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2016年 03月 31日

   ・・・ ムーラ ・ 少し遅い春を待つ村 ・ ヴェネト ・・・

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       この27日はパスクワ・復活祭でしたが、
       寒くは無いものの、生憎この日は曇り日。
       ですが友人のジュリアーナと2人で、我が家からだと車で
       約30分ほどの北西にある村、ムーラ・Mura に出かけて来ました。

       はは、お気づきになりましたか? ムーラという村、なんです。
       ムーロ・muro・壁、城壁の複数形がmuraなので、村の名に
       何か謂れがあるのかと調べてみましたが、特に見つからず、でした。

       昨年末グループで夜のプレゼーピオ、明かりの灯った
       キリストの降誕を人形などで現すもの、を見に行ったジュリアーナが、
       なかなか良い村だったよ、というので、
       では春になったら出かけようと言ってたのでした。

       トップの写真はこの村の教会、ちょうど到着時間を示していますね。      
       
       生憎の曇り空で、今回の写真は余り明るくないですが、ご勘弁を。



       ムーラの村はどこにあるか、地図をどうぞ
       我が家は右下Casaと囲った赤点辺りで、その下のOgliano・オリアーノは
       いつも見て頂く隣村。
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       坂下の道に出て、北のヴィットリオ・ヴェネトまで出て西に、
       という行程のほうが早いのでしょうが、
       家から好きな田舎道を辿る、赤線を引いた村々のカルページカ・Carpesica、
       コッツゥオーロ・Cozzuolo、西にコルバネーゼ・Corbanese、そして北に
       タルツォ・Tarzo、ラーゴ・Lagoと進み、Mura・ムーラです。
       こちらの方が断然四季折々の眺めが良いのです。

       ムーラは行政的には西のチゾン・ディ・ヴァルマリーノ・Cison di Valmarino
       の下に入り、北に見えるサン・ボルド・San Boldoは、 
       先日見て頂いた羊達が峠を越して北の故郷に戻る峠道。




       さて、村に入ると細く曲がりくねった道が続き
       両脇に建つ家はすべて古い頑丈な石造り!
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       今は住まう人も居ない放置された家や納屋もあちこちに見られ、

       手前四角の大きな家、この辺りこういう木のベランダ柵が特徴なのですが、
       2軒分に別れた手前側は売り家の札が付いていて、奥半分は
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       きちんと整備修復され住んでおられますが、売り家の札。
       売り家札を見た人が、このお家に訊ねるのかも、ですね。
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       近くの修復された納屋と母屋
       母屋の濃い茶色、そしてこの低い軒から、なんとなしに
       日本の民家を思い起こしたshinkai!
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       こちらも修復されたばかりの家と出窓。
       なんとも頑丈でしょう?! これでまた何世紀も大丈夫なのでしょうね。
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       かっての納屋の入り口かな、右上に見える黒い丸は木の梁で、
       壁に見える / とか X の鉄は、梁を〆る鉄の要。
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       下の写真のガレージになっている扉口、ちょっとモダンで素敵でしょう?!




       ここも住居の入り口は上にあり、外階段が続きます。
       が、現在このお家も空き家。
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       お隣の広い庭の奥にワンがいて、ジュリアーナが何度も呼ぶと
       やっと立ち上がり、ワン!と一声吠え、またペチャっと腹ばい!
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       普通であれば、大急ぎで門柵まで駆け寄り大声で吠え、走り回るべきなのに、
       この子は全部省略! まぁ、このお腹を見ればね、ははは。




       村の中を行ったり来たり、細い道を辿りますが、
       まさに村の中の家々、すべてこんな風に石を積んだ造り!!
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       かろうじて見える門脇の花壇もこんな風!  
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       ここもやはり2階には外階段のお家ですが、なかなか良い雰囲気でしょう? 
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       村外れまで来ると、葡萄畑の中でお仕事中
       復活祭祭日も春の仕事があるのですねぇ。
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       大きな赤い建物に白い線、そう、お隣のチゾンの領主、
       ブランドリーノ家の持ち物の印が残りますが、
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       奥の低い方の窓が開き、中から家畜小屋の匂いが流れ、むぉ~の声
       覗いてみると、やはり牛達が。
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       村外れの道を南に行くと、透明な川が流れ、ソリーゴ川と。
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       村外れの南の道から見るムーラのほぼ全体
       そうなんです、村のすぐ北に山が迫り、いわば屏風の役を。
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       村の南外れは平地が広がり、子供の遊び道具のある公園もあり、
       道はこんな風に東に続き、村の東側を囲みますが
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       こちらは南に延びる道
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       村の東に近づくと、花が既に盛りを過ぎ
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       川辺に小さな礼拝所、フレスコ画装飾されたのが。
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       ここに至り、初めて、あれっ、この場所には来た事あるよ!





       岸辺にある柳の芽吹き
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       そう、この眺め、覚えているなぁ!
       あの小さなのは礼拝所かも。 修復されたようですね。
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       垣根の隙間からレンズを突っ込み、動くなよ!と言いつつ、
       ははは、来年の干支用を撮り貯めしておかないと・・。
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       お家の広い庭端には、要りそうで要らない物があれこれ、ははは。
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       刈り取ったばかりの木の始末も
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       やはり花を見ると、春だなぁ、と嬉しく! 
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       これも見覚えのある水槽
       ですが、上の古い写真風の絵は新しく追加された物ですね。 
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       古いアーチの中、家が見え、中庭が見え
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       ジュリアーナは子供時代をフリウリの北で過ごしているのですが、
       過ごした家は、こんな風に大きなアーチの門があり、
       中に入ると広い中庭で、女達が編み物をしたり、フェルト布の
       靴を作ったり、トウモロコシの実をこそげたりの農作業をしたりで、
       中庭の周囲を家がぐるっと囲み、他の家族が住み・・。
       つまり、アーチの中は門を閉めると小さな村と同じだった
       という想い出話を。 

       きっとこの村も、そんな古い時代を何世紀も重ねて来たのでしょうね。

       村の中には1軒のバールも、タバッキも、食料品店も見かけず、
       まぁ今は、隣のチゾンまで行けばレストランもホテルもあるほどの町ですが、
       かっての村人達の生活は大変だったでしょうね。
       きっと自給自足の助け合い、不足を補っての暮らしだった事でしょう。

       ジュリアーナ達がプレゼーピオを見に来た夜は、
       村でお茶とクッキーのサーヴィスがあったそうで、
       やはり一種の村興しというか、自分達の村を何とか、という
       皆さんの意思なのでしょうね。
       良く保存されていると思いましたもの。



       中庭の向こう、綺麗に改装された可愛いお家
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       ふと気がつくと、柵の向こうにワン君がいて
       吠えもせず動きもせずに、尻尾を立てたままポーズ!
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       おお、いい子じゃねぇ!と広島弁で褒めてあげ、ははは、
       我らは道を辿ると、




       なんと庭続きにずっ~と一番端まで移動して来て、もう1枚! 
       長い黒い耳が目立つ、好奇心の強い、暇なワン君、ははは。
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       後ろから、ボクもぉ!と吠え騒ぐ、羊みたいな耳の子!
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       こうして村の中の道を行ったり来たり、奥まで入り込み、はは、

       村の入り口まで戻り、最初の教会前に
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       この教会は村の守護聖人サン・ゴッタルド・S.Gottardoに捧げられ、
       この聖人は家畜たちの守り神だそうで、農民達から長年にわたり、
       家畜を病気から護るように祈りを捧げられたという、
       いかにも農村に相応しい守護聖人の教会なのでした。

