でしたが、人数が多いともっと安くしてくれるそう!
       サイトは
       http://www.casacastelir.it/




       高い位置にあり眺めは最高なのですが、
       この日は下界は靄がかかり、奥のほうだけうすぼんやりと・・
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       お腹ごなしに少し近くを散歩、
       ボケも連翹も、陽の当たる所ではほころび始めており
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       こちらは黒い車のボディにくっきり、梅の花、ははは。
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       下界に下りつつ、夕日が赤くまん丸に
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       家に着くまで大丈夫かな?、と思ううちに残念。
       スコミーゴ村の坂下から見る、オリアーノ村
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       長い一日のお付き合い、有難うございましたぁ!


     *****

       いつもブログご訪問、有難うございます!

       ところで皆さんは、アメリカ西部はグランド・キャニオン周辺
       興味がおありでしょうか?

       私は昔から西部劇映画の舞台、背景として登場していた
       この周辺の大景観に好奇心があり、
       アメリカにもし行けるのであれば、ははは、見たい土地は
       グランドキャニオンとニューヨークというイチビリ!

       ところが先日から、リンクさせて頂いている
       チャーオ!トスカーナ '糸杉につつまれて' の
       Granpa di Itosugiさんが、この年末年始に旅行され、
       その壮大な様子をアップされています。

       shinkaiのブログの写真が少々多かろうと、ははは、
       彼のブログに比べれば、なんのなんの、子供みたいなもの!!

       トスカーナ、ギリシャの記事もたくさんありますので、
       どうぞお時間をたっぷりとってご訪問、
       しっかりお楽しみ下さる様、ご案内いたします。


     
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by italiashiho2 | 2015-01-16 00:18 | ・映画絵画文学 Film Arte Le | Comments(20)
2015年 01月 11日

   ・・・ ヴォルテッラの朝 ・ 目覚めてゆく町と平野 ・・・

       お正月気分を吹っ飛ばす様な、パリでのテロ事件があり、
       こちらイタリアのTVニュースも、それに大きく揺れています。
       亡くなった方々は大変お気の毒で・・。

       が、家の中で暖かくしつつ写真を整理し、
       絵を描いていると、平和な田舎での日常生活が有難く・・!
       
       そんなこんなで、少しでも良い気分をお届けしようと、
       昨秋のトスカーナはヴォルテッラ・Volterraの朝の写真を。


       宿からまっすぐ100mかそこら行くとバス停の広場で、
       西に向いての眺望が開けるので、朝6時半頃そこに。
       で、北側に見えるドゥオーモの鐘楼と洗礼堂
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       海抜が531mものヴォルテッラの町
       道脇のすぐ下はこんな家の眺めになり、その向こう一面に
       起伏ある平野が広がりますが、まだ夜明け前の薄暗さ
d0097427_02365489.jpg
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       そのうちに南の空が明るみだし
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       あ、ご来光だ、と思うものの、
       南から東にかけては並木が続き、町が広がり
       朝焼けを直接見るのは到底無理!
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       ならばと、大急ぎで、前日場所を確かめていた
       テアトロ・ロマーノ跡に。
       横目で現市役所のパラッツォ・デイ・プリオーリを睨み
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       テアトロ・ロマーノ跡に到着
       ここからだとやや北西向きになるのですが、
       広がる空はほんのりバラ色!
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       崖っぷちの大きな教会も、まだうす靄の中
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       東の平野の奥、山並みにかかる雲海が動いていくのが見え
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       南は家並みと木々で、明るいオレンジ色の空だけ!
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       テアトロ・ロマーノに近い西の教会が、光に輝きだし
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       遠い崖上の教会にも、朝日が!
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       目の前に広がる、素晴らしい朝焼け!
       こんな朝焼けを見れた時は、
       旅に出れた嬉しさと、美しい朝に出会えた幸せをしみじみと・・。
       
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       ・・遠くに見える平野の雲海を上手く描くには?
       む、む、サン・ジミニャーノの雲海に挑戦しようか!

