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2015年 02月 25日

   ・・・ オルチャの谷の春 ・ 糸杉の林 あれこれ ・・・

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       今日ご覧頂くのは、トスカーナはオルチャの谷・Val d'Orcia
       なんとも雄大な風景が広がり、世界遺産にも指定の土地ですが、
       その中でもシンボル的存在で一際愛される糸杉の林
       それをあちらこちらから、じっくりご覧頂こうと、はい。

       春が待ち遠しい今日この頃ですね、 という事で一足早く、
       5月初旬の緑溢れるトスカーナをご覧下さいね。
       写真が少し多くなりましたが、難しいご説明なし、はは、
       どっぷりとトスカーナの春に浸って下さいませませ!


       上の写真は、昨年5月に出かけた時の最後の宿が
       オルチャの谷の西の端モンタルチーノ・Montalcinoで、
       朝7時前にオルチャの谷に別れを告げるべく、
       町の門を出てきた所。

       モンタルチーノの以前のご案内

       オルチャの谷のもう一つのシンボル的眺め
       ヴィタレータの礼拝堂

       サン・クイリコ・ドルチャの以前のご案内

       トスカーナ全体は


       少し靄がかかり逆光で、余り色が良く出ませんが、
       雄大な眺めの一端を
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       道はカーヴの多い坂道下り坂、こちらは左右を眺めつつ
       ゆっくり下りたいのですが、平日の朝となるとそうも行かず、
       後ろから追っかけられる感じで、・・ん、もう!



       まぁ、でもね、路肩に止まれそうな場所を見つけ
       じっくりと愉しみ
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       さて、お目当ての糸杉の林、道脇に車を止め・・。
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       道脇両側に車寄せが造られていて、安心して停められますが、
       この朝は一つ計画がありました。
       上の写真のように、傾斜地の少し奥に林が見えますが、
       土地の起伏は余り見えませんね。

       ところがガイドブックなどで見る写真は、
       この林の手前に小さな丘の起伏が幾つも重なり、
       林からの裾野が長いのです。
  
       春に8日間オルチャの谷に目的を絞り出かけた時は、
       東のピエンツァから西のモンタルチーノの手前までを
       何度も行ったり来たりしたのですが、

       この林の見える車寄せから西側すぐに橋があります。
       水のない谷に架かる橋で、その橋を渡った位置から
       糸杉の林の前に丘の起伏が広がるのを
       運転しつつ横目で見て発見し、そうか、ここなのか、
       なら最後の朝に寄ろう、と。



       という事で、橋の端をそろそろと渡り
       ここは州道、車専用で歩いてはいけないのかも知れませんが、
       この際そういう事にはかまっておれませんで、
       お巡りさん、来んといてや、ははは。

       で、こんな感じ!  やっと見れたぞ!
       そう、やはり裾野が広い!!  丘の起伏が見事!
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       いつ誰によって植えられたものか、ほぼ丸い林を形作り
       道行く人々を、トスカーナの風景を愛する人々を
       魅了する糸杉の林

       一見なんの目的も無さそうなこの糸杉の林が、
       多くの人々を引き付けるのが、素敵ですよね?!




       裾の広がり
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       そうなんです、奥にもう一つ、糸杉の林があるのですが、
       それは後ほどご覧頂きますね。
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       道の北側の広がりはこんな感じで、
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       既にカメラで狙う姿
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       車に戻り、これが5月の糸杉の見納め
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       はい、9月にも出かけましたが、この時は土砂降りとなり、
       余りにも降りが酷くここの車寄せでしばし休憩するほど。
       その時には友人共々、ほらっ、と窓を開けては
       各自一枚ずつ撮り、その間にも左脚がぐっしょり・・!
     
       まさに人生は一瞬先が闇、というがごとく、ははは、
       9月には、暗い林の写真が一枚だけに終わったのでした。
       人生の春は短し、恋せよ乙女、 ・・ん?! 何でこうなる?!




       所でこの糸杉の林はどこにあるか、地図をどうぞ。
       東に囲った所がサン・クイリコ・ドルチャ・San Quirico d'Orciaで、
       西に半分名が見えるのがモンタルチーノ。
       林は真ん中に赤線で囲った所にあり、
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       サン・クイリコ・ドルチャからモンタルチーノまでは
       14,3km 車で17分と出ましたから、
       サン・クイリコから4~5kmの位置になりましょうか。
      
       2つの町を連絡するバスも日に5回あるそうですが、
       ここは停留所もないので、車か観光バスでの途中下車のみで、
       という事になりますね。




       部分をアップすると、こんな感じ。
       そうなんだ、人工衛星からも見えるんですねぇ! ははは。
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       グーグルのストリート・ヴューだと、南北に見える道も
       車で通れそうなのですが、実際は歩きのみ。
       道を塞ぐ鎖もありましたから、土地の人の車のみOKなのかも。
 
       地図の道を辿り、大きな林の南に、
       道を両側から丸く挟む形で見えるのが奥の林。




       実は帰る日の2日前に、この周辺をウロウロしましたので、
       次にそれをご覧下さいね。

       車を止め林のある南側に下りてきて上り道を辿りますが
       見えるカップルはフランス人、彼の方は体を傾け、
       花を入れての傑作を狙い中!
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       上り道は林からかなり離れており、いま林より少し高い位置
       まぁ、傍によっても柵があり、近寄れない様子。
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       州道の北側もこの高さで見えますが、
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       上り道をも少し先に
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       遠くに見える農家、 手振れご容赦。
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       そして、モンタルチーノの町
       美味しいワイン、ブルネッロの郷!
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       谷の北側。  右からの土色の丘が切れる辺り、
       あの辺りまで、この後上りました。
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       北側の谷にも、このカメラマン
       この人は何を狙っているのか、ずっと定位置で、
       後でshinkaiが行った時もここにいましたっけ・・。

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       丘を上りきった所に、この奥の糸杉
       ここのは円を描くように植えられており、
       資材置き場みたいに石がごろごろで、少しがっかり・・。
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       丘の向こうには、こんな風景が広がり・・。
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       林越しに見える北の丘。 橋もちょっぴり見え、
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       丘を下り
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       道の両側をきょろきょろと見渡し、はは、走って横切り、



       今度は北側の丘の道を辿ります。
       丘の稜線、ずっ~と向こうに見える農家
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       道はこんな風に上ったり下ったりしながら奥に、上に
       あの奥の畑が見える辺りまで行きましたっけ。
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       さっき見えた家が今また奥に
       丘は3色、手前は乾いたままの荒れ土で、
       奥に見える茶色は、麦が植えられていなくとも、筋が見え、
       こういうのはどうなっているのか、何方かに訊ねてみたいもの。
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       大分上ってきたでしょう?!
       黄色は、麦畑の中に咲く小さい花なのですが、
       広がって色違いの絨毯を広げたよう!
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       見晴らして、辿ってきた道も橋も、
       糸杉の林も、南に辿った道も、奥の糸杉も・・
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       橋の東袂にある、車寄せの位置も分りますね。
       行かれる方、カーヴが続きますのでご注意を。



       ここの麦は大分背が高くなっていて、
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       ほらね、こんな風にもう穂が膨らみかけている!
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       丘越しに見るモンタルチーノの町
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       最後にもう一度
       ではね、元気でね、またいつかね!!
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       青空の下に広がる雄大な丘の起伏
       気持ちの良い散歩を楽しんで下さいましたように!
       

