1 2009年 06月 29日
今日からまた3回ほど、トスカーナはオルチャの谷に。 まず本日ご案内する、カスティリオーネ・ドルチャ・ Castiglione d'Orcia の遠望を。 訪ねましたのは、昨年の7月です。 と、ドロミテ山系がユネスコの世界遺産認定に、 を祝し、 最後ちょっぴりおまけを。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ遠望 1 この町も、海抜540mの丘の上にあり、 写真の右に要塞が見えますね。 あれはロッカ・ディ・オルチャ村となるようですが、 同じ町として、ご案内しますね。 右中ほどに見える、糸杉の並ぶ 曲がりくねった道を辿ります。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ遠望 2 そしてこちらは、オルチャの谷訪問の宿とした モンティッキエッロ・Monticchiello からの夜景。 地図上で計算すると、直線距離で55K と書きつつ、ン?! 驚きました。 いくら望遠レンズとはいえ、 写真をカットしたとはいえ、 如何に空気が澄んでいるか! 肉眼でも見えたので、写したのでした。 ああ、オルチャの谷!! ![]() ◆地図を オルチャの谷の地図を、どうぞ。 今日ご紹介の カスティリオーネ・ドルチャは真ん中下 その西 数字 1は、次回ご紹介予定の サンタンティモ修道院・abbazia di Sant'Antimo 北に モンタルチーノ・Montalcino http://italiashio.exblog.jp/9754254 東に サン クイリコ・ドルチャ・San Quirico d'Orcia http://italiashio.exblog.jp/9573061 南 カスティリオーネ・ドルチャとの間 3は バーニョ・ヴィニョーニ・Bagno Vignoni http://italiashio.exblog.jp/9727830 サン クイリコから東に ピエンツァ・Pienza http://italiashio.exblog.jp/9546668 さらに東に モンテプルチャーノ・Montepulciano http://italiashio.exblog.jp/9625273 ちょうど中間の 2は、今回最後にご案内予定の モンティッキエッロ・Monticchiello この地図よりももっと南 オルチャの谷の端に ラディコーファニ・Radicofani http://italiashio.exblog.jp/9701524 とご案内して来たのでした。 地図の真ん中を流れるのが、オルチャ川で、 西に行き、オンブローニ河に合流し、さらに西に。 グロッセート・Grosseto の街で、 ティレーニア海に注ぎます。 こちら側は、まだ行った事がないですねぇ! ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 1 これが55K の距離からも見えた要塞で、 確かに、この辺りを移動していても目印に。 なぜこんな頑丈な要塞が、というのは 地図をご覧になると、お分かりですね。 オルチャの谷を通る カッシア街道、そして またの名を ヴィア・フランチージェナと呼ぶ ローマに続く一大街道筋と、 西の海に続く街道との、交差要所だったのですね。 で、大変に響きの良い名を持っているのです。 テンテンナノ・Tentennano 要塞 またはティンティンナノ・Tintinnano と。 オルチャの谷の南を見張リ続けた ラディコーファニの要塞と同様 12~13世紀に造られたようですが、 歴史のさまざまな変遷を経て、この町は 16世紀には、フィレンツェの下に。 と同時に、要塞の価値を失ったようです。 写真でご覧のように、人影が見えますが、 公園にもなり、上れるのですね。 何とかの高上がり、のshinkaiですが、 さすがこの時は、暑さにめげて・・。 ヴィア・フランチージェナについては http://italiashio.exblog.jp/9599110 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 2 細く伸びる町の、細長い広場 ウニタ・イタリアーナ・イタリア統一広場とでも。 そうなのです、町の北にテンテンナノ要塞 そして南端に、別の古い城跡があるのです! 美味しく食べれそうなレストランを求め あの坂道を辿ります。 野良猫ちゃんの気持ちが良く分かる・・shinkai。 暑かったぁ!! ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 3 この広場をお目当てで、この町に来たのですね。 イル・ヴェッキエッタ広場・婆ちゃん広場。 この町生まれでシエナで活躍した、 15世紀の画家、彫刻家、金細工師、建築家である ロレンツォ・ディ・ピエトロ・Lorenzo di Pietro (1412~1480)勿論男性で、 そのニックネームが、婆ちゃん なのですね。 なぜそう呼ばれたのか、探しましたが空振り。 悪口ではなく、親しみが感じられますから 多分、彼の容姿からなのでしょう。 まぁ、イタリア人はこの手の事は、軽く言いますから・・、はい。 それにしても、周囲の家、広場の舗装 すべて石、石、石で、おまけに大変な傾斜地! ◆ 追記を ロレンツォ・ディ・ピエトロがなぜ「婆ちゃん」という ニックネームだったか、が漸くに分かりました。 に記載しましたが、彼が描いた絵から注文主の枢機卿が大変喜び、 聖人や他の枢機卿の顔の頬に入れた深い皺から「まるでお婆さんの様だ」 という事から、その名が付いた様子です。 と、もう一点。 このカスティリオーネ・ドルチャが彼の生地であるという点についてですが、 1970年にカルロ・デル・ブラーボ・Carlo del Bravoという歴史家が、 ロレンツォ・ディ・ピエトロが1412年にシエナ生まれであるという 記録を見つけたそうで、上記した様にこの町が生地ではありません。 と、今回知りましたのは、 カルロ・デル・ブラーボという方は、フィレンツェ大学の教授、美術の歴史家 でしたが、今年2017年8月3日亡くなられたそうです。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 4 広場の中央にある井戸には、1618年の年号が。 さぞや深い事でしょうが、 これが出来るまでの、水の確保はどのように? 女性たちの苦労が、偲ばれますね。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 5 あの洗濯物が気になるのですが、 町の高さを見ていただこうと、隙間のあるのを。 家が低く、まさにこの一帯は旧いまま。 トスカーナというよりも ウンブリアの奥のイメージですね。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 6 広場の南を占める、現在の市役所。 かっては教会だったとかで、小さな鐘楼つき。 それにしても、大変な傾斜ですが、 壁に3枚の石碑が見えますね。 これが大変、歴史ある興味深いもので・・、 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 7 1881年3月7日 の日付 この町で生まれた、ロレンツォ・ディ・ピエトロ 婆ちゃん と呼ばれた 金細工師、画家、彫刻家、軍の建築家 を記念して というものです。 シエナの、現在は博物館になっている 元病院のサンタ・マリーア・デッラ・スカーラ、 そしてドゥオーモにも一連のフレスコ画が残り、 ドナテッロ風のドラマティックな彫刻、 ドゥオーモの大聖遺物入れも、彼の作品とか。 こういった、いわば大作家の名も この町に行く事で、知るのですね。 皆さんに、あちこちご紹介していますが、 私自身がたくさん知ります。 まさに、ブログは他人のためならず! ははは。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 8 1860年3月15日 午後11時55分 詳細は省きますが フィレンツェの破毀院に於て イタリア王国建設に賛成か否かの、住民投票の結果 圧倒的多数で賛成で、決定した というもので、 翌年、イタリア王国が建国の運びとなります。 が、この住民投票もイタリア中部のみで、 ローマは、いまだ教皇領 北イタリアは、オーストリアの下 という状態でしたが、 さながら実況中継のような、票数も明示の まさにイタリア王国建設にかける 熱狂ぶりが伝わってくる記念碑です。 ちょうど我が国日本も 1868年 明治に改元 1860年には、勝海舟が咸臨丸でアメリカに、 という年代ですね。 洋の東西を問わず、時代の大きなうねりは一致する といわれますが、 まさに、熱い、熱い年代だったのですねぇ。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 9 こちらは、3枚目。 2004年に、オルチャの谷が ユネスコの世界遺産に認定された記念ですが、 一番若い記念碑が、既に読みにくいような薄い彫りで、 古い方がしっかり読める、という 土地の人の熱気の違いかなぁ?! ははは。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 10 写真3で、広場の奥の切れ目に見える家の 窓の下に、黒い標識がありますが、 Trattoria → というもので 角を曲がった所に、このトラットリアが。 