       前を通る道が、ヴィットリオ・ヴェネトから西のヴァルドッビアーデネ・
       Valdobbiadeneまで続く、この先は白ワインの道、


       村は教会横の道を上った上にも少し続くので、行って見ようとなり、




       お家に裏庭に見えるムスカリの花
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       如何にもの半円の橋が架かっているのが見えますが、
       水路も掘られているのに今は空で、何の為の橋だったんだろ?!
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       山に近いせいか、ここの花はちらほらの咲きかけ
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       村を見下ろす位置に出て
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       山からの風が遮られ南からの陽が当る位置の木は、正直に花を咲かせ
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       なんの芽かな、こういうのを見ると嬉しい!
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       土手の南面に咲く花。 
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       村の南向こう遥かに、雑木を焼く煙がたなびき
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       教会の後ろに戻ってきて、小さい教会なのにちゃんと後陣が張り出し、
       横にもポコッと礼拝堂があるのに感心!はは。
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       時計を見ると12時40分。
       2時間ほどのムーラの村散歩でした。



     *****

       水彩+色鉛筆画ブログには、 修道院回廊の途中経過 と、 春の道 を
       アップしています。   
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by italiashiho2 | 2016-03-31 00:08 | ・ヴェネト Veneto | Comments(6)
2016年 03月 26日

・・・ ルチャーノ・パヴァロッティの家博物館訪問 ・ モデナ ・・・

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       先週水曜にモデナ・Modenaをグループで、市内の聖堂、エステンセ美術館、
       そして郊外にあるルチャーノ・パヴァロッティの家博物館、
       モデナ名物のバルサミコ酢醸造元、等を訪問して来ました。

       当日は生憎と小雨が時にぱらつく日でしたが、
       天気予報の終日雨よりはまし!
       たっぷりぎっしりの日程をこなして楽しんで来ましたが、
    
       今日はまず、イタリアが誇る世紀のテノール歌手
       ルチャーノ・パヴァロッティ・Luciano Pavarotti(1935-2007)
       の家博物館の様子をご覧くださいね。

       shinkaiめはまだ日本にいる頃から彼の歌声の大ファンでして、
       あの明るく豊かな声量の歌声を聴いていると
       まさにイタリアの煌く青空が私の中にいっぱいに広がる様な・・。
       そんな印象で、憧れと共に惚れ惚れと聞き惚れていたのでした。

       なので今回、グループ旅行で嬉しく行く事ができ、
       皆さんにもモデナ訪問の最初にご案内、という、ははは、
       様子です。 彼の歌声も最後に聞いて頂きますね。
       
     

       家の前、明るい彩の家、門扉が目に付き
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       一番左に見えるこれ、これは彼が歌い終わってのいつものご挨拶姿
       手に大きなハンカチを持ち、両手をいっぱいに広げる姿。
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       この家博物館はどこにあるか、
       モデナ市の郊外、Stradello Nava 6 に。
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       蛇足ながら、パヴァロッティ博物館のすぐ北に、高速A1を挟んで
       見えるB&B Contrada という民宿
       ここに2年前の秋、トスカーナに向う前に1泊しており、
       とてもお安く、猫や犬が居たのを良く覚えている、懐かしいB&Bが出て!




       さて入り口の門扉から見る家、左手の黄色い部分はブックショップで、
       母屋は右手のサーモン・カラーの部分
       広い庭の木々に花が咲き始めておりました。
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       母屋の入り口
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       ガイドさんに連れられて入り口を入ると、右手奥にピアノが見え
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       話を聞くと、彼は自分の幸運だった人生を振り返り、
       パン屋の息子に生まれ、特別の財産があったわけでもない彼が、
       その折々に人々から受けた支援で今があると考えていて、
       この家にやって来る歌手志望者には、
       このピアノで無料レッスンを与えていたそう。

       左に切れて、彼の着ていたモーニングが見えますが、
       さすが、大きい!!




       ピアノの右手の壁には、大きな書棚
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       この家は古い農家が売りに出されたのを買取リ、取り壊し、
       彼の長年のアイディアをすべて込めて
       古い田舎家風に新築された物なのだそう。

       80年代に買取リ、設計が始まり、実際に工事に掛かったのは
       90年代。 彼はすべてを自分の思うようにしたい、が
       しょっちゅう海外にも公演で出かけるので、しばしば工事中断も。
       
       実際に家が完成し、ここに住んだのは約3年間!
       で、このお家で亡くなったと。 




       入り口側の壁はこんな感じで、
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       ここにはプッチーニの手紙のコレクションが。
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       そうですよね、ジャコモ・プッチーニのオペラ作品、
       トスカ、トゥーランドット、ラ・ボエーム、蝶々さん、などなど、
       パヴァロッティの当たり役がたくさんありました!

       プッチーニの家博物館のご案内
       



       家の中の家具類などは、すべて使っていたものがそのままにされており、
       それに博物館としての資料を加えている、という事で、

       この陳列ケースには、左上にメモ帳、その右下に折れ釘
       舞台で手に持っていたハンカチ類(右上光って見え難く・・!)
       蝶ネクタイなど。
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       折れ釘、というのは最初の舞台だったか、
       舞台で見つけた折れ釘をポケットに入れていたのが上手く歌えたので、
       それ以来彼のおまじないのようになったのだそう。




       左上にあったメモ帳、かなりのメモ魔だったようで、
       左側のには、各公演日に *TOSCA OK one などと。
       oneは、benoneの略で、bene良い、の上級形、
       つまり公演の出来具合を記していて、
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       右側の開かれているページには、あれこれ料理のレシピ!

       ガイドさんによると、パン屋の隣に大統領の電話番号があったりで、
       彼にとっては皆同じだったんだろうと、ははは。




       入り口扉の正面にはエレベーターが備えられていて
       そりゃまぁ、あの体格で階段を上がるのは大変でしたでしょうしね、はは、

       そのガラスに書かれていたのを見て、あれ?!
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       Buongirono a questo giorno che si sveglia oggi con me,
       buongiorno al latte ed al caffè,
       buongirono a chi non c'è...
       今朝一緒に目覚める君にお早う、
       カフェラッテにお早う、
       ここに居ない君にお早う・・

       この歌詞はしばらく前にTVで流れたヌテッラ・半液体チョコレートの
       懐かしく彼の声を聞きましたっけ!  多分彼の最後の曲なのかも・・。
    
   


      1階の反対側の部屋には、彼の写真とシャツがあり、 
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       部屋にかかっている油絵は、皆彼が描いたものだそうで、
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       部屋の壁の色も明るいでしょう?!
       明るい色が好みだったそうで、絵もその通り明るい色調。
       そして、やはり美味しい物が大好きだったと!




       この部屋の半分の天井はこんな風に古い格子天井が使われていて、
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       こじんまりとした居間風で、クッションでいっぱいのソファー
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       カード遊びが大好きで、公演旅行にもカード仲間が一緒だったと!
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       彼のお父さんは、やはり美声のアマチュアで歌っていたそうで、
       まさにステージ・パパとして、世界中の公演に付いてまわっていたと、
       これはイタリアに来てからの彼のインターヴューで聞きました。

     


       間の細い廊下、脇の棚には食器類、を抜けると
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       広い黄色い台所!
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       流し台と6口のガス台の間が遠いのが、ちょっと気になりましたが、
       はは、すぐテラスに続くドアがあり、
       夏など気持ちの良い昼、夕食だったでしょうね!