 
     *****

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by italiashiho2 | 2015-02-25 00:43 | ・トスカーナ Toscana | Comments(23)
2015年 02月 20日

   ・・・ ヴェネツィア、アックワ・アルタの日 ・ あれこれ様々 ・・・

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       ヴェネツィアのアックワ・アルタ・高潮の日のサン・マルコ広場は、
       先回見て頂きましたが、今日はそれ以外のあれこれを、
       どことなく静か、曇り日、水の色も濃い目、カーニヴァル時期・・
       のヴェネツィアをとりとめもなく歩きつつ、で、
       のんびりご覧下さいね。
       
       上は、サンタ・ルチーア駅から出てきた真向かいの教会
       サン・シメオン・ピッコロ・San Simeon Piccoloのドームの上。

       アックワ・アルタ サン・マルコ広場

       ヴェネツィア全体のご案内は、こちらから。
       http://italiashio.exblog.jp/i5



       駅前に架かる橋ポンテ・デッリ・スカルツィ・Ponte degli Scalziから、
       準備中のゴンドラを。
       駅前に出て来てすぐに潮位の高いのは分ったのですが、
       大運河の行き来はいつもと変わりなく・・。
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       ですがじきに、こんな運河沿いの道にも出会い
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       サン・ジャコモ・デル・オーリオ広場・S.Giacomo del Olio
       から、建物の下をくぐった所。
       絵葉書では見るのですが、自分では初めて撮った楕円形!
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       広場から東に突き当たりにある橋。
       既に水は引き始めているのですが、手前はまだすれすれ位。
       ね、水の色が濃いでしょう?
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       この眺め、いつもなら決して撮らないと思うのですが・・。
       この水の高さ、扉にしっかり嵌めこまれた浸水防止のアルミ板
       ボートの高さ、水色の濃さ、そして異様な静けさ!
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       橋の下の高さもこれくらい
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       いつも見るヴェネツィアの水の色は薄い抹茶色、という感じですが、
       今日の色は青緑のような・・。




       かなり重厚な建物の入り口も浸水
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       こちらは一緒に行ったサンドラ・Sandraの写真で、
       店脇の小さなショウ・インドウ
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       細い路地を抜けていく途中出合ったショウ・ウインドウ。
       なんとピエール・カルダンのデザイン店!
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       ご存知ですか、または、覚えておられますか、というのか、
       かっての一時期、炊飯器などにまで彼のデザインが溢れましたが・・。

       ピエール・カルダン・Pierre Cardin、元はヴェネト出身の
       イタリア人、ピエトロ・カルディン・Pietro Cardinであった、
       というのは随分前に知ったのでしたが、

       現在もまだご健在の様子で、こんな幾何学的デザインというのか、
       元々は建築デザインが目標だったというのが分るような、
       shinkaiにはモダンなのか、逆にレトロなのか!見当つかずの、
       色鮮やかな家具デザインが並んでおりました。
       が、店内余りにも暗く、道が狭く、広がりが撮れませんで・・。




       リアルト橋近くの魚市場もちょっと覗き・・
       今日はやはりお客の出足は少なめ。
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       美味しそうな、新鮮なマグロの固まりもあったけれど・・、
       持って歩けないし、うん、こういうのは目の毒よね、クスン。




       そこからすぐ先、リアルト橋からの丸いカーヴの岸
       しっかり浸かっていて・・。
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       見上げるリアルト橋
       2月になったというのに、まだクリスマスの飾り!
       こういうのは、ほんとに無粋というか興醒めですよねぇ?!
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       こちらもサンドラ・Sandraの写真で
       リアルト橋脇の16世紀のカメルレンギ宮・Palazzo dei Camerlenghi
       大運河からの浸水で、入り口にはこんな渡り橋。
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       カメルレンギというのは、ヴェネツィア共和国時代の
       経済監督司法官を指すようですが、少々心許ないものの・・、
       この建物はそれら共和国にとって重要な経済司法官達の事務所
       だったそうで、

       面白いのはここの1階が支払い不能者たち収監の監獄だったのだそう!
       つまり共和国政府からの厳しい戒めだったわけですね。




       この建物は厳しくとも、かなり手の込んだ装飾が施されていますが、
       その内で親しみやすく有名なのが、この向きにある2つの柱頭飾りで、
       
       一つはこれ、リアルト橋の東脇階段の途中から見えるもので、
       ええと・・、女性のアソコが火で焼かれていて! きゃ、
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       も一つはサイトから拝借の写真で、こちら。
       両脚の間に異様な物が突起し、動物の足のような爪があるもの!
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       これらの発祥はちょうど16世紀のリアルト橋架設が原因。
       以前は木製の橋で、真ん中が船が通れるよう跳ね橋だったのは
       絵画にも描かれてご存知の通りですが、
       落ちたり火災にあったりで、これを石の橋に架け替えようと。

       ところが口さがないリアルト近辺の市民達が嘲笑し、
       男の一人は
       本当に石の橋が架かるのなら、俺の足の真ん中に爪が生えるさ、
       も一人の女が引き取り、私のアソコに火がつくさ!