通常、レストランのご紹介はしないのですが、 ここは簡素ながら美味しく、 ご主人のアイディアが素晴らしかったので。 Il Cassero ・イル・カッゼーロ Tel 0577-888950 火曜日お休み あの辺りにお出かけの時は、どうぞ。 奥さんは、文化省のお手伝いで日本に行かれたとか。 料理を待つ間に見せてくれた写真集で、 訪ねたかった ヴィタレータの礼拝堂 の位置も、見当が付いたのでした。 ヴィタレータの礼拝堂は http://italiashio.exblog.jp/8396653 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 11 この一帯の、旧い家並みの続く坂道を 行ったり来たり。 素朴な石造り、軒が低く、煙突が多く、 冬は寒いのでしょうねぇ。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 12 素敵な一郭でしょう? 階段周りも素晴らしいですが、 入り口が2つあり、家の番号札は3枚、 つまり3軒分。 下にも入り口が見えますよ。 はい、家が狭いのは、何も日本だけではないのです! ウンブリアの、ヴァッロ・ディ・ネーラもどうぞ! http://italiashio.exblog.jp/5572534 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 13 細い小路を抜け、殆ど南端の城跡の下 可愛い2軒のお家の入り口。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 14 小さな、古い家並みの向こう オルチャの谷が広がります。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 15 町の南はずれ 小さな古い聖ステーファノと聖デーニャ教会・ piave dei Santi Stefano e Degna 度重なる修復で、正面入り口の上のみに 中世の面影が残ります。 内部にあった、婆ちゃん の作品や、 ロレンツェッティ、シモーネ・マルティーニなど モンタルチーノ移されたり、近くの美術館に 収蔵との事でしたが、時間が合わずに・・。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 16 最初にご覧頂いた、イタリア統一広場の 端にある泉。 とにかく暑い日で、 のそのそ上った道を、ゆっくりと下ります。 ![]() ◆カスティリオーネ・ドルチャ 17 町の一番東はずれにある 素朴なロマネスク様式の教会 サンタ マリーア・マッダレーナ・ Santa Maria Maddalena 小さい、アーチ式鐘楼がありますね。 今こうしてみると、教会の扉が開いていますが、 中は見ていないのです。 ああ! 夏は、もう駄目! この夏はひっそりと、 プールのみで過ごしますぅ!! ![]() ◆DOLOMITI 1 この26日の夜のニュースで、 ドロミテ山系が、ユネスコの世界遺産に認定 と。 イェ~~イ!! ヴェネトに住む人間として、もの凄く嬉しい事!! いずれ記念雑誌が出ましたら また特集でもいたしましょう。 が、まずはご挨拶に、手持ちの雑誌から。 こういう写真は、雑誌でないと、ね。 ![]() ◆DOLOMITI 2 ラヴァレードのトゥレ・チーメ・ Tre Cime di Lavaredo コルティナ・ダンペッツォもどうぞ http://italiashio.exblog.jp/9675646 ![]() ◆DOLOMITI 3 セッラ峠・Il passo Sella おいでませぇ、ユネスコ世界遺産のドロミテに!! ◆*◆*◆ ブログご訪問、いつも有難うございます!! 最近ランキングを覗きに行くついでに、 拝見したり、そこから飛んだりで、 気に入って、何度も訪問するブログがいくつか。 歴史のカテゴリでも、大変嬉しい発見の ブログが2つ見つかり、リンクをお願いしました。 皆さんは既にご存知かもしれませんが、 改めて、新しいリンク先をご紹介しますね。 * ばーさんがじーさんに作る食卓 http://sesenta.exblog.jp/ なんとも気持ちが爽やかになる、 人生の達人のようなお二人のブログ。 毎日の料理のヒントが、たくさん! * ルネサンスのセレブたち http://d.hatena.ne.jp/cucciola/ イタリアの歴史、ローマの事、 詳細に、興味深く読ませて貰え、 見つけた事が、大変嬉しいブログです。 * 紗瑠々の資料室[中世ヨーロッパ情報館] http://housecarl.blog.shinobi.jp/ こちらは、そのヨーロッパ版とでも。 薀蓄を傾け、惜しみなく。 感謝です。 * かたつむりの国だより*イタリア料理留学記 http://tomocone.ciao.jp/ スロベニアとの国境に近いレストランで、お仕事。 単なる観光客でない、新鮮な発見が素敵です。 どうぞ、ご訪問を! 実はまだ他にもあるのですが、 書いていました今回の記事を、 アップ直前に手違いで消してしまい、書き直し! 消耗し切りましたぁ!! 次回に、改めて追加させていただきますね。 ![]() ▲
by italiashiho2
| 2009-06-29 04:15
| ・トスカーナ州
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2009年 06月 24日
今日はトゥレヴィーゾ ご案内の2回目、 中心街の様子と、少し東にあるかっての教会、 現在は市の博物館となり、トンマーゾ・ダ・モデナの 壁画の修復が進む、サンタ キアーラ博物館 などのご紹介を。 写真は先月中旬です。 街の地図は、先回の最後にありますので、ご覧下さいね。 http://italiashio.exblog.jp/9878470 ![]() ◆シーレ河 先回の最初の写真にありました、シーレ河の駅前橋 サン マルティーノ橋の手前の道を 今回は河に沿って東に。 こちら側は同じ河でも、街中を流れる表情で 大きな近代的な建物が並びます。 見える橋は、サン マルティーノ橋からは2本目の橋 サンタ マルゲリータ橋で、大概はここで河を渡り、 写真右上の建物の前を通り、この位置に。 右上の旗が3本見える建物は、 元の市民病院を地元の銀行が買い取り パドヴァ大学、ヴェネツィア大学の 幾つかの学部が置かれているとの事。 この辺りは水鳥の溜まり場で、鴨、白鳥 など賑やかに。 今見えているのは、先回ご紹介のオオバンの親子です。 ![]() ◆ダンテ橋 1 上の写真の東側の続き部分ですが、 ダンテ橋・Ponte Dante といい、 北から街に流れ込んで何筋もの運河となり、 街をめぐるボッテニーガ河の カニャン運河・Cagnan が、ここでシーレ河と合流。 緑色のシーレと、少し濁ったカニャンの水色が、 筋をつけるのが見えます。 ですが、まだ街は東に広がり、 ボッテニーガ河の本流、そして運河も東を流れます。 かの大詩人ダンテの名が冠されているのは、 神曲の天国編 第9章に、 シーレとカニャンが出会う所 と 詠っているのにちなみ、 19世紀半ば、生誕600年記念に命名との事。 ダンテの足跡、像にはあちこちで出会うのですが、 まだ神曲も読んだ事のない私には、なんとも・・。 ですが十何代めかのご子孫が、ヴェネトはヴェローナ近郊に お住まいであると、TVニュースで聞きましたし、 他にも、かっての王族、貴族のご子孫が ヴェローナにお住まい、という事も。 そんなヴェローナの旧地区のご案内は http://italiashio.exblog.jp/5867890 ![]() ◆ダンテ橋 2 で、橋の脇にこのオステりーア(レストラン) アル・ダンテ があります。 何年か前に、外のテントの下で食べた事があり、 お値段も安かった事を覚えています。 お味は、まぁ、オステりーア(食堂のイメージかな) で、そこそこ。 この日は閉っていましたが、 サイトがありましたから、健在と見えます。 ![]() ◆サンタ カテリーナ博物館 1 ダンテ橋の東から、北東に向かいます。 この辺り、かっては古い建物が半ば放置され 暗いイメージがありしたが、 今は修復整備が進んで蘇り、 明るくなりました。 ![]() ◆サンタ カテリーナ博物館 2 途中一度道を尋ね、無事到着。 古い街の例に倣い、道が細く曲りくねっているので 地図を頼りにすると、逆に迷いますね。 分かってしまうと、迷うのが可笑しい感じなのですが。 で、こちらです。 元のサンタ カテリーナ教会、現在は市の博物館。 ![]() ◆サンタ カテリーナ博物館 3 前が細長い広場になっていて、 教会に並ぶこの建物の、 あのアーチの下が入り口。 壁は、はげ落ちて寂れているのではなく、 古いフレスコ画の残りなどを、ワザと見せているのですよ。 (はい、念のため!) ![]() ◆サンタ カテリーナ博物館 4 この元教会を見たかったのは、この写真の壁画 先回サン ニコロ教会でご案内した 14世紀の画家 トンマーゾ・ダ・モデナの 聖ウルスラ伝説 が、ここにあるのですね。 何年も前にこの写真を見て、ずっと憧れていましたが、 やっと実現、という次第。 内部は写真禁止で、買って戻った絵葉書の出来が良くなく、 ガイドブックからのご紹介です。 