       さて我らは、明るいサーモン・ピンク色の階段を上り
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       2階と3階の中央は吹き抜けになっており
       天井が開き明るい広い空間に。
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       左に行くと、クローゼットがあり
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       その奥は、キングサイズのベッドがある寝室!
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       部屋にかかる自作の油絵、2度目の結婚で生まれたチビちゃんと
       彼の愛情が溢れていますね。
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       彼は2度結婚しており、shinkaiがイタリアに住むようになって後に、
       TVニュースで彼と秘書のニコレッタとのゴシップが流れるようになり、
       遂に前の奥さんと離婚、若いニコレッタと結婚、女の子誕生、
       という様ないきさつがありました。

       日本で単純に彼の歌声を聞いて惚れ惚れしていたのと違い、
       イタリアでのジャーナリストのインタヴューの肌合いの違いにも
       驚いた物でしたが、
       例えばインタヴューで、貴方はお金に細かいそうですが、本当ですか?
       なんぞとは、日本では大物歌手には訊ねないですよね?
       そんな違いもあったのですが、

       ニコレッタと一緒になってから始めた公演、
       パヴァロッティとフレンズ、という音楽ジャンルを問わずの、
       若いミュージシャン達との公演中継も最初の何回かはTVで見たものの、
       やはりちょっと違うな、という感じとなり、

       ニコレッタが冷たい、と言ったという様なゴシップも聞くと、
       次第に単にCDを聴くのみとなり、そして訃報、という様子でした。




       寝室の隣にバス・ルームがあったのですが、
       こちらは普通サイズのバスやトイレで!  皆がちょっと驚き、
       ただし体重計は大型でしたぁ!
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       寝室の反対側には、こんな風にすっきりの白い部屋もあり
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       屋根裏っぽい部屋には、大型スクリーンを寝転んで見れる設えがあり、
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       暫く眺めていましたら、この懐かしい、歌い終わっての姿が出て!!
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       出合ったたくさんの人々との写真!!
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       左上はダライ・ラマ、ポール・マッカートニー、コロンボ警部、ははは、
       アナン国連総長ですよね、左下は誰かな、そしてカラヤンとミレッラ・フレーニ、
       彼女は同じモデナの、しかも家も近い子供の頃からの知り合いだったそうで、
       ボエームの舞台も一緒だった時のCDも持っていますが、
       ヨハネ・パオロ2世とも!

       家のあちこちに大きな彼の写真があり、舞台で使った衣装も
       様々展示されていましたが・・。
       



       反対側の隅には、彼の肖像画
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       上から見下ろす吹き抜け部分
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       上からエレベーターで地下1階まで降りると、
       世界各地から届いたファンレターや、写真、プレゼントの展示があり、
      
       彼は馬が好きで、ここモデナに厩舎も持っていたそうですが、
       馬との写真もたくさんあり、
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       パヴァロッティとフレンズ、の公演仲間との夥しい写真! 
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       お家の庭の隅に、子供用の遊び道具があり
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       彼の理想の家とすべく、長い年月をかけて造った家に僅か3年、
       というのを聞き、ちょっと哀しくなりました。
       現在2度目の妻(と子)は、ボローニャに住んでいるそう。
  
       享年71歳、まだまだ歌える年だったと思うと、ちょっとね。
       冥福を祈ります!!


       彼の一番有名な曲というと、やはり「トゥーランドット」の
       ネッスン・ドルマ・Nessun Dorma・誰も寝てはならぬ、でしょうか?
       こちらでどうぞ。


       shinkaiの大好きな、情緒てんめんたる、はは、カルーゾ・Carusoを。


       最後は皆さんに、イタリアの青空の広がりを!
       懐かしい、ホセ・カレーラス、プラチド・ドミンゴと一緒の楽しいのを。
       

       こうして聞き直すと、やはり本当に素晴らしい偉大なテノールだったと!!
       同時代に生き、折々に近しい感じで聞ける事が出来たのを嬉しく思います




       パヴァロッティの家博物館は
       月曜休館 毎日10時から18時までオープン、
       住所は Stradello Nava 6 Modena 
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       公式サイトはこちらに
       ニコレッタが語るパヴァロッティ、のヴィデオもあります。



     *****

     ◆ 展覧会のお知らせ ◆

       ブログリンクをさせて頂いていますフレスコさん、永見隆義さん
       陶芸の内山正義さんの2人展が
       3月31日から4月5日まで、大阪心斎橋ギャラリー永井にて開催されます
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       どうぞご高覧下さいますよう、ご案内申し上げます


     *****

       さて、この27日はパスクワ・復活祭!
       いよいよ春の盛りを迎えますね。

       皆様、ブオーナ・パスクワ!! 
       良い復活祭をお迎えくださ~い!


     *****

       水彩+色鉛筆画ブログには、 描き始め2枚と、 花盛りの木々 を
       アップしています。
       見てやってくださ~い!    



     *****        
       
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by italiashiho2 | 2016-03-26 00:16 | ・エミーリア・R州 Emilia | Comments(15)
2016年 03月 21日

   ・・・ スコミーゴ村に羊の群れ 到着! ・・・

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       土曜の朝、我がパソコンが突然インターネットに接続出来ず、
       色々やって見ても所詮我が腕では手に負えるものではなく、はぁ、
       いつも頼む店は週末休みだし、日曜夕のブログ更新もダメかも・・。

       と思いつつ10時頃、何気なしにスマート・フォンで
       店のサイトを見ると、今日開いていると! きゃ!
       試しに電話してみると、開いてますよとの事で、
       パソコン本体を持って駆けつける事に!

       でスコミーゴ村の端まで来ると、
       何と羊の大群が到着しているではないですか!!

       残念! まぁ、帰りにもまだいる筈よね、と出かけ、
       パソコン本体の事故ではなく、テレコムの問題であろうという事で、
       5分もかからずに、また代金もとらずにすらすらと解決。

       はい、家に戻ってカメラを持ち、再度出かけました!



       が残念な事に、羊の大群はいましたが、朝出かけに見た時は
       皆もりもりと食べている最中だったのが、
       今は殆どが食後の休憩に入っておりまして・・!
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       それでも少数が移動しながら食べており
       カラカラと鈴の音があちこちから聞こえ、
       その合間に結構、あちらからこちらから、めぇぇ~、めぇぇ~の声。

       お母さんのお腹の下から顔が見えたり
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       しっかりお母さんに引っ付いていたり
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       チビちゃんも食後の休憩を
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       固まって休みつつ、shinkaiのほうを見たり
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       チビちゃんも安心して寝ていて
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       大変良いお天気で、暑い位だったせいか、
       奥の木立の方にかなりの数がもぐりこみ
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       横を流れる小川に挟まれた半日陰で皆休憩中
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       この草地の東側はちょっとした住宅地になっていて、
       そこに車を止めて羊飼いが見張っており
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       こちら側には、黒いワン君3匹が油断なく!
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       彼らは秋に北の故郷から南に下って来て冬を越し、
       今春になって北の国に戻って行くのですね。



       お母さんの横で、気持ち良さそうでしょう?!
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       一人で、3人で、日向ぼっこ
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       この子が一番後に生まれた子の様で、歩くのもまだひょろひょろ。
       毎日の歩いての移動で大丈夫なのかと心配ですが・・。
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       これで全部の羊! いつもコネリアーノに出て行く時に
       通る谷の道で、向こうの丘の上がオリアーノの村。
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       この畑にいる羊は初めて見たのですが、
       この道を挟んで右側、




       ですが、この春先から奥の雑木を切り倒し整理している最中で、
       何の畑になるのか・・。
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       もっと我が家に近い別の畑に来ていた事も。 




       畑の手前のお家に咲きだしている花
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       そして、退屈しているワン君! 
       でもね、羊のお守りは大変なんよ、体力勝負でね。
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       道の手前角にある、サン・ピエリンの礼拝堂
       はは、サン・ピエリンというのは土地の訛りで、
       サン・ピエトロの事で~す。
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       と言うような様子で土曜のお昼前に撮ったのですが、
       これを書いている今朝日曜、まだあの草地にいるんだろうな、
       朝の草を食べているのを、仲間との歩き会に出かける前に
       見に行って来ようか、とちょっと気になり、8時前に出かけました。

       我が家から真っ直ぐ出て、突き当たりがT字で、左に行くと
       草地に行くのですが、
       ぶらぶら歩いていくと、Tの字の所で車がきゅっと止まり、
       ちょっと下がってこちらに曲がって来るのを見かけ、
       ははは、行き過ぎたんだ・・。

       所がなんと、曲がり角を曲がった途端見えたこの光景!
       道いっぱいどころか、広がれるだけ広がって、ははは、
       羊達がやって来るではないですか!!
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       昨日見かけなかったロバも2頭、羊達に挟まれて歩いており、
       わぁお~、幸運だったぁ!!
       5分でも遅れていたら、この光景は見れませんでしたものね。




       私がいる草地の所まで来ると、先頭の羊飼いが横に向き
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       草地に上がって来るのに、羊達が続きます!
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       この時ボンジョルノ!と挨拶でき、
       全部で何頭いるのかと聞きましたら、450頭ですって!!