       サン・ジミニャーノの雲海の朝



       さてでは、ともう一度町の中心に戻ります。

       高い建物の上部に射し込む陽
       朝の早いバールなどが店を開き始め、
d0097427_02421437.jpg
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       上の写真の、左に見える覆いの架かった部分は
       サン・ミケーレ教会で、この前で旅行支度のグループにつかまり、
       皆一緒の写真を撮ってくれと。
       
       が、スマート・フォンでの写真の撮り方を知らず、ははは、
       2度失敗、3度目にやっとOKになりましたら、
       グループのお兄ちゃんが喜んでほっぺにキッスをね。




       横の路地は、まだ陰の中
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       中心広場のパラッツォ・デイ・プリオーリにも陽が当り
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       あの塔の上に上がった時の笑い話は、またいつかね、ははは。




       洗礼堂にも陽が射し始め
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       向かい合わせの鐘楼も、くっきり
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       最初の広場の端に戻ってきての、洗礼堂と鐘楼。
       少しの間にも、どんどんと陽射しが変わって行き
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       今、町越しの光が平野に届きます
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       目覚めていく家々!
       そしてこの、丘の起伏の面白さ、色!!
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       少し靄がかかり、丘の谷の間には
       うっすらと雲のかかるのも見えますが・・、
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       光も少しずつ強くなり、近くの畑が煌きはじめ・・!
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       shinkai は、宿に朝ご飯を食べに。


     
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by italiashiho2 | 2015-01-11 02:54 | ・トスカーナ Toscana | Comments(10)
2015年 01月 06日

   ・・・ 暦月の間 n.1 ・ トレントのブオンコンシーリオ城 ・・・

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       年明けに相応しい最初の話題はと考え、今日ご覧頂くのは
       「暦月の間」と勝手に重々しく呼んでいますが、
       つまりカレンダーの様に、月毎の様子をフレスコ画で描いた
       トレントの城はアクイラの塔・Torre Aquilaの部屋の装飾です。

       トレントのブオンコンシーリオ城・Buonconsiglioは、
       クリスマス風景を見て頂いたトレントの街の最初の写真に
       チラッと出た、街の北東の高台にある現在は博物館の城塞。
       オリジナルはローマ期の城だった様子ですが、
       13世紀から街の城壁要塞を兼ね、その後の何世紀間の拡張を経て、
       アルプス一帯においても一番大きな要塞城の一つなのだそう。

       城の中の写真もまだ整理できておらず、へへ、
       この装飾の部屋は唯一写真禁止でしたので、
       城のブック・ショップで買って戻りました
       本からの写真で、ご覧下さいね。

       城の全体図をどうぞ
       上の写真は左側からですが、余りの大きさに真ん中までしか
       写っておらず、今日ご案内のアクイラの塔・鷲の塔は一番右端に
d0097427_00001742.jpg
 
       ちょっと字が見にくいですが、      
       大きな円形の塔の見える左の白い部分が、カステルヴェッキオ・旧城
       右に広がる白い部分は16世紀に建設のマーニョ・パラッツォ・
       Magno Palazzoで、
       カステルヴェッキオとの間に見える茶の部分が、17世紀に統合部
       として建て増しのジュンタ・アルベルティーナ・Giunta Albertina.


       1390年から1419年までこの一帯の司教領主として君臨した
       ジョルジョ・ディ・リヒテンシュタイン・Giorgio di Liechtenstein
       が、カステルヴェッキオを要塞城から君主の居城風に変え、
       アクイラの塔も、彼が街の東側の管理の為に建設したものだそう。

       大きな城の長い変遷については以下略と致しまして、はは、


       カステルヴェッキオのテラスから、街の眺めをどうぞ
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       アクイラの塔には城壁の上の長い狭い渡り廊下を行きますが、

       塔の中の部屋はこんな感じで、素敵でしょう?!
       これは南西側で、部屋への入り口はこの写真の右手前側に。
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       この部分は左の5月から10月の部分ですが、
       薄暗い中に広がる、濃密な風景と人物の醸す空気は
       本当に素晴らしく、ほっとため息がもれます!