聖ウルスラ、イタリア語では聖オルソーラ、 中世の半ば伝説の人物で、11000人の処女(!)と ともに、アッティラ王の虐殺で殉教した、という・・。 まぁ話の真偽はともかく、このトンマーゾの 壁画の女性像に大いに惹かれて、 一度見たかったのです。 ![]() ◆サンタ カテリーナ博物館 5 こちらは、別のガイドブックからで、 女性群のアップをどうぞ。 色も、こちらの方が実物に近い、ですね、 実際はもう少し、地味な感じでしょうか。 大変豊かな、優しい女性像でしょう? 背後の女性も、潤んだような眼をしています。 ジオットに次ぐ技量の画家 と言われますが、 画面構成は弱くとも、人物描写に関しては、 ジオットよりも優れているのではないかと・・。 先回ご紹介の、サン ニコロ教会の40人の肖像画も それを語っている様に思います。 実は今、この壁画群は修復中で、 それも壁にあるまま、足場を組んで修復するのではなく、 ストラッポ と言いますが、3m四方ほどかな、の 大きさで壁からはがし、この元教会内で垂直に立てて 一画面ずつ修復中なのです。 つまり、目の前で修復している様子も見れ 済んでいるものは、舐めるように見れる、のです! 本来なら、教会内の高い位置にある壁画も、 こんなに近くで見れる、大変嬉しい経験です。 近々に、ヴェネツィア、トゥレヴィーゾに行かれる方、 是非予定に入れて、お出かけください! 市の博物館と言いましたが、 近代的な設備に整えられた、考古発掘物の展示、 ローマ期のモザイク、そして絵画館も併設です。 ![]() ◆カニャン運河 1 これは、博物館を出て近くで。 古い建物を修復し、店が並んでいますが、 その壁の装飾と、アーチの下の天井部分を。 アーチの下は通行者用で、つまりポルティコですね、 その天井部分が木の小さな格子で、 やはりちょっぴり、装飾されているのです。 壁の装飾も、濃いグレイの一色ですが、 逆に新鮮で、素敵な雰囲気。 で、ついでにおまけを書きますと、 博物館を出て、まっすぐ前の道を行き、 SUSI と書いてある店を見つけました。 ア! と買い込み、(ご一緒していたランさんの奢りで) 近くの運河べりで食べましたが、 行けます! 美味しかった!! 中国人の店で、イタリア語で寿司を頼む という経過ですが、ここは行けます! と、これを書きつつ思い出しましたが、 この店のお兄ちゃん、大変男前でした! ええと、一昔前の男前 の感じ、分かります? つまりですね、ははは、 中心街裏手にある魚市場・ぺスケりーアの中之島を 東に出ると、道の向こう側 目の前に寿司屋があり、 サンタ カテリーナに行く道筋も、 左手にまっすぐ、の位置という 大変嬉しい発見でした! また、行くぞぅ!! (食い物の話になると、つい力が・・!) ![]() ◆カニャン運河 2 トゥレヴィーゾの街には、南にシーレ河が流れ、 北からボッテニーガ河が流れ込み、 何本もの運河に分かれ、と書きましたが、 最初にボッテニーガから、3本の運河に分かれます。 その内の1本が、カニャンで一番東側 真ん中が、先回もご覧頂いたブラネッリ ぐるっと街の西をめぐるのが、ロッジャ です。 これは、カニャン運河にかかる橋、 デッラ カンパーナ・della Campana 橋の奥、建物の隙間に見えるのが、 13世紀に遡る サン フランチェスコ教会。 建物の下、水面にアーチが見えますね。 この辺りの建物、下駄を履いたように こういう形が多いのです。 建物の下を、運河が流れているのですね。 ![]() ◆カニャン運河 3 橋からの眺め。 ここも水量が豊かで、水鳥がいろいろ。 左からの建物の下も、やはりアーチがあり、 水がくぐって行きます。 この建物群の向こうが、ぺスケりーア・魚市場で、 中之島には、屋台の魚屋が毎日店開き。 手前の道には、野菜果物の屋台が並びます。 古くからの庶民の生活が感じられるのですが、 最近は、新しいデザイン小物を扱う店なども 見かけるようになっていますね。 ![]() ◆カニャン運河 4 水辺に寄ると、すぅっと 白鳥がやって来るのですが、 こちらの白鳥君は、どこで出会っても ものすごく気が強くて、いつも脅迫されます。 食う物ないのか? なら、お前を食ってやろうか?! という感じで、この時も既に、ホラ グゥッ、グゥッと低く脅しながら、 羽をもたげかけているの、見えます? ![]() ◆カニャン運河 5 この後ろの古い家は、既にご覧頂いているので。 こちらは、穏やかなオオバンの親子。 ![]() ◆カニャン運河 6 橋の西側に並ぶ家ですが、この左の家、 家の両脇に水車があり、回っています。 かってヴェネツィア共和国の元では、 水車を活用する農業、産業が大いに栄えたとかで、 この界隈だけでも、今も4水車を見かけます。 もちろん今は、利用されていないのでしょうが、 水音高く溢れ流れる豊かな水量に、 なるほどなぁと思う眺めです。 ![]() ◆カニャン運河 7 橋の上から、南西の建物の、ポルティコ部分を。 ソットポルティコ・ディ・サン フランチェスコ と呼ばれていて、レストランの席が並んでいます。 この辺り一帯、全世紀初頭の、古い白黒写真に 残る風景とまるで変わっておらず、 いや、もっと言うと、美術館に残る18世紀の 絵の風景とまるで同じです。 ルイジ・バイロ市美術館・Museo Civico L.Bailo では、 18世紀のこの街出身の画家 メードロ・コゲット・ Medoro Coghetto の描いた風景を多く収蔵の様ですが、 今も風景はそのままで、驚きます。 次回は、ここの訪問を。 ![]() ◆カニャン運河 8 ソットポルティコ・ディ・サン フランチェスコ、 ヴェネツィアでは、ソットポルティゴと訛る、 建物の下をくぐるポルティコですね。 このレストラン、美味しそうでした。 ここも次回のチャンスを楽しみに! ![]() ◆駐車場 1 上の写真の、ポルティコを抜けてくると この駐車場がありますが、 こんな可愛いのが。 ![]() ◆駐車場 2 かと思うと、こんな凄い長~いのが。 どこから、どうやってこの狭い駐車場に?! おまけにキャデラックに、 こんな絵を描いたりして!! ![]() ◆駐車場 3 アホちゃうか?! と眺めていたら このお二人が通りかかり、やはり車を覗きこむので モデルをお願いして。 私らの車と違うのだけど・・、と言いつつも、 にこやかに! 西側にある建物は、多分市の結婚式場で、 昨年春、ここで結婚式参列と思われる人々を 見かけましたが、 一人、バシッと決めたスーツの若者がいて 紫のネクタイ! 「ワォ! 紫だぁ!」 「やぁ、日本だったら、やXXですねぇ!」となり、 日本語が分からないのを幸い、大笑い! ![]() ◆ブラネッリ運河 1 駐車場を斜めに抜けると、このブラネッリ運河に。 そうなのです、この場所では建物2棟挟んで 運河が2本通り抜けて行くのですね。 古い1920年代の白黒写真には、この運河べりで 女性たちが跪いて洗濯をしている風景が。 ![]() ◆ブラネッリ運河 2 こちらも、運河沿いのソットポルティコで、 やはりレストランの席が。 はい、ここは一度。 美味しかった。 ブラネッリ運河・Branelli の名の由来ですが、 ヴェネツィアのブラーノ島の魚商人たちが ここに倉庫を構えたり、住んでいた事に由るそう。 シーレ河は、ヴェネツィアの干潟、 ヴェネツィア・メストレから12K程東に注ぎ込みますから、 かっては、このシーレ河を利用しての船の運搬も 盛んだった様子で、 ぺスケりーア・魚市場では、 新鮮な海の魚が、毎日手に入ったといいます。 ブラーノ島のご案内は http://italiashio.exblog.jp/5065757 ![]() ◆ブラネッリ運河 3 流れの向かいに、可愛いお家が。 かって詩人が住んでいた、という碑が壁に。 ![]() ◆ブラネッリ運河 4 この辺りご紹介済みですが、 春の、柔らかい光で。 ![]() ◆ブラネッリ運河 5 運河沿いで、語らうカップル。 男がちと、ムサイかな? いや、なに、その・・。 ![]() ◆シニョーリ広場 1 街の一番の中心ともいえるシニョーリ広場・ Piazza dei Signori に出て来ます。 この建物は、ロマネスク様式を19世紀に改修、 現在は、県庁です。 一度昔、何かの申請で行った事があり、 廊下の机に秘書が座っているのを見て、 まるで映画のシーンみたい、と思った記憶が。 この前の道を西・左に行くと、ドゥオーモに。 ![]() ◆シニョーリ広場 2 上の写真の右横には、特徴ある三角形の屋根、正面壁の パラッツォ・デイ・トゥレチェント がありますが、 以前ご覧頂いたので、 その東側の広場の、イタリア像を。 イタリアは、イタリア語では女性形という事で、 いつも、女神像で表されます。 足元には、ヒッピー風髷のお兄さんが、ね。 ![]() ◆シニョーリ広場 3 やはり横側から。 建物は、普段の一般公開は無いようです。 壁にジグザグの線が見えますが、 かって、かなり爆撃の被害を受けているのですね。 修復されたのだろうと思います。 シニョーリ広場の裏側に、15世紀の公営質屋 モンテ・ディ・ピエタがあり、 希望すると、素晴らしい装飾内部が見れるとの事。 これも次のチャンスに。 ![]() ◆ブラネッリ運河 6 建物の下をくぐり、ブラネッリ運河は シニョーリ広場のすぐ裏手を抜けて行きます。 古い小路の奥に画材店があり、 その奥の水辺の古い建物には、 こんな風に、現代彫刻も展示されて。 コネリアーノの町中を走るバスにも、 トゥレヴィーゾ県の印が描かれ、 こう書いてあります。 街を見たら、大好きになるよ! ヴェネツィアとはまた少し異なる、水の街の趣き ぜひお出かけください! トゥレヴィーゾの街のサイト、英語版もあります。 http://www.trevisoinfo.it/index.htm ◆*◆ ブログご訪問、有難うございます! あっという間に6月も下旬に入り、 暦では、夏に入った、筈ですが、 こちらはまだ天候が一定せず、 雨の寒い日があったり、急に暑くなったり! 週3回通うプールの体操は、既に屋外プールで、 水が冷たく、ヒェ~!と言いつつ それでもやはり気持ちが良く、すでに真っ黒!! 交通法規の模試も一応済み、少し落ち着き、 試験日の通知を待っています。 で、次回はどこに行きましょうかぁ?! ![]() ▲