       という事で、噂を聞きつけた共和国政府は、
       リアルト橋の建設と共に、この形で残したのだそう。
       ・・ほんまかどうかは、shinkaiの責任範囲にあらずで~す。ははは。




       橋の上から見た、5枚上の写真に見えるゴンドラ
       ね、完全に離れているでしょう?
       覆いもかけずに、どういうこっちゃ?!
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       冬のレストラン。 水の色が異常に青緑!
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       さてこちらは皆でお昼を食べている時の出来事で、
       この尼僧はロシアのサン・ペテルスブルグからの方で、
       お名前をナタリーと。
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       彼女の後ろ左に見える店が、ペンとかノート、
       昔親書の封印に押した蝋の印とかを売っているお店で、
       我らの席から店内の彼女が見え、この被り物ですからね、
       顔は見えず、凄い帽子だよ、とジョヴァンニが言い出し、ははは、
       どんな人かと、皆出てくるのを待っていたのですね。

       で、通りがかった所をshinkaiがパシャっとやり、
       彼女は気がついてこちらを向いて、笑って下さったのです。

       それで行ってしまうのかと思ったら、なんと店に入ってきて、
       サン・ペテルスブルグから3日間来ていて、
       あの店で扱っている品が好きで欲しいけど、高くてこれだけ、と
       小さな手漉き紙のノートを見せたり、

       遠慮のないジャンナがお幾つですか、と聞くと56歳!
       というので、色白の若々しさに皆が驚いたり、
       私が何国人か、メールを出しても良いかとアドレスを書かされ、
       ははは、でも来ませんでしたが、
       
       ロシア語で書いた、パドヴァのサンタントーニオ聖堂の
       (ここだけはイタリア語、ははは)
       お札を下さいましたよ、良い子だもん、shinkaiは! きゃは。
       




       再びサン・マルコ広場に戻り、既に水はすっかり引き、
       どこかからの中学生達が先生のカメラで記念撮影を。
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       物好きshinkaiはのこのこ先生の隣に近寄り、
       皆にちょこんと右足を引いてご挨拶し、ははは、
       カメラを向けたのですね。

       先生は気づかずに写し終って生徒の方に近寄ろうとした途端、
       皆がいっせいに、ノー、ノー、先生、ノーと声をあげ、
       先生が退いて、皆にっこりで、中にはよそ向きもいますが、ははは、
       撮らせてくれた一枚です。
       中には本当に綺麗な女の子もいまして・・!




       サン・マルコ広場のカフェ・クワードリのカメリエーレ
       2人だからカメリエーリ・camerieriね。
       左はなかなかでしょう?! ははは。
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       サン・マルコ広場から西に向かい、出会うパンダ君
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       広場で時代衣装の男性に出会い撮りましたが、
       礼を言ってもニコリともしない野郎なので省略。
       そう、女は度胸、男は愛嬌、です!!




       ヴェネツィアの店のウィンドウは、やはり一味違う
       様な気がします。 勿論全部ではないですが、ね。

       カーニヴァル用品が見える店をふたつ
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       ガラス製品の店
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       そして、こういう布柄に弱いshinkai
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       猫ちゃんがいつもいる店先、右の猫ちゃんを見て
       きゃははと大口開けて笑ったら、中のお兄ちゃんもにっこりで、
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       ホテルの入り口、2頭のライオン像もお手伝いに刈り出され、
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       漸く、何年ぶりかにアッカデミア美術館の正面を見れましたぁ!
       本当に覆いの無い美術館は何年ぶりだろ?!
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       美術館前は本当にすっきりです、と皆様にご報告もうしあげ



       アッカデミア橋の上から望むドガーナの先っちょ
       遥か向こうの公園辺りも少しぼんやり、
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       という所で、今回のヴェネツィア散歩はお終いに!
       お疲れ様でしたぁ


 
     *****

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by italiashiho2 | 2015-02-20 02:00 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(19)
2015年 02月 15日

   ・・・ マルケの町をちょっぴり ・ ジョヴァンニの写真で (追記)・・・

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       今日は予定を変更し、ちょうど届きましたジョヴァンニの写真で
       マルケ州の町をいくつかちょっぴり、ご覧頂きますね

       彼の奥さんは昨年9月に仕事を引退、めでたく年金生活者となり
       2人でマルケに出かけてくる、との事で写真を頼んでいたのです。
       が、なかなか届かず、ヴェネツィアに出かけた時も念を押し、はは、
       彼としては普通の町案内風景は苦手の様子で少し渋ったのですが、
       shinkai得意の押し技で半ば無理やり、ははは、
       やっと届いたマルケの幾つかの町のご案内です。

       彼が苦手とはいえ美しい写真で、それも私の知らない町ばかり!
       で、ざっと書いてくれた説明以外にあれこれ読み、
       それなりに面白い話も見つかりましたので、そのあれこれも。
       ごゆっくりどうぞ!

       
       トップの写真は、懐かしいグラダーラ・Gradaraの町!
       マルケ州に入ってすぐの町ですが、行きがけに寄った様子で、
       町の門の上、兵士の見回りの道から撮ったと。


       小さな町をぐるりと取り囲む町の城壁があり
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       城見物に入ってくる道と、右側にマラテスタ家の城
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       既に一度ご案内済みですので、ここでは簡単に。

       素晴らしい城、要塞であり、またダンテが「神曲」に
       書いたことから多くの芸術家達のインスピレーションを煽り、
       数々の作品が書かれ、描かれた「パオロとフランチェスカ」の
       お話の舞台となったお城です。

       こちらから詳細をどうぞ

   
       私が行った2010年には城の中は写真禁止で、
       しかも「違反者は厳しく罰せられます」と言う可愛い張り紙で!
       残念ながら撮れなかったのですが、管理者が見張っているし・・、
       ところが今回ジョヴァンニが撮っているではないですかぁ!!
       で訊ねましたら、全然問題なかったと! 
       写真OKになった様で、うんもう、く・や・ち!

       という事で、ジョヴァンニの写真で、
       フランチェスカの寝室
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       この衣装は、19~20世紀にかけてのイタリアの大女優
       エレオノーラ・ドゥーゼ・Eleonora Duse
       「フランチェスコ・ダ・リミニ」を演じた時の衣装なのだそう。
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       エレオノーラ・ドゥーゼについては



       城の礼拝堂にある、素晴らしいテラコッタの祭壇浮き彫り
       アンドレア・デッラ・ロッビア・Andrea della Robbia作。
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       マルケの地図をどうぞ
       エミーリア・ロマーニャ州からマルケ州に入ってすぐ、
       カットーリカ・Cattoricaの南にグラダーラがあり、
       今回ジョヴァンニ達が行ったのは、アンコーナ・Anconaの南
       ロレート・Loreto,  レカナーティ・Recanati方面
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       地図に見える各町のご案内
       ウルビーノ・Urbinoのドゥカーレ宮