       今日は前半の1月から6月までのご案内とし、
       後半はまた初夏の頃にでもという事で、

       
       ではまず、1月をどうぞ。  3.05x2.27m
       そう、一面の雪景色!!
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       下半分では貴族たちが雪合戦の真っ最中で
       楽しそうに雪だまを投げつけたり、スカートに抱えたり・・、
       そう、5世紀以上も前から雪合戦があったのですねぇ、ははは。
       こういう雪景色というのは、西ヨーロッパでは初のものと。
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       画面上部に見える城はステニーコ・Stenicoにある城
       確かめられており、右には雪の中の猟師2人
       それぞれが猟犬2頭を連れ、上の猟師は肩から兎や鳥の獲物を下げ、       
       その脇の草むらには狸が隠れ、上の森には狐がうろつき・・。
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       2月    1.27x2.22m 
       貴族たちの騎馬戦と、右下に鍛冶屋の工房
       2月のモチーフに騎馬戦を選んだのは、多分カルネヴァールの
       季節なので、その関係だろうと。
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       上部の桟敷席や窓から20人もの女性たちが顔を覗かせ、はは、楽しい、
       下では騎馬合戦が繰り広げられ、左では従者たちが着付けをさせ、
       戦う者の足元では、砕け散った武器の破片を拾ったり・・。
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       一方、貴族たちの着飾った衣装にも、祭り騒ぎにも一切関係なく、
       素朴で実用的な衣服を着けた一般庶民がせっせと仕事を。 
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       ところでこの壁画には3月が欠けています
       というのも、ちょうどの部分に螺旋階段があり、
       それを覆っていた木の板の上に描かれていた3月分が、
       火災で失われたのだそうで、残念!

       この壁画は上記のジョルジョ・ディ・リヒテンシュタインが
       ボヘミア人の画家ヴェンチェスラオ・Venceslaoに描かせた物で、
       1397年に街の記録に残る事から、1400年前後の作と見られます。

       月毎の境を細い螺旋形が囲う円柱で仕切り
       貴族社会の様々な行事と、その季節を表す一般庶民の仕事
       季節の色や畑仕事を一つの画面の中に平行させており、
       こういうスタイルは当時大いに好まれたものなのだそう。

       
       月毎の貴族社会と農民の生活を描いた素晴らしいものでは、
       以前ご紹介の、ランブール兄弟の、ベリー公のいとも豪華なる時梼書
       ありますが、これはミニアチュールの大傑作。
       おまけに1世紀後の15世紀の作で、大きさも、描く早さの違いもあり、
       一概には出来栄えの差の云々を言えませんね。
       それに対しこちらの壁画には、
       一般庶民の生活の匂いが感じられる気がします。

       そして大きな壁画での暦月の間としては、
       フェッラーラのスキファノイア宮の、1470年代に
       コスメ・トゥーラ・Cosmè Turaやフランチェスコ・デル・コッサ・
       Francesco del Cossaが携わったと言う素晴らしいものが。

       剥落している部分も多いものの、この壁画の厳しい美しさは
       まさに一見の価値あるものと思います。
       残念ながらここも写真禁止でしたが、いつかご案内したいもの・・。

       ベリー公のいとも豪華なる時梼書


       フェッラーラ、エステ家のお城 その1と2




       4月   3.5x2m
       この月には様々な題材が描かれていて、
       春を迎えての農作業のさまざまが、愛情込めて登場です。
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       左下には馬と牛2頭に引かせて土を耕しているお百姓2人、
       茸の生えている林の中で、兎を追う犬、
       囲われた畑の中では女二人が水をやったりの仕事中。
       水車小屋から荷運びの男が牛車で、その後から荷を担いだ男、
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       水辺では白い衣服の巡礼が休み、傍らの家々は藁葺き屋根、
       釣瓶のついた井戸が見え、犬が一人のんびりと。
       岩山の麓の畑では馬に引かせた鋤を使い、もう一方は種まき中。
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       そして下の右端では、貴族の女2人が着飾り、
       一人は月の境の円柱に手をかけ、5月に入り込もうと・・
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       5月   3.5x2.4m
       春、花咲き乱れる緑の野で遊び戯れる貴族の男女
       4組のカップルと、左端に2人の若い娘と中年の男。
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       咲き誇る薔薇の描写も美しく
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       上には、山麓の城から小川を渡り、林の傍の草原で
       野外宴会を楽しむ男女がいて、大理石で作られた泉からは
       水がほとばしり流れ・・。
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       こんな春の野外の愉しみを描いたフレスコ画はここにも。
       スポレートのアルボルノス要塞 その2

       その1はこちらに。
       http://italiashio.exblog.jp/12396136/  




       6月   3.5x2.4m
       この場面も5月に続く貴族たちの屋外の楽しみと
       右上には働く農民達。 
d0097427_00132691.jpg