by italiashiho2
| 2009-06-24 00:24
| ・ヴェネト州
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2009年 06月 19日
ヴェネト州は7つの県に分かれ、我がコネリアーノは トゥレヴィーゾ県になりますが、 人口82000人程のトゥレヴィーゾの街が、県庁所在地で、 経済活動盛んな、そして運河が縦横に街中を流れる 大変に美しく、賑やかな活気あふれる街。 ブログを始めた当初にご紹介済みですが、再挑戦! もうちょっと深く、広く(ホンマかな?)ご案内を。 ![]() ◆シーレ河 1 街の地図は、最後にどうぞ。 トゥレヴィーゾの国鉄駅を、北に出て、 中心街に向けて大通りを渡ると、 まず市壁沿いの堀の運河を渡ります。 大きな鋼鉄の球形の彫刻が右手にあり、 先に進むと、この幅の広い河・橋に出合います。 この写真で言うと、駅が右手、中心が左手、 私のいる辺りの右手奥には、バス駅があります。 今回の写真は、昨年の4月上旬と中旬ですが、 曇ったり晴れたりで、 空の色、街の色がずいぶん違います。 と、ひとつご了解を。 Treviso を日本語では、トレヴィーゾ と 書き慣わしているのは重々承知なのですが、 そう発音するとまるで違うのです、印象が。 ヴェネツィア・Venezia を、 ヴェネチアと書くか、はたまたベネチアと言うか、 (ヴェニスは、英語ですよって) ヴェローナ・Verona を、ベローナと書けるか、 の感覚の違いなのでしょうが、 Treviso県に住む人間として、トレヴィーゾは・・ムム。 今時 Firenze は、やはりフィレンツェと発音、 お書きでしょう、皆さん? フィレンチェ は少ないですよね。 という事で是非、ヴェネツィア、ヴェローナ トゥレヴィーゾ でお願いいたしますぅ! ![]() ◆シーレ河 2 上の写真の橋からの、 このシーレ河・Sile の、川鳥君。 足の水かきをご覧ください! ずっと、川鵜と思い込んでいたのですが、 違う、という事を今回知り、 名前を探し回りました! オオバン という種で、 この独特の足は、弁足と言うのだそう。 目は、赤茶、あちこちで見かけます。 ![]() ◆シーレ河 3 で今回は、この河に沿って西の風景を少し。 先程のサン マルティーノ橋のすぐ近くに、 このカヌー(かな?)小屋があり、・・ ![]() ◆シーレ河 4 こんな風に、すぅ~っと滑って行く姿が。 河の流れのある街の姿は、どこも素晴らしいですが、 こちら側は、護岸工事されていないので、 なおの事、目に優しいですね。 このシーレ河の、西はカステル・フランコ近くから トゥレヴィーゾを通り抜け、南東に下り ヴェネツィアの干潟に流れこむ一帯、 ここは、ヴェネト州の自然公園になっています。 街を出はずれた辺りのシーレ河に沿い、 一度歩いた事がありますが、大変良かったですね。 サイクリング道路としても、整備が整っている様子。 ![]() ◆シーレ河 5 トゥレヴィーゾの街は、南側をシーレ河が流れ、 北からボッテニーガ河・Botteniga が流れ込み、 この2本を利用して運河が街中を縦横に流れ、 市壁に囲まれた外側を、堀として流れます。 街の形は、東西に長い長方形で、 市壁に囲まれ、それも殆ど完璧に残っていますが、 ここにも、その一部が。 ![]() ◆シーレ河 6 河沿いの道は、こんな風に。 まだ春の寒い時期で、乳母車の母子が時々。 ![]() ◆シーレ河 7 雲が切れると、とたんに水鳥たちが賑やかに。 あちこちに、いろんな種類を見かけますが、 こちらは、ご存知イタ鴨。 ![]() ◆街中 これは、最初の写真の橋を渡り、街中に。 近代的な建物に挟まり、まだ健在な古い建物。 アーチの形から見て、15世紀ぐらいでしょうか。 たまたま、車が写っていませんが、 かなりの通行量です、いつもは。 そして一番の中心は、車制限地域となり、 ゆっくりと歩けます。 ![]() ◆ドゥオーモ 1 トゥレヴィーゾのご紹介は既にしていますので、 写真が重ならぬように、 今回は、ドゥオーモの側面を。 中心のシニョーリ広場・Piazza dei Signori から 西に続くカルマッジョーレ通り・via Calmaggiore が ドゥオーモ広場を繋ぎます。 街の大筋のご紹介は、こちらでどうぞ。 トゥレヴィーゾ その1 http://italiashio.exblog.jp/4342683 トゥレヴィーゾ 2の2 http://italiashio.exblog.jp/4342720 トゥレヴィーゾ その3 http://italiashio.exblog.jp/5027347 ![]() ◆ドゥオーモ 2 こちらは、13世紀の鐘楼。 上の部分、急に小さく背が低くなっていますが、 ヴェネツィアのサン マルコの鐘楼よりも 高くならないように、という配慮だったとか! ![]() ◆ドゥオーモ 3 上の鐘楼の足元、カルマッジョーレ通りですが、 確かこの日は日曜日で、歩行者天国の様に。 通りの幅は狭く、両側に並ぶ店も重厚です。 それも、この通りがローマ期のポストゥーミア街道の 一部をなすと聞くと、なんとなしに納得! このポストゥーミア街道・via Postumia は ジェノヴァから、ピアチェンツァ、ヴェローナ、 トゥレヴィーゾを通り、アクイレイアまで、 約470kの行程。 そして、アルティーノ・Altino から北に向かう クラウディア・アウグスタ街道が このトゥレヴィーゾの街で、交差していました。 いやぁ、ローマ人と言うのは、本当に凄かったのですねぇ。 ホンマに、イタリア人のご先祖?! アクイレイア、アルティーノについては、こちらを。 アクイレイア ・ グラード (グロリオーザさん) http://italiashio.exblog.jp/5037664 アクイレイア その1 http://italiashio.exblog.jp/5035705 アクイレイア その2 ・ アルティーノ http://italiashio.exblog.jp/5037537 ![]() ◆ドゥオーモ 4 こちらは、サン ジョヴァンニ洗礼堂。 すぐ隣に並ぶ、ドゥオーモの正面が、 18世紀に改修されたネオクラッシック様式なので、 尚の事、素敵に見えます。 ![]() ◆ドゥオーモ 5 いつもは閉っているのですが、 現代彫刻の展示があり、開いていたので 内部を拝見。 典雅。 ![]() ◆ドゥオーモ 6 ドゥオーモ前の石段から、広場の南を。 この建物、いつも気になるのですが、 なかなか良いでしょう? トゥレヴィーゾは、中世前期、既に農業の発展、 そして、ヴェネト平野の中心に位置する事から 商業の繁栄が著しく、街は大いに栄えていたといいます。 後にはヴェネツィア共和国の下で、 400年の平和を享受した歴史を持ちますから、 その繁栄ぶりが、よく残っています。 で、その左隣 壁の上の紋章が、由緒正しいでしょう? それもその筈、こちらは、・・ ![]() ◆ドゥオーモ 7 僧服専門店、というか、 それもかなりお偉い方の儀式用の様で・・! 勿論、祭具もあるのでしょうが。 これを見つつ、友人と 「やはり、流行とかあるんだろうか?」 「うん、次はこういう色の、こういう形で、とかね」 ウム、不謹慎者には罰が当たるぞよ。 左手前には本屋さんもありますが、 聖人とか、有難いお話の本がいっぱい!! ![]() ◆ブラネッリ運河 1 中心のシニョーリ広場の裏辺り、 古い建物群が残り、 ブラネッリ運河・Buranelli が通り、 魚市場の中之島・ペスケリーアがあり、 古い食料品店があり・・、 大好きな一郭です。 トゥレヴィーゾの街全体、 徐々に古い建物が修復されつつありますが、 古いままの外観を保ちつつ、 新しい活気に満ちています。 ![]() ◆ブラネッリ運河 2 上の写真で、車が見えていた通りの、 運河脇の古い建物。 フレスコ画が、少し残っているのが見えますか? この街で、たくさん見かけます。 昔むかしNHKでも放映された、半ドキュメンタリーの 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の番組がありました。 イタリア国営放送RAIの、素晴らしい作品でしたが、 あの映像の中で、フィレンツェとして映っていた風景、 あれは、このトゥレヴィーゾだったのですよ。 トゥレヴィーゾの街に最初に訪れた時、 フィレンツェを小さな田舎にして、 運河を通したみたい、 という印象を受けましたが、 まんざら、違ってはいなかったのです。 ![]() ◆ブラネッリ運河 3 細い運河の横道を入って行った所、 ここの壁にも、フレスコ画の装飾が少し。 