       ファブリアーノ・Fabriano

       トスカーナ州のアンギアーリ・Anghiari その1と2

       ウンブリアのグッビオ・Gubbio

       ペルージャ ・Perugia



       上の地図のアップを
       彼らが宿泊したのは海岸沿いに見えるマルチェッリ・Marcelliで、
       ヌマーナ・Numana, シローロ・Sirolo辺りはバカンス地で、
       その北になるコネーロ・Conero山辺りは自然公園。
       参拝地として有名なロレート・Loreto、 
       19世紀イタリアの詩人ジャコモ・レオパルディ・Giacomo Leopardi
       の生家のあるレカナーティ・Recanati
       少し北に離れたオッファーニャ・Offagnaは古くからの村落。
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       という感じですが、
       我がコネリアーノからどの位の距離かと見ましたら、
       ずっと高速で行け、コネリアーノ~ボローニャから
       アドリア海側に向けて下り、441km 4時間20分と。
       



       こちらがコネーロ山の麓にある海岸、エミーリア・ロマーニャの
       リミニ辺りに比べると狭く小さめですが、
       夏はやはりかなりの海水浴客が押し寄せるのだそう!
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       これら2つはどちらも、彼らが宿にしたB&Bからの眺めだそうで、
       宿の名はヴェント・デル・マーレ・Vento del Mare・海の風
       サイトは

       お値段はシングルが60エウロまで、ダブルで95エウロまで、
       朝食付きで、そうお高くないですね。

       上のコネーロ山の麓の海水浴場の写真ですが、
       shinkaiが持っているMondadori社のマルケのガイドブックの
       表紙写真でお馴染みのもので、そうか、ここだったのか!

       トスカーナやウンブリアに比べ、マルケはまだまだ観光後発組。
       余り有名地のアピールも無く、その分お安く済む様子です。



       コネーロ山に向っての眺め
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       ヌマーナの町
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       そしてシローロ
       この2つの町は古くからの漁村だったのが、現在はヴァカンス地に。 
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       シローロにある、漁師の像
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       こんな海沿いですから、やはり魚料理がとても美味しく
       これは唯一写真のあった魚介のパスタ
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       食べ物の写真をもっと送って、と書きましたら、
       お腹が減っているから食べる方が先で、いつも忘れると。
       ふむ、ブログ修行が無いからなぁ、ジョヴァンニは、ははは。

       土地のワインも素晴らしいのがあるそうで、
       中でも有名なのが、ロッソ・コネーロ・Rosso Coneroと。
       これは白もあるんだろうか?




       さてカトリック教徒にとっての大参拝地の一つととして
       有名なロレート
       大クーポラが見えますが、一番手前右に見えるのが町の城壁。
       聖堂と町をぐるりと取り囲んでおり、
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       大聖堂とその前の広い広いバジリカ広場(聖母広場)
       15世紀建設のルネッサンス様式で、鐘楼は18世紀のもの。
       行事のある時は、この広場が参拝客でぎっしりと埋まる様子!
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       所で普通見かける聖堂は、なに聖人に捧げられたものと、
       その聖人の名が冠されていますね。 
       ところがこのロレートの聖堂はちょっと違っていて
       その名を「聖なる家の聖堂・Basilica della Santa Casa
       または「聖なる家の聖地・Santuario」
       
       つまりキリストの聖母・マドンナの家
       ナザレに在った、ヨセフもキリストも住んでいた家と!

       それがなぜここ、イタリアのロレートに?!
       で、ここから伝承が始まるのですが、
       1291年にパレスティーナにイスラム教徒の侵入が始まり、
       この聖なる家は天使達によって運ばれ、現在のアルバニアの
       フィウメ・Fiumeに。 その後何ヶ所か天使によって運ばれた後、 
       1294年にレカナーティに近い月桂樹の森の中に!!

       こうして神秘な「ロレートの聖なる家」となったのだそうで、

       この大聖堂の大クーポラの下に安置されているのが
       この「聖なる家」
       上を覆うのは、ブラマンテの設計による16世紀初頭の建設。
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       ですが大理石のこういう重々しいのを見せられても
       ピンと来ませんでしょう?
       で、こちらを。




       重厚荘厳な大理石の中はこんな風になっておりまして、
       3方の壁は、まさにナザレ・Nazarethに今も残る
       聖母の家の跡と呼ばれる壁に、壁の寸法、材質のレンガ、切石
       印付けがピッタリ合うのだそう!!
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       祭壇部分の聖母子像は、1922年の火災の後に再製されたもので、
       オリジナルは赤樅の木材だったのが、現在はシトロンの木、
       祭壇部分も火災の後に再製されたものだと。
       内部にあるフレスコ画は14~15世紀のもので、
       火災を免れたものと。
       

       天使によって空を運ばれ、ここロレートにやって来た、という
       有り難い伝承がずっと続いていたわけですが、
       近年の研究によって、信心深い信者達の想いを崩す様々な事が
       明らかになっておりまして・・、はい。

       多分十字軍の兵士達により解体され、ビザンチンのアンジェリ家
       Angeli=天使の援けにより、船で運ばれてきたのだろうと。
       最初はフィウメに、そして伝承と違い、次にロレートに。

       ではなぜロレートにという事ですが、
       1294年当時の教皇はチェレスティーノ5世で、大変有徳な方
       ではあったようですが、教皇職に留まるのを嫌い
       殆どローマに居られず、
       教皇職代理のレカナーティの司教サルヴォ・Salvoが多分、
       ロレートからすぐ近いレカナーティの港、
       当時の教皇領の港としては一番大きな港の一つだったのだそうで、
       彼の教区内に聖母の家が最建築されるのを望んだのだろうと。
       現在の我らにとっては、こういう筋書きの方が納得できますよね。




       聖堂内には4つの聖具室があるそうで、
       その一つ、サン・マルコの聖具室を手がけた
       メロッツォ・ダ・フォルリ・Melozzo da Forlìの天井画、15世紀末。
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       騙し絵の手法を使った最初の作品の例になるのだそうで、
       飛んでいる天使達も、丸天井の建築装飾もすべて描いたもの。
       彼はアンドレア・マンテーニャが描いたマントヴァの城の
       「婚姻の間」に強く影響されたのだそう。

       マントヴァのお城と町


       もう一つの聖具室のルーカ・シニョレッリを初め、
       聖堂内のそれぞれの装飾にはたくさんの芸術家達が参画しており、
       一大文化聖域となっている様子。




       ロレートのこの聖堂の周囲を城壁が取り囲みますが、
       どうやら上がれる様子で、
       上からの眺めの写真もあり、

       向こうに海が見えるのが分りますか?
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       これは聖堂の右側、広場の回廊との隙間の様。
       聖堂の端の鐘の上にあるのは、雄鶏ですね、珍しい!
       きっと何か謂れがあるのでしょうね。
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     ◆ シニョレッリさんのコメントで思い出しましたので、追記を
       