       ここも結構広い草地で、それにいっぱいに広がり
       朝露のついた草を歩きながら、食べながら・・
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       一頭だけいる茶色の羊も傍で見れ
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       ロバたちも食べつつ、常に皆が一斉に移動して行きます
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       ガードマンのワン君は、大活躍!!
       羊飼いの号令も勿論ですが、ちゃんと自分で判断して、      
       縦横無尽に走り回り、羊達を纏めます!
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       その内にオリーブの葉っぱまで食べ始め、ははは。
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       少しはここでゆっくりするのかと思うまもなく、
       さっと引き上げて行きます
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       T字の角で少し詰まったら、皆が一斉にshinkaiの方を見て
       ははは、挨拶されたみたいな気持ちがしましたっけ!
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       角の墓地の横を曲がり、少し上り坂の道を行く450頭!
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       先頭を少しお年の羊飼いが行き、しんがりを若い羊飼いが。
       今日はどこまで行くのか、と訊ねましたら、さぁ~、と。




       チビちゃんたちが最後から付いて行くのに
       こちらを振り返り止っているのを、
       若い羊飼いが、ほらほらと押しやり・・。
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       坂道を上り左に折れ
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       左右に広がる葡萄畑に即入り込むのを、ワン君が走り回って
       団体行動をとるようにと、ははは。
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       犬の鳴き声も聞き、奥から何事?!
       と駆け寄ってくるお馬ちゃんの親子、ははは。
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       このお馬ちゃんの続きは、水彩ブログの方に。



       こんな感じで、スコミーゴ村を去っていった羊の大群でした。
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       見ていると、奥の曲がり道を左に上って行きましたが、
       あの奥にまた草原があり、それからヴィットリオ・ヴェネトへの道、
       北に向かう道に出ます。

       そして峠を越え、北の故郷に戻っていくのですが、
       彼らが北の自分の家に戻るのは、さていつ?!
       大変な仕事ですねぇ!!



     *****

     ◆ 展覧会のお知らせ 二つ ◆

       我が絵の師、友人の二木一郎さんの絵画教室のメンバーである
       洲羽の会5人展が、諏訪のギャラリー橋田にて
       3月21日より29日まで開催されます。
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       ブログリンクをさせて頂いてますフレスコさん、永見隆義さん
       陶芸の内山正義さんの2人展が
       3月31日から4月5日まで、大阪心斎橋ギャラリー永井にて開催されます。
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       どうぞご高覧下さいますよう、ご案内申し上げます。

 

     *****

       水彩+色鉛筆画ブログには、 黒猫ちゃんの途中経過と、 馬と猫  を
       アップしています。
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by italiashiho2 | 2016-03-21 03:07 | ・スコミーゴ村の四季 Scomigo | Comments(6)
2016年 03月 16日

   ・・・ ヴェネト春の訪れと、友人宅でのお昼 ・・・

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       少しずつ春が近づくのを感じる今日この頃ですが、
       この日曜は久し振りのお天気の日曜日で、
       仲間との歩き会も3週間ぶりくらい!

       ちょうど友人のジュリアーナ・ミランからお昼のお誘い
       仲間一同に届き、では彼女の家の近所を少し歩きお昼を、と
       いう事になり出かけました。


       彼女の家はコネリアーノから坂道を上り20分弱ほどにあり、
       トップの写真は彼女の家、奥と家の前に庭が広がります。




       こちらは玄関脇。 
       「猫に注意」の札が見えますが、家猫は居らず、
       通いの猫ちゃんがいたのですが姿を消したと・・。
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       上の写真でもご覧のように、彼女は大変に花が好きで、
       家の前にも、出窓にも鉢植えの春の花がいっぱい!
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       玄関横のクリスマス・ローズと、これ渋い良い色ですねぇ! と前庭にも
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       水仙。 八重の方は虫食いだらけで・・!
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       前庭の木の下の桜草、でしたっけ?
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       素晴らしい青紫のヒヤシンスもあり、 白の蕾はピンぼけぇ! 
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       これは我らが持参した石楠花の鉢
       彼女は「赤色」が大好きだそうで、大変喜んでくれました。
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       庭にある大きなオリーヴの木
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       皆さん、ご存知ですか?
       オリーヴの葉は、左右に2枚ずつ同じ位置から出て開くのですが、
       一段ずつ交互に向きが変わるのですね。
       これは以前描いた時、近くの家まで確かめに行ったのでしたぁ! へへへ。

       庭にはイチヂクの大きなのも2本ほどあり、昨年夏には木からも食べ、
       たくさんお持ち帰りもしましたっけ。




       裏庭にあるマキ小屋、まだこんなにたくさん!
       台所に大きなストーブがあり、部屋も温め、調理も出来ます。
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       手前に見える植物ですが、




       これ何かと思って訊ねましたら、モグラ防ぎの植物なんですって!
       これを植えておくとモグラが来ないと聞いて植えているそうで、
       白い花が咲くと。 そういえば花を見た覚えはあるのですが・・。
       いや、それでも既に小穴が2つ3つ! ははは。
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       遅いと思っていたプレゼントの花鉢を積んだヘルガの車が、
       コネリアーノの外れの坂道で煙を吹き出し止ったという連絡!
       エレオノーラが迎えに行き、到着するまでに少し時間が開き、
       shinkaiは家の近所を写しに。

       先日来続いていた雨で、北に見える山々は再び白くなりましたが、
       ほら、奥には白く花が咲いているのが見えるでしょう?
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       いつも我が家の前から北に見えるビゼンティン・Visentinの山も、
       1763m、ここからだとちょっと斜めの姿に。
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       所で、このヴィゼンティンの山の向こう側にネヴェガル・Nevegal
       と呼ばれる村、一帯が広がリ、ずっと以前夏に一度行った事がありますが、
       スキー・リフトも何本もあり、近くで滑れるので人気なのだと聞いていました。
       今回何気なしにサイトを見ていて、そんな写真を見つけましたので、どうぞ。

       ヴィゼンティンの向こう側、つまりベッルーノ・Belluno方面 の
       平地を見下ろす様子
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       そして夏はこんなトレッキングや、滑り遊びも(何と呼ぶの?)ね。
       登山はパスですが、下のはして見たいぃ!!
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       さて本題に戻りまして、はは、
       ジュリアーナ・ミランの家は道から少し入り込んだ奥に建ち、
       家の西奥には樹木が茂る谷があり
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       今写真中央奥に見える鐘楼は、
       サン・ピエトロ・ディ・フェレット教会・San Pietro di Feletto.




       木々は一見まだ裸木ですが、木の芽は膨らんできており
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       野生のプリムラもあちこちに咲き群れ
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       shinkaiが家の前に戻った時、またアクシデントが起こりまして・・!
       家の入り口扉は2重になっていて、中側は閉めても、昼は
       外側のはいつも開けて置くのだそう、鍵も内側に付けているので。
       所がそれをジュリアーナが知らずに閉めてしまい、さぁ、大変!

       家の脇から小さな倉庫への鉄窓を外し、お尻がつかえそうな
       小さな窓から這うようにして入り込み、ははは、
       漸くに家の中に入れた、と言う次第!!