       下半分には、左に5人の音楽を奏する楽人がいて、
       右に5組に分かれて踊る貴族ですが、
       上の左から2人目は司教様で、楽人のラッパに付く
       赤い旗もこの司教様の紋なのだそう。
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       上部左はやはり5月同様、城からピクニックに出かける
       貴族の男女がいて、犬たちが喜んで走り回り、
       草むらには野鳥の姿も見えますね。
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       右側には牛たちがのんびりと寝そべり、乳を搾る女、
       桶で運んでくる女性、そして板葺の小屋の近くでは
       バターを作る男と、桶に詰めている女ですね。      
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       細長い筒のような容器にミルクをいれ、
       上から棒で突き突きバターを作る容器は、山の博物館で見ましたっけ。


       という、カレンダーの壁画1月から6月でした。
       中世の生活の一端を垣間見るような、そして
       素朴で温かみのある題材でしょう?
       かなり農民達の仕事に詳しい表現もあり、
       画家の育った環境を偲ばせる楽しさも感じました。
   

       また後半のご案内もお楽しみに!


     
     *****

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by italiashiho2 | 2015-01-06 00:17 | ・北イタリア Italia nord | Comments(24)
2015年 01月 01日

   ・・・ 新年 明けましておめでとうございます! ・・・


       皆様、新年明けましておめでとうございます!
       良いお年をお迎えの事と思います。
       
       本年も、当ブログをご愛顧くださいますよう
       宜しくよろしくお願い申し上げま~~す!!

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       さて、今年は羊年ですよね。
       平成何年かは既に頭から消え失せているのですが、へへ、
       干支はどこからか察知できますので、

       年初めは何を? 昨年同様、羊の群れがいっぱいいた
       ウンブリアの大平原からにしようか、と写真を整理し始めた所で、
       そうそう、スコミーゴ村の羊の群れが残っていた筈!!

       という事で、我が村に到着した羊ちゃんたちの群れをどうぞ!


       以前ブログに2度スコミーゴ村に到着の羊を載せておりますが、
       タイトルに「北からの客人」とつけております。が、
       実際は北から来て、もっと南の方で冬を過ごし、
       スコミーゴ村に来ている時期は、春となり
       北に戻っていく羊たちなので、「北の国の客人」なのですね。

       ヴェネト平野との峠を越える、凄い写真はこちらに


       今日ご覧頂く写真は、2回目にブログに載せた翌日、
       同じスコミーゴ村の別の畑にいたのを撮ったもので、
       撮ったのを印刷して持って行きましたら、大いに喜び、
       勿論羊ではなく羊飼いの小父さんがで、ははは、
       これはバーチョの価値がある、とほっぺにチュッとしてくれましたっけ!

       写真は2008年3月21日ですから、既に春の色濃く、
       前日の畑よりも近寄れたので、面白い写真が撮れたと。
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       歩いて移動しながらせっせと食べ
       お腹がくちくなると、一休み
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       ですがね、中にはこちらを、あんた誰?と見つめるのもいて
       下の羊さんは、もうすぐご出産かな?
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       彼らが3人いたガードマンの内の若手
       顔洗ってないだろ、左の子、目やにぐらい拭きんちゃいやぁ!
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       この子は少し大きくなっていますが、  
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       こんな小さな子もいて
       お母さんは白黒茶のブチで、チビちゃんは白黒、
       こういうのありなのね、ふ~む。
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       春先なのでチビちゃんの数も多く
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       ね、可愛いでしょう?!
        みなちゃま、shinkaiのおばちゃんが
        今年もよろしく!と言えっていってまちゅ!! 
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       最後はベテランのガードマン、渋い中年男、いや、
       中年の渋い素敵なマダムかも、はは。
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       ねぇ、私の干支の出番は何年後なのぉ?!    
       は~い、もすこしお待ちあれ、3年後で~す!



     *****

       ブログご訪問、いつも有難うございます!

       お陰さまで、今年10月10日(土)から18日(日)に
       長野県諏訪市のギャラリー橋田さんでの
       2回目の個展が決まりました

       やはり会期が決まるととても嬉しく、
       クリスマスも年末も余り念頭に無く、
       和食、魚食い三昧の毎日を目の前の餌とし、ははは、
       気持ちよく毎日描いております。

       会期が近づきましたら改めてお知らせをさせて頂きますが、
       また会場で皆様にお目にかかれるのを、楽しみにしております!

     
       皆様にも、どうぞ良いお年でありますように!!


     
     *****

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by italiashiho2 | 2015-01-01 00:29 | ・ご挨拶・番外 Saluti Speci | Comments(22)