       ここロレートは、16世紀の画家、特異な作品で知られる
       ロレンツォ・ロットの終焉の地でもありました。
       彼の生涯については、cucciolaさんがこちらに。

       そして彼が登場する様々な項目はこちらから。




       さてこちらは、地図の北部の山中にあった、
       アンコーナから15kに位置するオッファーニャの町
       中世15世紀からの素晴らしい要塞。
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       それぞれの丘の上に小さな町、村の姿があり
       そして時に要塞も姿を見せるマルケ州。
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       そしてレカナーティの中心、レオパルディ広場
       この町に生まれ、現在も生家が残るジャコモ・レオパルディに
       因みますが、
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       泉の上に見える像は
       


       そう、ジャコモ・レオパルディ・Giacomo Leopardi.
       (1798-1837)19世紀イタリアの大詩人、文学者、哲学者。
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       土地の由緒正しい貴族、伯爵家の長子として生まれるものの、
       父親の無謀な投機により経済破綻、強く、宗教心に固まる母親の
       愛情を受けずに育った、大変早熟な天才頭脳の持ち主だった様。

       青年期となり、猛烈な勉強で長時間座ったままに原因すると見られる
       脊柱側湾を発病、その影響で脊柱が曲がる、つまり2重の背中の瘤
       となり、痛みと引き続く心臓の問題に悩まされる、と言う、
       読むのも辛くなるような生い立ちの方で、
       ナポリで若くして亡くなられているものの、凄い方なのでした。
       ・・と如何にもボキャブラリー不足で、すみません。
       
       
       彼の草稿があるヴィッソ・Vissoの町




       レカナーティの夕暮れ
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       この要塞がどこにあるのか、必死で探しまして、ははは、
       レカナーティから西に行ったモンテフィオーレにある
       カステッロ・ディ・モンテフィオーレ・Castello di Montefioreと!
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       アンコーナの周囲には20ほどもの要塞があるそうで、
       これもその内の一つなのでしょうが、
       住んでいる様子もあるようで、また訊ねて見ましょう。




       最後は、ロレートを見晴らして・・
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       ジョヴァンニの写真によるマルケ州、如何でしたか?
       コメントをお伝えいたしますので、どうぞお願いいたします!
       はい、それを出汁に、また次を頼みますので、ははは。
 


 
     *****

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       アップしております。
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by italiashiho2 | 2015-02-15 03:44 | ・マルケ Marche | Comments(14)
2015年 02月 10日

   ・・・ アックワ・アルタのヴェネツィア ・ サン・マルコ広場 ・・・

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       先週火曜、写真仲間とヴェネツィアに出かけて来ました。
       この日の天気予報はお天気+曇りで、翌日は雨との事でしたが、
       実際は残念な事にかなりの曇天!
       まぁ、雨が降るよりは、という感じで出発しましたが、
       ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅前に出た所で、
       おお、今日はアックワ・アルタだよ!

       ヴェネツィアの冬の名物ともいえる
       アックワ・アルタ・Acqua alta・高潮!

       いつもとは違う顔を見せてくれる運河と街の表情に皆大喜びで、
       道は浸かっておりませんでしたので、嬉しくうろうろで、ははは、
       駅からリアルト橋に着いた辺りで、もう1時間以上経過! 
       
       上は、漸くに小路の奥にサン・マルコ聖堂が見えた所

       ずっと以前の、アックワ・アルタの写真は
       


       近づいた所で、わっ、本当にアックワ・アルタだぁ!!
       それまでの道は、たま~に濡れている位でしたので、
       はぁ、高をくくっていたのですね、正直な所。
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       で、建物の角から顔を出してみますと、
       きゃははは、アックワ・アルタだよぉ、本当に!!
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       何度か高潮の日に出会ったことはあっても、
       サン・マルコ広場でこれだけの高潮にあったのは初めてで、
       ヴェネツィアにお住まいの方には申し訳なくも、
       こちらは嬉しいばかり! 済みませんです、ははは。

       すぐ向こうで靴カバーを売っているのを見つけ
       shinkaiは即行き、幾ら? 9エウロ。
       えっ、向こうの道で7エウロで売ってたよ。 ノ。
       8エウロ。 ノ、9エウロ。
       勝てるわけがなく、ははは、買いましたです。
       
       ここではオレンジと緑を売っており、色と靴のサイズを言うと
       S M L の中から渡してくれ、shinkaiはオレンジのS.

       店、屋台によって扱う色が違うようで、
       写真で見る水色の他に、黄色も見かけましたです。




       早速に履き、水の中に入り込みパシャパシャと
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       この時点でくるぶしの上位まででしたけど、
       とはいえ、普通の靴ではね、やはり無理ですよね。




       まけてくれなかった靴カバー売り、ははは。
       彼らはそう、腿の上まで来るのを履いているのですね。
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       この黒のを、ヴェネツィアのお巡りさんも履いていた記憶で、
       背が高く脚の長いお巡りさんがとてもカッコよかったっけ!




       仲間達がカバーを買うかどうかを決めかねている間、
       shinkai一人見せびらかしに、水の中を行ったり来たり、ははは。

       すぐ前でカモメたちが縄張り争いか鋭い声をあげ
       嘴も首も突き出して威嚇するのを見ていると、
       突然こちらに向って飛び立ち、きゃ、ぶつかる!と思ったものの、
       すぐ傍をすり抜けて行き・・。
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       小広場の先が見通せる所まで行くと、
       薄日に水が光っているのが見え、早く傍に行きたいばかり!
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       サンドラがカバーを買い水に入り、次にジャンナとナディア。
       ジャンナは仲間が皆買ってこれで4足目だよと粘り、ははは、
       0.5エウロおまけして貰ったと! なら皆に還元しろぉ!!
       最後にジョヴァンニが買い、漸く皆が水の中。




       広場の方はかなりの水!
       奥に見えるのは、カーニヴァルの為の舞台つくりですが、
       この高潮では工事も中止。
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       ヴェネツィアのカーニヴァルのご案内
       グロリオーザさんの

       shinkaiの




       この曇り空では、時計塔のライオンも時計も、色が冴えず
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       悠々と浮かんでいるカモメ君と
       いつも感心して眺める、この羽の色、美しいグレイ!
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       少し浅い所では、歩くカモメ君
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       この茶の濃淡のカモメ君の足が白いのに、初めて気がつきました。
       そうなんだ、カモメの足が皆黄色とは限らないのだね。




       カバーを買った仲間達がまだ後ろで広場の方ばかり写しており、
       高潮からの水の引きの速さを知っているshinkaiは、
       こちら側に早く来たくて大声を上げ、ははは、皆に知らせ、
       漸くに!