真ん中の上の出っ張りは、かっての煙突跡。 使われなくなって、切られていますね。 ![]() ◆サン ニコロ教会 1 ドゥオーモから南に、聖ピオ広場・San Pio X に。 ここにも、新しい建物に挟まれ、 こういう古い建物が。 トゥレヴィーゾの古い建物、というのは ゴシック様式の古さですから、 街に大変面白い趣をかもします。 ![]() ◆サン ニコロ教会 2 ピオ広場からの、小路で。 古い建物が洗われ、見事に修復。 素晴らしい、煉瓦色。 ![]() ◆サン ニコロ教会 3 一度見たいものと望んでいた サン ニコロ教会・San Nicolo` あまりの大きさに、フレームに入りきらず・・! なにせ、ドゥオーモよりも大きいと。 建設は、14世紀の初め、トゥレヴィーゾ出身の ドメニコ会派の法王 ベネデット11世が 7万フィオリーニの大金を遺した事に、由来するそう。 全体と内部は、古いブログでご紹介していますので そちらでどうぞ。 ![]() ◆サン ニコロ教会 4 トンマーゾ・ダ・モデナ・Tommaso da Modena という 14世紀の、大変優れた画家のフレスコ画が この教会にあります。 当時としては、ジオットに次ぐ何人かの内に入る 技量の持ち主と言われます。 この円柱の 聖アニェーゼは、彼の作品だそうですが、 女性像が大変優しく豊満で、好きなのです。 彼の作品は、ボローニャやモデナにもあるようですが、 このトゥレヴィーゾに傑作が多く残ります。 彼の描く女性像を、次回ご覧頂きますね。 ![]() ◆サン ニコロ教会 5 こちらは、また巨大な壁画です。 肩に、子供が載っていますから、 中世の優しい大男、聖クリストフォロかな? ![]() ◆サン ニコロ教会 6 こちらは内陣脇にある アゴスティーノ・オニーゴの墓碑。 まぁ凄い墓碑でもありますが、これが有名なのは、 フレスコ画が ロレンツォ・ロット作というのです。 が、疑わしいという説も、聞きました。 ![]() ◆サン ニコロ教会 7 こちらは、聖具室にある壁画。 つい近年発見されたそうで、色が大変に鮮やか。 右の建物は、現在もシニョーリ広場にある 14世紀の建物の形を映し、 おまけに、窓に見える女性は糸を紡いでいる、 つまり当時、トゥレヴィーゾで紡織が盛んであった事を 語っているのだそう。 ![]() ◆サン ニコロ教会 8 教会に隣接して、神学校があり、 その中の一室に、カピートロの部屋・sala dei Capitolo と呼ばれる部屋があり、 ここに、トンマーゾ・ダ・モデナが描いた 40人のドメニコ会派の、肖像画があります。 これは、大変に密度の高い部屋。 法王冠を戴く者、司教帽の者、一介の学僧、 老いている者、そうでもない者。 40人すべての人物の名が特定でき、 そしてそれぞれが、各人の癖を伝えているそうで、 トンマーゾは、人物像を描くのに その伝える所をよくよく聞き、 まさに、写真肖像的に描いた様子です。 正面3人並びのいちばん右、少し分かり難いですが この方、眼鏡をかけているのですね。 眼鏡の人物が描かれた最初、と言われます。 彼の名は、ウーゴ・ディ・プロヴェンツァ、 フランス人の様ですね。 昨年夏、ファブリアーノの紙の博物館を見学した時、 15,6世紀のめがねを見たことを思い出しました。 こちらです。 http://italiashio.exblog.jp/9391469 カピートロの部屋 という名は、 この部屋で集会をする前に、聖書の1章(カピートロ)を 読み上げたから、との事。 この部屋の見物は教会からでなく、 南隣の神学校の入り口から、です。 ![]() ◆サン ニコロ教会 9 教会と、お隣の神学校の間にはこの回廊庭園が。 この4月の上旬、白い桜でしたっけ、 そして木蓮も咲き染め。 大変清々しいお庭でした。 ![]() ◆中心街で トゥレヴィーゾの街は、商業の中心だけでなく、 学校もたくさんあるようで、若者の姿も大変多く、 その意味でも、活気に溢れます。 バス待ちの高校生。 ![]() ◆街の地図を 地図の下真ん中、赤丸2つの位置に、国鉄の駅があり、 まず橋を渡り、Via Roma を行き、 Sile河に出ます。 この赤丸が、最初の写真サン マルティーノ橋。 横線の部分、左半分ほどが今日ご紹介した部分で、 右に見えるSanta Caterina・サンタ カテリーナ辺りは 次回にご案内です。 *◆* トゥレヴィーゾのご案内を、2回に分けますね。 次回は、街の中心から東部分を。 ヴェネツィアからは、北に約30分、30k程。 観光客向けではない、イタリアの地元の活気に満ちた、 それでいて見所の多いトゥレヴィーゾ。 ヴェネツィアにお出での時は、 ちょっと脚を延ばし、是非どうぞ!! ◆*◆ ブログご訪問、有難うございます! 先回の、交通法規は遊んで頂けなかったようで・・、 ははは、残念でしたぁ! でも一応、答えを。 634は、A,C,L 650は、E,N,L トロリーバス、バスは優先権を持たないのですね、 レールを使う市電は、優先権を持ちますが。 665は、A,E,V,H,C もう、この辺りは理由が分からず、丸暗記! ナオチャン、当たっていたかな? 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by italiashiho2
| 2009-06-19 00:24
| ・ヴェネト州
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2009年 06月 14日
今日は久しぶりに、猫日、犬日でゆったりと。 いえいえ、いつも好きな場所を、好きなように ご覧頂いてはいるのですが、やはり多少は・・、そのぅ。 で今日は、最後にちょっとクイズなんぞも。(やけくそで!) ![]() ◆仲良し これは古い写真が、見つかりましたので。 家から東に約18キロ、サチーレ・Sacile という 小さな可愛い町があり、昔はよく自転車で行ったのですね。 国道筋ではなく、裏道、田舎道をクネクネ行くと、 春先には、猫ちゃんやワン君が日向ぼっこしているのに よく出会ったものでした。 このお家、シェパード君は2匹いた覚えが・・。 サチーレのご案内は、 http://italiashio.exblog.jp/5411886 ![]() ◆トーディ 1 こちら、ウンブリアはトーディ・Todi の中心広場 ピアッツァ・デル・ポポロで。 観光客と言うよりも、町の人々が多い夕方近く、 むく犬君もお散歩に。 で、まだ、トーディのご紹介が済んでいないのを 思い出しました! ミケランジェロを描いた映画、「苦悩と歓喜」に しっかり登場しているのを、この冬再度確認。 お待ちくださいませぇ。 ![]() ◆トーディ 2 この猫ちゃんは、一度すでに登場ですが、 尻尾の表情が大変豊かな子で、 再度ここに! 一度目の登場はこちら http://italiashio.exblog.jp/8490266 ![]() ◆チソン 早春の一日、チソン・Cison di Valmarino の 山沿いの家、 見事に、短いアンヨ君!! でも、尻尾をフサフサの、可愛い子でした。 チソンの村のご案内は http://italiashio.exblog.jp/9417768 村の猫ちゃん、ワン君は http://italiashio.exblog.jp/9443950 ![]() ◆アクイレイア 1 昨春アクイレイア・Aquileia に行った時、 お昼を食べている横を、 するすると、この猫ちゃんが通りかかり、 一枚目をなんとか撮り、 止まって貰おうと、「ねぇ、ねぇ」と声をかけると、・・ ![]() ◆アクイレイア 2 ぐっと腰を低くして・・、聞こえないふりで、 するっと壁をまわって、消えました。 でも、こうして見ると、 耳がしっかり、こっちを向いていますねぇ! ご案内は、 アクイレイア ・ グラード (グロリオーザさん) http://italiashio.exblog.jp/5037664 アクイレイア その1 http://italiashio.exblog.jp/5035705 アクイレイア その2 ・ アルティーノ http://italiashio.exblog.jp/5037537 ![]() ◆マントヴァ 昨年マントヴァには2度行くチャンスがありましたが、 これは夏のソルデッロ広場・piazza Sordello で。 こんなガードマン君がいたら、車の心配はせずに、 観光できるというもの! ですが、私貧乏人としては、 お高い車の、ひっかき傷が気になりますねぇ。 ご案内は、 マントヴァ ・ サンベネデット・ポー その1 http://italiashio.exblog.jp/8863323 マントヴァ ・ サンベネデット・ポー その2 http://italiashio.exblog.jp/8863191 なぜマントヴァに、はたまたローマに行ったのか、 その理由はこちらに。 ヴァティカン訪問 ・ 天正4少年使節のご縁により http://italiashio.exblog.jp/8742349 駆け足ながら・・ ローマの休日! その1 http://italiashio.exblog.jp/8773507 駆け足ながら・・ ローマの休日! その2 http://italiashio.exblog.jp/8773463 ![]() ◆ドゥイーノ こちらも古い写真です。 