イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

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2015年 09月 14日

   ・・・ フィレンツェの眺め ・ クーポラの上から ・・・

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       今回はフィレンツェは花の大聖堂の最後
       クーポラの上からの街の眺めをお楽しみ下さいね。
       写真が多くなりましたが、ごゆっくりどうぞ!

       朝早めに上った時は、上の様に肌寒い曇り日で、
       すぐ北に見えるサン・ロレンツォ聖堂のクーポラもこんな眺めで、




       東南にあるサンタ・クローチェ聖堂もこんな感じ。 
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       ジョットの鐘楼のてっぺん部ですが、
       はるか西の方の街は明るく陽が射しているでしょう?
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       クーポラの頂上は、こんな感じになっていて
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       飛び出し部と
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       ランテルナ・灯台中央部。 聖堂内への明り取り兼王冠部分でも
       あるわけですが、明り取りの部分が高さ8mだそう。
       そしてこの部分に下からも見えるステンド・グラスがあり、 
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       こんな風に外から見えます。
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       このランテルナ部分の内側に、ちょっと仕掛けがあるのを      
       今回知りましたので、後ほど。

       フィレンツェのご案内全般は
       http://italiashio.exblog.jp/i27



       上がった時は曇っていたのが、上に暫くいる内に
       太陽が顔を出し!
       
       そう、そうなるとまるで街の見えようが違うのです。
       最初のメディチ家礼拝堂の丸屋根もこんなにくっきりと
       手前側にサン・ロレンツォ聖堂の正面そして回廊部も見えます。
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       東側、太陽光線で街が、家々が起き上がったみたいでしょう?!
       右側真っ直ぐ通る道がヴィア・デイ・セルヴィ・Via dei Servi
       左に延びるのがヴィア・リカソーリ・Via Ricasoliで、
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       ヴィア・リカソーリの奥に見えるのが、サン・マルコ教会
       美しく静謐なフラ・アンジェリコの壁画がありますが、
       15世紀のフィレンツェの街に一大宗教改革を起こし、最後は
       シニョリーア広場で火刑にされたサヴォナローラがいた教会でもあり・・。
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       この通りの斜め向かい辺りに、ミケランジェロの作品で有名な
       アッカデミア美術館があったはず。




       ドゥオーモのすぐ足元。 大きな建物も見えますが、
       小さな家々の並びが陽の射しこみで、なんともくっきりと面白く、
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       街を取り囲む北側の山々、雲が湧き、流れます
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       聖堂の正面側と鐘楼。 
       修復中で覆われた洗礼堂の天辺だけが飛び出して見えます。
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       鐘楼にも今しっかり陽が当り
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       鐘楼の足元
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       そして、南側の家並み
       なんとまぁ、思い思いに自由な出っ張りのある屋根、屋根で、
       中世の名残の小さな塔の家がたくさん見えるのも楽しい!
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       ルネッサンスの都に、中世を探して その1と2




       そんな屋根の上で、お仕事中
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       南西に見える共和国広場・Piazza della Repubblica.
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       街に落ちるクーポラの影
       白いクレーンが見えますが、鐘楼の壁の修理でした。
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       西に見える大きなサンタ・マリーア・ノベッラ聖堂・S.M.Novella
       と、右にちょっぴり見えるフィレンツェの中央駅
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       南の、ヴェッキオ宮・Palazzo Vecchioと塔、そしてロッジャ
       狭い奥にウフィッツィ美術館もちょっぴり見え、
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       ヴェッキオ宮のご案内




       南の奥に大きく広がるピッティ宮・Palazzo Pitti.
       背後に大きな公園もあるのですが、まだ見た事なしで、
       そして写真左下に見える通りが、ヴェッキオ橋の上。
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       ほらね、橋の中央の開いた所に陽が射し込んでいます。
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       橋の真ん中辺りから、確かにクーポラの頂上部が見えるのを
       確かめていますから間違いありません。
       手前の大きな高い建物は、オルサンミケーレ教会・Orsanmichele.

       オルサンミケーレ教会、というには教会らしからぬ建物ですが、
       周囲には著名な彫像類、内部にも素晴らしい祭壇がありますので、
       またご案内いたしますね。

       ヴェッキオ橋のご案内



       そんなこんなで1時間半ほども上で粘って楽しみ
       クーポラを下ります。

       道中略で、はい、クーポラ内側の壁画が見える位置に。
       全体が見える写真はウィキぺーディアから拝借したもので、
       この壁画に取り掛かったのは、クーポラが閉じられランテルナも出来、
       頂上の球と十字架も据えられた1461年から100年以上経った1572年
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       当初は偉大なクーポラには素晴らしい内部装飾を、という事で
       モザイク画が検討されたのだそう。
       ですがクーポラ自体の重みが25000トンもあり!
       モザイク画となるとそれに大変な重さが加わる事、
       経費も莫大になる事、そして既にモザイク画装飾が主流を過ぎていた事
       などなどで、フレスコ画装飾となり、
   
       ジョルジョ・ヴァザーリ・Giorgio Vasari(1511-1574)に仕事が
       依頼され開始されたものの、その2年後にヴァザーリは亡くなり、
       後継はフェデリコ・ズッカリ・Federico Zuccari(1539-1609)に。
       
       ズッカリは殆ど助手も使わず5年ほどの短い期間で、
       世界で最大の面積の一つとなるクーポラ内部、マニエリズモ絵画の
       代表作の一つでもある作品を1579年に仕上げます。