       かなり潮が引いて来ていますが、まだ横切る人は少なく、
       すっきり広がるサン・マルコ小広場、おお!!
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       今回初めて、写真がとても暗く写りました。
       この広場で何度も、どんな季節にも撮っていますが、
       水が地面に広がっているからなのか、とても暗い写り様で、
       この印象は、夏のトリエステの広場で一度経験した感じに似ています。
       紫外線が強い時こんな感じになりますが、
       この度のは、水の影響なのか、逆光なのか、よく分りません。




       広場に広がる水の波紋
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       随所にある排水口で、渦を巻く水
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       水に映る、円柱上のライオン君
       いぇ、手を広げた猫の肉球ではありませぬ、ひひ。
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       ちょうど12時を知らせる時計塔の鐘突き男
       右側のヴェッキオ・年寄りのハンマーが動いていたのですが・・。
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       向って右側はヒゲを生やしているので、ヴェッキオ、
       左はヒゲがないので、ジョーヴァネ・若者と呼ばれるのだそう。

       時計塔探訪は




       今日は鐘楼の上の人も余り見えず・・
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       ね、ドゥカーレ宮の南側はもう既に乾き始めており
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       そう、ここが水に浸かってるのを見たかったのになぁ・・!




       ついでに、やはり記念撮影的に撮りませんとね、はは。
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       仲間のジョヴァンニとサンドラ
       ジャンナのが今回上手く撮れず、殺されぬようアップなし!
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       サン・ジョルジョ・マッジョーレとゴンドラ溜まり
       ここもやはり、ヴェネツィアに来たからには、ね。
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       そろそろお昼を食べる為に広場を引き上げますが、

       ね、まだまだ広~~い広場!
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       渦を巻く水に薄日が当り
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       この写真、ほんのり詩情を感じません?
       うひひ、shinkaiにだって撮れるよん、ヴェネツィアではね。
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       サン・マルコ聖堂入り口
       午前中はずらっと並んでいたのですが、多分お昼休み。
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       バサッと、至近距離を飛ぶカモメ君
       反射的にシャッターを切ったのが写っており、へへ、
       今日はいやに近くを飛び交うカモメたち!
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       正面上の聖マルコ像と、下にイスタンブルからの4頭の馬
       はい、また正面右上が修復で覆われているサン・マルコ聖堂。
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       聖堂正面下側に5つ並ぶ黄金モザイクの内、左から2番目
       主題が何なのか知りませんが、金のモザイク片が光鮮やか!
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       お昼を食べにサン・マルコ聖堂の北を東に。
  
       手前、ドゥカーレ宮から牢獄に渡る溜め息橋
       奥にスキアヴォーニ河岸にかかるポンテ・デッラ・パーリア
       そしてサン・ジョルジョ・マッジョーレが見えます。
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       水面が上がっているので、ゴンドラが通り抜けるのに、
       ゴンドリエーレは背をかがめ。
     


       一応カルネヴァーレが始まってはいる期間でしたが、
       平日でもあり高潮の影響もあるのか、
       衣装の人に出会ったのは一度だけ!

       天気予報とは打って変わり、翌日は上天気となり少し残念!
       ですが高潮はその後も3,4日続き、もっと高く、
       お天気も悪くなり、観光の方も地元の方も大変だったろうと。

       昨日日曜からいよいよ本格的にカーニヴァル行事が
       始まった様ですが、今回で暫くはヴェネツィアもお預けに。

       今回はサン・マルコ広場の高潮に絞りましたが、
       次回もう一度、あれこれヴェネツィアのモチーフを
       見ていただこうと思います、よろしくぅ!!


     *****
    
       そうそう、この朝は駅裏の市の駐車場に入れたのですが、
       無料とあって朝の8時にはいつも2つとも満車になります。
       ところが運よく、先行の車が止まったすぐ後ろがOKだったので、
       やれやれとそこに、純真なshinkaiは疑いもなく。

       で夕方戻ってきましたら、はい、運が物凄く良かったのか、
       我が愛しのパンダちゃんは、鳥のウンチ爆弾まみれに! 
       ちょうど実のついた木の枝が伸びている下でして、
       実入りのウンチを全身に浴びた我が車は、
       フロント・ワイバーが届く位置だけから外界が見え、
       横も後ろも真っ暗闇ではござんせんか!! きゃはは。

       翌朝すぐ洗えば良かったのでしょうが、
       先回のブログの下調べで一日つぶれ、
       翌日にはウンチまみれを忘れておりましてぇ・・!

       そして4日経過した昨日日曜の朝気がつき、ははは、
       歩き会と昼食お招きに預かるべく出かける前、
       手のかじかむ寒い早朝から、大急ぎでお風呂ブラシを活用、
       硬く硬くこびりつくウンチを、1時間半かかって
       やっと洗い落としましたのです、はい。

       こういうのを読むと、ドジ! アホ!と大喜びする
       悪友たちがいるのは分っているのですがぁ・・、
       ふん、次はあんた達に運がつく番だからねぇ!! 

       お粗末様でしたぁ!
       
 
     *****

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by italiashiho2 | 2015-02-10 01:59 | ・ヴェネツィア Venezia | Comments(17)
2015年 02月 05日

   ・・・ 塩田・サリーネ という名の町 ・ ヴォルテッラ近郊 ・・・

d0097427_02220717.jpg
       旅の下調べ段階はとても楽しく、色々知る事も多いですが、
       そんなこんなで発見したトスカーナはヴォルテッラ近くの町
       サリーネ・Salineのご案内です。

       ヴォルテッラ周辺風景は雄大で素晴らしかった、という
       ずっと以前の記憶があり、どう回ろうかと地図を調べていて
       目に付いたのが、ヴォルテッラの南西8k程の地名サリーネ。

       サリーネ・塩田?! こんな平野に?!