       いやぁ、私も一度やった事があり、鍵を壊しに来て貰うのに
       大事でしたから、それ以来家の鍵は一つ隠しておりますが、
       気をつけていても、ははは、時たまやらかしますねぇ。



       さて漸くに皆が揃い、中に入ってカフェを頂きましたが、
       台所の中にテーブル、隅にはTVもあり、大きな調理ストーブが
       いつも燃えているので暖かく、
       陽も差し込み、とても気持ちよい場所
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       ちょうどエレオノーラが座ったので、はい1枚
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       ガス台の上のフードには、旅行先の様々な思い出がありますが、
       いやぁ、もういっぱいで、最近のは見当たりませんね。
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       膝の調子が悪いと言う彼女一人をお昼の準備の為にも残し、
       仲間と1時間ほど歩きに出かけ、 散歩の様子はこちらに
       
       戻ってきますと、
       手前の大きな鍋では、ポレンタを電動攪拌器がかき回し
       奥ではラディッキオのリゾットを調理中!
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       テーブルの上も片付きクロスがかかり、お皿もセットされ
       アペリティーヴォを飲みつつ、TVのスキー・ワールド・カップの
       中継を見つつ、リゾットを待ちます。
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       奥に見えるのはスペック・燻製生ハムと、
       手前はローズマリーの入った、何と呼ぶっけ、硬いパンとでも・・。




       さてポレンタ・トウモロコシの粉から作る、
       彼女の所のは他にも雑穀が入っている様で風味があり美味しい、
       が出来上がり、ふきんの上に広げられ少し置きます
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       途中からエレオノーラがリゾットをかき回し
       ジュリアーナ・ミランがパルミッジャーノを削り、仕上げに入れ、
       出来上がり、皆のお皿に!  shinkaiのは多め!! ははは。
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       ワインも各自が注ぎ、乾杯ぃ~!!




       リゾットが済むと、ポレンタとアジアーゴのチーズ
       そしてラディッキオのサラダ
       はい、この後、チーズもサラダもお代わりしまして!
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       なにせ仲間のうち3人が肉を食べず、おまけに魚がダメなのが2人おり、
       ミランはいつも何にするか困るといい、もてなし料理にならないと
       感じると言いますが、
       こんな感じの方が気楽で良いですよね。
       リゾット、ポレンタ、チーズとでお腹いっぱいに!!

       デザートにリンゴと柿の乾燥果物、杏のシロップ漬けを頂き、
       大いにお喋りを楽しみ、3時過ぎにさよならを




       隣村のオリアーノまで戻って見る、ヴィザンティンの山
       右下に見える教会、鐘楼がスコミーゴ村のもの。
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       東に流れる山の続き。 今雲の間から陽が射す中腹に、
       フレゴーナ・Fregonaの村、あの村を通ってカンシーリオに行きます。
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       山の低い部分の奥に顔を覗かすフリウリの高山の頂上、いつも大概真っ白!
       フレゴーナの下、右に2本延びるパイプが見えますね、
       あそこに水力発電所が。




       我がコンドミーニオの庭への、共同出口の脇。
       斜め上のシニョーラ、ヴェネリタがあれこれ花を植えていて、
       プリムラやスミレも咲き、紫陽花も目を吹き出しています。
 
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       ヴェネリタの夫が設えた丸木のベンチには、朝まだ霜が白いですが、
       それでも間違いなく、春はやって来ていますね!
       



     *****

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by italiashiho2 | 2016-03-16 00:18 | ・ヴェネト Veneto | Comments(13)
2016年 03月 11日

   ・・・ モンザの中心ちょっぴり ・ 聖堂 鉄の王冠 王宮 ・・・


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       ロンバルディアの州都ミラノの中心から北東に約19キロ、
       街同士の境のみで言うと約8キロの近くに位置するモンザ・Monzaの街。

       日本ではモンザのサーキット場で有名だと思うのですが、
       古のロンゴバルト族の首都でもあるモンザのご案内、と言っても
       ほんのちょっぴりの中心、
       美しい聖堂と、そのお宝である鉄の王冠に付いてご覧ください。

       ずっと”モンツァ”と思い込んでいたのですが、改めて友人にも尋ね、
       発音を聞いてみると"モンザ”ですので、そのように書く事に。
       
       
       さてバスを降りた所から見える、奥に続く並木道
       昨年の春4月半ば新緑の候、なんとも清々しい公園の道でしたが、
       後で分ったのは、奥に見える白い壁は王宮の建物の壁。




       地図をどうぞ
       モンザの街の中心は、下に囲った中に見える菱形あたりで、
       四角い点を打った所に聖堂があり、北に広がる広大な公園の中に
       サーキット場があり、赤丸点を打った場所が最初の写真の位置、
       そしてVilla Realeとあるのが王宮
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       ですから今回歩いたのは、公園の南の端から中心の聖堂辺りまでの往復、
       そしてほんのちょっぴり聖堂の脇から川の辺りまで、という事になります。




       公園の端でバスを降りた辺りは既に中心街の外れで、
       なかなかに雰囲気の良いお屋敷街という感じ
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       街中に入り、この道を中心に向って行きますが、
       美しく整備された家並みが続き、やはり中世からの建物の
       保存である事が分かります。
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       今回は街中の写真を殆ど省略しておりますが、
       これはサン・ピエトロ・マルティレ教会前広場にあった
       モンザ出身の画家モゼ・ビアンキ・Mosè Bianchi(1840-1904)の像。
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       実は旅行の少し前に、このモゼ・ビアンキと言う画家の作品を
       サイトで見て大変に達者な画家で驚いておりましたので、
       あれ、彼はここ出身なんだ、とすぐ分った次第。

       という事で今回分家の水彩+色鉛筆ブログに
       彼の作品を少し集めましたので、ご覧くださいね。




       春らしい花が咲く横の小路も眺めつつ
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       これはサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会
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       散歩中のすべすべ毛並みのお高いワンちゃんにも挨拶し、ははは、
       ねぇ、よだれが垂れてるよ!
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       歩いて行く先に中心の塔が見えて来て
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       塔の先と時計、そして建物の西側なんですがぁ、
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       肝心の全体像を撮っておりませんでしたので、サイトより拝借、へへ。
       はい、こんな風に建物の下がロッジャになっている、
       ラレンガーリオ・L'Arengarioという13世紀の市庁舎。
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       我々は写真の向こう側から近づいてきた訳で、
       2階に見えるテラス、かってはここから施政者が市民に話したテラスと、
       塔は後の時代に建設された物と。

       建物はご覧の通り長方形で、30,3x12,4m、
       現在は展示会場に使われているとのことで、
       ローマ広場と呼ばれるこの広場から道が放射線状に走り出すと。




       上のラレンガーリオから小路を辿るとすぐにドゥオーモ広場で、
       車が入らないここは市民の憩いの場でもあり、
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       広場の南面にこの素晴らしいドゥオーモ、
       サン・ジョヴァンニ・バッティスタ聖堂・San Giovanni Battista.
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       オリジナルの聖堂は6世紀末の物という事ですが、
       現在のは14世紀から建設が始まり17世紀に完成した、
       白と薄いブルーの石の縞模様に、細かい細工が施された美しい物!!
       



       正面扉の上の張り出した部分に、聖堂が捧げられた
       サン・ジョヴァンニ・バッティスタ・洗礼者ヨハネ像があり、
       左手の上には羊、右手の人差し指で天を指します。
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       扉上部の半円、ルネッタ部の彫像群
       下段の中央左にサン・ジョヴァンニ・バッティスタと、
       右に洗礼を受けるキリストですが、
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       ・・作者は水の表現に苦労したのでしょうねぇ、
       大変にユニークで、気がついて笑いましたぁ、失礼、ははは。




       扉上の張り出し部分の横に突き出す動物の飾りと
       上部の細かい細工、でも大変に彫りが深いしっかりした美しさ!
       まだ中世風を感じる部分も残り、新しい時代の彫像も加わっていますね。
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       聖堂内の様子、豪華でしょう?!
       わぁお~と見蕩れましたっけ。
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       天井画と入り口上のステンド・グラス
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       実は上の聖堂内写真はお昼解散前にさっと撮った物で、
       またじっくり中が見れる撮れると思っていましたら、そのままになり、
       内部の写真はこれだけで、残念・・!