トリエステの西にドゥイーノ・Duino という小さな村、 その海沿いに リルケの小道 と呼ばれる散歩道が残り、 古いお城跡も残っているのですが、 新しいお城の、庭に面する家の窓にいた猫ちゃんです。 リルケの小道は、大変素晴らしい風景! 海辺の、断崖絶壁の上をめぐり続きます。 是非、ご覧になってみてください。 http://italiashio.exblog.jp/5351800 ![]() ◆ラディコーファニ 中世カッシア街道、そして大巡礼道・通商街道の ヴィア・フランチジェーナを見張り続けた、 オルチャの谷、ラディコーファニ・Radicofani の町。 はい、今は、彼がテラスから、道行く旅人を・・! 顔が素敵でしょう?! ははは。 古い要塞のご案内は http://italiashio.exblog.jp/9701524 ![]() ◆コネリアーノ 我が町コネリアーノ・Conegliano の猫ちゃん。 中心の通りの横は、お屋敷の庭園が続き、そこに。 白黒猫ちゃんながら、青いお目めです! 我が町 コネリアーノ ・ 再発見 http://italiashio.exblog.jp/4460160 ![]() ◆アーゾロ 1 先日ご紹介したばかりのアーゾロ・Asolo の 今日は、ワン君を。 まずは、その1。 吠える声が、響き渡ります! ![]() ◆アーゾロ 2 そして、その2。 これも、吠えまくる! ![]() ◆アーゾロ 3 そして、その3。 大、中、小 と、それも3色揃った所で、 アーゾロの3馬鹿大将そろい踏みぃ!! 典雅な町にふさわしからぬ まったく、うるさいワンどもでしたぁ。 ![]() ◆ウーディネ これは、オリーヴオイルを追いかけて の ルナさんとご一緒した、 ウーディネ・Udine での猫ちゃん。 白ワインを外で一杯飲み、支払いに入った所、 カウンターの上で、ぬくぬくと灯りにひっついていたのですね。 まず、ルナさんが最初に見つけ、「ホラ!」と。 思い出の1枚になりました。 ウーディネのご案内は http://italiashio.exblog.jp/8979474 ![]() ◆トゥレヴィーゾ トゥレヴィーゾ・Treviso のドゥオーモの石段。 ご主人は、何か読んでいますが、 ボクは、読むものも、遊ぶ相手もなく・・、 春先の石の冷たさが、お腹に響くぅ。 所で、このご主人の耳に、ピアスがあると思われません? ひょっとして、homo君かなぁ?! トゥレヴィーゾのご案内の更新をと思いつつ・・、 はい、近々には必ず! トゥレヴィーゾ その1 http://italiashio.exblog.jp/4342683 トゥレヴィーゾ 2の2 http://italiashio.exblog.jp/4342720 トゥレヴィーゾ その3 http://italiashio.exblog.jp/5027347 ![]() ◆ポンポーザ 1 ヴェネト州の一番南、エミーリア・ロマーニャ州近く、 広大なメーゾラの森・Bosco di Mesola があり、 すぐ近くに、中世からの歴史を持つ ポンポーザの修道院・Abbazia di Pomposa が。 昨年晩秋に出かけ、修道院の庭で出会った 猫ちゃんの内の一人。 ほら、目をつむっているみたいでしょう? でもね・・、 ![]() ◆ポンポーザ 2 私が位置を変えると、やはり顔はこちらに。 ははは、猫のタヌキ寝入りだね! ![]() ◆ポンポーザ 3 ならばと、後ろの建物を写していると、 ほら、眼を開けて、こちらを見ている! メーゾラの森、そして、ポンポーザの修道院 http://italiashio.exblog.jp/8922205 ◆*◆ ブログご訪問、有難うございます! いつもは、土地のご案内のみなのですが、 それは、ちょいちょい字数制限に引っ掛かって 削れ! と出るのですね。 そんなこんなで、いつも目いっぱい状態で、お喋りなしですが、 今日は少し余裕があるので。 改めて 自己紹介を少し。 イタリアは、ヴェネト州、トゥレヴィーゾ県、コネリアーノ市 スコミーゴ村 に住んで、18年か19年! ヴェネツィアからだと、列車で約45分北に、 そして、駅から家まで約7k程の田舎住まいです。 カテゴリ欄の、ヴェネトの四季 に、村の様子を 載せていますので、よろしかったらどうぞ。 イタリア旅行に関しての、土地情報の調べ物など、 お手伝いできる事あれば、致します。 ご遠慮なく、どうぞ! ![]() ◆先月、近くのお庭で *** で、最初に書きました やけくそのクイズ というのは、 語るは涙、聞くは大笑い、というお話で・・。 実は昨年の11月1日に、スピード違反をした、 45kオーバーした、と今年の1月末に通知が届き、 60日以内に、本人がしたのかどうかを申請しろ、と。 高速を出て、次の高速との接続道路の、50k制限を 私めが、95kで走ったというのです!! 逃げようがありませんから、3月の末に 罰金380エウロ!を払い、 はい、私でした、と申請しましたら、 1ヶ月間の免停、その上、免許取得後満2年に2か月不足の為 10点減点が倍の20点となり、持ち点なし! (つまり、免許も取りなおさんといけん事に・・ぎゃおぇ~) という訳で、4月30日夕方、婦人警官殿が、 免許取り上げに我が家にお越しになり、 5月いっぱい、自宅監禁同様の身の上! 彼女の話では、同じ日、同じ場所で、コネリアーノの住民が 4人、引っ掛かったとか! (ひひ、ざまぁみろ! ・・でもね、なんで14人じゃないの?!) という事で、先月は食料の買い出しにも、往生いたしましたが、 まぁ、なんとかサバイバル精神で頑張って生き残り、 現在は、免許再取得に向け、試験模試に取り組む毎日。 (はい、お陰様で持ち点0でも、今の所車には乗れます) ![]() ◆模試の本 ですがぁ、日本と同じような、引っ掛ける仕組みの試験問題に この純真無垢な私は軽~く引っ掛かり・・、ああ!。 でもパスしない事にはどうしようもないので、 必死のパッチで、毎日お勉強中ですが、 1ページに30問、251ページあるのですよ、これが!! もうヤケクソで、皆さんにも、一度試みてもらおうかと! どの車が、交差点で優先順位を持つかという 図の問題を3つ並べますので、 通過すべき順位を、何番は A.B.C順 とか、 お答をコメント欄に、どうぞ! ![]() ◆634 ![]() ◆650 Rは、トロリーバス Nは、大型トラック ![]() ◆665 ヒントは、こちらは、車が右通行なので、右側の車が優先。 ただし、そうとばかりは限らない・・! タダ働きは、精が出ませんから、 正解の方には、イタリアの絵はがき進呈 という事でいかが? 正解者多数の場合は抽選で・・なんぞとケチな事は言わず、 絵はがきの買い出しにも行きますよって、 奮ってどうぞ! 勿論、1問のみの挑戦も、OK! (イタリア在住の免許取得者は、ダメよ) 正解は、次回に纏めてお答えいたしますね。 今時の交差点は、街中を除き、どんどんロータリー式に 変わりつつあるのに、この問題! テストの難しさに大いに泣いて、 こんな境遇に落ち込んでいる私めに、 同情してやって下さいませ、ませ!! ↓↓ 長野のシンちゃん で~す! ![]() ▲
by italiashiho2
| 2009-06-14 00:27
| ・イタ猫・イタ犬・動物たち
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2009年 06月 08日
先月中旬、久しぶりにべッルーノ・Belluno に 出かけるチャンスがありました。 町の中心地は、以前ご紹介していますので、 写真がダブらぬよう気を付けましたが、 今回はアルプス兵に縁のあるこの町の様子、 そして ボルゴ・ピアーヴェ・Borgo Piave と呼ばれる 歴史ある下町 を中心にご覧いただきます。 ではどうぞ! ![]() ◆べッルーノ 1 我がコネリアーノからは、約50K北、 ディーゼル・カーは、山の隙間を抜け、峠を越え ゆるゆると、1時間近くかけて到着です。 ヴェネツィアからだと、約1時間半から2時間でしょうか。 山には、まだこんなに雪が、 そして、如何にも空気が清澄です! ![]() ◆アルプス兵 1 往きの列車内、前の席にこのシニョーレを見かけ、 写真を撮らせて貰いました。 実はこの前日に、ローマの近くのラティーナ・Latinaで 毎年恒例のアルプス兵の集会があったのをTVで見ましたので その戻りの方と、すぐ分かったのですね。 少し見えにくいのですが、黒い羽根が1本帽子に。 イタリアの独立に大奮闘した、アルプス兵の帽子 彼は83歳だそうですが、矍鑠たるもの。 ![]() ◆アルプス兵 2 帽子の正面に見えたバッチは、ロシアの村との交流を物語り、 (映画、ひまわり のロシアのイタリア兵を思い出しますね) この2つのバッチの左は、彼の連隊の記章で、 右は、ドイツで収容所に入れられていた印だそう。 それを聞いた時は何も言えず ただ、彼の手を握りましたが、 「そうですか、日本人ですか」との言葉にも、 彼が何を思いだしたのか、良く分かりました。 ええ、日・独・伊の3国連盟です。 ![]() ◆べッルーノ 2 こちらは、べッルーノの駅前広場。 陽射しは強いのですが、本当に爽やか! まさに、アルプスの麓の空気です。 べッルーノの、大筋の写真と地図はこちらに。 まず、覗いて見て下さいね。 http://italiashio.exblog.jp/5352436 ![]() ◆べッルーノ 3 駅前広場の東側が、公園になっていて、 朝食中の鳩君やら、既に一服中の皆さんやら・・。 ![]() ◆べッルーノ 4 公園の一角に、アルプス兵への記念碑が。 右下には、 イタリアの砲兵隊 祖国のために、静かなる犠牲を一緒に捧げた ラバと輜重兵の記憶に。 足元の部分には、 何も要求することなく、たくさん与えてくれた彼らに。 そして、将軍の名前が。 べッルーノの奥、ドロミテ山系には、今なお 彼らの戦場となった、たくさんの塹壕が残ります。 ![]() ◆べッルーノ 5 道の向こう、バス停の一団。 奥さんともども、集会に参加してのお戻りでしょう。 この集会、毎年イタリア各地で場所を変えて開催され、 全世界から、退役、現役が何万人も集まり、 大行進をするのです! ![]() ◆べッルーノ 6 駅前から歩いて5分もかからずに、大きな広場、 公園になっている、マルティり広場に出ますが、 これは、広場の北側のマッテオッティ通り・via Matteotti の東半分で、中央の白い3つのアーチは、サン・ロッコ教会。 ヴェローナのブラ広場のイメージに、ちょっと似ています。 ![]() ◆べッルーノ 7 マルティリ広場・dei Martiri の東端に 市の劇場があり、古い建物が両脇に続く ローマ通りになります。 冬は零下の日が続き、雪も多いというこの町、 古い建物の窓は、2重になっています。 ![]() ◆べッルーノ 8 ローマ通りの突き当たりにある サント・ステーファノ教会。 由緒ある美しい教会ですが、すでにご覧頂いているので、 今日はこの微笑ましい母子の姿を。 ![]() ◆べッルーノ 9 市の劇場・テアトロ・コムナーレの脇の 市門 ポルタ・ドイオーナ・porta Doiona をくぐり進むと、 メルカート広場・piazza Mercato が。 野菜、果物の屋台が並びますが、 白と緑のアスパラガスを。 春の色と香り! ![]() ◆べッルーノ 10 道なりに行くと、ドゥオーモ広場に出ますが、 ドゥオーモの鐘楼が見えた所。 真ん中に見える、クリーム色のアーチの建物が 市博物館で、今回見学を。 ![]() ◆べッルーノ 11 ドゥオーモ広場の北側を占める レットーリ宮・Rettori 現在は県庁になっていますが、 いつも、このテラスの彫り込みの美しさに見惚れます。 ![]() ◆べッルーノ 12 まだご覧頂いていなかった、広場の泉の真ん中に立つ、 べッルーノの2聖人の一人、聖ジョアタ・Gioata`。 15世紀の中頃からここに! もう一人の守護聖人は、マントを分け与えた事で有名な サン マルティーノ。 ![]() ◆べッルーノ 13 ドゥオーモ広場の南西角にドゥオーモがあり、 東側には、かってのヴェスコヴィ宮 現在の音楽堂 (写真、左側に切れている建物) そして、壁にMUSEO CIVICOの赤い垂れ幕のあるのが、 市博物館。 絵画よりも、考古学的な物、木彫作品、装飾品などが多いですが、 建物自体大きくないのが幸いして! ティントレットの大作等も、すぐ目の前に見れます! サイトは こちら。 http://museo.comune.belluno.it/index.htm ![]() ◆べッルーノ 14 これ、分かりますよね? 町中のマルティリ広場脇の歩道で見つけた 大きなアンモナイト! 他にも見つけ、驚きとちょっとした感動。 アンモナイトの石が、ヴェローナの アレーナの階段席にも使われていましたっけ。 こちらです。 http://italiashio.exblog.jp/5867890/ ![]() ◆べッルーノ 15 お昼を食べたレストランの、テラス席からの眺め。 真ん中に見える白い太いのが、ピアーヴェ河・Piaveで、 蛇行している道が、南からの国道が町に入ってくる道。 橋を渡ってすぐの、町の下に広い駐車場があります。 少し霞んで残念ですが、大変素敵な眺めで、 お昼も美味しかった! ![]() ◆べッルーノ 16 もう一度、メルカート広場まで戻り、 町の東側を南に下る道 サン ピエトロ通り・via S.Pietroを行きます。 べッルーノの町の歴史は古いものの、 15世紀にヴェネツィア共和国の下に入って後の繁栄で、 現存の建物は、殆どヴェネツィア風なのですが、 はい、ここにもサン マルコのライオン君が。 ![]() ◆べッルーノ 17 中心の通りに比べ、鄙びたのんびり感のある 通りの脇に、こんな泉が大樹の下に。 吹き抜ける風も、青葉の色。 ![]() ◆べッルーノ 18 この写真だけご覧になると、きっとどなたもが、 ヴェネツィア! と思われるでしょう?! お気付きですか? 街灯の白いガラスカバーも、壁から突き出す鉄の支えも、 ヴェネツィアと同じなのを?! ![]() ◆べッルーノ 19 何年か前に通った時に比べ、修復が進み、 かっての廃れたイメージが一掃され、 古い建物の素朴な美しさが、見事です。 ![]() ◆べッルーノ 20 細長く南に突出す町の南東の端に、市門 ポルタ・ルーゴ・porta Rugo があります。 2重の門の内側、堅固で素朴な門構え。 ![]() ◆べッルーノ 21 こちらが、外に出ての様子。 ここから下って行くと、ボルゴ・ピアーヴェ・Borgo Piave ピアーヴェ河の港であった、古い一郭に出ます。 この門は、かなり改築されている様子ですが、 内側には、14世紀末にこの町を一時支配した ヴィスコンティ家の紋章も、あるそう・・。 ![]() ◆べッルーノ 22 町は南に向かって傾斜し、河の蛇行部分に突出した 断層の上に位置しますが、それより一段下 河床の高さに、ボルゴ・ピアーヴェがあります。 真ん中に見える鐘楼の先は、 サン ニコロ教会。 ![]() ◆べッルーノ 23 ボルゴ・ピアーヴェは、ピアーヴェ村とでも 訳せましょうか。 一帯の建物は古く、小路も細く、 如何にも、下町のイメージが彷彿と。 この建物も、現在はスーパーになっているのですが、 なんとも瀟洒というか・・。 ![]() ◆べッルーノ 24 細い小路も、美しく修復され。 ピアーヴェ河の港は、12世紀頃から存在したようで、 この一帯のモミの木を切り出し、筏に組み ピアーヴェ河を下り、ヴェネツィアにまで運んだのでした。 筏・ザッテレ・zattere、ヴェネツィアの S.M.デッラ・サルーテ教会の南に、その名が残ります。 ![]() ◆べッルーノ 25 どこと言って変哲がないのですが、 なんとも懐かしい、イメージが沸きませんか? ![]() ◆べッルーノ 26 ちょろちょろと、絶え間なく水が溢れ、 ブリキのバケツには緑の苔も・・! ![]() ◆べッルーノ 27 中庭の、猫の姿が見えますか? なんと、5匹ほども居たのですが、いずれまた。 ![]() ◆べッルーノ 28 上の写真の建物ですが、 かっては、全面フレスコ画で埋められていた様子。 今、軒下部分のみ残っていますが、 稚拙で、迫力があり、・・でも私めには意味不明! ![]() ◆べッルーノ 29 川向こうに見える建物。 今は緑に埋もれていますが、 寒い土地の建物特有で、 部屋暖房の煙突が多いですね。 ![]() ◆べッルーノ 30 いつの時代にか、落ちた橋の跡。 ガイドブックを見ても、グーグルの地図にも、 べッルーノの町に渡る橋は、南には1本しか出ません! レストランから見えた新しい橋も、 この橋も、名無しの権兵衛。 サイトで、ボルゴ・ピアーヴェを探しましたが、 不動産関係のみで、 全体に、べッルーノの情報は不足気味。 ![]() ◆べッルーノ 31 修復なったボルゴ・ピアーヴェの眺めを、 これは上の写真の、落ちた橋の上から。 隙間の土地は家庭菜園で、 これも、如何にも下町らしく。 ![]() ◆べッルーノ 32 レストランのテラス席から見えた、町の下の駐車場から。 そうなのです、この見上げる高さに町があります。 で、現在はこの駐車場に車を止め、 長い長い、3度に分かれる、急傾斜のエスカレーターで、 あのドゥオーモ広場に、直接行けます。 で町中は、車も少なく、という訳。 ![]() ◆べッルーノ 33 ドゥオーモ広場脇から、ピアーヴェ河の流れを。 この冬の大雪のせいか、いつになく水量が多く、 筏でヴェネツィアまで、というのも素直に頷けます。 で、この写真を見ながら、 滔々たるミンチョ河の流れを、 美しいボルゲットの村を、見て頂きたくなりました。 こちらを、ぜひどうぞ! http://italiashio.exblog.jp/5525771 ![]() ▲
by italiashiho2
| 2009-06-08 00:06
| ・ヴェネト州
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2009年 06月 02日