       勿論北ヨーロッパの岩塩採掘など知識としてはあっても、
       塩田と聞くとやはり海辺の塩田を思いますよね?
       で調べましたら、やはり古代より塩の採取で有名だった事が分り、
       も一つ、かってヴォルテッラまでの鉄道線があった事も知り・・、
       あれこれ纏めての今日のご案内です。

       上の写真は、ヴォルテッラの町から西方の眺めで、
       中程に細長く広がるのがサリーネの町、
       手前から蛇行しつつ行く道が、州道68号線。



       地図をどうぞ
       中程にヴォルテッラ・Volterraの町があり、南西の赤点が
       サリーネ・Saline、ティレニア海に出た所がチェチーナ・Cecina
       ここは今回後ほどご案内を。
d0097427_02222028.jpg
       そして東には、北からチェルタルド・Certaldo・ボッカッチョの町、
       ポッジボンシ・Poggibonsi、ここはシエナからサン・ジミニャーノや
       ヴォルテッラへのバスの連絡駅。




       海抜が530mもあるヴォルテッラの町から坂道を下り
       やっと路肩に止まれる場所から仰ぎ見る町。
d0097427_02223186.jpg
       右端に並木が途切れ、人の姿がチラッと見える辺り、
       あの辺りから、明け行く平野を眺めたのでした。

       朝の平野の姿は




       州道68号線といっても、やっと2車線のカーヴの多い道で、
       上手く止まれる場所を探しつつ、
       次々と変化する風景を睨みつつ・・!
d0097427_02224367.jpg
d0097427_02225957.jpg



       西に進んでの右手、つまり北側の風景よりも、
       左側南の風景の方が雄大で変化に富むのですが
       逆光になり、ほんの少し靄で色が少し冴えず・・。
d0097427_02231012.jpg
d0097427_02232273.jpg


     
       振り返ってのヴォルテッラの町
       上でもご覧頂いた旧市街中心の洗礼堂やプリオーリ宮のでっぱり、
       そして右端の傾斜に沿って大きく見えるのが、メディチ家の要塞。
d0097427_02233484.jpg



       北側の風景、写真整理中に気がついてちょっと感嘆したのは
d0097427_02234672.jpg



       見え難いのをご容赦願い、部分を半分切り取ったのがこれ。
       お分かりですか、電線が平野を3本走るのに
       びっしりと黒い鳥、中には少し灰色も見えるのですが、
       大きさから考え多分カラスの種と。
       こんなにもびっしりと止まっているのでした!
d0097427_02235767.jpg



       茶のなだらかなハーモニーもあり
d0097427_02263313.jpg



       濃い茶と、緑の縞々の段だらと
d0097427_02260198.jpg



       大きくカーヴする道、白く丸いのは、どうやら現代彫刻らしい
       のですがぁぁ、大きな廃墟も見え、
d0097427_02265030.jpg



       ・・なんだろ、これ? 要塞とか居城跡かな?
d0097427_02270238.jpg



       もうそろそろサリーネの町に近い位置
       shinkaiのパンダちゃんと、車の陰でスケッチするmkちゃん。
d0097427_02271532.jpg



       この頃はグーグル・マップの地図、衛星地図、
       ストリート・ヴュー等、とても便利で活用していまして、
       町の様子も先に大体探る事が出来ますよね。

       でやはり、サリーネの町自体は街道筋に家や店が立ち並ぶ
       変哲もない町でして、失礼、
       見かけた道路標識だけ撮っておりまして・・
d0097427_02272892.jpg
       東ヴォルテッラまで8k
       西チェチーナまで30k
      



       最初に書きました様に、サリーネの町の由来を読んでいて、
       かってヴォルテッラまでの鉄道が通っていたのが、
       現在は廃線となっている事を知りましたが、

       こちらがその駅、鉄路はここで途切れます
d0097427_02274097.jpg



       上の写真で奥に見える駅舎ですが、写真に見える右の
       ガードレールのすぐ横は州道が通り、かなりの車の往き来があり、
       駅舎の前までは行かなかったのですが、
d0097427_02275232.jpg



       こちらがサイトから拝借の駅舎正面の様子。
       サリーネ・ポマランチェ・Pomaranceのポマランチェは、
       サリーネから南に行った町。
d0097427_02280457.jpg



       これがかっての鉄道線の行程。
d0097427_02281422.jpg
       どこの国にも鉄道ファン、それもかっての蒸気機関車ファン、
       廃線になった鉄道線のファンなるものが居られる様子で、
       今回調べているうちに、かなりの情熱をこめた記事も写真も
       見つかりまして、あれこれ知ることが出来ました。

   
       まず、ヴォルテッラに向ってはかなりの傾斜となるのが
       お分かりですよね。
       なのでこの区間3箇所にクレマリエーラ・cremagliera
       日本語でラック式と呼ばれる歯車を噛み合わせて傾斜を上る
       方法が採用され、西海岸のチェチーナ(リヴォルノ県)まで
       乗客、ヴォルテッラのアラバスターやサリーネの塩を運んだのだと。




       古い写真が見つかりました!
       まずラック式という、歯車を噛み合わせて傾斜地を克服する
       方法なのですが、
d0097427_02303979.jpg
       線路をご覧下さいね。 二本の通常の線路の他に、
       真ん中に太い線が見えるでしょう?
       この部分がぎざぎざの長い歯車になっているのですね。

       写真の背景の風景から見て、ヴォルテッラの町から
       坂を下り西に向う位置と思いますが、
       見物人も出ているのが、楽しい!! ははは。




       もう一枚どうぞ。
       こちらではっきり真ん中の歯車式が分りますね。
       そして小さめの機関車の車体自体が傾斜し、可愛い!
       前についている輪が歯車を噛む式になっているのが見えます。          
d0097427_02305253.jpg
   
       あの急坂のヴォルテッラの町のどこに鉄道駅があったのかと
       考えましたが、どうやらメディチ家要塞の下の平地部分に駅が
       あった様子で、現在はバス駅に利用されているとの事。



       所でサリーネの駅を傍まで見に行かなかったのは、
       廃線になったと読み、てっきり駅も使われていないものと
       思ったからなのでしたが、
       サリーネから西に向う部分は生きていたのですね。

       後先逆になりますが、ここの鉄道線について書きますと、
       西のティレーニア海側のチェチーナからサリーネの30km間が
       開通したのが1863年10月20日
       更にヴォルテッラまでの開通は1912年だったとの事。

       第二次大戦中に破壊されたりもあったのが、戦後直ちに復活、
       貨物列車がせっせと活躍していた様子ですが、
       次第に貨物での運搬物資が減り、様々な新しい試みもされた物の
       ヴォルテッラ・サリーネ間が閉じられたのが1958年11月12日
       はい、この区間は大変短い運行期間だったのですね。

       そして車での運搬が増え、サリーネ・チェチーナ間も
       遂に1990年代に貨物の運行が止まり、乗客輸送のみになっていたのも
       1999年の川の大氾濫による被害があったりで止まり加減だった様子。