       この聖堂には大きなお宝、聖遺物とされる物がありまして、
       それがこれ、鉄の王冠・Corona Ferrea・コローナ・フェッレーアと呼ばれる物。
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       内側真ん中に輪が見えますね、これがキリストの磔刑の時に使用された
       鉄の釘という事で、それを叩き延ばし、

       その周囲に
       
       

       金と宝石の飾りの金属板を6つ取り付けたもの
       現在は直径15cm 高さが5,5cm 重さが535gで、
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       聖堂の左側の礼拝堂で実物を拝む事が出来ましたぁ!
       
       礼拝堂内に我々が入りますと、入り口の扉は鍵で閉められ、
       小さな金庫の扉が鍵で開けられ、中から引き出した箱の鍵を開け、
       そしてその中にガラスの箱に入っていたと・・。
       つまり2重の鍵+入り口扉鍵、という厳重さでありまして、
       少人数づつが台の上に上がり、覗き込んで見れた、という・・。

       現在は飾りの金属版が6枚と書きましたが、実際は8枚あったそうで、
       この王冠は過去にあちこちに持ち運ばれているのですが、
       1324-45年にはフランスのアヴィニョンにまで行っておりまして、
       その際に盗まれ、2枚の金属板が盗まれ損傷を受けたのだそう。

       その後修復されたものの、2枚の装飾板が無い為に
       円周が小さくなり、現在の直径になっているのだと・・!


       この王冠が聖遺物というだけでなく、なぜ大事なのかですが、
       かってはこの王冠がイタリア国王の戴冠式に用いられたのですね。
       
       ジェルサレムでキリスト磔刑の際の十字架を発見したのは、
       皇帝コスタンティーノ1世の母であるエーレナであるとされ、
       その際に十字架に付いていた釘も発見と。

       其のうちの1本が帯状の飾りとなりコスタンティーノ大帝の
       兜の上に付けられていたのを、ロンゴバルド王であるテオドージオ1世・
       Teodosio I がミラノに持ち帰り、その後コスタンティノーポリに
       (現イスタンブル)、またイタリア・モンザにと変遷し、
       兜の半球として保持されていた様子。

       6世紀、時の教皇グレゴーリオ1世がロンゴバルドの王妃
       テオドリンダ・Teodolindaに釘の1本を贈り、それに対し
       夏の住まいをモンザに持っていた彼女は、595年隣に聖堂を建設したといい、
       これが現在の聖堂の前身となりますが、
             
       テオドリンダは贈られた釘を入れた王冠を打ち直し、
       装飾の金属板を付け加えた、円の形(王冠)に作ったのだと。

       皆さん、お読みになっていて分りますか?
       なにせ書いているshinkai自身がどこまでがどうなのか良く分らずで、
       ははは、多分こうなのだろうと推察も交えて読み書きしておりまして・・!
       ・・気を取り直し、
       
       こうしてロンゴバルドの王たちがこの王冠を用い
       カルロ・マーニョが775年に受け継ぎ、
       以後19世紀までイタリア王の戴冠に用いられた、というもの。

       王冠が小さくなった後は頭にかぶる事が出来ませんので、
       いわゆる形として頭にのせ手で支えた様子で、
       この形で有名なのが1805年ミラノで行われた
       ナポレオン・ボナパルトの戴冠式!

       ですがイタリア統一後に国王となったサボイア家は、
       この王冠を用いていないとのこと。


       1993年にこの王冠は科学的検査をされ、釘は
       多分1345年に破損箇所が修復された折に使われたと思われる金属で、
       鉄ではなく銀であると・・!
       
       というような、ちょっと神話伝説まがいの謂れにも聞きとれる
       鉄の王冠のお話でしたぁ、お疲れ様!




       ドゥオーモの背後にはドゥオーモ博物館も整備されてあり、
       なかなか素晴らしかったのですが、なにせここも写真禁止でして・・。
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       これはドゥオーモの脇にある回廊部分
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       こうして外に出ますと、すぐ脇の道がいかにも中世の雰囲気で
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       振り返ってみるドゥオーモの鐘楼、1592年建設
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       通りの横に見える、かっての街の門と塔
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       モンザの中心を通り抜けるランブロ川・Lambro.
       サイトで見た写真には、満々と水をたたえた写真が何枚もありましたが、
       なんとこの時は、まるで干上がっておりまして・・!
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       川を渡った所で曲がって引き返すヴィットリオ・エマヌエレ通り
       奥の突き当たりに見えるのが、ローマ広場のラレンガーリオ。
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       通りに並ぶちょっと高級品店のウィンドウに見つけたのがこれ、
       ドッグ・フィーバーとあってネックレスや指輪、人間様用も見えますが、
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       このお値段の高いこれ、これはなんでしょうかぁ?!
       上の写真の右下には、陶器製と見えるもっとお高いのも見えるのですが・・。
       指輪? ナプキン・リング? 
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       という事で朝到着した広場に再び戻ってきまして
       正面左に、奥に続く並木道、
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       我らは再びバスに乗り、レッコのホテルに向ったのでしたが、
       道を走っていて見えたこの藤の花盛り、右側にもっと長く続き、
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       角を曲がって見えたのがこの建物
       あれあれ、と思う間なく、
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       こんな広大な建物が見え、王宮と知りました。
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       上からの眺めをどうぞ。 広大でしょう、建物も庭園も!
       王宮と書きましたが、実は王家のヴィッラ・Villa realeなんですね。
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       1777年当時北イタリアを統治していたオーストリアの皇妃マリーア・テレーザが、
       ミラノに滞在していた4男フェルディナンドの、
       夏の滞在と狩の為に建設した豪儀な物なんですって!!

       庭園のほうは徒歩で入れ、建物中央も修復が済むと見物できる様子。
       
       
       という、典雅なモンザのちょっぴりご案内でしたぁ




     *****

       水彩+色鉛筆画ブログには、 仕上げに向けてと途中経過 と モンザの画家モゼ・ビアンキ を
       アップしています。
       見てやってくださ~い!    



     *****        
       
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by italiashiho2 | 2016-03-11 01:36 | ・ミラノと周辺 Milano e - | Comments(12)
2016年 03月 06日

・・・ パドヴァ ・ ファットーリ展覧会 お昼 カフェ・ペドロッキ ・・・

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       この水曜にパドヴァに、展覧会を見に出かけてきましたので、
       日本では余り有名でないと思われる
       イタリア印象派の第一人者と見なされる画家の作品と、
       お昼の様子、カフェ・ペドロッキでのカフェ休憩をご覧くださいね。

       当日は友人のルイーザと2人。
       というのも他の友人たちはガルダ湖のシルミオーネと、
       グループで出かけていましたので、
       3月末までのこの展覧会がどうしても見たい彼女と、
       天気予報を睨みつつ出かけたというわけでした。

       上の写真は、パドヴァ駅に到着後、駅のバールで
       エネルギー補充の、カフェとドーナッツ。
       勿論朝食は済ませて出かけていましたが、ははは。
       上の齧りかけのクロワッサンは、ルイーザの物。




       展覧会は、ジョヴァンニ・ファットーリ・Giovanni Fattori
       (Livorno 1825 - Firenze 1908) という画家、
       19世紀後半のイタリアにおいて、フランス印象派の先駆けとも言える
       マッキアイオーリ・Macchiaioli(色斑派とでも)と呼ばれる運動の
       第一人者と見なされている画家の展覧会。
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       この自画像は1854年、画家が29歳の物。
       会場となったパラッツォ・ザバレッラ・Palazzo Zabarella と、
       パドヴァの街中心の様子に付いては、以前の記事をどうぞ。
       