       ウィキのイタリア版説明にズッカリはテンペラで仕上げたとあり、
       これがちょっと気になりますので、アンテナを立て調べて見るつもりです。

       ズッカリの長兄のタッデオ・Taddeoも歴史に名の残る画家で、
       彼が手がけた一連のフレスコ画は、カプラローラのファルネーゼ邸にも




       この壁画のテーマは「最後の審判」で、
       正面に審判を行うキリストがいて、絵の中で彼の周囲を取り巻く
       人々は、良き行いにより永遠の生を授けられた人々で、
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       その下一周部には、地獄に落とされ苦しむ人々の姿が描かれ
       そう、通廊を歩く我らのすぐ頭の上に、めちゃめちゃ悪魔達に
       やられる人々の姿、それも巨大に描かれた苦しむ人々の姿!! 
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       所々に見える穴は、壁画を描く為の足場の梁を通す穴で、
       後々の修理の為にもそのままにされている物で、
       両方から小鬼やら天使が支える姿を描きこんでいて、
       どこかユーモラスというか、芸が細かいというか、ははは。



       こんな三つ頭の怪物も、骸骨もすぐ傍に!
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       ちょうど悪魔の股間にいるような構図も一枚あったのですが、
       良質美的を目的とする我がブログには相応しくないので、ひひひ、
       泣く泣く省略を。
   
       透明プラスティックの板が通路を囲んでいて、
       先回肩位の高さと書きましたが、こうして再度写真を見ながら考えると、
       どうも軽く頭を越す高さまでだったっけ、と思い出しました。
       そうですよね、真下の内陣部分に上からひょっこり覗いたりするのが
       いては、失敬ですよね。




       こちらが上のランテルナ部分を見上げた所
       上で見た、羊と十字架の付いた杖、洗礼者ヨハネのシンボル、が
       左に見えます。
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       所でランテルナの内側に、こんな青銅の穴の開いたのが付いていて
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       この説明図のように、穴を通った光が内陣の定められた位置に
       届くのだそう!
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       6月の6,13,21,25日の12時半から13時半
       内陣部分左にあるクローチェ礼拝堂内
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       この小穴の名はニョモーネ・gnomone・日時計の指示針と
       いうのだそうで、90mの高さから届く世界で一番大きな物で、
       フィレンツェ人の数学者トスカネッリ・Toscanelli氏が
       1475年に付けた物なんだそう。

       当日は無料で、カノーニチの扉・Porta dei Canonici から
       入場できるそうですが、予約した方が良いそうです。
       Telは055-2302885、ご興味のある方どうぞ!




       ロジェッタ・通廊部分にある丸窓のステンドグラス
       キリスト誕生と、十字架降下。
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       さてまた下りますと、クーポラの建設に使ったという工具類
       当時の物のままと、その後の修復に当って再現した、
       という道具類が展示されていましたが、大変暗い場所でして・・。
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       という事で降りて参りました聖堂内部
       片道463段の往復分を頑張ったわけです!
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       上り口は北側でしたが、降りて来て出るのは聖堂参観の
       人々と同じ南側の出口で、

       考えて見ますと、上り下りの道で逆行きの人には
       出会っておりませんので、内と外の壁の中の道は少なくとも
       2方向から続いている訳ですね。
       ちょうどオルヴィエートのサン・パトリーツィオの井戸の様に、
       上り下りが別々の螺旋状の道みたいなものかな、と考えつつ、

       ブルネレッスキは凄かったんだねぇ!と改めて感嘆、
       偉大な物を残してくれたルネッサンス人に感謝!!




       最後は、出口から近いバールに座り、ご苦労様のジェラートを!
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       こちらにお尻を向けて彼女を撮っているカップル、
       どうやら中国人らしく、可笑しく厚かましい事をあれこれ
       見せてくれ、暫し楽しませて頂きましたっけ、ははは。
       

       3度にわたる「フィレンツェの花の大聖堂」にお付き合い頂き
       有難うございました!!
       楽しんでいただけましたように!

       


     ◆ お知らせ ◆

       10月10日から18日の、諏訪のギャッリー橋田さんでの
       個展が迫りました。

       DMが出来上がりましたら、またご案内させて頂きますが、
       ご住所をお知らせいただけると、画廊にお知らせし、
       直接ご案内状をお送りできると思います。

       新しくご希望の方は、ご住所とお名前を
       コメント欄の「管理者にのみ閲覧」にチェックを入れ
       お知らせ下さいませ。

       頂いたご住所、お名前は他には出しませんので、
       宜しくお願いいたします。 



     *****

       水彩ブログには、 描き始めの、ソラーノの古い民家 を
       アップしています。
       見てやってくださ~い!    

 

     *****        
       
       いつもブログご訪問、有難うございます!     


       



by italiashiho2 | 2015-09-14 00:54 | ・フィレンツェ | Comments(2)
Commented by allegria1i at 2015-09-14 01:03
こんばんは。「・・・の足元」「立ち上がる」と言う表現、何とも味のある言葉。。。
町の様子など、息遣いまで伝わってくるようで。
写真はもちろんの事、今回は言葉の響きも楽しませていただきました。

個展、12日午後に父と主人と3人で伺うべく宿泊先・電車とも手配しました。
再会、楽しみにしております。
Commented by italiashiho2 at 2015-09-14 13:36
★パンダさん、こんにちは! コメント有難うございます。

有難うございます! そうなんです、最初は曇り空の冷ややかなトーンだったのですが、朝のまだ低めの光りが届くと、壁がくっきりと立ち上がってくるように、本当にそう感じたのでした。
同じ場所でも、光りがあるかどうかで随分違うのを再確認しました。

個展にお出で下さること、お父様も、有難うございます! 楽しみにお待ちしています。
案内状の事など、メールさせていただきますね。


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