       それが漸くに何ヶ月間の保線修理も終え、
       2013年12月4日に西海岸側とを結ぶ鉄道線が再開されたといい、
d0097427_02310553.jpg
       
       現在は日に4往復、日曜日と、学校が閉まるクリスマス休暇と
       夏休みの6月最初から9月の最初まではお休み、という運行。

       そうなんです、我がスコミーゴ村を通過するバスも、
       ちょうどこんな運行本数で、日曜と学校のお休み期間は無しで、
       イタリアの田舎の場合はこういうのが多いのではないかしらん・・。
       



       所でこのヴォルテッラ・サリーネ間の元の線路跡
       通行できるようだとグーグル・マップで知り、
       あの狭いカーヴの道で停車できる場所を探すよりも、
       こちらの方がゆっくり風景を楽しめるかもと、行って見る事に!
       へい、好奇心いっぱいのshinkaiですよってね。

       衛星地図をどうぞ
       赤点がサリーネの町、左下の電車の印が駅の位置で、
       小さい赤点ポツポツが元の鉄道線路跡、上を黄色の州道が通ります。
d0097427_02311653.jpg
       細眺めの池に見えるのが、町の名サリーネ・塩田の由来となるもので、
       大きな赤点を打った辺りに我々は間違えて入り込んだのでした。




       駅の近くで丁寧に教えてくれる人に出会い、確かに入り込んだ道は
       正しかったのですが、行き過ぎてしまい、ははは、こんな道!!
d0097427_02312931.jpg
       出会った高年シニョーレにヴォルテッラまで行けるかと訊ねると、
       途中の橋が落ちているから、そこまでは行けるけど、
       あとは車では無理だというので、では、そこまで行こうかと。

       春からずっと大雨が続いていましたし、4輪駆動の大型車でも
       通ったのか酷い道になっており、
       直に、やめた方が良いね、と車を回そうとしてガタンと
       落ち込み、友人が右だ左だと指示を出してくれて脱出成功!




       その道脇に車を置いて、暫く先まで歩いて行きましたが、
 
       普通車は寄せ付けない凸凹道も、蟻は大丈夫なのね、ふむ。
d0097427_02314036.jpg



       道を間違えていた事は、今回ブログ・アップの為にもう一度
       グーグルマップを確かめて気がついたのですが、
       
       間違えずに元の鉄道線路跡に入り込んでいたら、
       この塩田は見れませんでした! ならば幸運だったのかな? へへ。
       はい、これがサリーネの塩田なのです。
d0097427_02315231.jpg
d0097427_02320430.jpg
       塩田といっても、海水を平たい畑に通し、太陽の陽で乾燥させる
       のではなく、ここのは塩水の湧き水利用でしたし、
       こうしてご覧になる様に、いわば岩塩状態ですね。
       まさにこの一帯には、イタリアにおける大きな埋蔵量
       地下にあるのだそう!

       エトルスクの時代からここの塩辛い湧き水は利用されていた様子で、
       ローマ期には既にそれを記したものがあリ、
       中世を通しこの湧き水はモイエ・moieと呼ばれ、
       この地方の経済を潤し、当時はヴォルテッラの司教領主の
       持ち物だったのも、コムーネに渡り、そしてフィレンツェ共和国に。

       塩田の最初の記録が残るのは980年頃、
       当時ドイツのザクセン地方で岩塩鉱が見つかり、
       神聖ローマ帝国皇帝オットーネ2世が、技術を学ぶよう
       この地方の塩製法の親方達を招いたものだそう。

       フィレンツェ共和国、トスカーナ大公国に渡った後も、
       大きな税金はかけられた物のこの地のものとされ、
       どんどん大掛かりな製造法になって行った様子。

       モイエ・塩水の湧き水から塩を取り出す方法
       ちょっと面白くダイナミックなので書いてみますね。

       5つの井戸(6つと書いてあるのも)から巻き上げ機によって、
       24時間に500杯もの塩水が大バケツで汲み上げられ、
       幾筋かに分けられた道を通り槽に溜められ、
       そこから再度幾筋かの道を通り8基の燃焼器に。

       燃焼器の下は鉛製の格納庫とでも言うのか、になっていて、
       3時間毎に木製の熊手で出来上がった塩を掻き出す仕組み。

       昼も夜も焚き続けるために、一つの燃焼器に付き3人の男が働き、
       この燃やす薪は、一日にロバの積荷にして100荷もの薪が必要。
       パスクワの休暇以外は休むことが無いので、
       周囲5マイル一帯は薪の山で埋まっていたんだそう!

       3ヶ月ごとに石の燃焼器が新しく作られ、その上に鉛の塊が置かれ、
       その鉛が溶け石の燃焼器の形となり、塩が燃焼器から出る時に
       乾燥するのにちょうど良い形になるのだそうで、・・ご想像を!
       出来た塩は即袋に詰められ、ヴォルテッラの倉庫に送られたと。

       トスカーナ大公国からイタリア王国に、そしてイタリア共和国にと
       持ち主が移り、塩も国家専売品に。




       塩田脇より眺める現在の精製工場で、アティサーレ・Atisale.
d0097427_02321637.jpg
       サイトを見ましたら、所有の3つの塩田の説明があり、
       ここサリーネのは、地下100~200mにある1700平米の岩塩で、
       大変純度の高い細かい塩なのだそう。       

       イタリア内に所有する3つの塩田の様子も知れるサイト




       道をもっと進むと、こんな廃屋もあり
d0097427_02322923.jpg



       小池もあり、・・うん、ここも塩味かな? ははは。
d0097427_02351793.jpg



       草や細かい枝に絡みつくようなカタツムリがあちこちに
d0097427_02353092.jpg



       そして、塩からトンボ風、かなり大きめ。
       ね、塩田脇に塩からトンボなんて出来すぎですよね、ははは。
d0097427_02354261.jpg



       道はまだまだこんな風に延びて行き
d0097427_02355491.jpg



       振り返ると、遠くにサリーネの町並み
       小さな小屋の先に、小さく見えるshinkaiのパンダちゃん。
d0097427_02360624.jpg



       も少し先の小高い所から眺める、ヴォルテッラの町
d0097427_02361980.jpg

       さて、引き返す事にしましょうか・・。

     
       少し長い説明もありましたが、
       どうぞ、お楽しみ頂けました様に!



 
     *****

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by italiashiho2 | 2015-02-05 02:37 | ・トスカーナ Toscana | Comments(14)