       会場のザバレッラ邸の正面は、以前の写真で。
       この正面は道に面しているのではなく、狭い小路から塀をくぐった
       内庭に面しているもの。
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       入り口正面ホール
       柱に上手く、展覧会の呼び物である絵が展示されているでしょう?
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       ホール左手のブック・ショップ
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       会場内は写真禁止で、これは画家の初期作品の展示があった1階から、
       2階会場に上がる階段周りの様子
       なかなか豪華な、かっての邸宅でしょう?
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       画家に付いては経歴よりも絵を見ていただくのが一番と、ははは、
       サイトから展覧会で見た絵と同じ作品を探し出し、
       実物に近いと思われた色、そしてshinkaiが良いと思った物に絞り、
       ご覧頂きますね。

       初期の、小さな板に描かれた物、 1859年 フランス兵
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       会場での説明を読んでのルイーザの話に寄ると、
       従軍画家として働いた時期があった様子。




       こちらはかなり大きく、当時のイタリア統一戦争時の戦闘を描いた物。
       マジェンタの戦い、1861-62 232x384cm
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       でもご覧くださいね、馬たちはまだ止まった姿。




       初期の肖像画の素晴らしい物から、これは従姉妹さんだったかな、
       写真自体がピン甘で、目にピッとハイライトが入っているのも見えず・・!
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       大体40歳位の作品に、今のshinkaiが良いなぁ、と思うものがあり
       色は大体写真に近いのですが、全体の雰囲気は実物にはとても不足で残念!!
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       草を集める女性達の大作で、1866年
       この中の一番左の後ろ向きの女性、彼はこの姿が気に入りだったのでしょう、
       何枚かにこの姿が登場します。
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       ここに走る馬が登場し、 逃げる馬
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       これが「白い壁」とか「哨兵」と呼ばれる彼の代表作といえるもので、
       1872年 板に油彩 37x56cm
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       一番色が実物と近いものを探しましたが、
       100点ほどの中でやはりこれが一番良いと思ったです!

       白い広い壁に、色としてはどんより加減の空、そして軍服の色
       真昼の空気がぐ~んと広がり、なんとも素晴らしいもの!!

       手前の馬の脚などに、ちょっと濃茶のアウトラインが入っているのですが、
       それもここではまるで気にならずですが、

       後年の作品になると、めったやたらにこの色のアウトラインが目に付き、
       こんな広い空間がなくなり、群像のうるささが目に付く感じで・・。失礼。



       マッキアイオーリ派という言葉を上記しましたが、
       1859年ごろフィレンツェのカフェ・ミケランジェロに通う
       画家や芸術家達の間に起こったもので、

       フランス・印象派の先駆けであるバルビゾン派、1830年頃よりの
       コローやミレーの、戸外の風景を描いた物に影響を受け、
       ただし彼らは屋内で描いたのに対し、
       マッキアイオーリ派は、直接に戸外で描いたのですね。

       マッキアイオーリ、色斑派という言葉は、
       勿論それまで画家達が古代の逸話などにエピソードを求めて屋内で、
       アカデミックに塗りをすべらかに、色の調子を整え描いたものに対して、
       戸外で、色を直接に、濃淡、光りと影で置いて行く画法を
       皮肉って名付けたものですが、
       これが1870年頃からのフランス印象派の先駆けとなりました。

       ただし、印象派は色が先に見え、時に描かれる姿が朧になりますが
       イタリアのマッキアイオーリは、そこまでは行かなかった
       というのが、今回あれこれ見ての感想でした。




       午睡  明るい戸外の空、草の色などなど、
       1870~73 キャンヴァス 72,5x35
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       農民達が木陰でお昼寝の最中、牛達は繋がれたまま陽を浴び、
       荷車を守らされている、というのが、
       正直な所、絵の出来よりもshinkaiの頭に最初に浮かんだ感想・・! ははは。

       白い大きな牛、多分キアニーナ種と思うのですが、
       何枚もの彼の絵に、様々に登場します。
       
       牛の白さがアクセントにもなり、農民達の働く姿、戸外の空気が
       良く伝わってくる物ですが、
       一枚素敵だと思ったのが、サイトでは見つかりませんでした。




       ラ・ロトンダ・デイ・バーニ・パルミエーリ
       1866年 板に油彩 12x35cm
       いかにも印象派的でしょう?
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       こちらも板の小品。 戸外に座る婦人像
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       女学生。 1893年 板に油彩 25x17cm
       少し力が弱いかなと思ってみたのでしたが、晩年の作品でした。
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       ちょいちょい生まれ故郷のリボルノに戻ってはいたようですが、
       長年住んでいたわりには、フィレンツェ街中の作品が少ない様で、
       
       ヴェッキオ橋 1870年頃 板に油彩 20,5x32,5cm
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       赤い頬 1880年 40x29cm
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       後年の作品に、初期の戦争画とは違って、もっと荒々しい迫力が
       加わった物が何枚も登場します。

       突撃 1877年頃
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       若者達が夢見たイタリア国家統一運動がなったものの、
       社会的規律の改善には至らずの苦さを噛みしめ、
       晩年の経済的な生活困難など、そんな鬱屈した思いが吹き出したかの様な
       厳しい物が見え、この辺り、単なるマッキアイオーリではなく
       イタリア現実主義者とも見なされるのでしょうが、

       鐙を踏み外し落馬し、荒々しく馬に引きずられる
       絶望的な兵の姿などもありました。




       フィレンツェの美術学校アッカデミアでの、晩年の姿
       ここで学び、教えた彼のアトリエでの様子ですが、
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       左背後に見える大作、トスカーナの湿地帯マレンマでの馬や牛と
       牧童達の、晩年の作品が何枚か来ておりましたが、
       これのように素晴らしいと思えるのが無く、パスです。




       1888年から90年ごろの作品に版画があり、何枚かありましたが、
       その中で気に入った物、 積み藁と牛
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       会期の終盤に近く、余り見学者も多くないので、
       ルイーザと2人でゆっくり見ながら一周し、再度気に入ったのを見にもう一度。
       絵のすぐ傍に寄れ、?と思ったのは絵に顔を近づけ見る事も出来るので、
       イタリアでこうして展覧会を見れるのは、気に入っています。
       中の1枚か2枚でも、気に入った絵が見つかるのは大きな刺激で、
       勉強になります。




       天気予報ではこの日は終日曇りで、朝も冷え込んでいたのですが、
       電車でヴェネツィアに行く間に青空が見え始め、
       暖かい良いお天気の一日になりました。

       会場から出て来ての、中庭の向こう
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       会場近くにも、お昼を食べるのに良さそうなのを見つけましたが、
       今回はもう一度中心に戻ってセルフ・サーヴィスの店ブレック・Brekに。
       こちらは裏通りに面した広い側面、入り口。
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       右奥にサラダ・バーや、ピッツァ部門、左手にグリルやパスタ部があり、
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       セルフでお皿に取り、会計で支払いを、
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       2人とも魚介のリゾットに、野菜類、生ビールの小で、12,2エウロ!
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       野菜はほうれん草に、ジャガイモのグリル、ヴェルザの煮物で、
       全部は到底食べ切れませんでしたぁ。




       1時を少し過ぎていたので、特別満員でもなくやれやれ
       2階も広く、テーブルがたくさんあり。
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       お昼の後は、腹ごなしにデパート・リナシェンテに行き
       家庭用品部門でぶらぶらと品定めをし、
       ルイーザは孫達への小さなぬいぐるみを、
       shinkaiは藍の柄が入ったレンゲを見つけ一つ、3,9エウロなり!