今日のご案内は、ヴェネツィアの奥座敷とも称される、 文化人に愛される典雅な町、アーゾロ・Asolo です。 すでに何度もご紹介したこの町ですが、 まだご覧頂いてない場所の写真もあるのです! アーゾロの、小高い山の上にそびえる中世の要塞内部、と、 偶然出会いました結婚式の、可愛らしい美人の花嫁さん、 ごゆっくりどうぞ! アーゾロのご紹介は、1年前にも早春の緑を。 http://italiashio.exblog.jp/7819183/ 大変素敵な小さな町で何度も行き、 ブログを始めた当初にも続けてご紹介していますので、 同じ場所、同じモチーフの写真が重ならぬよう、 大いに自重し・・。 ですが、2,3枚はご勘弁くださいね! これは、町の入り口にある昨年の修復から復帰、 再度お目見えのゼンの泉・フォンタニーナ・ゼン。 泉の前にあった石の車除けが、金属に! ![]() 以前のご紹介です。 町の地図は、最初の分に。 http://italiashio.exblog.jp/5060788 http://italiashio.exblog.jp/5061000 http://italiashio.exblog.jp/5061185 中心のガリバルディ広場に続く、 ロバート・ブラウニング通り。 ![]() この写真は昨年の6月上旬に行った時の物で、 骨董市が開かれており、 このアーゾロの町では初めて見る人出で、 飾り付けも賑やかでした。 今回行きましたのは、4月25日、 イタリアは第2次大戦の解放記念日の祭日で、 大変な快晴で暑いほどでした。 手前右は、ドゥオーモの鐘楼、 真ん中の四角い塔が、お城の塔。 ![]() 中世からの狭いアーチの道が続き、 高級品を扱う店が並びます。 町の雰囲気も華やか。 ![]() 深い軒下の影の中、紋章のフレスコ画が覗き、 ひっそりと厳めしい窓も見えます。 ![]() ガリバルディ広場には、 サイクリング競技に参加の選手たちが集合。 日曜祭日にはよく見かける光景で、 少ないながら、女性の参加も! ![]() もう一つのダヌンツィオ広場には、 アルプス兵の帽子の人々が。 多分、解放記念の式典があったのでしょう。 ガリバルディ広場の南西角に、 インフォメーションがあり、 市立博物館がある筈なのですが、 いつも気になりながら、いまだ。 ![]() これは、ロッジャ横の通り道。 お隣の建物の壁に埋められた紋章の数々。 かなりの坂道でしょう? 市博物館にある筈の、 エレオノーラ・ドゥーゼのコレクションの写真。 ![]() 彼女については、何度かご紹介しましたので省略ですが、 写真6に名前が出ました、彼女との関係でも名高い ガブリエーレ・ダヌンツィオ・Gabriele d'Anunzio の家のご紹介は、 http://italiashio.exblog.jp/5946852 素晴らしい家というか、凄いというか・・・、 まぁ、ご覧下さい! この場所は、ダブリを承知で! いかにもアーゾロ、という場所も一枚は! ね。 ![]() 上の写真ともども、お城の一角から。 このお城には、 キプロス女王のカテリーナ・コルナーロ、 彼女の悲劇が刻まれます。 ![]() 山の上に見えるのは、要塞・ロッカで、 中の様子を、後ほど。 左下に見える大きな建物が、スコッティ・パジーニ邸・ villa Scotti-Pasini。アーゾロの名を高めた、 ロバート・ブラウニングが住んだ家。 このアーチの道も大好きなので。 ただし、この大きな木のベンチは、 新装開店の、土地の物産で一杯飲ませる店の物。 ![]() この道の少し先左手に、エレオノーラ・ドゥーゼの家が。 上の写真の道の突き当たり角に、見事な藤の花。 白と薄い藤色で、素晴らしかった! ![]() 道の向こう側は、ホテル・チプリアーニ。 そして次の角には、小さなサンタ・カテリーナ教会。 何年か前、中で2.3人の若い女性が 壁画の修復をしていましたが、 今すっかり修復が済み、鮮やかに。 ![]() キリストの処刑前の鞭打ち場面などですが、 この左にはユダの接吻も。 下の層の、濃いグレーと白の花柄も素敵でしょう? 高貴な印象のアーゾロの町に相応しく、 お高いジャガーが、狭い道脇に! ![]() 私めのパンダと比べ、・・むむ!! 蒸し暑い日でしたが、頑張って要塞に! 要塞・ロッカに行くには、一度町の門を出て、 リッコ山・モンテ・リッコの北側を登ります。 ![]() 昨年の6月に来ました時の、 要塞の写真とともに、ご案内を。 こちらは入り口脇の塀の上。 祭日とあってかなりの人出で、 お天気も良く、カップルが日光浴。 ![]() 上のジャガーと共に、 羨望がこもった写真で・・、ははは。 これは入り口部分で、 隅に見える櫓状の階段を、上に上ります。 ![]() 中の見学は、土曜、日曜、そして祭日に。 ちなみに、 入場料は安いものですが、祭日は無料! 上の部分のアップ。 入り口、階段部分を。 ![]() 要塞の壁の高さは、平均が15mと。 こちらが、要塞・ラ ロッカ・La Rocca全体の形。 ひしゃげた楕円形、とでも言えましょうか。 ![]() 近年パドヴァ大学が主体の、要塞の研究が済んだ所で、 それによると、建設は11,12世紀から15.16世紀。 ご覧の様に、 入り口が南東端に1か所にあるだけで、 窓も、銃眼も何もない、壁だけなのですね。 壁の厚みは、一番厚い部分で、3,5m 他は、2,5m だそう。 今に残る要塞の建設は、この11世紀が始まりとしても、 土地の戦術的位置からみても、 古くからの歴史が見られます。 数字1の部分には、7,8世紀の物とされる モザイクも残り、井戸もあります。 そして、点々の線の部分、これは右上にも見えますが、 ここは、ネクローポリ・墳墓跡。 右下端、左下端に住居跡とみられる部分、 竈・フォルノ跡 もあります。 数字 4。 多分、紀元前からの移殖もあり、 祭礼に用いられた場所でもあった様子。 こちらが残存の床のモザイク。 何箇所かに、赤い色も使われていますね。 ![]() 南側の壁の上、 ご覧の様に、ぐるっと、歩いて回れます。 ![]() 東側から、西側を。 ![]() 穴の部分に井戸があった様子で、 今写真が切れる部分に移されているモザイクは、 この上奥にあった模様。 木が見えますが、あの下辺りがネクローポリ跡。 現在のアーゾロの町の中心は、 この南西の壁辺りから、望めます。 要塞の上から見下ろす、アーゾロの町。 ![]() アーゾロの町自体が、海抜210mですが、 その山の上、要塞の高さは、316m。 左側の膨らんだ下から町の門をくぐり、 真ん中の丘を挟むようにくびれて、 ちょうどその細く見える部分に、ドゥオーモの鐘楼。 そして右に広がり、お城が見え、 広場に樹の塊が見えますね。 あの広場が、ローマ期の遺跡も残るブルニョーリ広場。 その横に口をあけている道を奥に、 町は右端の上奥に、細く繋がります。 見遥かす地平線、 ヴェネト平野。 こちらは北側。 ![]() あの奥に見える高い山の向こうは、 ドロミテ山脈に続きます。 まだ、ちらっと白いものが。 こちらも北側。 アーゾロの柔らかな丘の並びに、こんな糸杉の道。 ![]() 西の壁の上、 同じような髪をしたカップル。 ![]() 要塞から出て来ましたら、 こんなお洒落な女の子! ご両親の許しを得て、ワン君と。 ![]() お父さんの方は、私のカメラを見て、 ニコンの何?と、興味を。 ドゥオーモの前の人だかり! あ、結婚式! と、こちらも待機。 ![]() 右端のお二人は、写真班のプロで、 彼女のカメラは、ニコンD300。 上のお父さんには、垂涎ものでしょう! それにしても、 高貴なアーゾロの町の雰囲気に似つかわしい、 高級な結婚式、である事はすぐ分かりましたね。 教会の前で待っていた、参列の方々の服装が、ね、 一般庶民の結婚式参列者とは、一味違いました。 ご覧下さい! こういう方々の写真は、前からは撮りにくい・・。 ![]() こちらは少し遠かったので、望遠で失礼を。 ネクタイをちょっと直してあげてましたので、 後ろの電話中の方が、ご主人の様子。 ![]() 花嫁が、お父さんと到着。 待ち構えていた、先導の少年少女が位置に。 ![]() 少し丸顔の、お父さんに良く似た、 大変可愛い、美しい花嫁さんで、 清楚なドレスに、鈴蘭の花束。 ![]() 待ち構えていた見物人から、 「綺麗だねぇ!」と声がかかり、パチパチと拍手。 感激のお父さんが、花嫁に逆に 腕を組んでいるのでした! 列を整え、音楽を待ちます。 ![]() 昔、フィエーゾレで結婚式を見た事がありますが、 その時も、大変に美しい花嫁さんでした。 http://italiashio.exblog.jp/5314794 そして、ここでも花嫁を。 http://italiashio.exblog.jp/5642986 結婚行進曲のメロディが流れ始め、 ゆっくりと教会の中に。 ![]() 末長く、お幸せに!! 花婿さんは見れませんでしたが、まぁ、ね。 アーゾロについて、詳しいサイトを見つけました。 英語版もあります、どうぞ。 http://www.asolo.it/ITA/storia.php ◆*◆*◆ 先月末、たまたま訪問した先のブログで、 「オリーヴオイルを追いかけて」のルナさんが 亡くなられた事を知りました。 暫くブログの更新がなく、気にかかっていた時で、 大変驚きました。 ルナさんとは、ブログを通して知り合い、 昨年11月にフリウリに来られた時に 初めてお目にかかり、ご一緒させて頂きました。 その後、年末年始の2ヶ月間、 私の方がインターネットに接続できず、 大変心配して下さった事も知りましたが、 ダイアルアップになり、送ろうと思っていた写真も そのままになってしまいました。 お若く、お仕事に張り切っておられた事を思うと、 残念でなりません。 心からのご冥福をお祈りいたします。 ルナさんにご案内して頂いた、 オリーヴオイル搾油 の記事はこちらです。 http://italiashio.exblog.jp/9063014 ![]() ▲
by italiashiho2
| 2009-06-02 00:14
| ・ヴェネト州
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