       その後にカフェ・ペドロッキ・Caffè Pedrocchiに行きまして、
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       かねてより念願の、ははは、おのぼりさんのカフェ・タイムをね。
       というのも、何度も前を通りながら未だにカフェをした事が無いので、
       ジュリアーナと一緒だと、彼女はこういうのにはOKを出さないので、
       ははは、今回は行きの電車の中でルイーザに交渉、快くOKを取りまして・・!
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       はい、こちらがカフェ・ペドロッキの、カフェ・ペドロッキ!
       手前のピンボケがshinkaiの、はは、デカフェイーナので、
       カフェの上に生クリームとミント、そしてその上に
       チョコレートの粉と思うのが振りかけてあり、これで5エウロ! ははは。

       お砂糖も何も入れずにこのままで、と言われまして、

       これが生クリームで熱いカフェではなかったですが、美味しかったぁ!!
       ミントもほんのりで、甘さもちょうどで誠にクリーミー!

       付いて来たクッキーも美味しかったし、




       向こうの隅のテーブルで、一皿盛りの料理を食べているのを眺めつつ
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       何を食べている? 幾らする? とルイーザとひそひそ話し、
       お昼の一皿料理位なら、そんなに高くは無い筈よね、
       次回にはお昼を試してみようね、という事に、ははは。




       若いウェイターの後ろ髪、ははは。
       一番上だけ残しそれを後ろで結んでいるのが、ちょん髷みたいでね、はは。
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       こうして予定をこなし、早めに戻ります。 
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       スクロヴェーニ礼拝堂の横を流れる川
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       パドヴァには見所が多く、知らない場所もたくさんなのですが、
       我が町コネリアーノからだと、ヴェネツィア・メストレで乗換えとなり、
       おまけに各駅停車だった朝には1時間半以上かかりましたが、
       戻りは大変スムースに1時間ほど。
       次回はこういうのにも気をつけ、も少し気軽に出かけようと、
       話した事でした。




       最後は戻りの電車の中、斜め向かいで少し居眠りしていた女性
       ショワショワの髪が素敵な美人!
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       という、パドヴァにお出かけの一日でした。     



     *****

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       アップしています。
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by italiashiho2 | 2016-03-06 00:44 | ・パドヴァと周辺Padova e .. | Comments(10)
2016年 03月 01日

   ・・・ ベッラージョ ・ コモ湖の要所にある観光名所 ・・・

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       あっという間に3月になりましたが、お天気がまだまだ不安定で、
       暖かく晴れた日が待ち遠しい今日この頃ですね。

       今回は、昨年4月半ばに出かけたコモ湖周辺の旅から、
       コモ湖の中に突き出す半島の先っちょに位置する
       ベッラージョ・Bellagio のご案内です。
       
       上の写真は、コモ湖周遊の船着場、ちょっと洒落ているでしょう?



 
       コモ湖の形、ベッラージョの位置など、地図をどうぞ
       左に見えるグレイの太線がスイスとの国境線で、
       そう、この辺りこんな風にスイスが入り込んでいるのですね。
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       コモ湖は細長く、ちょうど人の字型に南側で分枝していますが、
       その突き出した半島の先っちょにベッラージョがあり、
       歴史の中では戦略的に大変重要であったようですが、
       現在は風光明媚な観光要所として有名です。

       湖の左側に位置するコモからは24K、ミラノからは57Kほどと。




       サイトから拝借の美しい写真で、突き出す半島の様子を。
       ベッラージョの町は、頭のようにぽっこりと膨らむ山の向こう側、
       首の付け根の位置といいましょうか、
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       対岸から見ると、こんな風に広がります。
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       コモから出発した遊覧船が、ゆるゆるとあちこちに停りながら
       ベッラージョに着いたのはまだお昼前。
       本当に残念な事に曇り日で、写真の色もイマイチですがご容赦を。
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       港から見上げる山の上の大きな建物
       これは後でご説明致しますが、
       ニューヨークのロックフェラー財団の持ち物なんだそう。
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       一旦グループから解放され、お昼ご飯用とその後の自由時間があり、
       見ると観光電車が止まっているので時間を訊ねると、
       すぐに出発するのがあり、戻って来てお昼ご飯にちょうど良さそう!
       というので、仲間3人と乗って一回りする事に。
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       港を眺めながら観光電車は走り出し
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       こんな尖がった家の前を過ぎ
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       オリーヴの小さな畑もあり
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       大きな建物、なんだろ? 
       なにせ今回の観光バスは、一切説明なし、音楽もなし! ははは。
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       細い道を結構な早さで進みながら、上り坂、下り坂、かなり揺れます!
       それでも、春らしい新緑の長閑さも見え
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       曲がりくねる坂道を上り、段々に眺めが良くなり
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       半島に突き出す頭の先っちょを後ろから、の位置
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       上の写真にも見えますが、山の中腹に見える大きな建物、
       あれが港から見上げた、現在はロックフェラー財団の持ち物となっている
       ヴィッラ・セルベッローニ・Villa Serbelloni.

       15世紀に城の跡地に立てられたヴィッラだそうで、
       18世紀にアレッサンドロ・セルベッローニが所有し、貴重な芸術作品で
       素晴らしいヴィッラとなっていたのが、その後所有者が変わり、
 
       1959年、当時所有していたアメリカ出身の妃が遺言で、
       ロックフェラー財団に遺贈したのだそう。

       現在建物は国際会議で使われたり、また財団から選ばれた若きアメリカの
       芸術家達が1年間ここに派遣され滞在する、というもので、
       名前は忘れましたが、著名な芸術家達の名が挙がるのだそう。

       ガイドさんの話では、コモ湖の他の事は知らなくても
       ベッラージョがアメリカ人にとても有名なのはそのせいですと。
       で、以前アメリカ在の友人がご主人と訪伊された時、
       コモ湖、ベッラージョ滞在だったので、なぜ?と疑問だったのが、
       そうだったのか、と今納得!

       そうそう、ラスヴェガスの写真に見える、大噴水のあるホテル
       べッラージョは、このベッラージョに由来するのですって。
       これもロックフェラー財団効果なのかしらん?




       こちらは東側のコモ湖
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       派手な赤い観光電車が行くのを、ワン君も見送ってくれ、ははは。
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       坂道、新緑の木々、花の色
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       狭い道脇に駐車している間をすり抜けて
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       客待ちのレストランも覗き
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       小さな船溜まり、こちらは西側の湖。       
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       古い小さな教会が奥に見え
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       大きなお屋敷の立派な門扉と彫像! ちょっと嬉しげね、ははは。
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       がたがた揺られながら、また湖が見える位置にまで下り
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       こんなアーチをくぐり
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       ベッラージョの中心にまで戻ります
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      さて、お昼を食べてのち町探訪に
       湖岸に沿っての道は平坦ですが、そこからはすべて細い上り坂!!
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       如何にもの土産物店!
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       手彩色陶器の、聖水入れ式飾り物、モザイクの十字架
       アップして値札を見ましたら、高い!と思った値段でしたよ。
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       子供用の靴って、何でこんなに可愛いのでしょうね?!
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       芸術的作品を扱う店もあり
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       坂道を一番上まで辿ると、今度は横切る道に出るのが分り、
       引き返します。
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       狭い道脇の、小さな2人用のテーブル
       見られつつ食べるか、食べながら通行人を眺めるか、
       あ、まるで関係ない2人の世界というのもありね、ははは。
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       上から眺める船着場
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       若い子供連れのカップルと、長~い金髪の女の子
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       漸くに少し陽が射し始め、嬉しいぃ!
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       港のすぐ脇に、藤の花満開!!
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       さて船に乗り湖の対岸にあるヴィッラ・カルロッタに向います。

       山の中腹、右に見えるロックフェラー財団の建物
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       遠くに、雪を被ったアルプスの山が見え
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       湖岸に立ち並ぶ、美しいヴィッラと庭園のあれこれ!
       午前中の遊覧で、こんな風に見えていたらねぇ!!
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by italiashiho2 | 2016-03-01 00:29 | ・ミラノと周辺 Milano e - | Comments(7)